ピレリタイヤ首脳、チームの協力体制に不満吐露
Pirelli Tyre (C)Pirelli Motorsport
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昨年の日本GPでのジュール・ビアンキ(マルシア)の事故を受けて発足したFIA(国際自動車連盟)の事故調査委員会は、F1全般を対象にさまざまな勧告を行っているが、タイヤについても言及している。
とりわけウェットタイヤの開発について、事故調は「ドライタイヤだけでなくウェットタイヤについてもチームはピレリタイヤに協力し、安全のため積極的に開発を共に進めなければならない」としている。
しかしこれについてピレリタイヤのポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは、チーム側はウェットでのテストについていずれも消極的であること。
また現在予定されるテスト地であるヘレス&バルセロナ・サーキットは給排水設備の面などからいずれもウェットテストには適していない、と懸念を示している。
たとえばヘレスではタンクローリーで水を撒くなどしなければならないが、同氏はウェットテスト理想の地として設備の整ったポールリカール(フランス)やフィオラノ(イタリア)で行なうのが望ましいと訴えたもの。
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