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2015/03/30

マレーシアグランプリ 決勝レポート (ホンダ)

ジェンソン・バトン (C)Honda Motor Co Ltd.
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March 29 2015, RACE
2015 Formula 1 Petronas Malaysian Grand Prix (Kuala Lumpur)

2015年3月29日(日)・決勝  
会場:セパン・インターナショナル・サーキット  
全長:5.543㎞

McLaren-Honda(マクラーレン・ホンダ)は、現地時間2015年3月29日に以下のレポートを発表しました。

FIA※フォーミュラ・ワン世界選手権の第2戦マレーシアグランプリの決勝レースが、3月29日(日)に行われ、McLaren-Hondaのジェンソン・バトンとフェルナンド・アロンソはともにリタイアとなったものの、そのパフォーマンスは着実に進歩していることを示しました。

ライバルチームがすべてオプション(ソフト側)タイヤでスタートする中、2台のMP4-30だけがプライム(ハード側)タイヤを選択。しかし、レース開始後早い段階でセーフティカーが導入されたため、そのタイミングでオプションタイヤへと交換することになりました。バトンは、左フロントタイヤに問題を抱えていたため、ピットストップに時間がかかり、さらにマノー・マルシャのロベルト・メリに阻まれたため、再スタート時に前方のマシンに追いつくことができませんでした。

それにもかかわらず、2台ともに開幕戦のオーストラリアからの進化をみせ、力強い走りを披露。アロンソは最高8番手を走行し、バトンも中段の争いで果敢なバトルを繰り広げました。その後、アロンソのマシンはERSの冷却に関し問題が生じ、21周目にリタイア。バトンもターボのトラブルがあったために、41周目でレースを終えました。

※ FIAとは、Fédération Internationale de l'Automobile(国際自動車連盟)の略称

(C)Honda Motor Co Ltd.
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ホンダモータースポーツリリース

コメント
ジェンソン・バトン
スタート:17番手
レース結果:DNF(41周目リタイア)
ファステストラップ:1分46秒056(38周目、16番手)
ピットストップ:3回(プライム→オプション→オプション→オプション)
(1)4周目/ピットストップ時間10秒66 (2)21周目/ピットストップ時間3秒80 (3)35周目/ピットストップ時間4秒11

「スタート直後は、少し混乱しました。セーフティカーラン中のピットストップでいつもより時間がかかり、ロベルト(メリ)に前に出られてしまった上、彼はセーフティカーとのギャップを詰めませんでした。これによって再スタート時には前の集団と4~5秒差となり、ロベルトをパスして集団に追いつく必要があったので、さらにタイヤを消耗してしまいました。
ただ、こうしてレースをできて、とても楽しめました。前方にRed Bullのマシンが見えたときには驚きましたし、前戦のパフォーマンスを考えれば、すばらしいことだと思います。他のマシンにまた少し近づいたと思いますし、集団の中で戦えたことが、今週末で最も大きな収穫です。レースをするたびに進歩しているので、彼らを追いつくのに長くはかからないことを願っています。
2人ともリタイアとなってしまったのは残念でしたが、今日は有意義な一日になったと思います」

フェルナンド・アロンソ
スタート:18番手
レース結果:DNF(21周目リタイア)
ファステストラップ:1分48秒460(17周目、17番手)
ピットストップ:1回(プライム→オプション)
(1)4周目/ピットストップ時間3秒24

「この週末は、すべてが期待以上に良かったと思います。
特に、ジェンソンも私も他のマシンと戦うことができたのが、よかったです。我々にとって重要な第一歩を踏み出すことができました。
そして、レースペースは驚くほどに良かったと思います。集団の中で走りましたが、ピットストップ前にはRed Bullのマシンを捕らえることができそうでした。これはうれしいサプライズです。
リタイアの原因については、しっかりと話し合う必要があります。チームは無線で、マシンを守るために抑える必要があると伝えてきたので、ピットへ戻りました。
プレシーズンテストでもよく起きていた信頼性の問題ですが、走り込みが不足しているので、初めの数戦は起きる可能性があるものだと思います。
中国では、さらに一歩前進できるように頑張ります」

エリック・ブーリエ|McLaren-Honda Racing Director
「フェルナンド、ジェンソンともに完走できなかったのは、もちろん残念です。ただ、難しく厳しい気候の中で、2人ともかなり良い走りを見せてくれました。
さらに、MP4-30は昨日の予選でペースの改善が見られましたが、レースペース2週間前のメルボルンから大きく進歩しましたし、2人合わせて62周を走行したことで、開発の方向性の手がかりとなる有効なデータが集まりました。
また、メカニックをはじめとするチームのみんなには、『本当にありがとう』と伝えたいです。このセパンの過酷な高温多湿の環境の中で、疲れも見せず必死に働いてくれました」

新井 康久|株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者
「フェルナンドは良いペースで走っていたので、ERSの冷却に問題があって彼をピットに戻さなければならなかったことが、本当に残念です。ジェンソンも、集団の中でポジションを上げるべくプッシュしているときに、ターボの問題が発生しました。
2人のリタイアは、当地特有の高温環境が原因ではなく、レースコンディション下でパワーユニットが厳しく使われたことによるものです。
すぐに問題の原因を解明し、次の上海ではさらなる改善を目指します」

※レース結果ならびにポイントランキングは省略させて頂きました

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