多発エンジン交換ペナルティに不満の声
Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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レッドブル・レーシング(ルノー)やマクラーレン(ホンダ)勢に相次ぐエンジン交換ペナルティに不満の声が高まっている。
これは昨シーズンから導入された新たなレギュレーションによるものだが、順調なメルセデスやフェラーリに比べ、上記両陣営が受けるペナルティは著しく、スポーツとしてのF1の魅力を損なっているというものだ。
実際、20台で争われる今年のF1で予選グリッド25番降格のペナルティというのは観客にとっても面白かろう筈もない。
これについてFIA(国際自動車連盟)のレーススチュワード(競技審査委員)を務める元F1ドライバー、マーティン・ブランドル氏(56歳:イギリス)も次のように語っている。
「年間の使用エンジン台数に制限を設けたのは長く叫ばれるF1のコスト削減を狙ったものだろうが、いまや悪効果でしかない。
外から見えもしないパーツの交換で、贔屓のドライバーが最後尾グリッドになったりレース中にドライブスルー・ペナルティーを受けたりするのでは、応援のし甲斐もないというものだ。
私は早急にこのペナルティを見直すべきだと思っている」
F1は今再びコスト削減とスポーツとしての魅力との板挟みに立たされているようだ。
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