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2015/06/07

P Zeroレッド・スーパーソフト、 予選前のわずかな走行機会にも関わらず、温暖なコンディション下で性能を発揮 (ピレリ)

ルイス・ハミルトン (C)Pirelli Motorsport
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2015 カナダグランプリ 予選
・決勝では多様な戦略が可能: 両コンパウンド間の性能差は、ラップあたり1秒未満
・メルセデスの両ドライバーとウィリアムズのバルテッリ・ボッタスは スーパーソフトタイヤを1セット温存

2015年6月6日、モントリオール
メルセデスのルイス・ハミルトンが、P Zeroレッド・スーパーソフトタイヤで、自身のレースナンバーと同じ数字となるキャリア通算44回目のポールポジションを獲得しました。チームメイトのニコ・ロズベルグが2番手に付け、メルセデスのフロントロー独占となりました。

昨日のFP2は雨によって中断され、本日午前中のFP3が赤旗中断の影響を受けたことにより、各チームは、スーパーソフトの性能を試す機会が十分ではないまま、多くの未知要素を抱えて予選に臨みました。Q1では、ロータスのロマン・グロージャンがスーパーソフトを使用して最速タイムを記録しました。

雨は降らなかったものの、温暖な気温は継続し、今日の路面温度は35℃前後でした。昨日と今日の午前中の路面状態が異なったため、タイヤデグラデーションの見極めが困難な状況でした。明日の決勝時の気温がさらに上昇すると予想されており、今日のデグラデーションパターンを決勝の戦略に活かすことができそうです。

メルセデスの両ドライバー、フェラーリのキミ・ライコネン、ウィリアムズのバルテッリ・ボッタスは、ソフトタイヤのみでQ1を通過しました。Q2以降、全ドライバーがスーパーソフトのみを使用しました。

マシンおよびタイヤ開発の進展により、昨年のポールポジションタイムは、Q2の序盤にハミルトンとロズベルグによって破られました。Q3は、またしてもメルセデスの両ドライバーによる戦いとなり、ハミルトンが最速タイムを記録しました。昨日の雨が路面上のラバーを洗い流してしまったため、今日のセッション開始時点は滑りやすい状態で、各セッションの終盤にセッション最速タイムが記録されました。

2回の赤旗中断があった午前中のFP3では、ロズベルグがスーパーソフトで、1分15秒660のセッション最速タイムを記録しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「ドライウェザーでも、カナダの予選はいつもながら予測不可能です。各チームは、スーパーソフトの走行機会が十分でないまま予選に臨んだため、明らかに準備万端とは言えない状態でした。両コンパウンド間の性能差は、大半のレースで見られるものよりも小さく、ラップあたり約0.8秒ですから、ピットストップによるロスタイムが短いカナダでの戦略の幅をさらに広げるでしょう。摩耗とデグラデーションは小さいので、1ストップが可能ですが、2ストップ戦略もあり得ると思います」

ピレリの戦略予測:

タイヤの組み合わせと路面状態によって多様な戦略が可能となり、2ストップが可能な中でも、1ストップが主流になると予想されます。

70周で争われる決勝での2ストップ戦略:
スーパーソフトでスタート、15周でスーパーソフトへ、40周でソフトへ交換。

ソフトを第2スティントで使用するなど、数多くのパターンが可能です。

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