J.ニール(マクラーレン)、「複数チーム供給どころじゃない」
Jonathan Neale (C)McLaren Group
拡大します
F1で現在単独チームへのエンジン供給をしているのはマクラーレンに対するホンダだけだが、一部に広まる2016年シーズン2チーム目への供給についてマクラーレン・チームのジョナサン・ニール/マネージング・ディレクターは否定的な見解を示した。
「確かに一般的には複数のチームへエンジン供給したほうが得られるデータは増大し開発のスピードが高まることだろう。
しかしいまのわれわれはそんな状況にはない。
2チームに供給してもこれまでの問題点が倍になるだけで問題解決には繋がらない。
いまホンダがすべきことは、問題を複製することではなく、いま起きている問題を根気よく解決していくことだ」と、複数供給の噂を牽制した。
同氏はメルセデスがF1エンジンの開発に4年半掛けてきたのに対し、ホンダはまだスタートして2年あまり、と一応の擁護はみせている。
しかし一向に上向かない現状に、マクラーレン・チーム内で不満がくすぶっているのは間違いないことだ。
| 固定リンク