「これから残りの作業をこなす」(ホンダ)
ジェンソン・バトン (C)Honda Motor Co Ltd.
August 21 2015, PRACTICE
2015 Formula 1 Shell Belgian Grand Prix (Spa-Francorchamps)
2015年8月21日(金)・1日目フリー走行
会場:スパ・フランコルシャン 全長:7.004km
本日のフリー走行はレッドフラッグやイエローフラッグによる中断が何度も発生し、ストップ&ゴーのセッションとなったため、今回のレース用に導入したシャシーおよびパワーユニットの改良点を十分に判断することができませんでした。
我々は明日の予選に向けてパッケージに磨きをかける予定です。
コメント
ジェンソン・バトン
MP4-30-04
FP1 1分54.225秒(トップとの差 +3.143秒)14周 18番手
FP2 1分51.854秒(トップとの差 +2.469秒)16周 17番手
「今週末は新しいエンジンを走らせていますが、改善していることは明らかです。ただ、すべてのデータを確認するという時間のかかる作業をしない限り、実際にどれだけ改善しているのかを理解することはできません。
また、ここのサーキットでは、適切なダウンフォースレベルをつかむのにいつも苦労します。現時点では、ダウンフォースが大きすぎるようなので、明日の予選に向けて適切なレベルに設定する必要があります。
今日は一日を通してマシンの状態も少しずつ改善され、午後はずいぶん良い感触を得ました。燃料を多く積んでいる際には、まだバランスが少し悪いのですが、燃料が少ないときのマシンの感触はかなり良かったです。
もちろん、ここスパでの我々の競争力は十分ではありませんが、マシンに対する感触はまずまずです」
フェルナンド・アロンソ
MP4-30-01
FP1 1分53.502秒(トップとの差 +2.420秒) 15周 16番手
FP2 1分52.570秒(トップとの差 +3.185秒) 14周 18番手
「2つ(新旧)のエンジンスペックを直接比較するのは困難です。直接的な比較をするには両エンジンを同じ日に走らせて比較する必要がありますが、それは不可能です。また、(ここスパおよびモンツァの)サーキットの特徴が我々のマシンが好む内容とは正反対なために、比較がさらに難しくなります。ただ、ダイノ(性能確認装置)やデータを見る限り、パワーアップしているようなので、引き続きマシンをできる限り改善するつもりです。
今回のレースで最後尾からのスタートになることは、今週末を迎える前から分かっていましたが、もし日曜日の決勝で天候が変わり、クレージーなレースになれば、おもしろい展開になるでしょう。
レースで何が起ころうと、マシンへの理解をできる限り深めるようにします」
ホンダモータースポーツリリース
エリック・ブーリエ | McLaren-Honda Racing Director
「今日はチーム全体にとって難しい一日でした。確認作業やデータ記録を数多く予定していましたが、レッドフラッグによる複数のセッション中断があったため、すべてのプログラムをこなすのがより困難な状況でした。
もちろん、まだやるべきことはたくさん残っており、我々のエンジニアは今夜、データの確認作業に追われることになりますが、明日のフリー走行と予選に向けて、シャシーのバランスおよびパワーユニットの設定の両方を最適化します」
新井康久 | 株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者
「予定通りにパワーユニットのアップデートをここベルギーに持ち込みましたが、シャシー、エアロの大幅な変更や赤旗中断もあり、セットアップに時間が掛かったためマシン全体としての性能を確認するのに至らない一日となり残念です。本日得たデータを整理して、明日のFP3では有効なマシンセットの確認を行い、予選に臨みたいと思います」
※フリー走行結果は省略させて頂きました。
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