マルドナド(ロータス)、チームの指示に反旗
Pastor Maldonado (C)Lotus F1 Team
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ロータス・チームのパストール・マルドナドがチームの指示に反旗を翻しているとのニュースが伝えられ、関心を集めている。
これはフィンランドの『ツルン・サノマット』紙が報じたもの。
それによればマルドナドは、金曜日のフリー走行1回目セッションでの走行を同チームのリザーブドライバーであるジョリオン・パーマー(24歳:イギリス)に譲るとの指示に納得せず、これを拒んでいるのだという。
マルドナド本人は「予選、決勝レースに向けて貴重な1時間半という時間を、他のドライバーのために提供することには同意できない。
われわれはわれわれ自身のため全てを掛けて戦っているのだから」と、ドライバーの本音。
一方、これまで中国・バーレーンと2戦続けてフリー1回目のシートをパーマーに譲ったチームメイト・グロージャンのほうは、「シートを譲るなんて誰だってうれしいことじゃない。
そのためセットアップが大きく遅れてしまうんだから。
でも、チームで戦っている以上、ドライバーのわがままが通らないことだってある」と、大人の対応。
これまでの実績でいえばグロージャンのほうが上の筈だが、母国ベネズエラの国営石油会社『PDVSA』をバックに持つマルドナドは契約を盾に譲っていない。
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