ベッテル(フェラーリ)、移籍2戦目で勝利の美酒
Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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29日(日)午後、F1第2戦マレーシアGPがクアラルムプール・セパン・サーキットで行われた。
レース開始時の天候は晴れで路面はドライコンディション、気温33度、路面温度64度と報告されている。
なおレーススチュワードから決勝レースの出走を許されたマノー・マルシアのスティーブンスは結局マシンの準備(燃料系トラブル)が間に合わずに欠場となり、全19台でのバトルということになった。
オープニングラップでマルドナド(ロータス)が接触により右リヤタイヤを失いピットストップ。
同様にナスル(ザウバー)と接触し左リヤタイヤを損傷したライコネン(フェラーリ)らが共にピットストップ。
4周目、オーバーテイクを仕掛けたエリクソン(ザウバー)がコースアウトしてストップ、セーフティカーが導入、ここでメルセデスAMGらは相次ぎタイヤ交換に入った。
なおこの間マルドナド(ロータス)がセーフティカー時の速度違反でペナルティ。(結局マシントラブルでリタイヤ)
22周目、アロンソ(マクラーレン)がトラブルを訴えガレードに戻ってコクピットを降りた。
42周目には今度はバトン(マクラーレン)がパワーロスを無線で伝えスローダウン、同じくリタイヤとなった。
レースは常勝の王者メルセデスAMGチームに真っ向挑んだフェラーリのセバスチャン・ベッテルが移籍後わずか2戦目で優勝してみせた。
予選2番手からスタートしたベッテルは4周目のセーフティカー時に首位に躍り出て以来、56周のレースのうち首位を明け渡したのはわずか11周だけという強さで圧倒。
実に2013年の最終戦ブラジルGP以来となる自身通算40勝目を記録した。
また跳ね馬チームにとっても2013年スペインGP(アロンソ)以来となるひさびさの勝利となった。
2-3位はメルセデスAMGのハミルトン&ロズベルグ、4位は予選11位からスタートし一時は最後尾まで落ちたライコネン(フェラーリ)、5-6位ボタス&マッサのウィリアムズ勢、ボタスは最終ラップに先輩をかわして前に出た。
7-8位フェルスタッペン&サインツのトロ・ロッソ勢、そして9-10位がクビアト&リカルドのレッドブル勢でここまでが入賞。
以下11位グロージャン(ロータス)、12位ナスル(ザウバー)、13-14位がペレス&ヒュルケンバーグのフォース・インディア勢、15位マノー・マルシアのメルヒまでが完走となった。
リタイヤはマルドナド(ロータス)、マクラーレンのバトン&アロンソ、そしてエリクソン(ザウバー)の4台となった。
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