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2015/06/21

ドライとウェットが混在するコンディション下で、ハミルトンがポール獲得 (ピレリ)

ルイス・ハミルトン (C)Pirelli Motorsport
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2015 オーストリアグランプリ 予選
・決勝でも雨が降る可能性あり
・決勝では、理論上の最速は2ストッパーでも、1ストップが主流に

2015年6月20日、シュピールベルク
メルセデスのルイス・ハミルトンが、ドライとウェットが入り混じった天候の下で行われたエキサイティングな予選を制し、オーストリアグランプリのポールポジションを獲得しました。ハミルトンは、P Zeroレッド・スーパーソフトタイヤでポールタイムを記録しました。P Zeroレッドは、ともに今週末用として選択されているP Zeroイエロー・ソフトタイヤよりもラップあたり約0.7秒速い性能を示しています。ハミルトンのポールタイムは、ウィリアムズのフェリペ・マッサによる昨年のポールタイムよりも速いものでした。

予選は、路面温度がわずか21℃ほどの冷涼なコンディション下、トラック上にダンプが残った状態で開始されました。したがって、Q1の序盤、ドライバーたちはCinturatoグリーン・インターミディエイトで走行し、路面が乾いた後、スーパーソフトタイヤを使用することが可能になりました。

もしドライコンディションが続いた場合、決勝では1ストップが主流になると見込まれます。2ストップ戦略は、理論上は最速ですが、周回が短いレッドブル・リンクではトラフィックのリスクが高くなりすぎます。

チャレンジングな予選のセッションは、数名のドライバーへのグリッド降格ペナリティーが明らかとなっていたことによって、さらに複雑性を増しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

午前中に行われた1時間の最終フリー走行(FP3)は、激しい雨に見舞われました。雨が降る前、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがソフトタイヤで最速タイムを記録し、昨日のFP2で記録した自身最速タイムを更新しました。豪雨の中、大半のドライバーがガレージで待機していましたが、メルセデスのニコ・ロズベルグを含む数名のドライバーは、予選と決勝がウェットになる場合を想定して、Cinturatoブルー・フルウェットを使用した数ラップの走行を行いました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「今朝、空を見た時から予測不可能な1日を覚悟していましたが、やはりその通りになりました。ドライバーたちは、トラック上のグリップレベルを見事に判断して、厳しいコンディション下でコンパウンド性能を最大限に活用していました。そして、各セッションの終盤に最速タイムが出されました。明日も天候が不安定になりそうですし、多くのドライバーがグリッド降格ペナルティーを受けていることから、予測不可能な決勝となりそうです。ドライになれば、スピードのあるマシンは2ストップを狙うかもしれませんが、1ストップ戦略が主流になるでしょう」

ピレリの戦略予測:
71周で争われる決勝での理論上の最速戦略は2ストッパーです。

2ストップ戦略:
スーパーソフトでスタート、31周でスーパーソフトへ、60周でソフトへ交換。
しかし、トラフィックを考慮すると、1ストップが主流となる見込みです。

1ストップ戦略:
スーパーソフトでスタート、25周でソフトへ交換。

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