主催者も驚く来季韓国GPカレンダー復活の裏側
2012 Korea GP (C)Ferrari S.p.A
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世界のF1ファンのみならず関係者をも驚かせた2015年カレンダーへの韓国GP復活というニュースだったが、なんと開催地であるヨンナム・サーキットの当局者すら知らされていなかったことがわかった。
「仮に開催が認められても、開催料などの問題は何も進展していない」と、むしろ不審な反応だ。
2013年限りでバーニー・エクレストン氏から見離された韓国GPについては、また首都ソウルでの市街地特設コースという案もあったが、こちらも何の準備も進んだ気配はない。
こうしたことから急浮上しているのが『21戦ハッタリ説』だ。
韓国GPが復活すればすでに発表されていた20戦と合わせ、2015年はなんと年間21戦というこれまでに例を見ないグランプリ数ということになる。
ところがこの年間21戦という数字には意味があるのだという。
2015年のエンジン規定では年間4基までのパワーユニットが認められていて、5基目の投入からペナルティが科せられる。
しかし「当初の予定が年間20戦を越えた場合には5基目が認められる」ことになっているとのこと。
つまり、「当初21を予定」したものの実際には開催不能となって20戦に戻った場合でも5基目のパワーユニットが使える算段なのだという。
これが事実としたら、F1はまさに自らの決めたルールに振り回されたピエロとしかいえないだろう。
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