モナコGP決勝レース、禍根残すかロズベルグの優勝
Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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23日(日)、モナコGP決勝レースが行われた。
スタート前の気温は19度、路面温度は37度。
路面はドライコンディションで雨の心配はないと報告されている。
オープニングラップでヒュルケンバーグ(フォース・インディア)とアロンソ(マクラーレン)が接触、ヒュルケンバーグはフロントノーズを破損してピットイン。
このアクシデントについて、スチュワードは審議対象としたが、アロンソに5秒のピットストップ・ペナルティが通知された。
またマッサ(ウィリアムズ)も同じくフロントノーズ交換のため緊急ピットインしている。
レース終盤の43周目、9位走行中だったアロンソ(マクラーレン)が1コーナーでトラブルのためマシンを止めた。
さらに64周目、11位で追い上げていたフェルスタッペン(トロ・ロッソ)がグロージャン(ロータス)と接触したあとガードレールにクラッシュ、セーフティカーが導入された。
この間に首位のハミルトン(メルセデス)がなんと2度目のピットストップ、これによりロズベルグ(メルセデス)、ベッテル(フェラーリ)に続く3番手に後退。
レース再開後、リカルド(レッドブル)がライコネン(フェラーリ)に接触しながらオーバーテイク。
これについてスチュワードはレース後の審議対象とした。
結局78周のレースをトップでチェッカーフラッグを受けたのは予選2番手からスタートのロズベルグ(メルセデス)。
ロズベルグの勝利は前戦スペインGPに続く連勝で今季2勝目、自身通算10勝目。
ここモナコにおいては3年連続の勝利でこれは史上4人目の快挙になった。
2位ベッテル(フェラーリ)でハミルトン猛攻を最後まで凌いでみせた。
3位そのハミルトン、4位クビアト(レッドブル)、5位リカルド(レッドブル)、6位ライコネン(フェラーリ)、7位ペレス(フォース・インディア)、8位バトン(マクラーレン)、9位ナスル(ザウバー)、10位サインツ(トロ・ロッソ)でここまでが入賞。
なおマクラーレン・ホンダにとってこれが今季初のポイント獲得。
以下、11位ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、12位グロージャン(ロータス)、13位エリクソン(ザウバー)、14位ボタス(ウィリアムズ)、15位マッサ(ウィリアムズ)、16位メルヒ(マノー)、17位スティーブンス(マノー)。
リタイヤはフェルスタッペン(トロ・ロッソ)、アロンソ(マクラーレン)、マルドナド(ロータス)の3台。
なお憤懣やるかたないハミルトン(メルセデス)は入賞ボードをはじき飛ばし、国歌の際には帽子を脱ぎ捨てるレース後の態度も相当なものだった。
モナコGP:決勝レースの結果はこちら。
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