ルイス・ハミルトン、新型スーパーソフトで モナコでは自身初のポールポジションを獲得 (ピレリ
ルイス・ハミルトン (C)Pirelli Motorsport
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2015 モナコグランプリ 予選
・摩耗とデグラデーションが小さいことから 決勝では1ストップが予想される
・予選トップ10ドライバーは、新品スーパーソフト全セットを予選で使用
2015年5月23日、モナコ
メルセデスのルイス・ハミルトンが、モナコでは自身初となるポールポジションを獲得しました。ハミルトンは、ピレリの新型P Zeroレッド・スーパーソフトを使用して、モナコ市街地サーキットでポールタイムを記録しました。スーパーソフトは、今週末用にともに選択されているP Zeroイエロー・ソフトよりもラップあたり約1秒速い性能を示しています。
スーパーソフトは、全体的な性能を保ちつつ、グレイニングとブリスターへの耐性が強化された新型のコンパウンドとタイヤ構造により構成されています。モナコは、タイトでツイスティなサーキットの特性によりオーバーテイクが極めて難しいため、予選が重要視されるグランプリのひとつです。
曇り空の冷涼な気温下で始まった予選は、セッションの進行とともに路面温度が低下して行き、Q3開始時にはパドックに雨がぱらつきました。ベストな性能を引き出すためには、タイヤのウォームアップが特に重要になりました。
メルセデスとフェラーリのみがソフトタイヤだけでQ1を突破し、Q2以降は全ドライバーがスーパーソフトを使用しました。摩耗とデグラデーションのレベルが低いことにより、ドライバーたちは、スピードを損なうことなく予選の各セッションで複数回のランを行いました。最後のランでポールを決めたハミルトンは、2008年のモナコで、2003年のファン・パブロ・モントーヤ以来となるポールポジション以外からの優勝を達成しています。
木曜のFP2で雨が降り、ロータスのパストール・マルドナード以外の全ドライバーはスーパーソフトによる走行を行っていなかったため、今日の午前中に行われたFP3は特に重要になりました。結果的に、決勝時と同様のコンディションとは言えない1時間のセッションに、決勝および予選の鍵となるシミュレーション作業が凝縮されました。予選で3番グリッドを獲得したフェラーリのセバスチャン・ベッテルが、FP3ではスーパーソフトで最速タイムを記録していました。
ピレリジャパン・プレスリリース
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「モナコは、おそらくシーズン中で最も予選が重要になるグランプリです。ポールをめぐる僅差のバトルを通じて、我々の新型スーパーソフトが性能を発揮したことを嬉しく思います。予想外の雨にならなければ、明日の決勝では1ストップ戦略が主流となるでしょう」
ピレリの戦略予測:
摩耗とデグラデーションのレベルが極めて低いことから、モナコはシーズン中で最もレース戦略がシンプルになるグランプリのひとつです。しかし、明日は今日と同様の予報が出ており、レインシャワーの可能性があります。また、モナコでは、歴史的にセーフティーカー導入率も高くなっています。
78周で争われる決勝での最速戦略:
スーパーソフトでスタート、27周でソフトへ交換。
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