ガルデの法廷闘争に「困惑」のザウバー・チーム
Giedo van der Garde (C)Caterham F1 Team
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オーストラリアGP開幕直前、ギド・ヴァン・デル・ガルデ(29歳:オランダ)が起こした訴訟により敗訴という形に追い込まれたザウバー・チームでは、モニシャ・カルテンボーン/CEOが「困惑しています」と、その窮状を吐露した。
これはガルデがザウバー・チームとの間に2015年有効なドライバー契約があると訴えたもので、ビクトリア州の裁判所がこれを認め、同チームによる控訴も直ちに棄却したもの。
これを受けガルデは実際に開幕前日の12日(木)、ザウバー・チームのガレージを訪れシート合わせをしたと伝えられるが、本人は2015年のF1スーパーライセンスを所有していないということで実際にガルデがグランプリ・セッションに参加することはなかった。
しかしこれについてガルデの弁護士は「チームがスーパーライセンス獲得を積極的に協力していない」とし、裁判所に「レースカーと機材の差し押さえ」を要求、こうしたこともあってか午前のフリー走行ではエリクソン&ナスルいずれもガレージに留まったままだった。
月曜日なればオーストラリアGPの日程は終了するためビクトリア州での裁判所の判断から脱するとみられるが、現実にいまパドック外には裁判所の執行官が差し押さえに備えて待機しているということで、ガレージの中はピリピリした雰囲気が続いている。
なおガルデはかつて日本のスーパー・アグリとも契約上のトラブルで騒動になったことがある。
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