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2015/06/08

「グランプリ週末を迎えるたびに大事なことを学んでいるので、これから徐々に改善」(ホンダ)

F1150608002h(C)Honda Motor Co Ltd.

June 7 2015
Formula 1 Grand Prix Du Canada 2015 (Montreal)

2015年6月7日(日)・決勝  
会場:ジル・ビルヌーブ・サーキット  全長:4.361km

本日、モントリオールで開催されたカナダグランプリでは、フェルナンド・アロンソおよびジェンソン・バトンの両ドライバーがリタイアし、McLaren-Hondaチームにとっては厳しい結果となってしまいました。両マシンにそれぞれ別の排気系トラブルが発生したため、ガレージに戻らざるを得ませんでした。

フェルナンドはオプションタイヤを履いてレースを迎え、13番グリッドから好スタート。最初のラップで力強い走りをして11番手に上がりました。その後、トロ・ロッソのマックス・フェルスタッペン選手やフェラーリのセバスチャン・ベッテル選手と果敢なバトルを展開しましたが、タイヤと燃料をセーブしながらの走行となったため、オープニングスティントでは再び順位を落とすことになりました。フェルナンドはオプションタイヤを装着しているマシンの中では最後にピットインし、31周目でプライムタイヤに履き替えました。ピットストップ後はペースを上げて巻き返しを図ったものの、46周目でリタイアを余儀なくされました。

一方、ジェンソンは昨日の予選でタイム計測をすることができなかったため、20番グリッドからスタートしました。また、MGU-Hとターボを交換したことによるペナルティーも抱えてレースに臨むことになり、そのためドライブスルーペナルティーを実施しなければなりませんでした。最初の45周はプライムタイヤを履いて走行し、全ドライバーの中で最後にピットストップを行いました。オプションタイヤに履き替えた後は、何周にもわたって自身のベストラップタイムをたたき出す走りを見せていましたが、先にリタイアしていたフェルナンドと原因は異なるものの、同じ排気関連のトラブルによって、58周目でリタイアしました。

ホンダモータースポーツリリース

コメント
ジェンソン・バトン
MP4-30-01
スタート 20番手
レース結果 DNF(排気系トラブルのためリタイア)
ファステストラップ 1分18.856秒、49周目(トップとの差 +1.869秒、13番手)
ピットストップ 1回目: 44周目(ピットストップ時間 4.72秒)[プライム→オプション]
※1周目にドライブスルーペナルティーを実施

「今日は我々にとって非常に難しい一日となりました。特に私は最後尾からスタートし、おまけに最初の3周でドライブスルーペナルティーを消化しなければならなかったので、さらに厳しいレースとなりました。その後は、レースペースから完全に外れてしまい、上位陣が私のマシンを周回遅れにし、ピットストップ後もまた周回遅れにされました。
今日、我々が直面した大きな問題の一つは燃料セーブでした。タイヤの温度が少し下がってしまうという問題もありましたが、それについてはプライムタイヤでのペースが比較的良かったことの表れです。

我々の今日のレース結果を見て、McLaren-Hondaチームが今シーズン苦戦していると言うのは簡単でしょうが、それは事実ではありません。実際、我々は第1戦以降、非常に大規模な改善を行ってきました。難しいと感じる日もありますし、今日はまさにそういう一日でしたが、新しいプロジェクトを開始し、ゼロからスタートする際にはそういうものなのです。パワーユニットの開発だけでなく、マシンの基盤となる設計哲学でさえも他チームからはまだかなり後れを取っていることは事実ですが、このような新しいプロジェクトではシーズン開始時に色々試してみない限り、上位陣のマシンと対等に戦えるようになることはないのです。

もちろん今日は残念な結果でしたが、今のところ、今シーズンはレース毎に改善しつつあり、今日がその例外となってしまっただけです。サーキットのレイアウト上、カナダグランプリが我々にとって厳しいレースになることは分かっていましたので、次のオーストリアグランプリではさらなるアップデートを実施し、軌道修正したいと思います」

フェルナンド・アロンソ
MP4-30-03
スタート 13番手
レース結果 DNF(排気系トラブルのためリタイア)
ファステストラップ 1分19.580秒、41周目(トップとの差 +2.593秒、18番手)
ピットストップ 1回目: 31周目(ピットストップ時間 2.76秒)[オプション→プライム]

「今日で3戦連続のリタイアとなってしまったことは少し残念に思っています。馬力を失ったためにピットインし、そこで終了となりました。少しずつでも物事を立て直していく必要があるのは明らかです。今の状況がどうなっているかは、みんなが分かっていますが、その状況をさらに変えていくためには、今まで以上に精力的に取り組む必要があります。今後のレースに向けて実施される開発はすべて納得できる内容なので、ポジティブな兆候も見えています。今は我慢の時であり、今後も引き続き全力を尽くす必要があります。

土曜日に発生したトラブルに続いて今日は2台ともリタイアする結果となり、ジェンソンと私にとっては厳しい週末となりましたが、この失敗から何か学ぶことができればと思っています。まだ競争力がないうちに、こういった問題がすべて表面化するのは良いことです。もし、我々がいつか表彰台に上れるポジションで走行していたり、勝利をかけて争っていたりするときにリタイアすることになれば、今、リタイアしたときよりも痛みがさらに増してしまいます。ですから、先ほど言ったように、今はまだグランプリの週末ごとにいろいろ学んでいるところなので、徐々に正しい方向に持っていけるようにします」

エリック・ブーリエ|McLaren-Honda Racing Director
「一言で言えば、今日のレースは残念でした。フェルナンドは良いスタートを切り、1周目の最後には13番手から11番手に順位を上げましたが、それ以降はライバル陣のマシンが次々に追い越していくのを阻止することができませんでした。これはストレートでのスピード不足に加えて、燃費に関する懸念があったためにレースの大半でスピードを抑えて走行しなければならなかったことが原因です。20周目には順位を16番手まで落とし、現在、原因調査中の排気系トラブルによって46周目でレースを終えました。

一方、ジェンソンは昨日の予選に参加できなかったために今日のレースを最後尾からスタートし、レース前にMGU-Hおよびターボの交換をする必要があったことからレース開始直後にドライブスルーペナルティーを消化しました。 58周目に差しかかる頃にはポジションを18番手に上げましたが、ジェンソンのマシンにもまた別の排気系トラブルが生じたためにリタイアとなってしまいました。

当然のことながら、こういったトラブルが発生したことは非常に残念です。ただ、昨日も申し上げた通り、改善するために何をしなければならないのかは分かっていますし、今、その作業を進めているところです。時間はかかるかもしれませんが、必ず達成してみせます。

この場を借りて、フェルナンドとジェンソンに感謝と称賛の意を表したいと思います。この非常に厳しい環境下で両ドライバーとも引き続きすばらしい走りを披露してくれており、我々のチームが信頼性のある競争力をつけ、いつか成功を収めるために2人とも舞台裏で非常に精力的に取り組んでくれています。 また、McLarenおよびHonda両者のスタッフ一同も、同じ目標に向かって休むことなく働いてくれています。

最後に、この厳しい状況でも忠実にサポートして下さるファンの方々に敬意を表します。ファンの皆さんの姿はすばらしいものがありますし、それによって勇気づけられる想いです。ファンの方々がMcLaren-Hondaを信じて下さっていることは本当に励みになりますし、心から感謝しています」

新井康久|株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者
「非常に厳しいグランプリ週末となりました。フリープラクティスや予選のトラブルを、チームメンバーの努力で解決し、マシンを決勝レースに送り出しましたが、排気系のトラブルでリタイアとなってしまいました。

フェルナンドのマシンは排気温度の異常、ジェンソンのマシンはおそらく排気系のトラブルと思われますが、 詳細はファクトリーに戻ってから原因を洗い出したいと思います。

次戦のオーストリアも高速サーキットですので、原因を解明し、万全を尽くした対策を施して臨みたいと思います」

※レース結果ならびにポイントランキングは省略させて頂きました。

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