ピレリ、「安全と企業イメージは譲れない」
Image (C)Pirelli Motorsport
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現在F1にタイヤを独占供給するイタリアのピレリタイヤだが、そのパフォーマンスについてはF1の魅力を損なっているとの指摘が絶えない。
こうしたことからF1ストラテジーグループでは、現行の4種類のタイヤ(使用は2種類)の他に、さらに柔らかいコンパウンドによるスルトラスーパーソフトを追加して、これをモナコやシンガポールなどの市街地特設コースで使おうとの提案がなされている。
しかしこうした動きに対しピレリタイヤのポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは次のように牽制した。
「タイヤ選択の幅を拡げるのは一見優れた考えに見えるが、そうなると必ず突出した作戦で他チームを出し抜こうとするところが現れる。
現在ならわれわれがそのコースに適したタイヤを2種類用意しているが、われわれの想定外のタイヤで走られるのは安全面からいっても適切なことではない。
誤ったパフォーマンスが演じられ、それがわれわれピレリのブランドイメージを損なうのであれば決して同意できないことだ」
ピレリは安全のためかねてシーズン中のタイヤテストを要望しているがコスト削減の面から進展していない。
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