フェラーリにも後れを取ったレッドブルに苦悩
Image (C)Ferrari S.p.A
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2013年まで4年連続のチャンピオンに輝きながら昨シーズンはメルセデスのパワーの前にまったく歯が立たなかったルノー陣営の本家レッドブル・レーシングだったが、2015年シーズン、2戦を終えた段階でさらにフェラーリ・パワーにも叶わないことが露呈した。
マレーシアGP決勝レースでレッドブル・レーシングの2台は辛くもポイント圏内でのフィニッシュとなる9-10位を得たが、終盤には昨年まで苦楽を共にしたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に周回遅れにされるという屈辱のものだった。
こうした事態を受け、同陣営のヘルムート・マルコ博士は、「F1をまともなモーターレーシングにするのなら、イコール・コンディションを図るレギュレーションの変更を真剣に進めるべきだ。
現在の規則では、いつまで経ってもライバルに追い付くことができやしない」と指摘。
しかしその言外にはフェラーリに完全に追い抜かれたルノーの開発具合に業を煮やしていることが読み取れる。
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