パット・シモンズT/O(ウィリアムズ)、「2015年こそ勝負の年」
Pat Symonds (C)Williams F1
拡大します
前年わずかに5ポイントでコンストラクターズ・ランキング9位という不名誉な記録で終わったウィリアムズ・チームは2014年メルセデス・エンジン変更と共に見違えるような躍進を続け、システムの違いはあるにせよ獲得ポイント320、ランキング3位と大幅なステップアップを果たしてみせた。
しかしこれについて同チームで技術部門を束ねるチーフ・テクニカル・オフィサーの要職を務めるパット・シモンズ氏は、さらなる飛躍の必要性を英『オートスポーツショー』の会場で強調している。
「確かにわれわれは2014年シーズン大きな進化を遂げたが、これが満足できるレベルなんかでは決してない。
その意味でわれわれにとって2015年こそ勝負の年と言える。
われわれは一部チームのように財政問題で苦しんでいる訳でもなく、目標とするバーは高く設定しなければならないからね。
ただ、大きな進歩をした上でさらに上昇するのは難しいこと。
9位から3位には上がりはしたものの、そこからもっと上に行くというのは困難なことだからね。
それでもライバルに比べ半分にも満たない予算のプライベート・チームが、あのフェラーリを打ち負かすなんてすこぶる痛快なことじゃないか」
これまであのアイルトン・セナやミハエル・シューマッハ、そしてフェルナンド・アロンソらを育てた実績があるだけに言葉に重みが感じられる。
| 固定リンク