ピレリタイヤ、「蚊帳の外」の変更に戸惑い
Tyre Work (C)Mercedes Motorsports
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『F1ストラテジーグループ』は各グランプリに使用するタイヤについて、2016年シーズンからチームないしドライバー側が4種類のドライタイヤの中から2種類を選択できるように提言した。
(現在は供給するピレリタイヤ側が2種類を指定している)
しかしこれについて当のピレリタイヤは、「驚きを禁じ得ない」と戸惑いをみせた。
というのも、そもそもこうした重要事項を検討する会議にタイヤサプライヤーであるピレリ自身がまったく関与していないからだ。
同陣営のポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは「一部のチームやドライバーの中には奇をてらってリスクを冒そううとする者が出て来るのではないか。
しかしそれは危険な行動だ。
ピレリはこれまで何よりもスポーツの安全性を優先させてきたのに、こうした姿勢が崩されかねない変更は容認できない」と、メディアに指摘した。
もしほんとうに実現されれば、ピレリにとっては安全性だけでなくロジスティクス(物流)の面でも大きな負担になることは間違いない。
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