ジャンカルロ・ミナルディ氏、F1の現状を憂う
Giancarlo Minardi (C)Ex.Minardi S.p.A
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元F1ミナルディ・チームを率い、プライベートチームのありかたを示したジャンカルロ・ミナルディ氏が、チーム間のエゴが目立つ現代のF1を批判した。
これは、2014年型の旧マシンで暫定参戦を求めたマノー・レーシング(マルシアF1)に対し、フォース・インディアらが抵抗して認められなかった騒動を受けたもの。
「こんな、弱いプライベートチームどうしが足の引っ張り合いをしてどうなるのだ。
結果的に下位チームが減少し、それはひいてはF1全体の衰退、つまりは上位チームの商業面においてもマイナスにしかならないのだ。
マルシアやケータハムを排除すれば、今度はその後列グリッドを埋めるのがフォース・インディアやロータスになるだけのこと。
いまのF1はあまりに商業面に走り、本来のスポーツ理念が忘れ去られようとしているが、これはいち先輩として決して看過できないものだ」
1985年にF1初参戦、2005年現在のトロ・ロッソに売却するまで21年に渡って「プライベートの良心」として存在感をみせたミナルディ・チームはまた多くの新人を発掘したことでも知られる。
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