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2015年6月

2015/06/30

フェラーリ、ベッテルはライコネン残留希望

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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今季ここまでの8戦で、共に元チャンピオンであるにもかかわらずベッテルのほうが優勝1回を含む5回の表彰台獲得を果たしているのに対し、チームメイトであるライコネンのほうはわずか1回、明らかにフェラーリ・チームのドライバーとしては窮地に立たされている。

こうしたことからパドックでは早くもチームが来季のドライバーとしてウィリアムズのボタスに白羽の矢を立てているとの噂が広がっているが、これについて一方の当事者であるベッテルはライコネンの残留を希望しているようだ。

これはイタリアのテレビ局『スカイ・イタリア』に語ったもの。
その中でこの元4回の世界チャンピオンは、「確かにライコネンは今シーズンいくつかのミスや不運が重なって思うような成績が挙げられないでいる。
でも彼が高いポテンシャルを持っているのは間違いない事実だし、仕事を着実にこなしているよ。
だからここまでの結果だけで評価するのは早計。
僕は来年も彼と一緒に仕事ができるのを期待しているけどね」と、8歳年上の先輩にエールを送っている。

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F・インディア、イギリスGPにBスペック投入へ

Force India 『VJM08』 (C)Sahara Force India F1
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純粋2015年マシンの用意が間に合わず、とりあえず2014年マシンの改良版で今シーズンの戦いに臨んでいたとされるフォース・インディア・チームだが、今週行われるイギリスGPにようやくバージョンアップされたいわゆる『Bスペックマシン』が投入される見込みだ。

昨年の同時期には87ポイントを獲得していた同チームも今季はわずか31ポイント。
これまで予定より数回に渡って投入が遅れたため関係者の嘆きを誘っていたが、これにより現在コンストラクターズ・ランキング5位というポジションのアップが期待されている。

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カルロス・ゴーン/CEO、「ルノーのF1撤退も選択肢」

Carlos Ghosn (C)Redbull Racing
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ルノー社のカルロス・ゴーン/CEOが、ルノーがF1に参戦し続けるかどうかは未定で、撤退も選択肢の一つであることを明らかにした。

これは今週フォーミュラEシリーズの最終戦が行われたロンドンでメディアに語ったもの。
その中でゴーン氏はもフォーミュラEへのルノーの関わりには100%満足しているものの、F1についてはその費用対効果が認められなければ継続しないという選択もあることを認めた。
「やるかどうかはそこにやる価値があるかどうかということ」と、ゴーン氏。

現在レッドブル・レーシングとトロ・ロッソにパワーユニットを供給するルノーの契約は2016年末まで。
レッドブル側の事情もあるが、シビアな経営者であるゴーン氏のこと現在のような不振が続けば逆にルノーにとってマイナスイメージということもありそこで撤退という可能性は十分に考えられるそうだ。

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2015/06/29

エクレストン氏、ホーナー代表残留を歓迎

C.Horner & B.Ecclestone (C)RedBull Racing
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チームの成績不振に伴い、更迭の噂もあったレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は無事さらなる契約更新が伝えられたが、同氏にFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏がエールを送っている。

「これまで私が知っているチーム代表の中で、間違いなくホーナーはトップクラスの人間だよ。
一からスタートしたプライベートチームを、短期間にこれだけの成功に導いた人間が他にいるかい。
マテシス(ディートリッヒ・マテシス/レッドブル・グループ・オーナー)だってそれは十分に分かっている筈だから、彼がクビになるなんて考えもしなかったさ。
現在のレッドブルの不振は彼だけの責任ではないし、短期間のうちにまた彼はチームを立て直すことだろう」

エクレストン氏はワークスチームが優位を保つF1の現状には満足していないようだ。

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ネルソン・ピケJr.、初代フォーミュラE王者に

Formula E (C)Formula E
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27日(日)イギリスのロンドン市街地特設コースで最終戦が行われたFIA(国際自動車連盟)肝煎りの『フォーミュラE』初代チャンピオンに、元ルノーのF1ドライバー、ネルソン・アンジェロ・ピケ(29歳:ブラジル)が輝いた。

シリーズ2位はやはりトロ・ロッソ等のF1ドライバーだったセバスチャン・ブエミ(26歳:スイス)、わずか1ポイントの差に涙を飲む結果となった。
なおシリーズ3位にも元ヴァージン・レーシングのルーカス・ディ・グラッシ(30歳:ブラジル)、4位も同じくジェローム・ダンブロジオ(29歳:ベルギー)ら元F1ドライバーが名を連ねている。

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レッドブル、ホーナー代表との契約更新

Christian Horner (C)RedBull Racing
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昨年に続く不振から、一部にF1撤退も噂されたレッドブル・レーシングだが、このほどクリスチャン・ホーナー代表との契約が更新されたことがわかり、同チームが主張するF1参戦継続の意思を裏付けたものと受け止められている。

これはイングランドのウェスト・サセックスで行われた伝統の『グッドウッド・スピード・フェスティバル』の会場でホーナー代表自身が国内メディアの取材に語ったもの。
「私が辞任するなんていう噂は無責任なソーシャル・メディアからインターネットで広まったもの。
事実ではないので心配する必要もないし、ましてや眠れなかったなんてこともなかったよ。
私には困難なな仕事が山ほどあるので、そんな余計なことにエネルギーを割かないようにしているんだ。
だいたい噂がみんな事実なら私はとっくにチームから去っていて、バーニー・エクレストンの後を継がなくてはならないし、その次は自分でF1をドライブしなければならなくなるんだろう」と、一笑した。

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2015/06/28

ライマー、シーズン後半のデビューに自信

Fabio Leimer (C)GP2 Media Service
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先にマノー・マルシアF1チーム(旧マルシア)から2015年シーズンの公式リザーブドライバーに指名されたスイスのファビオ・ライマー(26歳)だが、本人はすでに明らかにされたフリー走行への出走だけでなく、レースドライバーとしてのデビューに自信をみせている。

これについて、「フリー走行だけでなく、本レースへの出場を考えているよ。
その可能性があるからこそ、このチームと契約したんだからね」と、2013年のGP2チャンピオン。

同チームは現在ウィル・スティーブンス&ロベルト・メルヒを擁しているが、メルヒについては年間ではなく1戦毎の契約と伝えられており、実現するとした場合こちらの後任になる可能性が高い。

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悩めるボタス、ウィリアムズ残留も

Valterri Bottas (C)Williams F1
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フェラーリ・チームがウィリアムズのバルテリ・ボタス(25歳:フィンランド)に対し2016年契約のオファーを出したことが注目されているが、ボタス本人は苦悩が続いているようだ。

F1ドライバーなら誰もが夢見る跳ね馬のシートだが、現時点の戦闘力でみればウィリアムズは互角かむしろこちらのほうが伸びしろがあるとみられている。
またフェラーリに移籍した場合のチームメイトはセバスチャン・ベッテルという強力なものになり、ナンバー2扱いになるのも明らかだからだ。

ただボタス本人は「チームメイトが例えベッテルであっても差し支えない」と、ドライバー・ラインナップに問題はないと強調。
跳ね馬チームからの誘いに逡巡するというのはドライバーにとって贅沢なことではあるが、それだけ悩みは深い。
またボタス本人の希望とは別に、ウィリアムズ・チームの側が2016年オブション権を持っていることからこちらの判断もあって問題を複雑にしているようだ。

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メルセデスとフェラーリ、燃料トリック疑惑解消

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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メルセデスとフェラーリの両チームに対し、これまでささやかれていた燃料に関連するトリック疑惑について、FIA(国際自動車連盟)は調査結果を発表、いずれもシロとの裁定を下した。

これは両チームが、膨張して別回路になった余分な燃料を蓄え、追加のブーストとして使っているのではないか、と疑惑が持たれていたもの。
またさらにオイルについても何らかの化学薬品を使用し、エンジンのパワーを増大させているのに使われているとの疑惑も伝えられていた。

今回FIAは燃料のサンプルの年度検査や回路を赤外線で調査するなどしたが、いずれについてもパワーアップのための特別なシステム等は確認できなかったという。

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2015/06/27

レッドブル、「ルノーとホンダには救済必要」

Christian Horner (C)RedBull Racing
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かつてのチャンピオンチームであるレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表が、F1の現状について言及、「ルノーとホンダには救済必要」と訴えた。

「F1がスポーツとして成功するには正しいバトルが必要だ。
ところが現状はそうではない。
F1にはいま4つのエンジン・マニュファクチャラーがあるが、メルセデス&フェラーリと
比べ、ルノー&ホンダとの差がありすぎるんだ。
ドライバーやチームの力ではどうしようもない次元の問題で勝負がもう決まってしまっている。
戦闘力を欠いた上に信頼性の点でも劣っているからさらにペナルティが科せられる。
こんなのは悪循環でしかない。
グリッドが10番降格するなんてわかっていて、予選が盛り上がる訳がないだろう。
ルノーだって懸命に努力している。
決して彼らの開発の努力が足りない訳じゃないんだ」

ホーナー代表は4つのエンジンの戦力均衡がスポーツとしてのF1に不可欠であると主張している。

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ロータス、パーマーの昇格は2017年以降

Jolyon Palmer (C)Lotus F1 Team
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今シーズン、多くのグランプリでフリー走行1回目セッションへの出走が重ねられているロータス・チームのテスト&リザーブドライバーであるジョリオン・パーマー(24歳:イギリス)だが、チームは2016年の正レースドライバー昇格はないとしている。

これは同チームのフェデリコ・ガスタルディ/副代表が語ったもの。
「ジョリオンにはF1で十分通用する才能があると確信しているが、まださまざまな経験を積むことが必要だ。
その意味でいまフリー走行で各グランプリのコースを走ることは彼にとってかけがえのない財産になることだろう。
ただわれわれのチームはグロージャン&マルドナド共に2016年末まで契約を結んでいる。
したがってジョリオンがデビューを果たすのは2017年以降のことになるだろう」

ジョリオンは、かつて「フライング・ドクター」として名を馳せた元F1ドライバーであるジョナサン・パーマー氏(58歳:イギリス)の子息。
2014年はDANSチームからGP3シリーズに参戦、みごとルイス・ハミルトン以来となるチャンピオンに輝いたイギリス期待の星だ。

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エクレストン氏、ウィリアムズの復活に期待

B.Ecclestone & F.Williams (C)Williams F1
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2013年シーズンはわずか5ポイントでランキング9位と稀に見る大不振を囲ったウィリアムズ・チームだが、しかしメルセデス・エンジンへのスイッチと共に昨季は3位へと躍進。
今季もここ2戦連続して3位表彰台を獲得するなど名門プライベートチームが復活の様相をみせている。

これについて長くF1をコントロールしてきたボスのバーニー・エクレストン氏は、次のように英『スカイスポーツ』の取材に期待を語った。

「ウィリアムズが復活の兆しをみせているのは明らかなことだ。
この世界、どうしても(自動車メーカー系の)ワークスチームが強いのは当たり前のこと。
しかしそこでウィリアムズのようなプライベートチームが活躍するというのは素晴らしいことなんだ。
ならば、今年ウィリアムズがチャンピオンになれるかって?
残念ながらそういう可能性はまったくない……
なんて私は言わないよ。
もしそんなことが実現できたとしたら、フランク・ウィリアムズは世界一幸せな男になることだろう。
そして同時にこの私も、ね」

二人は共にF1に人生を賭けた盟友でもある。

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2015/06/26

メルセデスのニコ・ロズベルグ、 スーパーソフトタイヤを使用してテストでの最速タイムを記録 (ピレリ)

ニコ・ロズベルグ (C)Pirelli Motorsport
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シュピールベルク インシーズンテスト
・今シーズン最後のインシーズンテスト
・初日は豪雨による赤旗中断もあった中、2日目はドライコンディションに フェラーリ、・メルセデス、トロ・ロッソが、 2016年のタイヤレンジを視野に入れたプロトタイプのテストに協力

2015年6月24日、シュピールベルク
オーストリアグランプリ後にシュピールベルクで行われた今シーズン最後のインシーズンテストで、ピレリは、2016年型Formula Oneタイヤレンジに組み入れられる可能性がある新素材をテストすることができました。マノー以外の全チームがテストに参加し、Formula Oneデビューとなるフェラーリのアントニオ・フォコやトロ・ロッソのマルコ・ウィットマンを含む多くのテストドライバーおよびリザーブドライバーがステアリングを握りました。

テスト初日の火曜日は豪雨に見舞われ、午前中のテストが赤旗による中断となりました。午前中は、わずか数名のドライバーがフルウェットタイヤで試験的なレコノサンスラップを走行したのみでした。午後は、インターミディエイトタイヤでの走行に始まり、その後、スーパーソフト、ソフト、ミディアムが使用されました。中断された時間を埋め合わせるために、テストは午後8時まで継続されました。

(C)Pirelli Motorsport
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完全なドライコンディションとなったテスト2日目、各チームは、スーパーソフト、ソフト、ミディアムを使用してテストを行うことができました。フェラーリ、メルセデス、トロ・ロッソの協力を得て、ピレリは、2016年型タイヤレンジに組み入れられる可能性がある新素材をテストすることができました。マーキングが施されていないプロトタイプタイヤは、現行のタイヤと似た性質を持っていますが、現行とは微妙に異なる素材が使用されています。

テスト2日目は、気温13℃、路面温度18℃の曇り空の下で開始されました。午後には、気温は21℃、路面温度は32℃まで上昇し、スーパーソフトにとって適したコンディションとなりました。テストを通じた最速タイムは、メルセデスのニコ・ロズベルグがP Zeroレッド・スーパーソフトタイヤでテスト2日目に記録した1分09秒113でした。

各チームには、2015年を通じて110セットのタイヤがテスト用に割り当てられています。(昨年の135セットから減少しています。)各チームは、各テストで使用したいコンパウンドを事前にピレリに申請することによって、テスト用タイヤセットを自由に使用することが可能です。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:「オーストリアでのテストは、開始直後の雨によって、ややフラストレーションを感じる幕開けとなりましたが、火曜日の午後と時折晴れ間が出た水曜日は手応えを感じる作業を行うことができました。公式なタイヤ専用のインシーズンテストが設定されていない中、2016年シーズンに向けた新素材のテストに協力してくれたフェラーリ、メルセデス、トロ・ロッソに感謝しています。我々が今回収集したデータは、次世代のタイヤ開発を継続する上で非常に有益なものです」

ピレリジャパン・プレスリリース

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C.ホーナー代表(レッドブル)、「F1撤退の選択肢ない」

Christian Horner (C)RedBull Racing
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ルノー・スポール製のパワーユニットの戦闘力が不足しているとして、F1の元凶に不満を隠していないレッドブル・レーシングだが、一部メディアで噂になったようなF1撤退はないと釈明している。

これは同チームのクリスチャン・ホーナー代表が示したもので、「われわれのボスであるマテシス氏(ディートリッヒ・マテシス:レッドブル・グループ/オーナー)が今のF1について酷評したのは事実だ。
しかし彼はこのスポーツを放棄しようとするのではなく、みんなで知恵を出し合ってより良いF1を構築しようというのがポリシーだ。
いまF1は人気が衰退しているとされるが、われわれは全員でこの苦境を脱し、かつてのような魅力を取り戻したいと願っているんだ。
そこには撤退という選択肢はない」と、参戦継続を強調した。

一度撤退を表明するとこの世界で急速にその存在感を失ってしまうのは、これまで歴史が繰り返してきたことである。

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ロータスら、エンジンコスト削減をFIA会長に直訴

Jean Todt (C)Redbull Racing
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現在のF1でエンジン供給を受ける側にあるロータス、フォース・インディア、そしてザウバーらが現在の状況ではチーム消滅の危機に迫られると、FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長に窮状を訴えたことがわかった。
トッド会長はこれに応じ、「コスト削減がF1中小チーム存続のため不可欠」との見解を示している。

FIAの本部があるパリで取材に応じた同会長は、「エンジン供給を受けるカスタマーチームのコストについて最大値を設けなかったのはFIAにも落ち度があったと考えている。
現在のパワーユニットはあまりに高価で、これがF1の正常な戦いを歪めかねないものになっているのが事実だ。
実際の対策には困難が待ち受けるが、私はFIA会長としてこれに真摯に取り組みたい」と、語っている。

しかし現状の戦いのやりかたについてすべてのチームがコンコルド協定により同意しているのが事実で、改革に障害が待ち受けるのは間違いないだろう。

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ピレリ、来季仕様のタイヤをテスト

Test Image (C)Mercedes Motorsports
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ピレリタイヤは、今回行われたレッドブルリンク合同テストで、2016年シーズン向けタイヤの第一次プロトタイプを試したことを明らかにした。

今シーズン、タイヤ開発のためのテストが設けられていないため、ピレリはこうした合同テストの際にチーム輪番でタイヤテストをすることが許されている。
今回の担当は3チームで、メルセデスAMG、フェラーリ、そしてトロ・ロッソがそれぞれ指名された。

ただテスト結果が特定チームに有利になることがないよう、ピレリはタイヤの詳細や得られたデータ等をチームの側に開示することはしていないということだ。

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2015/06/25

ボタス(ウィリアムズ)、フェラーリの候補に

Valterri Bottas (C)Williams F1
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今季まだメルセデスAMG勢に並ぶまでにはいかないものの、2列目グリッドをほぼ定位置にするなど戦闘力アップは誰もが認めるところになっているフェラーリ・チーム。
しかしセバスチャン・ベッテルに比べこれまでのところキミ・ライコネンのほうの影は薄い状況。
こうした中、フェラーリがウィリアムズ・チームのバルテリ・ボタスにオファーを出したことが判明、話題になっている。

ただしボタスについてはウィリアムズ側が2016年のオブション権を持っているため、獲得にはウィリアムズ・チームとの交渉が先行しているとのこと。
ドイツの『ビルト』紙らが伝えるところでは、契約解除にフェラーリ側が400万ユーロ(約5億6千万円)を呈示したものの、ウィリアムズ側はなんと1,500万ユーロ(約21億円)を要求して物別れになっているという。

ただこうした報道に対し、ライコネンの心中はいかばかりか察せられるところだ。

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中東&米企業がF1株式支配目論む?

Image (C)Mercedes Motorsports
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中東カタールとアメリカの企業が手を組んで株式を購入、F1を実質支配しようとしているとの衝撃の報道が流れて注目されている。

これはイギリスの有力経済専門紙『フィナンシャル・タイムズ』が伝えたもの。
それによれば名乗りを挙げているのはカタールの『カタール・スポーツ・インベストメンツ』とアメリカの『RSEベンチャーズ』という会社。
両社は共同で現在『CVCキャピタル・パートナーズ』が所有するF1株式である35.5%を購入することで具体的な検討を進めているというもの。
実際に購入となればその総額は70億ドルから80億ドル(約8,700億円から9,900億円)にも達するとみられる。

現在F1をリードするバーニー・エクレストン氏の持ち株は全体の5%ほどでしかないというが、それでも同氏を頂点とするF1運営体制は変更しないとしている。

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ロズベルグ(メルセデス)、貫禄の合同テスト最速タイム

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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24日(水)オーストリアGPの開催地レッドブルリンクで行われたシーズン中合同テストは2日目の最終日を迎えた。
この日最速タイムを記録したのは先週末行われた公式予選でポールポジションを獲得したニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)。
しかしこの時のポールタイムからはわずかに遅れるものだった。

いきなりウェット路面に見舞われた前日とは異なり、2日目のこの日は一日中ドライ路面で、トロ・ロッソの158ラップを筆頭に各チームとも大きく距離を
伸ばした。
午前のセッションではウィリアムズのボタスがタイミングモニターの最上位にその名前を表示させていたが、午後になってスーパーソフトタイヤでのアタックが行われるとロズベルグ(メルセデス)がこのタイムを上回ってみせた。

初日、メルセデス『W06』を駆ったパスカル・ウェーレイン(20歳:ドイツ)はこの日はフォース・インディアのテストを任される僥幸。
チャンピオン・マシンとの比較はチームに貴重なインフォメーションをもたらせたことだろう。

あいかわらずトラブルの絶えないマクラーレン・ホンダ(アロンソ)はそれでも午後になってこの週末の遅れを取り戻すかのように周回を重ね、いま関心事であるエアロダイナミックスの比較に取り組んだ。
なおマノー・マルシアは今回のテストを欠場している。

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レッドブルリンク合同テスト2日目タイム(最終:6/24)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 N.ロズベルグ GER Mercedes 1'09.113 117
2 E.グティエレス MEX Ferrari 1'09.931 110
3 V.ボタス FIN Williams Mercedes 1'10.029 79
4 M.ウィットマン GER Toro Rosso Renault 1'10.103 158
5 P.ウェーレイン GER Force India Mercedes 1'10.253 132
6 J.パーマー GBR Lotus Mercedes 1'10.373 110
7 F.アロンソ ESP McLaren Honda 1'10.718 104
8 D.リカルド AUS Redbull Renault 1'10.757 116
9 F.ナスル BRA Sauber Ferrari 1'10.922 138

   * 2015 PP-Time:1'08.455 L.ハミルトン/Mercedes (6/20)
   * 2015 Test-Time:1'11.005 P.ウェーレイン/Mercedes (6/23)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2015/06/24

イタリアACNもイタリアGP交互開催に否定的

Ivan Capelli (C)Ferrari S.p.A
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イタリアGPの新たな開催地としてイモラ・サーキットが急浮上して関係者を驚かせているが、モンツァ・サーキットに続き、今度はイタリアのACN(各国のモータースポーツ権能団体)であるACI(イタリア自動車クラブ)も否定的なようだ。

同クラブの会長で、自身も元フェラーリ等のF1ドライバーだったイワン・カペリ氏(52歳:イタリア)は、「現時点で他のサーキットとレースをシェアするつもりは全くない。
イモラとシェアするという案は他のすべての道が行き詰まった場合のみに検討されること」と話している。

現在のF1チャンピオンシップがスタートした1950年から開催されてきた伝統のイタリアGPだが、現行の開催契約は2016年で終了、当然契約の延長が期待されるが、しかしバーニー・エクレストン氏率いるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)は開催権料の大幅引き上げを迫って譲らないのだという。

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フェラーリ、レッドブルへのエンジン供給に前向き

Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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戦闘力を欠くルノー・エンジンに見切りを付けたと噂されるレッドブル・レーシングには、ここに来てフェラーリ・エンジンへのスイッチがささやかれているが、この話について当のフェラーリも前向きであると伝えられた。

これはフェラーリ社のセルジオ・マルキオンネ社長が語ったもので、「彼ら(レッドブル)がこれまでこの世界で果たしてきた功績は高く評価されるべきもの。
その彼らが新たな道に向かおうとする時、それにわれわれが手助けすることができるのであれば、このスポーツを愛するものとして尽力するのに異存はない」と、意欲的な姿勢をみせた。

一方、もう一つの有力サプライヤーであるメルセデス・モータースポーツでは、トト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターが「われわれの供給キャパシティはすでに満杯」と、ハナから否定的な姿勢を崩していない。
なおレッドブル・レーシングとルノーとの現在の供給契約は2016年末までとされている。

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合同テストでもメルセデスAMGが最速

Pascal Wehrlein (C)Mercedes Motorsports
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オーストリアGPが終わった2日後の23日(火)、当地レッドブルリンクを舞台にシーズン中合同テストが2日間の予定で始められた。
主に若手ドライバーが対象となった初日、やはり最速タイムを記録したのは最強ウェポンであるメルセデスAMGのマシンだった。

ウェット路面で開始が遅れたことからこの日のセッションは現地時間の午後8時まで延長することで合意された。
しかしレッドブルリンクはもともと高地に位置する特性もあり、セッションは濃霧のためいきなり赤旗中断となるハプニング。
途中、さらにフーコ(フェラーリ)が1コーナーでコースアウト・クラッシュしたため再度赤旗中断になる場面もみられた。

結局この日トップタイムを記録したのはメルセデスAMGチームのテストドライバーであるパスカル・ウェーレイン(20歳:ドイツ)だった。
これにいくつかのアップデートが図られたとされるフォース・インディアのエステバン・オコン(18歳:フランス)が続いた。
以下、フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、フーコ(フェラーリ)、グロージャン(ロータス)、ガスリー(レッドブル)、マルシエロ(ザウバー)らが続いた。

マクラーレン・ホンダは目下GP3シリーズ最速のストッフェル・バンドーン(22歳:ベルギー)がドライブしたがアロンソのクラッシュによりかなり不自由なテストになったとみられ、ウェーレインからはこの短いコースでトップから丸1.5秒も遅れるものだった。
なおマノー・マルシアはバルセロナ合同テストに続き今回も主に費用の問題から欠場となっている。

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レッドブルリンク合同テスト1日目タイム(6/23)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 P.ウェーレイン GER Mercedes 1'11.005 67
2 E.オコン FRA Force India Mercedes 1'11.192 76
3 M.フェルスタッペン HOL Toro Rosso Renault 1'11.328 97
4 A.フーコ ITA Ferrari 1'11.331 71
5 R.グロージャン FRA Lotus Mercedes 1'11.509 45
6 P.ガスリー FRA Redbull Renault 1'11.757 80
7 R.マルシエロ ITA Sauber Ferrari 1'11.826 53
8 S.バンドーン BEL McLaren Honda 1'12.530 76
9 S.ウォルフ GBR Williams Mercedes 1'13.248 39

   * 2015 PP-Time:1'08.455 L.ハミルトン/Mercedes (6/20)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2015/06/23

アロンソとの事故はライコネンの側に責任か

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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オーストリアGP決勝レース序盤に起きたアロンソ(マクラーレン)とライコネン(フェラーリ)との壮絶アクシデントは、関係者の肝を冷やしたが幸い両ドライバーに怪我はなく、このレースのスチュワード(競技委員)も事故はレーシング・インシデント(出来事)として「両者お咎めなし」の裁定を下した。
これを両チーム共受け入れていることから一件落着になったことになる。

事故の原因を明確にするような国際映像もなく、当初は追突した形のアロンソの責任も取り沙汰されたが、その後フェラーリ・チームでもライコネンのマシンの挙動に疑問を投げ掛ける向きが増えてきたようだ。

それによれば両車が接触した直接の原因はライコネンのマシンが2コーナーの立ち上がりで突然バランスを失って激しく左右に振られたこと。
これについてはライコネン自身も認めているが、振られた原因についてはスチュワードに対しても「わからない」と説明しているようだ。
一方のアロンソは、ライコネンがソフトタイヤ(他はスーパーソフト)を履いてスタートしたことに疑念を投げ掛けている。

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マクラーレン・ホンダ、クラッシュの影響深刻

Fernando Alonso
まもなく次期社長に就任する八郷隆弘氏(ホンダ)が見守る中で、マクラーレン・ホンダは最悪のオーストリアGP週末を演じる結果となった。
とりわけアロンソが投入したばかりのアップグレード・シャシーを損傷させたことの影響は小さくないようだ。

関係者によればアロンソのマシンには今回ショートノーズ番のフロントウィングだけでなく、フロアパネルなど大掛かりな進化が図られていたとのことだ。
しかしそうして投入された新パーツの中にはスペアが用意されていないものもあり、今日から行われる合同テストでは予定したスケジュールの遅れは必至とみられる。

同チームではこれを受けテストの予定を変更、初日をテストドライバーであるストッフェル・バンドーン(22歳:ベルギー)が、2日目にアロンソが担当することになる見通しいう。

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マノー・マルシア、今回も合同テスト欠場へ

Graeme Lowdon (C)Manor F1 Team
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マノー・マルシアF1チーム(旧マルシア)は、今日(23日)から始まるレッドブルリンクでのシーズン中テストへの参加を見合わせることを明らかにした。
同チームは5月に行われたバルセロナ合同テストにも参加していない。

これについて同チームのグレーム・ロードン/スポーティング・ディレクターは、「われわれには他チームとは異なった事情がある。
そのためいまここで行われるテストには参加しても意味がない。
時期もそうだし、場所についても、だ」と、不参加を認めた。

多くのチームがイギリスに本拠を置いていて、マノー・マルシアもその一つ。
オーストリアの地で行われるテストに余分な経費が掛かるのも事実だろう。

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2015/06/22

序盤のセーフティーカー導入がレースに影響を及ぼし、 1ストップ戦略を促進 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2015 オーストリアグランプリ 決勝
・グリッドペナルティーを挽回する戦略模索の中、 両コンパウンドによる長いスティントが見られた
・グランプリ後の火曜日と水曜日、 今シーズン最後のインシーズンテストが開催予定

2015年6月21日、シュピールベルク
オーストリアグランプリ決勝序盤のセーフティーカー導入によって、1ストップ戦略が大半のドライバーにとってデフォルトの選択肢となりました。オープニングラップでセーフティーカーが導入されたことから、各マシンは、燃料が最も重い状態の序盤4周を低速度で走行することができました。

午前中に雨がぱらついたものの、決勝は、気温16~18℃、路面温度24~27℃のドライコンディションの下で行われました。

パストール・マルドナード、セルジオ・ペレス、キミ・ライコネン、ダニエル・リカルド以外の全ドライバーが、P Zeroレッド・スーパーソフトでスタートしました。P Zeroレッドは、金曜日と土曜日のセッションにおいて、P Zeroイエロー・ソフトよりもラップあたり約0.7秒速い性能を示していました。多くのドライバーがグリッド降格のペナルティーを課されていた中、長いスティントを走行する戦略を採用してポジションアップを狙うチームも見られました。

レッドブルのダニエル・リカルドは、ソフトタイヤで50周の第1スティントを走行し、18番グリッドのスタートからポイント圏内でフィニッシュしました。最後尾からスタートしたマクラーレンのジェンソン・バトンは、3周目にスーパーソフトからソフトへ交換して同様の戦略を試みましたが、戦略が実る前にリタイヤしました。

メルセデスのニコ・ロズベルグが、チームメイトのルイス・ハミルトンを抑え、圧勝でレースを制しました。両ドライバーともにスーパーソフトからソフトへ繋ぐ戦略を採用し、ロズベルグは38周目に、ハミルトンは40周目にピットストップを行いました。

各チームはオーストリアに留まり、火曜日と水曜日に行われる今シーズン最後のインシーズンテストに臨みます。このテストでは、レギュラードライバーとともに多くのリザーブドライバーもステアリングを握る予定です。昨シーズンとは異なり、ピレリとともに実施するタイヤ専用テストは行われません。

ピレリジャパン・プレスリリース

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「我々が突き進むのを見ていてください」 (ホンダ)

ジェンソン・バトン (C)Honda Motor Co Ltd.
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June 21 2015, RACE
Formula 1 Grosser Preis Von Osterreich 2015 (Spielberg)

2015年6月21日(日)・決勝  
会場:レッドブルリンク  全長:4.326km

今回は、McLaren-Hondaの全員にとって難しく、残念な週末となりました。

我々は今日のレースを19番手(フェルナンド・アロンソ)および20番手(ジェンソン・バトン)からスタートしましたが、8周目にして両ドライバーともリタイアとなってしまいました。

アロンソは、フェラーリーのキミ・ライコネン選手が2コーナーの出口でマシンのコントロールを失ったために、1周目でリタイアしました。両ドライバーのマシンが激突して、コース上に散らばった破片を除去するために、すぐにセーフティカーが導入されました。

セーフティーカーがコース上に出ている間にバトンはピットストップを行い、1ストップ作戦でレースを走りきるためにプライムタイヤを装着しました。その後、(前日の予選で与えられたグリッドペナルティの未消化分として)10秒間のストップ・ゴーペナルティを実施しましたが、吸気システムのセンサーに不具合があることが判明したため、予防策としてエンジニアからリタイアするよう指示されました。

アロンソは来週のテストのため、ここオーストリアに残ります。火曜日はアロンソがドライブし、水曜日はストッフェル・バンドーンがハンドルを握ります。

ホンダモータースポーツリリース

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ベッテル、「ピット作業ミスは責められない」

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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オーストリアGP決勝レース終盤、3位表彰台の座をウィリアムズのフェリッペ・マッサと激しく争ったフェラーリのセバスチャン・ベッテルだったが、わずか1秒未満の差を最後まで逆転することができず、今季5回目の表彰台を逸する結果となった。

「最終的にマッサとはわずかな差(0.608秒)だったから、ピットでの作業ミスがなければ、と言ってくれる人もいるけれど、そういうものじゃない。
彼らは一生懸命やってくれたんだからそれを責められるようなものじゃないし、あれがなかったからといって僕が3位に出られたかもわからない。
モーターレーシングというのはそんなものさ。
ただ改善されたクルマのフィーリングは良かったし、これで次のシルバーストーンはさらに楽しみになったというものだよ」と、明るい表情のベッテル。

ただし、明らかにラップタイムでは上回り、さらにDRS(ドラッグ・リダクション・システム)を使用しながらも前車をオーバーテイクできなかった事実は決してフェラーリにとって好ましいものではなかっただろう。

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ロズベルグ(メルセデス)、「オーストリアは最高!」

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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今季3勝目、ここオーストリアGPでは2年連続となる優勝を飾ったメルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグ(29歳:ドイツ)は、その喜びを隠そうとしなかった。

「素晴らしい!
今日はまさに僕にとって最高の日だよ。
それにここレッドブルリンクでは去年に続いての勝利だもの。
ここのコースはコーナーこそ少ないけれどとてもトリッキーでチャレンジング。
昨日はもう少しでポールが獲れるところをミスしてしまったから今日は絶対に勝ってやろうとスタート前から誓っていたんだ。
幸いスタートで前に出られたのが最大の勝因になったね。
レースは厳しいものだったけど、ここの観客は最高だから毎ラップドライブするのがとても楽しかったよ。
レース最後はタイヤにバイブレーションが起きて心配したけれど素晴らしい戦闘力あるクルマを用意してくれたチームに感謝したい。
次のシルバーストーンも僕にとっては験の良いところだから楽しみにしているよ」

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ライコネン(フェラーリ)、「普通じゃないこと起きた」

Ex.Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
オーストリアGP決勝レースでアロンソ(マクラーレン)との間で起きた大きなアクシデントについては、キミ・ライコネン(フェラーリ)のほうもその原因について首を傾げていた。

「アクシデントの瞬間、何が起きたのかわからなかったよ。
2コーナーの立ち上がり、僕のマシンは突然ホイールスピンを起こしてコントロールできない状態になってしまったんだ。
アロンソリマシンを巻き込んだまま2台重なるようにしてガードレールに激しくクラッシュした。僕の顔のすぐ横にはマクラーレンのサイドポッドがあったんだもの、怖ろしかった。
もっとも近くにいたカメラマンはもっと怖かっただろうけどね。
今回起きたことは明らかに普通じゃなかったけれど、とにかくアロンソが無事で良かったよ」

事故は残念だったが、昨年のチームメイトどうしである二人は互いに相手の身体を思いやる気遣い。
このところの相手を非難するばかりのアクシデントとは一線を画した「気分の良いもの」だった。

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アロンソ(マクラーレン)、「空しか見えなかった」

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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オーストリアGP決勝レースのオープニングラップで、フェラーリのライコネンとマシンが重なるという深刻な事故に見舞われたマクラーレンのフェルナンド・アロンソは、「空しか見えなかった」と、当時の様子について語った。

「彼はソフトタイヤを履いていたからそのせいかも知れないけれど、2コーナーの出口で激しいホイールスピンを起こして左右に振られていたんだ。
コントロールを失った彼のマシンは左側に大きく振られ、そして激しくぶつかってきたんだ。
その瞬間に僕のマシンは跳ね上げられ、空しか見えなくなってしまったよ。
ライコネン(フェラーリ)は僕のマシンの下敷きという状態だったからとても心配したんだけど、幸い彼がコクピットから自力で脱出するのを目にしてほっとしたよ」

昨年フェラーリに在籍したアロンソにとってライコネンは共にシーズンを闘ったチームメイトという存在になる。

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2015/06/21

オーストリアGPはロズベルグが2年連続優勝果たす

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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21日(日)午後、オーストリアGP決勝レースが行われた。
レース開始時の気温は13度、路面温度は29度と報告されている。
路面はドライコンディション、上空に雲はあるがレース終了まで雨に見舞われることはなさそうだ。

レースはスタートでロズベルグがハミルトンをパスしてトップに。
しかし後方のバトン(マクラーレン)とライコネン(フェラーリ)が接触してクラッシュ、セーフティカーが投入される波乱の幕開けとなった。
ちなみにこの二人は昨季フェラーリ・チームのチームメイト。
レースは再開されたが最後尾のバトン(マクラーレン)はドライブスルー・ペナルティーをこなした直後にスローダウン。
ホンダは八郷隆弘/次期社長が視察に訪れていたが決勝レースも散々な結果で終えることとなった。
2位のハミルトンはピットストップごコースに戻る際に白線をオーバー。
レース結果に5秒加算のペナルティを受ける羽目となった。

レース終盤、タイヤの不安を訴えながらもロズベルグが逃げ切って優勝。
ロズベルグの優勝はスペイン&モナコに続く今季3勝目、自身通算11勝目となった。
ここレッドブルリンクでは昨年に続く2連勝だ。
2位は3.8秒差(プラス5秒ペナルティ)でハミルトンが続いてメルセデスAMGの1-2フィニッシュ。
3位はベッテル(フェラーリ)の追撃を最後まで凌いだマッサ(ウィリアムズ)でメルセデス・パワーによる表彰台独占、ベッテルが4位。
5位ボタス(ウィリアムズ)、6位ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、7位マルドナド(ロータス)、8位フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、9位ペレス(フォース・インディア)、10位リカルド(レッドブル)でここまでがポイント獲得。
11位ナスル(ザウバー)、12位クビアト(レッドブル)、13位エリクソン(ザウバー)、14位メルヒ(マノー)までが完走。
リタイヤはグロージャン(ロータス)、サインツ(トロ・ロッソ)、バトン(マクラーレン)、スティーブンス(マノー)、ライコネン(フェラーリ)、そしてアロンソ(マクラーレン)の6台となった。

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「明日のレースで多くの答えを見い出す」(ホンダ)

フェルナンド・アロンソ (C)Honda Motor Co Ltd.
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June 20 2015
Formula 1 Grosser Preis Von Osterreich 2015 (Spielberg)

2015年6月20日(土)・予選  
会場:レッドブルリンク  全長:4.326km

フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは、午後の予選でそれぞれ15番手および17番手のタイムでしたが、両ドライバーとも25グリッド降格ペナルティを受けるため、明日のオーストリアグランプリは、グリッド後方からのスタートとなります。

フェルナンドのラップタイムは15番手でしたが、5基目のICE(10グリッド)・ターボチャージャー(5グリッド)・MGU-H(5グリッド)、および新しいギアボックス(5グリッド)を使用することから、合計25グリッドの降格ペナルティを受けます。その結果、グリッド順位が19番手に下がり、未消化分については、明日のレース序盤にドライブスルーペナルティという形で実施します。

ジェンソンは予選17番手のタイムでしたが、6基目のターボチャージャー(10グリッド)とMGU-H(5グリッド)、および5基目のICE(5グリッド)・MGU-K(5グリッド)を使用するために、合わせて25グリッド降格ペナルティを受けます。これにより、ジェンソンは20番グリッドとなり、残りは明日のレース前半で10秒間のストップ&ゴーペナルティという形で消化します。

ホンダモータースポーツリリース

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ドライとウェットが混在するコンディション下で、ハミルトンがポール獲得 (ピレリ)

ルイス・ハミルトン (C)Pirelli Motorsport
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2015 オーストリアグランプリ 予選
・決勝でも雨が降る可能性あり
・決勝では、理論上の最速は2ストッパーでも、1ストップが主流に

2015年6月20日、シュピールベルク
メルセデスのルイス・ハミルトンが、ドライとウェットが入り混じった天候の下で行われたエキサイティングな予選を制し、オーストリアグランプリのポールポジションを獲得しました。ハミルトンは、P Zeroレッド・スーパーソフトタイヤでポールタイムを記録しました。P Zeroレッドは、ともに今週末用として選択されているP Zeroイエロー・ソフトタイヤよりもラップあたり約0.7秒速い性能を示しています。ハミルトンのポールタイムは、ウィリアムズのフェリペ・マッサによる昨年のポールタイムよりも速いものでした。

予選は、路面温度がわずか21℃ほどの冷涼なコンディション下、トラック上にダンプが残った状態で開始されました。したがって、Q1の序盤、ドライバーたちはCinturatoグリーン・インターミディエイトで走行し、路面が乾いた後、スーパーソフトタイヤを使用することが可能になりました。

もしドライコンディションが続いた場合、決勝では1ストップが主流になると見込まれます。2ストップ戦略は、理論上は最速ですが、周回が短いレッドブル・リンクではトラフィックのリスクが高くなりすぎます。

チャレンジングな予選のセッションは、数名のドライバーへのグリッド降格ペナリティーが明らかとなっていたことによって、さらに複雑性を増しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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「ポール逃がしたと思った」と、ハミルトン(メルセデス)

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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最後のタイムアタックでいきなりコースアウトというハプニングを演じたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは、それでも獲得したポールポジションに次のように言及した。

「正直まさかポールポジションが獲れるとは思っていなかった。
1回目のアタックでロズベルグとの差は0.2秒しかなかったので、このままでは絶対に逆転されると感じていたんだ。
だから最後のアタックでは最初から限界で走ったんだけど、そうするには今日のコンディションはリスキー過ぎたね。
1コーナーのブレーキングでいきなりリヤをロックさせてしまい、7速のままマシンは後ろ向き。
なんとかマシンをクラッシュさせないよう、滑りながらそればかりを考えていたよ。
マシンを止めた時はもうポールは逃がしたと思っていたので彼(ロズベルグ)もスピンしたと聞いて、なんだかとても妙な感じだったね」

ハミルトンのポール獲得は今季これで8戦中7回目。
去年新設された年間最多ポール獲得者に与えられる『FIAポール・トロフィー』候補の筆頭だ。

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オーストリアGP確定スターティンググリッド

FIA(国際自動車連盟)は21日(日)行われるオーストリアGP決勝レースのスターティンググリッドについて、正式発表を行った。
今回はレッドブル・ルノーの二人(リカルド&クビアト)、またマクラーレン・ホンダの二人(アロンソ&バトン)らにそれぞれエンジン交換などがあり、グリッド降格のペナルティが科せられた。
これにより予選18位だったライコネン(フェラーリ)は14位までアップしている。

1位:ハミルトン(メルセデス)
2位:ロズベルグ(メルセデス)
3位:ベッテル(フェラーリ)
4位:マッサ(ウィリアムズ)
5位:ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)
6位:ボタス(ウィリアムズ)
7位:フェルスタッペン(トロ・ロッソ)
8位:ナスル(ザウバー)*
9位:グロージャン(ロータス)*
10位:マルドナド(ロータス)*
11位:エリクソン(ザウバー)*
12位:サインツ(トロ・ロッソ)*
13位:ペレス(フォース・インディア)*
14位:ライコネン(フェラーリ)*
15位:クビアト(レッドブル)*
16位:メルヒ(マノー)*
17位:スティーブンス(マノー)*
18位:リカルド(レッドブル)*
19位:アロンソ(マクラーレン)*
20位:バトン(マクラーレン)*

*印:グリッドが変更になったドライバー

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ライコネン(フェラーリ)のQ1脱落は「連絡ミス」

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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チームメイトであるベッテルがグリッド2列目(予選3位)を得た一方で、予選Q1落ちという屈辱にまみれたフェラーリ・チームのキミ・ライコネンだが、その原因はチームとドライバー間の連絡ミスだったという。

これについてライコネンは、「Q1では事前に3回のアタックをすることになっていたんだ。
ところがああいうコンディションだったし、間にクールラップを入れなければならない状況で3回目のアタックに間に合わないことがわかった。
ところが彼らはそれを僕に伝えることをしなかったんだよ。
出て行くタイミングが遅すぎて、最後のアタックができなかっただと。
そのたった1周のために、どれだけ犠牲を払うことになるのか。
明日のレースではこの不利なポジションから脱しなければならないけれど、こんな後位じゃオープニングラップを無事に切り抜けるのだってリスクがある」と、吐き捨てた。

実際ふだんクールな北欧の紳士も、脱落決定直後の無線交信ではかなりエキサイトしていた。
なおライコネンの予選は今季最悪の18位となっている。

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マクラーレン、バトンもグリッド降格ペナルティ

McLaren Duo (C)McLaren Group
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オーストリアGPのレーススチュワード(競技委員)は、エンジン交換等によりすでに予選グリッド降格のペナルティが確定していたアロンソ(マクラーレン)に加えバトンのほうも同様にペナルティが科せられることを明らかにした。

バトンは10番降格となる5基目のエンジン本体投入だけでなく、さらにターボチャージャーやMGU(Motor Generator Unit:電動機/発電ユニット)-HやMGU-Kも5基目が使われるため、ペナルティは共に合計25グリッド降格になると説明されている。

一方20グリッド降格とみられていたアロンソはギヤボックス交換も行われたため、こちらも25グリッドになったとのこと。

予選順位はアロンソが15位、バトンが17位なのでいずれもさらにレース中ドライブスルー・ペナルティーを受けることになる。

・残りグリッド数が1~5の場合:レースタイムに5秒加算
・残りグリッド数が6~10の場合:レースタイムに10秒加算
・残りグリッド数が11以上の場合:レース中のドライブスルーペナルティ

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2015/06/20

オーストリアGP波乱のPPはハミルトン(メルセデス)

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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20日(土)午後、オーストリアGPの公式予選が行われた。
Q1開始時まだ残っていたウェット路面は解消されて再びドライでの白熱バトルとなった。

最初のタイヤでのアタックではハミルトン-ロズベルグの順。
タイヤを履き替えた最後のアタックではいきなり1コーナーでハミルトンがブレーキング時にコントロールを失ってスピン。
この時点でハミルトンのタイムを上廻るペースで駆け抜けていたロズベルグだったが、こちらはアタックラップ最終コーナーの進入でバランスを失ってコースアウト、ほぼ手中にしていたポールは手のひらからこぼれ落ちた。
ハミルトンのポールポジションはこれでモナコから3戦連続の今季7回目、自身通算45回目ということになった。

2位は僚友ロズベルグでハミルトンの1'08.455からはちょうど0.2秒遅れるもの。
しかしこれで4戦連続メルセデスAMG勢のフロントロウ独占になった。
3位はベッテル(フェラーリ)、4位マッサ(ウィリアムズ)、5位ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、6位ボタス(ウィリアムズ)、7位フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、8位クビアト(レッドブル)、9位ナスル(ザウバー)、10位がグロージャン(ロータス)だが、グロージャンのマシンはトラブルとみられQ3での走行はないままに予選を終えている。

オーストリアGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、メルセデスAMG勢が順当に上位へ

引き続きオーストリアGP公式予選は15分間のQ2が行われた。
路面はほとんど乾いている。

このセッションでは本命メルセデスAMG勢が1-2タイム。
トップは1'08.634のロズベルグで、これに0.428秒差でハミルトンが続いた。
3番手はたった1回だけのアタックで決めたベッテル(フェラーリ)、4番手ボタス(ウィリアムズ)、5番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、6番手フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、7番手ナスル(ザウバー)、8番手マッサ(ウィリアムズ)、9番手グロージャン(ロータス)、そして10番手のクビアト(レッドブル)までがQ3進出を決めた。

ここで脱落となったのはマルドナド(ロータス)、エリクソン(ザウバー)、サインツ(トロ・ロッソ)、リカルド(レッドブル)、そしてアロンソ(マクラーレン)の5台となった。

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予選Q1、ライコネン(フェラーリ)作戦ミスで脱落

オーストリアGPの公式予選がスタートした。
すでに雨は上がっているが、路面はまだウェット。
ただし走行が重なれば乾きそうな路面状態だ。
セッション開始時の気温は12度、路面温度は21度と報告されている。
なおフリー走行でストップしたアロンソ(マクラーレン)はギヤボックス交換になったためさらに予選グリッド5番降格のペナルティが追加される。

各車インターミディエイトタイヤからタイムアタックの結果、トップはロズベルグ(メルセデス)。
これにサインツ(トロ・ロッソ)が0.182秒差で続いて2番手、3番手はベッテル(フェラーリ)、4番手フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、5番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、6-7番手ロータスのマルドナド&グロージャン、8-9番手ウィリアムズのマッサ&ボタス、10番手がリカルド(レッドブル)だった。
アロンソ(マクラーレン)はギリギリ15番手で通過している。

ここで脱落したのはペレス(フォース・インディア)、バトン(マクラーレン)、ライコネン(フェラーリ)、そしてメルヒ&スティーブンスのマノー勢になった。
ライコネンは作戦ミスか、チェッカーフラッグを待たずにアタックを打ち切っている。
ライコネンのQ1敗退は今季初になる。

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途中からウェットのフリー走行3回目ベッテル最速

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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20日(土)午前、オーストリアGPは午後の公式予選を前にフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の気温は11度、路面温度は22度と昨日よりも涼しい気候、路面はドライコンディション、しかし雨に見舞われる可能性もあると伝えられている。

半分の30分が過ぎたところでアロンソ(マクラーレン)が最終コーナーの立ち上がりで突然ストップ、ストレートでマシンを止めたためセッションは赤旗中断となった。
さらにそこへ、まるでアロンソの涙雨のようにレッドブルリンクの路面に雨粒が落ちてくる追い討ち。

セッションはまもなく再開されたが路面はすっかりウェットに変化、並んでいた5台だけがいったんコースインしたがスピン続出、這々の体でピットへと戻った。
その後終了までに何台かはコースインしたものの当然のことながらタイム更新はないままFP3を終えた。

ドライのうちにトップタイムの1'09.994を記録したのはまたしてもフェラーリのベッテルで、2番手のハミルトン(メルセデス)とは0.017秒の差。
以下3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手ペレス(フォース・インディア)、5番手ロズベルグ(メルセデス)、6-7番手ウィリアムズのマッサ&ボタス、8番手フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、9-10番手がマルドナド&グロージャンのロータス勢だった。

今回も満足な走行ができないでいるマクラーレン・ホンダはアロンソ15番手、バトン18番手だった。
なおウェットでの最速はサインツ(トロ・ロッソ)だった模様。

オーストリアGPフリー走行3回目の結果はこちら
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「新しい空力パッケージ。アロンソが数周走った感触は良好」 (ホンダ)

フェルナンド・アロンソ (C)Honda Motor Co Ltd.
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June 19 2015, PRACTICE
Formula 1 Grosser Preis Von Osterreich 2015 (Spielberg)

オーストリアGP レポートコメント
2015年6月19日(金)・1日目フリー走行  
会場:レッドブルリンク  全長:4.326km

今日はMcLaren-Hondaの両ドライバーがさまざまなトラブルの影響を受ける結果となり、チーム全体にとって難しい一日となりました。

午前中はフェルナンド・アロンソのマシンに電気系ハーネスの接続に不具合が発生しましたが、ピットに戻ってメカニックがトラブルを修理したあとは走行を再開することができました。アロンソのマシンにはギアボックス関連の小さなトラブルもありました。

午後のセッションでは、アロンソは今回のレースに向けて導入された空力パケージをコース上で試しましたが、走行が制限されたことで、オプションタイヤを装着して走るチャンスがなかったため、そのポテンシャルを完全に測ることはできませんでした。

今週末、ジェンソン・バトンのマシンにはアップグレードした部品は搭載されていませんが、スーパーソフトを履いて臨んだ最初のラップを走行中に点火プラグの不具合が発生し、バトンもオプションタイヤでのタイムを計測することができませんでした。

部品交換には時間がかかり、同じトラブルがアロンソのマシンにも発生する可能性があったため、チームは午後のセッション終了間際に本日のプログラムを終了しました。

ホンダモータースポーツリリース

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ヒュルケンバーグ(F・インディア)、「F1に戻るのに苦労」

Nico Hulkenberg (C)Sahara Force India F1
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先週末フランスで行われたルマン24時間レースでポルシェ・チームの一員として参加、みごと総合優勝を飾ったフォース・インディア・チームのニコ・ヒュルケンバーグ(27歳:ドイツ)が、連続のレースとなるオーストリアGPの週末を迎え、「F1の感覚を取り戻すのに苦労した」と、語っている。

「先週はものすごい長い時間別のクルマ(ポルシェ919ハイブリッド)に乗っていたから、もう身体ににその感覚が染みついてしまったんだ。
だから今日は午前のセッション中、F1マシンのフィーリングを取り戻すのが大変だったよ。
それでもルマンでの経験は僕にとってこれまでのドライバー人生でも最高の1ページ。
今になってからその実感がしみじみ湧いてきたよ」と、このドイツ人。

その言葉を裏付けるように、ヒュルケンバーグは午前のフリー走行1回目では13番手だった順位を午後の2回目では6位まで挽回してみせている。

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ピレリ、次の4戦のタイヤスペックを発表

Pirelli Tyre Colloring (C)Pirelli Motorsport
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ピレリは第9戦イギリスGPから第12戦のイタリアGPまでの4戦について、使用するタイヤコンパウンドを発表した。
それによれば高速専用サーキットであるシルバーストーンではハードとミディアムタイヤを投入するが、除く3戦にはミディアムとソフトタイヤという組み合わせになるということだ。

Rd. グランプリ Sソフト ソフト ミディアム ハード
第 9戦 イギリスGP    
第10戦 ハンガリーGP    
第11戦 ベルギーGP    
第12戦 イタリアGP    

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新井康久氏(ホンダ)、「FP3の走行がカギになる」

新井康久(ホンダ)(C)Honda Racing
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今回のオーストリアGPから新たにショートタイプのフロントノーズを投入するなど意欲的な改善を施して臨んだマクラーレン・ホンダだったが、初日は2台共相次いでトラブルに見舞われる結果となった。

これについてホンダのF1プロジェクト総責任者である新井康久は次のように説明している。
「フリー走行1回目セッションではアロンソのマシンにハーネス・コネクターとギヤボックスにトラブルが起きた。
2回目のセッションでは今度はバトンのほうにイグニッション系のトラブルが生じた。
そのためアロンソのほうも念のためマシンをガレージに戻してチェックすることになったもの。
ここは全長が短く起伏も激しいのでパワーユニットのセットアップも難しいのだが、残念ながら今日はこうした状況で予定したプログラムをこなすことができなかった。
予選に向けて、明日のフリー走行がわれわれにとって重要なものになるだろう」

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F・インディア、Bスペックマシン投入さらに遅れ

Image (C)Sahara Force India F1
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戦闘力アップのためいわゆるBスペックマシンの登場が噂されているフォース・インディア・チームだが、投入は予定されていたレッドブルリンクで行われるシーズン中の合同テストではなく、少なくともイギリスGP(7月5日決勝)以降まで遅れることがわかった。

これは同チームのセルジオ・ペレスが明らかにしたもので、このためオーストリアGPの合同テストではわずかなバージョンアップに留まるということだ。

そのペレスは「われわれには強力なメルセデス・エンジンがあるので現行のマシンでも決してライバルに劣るとは考えていない」と、強気だが、今季ここまでの獲得ポイントは昨年の同じ時期と比べわずか半分でしかなく、早急なバージョンアップが迫られているのは間違いない。

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アロンソ(マクラーレン)のペナルティは20グリッド降格に

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームは今回のオーストリアGPで同チームのフェルナンド・アロンソのマシンが通算5基目のエンジン投入となったことを明らかにした。

レギュレーションで1シーズンに使えるエンジンは4基までとなっているので、5基目が使われると予選グリッド10番降格のペナルティが科せられるが、アロンソの場合エンジン本体の他にさらにターボチャージャーやMGU(Motor Generator Unit:電動機/発電ユニット)-H等も5基目になったので合計20グリッド降格になるとのこと。

なお事実上今回の1戦でこのペナルティをすべて消化するのはできないとみられるので、その場合には決勝レースにおいて下記のようなタイム・ペナルティが科せられることになる。

・残りグリッド数が1~5の場合:レースタイムに5秒加算
・残りグリッド数が6~10の場合:レースタイムに10秒加算
・残りグリッド数が11以上の場合:レース中のドライブスルーペナルティ

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2015/06/19

フリー走行2回目、ベッテル最速もまたトラブル

Redbull Ring (C)Mercedes Motorsports
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19日(金)午後、オーストリアGPはフリー走行2回目セッションが行われた。
セッション開始時の気温は16度、路面温度は23度。
路面はドライコンディション、雨の降り出す可能性も報じられたがこのセッション中に雨粒が落ちることはなかった。

今回1'09.600のトップタイムをマークしたのはフェラーリのベッテル。
ただし再びマシンにトラブルを訴えて終盤はピットガレージの中に留まった。
2番手は0.011秒差で続いたメルセデスAMGのロズベルグ。
3番手はベッテルとは対照的に周回を重ねて多くのデータを収集したライコネン(フェラーリ)。
以下、4番手マルドナド(ロータス)、5番手ハミルトン(メルセデス)、ただしハミルトンのタイムはソフトタイヤ(他はスーパーソフト)。
6番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、7番手グロージャン(ロータス)、8番手フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、9番手ナスル(ザウバー)、10番手がペレス(フォース・インディア)だった。

ウィリアムズの2台はタイムが伸びず、ボタス14番手、マッサ15番手。
マクラーレン勢は再びトラブルに見舞われた模様でセッション後半はガレージから出ることはなくわずかな周回に留まりアロンソ16番手、バトン18番手に留まった。

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フリー走行1回目、ベッテル(フェラーリ)にトラブル

Redbull Ring (C)Mercedes Motorsports
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F1はオーストリアのレッドブルリンクにその舞台を移し、19日(金)午前、まずフリー走行1回目セッションが行われた。
セッション開始時の気温は16度、路面温度は25度。
路面は基本的にドライコンディションだが、前日雨に見舞われたためダンプ(湿った)部分に気をつけるよう各チームの無線が聞かれている。

90分間のセッションが50分ほど過ぎた頃、やっと本格的な走行を始めたばかりのベッテル(フェラーリ)がエスケープゾーンにストップ。
ミッショントラブルか駆動力がなくなったと報告、マシンは幸運にも素早くガレージに戻されたものの、カーナンバー5が再びコースを走ることはなかった。

結局このセッションでトップタイムをマークしたのはメルセデスAMGのロズベルグで、これに僚友ハミルトンが続いた。
ロズベルグのタイムは1'10.401、ハミルトンとのタイム差は0.308秒。
3番手は0.627秒差でライコネン(フェラーリ)、4番手ボタス(ウィリアムズ)、5番手ナスル(ザウバー)、6番手クビアト(レッドブル)、7番手リカルド(レッドブル)、8番手フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、9番手マッサ(ウィリアムズ)、10番手がペレス(フォース・インディア)となった。
マクラーレンはバトン16番手、アロンソ17番手となったが、相変わらずトラブルがある模様でとりわけアロンソのほうは多くの周回を重ねることはなかった。

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マクラーレン、ショートノーズ採用はアロンソのみ

Redbull Ring (C)Redbull Racing
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モナコGP後にその開発が明らかとなったショートノーズ版のマクラーレン・ホンダ『MP4-30』だが、いよいよ今週末行われるオーストリアGPに実戦投入となる見通しだ。
ただ、用意されたショートノーズは1基しかなく、今回これを使用するのはフェルナンド・アロンソの1台だけになる見込みとのことだ。

これについて同チームのスポークスマンは、ドライバーに差を付けたものではないことを強調している。
それによればこのように1台分しか用意出来ない場合、マクラーレン・チームでは二人のドライバーが交互にこれを優先使用することになっていて、今回はそれがアロンソの番であるとのこと。
ちなみにバトンは先に行われた中国GPでアップデートが投入された際、チームメイトに先駈けて優先使用している。

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レッドブル、屈辱の「ホーム・ペナルティ」へ

Redbull Drink (C)Redbull Racing
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今週行われるオーストリアGPはレッドブルリンクという名前が示すように、レッドブル・グループにとっては言わばホームグランプリ。
しかしそこでレッドブル・レーシングの2台は屈辱の「ホーム・ペナルティ」ということになりそうだ。

というのも、これまで騙し騙し使用してきたルノー製パワーユニットのやり繰りがいよいよつかなくなり、今回のレースでリカルド&クビアトいずれもエンジン交換する見通しになったからだ。
これにより、レギュレーションで予選グリッド10番降格のペナルティが科せられることになる。
(もし今回消化できなかった場合には次戦に繰り越し)

これについてダニエル・リカルドも「ここで交換になると聞いているよ。
ここでペナルティを受けておけば、(パワーが要求される)イギリスやドイツ、ハンガリーで可能性を高めることができるからね」と、交換の可能性を示唆している。

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オーストリアGPのスチュワードにダニー・サリバン氏

Danny Sullivan (C)Sauber Motorsport AG
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるオーストリアGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元F1ドライバーであるダニー・サリバン氏(65歳:アメリカ)を指名した。
昨年最終戦アブダビGP以来、通算9回目のスチュワードということになる。

サリバン氏は1983年シーズンに当時のティレル・チームから1年間F1に参戦、最高位はモナコGPの5位。
その後アメリカに戻って参戦したインディカー・シリーズで活躍。
1988年にはシリーズ・チャンピオン、1985年のインディ500レースで優勝したことで知られる。

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2015/06/18

イモラと交渉はモンツァへのブラフか

Imola Circuit (C)Ex.Jordan Grand Prix
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イタリアGPの新たな開催地としてかつてサンマリノGPのコースだったイモラ・サーキットが急浮上してF1ファンを驚かせたが、これについて早くも「ブラフ(はったり)である」との指摘がイタリア・メデイアから行われている。

現在のF1チャンピオンシップがスタートした1950年から開催されてきた伝統のイタリアGPだが、現在の開催契約は2016年で終了する。
当然契約の延長が期待されるが、しかしバーニー・エクレストン氏率いるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)はこの伝統の一戦ですら開催権料の大幅引き上げを迫って譲らないのだという。

確かにイモラの市長はエクレストン氏との間で話し合いがあったことを認めているが、いざ実現となると首を傾げる向きも多く、そもそもこれはモンツァ・サーキットとの交渉を促進せるための動きであると指摘する向きも多いようだ。

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レッドブル、フェラーリにエンジン変更の噂

Ferrari V6 Engine (C)Ferrari S.p.A
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2014年のレギュレーション変更と共にチャンピオンの座から滑り落ちたレッドブル・レーシングではその大きな原因がルノーから供給されるパワーユニットの戦闘力不足にあると指摘されているが、いよいよこのエンジンと訣別するかも知れないとの報道が出て来た。

これはドイツの専門誌『スポルト・ビルト』が報じたもので、それによればレッドブル首脳は一向に改善の兆しをみせないこのフランス製エンジンに見切りを付け、これまでライバルだったフェラーリ・エンジンの搭載を打診しているというもの。

すでにほとんど忘れられていることだが、レッドブルは参戦初期の2006年、1シーズンだけフェラーリ・エンジンを搭載して最高位がモナコGPの3位(デビッド・クルサード)収めている。
また傘下のトロ・ロッソは2007年から2013年までフェラーリ・エンジンを使用していた経緯を持つ。

ただ、これが実現したとしてもフェラーリから供給されるエンジンはカスタマー仕様になる見込みで、ワークスとは実質数十馬力の差があるとみられる。

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ミシュラン、2017年からのタイヤ供給に応札

Michelin Tyre (C)Renault F1 UK
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フランスの大手タイヤメーカーであるミシュランタイヤが、FIA(国際自動車連盟)が募集した2017年シーズンからのF1タイヤのサプライヤー公募に応札した模様だ。
現在F1単独サプライヤーとなっているピレリタイヤ(イタリア)との契約は2016年末までで、今回の公募は2017年から2019年末まで3年間のものになる。

同社のパスカル・クワノン/モータースポーツ・ディレクターは、「再びF1タイヤの供給へ名乗りを挙げるにあたり、われわれはF1をさらに盛り上げることに役立てるようさまざまなアイデアを検討してきた。
それらはすでにバーニー・エクレストン氏の元にも伝えてある。
現在、F1におけるタイヤのイメージは決して理想的なものではないが、われわれにはそれを払拭できる能力と自信がある」と、意欲をみせた。

噂ではミシュランは18インチ径のタイヤを推奨するなどしているとみられるが、少なくともエクレストン氏は再びタイヤ戦争が勃発することを望んでおらず、ピレリタイヤとの間で単独サプライヤーとしての契約を争うことになりそうだ。
なおミシュランが最後にF1を走ったのは2006年のことになる。

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2015/06/17

カナダGPで修正されていたフレキシブルウィング

Mercedes AMG 『W06』 (C)Mercedes Motorsports
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その前のモナコGPから一転、高速コースでのバトルとなったカナダGPで、複数のチームがいわゆるフレキシブルウィングと言われるフロントウィングに修正を施していたことがわかった。

これはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が伝えたもので、それによれば事前にFIA(国際自動車連盟)から警告を受けていたとみられるメルセデスAMG、レッドブル・レーシング、ロータス、そしてトロ・ロッソの4チームがカナダGPではフロントウィングを変更していたとのこと。

レギュレーションではフロントウイングに対して3ミリまでのたわみしか許容されていないが、カナダGPではこの検査を厳正に行うと通知されていたようだ。

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レッドブル・リンク ソフトとスーパーソフト、3戦連続で登場 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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オーストリアグランプリ プレビュー:2015年6月18-21日
・グリップレベルが低いレッドブル・リンクで、各チームはハイダウンフォースで走行
・レッドブル・リンクでのタイヤへの負荷は限定的
・昨年の勝利戦略は、暑いコンディションの下での2ストッパー
・両コンパウンド間の性能差が小さいことから、 戦略の幅が拡大

2015年6月15日、ミラノ
P Zeroイエロー・ソフトとP Zeroレッド・スーパーソフトタイヤが3戦連続で選択されました。タイヤへの負荷が比較的小さいレッドブル・リンクは、2本のストレートと低速コーナーで構成されています。オーストリアグランプリは、昨年11シーズンぶりに開催されましたので、各チームは、最適な戦略の構築に関して、昨年のデータを活用することができます。オーストリアグランプリ後の火曜日と水曜日、今シーズン最後のインシーズンテストが開催される予定です。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「多様性に富んだオーストリアのトラックが、シーズンの中盤にソフトとスーパーソフトが登場する最後の機会になります。タイヤ戦略は、天候に依存する部分が大きいですね。もし気温が高くなれば、2ストップが主流になると思いますが、冷涼なコンディションになれば、1ストッパーが多くなりそうです。また、昨年のフリー走行の時のように、この季節のスティリア地方では雨の可能性も高いことから、各チームは、基本的にあらゆる事態に備えておく必要があります。今年、ドライバーたちは、トラックに関する昨年の実データを携えてレッドブル・リンクに向かうことができますので、タイヤの効果的な使用法を見出すことにデータを活用できると思います。我々の明確な目的は、各レースでマシンあたり2~3回のピットストップですから、今後のタイヤ選択に関して慎重に検討していくことになります。必要であれば、マイナーチェンジを行う可能性もあります。オーストリアでの両コンパウンド間の性能差は小さくなりそうなので、レース戦略の幅が広がると思います」

ピレリジャパン・プレスリリース

続きを読む "レッドブル・リンク ソフトとスーパーソフト、3戦連続で登場 (ピレリ)"

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マクラーレン&ホンダ、マノーへのエンジン供給否定

Honda Logo(C)Honda Racing
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ここに来て浮上した2016年マノー・マルシア・チームへのホンダ・エンジン供給説だが、例によって関係者は一様にこれを否定した。

マノー・マルシアでは経験豊富なボブ・ベル氏をアドバイザーに迎えるなど来季に向けてステージアップの姿勢が明らかだが、同時に資金難も伝えられていて、現実問題今季搭載するフェラーリ・エンジンの支払も滞っていると噂されている。
エンジン供給だけでなく、もしチーム破綻になった場合にマクラーレンがこれをジュニア・チームにするとの噂も絶えない。

しかしこれについてマクラーレン・チームのスポークスマンは「他チームの方針についてわれわれが答える立場にない」との公式姿勢を崩していない。

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イモラ、イタリアGP開催の可能性

Imola Circuit (C)Ex.Jordan Grand Prix
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古くからのF1開催地であるヨーロッパ・ラウンドが、開催権料の上昇や観客数の減少から危うくなっている中、伝統の一戦でもあるイモラ・サーキットがカレンダーに帰ってくるかも知れない。

イモラは全長5.017kmの高速コースで、反時計回りに周回するコースとして知られる。
場所はイタリアだが、1980年から2006年まで隣国サンマリノ共和国の名前を借りてサンマリノGPとしてF1が開催されていた。

今回浮上したのはサンマリノGPとしてではなく、モンツァ・サーキットでの開催が危ぶまれるイタリアGPとしてで、同地との交互開催が噂されているもの。
したがって実現したとしてもその開催は2017年シーズン以降になるとみられる。

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2015/06/16

アントニオ・フーコ、フェラーリのテストへ

Antonio Fuoco (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームは今週のオーストリアGP後に同じレッドブルリンクで行われるシーズン中唯一の合同テストに、イタリアの新人アントニオ・フーコ(19歳)を起用することを明らかにした。

2013年、フォーミュラ・ルノー2.0 ALPSシリーズでチャンピオンを獲得したフーコは今シーズン名門のカーリン・モータースポーツからGP3シリーズに参戦中(目下ランキング7位)。
なお同テストにはフェラーリ・チームのリザーブ&テストドライバーであるエステバン・グティエレスも参加する予定になっている。

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鈴鹿、サーキットカートを一新へ

 鈴鹿サーキットカート
 鈴鹿サーキットを運営する(株)モビリティランドは、2016年春を目途に国際レーシングコースを走れる「サーキットカート」を一新する方針を明らかにした。

新しいサーキットカートの開発にはSRS(鈴鹿サーキット・レーシングスクール)育ちの元F1ドライバーである佐藤琢磨選手自らが加わって行われたという。

セナ・プロ対決などこれまで幾多の名勝負が繰り広げられた名コースを、あなたも自らの手で走れる。

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ホンダ・エンジンの供給先にマノー・マルシア浮上

Powered by Honda (C)Honda Racing
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かねて第2のチームへのエンジン供給の可能性を示唆していたホンダだが、ここに来てマノー・マルシア・チームへの供給が浮上している。

これはドイツの専門誌である『スピード・ウィーク』が報じたもので、現在は昨年仕様とみられるフェラーリ・エンジンを搭載するマノー・マルシアは、チーム再建策の一つとしてホンダ・エンジンへの変更を考慮しているというもの。

同チームでは期待された今シーズン中の大幅なアップデートが遅れているが、すでに来季の躍進に向けて体制を整えつつあるとも伝えられ、ルノーやメルセデスなど経験豊富なボブ・ベル氏(57歳:イギリス)を獲得するなどカギになるメンバーも強化、今後の方針に関心が高まっている。

なおマクラーレン・チームとしてもロン・デニス/CEOがケビン・マグヌッセンの実戦起用にこだわっており、ホンダ・エンジン供給との関連も噂されている。

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2015/06/15

フォードもF1よりルマンを選択

Ford GT (C)Ford Racing
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今年のルマン24時間レースは公式予選からレコードタイムを記録。
レースでもポルシェとアウディ両チームによる壮絶なバトルが演じられ、昨年の覇者であるトヨタもまったく蚊帳の外という展開となった。
F1がメルセデスAMGの独走もあって魅力がないと言われ続ける中、スポーツカーによる耐久レースに再び関心が集まっているように思える。

こうした中、以前名機『DFV』を駆ってF1を席巻したフォード社も、2016年を目途にWEC(世界耐久選手権)への参戦の意志を明らかにした。

なおフォードはかつて『フォードGT40』によりルマン24時間レースの表彰台を独占(1966年:1-2-3位フィニッシュ)した栄光の歴史を持つ。

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ヒュルケンバーグ(F・インディア)、ルマンで快挙

Porsche 919 Hybrid (C)Porsche AG
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今年のルマン24時間レースは公式予選からポルシェvsアウディによる壮絶な戦いが演じられたが、結果は19号車のポルシェ919が1998年以来となる総合優勝を飾ることとなった。
そしてその栄えある優勝ドライバーとなったのは現フォース・インディアのF1ドライバーであるニコ・ヒュルケンバーグ(27歳:ドイツ)だった。

「前からこのルマン24時間レースに参加するのが夢だったんだ。
そして念願とおりに優勝できるなんて。
これは僕にとってレーシングドライバーとしてここまでやってきた中で最大の成果だよ。
チームは予選からすべてのセッションでパーフェクトな仕事をしてくれた。
ファクトリーではずっと長い間、とりわけこの1か月なんて寝る間もないくらいハードな仕事をしてくれたんだ。
ほんとうに感謝しているよ。
この喜びを、チームメイトも含め僕を支えてくれたすべての人に捧げたい」

ちなみに現役のF1ドライバーがルマンに優勝したのは1991年にマツダ787Bを駆ったジョニー・ハーバート以来ということになるようだ。

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マクラーレン、新型ショートノーズがテスト合格

McLaren 『MP4-30』 (Old) (C)McLaren Group
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かねてバージョンアップが噂されていたショートノーズ版のマクラーレン・ホンダ『MP4-30』がクラッシュテストに合格、いよいよ今週末行われるオーストリアGPに実戦投入されるこになったようだ。

すでにいくつかのチームで採用されているショートタイプのフロントノーズだが、その性質からいずれもFIA(国際自動車連盟)のクラッシュテスト通過には難儀しているという。
マクラーレンの場合もこれまで数回不通過だったと伝えられていた。

このチャレンジが功を奏せば、オーストリアGPではマクラーレン・ホンダのさらに前進したグリッドがみられるかも知れない。

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2015/06/14

キミ・ライコネン、フェラーリ残留に正念場

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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F1は次戦のオーストリアGPを含む前半の3戦を終えるとしばし夏季休暇となる。
この間はファクトリーでの作業も全面禁止されるため表向きF1は静かな表情をみせるが、ドライバーにとっては来季に向けての契約交渉が進展する重要な時期ということになる。
来年は主要チームの多くのドライバーが複数年契約の途中になるため動きはないが、そんな中で注目を集めるのはフェラーリ・チームのキミ・ライコネン(35歳:フィンランド)だろう。

これについてイタリアの有力紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は「フェラーリ側がライコネンに対するオブション権を行使できるのは7月31日が期限」と伝えている。
現在のチーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネ氏はライコネンに好意的と伝えられるが、それでも上層部の同意を得るにはライコネンによるここ3戦での『めざましい活躍』が必要とされている。

万一ライコネンが放出となった場合、目下そのシートの有力候補とされているのはダニール・クビアト(レッドブル)やバルテリ・ボタス(ウィリアムズ)らであるという。

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今年のROCはロンドン五輪のスタジアムで

Image
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毎年末恒例となっている『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』だが、今年はロンドン五輪の舞台となったオリンピック・スタジアムを会場に行われることが明らかにされた。

F1だけでなく、WRC(世界ラリー選手権)やDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)等のチャンピオンが一堂に会し、モーターレーシング界の真の総合チャンピオンを決めようとして1988年に初開催されたROCはまさに自動車を使った異種格闘協議。
最も注目が集まる「ネーションズカップ」ではシューマッハ&ベッテルによるドイツ・チームの活躍が印象深い。

なおイギリスでは2007-8年のウェンブリー・パーク以来3回目の開催となる。

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パトリック・ヘッド氏、『ナイト』の称号受賞へ

Patrick Head (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームの創設メンバーで、フランク・ウィリアムズ氏と共に長く同チームの活躍を支えた功労者パトリック・ヘッド氏(70歳:イギリス)に、英王室から『ナイト』の称号が授与されることがわかった。

数々のチャンピオン・マシンをデザインしたヘッド氏はすでにF1活動の現場からは離れ、ウィリアムズ・チームの関連会社でテクニカル部門を統括する地位に就いている。
今回の決定に、「私はフランクと共にひたすらモーターレーシングの世界で努力を続けて来た。
それがこうして評価され、感激している」と、述べた。

なおフランク・ウィリアムズ氏のほうはすでに1987年にCBE(大英帝国勲章第3階位)を受賞している。

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2015/06/13

ライコネン(フェラーリ)、「危険もF1の魅力」

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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最近のF1について、以前よりその迫力・魅力に欠けているのでは、との指摘が絶えないが、古武士の感もあるベテランのキミ・ライコネン(フェラーリ)も同じ考えのようだ。

これはフランスのテレビ局『キャナル・プリュス』の取材に答えたもの。
ちなみにインタビューしたのはやはり元フェラーリの先輩ジャン・アレジ氏((フランス)。

「僕が2001年にデビューして最初に経験したF1はとてつもないものだった。
あれこそほんとうの意味でモータースポーツの最高峰というものだったね。
エキサイティングで、スリリング、もちろん今よりもっと危険なことも多かった。
それからF1はもっと速くなっていくんだと思っていたけれど、様々な対策が施された結果、F1はずっと遅いものになってしまったよ。
もちろん怪我人は出したくないけれど、もっとみんながドキドキするようなF1を取り戻したいね」と、クールなフィンランド人。

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マルコ博士(レッドブル)、「ルノーここ3週間がヤマ」

Helmut Marko (C)RedBull Racing
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依然としてルノー・エンジンのパワー不足を訴えているレッドブル・レーシングだが、同グループでレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士はそのルノーのパワーユニットについて、「今後3週間が将来を決める」と、重要な状況にあることを示唆した。

「モナコではひさびさ好成績(4-5位W入賞)を収めたが、モンテカルロは特別なところ。
マシンの評価をするにはあそこはふさわしくない。
それを証明するように、次のカナダでは途端に散々な結果になった。
わかるだろう、長いストレートが一本あるだけでわれわれはすぐライバルに置いて行かれるんだ。
われわれはなるべくダウンフォースを下げるなどドライバーにも負担を掛けてパワー不足をカバーできるよう努力しているが、それにも限度がある。
いまルノーでは命運を賭けて新たなプロジェクトを進めている。
その結果が3週間以内にわかることだろう」

モナコではドライバーの力で4-5位を得たものの、カナダでは一転9-13位という不本意な結果に終わっている。

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グロージャン(ロータス)、「FP1待機は大損」

A.Komatsu & R.Grosjean (C)Lotus F1 Team
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ロータス・チームが同チームのリザーブ&テストドライバーであるジョリオン・パーマー(24歳:イギリス)のフリー走行1回目セッション起用をさらに拡大することを明らかにしたが、これにロマン・グロージャンが強い反発姿勢をみせている。

「通常FP1というのはその週末新たに投入するエアロダイナミックスなどのパーツを試す機会。
その結果を受けてFP2以降のセッションでセットアップの方向が決まるんだ。
ところがそれができないとなると、最初の日に正しいセットアップをスタートさせるのがとても難しくなる。
ライバルに対して大きなハンディになるのは明らかだよ。
チームが経済的な問題で誰かを走らせようとする事情はわからないではないが、何故僕ばかりなのかまったく理解できないよ」と、不満をぶちまけた。

一方チームメイトであるマルドナドのほうは、「僕は契約に則って仕事をこなしているだけ」と、相変わらず涼しい顔だ。

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2015/06/12

スポーツ選手長者番付、ハミルトンが15位

Lewis Hamilton (C)AUTOSPORT
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米経済誌『フォーブス』がこのほど発表した「スポーツ選手世界長者番付」で、メルセデスAMGチームのルイス・ハミルトン(30歳:イギリス)がモータースポーツ選手としてはトップの15位にランクされていることがわかった。

それによればハミルトンの年収は3,900万ドル(約48億3千万円)で、これまで別メディアで伝えられたものとほぼ同金額。
これに続いてアロンソ(マクラーレン)が17位の3,550万ドル(約44億円)、ベッテル(フェラーリ)が21位の3,300万ドル(約40億9千万円)となっている。

なお日本人最高は米大リーグ田中将大選手の2,300万ドル(約28億5千万円)で58位となっている。
ちなみに以前、F1ではミハエル・シューマッハ氏がトップ10に名を連ねていた。

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ホーナー代表(レッドブル)、「制限あるレースつまらない」

Christian Horner (C)Redbull Racing
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レース終盤、各車共に燃料消費を気にするなど消極的な展開が目に付いたカナダGPを終え、レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表が「制限のある単調なレースはつまらない」と、苦言を呈した。

「F1がつまらないと言われるが、当たり前だろう。
やっているわれわれだってそれは感じているのだから。
少し前ならマシンにはもっとダウンフォースがあり、タイヤを酷使した。
そうすれば当然タイヤ交換が迫られるし、ピットストップの回数も増える。
しかしタイヤが硬いので今は(レギュレーションで決められた)最低のワンストップだけ。
また使用する燃料にも制限があるのでこれをセーブするためドライバーはコクピットで消費を操作しなければならない。
チームにとっては必要でも、こんなことは見ている観客には関係のないことだからね。
私だってお金を払うなら今のF1はつまらないと言うよ」

カナダGPでは多くのドライバーがチームと燃料セーブについて無線を交わしていたことがわかっている。

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F・インディア、「フランチャイズ・チーム案は野合」

Image (C)Mercedes Motorsports
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カナダGPの際行われたF1チームの会合で、小規模チーム救済のため新たな「フランチャイズ・チーム案」が提言されたとされている。
これは弱小チームがコンストラクターズからシャシーを購入、フランチャイズ・チームとして正規のF1チャンピオンシップとは別のクラスで争うというもの。

ところがこの会議では本来『F1ストラテジーグループ』のメンバーであるウィリアムズとフォース・インディアが外され、メルセデス、フェラーリ、マクラーレン、そしてレッドブルの4チームだけで行われたという。

これについてフォース・インディアのロバート・ファーンリー代表は、「会議は野合だ。
彼らがプライベートチームであるウィリアムズやわれわれを切り捨て、大チームの論理でF1を操作しようとしているのは明らか。
なぜならそれが彼らのさらなる利益に繋がるからだ」と、糾弾している。

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パーマー、ロータスでさらに5回のフリー出走

Jolyon Palmer (C)Lotus F1 Team
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ロータス・チームは、同チームのリザーブ&テストドライバーであるジョリオン・パーマー(24歳:イギリス)が、次戦オーストリアGP以降さらに5戦でフリー走行1回目セッションのドライバーとして出走することを明らかにした。

フリー走行1回目では他チームでも控えのドライバーにチャンスを与えることがあるが、これだけの回数が与えられるのは異例。
ちなみにレッドブルリンクで行われるシーズン中テストにも参加するという厚遇。

ただしマルドナドのほうは契約で全セッション出走が保証されているとのことで、マシンを譲ることが確実のグロージャンはこうした状況に不満を隠していない。

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2015/06/11

F・インディア、アップデート仲間外れだった

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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先のカナダGPではフェラーリやホンダらが今シーズン初となるトークン(開発プログラムの単位)を使用して改良版パワーユニットを投入したとされるが、その一方で王者メルセデスはトークンの使用なしでアップデートを図ったと伝えられている。

それによれば改良版のメルセデス製パワーユニットはパワーこそ同じものの、信頼性が向上してことによりさらに高い戦闘力を発揮できたという。
しかしメルセデス陣営の一つフォース・インディア・チームのセルジオ・ペレスは、「アップデートどころか僕らのエンジンは開幕から何も変わっていない。
われわれのチームだけがメルセデス勢の中で差別されているようだ」と、不快感を露わにした。

これについてメルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは「ファクトリーの製作能力の点からカナダGPまでに8基のエンジンを揃えることができなかっただけ。
次戦オーストリアには彼らも最新仕様のものを手にすることだろう」と、涼しい顔。
関係者からは、同チームはエンジン代金の支払いが滞っていることから意趣返しされたものとみられているようだ。

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マクラーレン・ホンダ、新フロントノーズ合格せず

McLaren 『MP4-30』 (C)McLaren Group
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ホンダ製パワーユニットの改善に務める一方で、シャシー面でもショートノーズを採用してエアロダイナミックスの効率化を図っているとされるマクラーレン・チームだが、肝心のクラッシュテストに依然合格していないと伝えられた。

これについてマクラーレン・チームのスポークスマンは「フロントノーズのショート化は大幅な変更になるのでFIA(国際自動車連盟)によるクラッシュテストが必要。
しかしもともとギリギリの線を狙っているので一度でクリアすることのほうが稀。
いまファクトリーでさらなる改良を施しているので近く合格できる筈」と、自信をみせている。

しかしクラッシュテストが行われた英国のメディアが伝えるところでは、マクラーレン・チームはすでに5回もテストに不合格になっているのだという。

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レース中の燃料給油復活はお蔵入り

Pitstop (C)Williams F1
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ここに来てその先行きに暗雲が伝えられた決勝レース中の燃料給油復活案だが、カナダGPの際に行われたF1チームとチャーリー・ホワイティング/レースディレクター(FIA:国際自動車連盟)の会議で、チーム側から反対の意向が正式に示された模様だ。

2009年を最後に廃止されていた燃料給油だが、先に『F1ストラテジーグループ』が提言し、一時は2017年に復活するとの報道が先走りしていたもの。

一部のチーム(フェラーリ?)からは前向きの意見が失されたとも伝えられているが、やはり機材輸送の手間や人員確保など大幅なコスト増がチームにとってネックになっているようだ。

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2015/06/10

F1チーム、新たな小規模チーム救済案

Image (C)Mercedes Motorsports
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参戦のコスト増加と共に参戦チームの減少が憂慮されているF1だが、カナダGPの会場でF1チームの会合が行われ、ここで新たな「小規模チーム救済案」が提言された模様だ。

関係者によればそれはF1に現行のコンストラクターズ・チームのみならず新設のフランチャイズ・チームによる参戦を認めようとするもの。
具体的には、フランチャイズ・チームはコンストラクターズからシャシーを購入。
これによりシャシー開発のコストを削減し、より資金規模の小さなチームにもF1の門戸を開けようというものだ。
ただもちろん正規のコンストラクターズ・チームとは別クラスのチャンピオンシップということになる。

しかしこれには肝心のバーニー・エクレストン氏が反対の意向と伝えられ、実現にはまだ時間が掛かりそうだ。

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ブイユ代表(マクラーレン)、ホンダにイライラも

R.Dennis & E.Boullier (C)McLaren Group
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シーズンが開幕して初めてトークン(開発プログラムの単位)を使用するなどしてパワーアップを図ったはずのホンダだったが、少なくともカナダGPでの結果をみる限り関係者を落胆させるものだった。
そのカナダGPを終え、マクラーレン・チームのエリック・ブイユ代表からは厳しい発言が行われている。
「ホンダが懸命に改善を図っているのはわかる。
彼らが自身の手で挽回できるならいい。
しかしホンダはF1復帰を正式に決めてまだたった2年でしかない。
自らの手でそれができないのであればどうしてわれわれ(マクラーレン・チーム)のリソース・経験を活かそうとしないのか」

またメディアの一部からはそうした間隙を付き『ドライバーの不満』をも演出しようとしているようにみえる。
とりわけ標的になっているのは昨年まで5年在籍したチームがすでに勝利を上げているアロンソ。
マクラーレン・ホンダへの移籍を後悔しているというものだが、もちろん当人はこれを否定。
その一方、自身のサイトでアロンソはただ「レースを終えることができなかった」と不気味な一言。

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アレジ氏、「グロージャンは相変わらず」

Romain Grosjean (C)Lotus F1 Team
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カナダGP決勝レース終盤、周回遅れのスティーブンス(マノー)と接触するアクシデントを引き起こしたとしてドライブスルー・ペナルティーを科せられたロマン・グロージャン(ロータス)に対し、元フェラーリ等のF1ドライバーであるジャン・アレジ氏(50歳:フランス)が辛辣なコメントを明らかにしている。

「グロージャンはせっかくスピードを持っているのにまただものガッカリだよ。
モナコGPに続いてじゃないか。
しかもアクシデント直後には『向こうが突っ込んで来た』なんて言ってた。
このところしばらくクラッシュがなかったから落ち着いてきたと思ったんだけどね。
これはもう性格から来るものだから、クラッシュ癖は直らないだろう。
戦闘力が上がったロータス・チームを立て直すのはむしろマルドナドのほうじゃないか」

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2015/06/09

フェラーリ首脳、レース結果にいらだち

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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カナダGP決勝レースを4-5位という成績でフィニッシュ、W入賞を果たしたフェラーリ・チームだが、同チームのマウリツィオ・アリバベーネ代表は満足の表情をみせていない。

「われわれはこのカナダGPに備え、多くのトークン(開発プログラムの単位)を投入してパワーユニットの改善を図ってきた。
それを考えればこのレース結果には当然のこと納得いくものではない。
ベッテルはそのスタート位置(18位)から考えれば良くやったとも言えるが、それは追い上げの話でメルセデスAMGを脅かすようなものではなかった。
ライコネンに至ってはウィリアムズとのバトルに負けたのだから話にならない。
決して良い週末だったとは言えないし、私は満足してないよ」

そのライコネンはスピンした原因がエンジンのマッピングにあったと主張している。

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グロージャン、接触事故でスティーブンスに謝罪

Romain Grosjean (C)Lotus F1 Team
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カナダGP決勝レース終盤、周回遅れのスティーブンス(マノー)をオーバーテイクした後に接触、共にピットストップを余儀なくされるアクシデントを引き起こしたとしてロータスのロマン・グロージャンに、レーススチュワード(競技委員)は5秒のドライブスルー・ペナルティーを科した。

これについてグロージャンは「アクシデントは僕の勘違いから起きたまったくの不注意だった。
責任は僕にあるのでスティーブンスには謝りたい。
これからも僕はドライバーとして成長しなければならない」と、殊勝な姿勢を強調。

この背景にはペナルティ(モナコGP)後もまったく反省の色をみせないマックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)への意趣返しがあるのかも知れない。

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ミック・シューマッハ、F4レースで右手骨折

Mick Schumacher
F4レースで起きたアクシデントで、ミック・シューマッハ(16歳:ドイツ)が右手を骨折したというニュースが伝えられた。

これは7日(日)オーストリアのレッドブルリンク(旧A-1リンク)で行われた『ADACドイツF4選手権』レースでのこと。
シューマッハは午後のレースでトマス・プライニングに追突されメインストレート内側のガードレールに激しくクラッシュ、マシンの前後を損傷してレースは赤旗中断に。
その後の検査で右手を骨折したと伝えられたもの。

ミック・シューマッハは7度のF1チャンピオンに輝いた稀代のF1王者ミハエル・シューマッハ氏の子息。
すでにオッシャースレーベンでのレースで初優勝を遂げるなど非凡なところをみせていた。

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2015/06/08

「グランプリ週末を迎えるたびに大事なことを学んでいるので、これから徐々に改善」(ホンダ)

F1150608002h(C)Honda Motor Co Ltd.

June 7 2015
Formula 1 Grand Prix Du Canada 2015 (Montreal)

2015年6月7日(日)・決勝  
会場:ジル・ビルヌーブ・サーキット  全長:4.361km

本日、モントリオールで開催されたカナダグランプリでは、フェルナンド・アロンソおよびジェンソン・バトンの両ドライバーがリタイアし、McLaren-Hondaチームにとっては厳しい結果となってしまいました。両マシンにそれぞれ別の排気系トラブルが発生したため、ガレージに戻らざるを得ませんでした。

フェルナンドはオプションタイヤを履いてレースを迎え、13番グリッドから好スタート。最初のラップで力強い走りをして11番手に上がりました。その後、トロ・ロッソのマックス・フェルスタッペン選手やフェラーリのセバスチャン・ベッテル選手と果敢なバトルを展開しましたが、タイヤと燃料をセーブしながらの走行となったため、オープニングスティントでは再び順位を落とすことになりました。フェルナンドはオプションタイヤを装着しているマシンの中では最後にピットインし、31周目でプライムタイヤに履き替えました。ピットストップ後はペースを上げて巻き返しを図ったものの、46周目でリタイアを余儀なくされました。

一方、ジェンソンは昨日の予選でタイム計測をすることができなかったため、20番グリッドからスタートしました。また、MGU-Hとターボを交換したことによるペナルティーも抱えてレースに臨むことになり、そのためドライブスルーペナルティーを実施しなければなりませんでした。最初の45周はプライムタイヤを履いて走行し、全ドライバーの中で最後にピットストップを行いました。オプションタイヤに履き替えた後は、何周にもわたって自身のベストラップタイムをたたき出す走りを見せていましたが、先にリタイアしていたフェルナンドと原因は異なるものの、同じ排気関連のトラブルによって、58周目でリタイアしました。

ホンダモータースポーツリリース

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タイヤへの負荷が非常に小さかったモントリオールで、 新型スーパーソフトによる30周以上の走行が可能に (ピレリ)

ルイス・ハミルトン (C)Pirelli Motorsport
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2015 カナダグランプリ 決勝
・トップ3は1ストップ戦略を採用: 下位には2ストッパーを含む多様な戦略が見られた
・ベッテルとマッサは、グリッド後方からのスタートながら 戦略を活かしてポイント圏内でフィニッシュ

2015年6月7日、モントリオール
ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでのタイヤの摩耗とデグラデーションが極めて小さかったことにより、ソフトおよびスーパーソフトコンパウンドによるロングランが可能になり、1ストップ戦略が主流となりました。両コンパウンド間の性能差がラップあたり1秒未満だったため、その他の多彩な戦略を採ることも可能な状況でした。

メルセデスのルイス・ハミルトンがチームメイトのニコ・ロズベルグを抑え、キャリア通算37勝目を挙げ、ドライバーズチャンピオンシップでのリードを17ポイント差に広げました。ハミルトン、ロズベルグ、ボッタスのトップ3は、いずれもスーパーソフトタイヤでスタートし、ほぼ同じタイミング(3周以内の違い)でソフトへ交換するピットストップを行いました。

4位を獲得したフェラーリのキミ・ライコネンは、2ストッパー中の最上位ドライバーで、ただ一人第2スティントでソフトタイヤを使用しました。ライコネンは、第1スティントと最終スティントをスーパーソフトで走行したことによって、印象に残るラップライムを刻みました。

フェラーリのセバスチャン・ベッテルやウィリアムズのフェリペ・マッサなど、数名のドライバーが何時になく下位グリッドからのスタートとなりました。彼らは、戦略を駆使してポジションを上げ、ポイント圏内でフィニッシュしました。ベッテルは早めのピットストップを行い、レースの大半をソフトタイヤで走行しました。

ソフトタイヤでスタートした5名のドライバー中の一人であるマッサは、ライバルたちがピットストップを行う間にポジションを上げる長い第1スティントを走行後に、スーパーソフトに交換してフィニッシュしました。チームメイトのバルテッリ・ボッタスは、今シーズン初のメルセデスおよびフェラーリ以外からの表彰台獲得ドライバーとなりました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ライコネン(フェラーリ)、「望んだ結果じゃない」

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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レース終盤のスピンでほぼ手中にしていた3位表彰台をフイにしたフェラーリ・チームのキミ・ライコネンは、このレースを次のように振り返っている。

「今日のレース結果は望んだものじゃないね。
僕が最終的に得たもの、それ以上を事前に期待していたからね。
スタトーは良かったけれど、メルセデスAMG勢を脅かすだけのスピードがなかったし、レースでは燃料セーブにも気を遣わないとならないので難しかった。
スピンしてしまったのはマシンのせいだ。
今日は2回ともアウトラップ(ピットからレースに戻った周回)時にスロットルがおかしかったんだ。
だからあの時も『まただ』と思ったよ。
今日はその後のリカバリーが難しく、結局この成績(4位)で終わることになった。
まだ改善すべきところが多いから、これからも頑張るよ」

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ハミルトン(メルセデス)、「エンジニアの父に捧げたい」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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7日(日)行われたカナダGPで今季7戦中4勝目、通算37勝目を記録したメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは、「この勝利をボノの父に捧げたい」と、語った。
ボノはハミルトンの担当エンジニアであるピーター・ボニントン氏のこと。
同氏の父親が先週土曜日に亡くなったことを指している。

「最高の勝利だったね。
前回のレース(モナコGP)があんなだったから、今日のモントリオールは最高だよ。
チームのみんなはとても良くやってくれて感謝しているけれど、チームの中のバトルもなかなかたいへんさ。
レース中、何回かタイヤをロックさせてしまいヒヤヒヤしたけれど大事にならなくてほっとしたよ。
この勝利を一生懸命やってくれたボノの父に捧げたい。
これはまさに彼のものさ」

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ルノーのF1復帰、『トタル』が支援も

Total (C)Redbull Racing
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依然として絶えないルノーによるF1ワークス復帰に、最近はロータス・チーム買収の話題が高まっているが、これに『トタル』が支援しているのではないかとの噂が聞かれ始めている。
『トタル』はフランスの大手石油会社で、以前からモータースポーツ支援にも力を入れていることで馴染み深い。

依然としてロータス・チームの首脳は売却話を否定するが、元々投資家グループが関与しているだけに関係者は「ロータスの売却は金額次第」との見方を伝えている。
その金額に貢献するのが主要スポンサーということになる。

過去通算35勝を記録した名門ルノーのF1復帰となれば、2011年シーズン以来ということになる。

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次期もピレリの続投でF1関係者暗黙の合意か

Pirelli F1 Tyre (C)Renault F1 UK
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F1で使用するタイヤは現在ピレリによる単独サプライヤーとなっているが、現行の契約は2016年末で満了。
その後の3年についてすでにFIA(国際自動車連盟)がこのシステムを継続すると共に公募を行うことが明らかにされている。
噂ではこれにかつてブリヂストンと激しく覇権を争ったフランスのミシュランタイヤが応募するのではと伝えられたが、大方の見方ではピレリの継続が確実のようだ。

これについてフェラーリ・チームのジェームズ・アリソン/テクニカル・ディレクターは、「タイヤメーカーが変更になるのかい。
そんなことはわれわれは何も聞いていないけどね」と、煙に巻く。

このように大方のチームはピレリタイヤ継続で開発方針を進めていて、これにFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)も同意しているとみられることからタイヤメーカー変更の可能性は低そうだ。
実際、メルセデスのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターも「ピレリと共にタイヤ径の変更等について検討しているよ」と、意に介していない模様。

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カナダGPはハミルトン(メルセデス)がポールTOウィン

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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7日(日)午後行われたカナダGP決勝レースは、ポールポジションからスタートしたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトン(30歳:イギリス)が前戦味わった悔しさを乗り越えてみごとポールTOウィンを果たした。
ハミルトンはこれで今季7戦中4勝目。
自身通算37勝目でここカナダにおいてはミハエル・シューマッハの7勝に次ぐ4勝目、ポールTOウィンは3回目という相性の良さをみせた。

2位は終始ハミルトンを脅かすことができなかったチームメイトのニコ・ロズベルグ。
これにより前戦10点まで迫ったポイント差も再び17ポイントまで拡大することとなった。
3位はライコネン(フェラーリ)の自滅によりひさびさの表彰台を獲得したウィリアムズのバルテリ・ボタス。
ボタスにとってもチームにとってもこれは今季最高位となるものだ。

4位は3位を確実にしていながら29周目のピットストップ直後にヘアピンで派手なスピンを演じて順位を落とすことになったフェラーリのキミ・ライコネン。
今季ここまで続けてきたフェラーリ・チームが占めてきた表彰台の一角をついに明け渡す痛恨の結果となった。
5位は後位から追い上げたベッテル(フェラーリ)、6位マッサ(ウィリアムズ)、7位マルドナド(ロータス)、8位ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、9位クビアト(レッドブル)、10位グロージャン(ロータス)でここまでが入賞。

以下11位ペレス(フォース・インディア)、12位サインツ(トロ・ロッソ)、13位リカルド(レッドブル)、14位エリクソン(ザウバー)、15位フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、16位ナスル(ザウバー)、17位スティーブンス(マノー)でここまでが完走。
リタイヤはメルヒ(マノー)、そしてマクラーレン・ホンダのバトン&アロンソという結果となった。

カナダGP:決勝レースの結果はこちら
カナダGPの画像はこちら

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2015/06/07

P Zeroレッド・スーパーソフト、 予選前のわずかな走行機会にも関わらず、温暖なコンディション下で性能を発揮 (ピレリ)

ルイス・ハミルトン (C)Pirelli Motorsport
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2015 カナダグランプリ 予選
・決勝では多様な戦略が可能: 両コンパウンド間の性能差は、ラップあたり1秒未満
・メルセデスの両ドライバーとウィリアムズのバルテッリ・ボッタスは スーパーソフトタイヤを1セット温存

2015年6月6日、モントリオール
メルセデスのルイス・ハミルトンが、P Zeroレッド・スーパーソフトタイヤで、自身のレースナンバーと同じ数字となるキャリア通算44回目のポールポジションを獲得しました。チームメイトのニコ・ロズベルグが2番手に付け、メルセデスのフロントロー独占となりました。

昨日のFP2は雨によって中断され、本日午前中のFP3が赤旗中断の影響を受けたことにより、各チームは、スーパーソフトの性能を試す機会が十分ではないまま、多くの未知要素を抱えて予選に臨みました。Q1では、ロータスのロマン・グロージャンがスーパーソフトを使用して最速タイムを記録しました。

雨は降らなかったものの、温暖な気温は継続し、今日の路面温度は35℃前後でした。昨日と今日の午前中の路面状態が異なったため、タイヤデグラデーションの見極めが困難な状況でした。明日の決勝時の気温がさらに上昇すると予想されており、今日のデグラデーションパターンを決勝の戦略に活かすことができそうです。

メルセデスの両ドライバー、フェラーリのキミ・ライコネン、ウィリアムズのバルテッリ・ボッタスは、ソフトタイヤのみでQ1を通過しました。Q2以降、全ドライバーがスーパーソフトのみを使用しました。

マシンおよびタイヤ開発の進展により、昨年のポールポジションタイムは、Q2の序盤にハミルトンとロズベルグによって破られました。Q3は、またしてもメルセデスの両ドライバーによる戦いとなり、ハミルトンが最速タイムを記録しました。昨日の雨が路面上のラバーを洗い流してしまったため、今日のセッション開始時点は滑りやすい状態で、各セッションの終盤にセッション最速タイムが記録されました。

2回の赤旗中断があった午前中のFP3では、ロズベルグがスーパーソフトで、1分15秒660のセッション最速タイムを記録しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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FIA正式発表グリッド、「バトンが最後尾」

FIA(国際自動車連盟)は7日(日)行われるカナダGP決勝レースのスターティンググリッドについて、正式発表を行った。
ペナルティにより共に最後尾の可能性があったバトン(マクラーレン)ら3人は以下のようになった。

18位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
19位:マックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)
20位:ジェンソン・バトン(マクラーレン)

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バトン(マクラーレン)、決勝出走許可される

Jenson Button (C)McLaren Group
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6日(土)行われたフリー走行3回目セッションの後、ERS(エネルギー回生システム)にトラブルが発見されたマクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは、結局午後の予選に出走が叶わなかった。

これについてホンダ陣営の新井康久/プロジェクト総責任者は「バトンのマシンはエンジンまでダメージがあった」と、説明している。
このためバトンは予選での107%タイム(1'21.141)をクリアしていないことになるが、カナダGPのレーススチュワード(競技審査委員)はバトンがそれまでのフリー走行で十分コンペティティブなタイムを記録していたとして決勝レースへの出走を許可した。

今回はペナルティ等によりベッテル(フェラーリ)やフェルスタッペン(トロ・ロッソ)らも最後尾スタートとなるが、実際のグリッドについてはまだ正式発表されていない。

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「収集した膨大なデータをこれから解析する」 (ホンダ)

F1150606006h

(C)Honda Motor Co Ltd.

June 5 2015, PRACTICE
Formula 1 Grand Prix Du Canada 2015 (Montreal)

2015年6月5日(金)・1日目フリー走行  
会場:ジル・ビルヌーブ・サーキット  全長:4.361km

McLaren-Hondaチームは、今日の限られたフリー走行の時間を最大限に生かし、ジル・ビルヌーブ・サーキットで内容の濃いスケジュールをこなしながら、激しい雨が降り出す直前に短縮プログラムを完了しました。

早朝に雨が降ったものの、1回目のフリー走行はドライコンディションのなか実施されました。ジェンソン・バトンは、ギアボックスの不具合によって最初の30分はコースに出られず 、スロースタートを切ることになりましたが、その後、ばん回し、25周を走行。一方、フェルナンド・アロンソはトラブルもなくFP1を終了しました。両ドライバーともプライムタイヤのみを履いて周回を重ね、この高速サーキット用に準備した複数の空力セットアップの評価を実施しました。

F1150606002h それに対して、2回目のフリー走行は、いかに雨に打ち勝つかというレースでした。ここモントリオールでは、セッション開始から20~30分経過した時点で悪天候となることが予想されていたため、ピットレーンのライトが緑色に変わった瞬間、両マシンは勢いよく コース上に出ていきました。フェルナンドもジェンソンも最初の30分は中断されることなく走り続け、途中でプライムタイヤからオプションタイヤに履き替えました。コース上での時間を最大限に使うために、両ドライバーともピットボックスでタイヤ交換を行い、雨が降り出す直前にガレージに戻りました。その後、雨が激しく降り出し、週末のカナダGPはドライコンディションが予想されていることから、ここで今日のプログラムを終了することにしました。

ホンダモータースポーツリリース

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フェルスタッペン、ペナルティ消化しきれず

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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先のモナコGPで起きたアクシデントによりすでに今回グリッド5番降格のペナルティが決まっていたトロ・ロッソのマックス・フェルスタッペンだったが、土曜日の朝さらにエンジン交換を余儀なくされた。

これによりフェルスタッペンはトータル15グリッド降格となったが、カナダGPの予選では12番手になっているため一度で消化しきれないことになる。
このためレギュレーションにより、決勝レース終了後、レースタイムに10秒加算されることになる見通しだ。

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Q1敗退ベッテルにペナルティの追い討ち

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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カナダGP公式予選、いきなりQ1でMGU-Hのトラブルに見舞われたフェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルだが、さらにグリッド5番降格のペナルティをうけることがわかった。

これはカナダGPのレーススチュワード(競技審査委員)が公式予選終了後に明らかにしたもので、それによればベッテルは午前に行われたフリー走行3回目セッションの際中、赤旗中断となっていたにもかかわらずマノー・マルシアのメルヒのマシンをオーバーテイクしたというもの。
当時、バトン(マクラーレン)がストップしたためにセッションは赤旗中断となっていた。

ベッテルは赤旗が出ていたことは認めたものの、メルヒがあまりにスローだったためトラブルを抱えていると判断したと説明している。

予選16番手になったベッテルだが、これにより日曜日の決勝レースは最後尾からのスタートになる。

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ハミルトン、カナダGPで44回目ポールポジション

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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カナダGPの公式予選が終了。
今週ここまで必ずしも順調ではなかったメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトン(30歳:イギリス)が肝心の予選ではみごとポールポジションを獲得した。
ポールタイムは1'14.393。
ハミルトンのポールは2戦連続、今季7戦中6回目で自身通算44回目と、これで本人が好きというカーナンバー44と一致した。
またここカナダでは4回目のポールポジション、これはミハエル・シューマッハの通算6回に次ぐものになる。

2番手チームメイトのロズベルグで、ハミルトンとの差は0.309秒というものだった。
メルセデスAMGチームのフロントロウ独占は今季5回目の快挙ということになる。
3番手には今季初めてチームメイトの前に出たフェラーリのライコネン。
ハミルトンとのタイム差は0.621秒だったが、それよりも後続のマシンが僅差で続いているのでそちらが気になるところ。

4番手ボタス(ウィリアムズ)でこれは今季予選最高位になる。
5番手グロージャン(ロータス)、こちらも今季最高の予選順位。
6番手にもチームメイトのマルドナド(ロータス)が続いた。
ただこの2台はピットアウト時に交錯し、危うく同士討ちになるところ。
(このチームでコントロールする立場はチーフ・エンジニアである小松礼雄氏)
7番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、8番手クビアト(レッドブル)、9番手リカルド(レッドブル)、10番手がペレス(フォース・インディア)というトップ10グリッドになった。

カナダGP:公式予選の結果はこちら
カナダGPの画像はこちら

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予選Q2、メルセデスAMG勢が1-2タイム

予選Q2は順当にメルセデスAMG勢が1-2タイムを記録して終えた。
トップはハミルトンで1'14.661、2番手チームメイトのロズベルグ1'14.673でこの2台だけが1分14秒台。

3番手グロージャン(ロータス)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手ボタス(ウィリアムズ)、6番手マルドナド(ロータス)、7番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、8番手クビアト(レッドブル)、9番手ペレス(フォース・インディア)、そして10番手リカルド(レッドブル)でこの10台がQ3進出。

脱落となったのはサインツ&フェルスタッペンのトロ・ロッソ勢、エリクソン(ザウバー)、アロンソ(マクラーレン)、そしてナスル(ザウバー)の5台になった。

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予選Q1、ベッテル(フェラーリ)がノックアウト

カナダGP公式予選Q1がスタート。
路面はドライコンディション、セッション開始時の気温は16度、路面温度は42度と報告されている。
なおエンジン交換のバトン(マクラーレン)は予選欠場。
またフリー走行でクラッシュ、赤旗中断の原因を作ったナスル(ザウバー)はマシン修復中でコースインが遅れた。
さらにインストレーションラップを終えたベッテル(フェラーリ)は電気系の不調を訴えている。

メルセデスAMG勢が2度目のアタックを行わない中、ロータスのグロージャンが1'15.833のトップタイムを記録した。
2-3番手におなじく1分15秒台でロズベルグ&ハミルトン(メルセデス)、4番手マルドナド(ロータス)、5番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、6番手ライコネン(フェラーリ)、7番手フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、8番手リカルド(レッドブル)、9番手クビアト(レッドブル)、10番手がボタス(ウィリアムズ)だった。

ここで脱落したのはなんとベッテル(フェラーリ)、マッサ(ウィリアムズ)、メルヒ&スティーブンスのマノー・マルシア勢、そして走れなかったバトン(マクラーレン)という5台となった。
敗退となったベッテルは怒りを隠していない。
なおメルセデスAMGのロズベルグ&ハミルトン、フェラーリのライコネン、そしてウィリアムズのボタスの4台はソフトタイヤ、他はすべてスーパーソフトでのアタックだった。

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フリー走行3回目、本命ハミルトンにトラブル

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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カナダGPフリー走行3回目セッションが行われた。
セッションは中盤にザウバーのナスルがクラッシュして赤旗中断。
再開後今度はバトン(マクラーレン)がERS(エネルギー回生システム)トラブルでストップしたため再び赤旗中断になる波乱。

また、本命ハミルトン(メルセデス)にトラブル、終盤の挽回も届かなかった。
トップに立ったのは僚友のロズベルグ(メルセデス)。
ロズベルグのタイムはこのセッションでただ一人1分15秒台に入れる1'15.660というもの。
これにライバル・フェラーリのライコネンが続いたが、そのタイム差はコンマ5秒以上という大きなものだった。
また3番手にグロージャン(ロータス)、4番手ボタス(ウィリアムズ)というフレッシュな顔ぶれ。
以下5番手ペレス(フォース・インディア)、6番手クビアト(レッドブル)、7番手マッサ(ウィリアムズ)、8番手ベッテル(フェラーリ)、9番手サインツ(トロ・ロッソ)、そして10番手がマルドナド(ロータス)だった。
トラブル続きのマクラーレンはバトン15番手、アロンソ18番手に沈んだ。

カナダGP:フリー走行3回目の結果はこちら
カナダGPの画像はこちら

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2015/06/06

ルイス・ハミルトンがP Zeroレッド・スーパーソフトで最速タイムを記録: 昨年の自身ベストタイムを上回る

ルイス・ハミルトン (C)Pirelli Motorsport
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2015 カナダグランプリ フリー走行
・FP2は激しい雨による中断で 新型スーパーソフトでの走行は限定的に
・明日以降も変わりやすい天候の可能性: 多様な戦略が期待される

2015年6月5日、モントリオール
カナダのフリー走行2回目(FP2)は、2週間前のモナコと同じく、激しい雨による中断となりました。

これにより、モナコグランプリでデビューした2015年型P Zeroレッド・スーパーソフトタイヤでの走行は限定的となりました。今週末用として、P Zeroレッド・スーパーソフトとP Zeroイエロー・ソフトタイヤが選択されています。1時間30分のFP2セッションでは、雨が降る前に、数名のドライバーが新型スーパーソフトを試し、決勝での1ストップ戦略の可能性を模索するチームもありました。

さらなる正確なデータを得るためには、土曜フリー走行(FP3)が極めて重要になり、タイヤの摩耗とデグラデーションが通常極めて小さいこのトラック上での戦略を仕上げる作業が行われることになります。予報によるとドライコンディションは保証されず、各チームは、戦略に関して迅速な判断をしなければなりません。

メルセデスのルイス・ハミルトンは、降雨前のFP2で、スーパーソフトタイヤを使用して1分15秒988のセッション最速タイムを叩き出し、昨年の同セッションでの自己最速タイムを更新しました。午前中のFP1でも、ソフトタイヤで、昨年の同セッションのベンチマークよりも約1秒速いセッション最速タイムを記録しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ハミルトン(メルセデス)、ウェットはスタートのため

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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カナダGP初日、両セッション共にトップタイムを記録したメルセデスAMGのルイス・ハミルトンだったが、結末はウェット路面に足を取られてのクラッシュという想定外のものだった。

「そんなに攻めていたつもりはなかったんだけれど、思ったよりも水の層が厚かったね。
もちろん結果だけみればあんな状態の時、無理に走る必要はなかったと指摘されるんだろうけど、ウェットでのスタートを練習したかったんだ。
ただピット・ギャントリーで考えていたよりも雨脚は強かったみたいだね。
でもダメージはフロントノーズを壊した程度。
別にこの世の終わりっていう訳じゃないよ」

ハミルトン(メルセデス)はここカナダで過去3回ポールポジションを獲得している。

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レース中の燃料給油復活案、暗礁に

Image (C)Honda Racing
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先に『F1ストラテジーグループ』が提言し、2017年にも導入かとみられたF1決勝レース中の燃料給油復活案だが、ここに来てその先行きに暗雲が立ちこめてきたようだ。

これはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が報じたもので、それによればその実現にF1チームが否定的になっているというもの。
この案については再びF1が戦略の違い等でスペクタクルになるとしてバーニー・エクレストン氏が前向きな見解をみせていたが、チーム側の了解がえられなければ当然のことながら実現は難しいことになる。

チーム側が問題としているのはやはりコスト増。
給油を再開することになれば、装置など機材だけでなくスタッフの増員も必至となり、試算では各チーム150万ユーロ(約2億1千万円)にも達する見込みという。

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カナダGPフリー走行2回目は雨に見舞われる

Safetycar (C)Mercedes Motorsports
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5日(金)、カナダGPは引き続きフリー走行2回目セッションが行われた。
セッション開始時の気温は22度、路面温度は28度。
路面はドライコンディションだが、雨雲が迫っていると報告されている。

90分間のセッションの40分ほどが過ぎた頃ついに雨が路面を叩き、マシンはピットへと戻った。
50分過ぎ、ウェットタイヤに履き替え一番にコースに出たメルセデスAMGのハミルトンはしかしタイヤをロックさせいきなりヘアピンでタイヤバリヤに軽くクラッシュ、セッションは赤旗中断となった。
再開後も雨の勢いは収まらず、各車ピットに留まったままでこの日のセッションを終えた。

皮肉にもここでもトップタイムをマークしたのはそのハミルトンで、ただ一人1分15秒台に入れる1'15.988のベストタイムを記録。
(ハミルトンを含めすべてベストタイムはドライ時のもの)
2-3番手にはフェラーリのベッテル&ライコネン。
ベツテルとハミルトンとのタイム差は0.316秒。
4番手ロズベルグ(メルセデス)、5番手マルドナド(ロータス)、6番手ボタス(ウィリアムズ)、7番手グロージャン(ロータス)、8番手マッサ(ウィリアムズ)、9番手クビアト(レッドブル)、10番手がリカルド(レッドブル)。
マクラーレン勢はアロンソ15番手、バトン18番手だった。

カナダGP:フリー走行2回目の結果はこちら
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フリー走行1回目、ハミルトン(メルセデス)最速

Gilles Villeneuve Circuit (C)Mercedes Motorsports
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5日(金)、ヨーロッパから北米に舞台を移したF1はカナダGPのフリー走行が行われた。
いずれのチームもドライバーの変更はなし。
1回目セッション開始前の気温は17度、路面温度は23度。
路面はドライコンディションで雨はないと報告されている。

90分間のセッションを終え、最速タイムを記録したのは本命のハミルトン(メルセデス)でベストタイム1'16.212をマークした。
これにチームメイトのロズベルグが0.415秒の差で続き、この2台だけが1分16秒台。
3番手はひさびさにロータスのグロージャンがスピードをみせた。
ただトップのハミルトンとは1.5秒以上もの差が付いた。

以下、4番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、5番手ベッテル(フェラーリ)、6番手マッサ(ウィリアムズ)、7番手クビアト(レッドブル)、8番手マルドナド(ロータス)、9番手アロンソ(マクラーレン)、10番手フェルスタッペン(トロ・ロッソ)という順。

ウィリアムズのボタスは11番手、フェラーリのライコネンは12番手、マクラーレンのバトンは15番手。
またサインツ(トロ・ロッソ)がピットレーンを出たところでストップするシーンがみられたが大きなトラブルやアクシデント等はなかった。

カナダGP:フリー走行1回目の結果はこちら
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2015/06/05

ライコネン(フェラーリ)、依然「予選が課題」

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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今シーズンF1は早くも第7戦を迎えるが、フェラーリ・チームのキミ・ライコネン(35歳:フィンランド)は依然として「予選が課題」にあることを認めている。

「周囲から言われなくても、自分で自分の課題はわかっているよ。
それは一つだけではないが、特に重要なのはやはり予選順位だろう。
これまでいつも土曜日に自らを難しいポジションに追い込んでしまうんだ。
結局それが日曜日にも影響を及ぼして、レース結果にまで響くということ。
でもやるべきことは僕自身が一番わかっているから」

これまでの6戦、チームメイト(アロンソ)がすべての予選で2列目までに入っているのに対し、ライコネンのほうはバーレーンの1回(4位)のみに留まっている。

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ロン・デニス/CEO、マグヌッセンの実戦復帰に奔走

Kevin Magnussen (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームのロン・デニス/CEOが、同チームで現在リザーブドライバーを務める昨年のレースドライバー、ケビン・マグヌッセン(22歳:デンマーク)の実戦復帰に向けて奔走していることが明らかとなった。

これはマグヌッセンの地元デンマークの『エクストラ・ブラデット』紙が報じたもので、それによればデニス氏は地元企業に対し次のように要請したという。

「私のプロとしての立場から評価して、マグヌッセンは非常に優れたF1ドライバーであることは間違いない。
もしデンマークの企業が彼に一日でも早く勝って欲しい、また世界チャンピオンになって欲しいと考えるなら、彼にわずかな投資をして欲しい。
われわれはそれを資に、必ずや彼に有益な手助けができると確信している。
あなたがたには母国のヒーローをF1に誕生させることで、愛国心を発揮することができるのだ」

とはいえ、少々の資金が集まったとしてもマグヌッセンがマクラーレン・チームのレースシートを得るのは難しい状況。
チームは否定するものの、マクラーレンがジュニア・チーム設立を考慮にしているのではないか、という憶測が止まらない。

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マクラーレン・ホンダ、空力でもアップデート図る

McLaren 『MP4-30』 (C)McLaren Group
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モナコGP、ホンダはフェラーリと共にトークン(開発プログラムの単位)を複数使用したことが伝えられているが、マクラーレンはさらに空力面の改善でも大きな変更に乗り出し、新たにショートノーズの採用に踏み切ったことがわかった。

フロントノーズの大きな変更にはFIA(国際自動車連盟)のクラッシュテスト合格が必須だが、マクラーレン・チームによりそのための作業が行われたというもの。
ただ時間的なことを考えると新しいフロントノーズの登場は早くてもカナダGPの次のオーストリアGP(レッドブルリンク)でのデビューになるとみられる。
なおこれについて同チームは明確にしていない。

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2015/06/04

マノー、ファビオ・ライマーをリザーブドライバーに

Fabio Leimer (C)GP2 Media Service
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3日(水)、マノー・マルシアF1チーム(旧マルシア)は今シーズンの公式リザーブドライバーとしてスイスのファビオ・ライマー(26歳)と契約したことを明らかにした。

2013年、F1登竜門である『GP2シリーズ』に参戦したライマーはみごとシリーズ・チャンピオンに輝く。
また一時同じスイス系チームであるザウバーで合同テストに起用されるなどして期待が高まったが、その後はF1との関係を保てないでいた。
また日本のスーパー・フォーミュラへの参戦もしばしば噂されたがこの計画も結局立ち消えになるなど一部ではいわく付きのドライバー。

今後ライマーはいくつかのレースでチームに帯同し、フリー走行1回目セッションで『MR03B』をドライブする予定という。

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カナダGP、金・土に一時雨の可能性も

Gilles Villeneuve Circuit (C)Mercedes Motorsports
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今週末カナダGPが行われるモントリオール市の天候について、地元気象台の予報によればフリー走行初日が行われる金曜日と公式予選の土曜日について、一時に雨の可能性があることが伝えられている。
なお決勝レースの日曜日は湿度は高いものの、終日晴れとなっている。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿度
6月05日(金) フリー走行 曇り時々雨 13- 24度 80%
6月06日(土) 公式予選 晴れ一時雨 10- 20度 63%
6月07日(日) 決勝レース 晴れ 9- 20度 75%

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カナダGPのスチュワードにアラン・ジョーンズ氏

Alan Jones (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週行われるカナダGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に元F1チャンピオンであるアラン・ジョーンズ氏(68歳:オーストラリア)を指名した。

ジョーンズ氏がスチュワードを務めるのは今年のスペインGP以来2回目で、通算では7回目ということになる。

1975年のスペインGPにヘスケス・フォードでF1デビューを果たしたジョーンズ氏は、その後サーティーズやシャドーを経てウィリアムズに移籍。
自身通算12勝、ポール・ポジション6回を記録、1980年にはオーストラリア人としてジャック・ブラバム氏に続く二人目となる世界チャンピオンに輝いた。

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2015/06/03

ソフトとスーパーソフト、モナコに続いてカナダに登場 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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カナダグランプリ プレビュー:2015年6月4-7日 モントリオール
・メカニカルグリップが重要となる半常設サーキット
・サーキットの主な特性は加速と減速
・長いコーナーは無く、タイヤへの負荷は中程度
・縦方向の負荷がモナコよりも大きく、路面も粗いことから、 戦略の幅が拡大

2015年6月1日、ミラノ
カナダではモナコと同じ組み合わせであるソフトとスーパーソフトが使用されますが、モナコとは全く異なるチャレンジがタイヤを待ち受けています。カナダの路面は、よりタイヤに厳しく、摩耗とデグラデーションを増大させます。最も大きな負荷は、コーナリング時の横方向の負荷ではなく、加速と減速時の縦方向の負荷で、摩耗とデグラデーションに影響を及ぼします。昨年、多彩な戦略が展開されたように、トラックの特性が、戦略によるトラックポジションアップの機会をより多く提供します。路面のグリップレベルが低いことから、タイヤへの負荷は大きくはないものの、タイヤ構造に試練を強いる複数の高い縁石が存在します。また、ハード・ブレーキングも必要となります。不安定な気候がレースの予測不能性を高めることもしばしばです。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ザウバー、夏休み後に大幅バージョンアップ

Monisha Kaltenborn (C)Sauber Motorsport
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昨シーズンの思わぬノーポイントから一転、今季開幕戦ではW入賞を果たしていきなりコンストラクターズ・ランキング3位に躍り出るなど勢いをみせたザウバー・チームだったが、その後は徐々に低迷、関係者から憂慮する意向が示されている。

これについて同チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOは、「確かにわれわれは開幕時にいくらかのアドバンテージを持っていたが、その後は他チームの進化によりすっかり埋もれる結果になっている。
もちろん今回のカナダGPに向けてもいくつかのバージョンアップを図っているが、革新的な大規模なものではない。
われわれが本格的な改良を図っているのは夏休み明けのベルギーGP(8月23日決勝)以降になることだろう。
改善の詳細については明かせないが、われわれはこれに期待している」

ザウバー・チームはここまでの6戦を終えまだランキング5位に踏みとどまっているが、今の状況ではここから陥落するのも時間の問題とみられている。

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マッサ(ウィリアムズ)、「カナダでは行ける筈」

Felipe Massa (C)Williams F1
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モナコGPでは予選14-17位と低迷したウィリアムズ・チームだが、昨年予選4-5位を獲得、コースが一転した今週のカナダGPには自信をみせている。

昨年は決勝レース中のファステストラップも記録したフェリッペ・マッサ(34歳:ブラジル)は、「今年の『FW37』は昨年のクルマと性格が似ているから、きっと今年もこのジル・ビルニューブ・サーキットではスピードがみせられるものと確信している。
少なくとも(苦戦した)前回のモナコとは大違いの筈。
ここでは本家のフェラーリと対等のところまで迫れると思っているし、そうなれば自ずと他チームとのバトルにも光明が見えて来るというものさ」と、意欲的。

ただ昨年マッサはペレス(ペナルティ)に追突され、結果は実質リタイヤ(12位フィニッシュ)を余儀なくされている。

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依然、非を認めないフェルスタッペン

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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先のモナコGP決勝レースで起きたグロージャン(ロータス)とのアクシデントから、次戦5グリッド5番降格のペナルティを受けただけでなく、マッサら他のドライバーからも批判を受けているトロ・ロッソのマックス・フェルスタッペン(17歳:オランダ)だが、本人はいまだに非を認めていないようだ。

「アクシデントについては何回もビデオを見直してみたよ。
確かにあの状況で誰も怪我をしなかったのは幸いなことだったね。
今回のこの件で僕が学んだのは、再びこうしたことを繰り返してはならないということ。
こういうのも含め、これがモーターレーシングというもの。
今はカナダGPのことしか考えていない」

この若者がどれだけ成長して次戦に臨むのか、注目だ。

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2015/06/02

フェラーリ&ホンダ、トークンを使用

Honda V6 Power Unit(C)Honda Racing
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今週F1はパワー重視とみられるカナダGPを迎えるが、これを前にフェラーリが3トークン(開発プログラムの単位)、またホンダが2トークンを使用したことが明らかとなった。

これに対してメルセデスとルノーについてはまだトークンが使用されたという報告はない。
(FIA:国際自動車連盟から各チームに通知されたもので、一般に公開はされていない)

ホンダについては以前からオーストリアGPに向けてトークンを使用、としていたので直ちに今週のカナダGPで改良されたパワーユニットが使用されるかは不明。
なおホンダに残されたトークンは7ということになる。

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メルヒ(マノー)、カナダGPも継続参戦へ

Roberto Merhi (C)Manor Marussia F1 Team
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シーズン当初から「数戦のみ」の暫定契約とされたマノー・マルシアのロベルト・メルヒ(20歳:スペイン)だが、第6戦のモナコGPまで連続参戦。
さらに今週行われるカナダGPでも引き続き起用されることが明らかとなった。

先のモナコGPでは初めてチームメイトであるウィル・スティーブンスを上廻る16位でフィニッシュ。
そのポテンシャルの高さを見せ始めているメルヒは、「当初予想されなかったこの時期までF1で走れているのは逆の意味で驚いている。
レースを重ねるごとにF1やチーム、マシンへの理解も進んでいるので今後さらに良いリザルトを残したい。
カナダのレースもこれまで走ったことがないコースだけれど、データで見る限りロングストレートと低速コーナーが組み合わさったとても興味深いところ。
今のウチのパッケージでは限りがあるが、最大限のものを引き出して臨みたい」と、意欲をみせている。

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ボブ・ベル氏、マノー・マルシアのコンサルタントに

Bob Bell (C)Renault F1 UK
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元ルノー・チームのテクニカル・ディレクターで、昨年はメルセデスAMGチームに在籍したボブ・ベル氏(57歳:イギリス)が、今度はマノー・マルシアF1チーム(旧マルシア)のコンサルタントに就任することがわかった。

今季参戦は果たしているものの、いまだ実質2014年マシンでの走行。
早い時期の新型車投入を迫られているマノー・マルシアにとって、エンジニアリングの強化は必須で、そのためボブ・ベル氏に白羽の矢が立った形だ。

同チームのジョン・ブース代表は、「いまわれわれのチームに必要なことは基礎を確実に固めると共にさらに体制を発展させること。
そのためには幾多のチームで豊富な経験を積んだベルの加入は心強いことだ。
早い時期に、結実したものをお見せしたい」と、期待する言葉を述べた。

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2015/06/01

佐藤琢磨(ホンダ)、今季最高となる2位ゲット

佐藤 琢磨 (C)IRL Media
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元スーパー・アグリ等のF1ドライバーで、現在はホンダ・パワーによりインディカー・シリーズに参戦中の佐藤琢磨(38歳)が、デトロイトで行われたWヘッダーの第2戦で、みごと今季最高となる2位フィニッシュを遂げた。

レースは予選も中止になるなど雨絡みの混乱した展開。
15番グリッドから追い上げた佐藤琢磨だったが、総合優勝も窺っていたレースは70周のところを68周に短縮され、2位でゴールした。

「ほんとうに長いレースだった。
でも終始ファンタスティックなバトルが戦えた。
寒い中、サーキットでレースを最後まで見てくれていたファンにインディカーのバトルを楽しんでもらえたことと思っている。
難しいコンディションだったが、チームの戦略も良く、クルーが素晴らしい作業をしてくれた。
念願の優勝まであと一歩だったが、チームにとって素晴らしい結果を今日は残せたと思う」

レース結果はこちら
ホンダのリポートはこちら

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小林可夢偉、トヨタWECカーでルマン体験

Image (C)Toyota Motorsports
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元トヨタ等のF1ドライバーである小林可夢偉(28歳)が初めてトヨタ『TS040 HYBRID』でルマン24時間レースのコースを体験した。

これは先にスパフランコルシャン6時間レースのフリー走行に参加した同チームの中嶋一貴(30歳)がクラッシュして安静を指示されたため、リザーブドライバーとして起用されテストデーに参加したもの。

小林可夢偉は、「ルマンのコースで初めてLMP1カーを運転しましが、最高だった。
天候の変化が激しかったが、自分はドライな路面を走ることができたので良かった。
このコースにおけるLMP1の実力は自分の想像をひるかに超えるものだった。
以前、がルマンを走った時GTカー(フェラーリ)で、その時は後ろからプロトタイプカーが襲いかかって来るので、ミラーばかり見ていた。
今日はその反対の立場になったが、ルマンで速く走るには遅いクルマをいかに上手くオーバーテイクするかが重要な要素であり、今日はその貴重な経験ができた」と、その印象を語っている。

なお中嶋一貴の体調はレース参加が問題ないとみられていて、いまのところ小林可夢偉出場の目途は立っていない。

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ビルニューブ氏、「ファンに意見求めるのは誤り」

Jacques Villeneuve (C)Williams F1
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F1ドライバーの集まりであるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)は、F1の将来の姿についてファンから意見を求めるインターネット・アンケートを行っているが、これに元F1チャンピオンでもあるジャック・ビルニューブ氏が疑問を呈している。

「F1はこれまでもファンの意見を聞いて方針を変更してきたが、その結果が今の状況なんだ。
彼らはかつてF1にはオーバーテイクがないと不満を言っていて、それでレギュレーションは変更。
確かにDRSゾーンのお陰でF1はオーバーテイクが多くなったが、それでみんな満足しているのかい。
大方のファンはまたレースが退屈だと文句を言っているよ。
F1は(素人である)ファンの意見に左右されるのではなく、モーターレーシングの頂点としてひたすらスピードを追求すべきなんだ。
誰にでもドライブできるようなのはF1にふさわしくない」

1997年のF1チャンピオンであるビルニューブ氏は、その後もっぱらご意見番として存在感を示している。

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FIA、2020年までは単独タイヤサプライヤー

Image (C)Mercedes Motorsports
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現在F1のタイヤはイタリアのピレリタイヤ社による単独サプライヤーとなっているが、FIA(国際自動車連盟)はこの契約が2016年末で満了することから新たな契約について入札を行うことを明らかにしている。

一部にミシュランタイヤ(フランス)の復帰などが噂されているが、これまで入札条件の詳細については明確でなかった。
しかしこのほど伝えられたところによれば、契約は2017年から2019年末までの3年間で、この間は現在と同じ一つのメーカーによる単独サプライヤーという形式が継続されることになっているのだという。
このため複数のタイヤメーカーによるバトルは、実現しても早くても2020年シーズン以降ということになる。

ピレリタイヤの関係者も「F1でタイヤ戦争というのは非効率的なこと」と、複数メーカーによる競合には否定的だ。

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マクラーレン、「Bチーム設立」の噂否定

McLaren Honda MP4/4 (C)McLaren Group
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FIA(国際自動車連盟)は2016年以降の新規参戦に向けて今月から公募を開始することを明らかにしたが、そこに名前が上がっているのが『ARTグランプリ』。
そのARTがマクラーレン・チームのBチームになるのではないかと噂されていることについて、同チームはこれを否定しているとのことだ。

マクラーレン・チームのスポークスマンは、「ARTの活動についてわれわれが関与したことはなく、F1参戦についても無関係。
当然のことながらBチーム化ということもない」と、噂を打ち消している。

レッドブル・レーシングに対するトロ・ロッソ、また来季はフェラーリに対するハースF1のようにF1ではいま系列チームをBチーム化する動きが顕著になっている。

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