「バーチャル・セーフティカー」、FIAが実行手順を明らかに
Digiflag (C)Renault F1 UK
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FIA(国際自動車連盟)は、2015年シーズンに正式導入することを決めたいわゆる「バーチャル・セーフティカー」について、このほどその実行手順を明らかにした。
これは、先の日本GPで起きたジュール・ビアンキ(マルシア)のアクシデントをきっかけに導入が検討されていたもの。
想定する事例として、コース上に何らかの危険が生じた場合に、セーフティカーを投入するほどではないと判断された時に「コースサイドの電子掲示板やコースマーシャルによるフラッグで『VSC』を表示。
警告すると共にコントロールタワーからコース上の各マシンのECU(エンジン・コントロール・ユニット)に信号を出し強制的に速度を制限させる」というものだ。
なおドライバーは、タイヤ交換の目的以外はピットインは許されない。
また各マーシャリング・セクターで少なくとも一度はFIAによって設定された最小タイムで走らなければならなず、制限を守らないドライバーはスチュワードによってペナルティが科せられる。
罰せられる。
また危険な状況が解決されたとコントロールタワーで判断した場合には、バーチャルセーフティカーが終了することがオフィシャル・メッセージ・システムでチーム側に伝えられ、その後10~15秒後にFIAのライトパネル上の『VSC』はグリーンへと変更となりレースが再開。
30秒後にグリーンライトは消えることになっている。
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