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2014年11月

2014/11/30

来季も「シーズン中のエンジン凍結」でレッドブル悲観的

Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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今シーズン、明らかに搭載するパワーユニットによる優位がチャンピオンシップにみられたが、来季もシーズン中のエンジン開発が凍結されることで、タイトルを逸したレッドブル・レーシングは悲観的な見方だ。

これはレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表が示したもので、その中でこのイギリス人は、「現在のようなエンジン・レギュレーションでは、シーズンが始まってからいくらチームやドライバーが努力したところで叶わない。
今年でいえばメルセデス・エンジン搭載チームが優位に立って、もうルノーやフェラーリ搭載チームには勝ち目はないんだ。
つまりシーズン前にもうその1年間の成績が決まってしまう有り様だ。
こんなことを繰り返していたら、F1は衰退していくばかりだよ」と、嘆く。

しかしこれに対して王者に就いたメルセデスAMGチームでは、「シーズン中にも開発が続けられるとなれば、またF1コストは青天井になって元の木阿弥に戻ってしまう」と、牽制している。

F1のコスト削減は誰しもがその必要性を認めるものの、勝ち負けが直接絡むだけに全チームが合意するのは容易ではない。

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失意のベルニュ、来季インディカー・シリーズ参戦も

Jean-Eric.Vergne (C)Redbull Racing
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今季トータル22ポイントを記録してランキング13位。
F1残留に十分な活躍をみせたと思われるトロ・ロッソのジャン・エリック・ベルニュ(24歳:フランス)だが、チームからは放出が告げられた。

当人はF1残留が第1プライオリティとしているが、2015年はチーム数減少が予測されるなど情勢は厳しくなる一方。
来季もしもF1に居場所を見つけられなかった場合、次善の策として米大陸を中心とするインディカー・シリーズへの天候も視野に入れているということだ。

「トロ・ロッソではチームメイトを倒したとしても残留はできない。
ずっといられる場所ではないんだ」と語るベルニュの言葉には、無念さが伝わってくる。
(今季チームメイトだったクビアトは最高位9位で8ポイント獲得、ベルニュのほうは最高位6位で計22ポイントを獲得した)

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セバスチャン・ベッテル、新天地跳ね馬チームで初テスト

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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2015年、フェラーリ・チームへの移籍が決まっているセバスチャン・ベッテル(27歳:ドイツ)が、同チームの本拠地マラネロのフィオラノ・サーキットで、移籍発表後初となる実車テストを行ったことがわかった。

ただしマシンは2年落ちの『F2012』で、2012年シーズンにライバルだったフェルナンド・アロンソがドライブしていたものという。

というのも、契約がまだ残っている年内の新チームでの活動については古巣のレッドブル・レーシングが難色を見せていて、これに配慮したものとみられる。
今回は旧型マシンなのでテスト制限のレギュレーションにも抵触しないが、ベッテルにとっては新天地の活動に向け貴重な体験になった筈だ。

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2014/11/29

ヘルムート・マルコ博士(レッドブル)、「トロ・ロッソの選択は正解」

Helmut Marko (C)RedBull Racing
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予定よりも早く発表されたスクーデリア・トロ・ロッソの来季ドライバー・ラインナップについて、マックス・フェルスタッペン(16歳:オランダ)のチームメイトが同じく新人のカルロス・サインツ・ジュニア(20歳:スペイン)という若者になったことについて、しかしレッドブル・グループのレーシング・アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士はこれを「正しい選択」と、評した。

「フェルスタッペンのチームメイトが同じく新人になったことについて、いろいろな感想があるのは承知している。
しかし私はこれが正しい選択だったと確信しているよ。
トロ・ロッソは常に若くて有望なドライバーにそのシートを提供してきた。
サインツだって決して早過ぎる(経験不足)ということはない。
彼は今年フォーミュラ・ルノー3.5のタイトルを獲得したし、F1でもテストを重ねてきたんだからね」

トロ・ロッソといえばこれまでセバスチャン・ベッテルやダニエル・リカルドら、将来のF1ウィナーを育て上げてきたのが事実だ。

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たわむフロントウィング、ウィリアムズ「ウチのは合法」

Rob Smedley (C)Williams F1
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F1に限らず、モータースポーツの分野ではレギュレーション解釈の「ギリギリまで攻めて」他チームより前に出ようとするのが常だ。
そして限界を超えた者が叩かれる訳で、アブダビGPの公式予選後に失格とされたレッドブル・レーシングはその一例に過ぎない。

実際、同チームのクリスチャン・ホーナー代表は「他チームも同様のことをしていて、ウチだけが不法行為をしていたとは思わない」と言及。
その例として今季急速に戦闘力を上げたウィリアムズ・チームの『FW36』のフロントウィングを示唆している。

しかしこれを伝え聞いたウィリアムズ・チームのロブ・スメドリー/エンジニアリング責任者は、「われわれの名前を出してくれて光栄に思うよ。
これはそれだけウチのマシンの技術力の高さを評価してくれたものだと思うからね。
ただ残念ながら『FW36』は違法なものではない。
FIA(国際自動車連盟)のインスペクター(検査員)が繰り返しテストをした上で合法と判断したんだ。
どこのチームも攻めているというのは真実だと思うが、その限界はわきまえなくては、ね」と、余裕の表情をみせた。

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トロ・ロッソ、来季ドライバーにカルロス・サインツJr.指名

Carlos Sainz Jr. (C)Scuderia Toro Rosso
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28日(金)、スクーデリア・トロ・ロッソは来季のレースドライバーとして現在同チームのテストドライバーであるカルロス・サインツ・ジュニア(20歳:スペイン)を起用することを正式発表した。

カルロス・サインツJr.はその名の通り、元WRC(世界ラリー選手権)チャンピオンであるカルロス・サインツ氏の子息。
同チームではすでに同じく来季ドライバーとしてマックス・フェルスタッペン(16歳:オランダ)の起用も決めていて、これにより来季は両2世ドライバーによるコンビが実現するが、いずれも実戦経験のない新人ドライバーどうしということにもなる。

なお同チームでは来季体制の発表を来週と見込まれていたが、最後まで残留の可能性が指摘されていたジャン・エリック・ベルニュが自ら脱落を広言したため発表が予定より早まったようだ。

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スージー・ウォルフ、ウィリアムズの公式テストドライバーに

Susie Wolff (C)Williams F1
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28日(金)、ウィリアムズ・チームは2015年の公式テストドライバーとしてスージー・ウォルフ(31歳:イギリス)を指名したことを公式発表した。

ウォルフのこれまでの職務は開発ドライバーというものだったが、今回の契約でより昇格したことになる。
これにより、ウォルフは『FW37』でのシーズン中2回のグランプリ・フリー走行セッション、そして2日間のテストが約束されると共に2016年仕様の『FW37』(仮称)の開発に関わる広範囲のシミュレーターテストも担当することになるという。

なお夫君はメルセデス・モータースポーツのエクゼクティブ・ディレクターであるトト・ウォルフ氏だ。

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2014/11/28

レッドブル、ベッテルのフェラーリ・ガレージ入りに不快感

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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今回のアブダビ合同テストでは、セバスチャン・ベッテル(27歳:ドイツ)の姿が来季移籍が決まっているフェラーリ・チームのガレージでみられ注目を集めた。
このドイツ人の心が早くも来季の新天地に馳せていることを窺わせたが、これがその後早くも物議を醸している。

そのときのベッテルは私服姿で、ガレージ内では来季チームメイトとなるキミ・ライコネンの仕事ぶりを見学。
また同じく来季共に仕事をすることになるパット・フライ/エンジニアリング・ディレクターらと談笑する姿が目撃されていた。

しかしこれについてレッドブル・レーシングでは、「年末までベッテルはウチとの契約があり、他チームのエンジニアと接触することは許されない」と、不快感を示している。

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ピレリの2015年型タイヤがデビュー

(C)Pirelli Motorsport
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2014 アブダビテスト: 2014年11月25-26日
・今シーズン最後のテストでは、タイヤ専用テストは実施されず
・ウェーレイン、スーパーソフトで2日目に最速タイムを記録

2014年11月26日、アブダビ
最終戦のアブダビグランプリ直後に行われた今シーズン最後のインシーズンテストで、ピレリの2015年型タイヤがデビューしました。今回のテストではタイヤ専用テストは実施されず、各チームは独自のプログラムに専念しました。

2014年シーズンを通して、各チームにはテスト用に135セットのタイヤが割り当てられています。最終テストでは、このうちの10セットが2015年用の新型タイヤに置き換えられました。ピレリは、今回のアブダビテストに2015年型最終仕様のミディアム、ソフト、スーパーソフトを持ち込みました。新仕様というよりは現行タイヤの改良版となる2015年型タイヤの第一印象を確認するために、全チームには、この2日間のテストの中で新型タイヤを試す機会が与えられました。

今回は、新型タイヤのテストを含め、多くのチームが2015年に向けて新人ドライバーと新型パーツのテストを行いました。日中に路面温度と気温が上昇している中で計測されたテストのラップタイムは、夕方に行われた予選・決勝時の下降する温度下におけるタイムとは有効な比較はできませんでしたが、ドライバーたちからは、2015年型P Zeroタイヤの仕様についてのポジティブなフィードバックが得られています。

ピレリジャパン・プレスリリース

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メルセデスAMGチーム、フェラーリの「女性スパイ」摘発

Mercedes (C)Mercedes Motorsport
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今週ヤス・マリーナ・サーキットで行われたアブダビ合同テストで、フェラーリ・チームの「女性スパイ」が摘発されたことがわかった。

これはイタリアの専門紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じたもので、されによればこの金髪女性は日本製の高性能赤外線ビデオカメラを使い、メルセデスAMGチームのガレージ内部を撮影していたというもの。

これに気づいたメルセデスAMGのスタッフが取り押さえたということだが、その後の処分等についてはまだ報じられていない。

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ベルニュ(トロ・ロッソ)、公式発表を前に自ら離脱示す

Jean-Eric.Vergne (C)Redbull Racing
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まだ来季のドライバー・ラインナップが確定していないスクーデリア・トロ・ロッソでは、来週にも正式発表が行われるとみられるが、これを前にジャン・エリック・ベルニュは自らチーム離脱になることを明らかにした。

これは自身の公式サイトで発表したもの。
その中でベルニュは「今年は22ポイントを獲得(チームメイトのクビアトは8ポイント)。
この3年間で最もうまくいった年だったが、残念ながら来年ここで走らないことになった。
これまで応援してくれたすべての人に感謝する」と。無念さを滲ませた。

新人ルーキーを意欲的に起用することで定評あるトロ・ロッソだが、それでも来季はまだ16歳に過ぎないマックス・フェルスタッペン(オランダ)のチームメイトとして、経験あるベルニュの残留がささやかれていた。
現在、後任候補にはカルロス・サインツ・ジュニアを本命に、アレックス・リンらの名前が挙げられていて、まったく未経験のドライバーが二人並ぶことになるだろう。

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2014/11/27

アブダビ合同テスト2日目、ホンダ苦戦続く(11/26)

No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 P.ウェーレイン GER McLaren Mercedes 1'42.624 96
2 R.マルシエロ ITA Ferrari 1'43.208 90
3 M.フェルスタッペン HOL Toro Rosso Renault 1'43.763 78
4 M.エリクソン SWE Sauber Ferrari 1'44.551 112
5 W.スティーブンス RUS Caterham Renault 1'44.888 76
6 S.ゴダード AUS Force India Mercedes 1'44.944 89
7 D.リカルド AUS Redbull Renault 1'45.151 88
8 F.ナスル BRA Williams Mercedes 1'45.937 83
9 A.リン GBR Lotus Renault 1'46.168 52
10 E.オコン FRA Lotus Renault 1'47.018 34
11 S.バンドーン BEL McLaren Honda -------- 2

   * 2012 Test-Time : 1'42.677 D.バルセッキ/Lotus Renault
   * 2014 Test-Time : 1'43.396 V.ボタス/Williams Mercedes

    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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「スタートシグナルに感極まった」と、アロンソ(フェラーリ)

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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タイトル獲得のため移籍したフェラーリ・チームだったが、ついにその望みを果たすことなくチームを去ることとなったフェルナンド・アロンソ(33歳:スペイン)は、「スタートシグナルが消える瞬間には感極まった」と、その真情を吐露した。

「5年も在籍したチームだもの、離れると決断するのは困難なことだった。
アブダビではグリッドでマシンに乗り込むとき、そしてフォーメーションラップを始めるときが辛かったね。
スタートシグナルが消える瞬間、いよいよこれがこのマシンでレースをする最後なんだな、と思って……。
ブランケットを持って、クルマが動き出すのを待っているクルーの瞳が潤んでいるのがバイザー越しにもわかったんだ」と、スペイン人。

この5年間を10点満点で表すなら9点と高い評価を与えたアロンソ。
しかしついにこの紅いマシンで3度目の王者に輝く年は訪れて来なかった。

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ハミルトン、「コニャックよりもスイカジュース」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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最終戦アブダビGPで優勝、みごと2014年のシリーズ・チャンピオンを決めたルイス・ハミルトン(メルセデス)だったが、開催地のUAE(アラブ首長国連邦)はイスラム教国のためいつものようなモエ・エ・シャンドン(LVMH)によるシャンパン・ファイトはなし。
そこでバーレーンGPやアブダビGPではアルコール抜きの「ローズウォーター」が使われている。

その反面、レース後に行われたチームの祝勝会では高アルコールのコニャックがふんだんに用意されたという。
しかし遅れて参加したハミルトンはコニャックは口に合わないということでスイカジュースを一口飲んだだけだったとのこと。
それでも「僕が行った時、トト(ウォルフ:メルセデス・モータースポーツ/エクゼクティブ・ディレクター)はもうヘベレケだったよ」と、チームの内情を暴露した。

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ベッテル(レッドブル)、心はすでに跳ね馬チーム

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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これまで6年の長きに渡って在籍したレッドブル・レーシングでの最後のレースを終えたばかりのセバスチャン・ベッテル(27歳:ドイツ)だが、しかし心はすでに来季移籍が決まった紅いチームにあるようだ。

F1は日曜日に行われたアブダビGP決勝レースを最後に今年のグランプリ・スケジュールを終えたが、2日後の25日(火)からは2日間の予定で合同テストが行われた。
初日、フェラーリ・チームは来季も残留が決まっているキミ・ライコネンが『F14 T』がドライブしたが、同チームのピットガレージの中には私服姿のベッテルみられ、スタッフと明るく談笑する様子が目撃されている。

残念ながら、契約上は今年末までまだレッドブル・レーシングの一員。
紅いマシンのコクピットに納まるベッテルの雄姿が見られるのは来年になってからになる。

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2014/11/26

マクラーレン、初期トラブル続出にも「慌てていない」

McLaren Honda『MP4-29H』(C)McLaren Group
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ホンダ製パワーユニットを搭載したマクラーレン・ホンダ『MP4-29H』のテスト初日、残念ながらトラブルが相次いで周回したのはわずかに3周、ノータイムに終わった。
しかしこの結果にマクラーレンもホンダも慌てている様子はない。

伝えられるところでは、この日ストッフェル・バンドーンを襲ったトラブルはまず電気系、加えて燃料のコントロール系、さらにデータロギングなど多岐に渡ったという。

しかし同チームのエリック・ブイユ代表は、「開発にトラブルは付きもの。
それを洗い出すためにこうしてテストをしているんだから。
来年のヘレスで出てくるよりも、11月のいまここで出てくれたほうがずっと良い」と、余裕の表情。

またホンダ側のスタッフも、「今回のテストの目的はパワーユニットの基本的なシステムチェックを行うこと。
エンジン本体もまだ来年実際に使うものとは異なるので心配していない」と、説明した。

かつて1.5リッター・ターボの時にもひと時代を席巻したマクラーレン・ホンダ復活がなるか、早くも世界から注目が集まっている。

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アブダビ合同テスト初日、ボタス(ウィリアムズ)最速(11/25)

Valterri Bottas (C)Williams F1
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No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 V.ボタス FIN Williams Mercedes 1'43.396 80
2 K.ライコネン FIN Ferrari 1'43.888 80
3 N.ロズベルグ GER Mercedes 1'44.512 114
4 J.パーマー GBR Force India Mercedes 1'44.516 36
5 C.サインツJr. ESP Redbull Renault 1'45.339 99
6 W.スティーブンス RUS Caterham Renault 1'45.436 101
7 C.ピック FRA Lotus Renault 1'46.176 88
8 M.エリクソン SWE Sauber Ferrari 1'46.253 95
9 M.フェルスタッペン HOL Toro Rosso Renault 1'47.194 55
10 S.バンドーン BEL McLaren Honda -------- 3

   * 2012 Test-Time : 1'42.677 D.バルセッキ/Lotus Renault
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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McLaren Honda始動 ~公式テストに初参加~ (ホンダ)

マクラーレン・ホンダ『MP4-29H (C)Honda Motor Co Ltd.
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2014.11.25

  McLaren Honda(マクラーレン・ホンダ)は、現地時間11月25日にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われたFIA※1の公式テストに初めて参加し、2015年からのFIAフォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)参戦に向けて、本格的に活動を開始しました。
  今回のテストでは、Hondaのパワーユニットを搭載した開発用マシン「MP4-29H/1X1」が走行し、現在開発を進めているパワーユニットのシステムチェックを行ないました。

■株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者 新井 康久のコメント
「今回のテストは、ウィンターテストが始まるまでに行なっておきたかったパワーユニットのシステム確認が目的でした。開発中のパワーユニットでのテストとなりましたが、開幕戦のオーストラリアまでに、アップデートを図り、McLarenと一丸となって来シーズンに挑みます」

■McLaren Racing エリック・ブーリエ Racing Directorのコメント
「最近のF1マシンは複雑なITシステムを駆使しているため、今回、さくら、ミルトンキーンズ、ウォーキング、そしてサーキットを繋ぐインフラ環境の確認ができました。今回のテストは、McLarenとHondaのメンバーがサーキットという実戦の場で協業でき、電気系など課題は出ましたが、エンジンが始動し、走行できたことはよかったです」
■McLaren Racing テスト兼開発ドライバー ストフェル・ヴァンドーンのコメント
「憧れのHondaのロゴが入ったドライバースーツを着て、走行できたことをうれしく思います。今日は、走行ラップ数は少なかったものの、既にチームは収集したデータをもとに分析を始めているので、明日の朝は走れると思います。今回は、McLarenとHondaによるチーム力を高めるためのテストでもありました。走行した感触を伝えるのは難しいですが、エンジン音は最高でした」

※1 FIAとは、Fédération Internationale de l' Automobile(国際自動車連盟)の略称

ホンダモータースポーツリリース

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バンドーン(マクラーレン・ホンダ)、「明日は大丈夫」

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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アブダビ合同テストで注目のマクラーレン・ホンダをドライブした同チームのテストドライバー、ストッフェル・バンドーン(22歳:ベルギー)は次のようにその感触を語っている。

「憧れの『HONDA』のロゴが入ったレーシングスーツ着てマシンをドライブするのは最高の気分。
残念ながら今日はトラブルが続いてしまい周回数は少なかったけれど、こうして新しいマシンをテストするというのは気分がいいね。
ブランニューのマシンだからトラブルは付きものだけど、すでにチームはその原因の解析に取り掛かっているので明日はもっと走れると思うよ。
とにかく今日はたった3ラップしただけだから感想を聞かれても困るけれど、エンジン音は最高だったね」

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マクラーレン・ホンダ、アブダビテストで公式デビュー果たす

McLaren Honda『MP4-29H』(C)McLaren Group
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25日(火)アブダビGPが終了したばかりのヤス・マリーナ・サーキットを舞台に行われた合同テストで、ホンダ正式発表のパワーユニットを搭載したマクラーレン『MP4-29H』が初めて公式デビューを果たした。

ステアリングを握ったのは同チームのテストドライバーであるストッフェル・バンドーン(22歳:ベルギー)で、先に行われたシルバーストーン・サーキットでの非公式テストに続いてのもの。

しかしテストは予定通りにはいかず、トラブル続きでコース上にストップするなど散々。
結局3ラップを周回するに留まり計測タイムもないため参加した10台の最下位に留まった。
テストは明日も続けられる予定。

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2014/11/25

マクラーレン、バンドーンをアブダビ合同テストに起用

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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今週行われるヤス・マリーナ・サーキットでのアブダビ合同テストに、マクラーレン・チームは同チームのテストドライバーであるストッフェル・バンドーン(22歳:ベルギー)を起用する方針を明らかにした。

同チームでは先に行われたシルバーストーン・サーキットでのプロモーション走行に続き、今回もホンダ・エンジンを搭載した(仮称)『MP4-29H』を走らせる予定になっていて、そのドライバーには注目が集まっていたもの。

これについて同チームのエリック・ブイユ代表は、「バンドーンはシルバーストーンでもステアリングを担当したのでテストの継続性を重視して起用した。
これが来季のウチのドライバー・ラインナップに影響するというものではない」と、先走るメディアに釘を刺した。

アロンソのフェラーリ離脱も発表され注目が集まるマクラーレン・チーム2015年の体制だが、関係者は依然として口を閉ざしたままだ。

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ケータハム、さらにウィル・スティーブンスとの関係強める

Will Stevens (C)Caterham F1 Team
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今季のレースドライバーだったマーカス・エリクソンがチームを離脱した後、復帰後のアブダビGPでケータハムF1が起用したのはマルシアF1チーム所属で、元々ケータハムのテストドライバーだったウィル・スティーブンス(23歳:イギリス)。
決勝レースでは最後尾ながら完走を果たしたが、予選終了後には「ちょっとミスしただけで小林可夢偉に負けてない」と豪語していた強者だ。

今回ケータハムF1は、アブダビGP終了後に2日間の予定で行われる当地ヤス・マリーナ・サーキットでの合同テストに再びこのスティーブンスを起用することを明らかにした。
本人は来季本格F1参戦にも強い意欲を燃やすが、チームを取り巻く情勢は厳しいものでいまのところ予断を許していない。

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フェラーリ、マルコ・マッティアッチF1チーム代表の更迭発表

Marco Mattiacci (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリはF1チーム代表のマルコ・マッティアッチ氏の更迭を発表した。
元々モーターレーシング部門の経験がないマッティアッチ氏のF1チーム代表就任は過渡的な措置と理解されていたが、今年4月の就任から1年も経ずに更迭という厳しい結果になった。
前任者のステファーノ・ドメニカリ氏もチームの成績不振を問われたもので、今やF1チーム代表は鬼門になりつつある。

なお後任の代表にはマウリツィオ・アリバベーネ氏が指名された。
アリバベーネ氏はフェラーリ・チームと緊密なパートナーであるフィリップモリス社の副社長で、F1委員会の企業側代表も務めたことがあるが、これまたモーターレーシングでの経験はなく手腕はまったくの未知数だ。

フェラーリは会社代表に続き、チーム代表、そしてエースドライバーの離脱と、「激変」が相次いでいる。

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2014/11/24

ルイス・ハミルトンがアブダビグランプリを制し、 ピレリタイヤでの初のチャンピオンシップを獲得 (ピレリ)

ルイス・ハミルトン (C)Pirelli Motorsport
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2014 アブダビグランプリ 決勝
・異なる戦略が、ハミルトンとフェリペ・マッサによる大接戦のフィニッシュを彩る
・ダニエル・リカルド、ピットレーン・スタートで4位を獲得

2014年11月23日、アブダビ
ルイス・ハミルトンが、2ストップ戦略でアブダビでのチャンピオンシップ決定戦を制し、通算2回目でピレリタイヤでは初めてのドライバーズタイトルを獲得しました。2番グリッドからP Zeroレッド・スーパーソフトでスタートしたハミルトンは、スタート直後にトップに立ち、続く2スティントをP Zeroイエロー・ソフトで走行しました。

メルセデスは、今シーズン16勝目を挙げ、フェラーリとマクラーレンによるシーズン最多勝利記録の15勝を更新しました。今シーズン11勝を達成したハミルトンは、ファン・マヌエル・ファンジオ以来のメルセデスのワールドチャンピオンとなりました。

4番グリッドからスーパーソフトでスタートしたウィリアムズのフェリペ・マッサは、ハミルトンとは異なる2ストップ戦略を採って、まずはソフトへ交換し、最終スティントの13周をソフトよりもラップあたり約1秒速いスーパーソフトで走行し、レース終盤にはハミルトンを猛烈な勢いで追い上げました。

マッサはこの戦略によって、フィニッシュ時のハミルトンとのタイム差を3秒弱にまで縮めていました。チームメイトのバルテッリ・ボッタスは、スーパーソフト-ソフト-ソフトと繋ぐ戦略で表彰台を獲得しました。

予選タイム剥奪処分を受け、ピットレーンからスタートしたレッドブルの両ドライバーは、ともにソフト-ソフト-スーパーソフトと繋ぐ戦略を採用しました。この戦略が功を奏し、一時3位まで順位を上げたダニエル・リカルドは、4位でフィニッシュし、レースのファステストラップを記録しました。また、リカルドは、6名を除く全ドライバーがスーパーソフトでスタートした中、ソフトタイヤでスタートしたドライバー中での最高順位を獲得しました。

路面温度と気温が下降し、レースの進行とともにサーキットのスピードが速くなったため、各チームは、入念にタイヤの摩耗とデグラデーションをモニターする必要がありました。両コンパウンドは期待通りの性能を示し、ドライバーおよびチームは最大限までプッシュすることができました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ロズベルグ(メルセデス)、「ハミルトンは王者にふさわしいドライバー」

Mercedes AMG Duo (C)Mercedes Motorsports
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今シーズン最後までチームメイトとの間でドライバーズ・チャンピオンシップを争いながら、結局最終戦で力尽きたニコ・ロズベルグだったが、チャンピオン決定後は男らしくハミルトンを讃えた。

「僕にもチャンピオンの可能性があった訳だからね、ちろんこの結果は悔しいよ。
実際、予選でも僕のほうが速かったんだし、ね。
でも結果的にハミルトンのレースはうまくいって、一方僕のほうはうまくしかなかった。
残念だけど、レースとはそういうものなんだ。
僕のマシンに起きた問題についてくよくよするつもりはないよ。
それよりハミルトンのほうがチャンピオンにふさわしかったということ。
今年の彼は、他の誰よりも素晴らしいドライバーだったんだ」

時代や状況が異なるとはいえ、ただ1度の優勝でチャンピオンに輝いた(1982年)父とに比べ、今年だけで5勝を記録した活躍はそれなりに称賛されて然るべきことだろう。

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2度目王者ハミルトン、「今まで生きてきた中で一番幸せ」

Mercedes AMG Duo (C)Mercedes Motorsports
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2008年以来、2度目となるF1ドライバーズ・タイトル獲得を果たしたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトン(29歳:イギリス)は、レース後のインタビューで「これまでの人生で最良の日」と、その感動を顕わにした。

「間違いなく今日は僕の人生において最良の日だと思う。
もちろん初めてタイトル獲得した2008年の時もうれしかったけれど、今はその数倍。
前回とは比較にならないくらいの感動を味わっているよ。
これはまさに僕を支えてくれたすべての人のお陰、心から感謝している。
そしてその中には当然のことながらチームメイトであり最高のライバルだったニコ・ロズベルグが入っている。
彼と出会ったのは1997年のことで、いつか同じチームでチャンピオンシップが戦えたらいいね、とお互いに話していたんだけれど、まさかそれがこうして現実のものになるとはね。
紳士である彼は、レース後すぐに僕のところに来て『ファンタスティックだったね、おめでとう』と言ってくれたんだ。
彼は真のプロフェッショナルだし、また素晴らしい人間だよ」

メルセデスAMGチームのドライバー・ラインナップに変更はなく、来季また新たな戦いが繰り広げられる。

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小林可夢偉(ケータハム)、「スタートまもなくバイブレーション」

小林 可夢偉 (C)Caterham F1 Team
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やっと復活が果たせたケータハムF1でのアブダビGPだったが、小林可夢偉のレースはマシントラブルによるリタイヤという無念なものだった。

「期待した今季最終戦だっただけに、途中でマシンを降りるというのはドライバーにとっては残念でしかたないこと。
でもマシントラブルじゃしようがない。
スタートしてまもなく原因不明のバイブレーションが出始めたんだ。
それがどんどんひどくなってきて、チームと無線で話した結果、安全のためレースを終えることになった。
ペースも悪くなかっただけに、残念な気持ちで一杯。
易しい状況じゃなかったけれど、こうしてまた走れたのはファンのお陰。
ほんとうに感謝しています」

来季、チームの存続すら危ぶまれる状況の中、将来への展望はいまのところ見渡せていない。

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トト・ウォルフ氏、ロズベルグに謝罪も個人的にはハッピー?

Toto Wolf (C)Williams F1
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世界が注目した「タイトルを決める一戦」だったにもかかわらず、アブダビGPはドライバーのバトルではなくマシントラブルにより結着というメルセデス・モータースポーツにとっても不本意な形で結着が着いた。

これについて同陣営でエクゼクティブ・ディレクターを務めるトト・ウォルフ氏は、「二人にはコース上で自由に戦ってもらおうと思っていたのでこの結果は残念だ。
われわれにとっては反省すべき最終戦になった」として、ニコ・ロズベルグに気を配った。
その一方で「逆にハミルトンにトラブルが出てチャンピオンを逸していたら最悪だった」と、正直な気持ちもみせている。

しかしパドックでは「ウィリアムズの二人(マッサ&ボタス)が揃って表彰台に上がるというレース結果に一番満足しているのはトト・ウォルフ氏だろう」との穿った見方が主流になっている。
ウィリアムズ・エンジニアリングはかつて自身が役員を務めた会社であり、今もスージー・ウォルフ夫人はウィリアムズ・チーム現役のアフィリエイト・ドライバー。
さらに今も同社の大株主の一人であるとみられているからだ。

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2014/11/23

ハミルトン(メルセデス)優勝、2014年F1チャンピオンに

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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23日(日)行われた今季最終戦アブダビGPで2番グリッドからスタートしたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンがオープニングラップからレースをリード。
55周のレースを終始トップで走りきってそのまま優勝、2014年のF1チャンピオンに輝いた。
ハミルトンの優勝は第17戦のUS-GP以来で今季11勝目、自身通算33勝目を記録した。

2-3位はウィリアムズのマッサ&ボタス、4位リカルド(レッドブル)、5位バトン(マクラーレン)、6-7位フォース・インディアのヒュルケンバーグ&ペレス、8位ベッテル(レッドブル)、9位アロンソ(フェラーリ)、10位ライコネン(フェラーリ)でここまでが入賞。

以下、11位マグヌッセン(マクラーレン)、12位ベルニュ(トロ・ロッソ)、13位グロージャン(ロータス)、14位ポールポジションだったがマシントラブルで大幅にペースが下がって後退したロズベルグ(メルセデス)、15位グティエレス(ザウバー)、16位スーティル(ザウバー)、そして17位スティーブンス(ケータハム)までが完走。
小林可夢偉(ケータハム)、マルドナド(ロータス)、そしてクビアト(トロ・ロッソ)の3台はいずれもマシントラブルによりリタイヤとなった。

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ニコ・ロズベルグ、P Zeroレッド・スーパーソフトタイヤで チャンピオン決定戦のポールを獲得 (ピレリ)

ニコ・ロズベルグ (C)Pirelli Motorsport
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2014 アブダビグランプリ 予選
・2ストップ戦略が主流に: 3ストップのスプリント戦略も可能
・路面温度は夕刻でも30℃以上

2014年11月22日、アブダビ
メルセデスのニコ・ロズベルグが、チームメイトのルイス・ハミルトンを抑え、P Zeroレッド・スーパーソフトタイヤでアブダビグランプリのポールポジションを獲得しました。スーパーソフトは、ともに最終戦用として選択されているP Zeroイエロー・ソフトよりもラップあたり約1秒速いタイヤです。これまで行われたアブダビグランプリ5戦を見ると、ポールシッターからの優勝は1回(2010年のセバスチャン・ベッテル)のみで、2番グリッドからの優勝は3回を数えます。メルセデスは、史上最多タイ記録となる1シーズン12回のフロントロー独占を達成しました。

今週末は、一貫して暖かいドライコンディションとなっており、Q3が開始された午後5時40分過ぎの路面温度は31℃、気温は27℃でした。セッションの進行に伴い路面温度が下降したために、通常の路面改善パターンが変化して、各セッションにおけるサーキットの最速ポイントの見極めが困難でした。

ウィリアムズのバルテッリ・ボッタスのみがソフトタイヤでQ1を突破し、他の全ドライバーはQ1からスーパーソフトを使用しました。ソフトタイヤが決勝でのメインタイヤになると予測されることから、各チームは、予選ではスピードのあるスーパーソフトを全体的に使用しました。

Q1およびQ2において、メルセデスの両ドライバーとレッドブルのダニエル・リカルドは、各セッションで1セットのみのスーパーソフトを使用しました。Q3では進出した全ドライバーがスーパーソフトを使用して2回のランを行った中、ハミルトンがわずかなミスを犯した一方でロズベルグは1回目のランで最速タイムを記録しました。ハミルトンは、2回目のランでもロズベルグの記録に及ばず、ボッタスが3番手となりました。

金曜フリー走行の2セッションではハミルトンが最速タイムを記録し、本日午後の暖かいコンディションの下で行われた最終フリー走行(FP3)ではロズベルグがスーパーソフトで最速タイムを記録しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ハミルトン(メルセデス)、「2位で良しなんて僕のスタイルじゃない」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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注目されたアブダビGP公式予選は前戦に続いてニコ・ロズベルグがポールポジションを獲得、タイトル最右翼のハミルトンにプレッシャーを掛けた。
それでもこのままロズベルグが明日のレースで優勝し50ポイントを獲得したとしても、ハミルトンが2位でフィニッシュすればタイトルはハミルトンのほうに転がり込む計算だ。

しかしそうした見方に当のハミルトンは異を唱えている。
「今日の予選ラップは納得いくものじゃなかった。
Q1とQ2ではうまくいったのに、肝心のQ3で小さなミスをしてしまったからね。
それでもチームメイトとのバトルは楽しめたし、ロングランなど決勝に向けてクルマの状態はいいので明日のレースが楽しみだよ。
みんなは『2位でOK』なんて言うけれど、そういうのは僕のスタイルじゃないな」と主張する2008年のチャンピオン。

ただ、「レースはドライバーだけで戦う訳じゃないからね、戦略はチームと相談する」と、とりあえず含みを持たせた。

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小林可夢偉(ケータハム)、「いいシーズンの終わり方したい」

小林 可夢偉 (C)Caterham F1 Team
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2戦欠場の後、勇躍姿をみせたケータハムF1の小林可夢偉は「いい週末になっている」と穏やかな表情をみせている。

「やっぱり現場が一番だね。
今週はここまで特にトラブルもなく、とてもいい感じで来ているよ。
クルマのフィーリングは昨日よりいいし、とてもポジティブな一日になった。
明日はこのシーズンを締めくくる最後のレースだから、いい形で終えたいね。
僕をここまで引っ張ってくれたファンに感謝するためにも、明日はいいレースをしたいと思っている」と、小林可夢偉。

本人はまた「これがF1のキャリアで最後になるかも知れないし」と、正直な真情を吐露している。

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ベッテル(レッドブル)、フェラーリでの年内テスト実現せず

S.Vettel & F.Alonso (C)Redbull Racing
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レッドブルの側からは早々に公然となっていたセバスチャン・ベッテルのフェラーリ・チーム移籍がこのほどやっと認められた。
しかしその間に取り巻く事情もいくぶん変化したようだ。

というのも、これまでアブダビGP終了後に当地ヤス・マリーナ・サーキットで行われる合同テストに、ベッテルはフェラーリのマシンをドライブするのでは、とみられていた。
しかし結局のところレッドブルは年末まで他チーム・マシン・ドライブの許可を出さなかったということで、ベッテルの紅いスーツ姿を見られるのは年が明けてからになりそうだ。

これはレッドブルの一部にライバル・チームへの技術情報漏れが警戒されたため、ということだが、本来チームとの契約は年末まであるためベッテルも引き下がらざるを得ないようだ。

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ニキ・ラウダ氏、「クラッシュでタイトル結着の可能性もある」

Mercedes AMG Team (C)Mercedes Motorsports
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F1はいよいよ2014年シーズンのドライバーズ・タイトルに結着をつけるアブダビGP決勝レースを迎えるが、これについて可能性を残した二人を抱えるメルセデス・モータースポーツのニキ・ラウダ/CEOが意味深な発言をして注目されている。

メルセデスAMGチームでは例えタイトルが掛かってもドライバーには対等に、また自由なバトルを許していると広言しているが、これが互いの接触、アクシデントによるリタイヤを誘発する可能性があるとしたもの。
実際、第12戦のベルギーGPでは両者の接触により優勝を逸し、ハミルトンはリタイヤを余儀なくされている。

ラウダ氏はドライバーの心理として、今回のレースには非情なリスクが伴うと予言したが、1970-80年代に掛けて壮絶なチーム内バトルの結果3回のF1チャンピオンに輝いたこのオーストリア人の言葉だけに重みがある。

ちなみに二人共がリタイヤということになれば、現在チャンピオンシップで優位に立っているハミルトンが自身2度目の王者ということになる。

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フォース・インディア、セルジオ・ペレスとの契約延長

Force India Motorhome (C)Force India F1
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フォース・インディア・チームは、同チームのレースドライバーであるセルジオ・ペレス(24歳:メキシコ)との間で契約を延長したことを明らかにした。
期間は複数年とされるが詳細は明確にされていない。

2013年、マクラーレン・チームで不遇なシーズンを送った後、ペレスはフォース・インディアに加入、ここまで入賞が11回、第3戦のバーレーンGPでは3位表彰台を獲得。
来シーズン、メキシコGPの復活が予定されていて、多くのスポンサーを持つペレスは注目の一人。

なおチームメイトであるニコ・ヒュルケンバーグのほうはすでに10月に残留を発表していて、これにより同チームは今年と同じドライバー・ラインナップで戦うことが確定となった。

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ベッテル&リカルド(レッドブル)、車両違反で予選タイム剥奪

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)のレーススチュワード(競技委員)は、22日(土)行われたアブダビGP公式予選後の車両検査で、レギュレーション違反があったとしてレッドブル・レーシングの2台(カーナンバー1と3)についてすべての予選タイムを無効とする処分を明らかにした。
これは昨日公式予選に出走した『RB10』のフロントウィングに、規定以上の「たわみ」のあることが確認されたもの。

車検でこの事実を確認したFIAの技術責任者であるジョー・バウアー氏がレーススチュワードに報告。
スチュワードはチーム側の責任者を交えて協議した結果、不当なアドバンテージを得る効果があったとして上記処分を決めたという。

チーム側はこの件について異議を唱えることはなく受け入れたため、23日(日)行われる決勝レースではセバスチャン・ベッテル(予選6位)、ダニエル・リカルド(予選5位)共にグリッド最後尾からのスタートとなる。

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2014/11/22

ロズベルグ(メルセデス)、2戦連続ポールポジション獲得

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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22日(土)夕、注目のアブダビGP公式予選が行われた。

12分間に渡るタイムバトルの結果、みごと今季最後のポールポジションを獲得したのはメルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグだった。
ポールタイムは1'40.489というもので、もちろんこの週末で一番になるもの。
ロズベルグのポールはブラジルに続く2戦連続で今季11回目、自身通算15回目の快挙になった。

2番手は自身のタイムをわずかに縮めたもののチームメイトにはとどかなかったハミルトン(メルセデス)。
ロズベルグとのタイム差は0.386秒というものだった。
ただ、明日の決勝レースでたとえロズベルグがポールTOウィンを果たしたとしても、ハミルトンは2位フィニッシュすれば逆転を防いでチャンピオン獲得が可能ということになっている。
ちなみに二人の予選成績はハミルトンが7勝12敗となった。

3-4番手はウィリアムズのボタス&マッサ、こちらの予選成績はボタスが14勝5敗。
5-6番手はレッドブルのリカルド&ベッテルで予選成績はリカルドが12勝7敗とチャンピオンを凌駕した。
7番手クビアト(トロ・ロッソ)、8番手バトン(マクラーレン)、そして9-10番手がライコネン&アロンソで、こちらの予選成績はライコネンの2勝17敗とアロンソが圧倒した。

アブダビGP決勝レースは23日(日)午後5時(日本時間:午後10時)から行われ、今年のドライバーズ・タイトルが決定する。

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予選Q2もハミルトン(メルセデス)が好調さみせる

続いてアブダビGPの公式予選は15分間によるQ2が行われた。
今回は全15台からベストタイムの遅い5台がノックアウトされることになっている。

ここでも最速タイムを記録したのはハミルトン(メルセデス)で、ただ一人ベストタイムを1分40秒台に入れる1'40.920をマークした。
2-3番手にはウィリアムズのマッサ&ボタスがつけ、ロズベルグ(メルセデス)は4番手。
5番手リカルド(レッドブル)、6番手バトン(マクラーレン)、7番手アロンソ(フェラーリ)、8番手クビアト(トロ・ロッソ)、9番手ベッテル(レッドブル)、そして10番手がライコネン(フェラーリ)でここまでがQ3進出となった。

ここで脱落となったのはマグヌッセン(マクラーレン)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、ペレス&ヒュルケンバーグのフォース・インディア勢、そしてスーティル(ザウバー)の5台。
マクラーレン・チームの予選対決は最後にバトンがマグヌッセンを下し、今季通算10勝5敗と辛うじてチャンピオンの面目を保った。

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予選Q1、ハミルトン(メルセデス)が最速タイム

アブダビGP公式予選がスタート。
最初は18分間で行われるQ1で、Q2に向け全20台から5台がノックアウトされる。
引き続き天候は晴れ、ドライコンディションでセッション開始時の気温は26度だが、現地時間は午後5時、陽が傾いてすでに路面温度は33度まで低下している。

上位を占めたのはここでもメルセデスAMG勢で、ハミルトンが1'41.207のタイムでトップ、これにロズベルグ(メルセデス)が0.101秒の差で続いた。
3番手マッサ(ウィリアムズ)、4番手マグヌッセン(マクラーレン)、5番手バトン(マクラーレン)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手クビアト(トロ・ロッソ)、8番手ボタス(ウィリアムズ)、9番手ベルニュ(トロ・ロッソ)、そして10番手がライコネン(フェラーリ)。

以下、11番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、12番手アロンソ(フェラーリ)、13番手ベッテル(レッドブル)、14番手ペレス&ヒュルケンバーグ、15番手がスーティル(ザウバー)でここまでがQ2進出を決めた。

ここで脱落となったのはグロージャン(ロータス)、グティエレス(ザウバー)、マルドナド(ロータス)、小林可夢偉(ケータハム)、そしてスティーブンス(ケータハム)の5台。
小林可夢偉とスティーブンスとの差は0.555秒というものだった。

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アブダビGPフリー3回目はロズベルグ(メルセデス)巻き返し

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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22日(土)、アブダビGPのフリー走行3回目セッションが行われた。
天候は晴れ、ドライコンディションでセッション開始時の気温は27度、路面温度46度と報告されている。

途中、すでに今戦限りでのフェラーリ離脱が決まっているアロンソがスーパーソフトを吐いて派手なブラックマークを残してタイムアタックするというシーンが見られたが、マシンはその後ガレージでトラブルの修復作業に取り掛かる羽目に陥っていた。

ここでトップタイムを記録したのはメルセデスAMGのニコ・ロズベルグで、今週初めてチームメイトを凌駕した。
2番手はハミルトンで、この二人だけが1分41秒台で両者のタイム差は0.369秒というものだった。
3番手マッサ(ウィリアムズ)、4番手アロンソ(フェラーリ)、5番手ベッテル(レッドブル)、6番手バトン(マクラーレン)、7番手リカルド(レッドブル)、8番手ボタス(ウィリアムズ)、9番手クビアト(トロ・ロッソ)、そして10番手はライコネン(フェラーリ)。
ケータハムF1は小林可夢偉19番手、スティーブンスが20番手だった。

アブダビGPはこの後いよいよ注目の公式予選が行われる。

アブダビGP:フリー走行3回目の結果はこちら
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路面温度が低下していく決勝時と極めて近いコンディションのFP2で、 ハミルトンがスーパーソフトで最速タイムを記録 (ピレリ)

ルイス・ハミルトン (C)Pirelli Motorsport
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2014 アブダビグランプリ フリー走行
・ソフトとスーパーソフト間の性能差は、現時点でラップあたり約1.2秒
・多彩な戦略が可能に

2014年11月21日、アブダビ
夕方スタートして夜間にゴールを迎えるアブダビグランプリの決勝は、通常のグランプリとは異なり、レースの進行とともに路面温度が下降していきます。午後5時に開始されたFP2は、決勝時と同様のコンディション下で行われましたが、FP1の時点では気温および路面温度が上昇していました。

路面が滑らかなヤス・マリーナサーキットで行われる今シーズン最終戦用として、タイヤレンジ中で最も軟らかい組み合わせのP Zeroイエロー・ソフトとP Zeroレッド・スーパーソフトが選択されています。アブダビ特有の温度変化がタイヤ性能に影響を及ぼし、スーパーソフトの右フロントタイヤのみにわずかにグレイニングが発生しました。

FP2では、予選と決勝時のセットアップを確定させるために、各チームが重い燃料および軽い燃料での両コンパウンドを使用した走行に集中していました。ここで得られた情報に基づいて決勝での戦略が決定されることになりますが、現時点では、大半のドライバーが2ストップ戦略を採りそうです。本日の最速タイムは、FP2でメルセデスのルイス・ハミルトンがスーパーソフトタイヤを使用して記録した1分42秒113でした。

両コンパウンド間の性能差は、現時点で約1.2秒となっていますが、明日以降、ラバーインとともに路面の改善が進むことによって約1秒に縮まるでしょう。ドライバーズ選手権を争う主役2人がフリー走行を席巻し、両セッションともにハミルトンとニコ・ロズベルグによるワンツーという結果でした。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ウィリアムズ・デュオのトラブルは新ボディ・マウント

Williams Duo (C)Williams F1
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アブダビGPフリー走行初日、ウィリアムズ・チームの二人はいずれもボディワークにトラブルを抱え修繕に追われた。
とりわけボタスのほうは走行中に突然大きくサイドポンツーンを損傷させるという派手なシーンで注目を集めた。

チームによれば、トラブルの原因は今回新しく変更したマウント部分に問題があったということでマッサのマシンも合わせて念のため修復が行われたということだ。
もう問題が再発することはないということで、ウィリアムズ・デュオはいずれも安堵の表情をみせている。

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アブダビGP、さらなる開催契約延長で合意

Yas Marina Circuit (C)Mercedes Motorsports
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今週末、今季のドライバーズ・タイトルが決まる最終戦として注目を浴びながらアブダビGPが開催されているが、主催者はこの開催契約がさらに延長でFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)と合意したことが伝えられた。

アブダビ・モータースポーツ・マネージメントの代表者によれば、バーニー・エクレストン氏と交渉した結果、現行の契約がさらに複数年延長されたとのことだがその詳細については明らかにされていない。
2009年からUAE(アラブ首長国連邦)初のF1グランプリとして開催がスタートしたアブダビGPでは、現行の開催契約は2016年までと理解されていた。

新興グランプリであるアブダビGPだが、オイルマネーをバックにその地位を年々強固なものとしていて、いまやシリーズの最終戦が定番。
幾多のチャンピオンシップ決定の場として注目を集めている。

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グロージャン(ロータス)、6基目パワーユニット投入でペナルティ

R.Grosjean & A.Komatsu (C)Lotus F1 Team
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ロータス・チームのロマン・グロージャンにとって、日曜日のアブダビGP決勝レースは厳しいものになりそうだ。

というのも同選手のマシンは今回6基目のパワーユニットを投入。
レギュレーションではエンジン本体やターボチャージャー、そしてERS(エネルギー回生システム)について5基目を超えると一つについてグリッド10番降格ペナルティ、他のエレメントも6基目に交換すればさらに5グリッド番降格ということになる。

グロージャンの場合は合わせてなんとグリッド20番降格ペナルティということになる。
もちろんこの1戦ですべてこれをクリア(?)できないとみられるが、その場合通常であれば次戦に繰り越す筈。
しかし今回は最終戦であるため事実上持ち越すことができないのでFIA(国際自動車連盟)のレーススチュワードはレース中のタイムペナルティに置き換えて科す方針とみられる。

実際の加算タイムはどれだけのグリッドが残るかによるが、いずれにしてもグロージャンにとっては厳しいレースになるのは明白だ。

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アブダビGPフリー2回目、アロンソ(フェラーリ)ノータイム

Yas Marina Circuit (C)Mercedes Motorsports
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21日(金)、アラビアの空が夕闇に染まる頃、アブダビGPのフリー走行2回目セッションが行われた。
天候に問題なく、引き続きドライコンディション、セッション開始時の気温は26度、路面温度32度と涼しくなってきている。
バトン(マクラーレン)はハイドロリック系とみられるトラブルで序盤はガレージに留まったまま。
フェラーリ・チーム離脱が発表されたばかりのアロンソ(フェラーリ)がいきなりトラブル。
計測ラップに入ったところで電源を失った形で突然コース上にマシンを止めた。

各車スーパーソフトによるタイムアタックを行った結果、タイミングモニターのトップに立ったのはここでもチャンピオン最右翼のハミルトン(メルセデス)だった。
午前よりも1秒以上タイムを削り、1'42.113を記録した。
2番手はやはりロズベルグ(メルセデス)でハミルトンとの差は0.083というもの。
3番手マグヌッセン(マクラーレン)で、午前には1秒以上あった上位2車との差を0.7秒ほどまで詰めた。
4番手ベッテル(レッドブル)、5番手ボタス(ウィリアムズ)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手ライコネン(フェラーリ)、8番手バトン(マクラーレン)、9番手クビアト(トロ・ロッソ)、そして10番手がマッサ(ウィリアムズ)だった。

珍しく2台ともトラブルフリーだったケータハムF1は小林可夢偉18番手、スティーブンス19番手。
マシントラブルのアロンソ(フェラーリ)は結局ノータイムでこのセッションを終えた。

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2014/11/21

アブダビGPフリー1回目はハミルトン(メルセデス)がトップ

Yas Marina Circuit (C)Mercedes Motorsports
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21日(金)、いよいよ今年のドライバーズ・タイトルを掛けた最終戦アブダビGPがヤス・マリーナ・サーキットを舞台にスタートした。

このセッションではロータス・チームがグロージャンに代えて若手育成ドライバーであるエステバン・オコン(18歳:フランス)を、またザウバーではスーティルに代えアダリー・フォング(24歳:中国)を起用している。
今回ピレリタイヤはソフトとスーパーソフトを投入。
天候は晴れ、ドライコンディションでセッション開始時の気温は27度、路面温度は42度となっている。

30分ほど過ぎた時点で、ボディ軽量化の影響なのかボタス(ウィリアムズ)のマシンの右サイドのカウリングが走行中に突然破壊するという珍しい出来事に見舞われた。
また今回がデビュー戦のウィル・スティーブンス(ケータハム)が消火器のトラブルということで長くピットガレージに留まっている。

90分のセッションを終え、まずトップに立ったのはメルセデスAMGのハミルトン。
これにチームメイトのロズベルグが0.131秒の差で続いた。
1分43秒台に入ったのはこの2台だけで、3番手以下は1分45秒台。
その3番手はアロンソ(フェラーリ)、4番手にベッテル(レッドブル)といま話題の二人が並んだ。
5番手リカルド(レッドブル)、6-7番手トロ・ロッソのベルニュ&クビアト、8番手ボタス(ウィリアムズ)、そして9-10番手がペレス&ヒュルケンバーグのフォース・インディア勢になった。

またマクラーレン勢はマグヌッセン11番手、バトン17番手。
ライコネン(フェラーリ)は12番手。
復帰のケータハムF1は小林可夢偉18番手、スティーブンス20番手だった。

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マルシアF1、結局アブダビGPでの復活の目論見潰える

Marussia Ferrari 『MR03』 (C)Marussia F1 Team
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ケータハムF1同様、最終戦アブダビGPでの復活参戦を目指していたマルシアF1チームだったが、同チームの管財人は結局新たな体制を整えることができず、これを断念したことを明らかにした。
同チームのレースドライバーだったマックス・チルトンは、「最後まで希望を持って24時間奔走していたんだけど、うまくいかなかった」と、力を落とした。

アブダビへの機材便にマルシアがなかったことでほぼ欠場は現実のものだったが、一部に「フェラーリ・チームのスタッフがマルシアのユニフォームを着て支援する」との噂が流れてパドックを驚かせていた。

なお、今季モナコGPで入賞・ポイント獲得を果たしていたマルシアだったが、アブダビをも欠場したことによりFIA(国際自動車連盟)とFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)から相当程度のペナルティが科せられることが予想される。

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ケータハムF1、可夢偉の同僚にウィル・スティーブンス指名

Will Stevens (C)Ex.Brawn GP F1 Team
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20日(木)、最終戦アブダビGPへの出走を明らかにしたケータハムF1チームは小林可夢偉のチームメイトにウィル・スティーブンス(23歳:イギリス)を指名したことを明らかにした。

スティーブンスは元々ケータハムのテストドライバーだったが、先頃マルシアF1に移籍発表が行われたばかり。
2008年まだカート時代に当時のホンダ・チームと、さらにこの流れで翌年には当時のブラウン・グランプリとの間で育成ドライバー契約を結んだことが知られる。

同チームでは今季レースドライバーだったエリクソンが去った後、アンドレ・ロッテラーやロビン・フラインス、さらにはライバル・マルシアのチルトンの名前も浮上していた。

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セバスチャン・ベッテル、フェラーリ・チームと3年契約

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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アロンソの離脱を発表したフェラーリ・チームは、直ちにその後任として前レッドブル・レーシングで4回連続チャンピオンであるセバスチャン・ベッテル(27歳:ドイツ)を獲得したことを正式発表した。
契約金額は不明、契約期間は2015年からの3年間とされる。

10月にレッドブル・レーシング離脱を発表したベッテルは、事実上クリスチャン・ホーナー代表と共にフェラーリ移籍を示唆していたが、これでやっと公式に認められたことになる。

ベッテルは「真紅の跳ね馬マシンでF1を戦うというのはレーシング・ドライバーなら誰もが夢見ること。
僕も小さい頃にシューマッハがフェラーリの紅いマシンで活躍するのを見て憧れたものだった。
今度は僕がその立場に立って、子供たちに夢を与えられたらいいね」と、新天地での戦いに意欲をみせた。

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フェラーリ・チーム、アロンソの離脱を正式発表

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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20日(木)、フェラーリ・チームは2010年以来同チームのエースとして活躍してきたフェルナンド・アロンソ(33歳:スペイン)が、今シーズン限りで離脱することを正式発表した。

アロンソ離脱はかねて噂になっていたものだが、チームが正式に認めたのはこれが初めて。
なおアロンソの行き先についてはまだ明確にされていないが、来季2007年以来となるマクラーレン・チーム入りするのは確実とみられている。

アロンソ本人によれば、フェラーリ離脱はすでに昨年のうちから考えにあって、今年も競争力がなかったため決断したという。
チームにはこれを9月に伝えたとのことだ。
アロンソはルカ・モンテツェモロ前会長と親しかったが、9月の同会長のフェラーリ離脱も決断を後押ししたとみられる。

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アブダビGPのレーススチュワードもダニー・サリバン氏

Danny Sullivan (C)Sauber Motorsport AG
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われる最終戦アブダビGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元F1ドライバーであるダニー・サリバン氏(64歳:アメリカ)を指名した。

サリバン氏は1983年シーズンに当時のティレル・チームから1年間F1に参戦、最高位はモナコGPの5位。
その後アメリカに戻って参戦したインディカー・シリーズで活躍。
1988年にはシリーズ・チャンピオン、1985年のインディ500レースで優勝したことで知られる。
2010年のドイツGPをスタートに今年のロシアGP以来の就任で、今回が通算8回目のスチュワードということになる。

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2014/11/20

メルセデスAMG、アブダビGP終了後にハミルトンと契約更改へ

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームは、同チームのドライバーで2014年ドライバーズ・チャンピオンの最右翼であるルイス・ハミルトン(29歳:イギリス)との契約について、今週行われる最終戦アブダビGP終了後に時を経ず契約延長する意向であることを認めた。

これはメルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターが英『スカイ・スポーツ』の取材に答えたもの。
その中で同氏は「ハミルトンとの契約は2015年末まであるが、今回はさらにこれを延長し、ロズベルグと共に二人には腰を据え長期的な視野からチャンピオンシップを戦って欲しいと思っている」と期待を語った。

同じく2015年末までとみられたロズベルグのほうもすでに2017年まで延長したということで、ハミルトンも長期延長となれば一部に持ち上がったアロンソ(フェラーリ)のメルセデス移籍という噂を打ち砕くことにもなるものだ。

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ジュール・ビアンキ(マルシア)、母国フランスの病院に転院

Jules Bianchi (C)Ferrari S.p.A
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10月の日本GPでのアクシデント以来、三重県四日市市の三重総合医療センターのICU(集中治療室)で治療を受けてきたマルシアF1チームのジュール・ビアンキ(25歳:フランス)が、病状の好転に伴い、ニースの病院に転院したことが明らかとなった。

これは家族が公式に発表したもので、それによればビアンキは昏睡状態から脱し、自発呼吸ができるまで改善されているという。
安定はしているものの、まだ重篤な状態であることに変わりなく、今後は自宅に近いニースの病院で治療を継続することになる。

家族は「日本で受けた高度な治療や優しいケアに心から感謝しています。また全国から寄せられた暖かい応援のメッセージは家族にとって心強いものでした」との言葉を伝えた。

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ロータス、ロマン・グロージャンの残留を正式発表

Romain Grosjean (C)Lotus F1 Team
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19日(水)、ロータス・チームは同チームのロマン・グロージャン(28歳:フランス)と2015年の契約を結んだことを正式発表した。
同チームではすでにパストール・マルドナドの残留も決めているため、これで今年と同一のドライバー・ラインナップで臨むことになる。

2011年のヨーロッパGPで前身であるルノー・チームからF1デビュー。
2012年から現在のロータス・チームで走るグロージャンはこれで5年目を迎えることになる。
最高位は2012年のカナダGP、2013年US-GPの2位。

同チームはこれまでルノー・エンジンを搭載してきたが、来季はメルセデス・エンジンへのスイッチが決まっている。
グロージャンの残留で「トタル」などフランス系のスポンサーがどうなるか注目される。

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2014/11/19

ケータハムF1、今度はウィル・スティーブンスの名前浮上

Will Stevens (C)Ex.Brawn GP F1 Team
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最終戦アブダビGPへの出走を明らかにしたケータハムF1チームだが、小林可夢偉のチームメイトについては依然として明らかになっていない。
今季のドライバーだったエリクソンが去った後、すでにアンドレ・ロッテラーやロビン・フラインスらが消え、先にはチルトン(マルシア)の名前が聞かれたばかり。

そこに今度はウィル・スティーブンス(23歳:イギリス)の名前が浮上して注目されている。
スティーブンスは元々ケータハムのテストドライバーだったが、先頃マルシアF1に移籍発表があったばかり。
2008年まだカート時代に当時のホンダ・チームと、さらにこの流れで翌年には当時のブラウン・グランプリとの間で育成ドライバー契約を結んだことが知られる。

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宙ぶらりん状態のベッテル、「アロンソの立場理解する」

S.Vettel & F.Alonso (C)Redbull Racing
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いち早くレッドブル・レーシングからの離脱を発表したものの、数か月経ってもなお2015年のチームが明確にされていないセバスチャン・ベッテル(27歳:ドイツ)だが、本人は周囲の状況がクリアになるまで辛抱強く待つとしている。

ベッテル自身やホーナー代表(レッドブル)らの言動等から、来季はフェラーリ・チームに移籍することが確実とみられるが、その一方でフェラーリ・チーム側ではアロンソ&ライコネンいずれも2015年に有効な契約を有しているとされるため、問題は複雑化している。
ただ、ライコネンのほうは元々今年限りの1年契約だったものをこのほど新たに2015年の契約を延長したとされていて、これが解除されるとは考えにくい。
そこですでに5年在籍して念願のタイトルに届いていないアロンソのほうが離脱するとの見方が強くなっているもの。
問題はアロンソの行き先で、これについてはマクラーレン・チームというのが定説だが、まだ最終結着していないようだ。

これについてベッテルは、「アロンソの立場は良くわかるし、僕は辛抱強く待つだけ」と、静かにエールを贈っている。

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「ルノー、メルセデスと比べ75馬力劣る」とレッドブル代表

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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ルノー・エンジンを搭載して戦うレッドブル・レーシングだが、ライバルで今季好成績を続けるメルセデス・エンジンに比べ、75馬力は劣っていると嘆きの見解が出され注目されている。

これは同チームのクリスチャン・ホーナー代表がイタリアの専門誌『アウトスプリント』に語ったもの。
その中でこのイギリス人は「コーナーでのスピードを比べればウチはいつもトップクラスにある。
しかしこれがストレートでのトップスピードとなると一転して最下位クラスになってしまう。
その理由は明確で、エンジン・パワーが大きく劣るからだ。
実際、ルノーとメルセデスでは75馬力は違うんだ。
F1は今年まったく新しいテクノロジーを導入したのに、あまりに早くその開発を凍結してしまった。
パワーにこれだけ差があったのでは、シーズンが始まってからいくら努力してもをカバーなんてしきれないよ」と、訴えた。

ただ現状これが2015年シーズンに改善される見通しは立っていない。

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2014/11/18

ソフトとスーパーソフト、今シーズンの最終戦に登場 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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アブダビグランプリ プレビュー: 2014年11月20-23日
・ダブルポイントが与えられるチャンピオン決定戦のサーキットは、 滑らかなアスファルトと直角コーナーが特徴
・グランプリ終了後に2日間テスト開催

2014年11月17日、ミラノ
今シーズンの最終戦が行われるアブダビでは、昨年のミディアムとソフトよりも一段階軟らかい組み合わせであるソフトとスーパーソフトが使用されます。ヤス・マリーナは、ピレリが2011年のFormula One復帰前にプライベートテストを行った場所であり、ピレリにとって馴染みの深いサーキットです。また、Formula One公式テストの開催地としても知られています。今年もまた、グランプリ開催直後の火曜日と水曜日に今シーズン最後の2日間テストが行われます。アブダビのトラック路面は滑らかで、様々な直角コーナーが特徴的です。アブダビグランプリのもうひとつの特徴は、バーレーングランプリと同様、夕方にスタートして夜間にゴールを迎えることです。したがって、レースの進行とともに路面温度が低下することが戦略に影響を及ぼします。

今年のアブダビではダブルポイントが与えられるため、通常よりも冒険的要素を帯び、各チームは、完走を優先しながらも、これまで以上に戦略を駆使してくるでしょう。

天候は暖かく、ドライコンディションになる見込みで、路面は、ピレリのタイヤレンジ中で最もスピードのある組み合わせであるスーパーソフトとソフトに適しています。

ピレリジャパン・プレスリリース

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レッドブル、テスト起用でサインツ・ジュニア囲い込み

Carlos Sainz Jr. (C)Redbull Racing
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トロ・ロッソのリザーブ&テストドライバーで、来季同チームからレースドライバー昇格が有力視されていたカルロス・サインツ・ジュニア(19歳:スペイン)だが、これが実現しない場合、チームを離れるとの見方が広まっている。

狙っていたトロ・ロッソのシートはライバルであるマックス・フェルスタッペン(16歳:オランダ)に奪われ、そのチームメイトのシートもここに来てジャン・エリック・ベルニュの残留の可能性が強まってきたからだ。

そこでこれを説得するかのように、レッドブル・グループはアブダビGPに行われる当地での合同テストで今季ベッテル&リカルドが実戦で使用した『RB10』をサインツ・ジュニアにドライブするチャンスを与えるという方針を明らかにした。

これを受けたサインツ・ジュニアは「僕の来季の希望はあくまでもF1レース。
グランプリの実戦に臨むのでなければテストをする意味もない」と、牽制している。
なおサインツ・ジュニアにはマクラーレン・チーム入りという噂もあるが、本人は「何も聞いていない」と、軽く受け流しているという。

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ケータハムF1、小林可夢偉のチームメイトはチルトン?

今週末行われる最終戦アブダビGPへの復帰参戦を決めたケータハムF1チームでは、小林可夢偉の起用を明らかにしたもののもう一人のドライバーについては依然明確にしていない。

Max Chilton (C)Marussia F1 Team
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すでに小林可夢偉のチームメイトだったマーカス・エリクソンは自らケータハムF1との訣別を発表していて、復帰は考えられない状況。
また今年のベルギーGPでスポット参戦したアンドレ・ロッテラーも再度の参戦はないと明言している。
そして今季同チームのリザーブ&テストドライバーとしてバーレーンとイギリスGPでフリー走行を走ったロビン・フラインスも「チームからの要求はお金だけだから」と、パーソナル・マネージャーがその可能性を否定している。

そこで急浮上したのがマックス・チルトン。
チルトンはライバルであるマルシアF1チームのレースドライバーだが、ケータハム同様アメリカ&ブラジル両GPを欠場したマルシアにはまだ最終戦復活の可能性が残されている。
ただ、事実上実現は望み薄とみられているようだ。

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ゲイリー・パフェット、今季限りでマクラーレン・チーム離脱

Gary Paffett (C)McLaren Group
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2006年以来、ずっとマクラーレン・チームでテストドライバーを務めてきたゲイリー・パフェット(33歳:イギリス)が、今シーズン末で同チームを離脱することがわかった。
DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)メルセデス・チームから参戦するなどメルセデス・モータースポーツとの関係が深いパフェットは、マクラーレン・チームが来季メルセデスと袂を分かちホンダ・エンジンにスイッチすることからチームを離れることを決断した模様だ。

パフェットは「マクラーレン・チームで過ごしてきたこの9年間に感謝している。
これまでのマシン開発では僕も少なからず役に立てたと自負しているよ。
(ホンダに替わる)来年も、いくつかのレースでマクラーレンが勝てるといいね」と、語っている。

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2014/11/17

小林可夢偉、最終戦アブダビGPへの参戦確定

小林 可夢偉 (C)Caterham F1 Team
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16日(日)夜、ケータハムF1チームは復帰参戦となる今週末の最終戦アブダビGPに、小林可夢偉(28歳)を起用することを正式発表した。
ただチームメイトについてはまだ明らかにされていない。
(マーカス・エリクソンはすでにチームを離脱)

同チームの管理者は、「チームは不確実な時期を過ごしたが、今回アブダビGPに参戦するにあたり、経験ある優れたドライバー小林可夢偉の起用を決めた。
彼はチームのため全力を尽くしてくれることだろう」との声明を示している。

また小林可夢偉も、「アブダビでまたF1の現場に戻れることになってとてもうれしく思っている。
チームが一つになり全員が一生懸命努力する限り希望はある。
この機会を与えてくれたことに感謝すると共に全力で尽くし、良い結果でシーズンを終えたい」と、語っている。

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ベッテル(レッドブル)、「最終戦は感傷的になるかも」

Sebastian Vettel (C)BMW Sauber F1
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すでに今季末限りでレッドブル・レーシングを離脱することが明らかとなっているセバスチャン・ベッテル(27歳:ドイツ)が、今週末行われる今季最終戦アブダビGPについて言及。
「感傷的になってしまうかも」と、やさしい心情を吐露した。

2007年、19歳の若さで第7戦アメリカGPで当時のBMW・チームからF1デビュー(8位)を果たしたベッテルは、そのシーズンのうちにレッドブル・グループ傘下のトロ・ロッソに移籍。
デビュー年に4位入賞(中国)を果たすなど逸材ぶりをみせた。
さらに翌年にはイタリアGPでポールTOウィンで初勝利。
次の年には兄貴分であるレッドブル・レーシングに移籍、今年まで通算4回のチャンピオン獲得と38回の勝利をすべてこのチームで過ごしてきたことになる。

2010年のアブダビGPでは初のタイトル獲得を決めたこともあり、この地は自分にとって特別なところ、とベッテルは説明している。

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メルセデスAMG首脳、「最終戦、公平なバトルをお膳立てする」

Paddy Lowe (C)Mercedes Motorsports
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2014年のF1ドライバーズ・チャンピオンシップはいよいよ今週末行われる最終戦アブダビGPで結着がつくことになっているが、これを前に同チームでは「二人には公平なバトルが演じられるようお膳立てする」と、チームとしてはあくまでも平等に扱うことを強調した。

これは同チームのパディ・ロウ/テクニカル・エグゼクティブディレクターが語ったもの。
その中で同氏は、「次は今年のタイトルが掛かる重要な一戦となったが、しかしわれわれとししてはあくまでもすべて同じシリーズの中の一つ。
特別なことをするつもりは何もないし、またその必要もない。
これまでと同様、彼らはまったく同じ条件でこのグランプリを戦うことになるだろう。
われわれがタイトル争いについても公平で、平等なチャンスを用意するところを見てもらいたい」と、自信をみせた。

これまで激しいチーム内バトルでいくつも歴史に残るバトルをみせてきたF1、果たして今シーズンどういう結末をみせるのか注目だ。

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ケータハムF1、アブダビGP復帰の一方で全スタッフを一斉解雇

Caterham Garage (C)Caterham F1 Team
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今季最終戦アブダビGPでの復帰を明らかにしたケータハムF1チームだが、その一方で同時に現在残された全スタッフ230人に解雇通知を行ったことがわかった。

しかし実際にアブダビに参戦するためには当然のことながら再び雇用しなければならない訳で、こうした複雑でわかりにくい手法には他チームの関係者からも疑問の声が挙がっている。

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2014/11/16

「F1エンジン、一つだって構わない」とエクレストン氏開き直り

Cosworth DFV Engine
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来週の今季最終戦、ケータハムF1が復活参戦するとはいえそれでも想定した12チームには届かない10チームでしかない。
さらに今季から改訂されたパワーユニットについても、フェラーリはともかくルノーが参戦に意欲を失っているとされ、減少する可能性がない訳ではない。
しかしこうした状況でもF1総帥バーニー・エクレストン氏は、何ら意欲を失っていないようだ。

「F1の歴史をみれば、困難な時代はいくらでもあったんだ。
参加するチームが少ないというなら各チーム3台目を走らせればいいし、それができないならGP2のマシンを混走させればいい。
エンジン・サプライヤーが減少するというなら止むを得ない。
F1はかつてたった一つのエンジンだけで何年も隆盛を極めたのだからね」と、エクレストン氏。

確かにF1とF2とが混走たことも、またすべてのマシンがコスワース・エンジンのみを搭載して戦ったことも事実ではある。

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メルセデスAMGチーム首脳、「最高のお膳立てできた」と自賛

Mercedes AMG Duo (C)Mercedes Motorsports
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2014年のF1チャンピオンシップは、共にメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグとが最終戦に栄冠を掛けてバトルするという願ってもない展開になっている。
これについてメルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは、「最高のお膳立てできた」と自賛している。

「もちろんわれわれとしてはどちらのドライバーが王者になっても歓迎だ。
それはいくら早く決まっても構わない。
しかしF1ファンにとっては最後まで目を離せない、というのが理想だろう。
われわれはみごとに演出してみせたんだ。
そう、ロズベルグが緊張の糸を切らすことなくブラジルでみごとに優勝して望みを繋いだことでね」と、英『スカイ・スポーツ』に語っている。

ただ、ロズベルグが最終戦で優勝したとしてもタイトル奪還はハミルトンの順位如何に掛かることになる。

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エクレストン氏の「最終戦Wポイント方式」はご破算

Podium (C)Mercedes Motorsports
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FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表肝煎りで導入された「最終戦Wポイント方式」だが、本人自らこれを今季限りで廃止する意向をみせている。

初めて導入された今年の場合、チャンピオンシップでトップに立つハミルトン(メルセデス)は通算10回の優勝を記録、ポイントを334まで積み上げている。
優勝5回で2位のロズベルグとは17ポイントの差を付けているが、しかしこれは最終戦の1戦だけでタイトルの行方は左右されてしまうことになる。
二人が所属するメルセデスAMGチームでは、「もしもイージーなミスなどしたら大変」と、スタッフらは戦々恐々となっているという。

エクレストン氏は当初ラスト3戦をポイント2倍にする案を示していたが、いまこうした案を支持する関係者は皆無といっていい状態。
本人も最近は口にしなくなっていて、おそらく来年は通常のポイント・システムに戻されることだろう。

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2014/11/15

カルロス・サインツJr.、来季マクラーレン・チーム入り窺う

Carlos Sainz Jr. (C)Redbull Racing
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つい先頃までトロ・ロッソでのF1レースドライバー昇格を狙っていた同チームのテストドライバー、カルロス・サインツ・ジュニア(19歳:スペイン)が、今度はマクラーレン・チームへの移籍を窺っているということだ。

WRC(世界ラリー選手権)のレジェンド、カルロス・サインツ氏の子息である同選手は、見込んでいたレースドライバー昇格をマックス・フェルスタッペン(16歳:オランダ)に奪われ、さらにその影響からエリック・ベルニュの残留も濃厚となり、来季のチーム内F1昇格が望めない状況。
こうしたことからまだ来季ドライバーが確定していないマクラーレン・チームに白羽の矢を立てた模様だ。

スペイン期待の若手ドライバーであるサインツJr.にはスペイン系企業からの支援が見込まれることから、アロンソ獲得やパワーユニットの変更で巨額資金を必要とするであろうマクラーレン・チームにとっても魅力であることは確か。
ただアロンソはチームメイトに経験あるドライバー(バトン?)を希望しているとされている。

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ケータハムF1、最終戦アブダビGPへの参戦を正式発表

Caterham F1/logo (C)Caterham F1 Team
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第16戦ロシアGPを最後に欠場が続いているケータハムF1チームだが、来週行われる今季最終戦アブダビGPへの参戦をリリースで公式発表した。

事実上破産した同チームでは復活のためインターネット上のクラウドファウンディング『#リフューエル・ケータハムF1』を行っているが、まだ目標額には達していないとのこと。
しかしほぼ8割が集まったということで参戦を見切り発車したもの。
これについて同チームの管財人は「わずか1週間でファンは不可能を可能にしてくれた」と、感謝の意を表している。

ただチームはまだ具体的な参戦体制については明確にしておらず、ドライバー・ラインナップ等は不明。
またスタッフについても多くは離散したままとみられる。
また小林可夢偉のチームメイトだったマーカス・エリクソンはすでに自らケータハム離脱を宣言している。

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「マクラーレン・ホンダ」テストカー、初お目見え果たす

McLaren Honda Test Car
14日(金)、マクラーレン・チームはシルバーストーン・サーキットにおいて予定通りホンダ・エンジンを搭載したマシンの初走行を行った。

今回のテストのため改造されたマシンは来季の正式名『MP4-30』に先駈け『MP4-29H』と名付けられている。
ドライバーに指名されているのはストッフェル・バンドーン(22歳:ベルギー)とオリバー・ターベイ(25歳:イギリス)の二人。
テストはフィルミング・デーとされるもので走行は100キロ以内、タイヤもデモンストレーションラン用のものに制限されるが、ブランニューのホンダ製パワーユニットが正しく昨日するかどうか最初の判定には十分だ。

ホンダ側のプロジェクト責任者である新井康久(本田技術研究所・四輪レース担当取締役)は、「F1プロジェクトはホンダにとってたいへん重要なコアにあたるもの。
当然のことながら勝つことを目標にしていて、われわれはそのために全力を挙げている」と復帰に向け強い意気込みをみせた。

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2014/11/14

グロージャンのロータス残留で、「トタル」複雑

Total (C)Lotus F1 Team
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フランスの世界的石油会社「トタル」はその性格からこれまでフランス系のチーム、ドライバーを支援。
ロータス・チームについても前身のルノー・チーム時代からスポンサーを続けて来たが、同チームが来季メルセデス・エンジンにスイッチすることが決まったことにより複雑な状況に追い込まれている。
同チームが来季メルセデス・モータースポーツの指示によりペトロナス製の燃料やオイルを使用するのは確実だからだ。

ただ、もし同チームのフランス人ドライバーであるロマン・グロージャンが移籍した場合、これに合わせてトタルも支援先を変更する可能性もみられたが、実際にはグロージャンは残留がほぼ確実になっている。

いま伝えられているのはやはりフランス人ドライバーであるジャン・エリック・ベルニュ残留の可能性があるスクーデリア・トロ・ロッソへのスイッチ。
同チームでは現在スペインの石油会社「セプサ」が付いているが、スペイン期待のカルロス・サインツ・ジュニアの起用がない場合離脱するのではとみられている。
なおトロ・ロッソはルノー・エンジン(フランス)を使用している。

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フェラーリ、ライコネンとの「来季打ち合わせ」認める

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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現在フェルナンド・アロンソ&キミ・ライコネンというWチャンピオンを擁するフェラーリ・チームだが、両者共に来季有効な契約があるにも関わらず、レッドブル・レーシングを離脱するセバスチャン・ベッテルの加入が確実とされている。
つまりどちらかのドライバーとは契約を解除ということになる訳だが、それはアロンソになるというのが大方の見方になっている。

そしてこれを裏付けるような小さなニュースがチームからもたらされた。
これは、ライコネンが同チームのテクニカル・ディレクターであるジェームス・アリソン氏と冬のテストや来季マシンについての打ち合わせを行ったというもの。

こうしたこともありアロンソの跳ね馬チーム離脱は必至とされるのだが、発覚してからすでに1か月以上が経つ今もなお両者から正式発表はされないままだ。

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「マクラーレン・ホンダ」暫定カー、英国内で初試走へ

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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来シーズン、復活する「マクラーレン・ホンダ」の暫定カーが、14日(金)初の試走を行うことが明らかとなった。
場所はチームのホームコースとも言えるシルバーストーン・サーキット。

ただしシーズン中のテストには制約があるため、これは「フィルミング・デー」と称されるプロモーション用のもので、走行距離や装着タイヤ等に制限が設けられる。

なお今回コクピットに座るのは同チームのテストドライバーであるストッフェル・バンドーン(22歳:ベルギー)ないしオリバー・ターベイ(25歳:イギリス)になる見込みということだ。

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2014/11/13

グロージャン(ロータス)、来季発表でチームから叱責

R.Grosjean & A.Komatsu (C)Lotus F1 Team
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2009年、当時のルノー・チームからF1デビュー。
2012年からは後継のロータス・チームに移り、ここまで9回もの表彰台をゲットするなど活躍をみせるロマン・グロージャン(28歳:フランス)だが、このほどチームから叱責を受けたことがわかった。

これはまだ来季体制を発表していない同チームであるにもかかわらず、グロージャンが自身のツイッターに先走って「来季残留」を書き込んでしまったこと。
書き込みはすぐに削除されたということだが、何か発表に不都合があったのだろうか。

なおグロージャンも正式に残留となれば、来季メルセデス・エンジンにスイッチする同チームのドライバー・ラインナップは今季と変わらないグロージャン&マルドナドという顔ぶれになる。

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アリス・パウエル嬢、ケータハムからアブダビGP出走を窺う

Alice Powell (C)GP3 Series Media
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資金難からシーズン半ばにしてチーム身売りという羽目に追い込まれたケータハムF1では、バーニー・エクレストン氏との「約束」を守るため、目下最終戦アブダビGPでの復活を目指しインターネット上で募金を募るなど資金集めに没頭している。

そこで急浮上してきたのがイギリスの女性ドライバー、アリス・パウエル嬢の名前。
2010年に女性で初のBARCフォーミュラ・ルノーでチャンピオンに輝いたあとF1傘下の『GP3シリーズ』に参戦する、英国期待のドライバーだ。
今回、祖父のジム・フレーザーさんが3万5千ポンド(約640万円)を用意、チームの管財人にアブダビGPのフリー走行でパウエル嬢にドライブするチャンスを与えるよう要請したのだとか。

男社会であるF1ドライバーの世界に女性ドライバーが現れれば注目を集めるのは必至だが、これについての管財人側の見解はまだ伝えられていない。
パウエル嬢本人は、「(母国の英雄)ハミルトンと同じステージで走れるなら最高」と、すでにモチベーションをヒートアップさせているらしい。

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エリクソン、ケータハムF1との契約打ち切りを正式表明

Marcus Ericsson (C)Caterham F1 Team
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ケータハムF1チームのマーカス・エリクソン(23歳:スウェーデン)は、すでに来季ザウバー・チームで走ることを正式表明しているが、今季最終戦アブダビGPを待たずしてケータハムとの契約を解除したことを明らかにした。

これはエリクソン本人が自身の公式サイトで発表したもの。
それによれば「ケータハム・スポーツと1MRTとの最近の出来事を受け、僕とケータハムF1との間のすべての契約を即時終了することを決めた」というもの。
さらに「困難だったが楽しいシーズンを過ごしてきたので、今日はとても悲しい一日ちになった」と付け加えた。

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2014/11/12

レッドブル首脳泣き言、「V8エンジンのほうが良かった」

Renault『RS26』V8 Engine (C)Renault F1 UK
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昨季まで4年連続でタイトルを思うままにしたレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表が、「昨年までのV8エンジンのほうが良かった」と、泣き言を入れている。

今年F1はこれまでの2.4リッターV型8気筒から1.6リッターV型6気筒ターボ・エンジン、さらに大幅なエネルギー回生システムを採り入れるなど大改革を行ったが、そこで表れたのはメルセデス・エンジン陣営の圧倒的優位というものだった。

「いまさら時代を戻そうと考えている訳ではないが、今年のシーズンをみればF1の魅力が損なわれてしまったのは事実だろう。
マシンのサウンドには魅力がないし、特定のチームだけが勝利するのを観客は歓迎していない」

いくらチャンピオン・チームが泣き叫ぼうと、いまさらF1が昨年までのレギュレーションに逆戻りすることなど考えられないが、それでもこぼさずにはいられないようだ。
その一方で燃費の著しい改善や新技術の開発など、F1は今年間違いなく進化を遂げている。

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ニコラス・トムバジス氏、フェラーリ離脱の噂も

Nikolas Tombazis (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームのチーフ・デザイナーであるニコラス・トムバジス氏にチーム離脱の噂が高まってきたようだ。

これはイタリアの専門紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』らが伝えるもので、タイトル奪還を期す同氏の2015年マシン『開発コード666』の設計をみたセルジオ・マルキオンネ/フェラーリ社長がその出来映えに不満を示したためと言われている。

これが事実であればチーム代表だったステファーノ・ドメニカリ氏だけでなく、エンジン部門で名を馳せたルカ・マルモリーニ氏に続き今度はシャシー部門の重要責任者らが相次いで跳ね馬チームを去ることになる。

F1を代表するイメージのフェラーリだが、最後に王者となったのは2008年(キミ・ライコネン&フェリッペ・マッサ)のこと。
それからもう6シーズンもコンストラクターズ・タイトルから遠ざかったままだ。

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マクラーレン、残るはアロンソのチームメイトとの報

F.Alonso (C)McLaren Group
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すっかり既定事実になった感のあるフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のマクラーレン・チーム入りだが、まだ発表が行われないのはもう一人のドライバーについて決定をみないため、とスペイン・メディアから伝えられた。

アロンソの目標は当然のことながら3度目のタイトル獲得にあり、そのために加入したフェラーリ・チームですでに5年の歳月を費やした。
一方、マクラーレン・チームもタイトルから遠ざかっていて、来季はホンダ・エンジンにスイッチすることからさらにその戦闘力は不明確なものとなっている。
そこでアロンソは将来を見据えた複数年のレベルでタイトル奪還を狙っていて、そのためにはチームメイトに経験あるドライバー(バトン)が必要と考えているようだ。

しかしチーム側はバトンにすでにかなり高額の契約金を払っていることや、将来性について必ずしもアロンソと考えが一致していないのだという。
こうしたことから来季パートナーシップを組むホンダに対してもマクラーレン・チームは資金の手当てを要望することになるかも知れない。

メディアは来週の最終戦アブダビGP前にも正式発表があるものと予想している。

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2014/11/11

アロンソのマクラーレン移籍、最終アブダビGP前にも発表か

F.Alonso & R.Dennis (C)McLaren Group
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今季限りでレッドブル・レーシング離脱を発表したセバスチャン・ベッテルの跳ね馬チーム入りが明確になって以内、ささやかれ続けているフェルナンド・アロンソのフェラーリ離脱だが、いよいよ来週末の今季最終戦アブダビGP前にも正式発表される、という噂が高まっている。

アロンソ自身は2016年末まで有効なフェラーリとの契約があるとされているが、今季末までだった同僚のキミ・ライコネンが改めて2005年の契約更新をしたことにより、離脱はアロンソになるとみられているもの。

2005-6年とルノー・チームで2年続けてタイトル獲得を果たしたアロンソは翌2007年鳴り物入りでマクラーレン・チームに加入したが、王者に就くことは叶わず1年だけでルノーに逆戻り。
当時マクラーレン・チームを率いていたロン・デニス代表との確執も噂された。

しかしそのデニス氏もF1の現場からは引き、現在はかつてルノーに在籍したエリック・ブイユ氏がマクラーレン・チームの代表。
同氏は「いまマクラーレンとアロンソの間に何の問題もない」と、このスペインの英雄にエールを贈っている。

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両陣営、「エンジン凍結緩和案」でメルセデスを非難

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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現在F1エンジンはシーズン中の開発が凍結されていて、冬の間のエンジン開発量を緩やかにするために「トークンシステム」が採用されているが、その緩和に向けての話し合いが一向に進捗をみせていない。

当然のことながら、今シーズン明らかに後れを取ってしまったフェラーリ&ルノーの両陣営と、現在圧倒的優位にあるメルセデスとではその思惑に大きな違いがある。

挽回を期すフェラーリ&ルノーは現状維持を図るべくレギュレーション変更案を呈示しているが、しかしメルセデス・モータースポーツはこれにことごとく抵抗を見せているため、「メルセデスはF1の危機を理解していない」として不満を露わにしているもの。

このままの状況が続くと、2015年シーズンも今年と同様にメルセデス・エンジン陣営がF1をリードすることになるだろう。
(ロータス・チームは来季メルセデス・エンジンに変更が決まっている)

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ケータハムF1、目標資金の半分をすでに獲得

Caterham F1/logo (C)Caterham F1 Team
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今季最終戦アブダビGPでの復活に向け、一般のファンから資金を募るという手段に出たケータハムF1だが、最初の2日間ですでに目標金額の半分近くを集めたことを明らかにした。

これは『#リフューエル・ケータハムF1』と名付けられたもので、インターネット上のクラウドファウンディングによって支援を受け、その金額により最終戦アブダビGPで寄付者の名前がマシンに掲出されるというもの。
アブダビGP前週の11月14日(金)までの目標金額を総額235万ポンド(約4億3千万円)としていたが、すでに100万ポンドを越える資金が集まったとのこと。

同チームの管財人は「たくさんの支援に、関係する全員がほんとうに感謝している。
幸い資金調達目標のほぼ半分まできているが、しかし、私はまだ歯ブラシを荷物に詰めていない。
まだ集めなければいけない残りの資金についても最大限の支援をお願いしたい」と、語っている。

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2014/11/10

メルセデスのドライバー間で優勝をかけた戦術的な僅差のバトルが展開 (ピレリ)

ニコ・ロズベルグ (C)Pirelli Motorsport
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2014 ブラジルグランプリ 決勝
・上位6名が3ストップ戦略でフィニッシュ: ライコネンは2ストップを採用
・インテルラゴス史上でも近年にない高温のコンディション下、 再舗装されたアスファ ルトも相まって、タイヤにとって非常に厳しい第1スティントに

2014年11月9日、サンパウロ
メルセデスのニコ・ロズベルグが、3ストップ戦略を活用しポール・トゥー・ウィンでブラジルグランプリを制し、ドライバーズ選手権で首位を走るチームメイトのルイス・ハミルトンとの差を縮めました。予想された雨とは対照的な高温のコンディションの下、ロズベルグは、第1スティントをソフトタイヤで、後続のスティントをミディアムタイヤで走行して優勝を獲得しました。

ハミルトンは、レース前半にコースオフによってタイムを失いながらも、ロズベルグと同様の戦略を採り、1.5秒差の2位でフィニッシュしました。メルセデスの両ドライバーがともに最終ピットストップを終えた後、ハミルトンは、ロズベルグよりも1周フレッシュなタイヤでロズベルグを猛追し、エキサイティングなフィナーレを迎えました。最終的には、ロズベルグがキャリア通算8勝目となる2014年シーズン5勝目を達成しました。

大半のドライバーが、インテルラゴスでラップあたりミディアムコンパウンドよりも1秒速いソフトタイヤでスタートしました。フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは、ミディアムタイヤでスタートし、最終スティントをソフトで走行する3ストップ戦略を採りました。レース終盤にスピードを活かす戦略が功を奏し、12番グリッドからスタートしたヒュルケンベルグは8位でフィニッシュしました。トロ・ロッソのダニール・クビアトも同様の戦略で、グリッド最後方2番目のスタートから順位を上げて、ポイント圏にあと一歩の11位でフィニッシュしました。

路面温度が50℃を超え、近年のブラジルグランプリでは最も暑いコンディションの下、ほぼ全ドライバーが理論上最速の3ストップ戦略を採用しました。2ストッパー中で最上位のドライバーは、トップ争いに匹敵するスリリングなバトルの末に7位でフィニッシュしたフェラーリのキミ・ライコネンでした。ドライバーズ選手権は、ダブルポイントが与えられる今シーズン最終戦のアブダビで決定します。

ピレリジャパン・プレスリリース

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「マクラーレン・ホンダ」、アブダビ・テストで初お目見えか

Honda V6 Power Unit(C)Honda Racing
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2015年シーズン、再びホンダ・エンジンを搭載することが決まっているマクラーレン・チームだが、早ければ11月23日決勝のアブダビGP終了後に予定される合同テストで初お目見えということになるかも知れない。

これは同チームのエリック・ブイユ代表が示唆したものだが、最終戦に現在のマクラーレン・メルセデスで臨む同チームとしてはテストを実現させるには大変な量のロジスティクス(物流)とスタッフの手当が必要になるとみられる。
また他チームからの了解が得られるかも不明だ。

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マッサ(ウィリアムズ)、「母国グランプリで表彰台は格別」

Felipe Massa (C)Williams F1
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母国グランプリとなるブラジルでみごと3位表彰台をゲットしたウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサはその喜びを次のように表した。

「簡単なレースじゃなかったね。
でも期待した結果が残せてほんとうにうれしいよ。
僕はここサンパウロの生まれだから、友達や家族・親戚がたくさん応援に来てくれているんだ。
だからたくさんの声援が僕を後押ししてくれたんだろうね。
ピットストップでは問題があって、(ストップ&ゴーの)ペナルティまで喰らってしまったから、まさか3位になれるとは思わなかったよ。
チームが戦闘力あるクルマと素晴らしい戦略を用意してくれたお陰だね」

マッサはピットストップ時に間違えてマクラーレン・チームのエリアにストップ。
また速度リミッターのボタンを2度押ししてしまいピットレーン速度違反にも問われる始末だった。

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優勝ロズベルグ(メルセデス)、「アブダビが今年のフィナーレ」

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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みごとブラジルGP決勝レースをポールTOウィンで飾ったメルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグだが、まだ初のタイトル獲得はまったくの混迷。
すべてが最終戦のアブダビGPに掛かっていると言える。

「この週末はほんとうに素晴らしいものだった。
ブラジルの観客は熱くて、とても歓迎してくれるのがよくわかった。
オースティン(US-GP)ではうまくいかなかったので、今週はそれを教訓にすべくエンジニアとよく話し合ったんだ。
そのお陰でレース中、冷静なコントロールができるようになったと思う。
彼(ハミルトン)は今回もいい走りでプッシュしてきたけれど、僕はあわてなかったよ。
でもチャンピオンシップ争いという点から言うと、まだ全然届いていないことになる。
すべては最終戦。
アブダビがまさに今年のフィナーレになるね」

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ニコ・ロズベルグ(メルセデス)、ブラジルGPでポールTOウィン

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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9日(日)、今季第18戦目となるブラジルGP決勝レースが行われた。
雨の心配もあったがスタート時の天候は曇り、路面はドライコンディションで気温は23度、路面温度は45度、タイヤはミディアムとソフトという組み合わせとなっている。

予選14番手のクビアト(トロ・ロッソ)は前戦消化し切れなかった残りのペナルティにより17番グリッドへ、またペレスもペナルティにより7番降格のペナルティを受けているが17番グリッドのため最後尾の18番へと実質一つ後退するだけとなっている。

レースはポールからスタートしたロズベルグ(メルセデス)がそのままの順位をキープ。
早いクルマは5周目にもうタイヤ交換に入ったが、そんな中地元のマッサ(ウィリアムズ)がピットレーン速度違反で5秒のストップ&ゴー・ペナルティを喫した。

イタリアから続く連勝を期すハミルトン(メルセデス)はその差1.4秒までチームメイトを追い詰めたものの結局ロズベルグは最後までそのポジションを譲らずこの大事な1戦でポールTOウィンを決めた。
ロズベルグの優勝は第10戦のドイツGP以来で今季5勝目、自身通算8回目となった。

ロズベルグは今回の優勝で25ポイントを追加、トータル292から317としたが、ハミルトンも2位に入ったためこちらは316から334へと18ポイントを追加、その差はまだ17ポイント。
最終戦はポイントが2バイトなっていてまだまったくチャンピオンシップの行方は予断を許さない状況だ。

以下3位地元のマッサ(ウィリアムズ)、4位バトン(マクラーレン)、5位ベッテル(レッドブル)、6-7位フェラーリのアロンソ&ライコネン、8位ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、9位マグヌッセン(マクラーレン)、10位ボタス(ウィリアムズ)でここまでが入賞。

以下、11位クビアト(トロ・ロッソ)、12位マルドナド(ロータス)、13位ベルニュ(トロ・ロッソ)、14位グティエレス(ザウバー)、15位ペレス(フォース・インディア)、16位スーティル(ザウバー)。
リタイヤはグロージャン(ロータス)とリカルド(レッドブル:サスペンショントラブル)の2台だがグロージャンのほうは完走扱いとなっている。

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2014/11/09

ニコ・ロズベルグ、P Zeroイエロー・ソフトタイヤで インテルラゴス史上最速のポールタイムを記録 (ピレリ)

ニコ・ロズベルグ (C)Pirelli Motorsport
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2014 ブラジルグランプリ 予選
・暖かい曇天の下での予選: 決勝ではレインシャワーの可能性も
・決勝での最速戦略は理論的には3ストップ: トラフィック回避を狙った2ストップが主流に

2014年11月8日、サンパウロ
ニコ・ロズベルグがP Zeroイエロー・ソフトタイヤで記録したブラジルグランプリ予選のポールタイムは、41年の歴史を持つインテルラゴス史上最速のポールタイムとなりました。ロズベルグは、2004年のルーベンス・バリチェロによるインテルラゴスのポールポジション・レコードタイム 1分10秒646を破る1分10秒023を記録しました。このタイムは、2004年にバリチェロが予選Q1で叩き出した1分09秒822というインテルラゴス史上最速ラップタイムに迫るものでした。これにより、メルセデスは、レッドブルの記録に並んで1シーズンで18回目のポール獲得となり、ロズベルグは、今シーズンのポールポジション・トロフィーを獲得しました。

再舗装されたブラジルのトラック上には十分なグリップと大きな路面の改善が見られ、ラップタイムは高速化し、Q1の時点でポールポジション・レコードタイムが更新されました。全ドライバーがQ2進出のためにソフトコンパウンドを使用しました。最後にミディアムからソフトへ交換したのは、ウィリアムズの両ドライバーでした。マシンによってばらつきはあるものの、両コンパウンド間の性能差は、平均してラップあたり0.8~1.0秒のままでした。

広範囲に渡る雨の予報と前夜の雷雨にもかかわらず、予選は、開始時の気温27℃、路面温度39℃のドライコンディションの下で行われました。しかし、依然として明日の決勝時に雨が降る可能性は残っており、60%という高いセーフティーカー導入率も相まって、戦略を複雑にすることは確実です。

通常の条件下では3ストップ戦略が最速となりますが、4.309kmの短いトラック上ではトラフィックが各チームの戦略に影響を及ぼします。既に今日の予選で多様な戦略が見られ、トロ・ロッソのダニール・クビアトは、ペナルティによってグリッド後方からのスタートが決定していることもあり、Q2以降の走行を行わずタイヤを温存しました。Q3進出ドライバー中で1回しかランを行わなかったのはフェラーリの両ドライバーのみで、彼らは1セットのタイヤを温存しました。先週のアメリカグランプリ同様、Q1とQ2でそれぞれ4台のマシンが脱落する予選フォーマットとなりました。

ロズベルグは、午前中に行われた最終フリー走行でもソフトタイヤで最速タイムを記録し、ブラジルグランプリの全フリー走行セッションでトップを獲得しています。

ピレリジャパン・プレスリリース

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予選3番手マッサ(ウィリアムズ)、「インテルラゴスは感動的」

Felipe Massa (C)Williams F1
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母国グランプリとなるブラジルGPでみごと予選3番手を獲得したウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサ(33歳)は、地元の観客の熱い声援に感謝の言葉を表した。

「素晴らしい予選になった、感動的だよ。
ブラジルは母国だし、とりわけこのサンパウロは僕が生まれ育った街だからいつも特別な気持ちになるんだ。
地元のファンの声援とエネルギーはいつだって感動的で格別なもの。
まだメルセデスとのマシンの差はあるけれど、しかしそれも確実に小さくなっていると思うな。
それにここでは天候が急変するし、レースではまたいくつもの不確実要素が出て来るから結果がどうなるかわからない。
タイトルを争う前の人たちに比べ僕らにはプレッシャーもないし、気楽に戦える筈だよ。
明日の午後、表彰台に上がってまた地元のみんなと喜べればいいね」

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PPロズベルグ(メルセデス)、「ハードに行くしかない」

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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8日(土)行われたブラジルGP公式予選で今季10回目となるポールポジションを獲得したニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)だが、タイトル獲得に向け重要になる決勝レースに集中する姿勢をみせた。

「もちろんポールが獲れたことはうれしいよ。
今週は金曜日の最初のフリー走行からずっと好調だったし、ね。
でもポールポジションだからといって何もポイントがもらえる訳じゃない。
言うまでもなく肝心なのは明日の決勝レースだ。
チームとはなぜオースティン(US-GP)でうまくいかなかったかを分析し、対策を考えてきた。
それが明日のレースで活かせるかどうかが重要になるね。
チャンピオンになるためにはドライバー一人の力だけでは無理なんだ。
でも僕のモチベーションは1年間でも最高のレベルだよ。
明日は最初からハードに行くよ」

しかしながら残りの2戦ロズベルグがいずれも勝ったとしても、ハミルトンが共に2位であれば逆転はならない計算。
ロズベルグの逆転タイトル獲得には「運」も必要になってくる。

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ブラジル予選ポールポジションはニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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8日(土)午後、ブラジルGPの公式予選が行われた。
心配された天候だがここまで雨粒はなく、曇りのままでQ1、Q2共に行われている。

予選最終ピリオドは10台中8台がベストタイムを1分10秒台に入れる激しいタイム争いの結果、ここでもメルセデスAMGのニコ・ロズベルグが1'10.023というタイムでみごとポールポジションを獲得。
ロズベルグのポールは2戦連続の今季10回目、自身通算14回目ということになる。
年間2桁のポール獲得は史上8人目の栄誉。
また今回のブラジルGPではここまですべてのセッションでトップタイムという快挙で、残すは明日の決勝レースのみということになった。

2番手は僚友ハミルトン(メルセデス)でロズベルグとはわずか0.033秒の僅差だった。
メルセデスAMGチームはこれで今季11回目のフロントロウ独占になった。
3-4番手はメルセデスを追い詰めきれなかったウィリアムズのマッサ&ボタス。
5番手バトン(マクラーレン)、6番手最後に浮上をみせたベッテル(レッドブル)、7番手マグヌッセン(マクラーレン)、8番手アロンソ(フェラーリ)でここまでが1分10秒台、9番手リカルド(レッドブル)、そして10番手ライコネン(フェラーリ)というトップ10になった。

なおクビアト(トロ・ロッソ)は前戦US-GP予選でICEを交換して受けた10グリッド降格ペナルティが消化しきれていないため今回残りの7グリッド分の降格、またペレス(フォース・インディア)も前戦のアクシデントによるペナルティで同じく7グリッド降格ということになる。

ブラジルGP:公式予選の結果はこちら
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予選Q2、地元マッサ(ウィリアムズ)2番手で大歓声

Q1セッション中に一時太陽も覗かせたインテルラゴスの空だったが、Q2を前に再び雲が厚くなってきた。
この15分間で、再び下位の4台がノックアウトということになる。

ここでも最速タイムを記録したのはロズベルグ(メルセデス)。
1'10.303をそうそうにマークすると余裕のの表情で他車のアタックを見守った。
2番手になったのは地元の声援を一身に受けるウィリアムズのフェリッペ・マッサでロズベルグにわずか0.040秒に肉薄するとインテルラゴスの観客席が大きく沸いた。

さらに3番手も1'10.421のボタス(ウィリアムズ)が続き、1'10.712のハミルトン(メルセデス)はここでは4番手に甘んじた。
5番手バトン(マクラーレン)、6番手ベッテル(レッドブル)、7番手ライコネン(フェラーリ)、8番手リカルド(レッドブル)、9番手マグヌッセン(マクラーレン)、そしてアロンソ(フェラーリ)が10番手で辛うじてQ3進出を果たした。
今グランプリでは終始ライコネンのほうがいいペースでアロンソを凌駕している。

ここで脱落となったのはグティエレス(ザウバー)、ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、スーティル(ザウバー)、そしてクビアト(トロ・ロッソ)の4台。
グティエレス予選11位は自身の今季ベストになるものだが、来季の契約がなくなった直後というのは皮肉だ。

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予選Q1、メルセデスAMGとウィリアムズ勢の速さ際立つ

ブラジルGP予選Q1が行われた。
午後からは雨の可能性があると心配されていたサンパウロだが、まだ曇りで天候は持っている。
気温は25(土)、路面温度は37(土)でスタート。
前戦同様ケータハム&マルシア不在の18台で行われるため、Q1、Q2それぞれ4台ずつのノックアウトということになっている。

18分間のバトルの結果、トツプに立ったのはここでもメルセデスAMGのニコ・ロズベルグで1'10.347。
これに同じメルセデスのハミルトンが1'10.457のタイムで続いた。
3-4番手はウィリアムズのマッサ&ボタスでここまでの4台が1分10秒台。
5-6番手マクラーレンのバトン&マグヌッセン、7番手ライコネン(フェラーリ)、8番手クビアト(トロ・ロッソ)、9番手グティエレス(ザウバー)、10番手にアロンソ(フェラーリ)。

以下、リカルド(レッドブル)、ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、ベッテル(レッドブル)、スーティル(ザウバー)の4台もQ2進出。
残念ながらここで脱落となったのはグロージャン(ロータス)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、ペレス(フォース・インディア)、そしてマルドナド(ロータス)の4台になった。

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フリー走行3回目もロズベルグ(メルセデスAMG)が制す

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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8日(土)午前、ブラジルGPのフリー走行3回目セッションが行われた。
天候は曇り晴れ、路面はドライコンディションたが前夜に雨が降ったということでランオフエリアの芝は一部濡れているようだ。。
セッション開始時の気温は23度、路面温度は33度、この時期のインテルラゴスとしてはかなり高めの気温となっている。

セッション開始そうそうに上位のタイムは1分11秒台に上がり、速いペースで進められた。
さらに終盤、続々とソフトタイヤに履き替えるとさらにタイムは短縮、メルセデスAMGの2台、そしてウィリアムズのマッサの3台が1分10秒台のタイムを記録して終えた。

1'10.446というトップタイムを記録したのはまたしてもニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)で、これでここまでの3セッションすべてでトップに立っている。
2番手も同じメルセデスのハミルトンでトップとのタイム差は0.114秒。
3番手に地元で力が入るウィリアムズのマッサ、4番手同じくウィリアムズのボタス、5番手リカルド(レッドブル)、6番手前日トラブルのバトン(マクラーレン)、7-8番手フェラーリのライコネン&アロンソ、9番手マグヌッセン(マクラーレン)、そして10番手がクビアト(トロ・ロッソ)になった。

ベッテル(レッドブル)は11番手、フォース・インディア勢はいずれもタイムが伸びずにヒュルケンバーグ&ペレス2台共最下位に甘んじている。

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2014/11/08

路面の改善が重要な要素となるインテルラゴス (ピレリ)

ニコ・ロズベルグ (C)Pirelli Motorsport
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2014 ブラジルグランプリ フリー走行
・ミディアムとソフト間のタイム差は、ラップあたり約0.8~1.0秒
・今日は非常に暑い天候に: 明日以降のレース週末は、依然として雨の可能性が残る

2014年11月7日、サンパウロ
サンパウロに位置する有名なインテルラゴス・サーキットは、最近ピットレーン入口の改修とともに路面の再舗装が行われたため、グランプリ初日のフリー走行においては、路面の改善が重要な特性要素となりました。

今日のフリー走行は、最高気温34℃、最高路面温度57℃の暑いコンディションの下で行われましたが、この天候は、明日以降続かない可能性があり、特に予選中には断続的な雨の予報が出ています。本日午前のFP1と午後のFP2で、平均路面温度に20度以上の開きがあったことが、両セッション間のラップタイム差の一因にもなりました。

したがって、各チームは広範囲に渡るコンディションに備える必要があり、本日のフリー走行では、P Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroイエロー・ソフトの両コンパウンドを使用して、多様な燃料搭載量で可能な限り多くのデータを収集することに集中していました。

ニコ・ロズベルグが両セッションでルイス・ハミルトンを抑えて最速タイムを記録し、メルセデスが両セッションでワンツーとなりました。ロズベルグは、FP1でミディアムタイヤを使用してセッション自己ベストタイムを記録し、FP2でソフトタイヤを使用してFP1のタイムよりも0.6秒速い本日の最速タイムを記録しました。

両コンパウンド間の性能差は、平均してラップあたり0.8~1.0秒となっていますが、路面の改善が進むにつれて、このタイム差は縮まるでしょう。

ピレリジャパン・プレスリリース

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クラッシュのジュンカデラ(F・インディア)、「理解できない」

Daniel Juncadella (C)Sahara Force India F1
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ブラジルGP初日のフリー走行でクラッシュ、マシンに大きなダメージを与えてしまったフォース・インディアのリザーブ&テストドライバー、ダニエル・ジュンカデラ(23歳:スペイン)だが、このアクシデントについて「理解できないクラッシュ」と、首を傾げている。
これは1回目セッションも残り時間30分を過ぎた頃、コントロールを失ったマシンは8コーナーのアウトのタイヤバリヤにそのままクラッシュ、フロント部を大破したもの。

「何が起きたのか自分でも理解できない。
マシンは突然コントロールを失ってどうすることもできなかったんだ。
縁石には乗ったけれど、それはみんなと同じことだと思った。
マシンを貸してくれたペレスにはほんとうに申し訳ない」と、うなだれた。

前戦でのペナルティにより、それでなくとも7番グリッド降格のペナルティが待つペレスだが、マシンの修復が間に合わずこの日は結局1周も走れずに終えた。

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ケータハム、アブダビGPで復活に向け『クラウド募金』開始

Caterham F1/logo (C)Caterham F1 Team
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現在マルシアF1チームと共に2戦の欠場期間にあるケータハムF1チームだが、約束である最終戦アブダビGPでの復活に向け新たな募金プロジェクトをスタートさせた。

『#リフューエル・ケータハムF1』と名付けられたこれはインターネット上のクラウドファウンディングによるもので支援は10ポンド(約1,820円)から受け付けで上限はなし、その金額により最終戦アブダビGPで寄付者の名前がマシンに掲出されるというもの。

こうしたシステム自体はこれまでもみられたものだが、やはり大口がないと現実には前途に困難が横たわる。
なお目標金額はアブダビGP前週の11月14日(金)までに総額235万ポンド(約4億3千万円)を集めたいとしている。

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L.モンテツェモロ氏(前フェラーリ)、アリタリア航空に参画

Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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まだ去就が明らかでなかった前フィアット/フェラーリ・グループ会長のルカ・モンテツェモロ氏(67歳:イタリア)が、『アリタリア航空』の経営陣に参画することがわかった。
これは英『ロイター』らが報じたもので、経営を一新する同航空会社の新しい理事会の一員に指名されるというもの。

ミラノがベースのアリタリア航空はイタリアを代表する大手航空会社だが、積年の経営難から今年8月にアブダビの『エティハド航空』が筆頭株主となり、同社の傘下に入ることがすでに決まっている。
なおそのエティハド航空はアブダビGPのタイトル・スポンサー、またフェラーリ・チームのスポンサーにもなっていて関係は深い。

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フリー走行2回目もロズベルグ(メルセデス)が最速

Interlagos Circuit (C)Mercedes Motorsports
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7日(金)午後、引き続きブラジルGPはフリー走行2回目セッションが行われた。
天候は晴れ、ドライコンディション。
南米の太陽に照らされ気温は29度、路面温度に至っては54度と大幅に上昇している。

午前のセッションでジュンカデラがクラッシュさせたペレス(フォース・インディア)のマシンは、さらにオーバーヒートに見舞われたためハイドロリック・コンポーネンツの交換作業でガレージに留まったままだ。
開始そうそうにベルニュ(トロ・ロッソ)のマシンがストップ、回収のためセッションは一時赤旗中断になった。
後半アロンソ(フェラーリ)のマシン後部から炎が上がり再び赤旗中断、ドライバー自ら消火器で作業に当たる場面も。
さらに今度はグティエレス(ザウバー)がピットロード出口でストップし3度目の赤旗が掲示された。

雲は厚くなったが最後までドライ。
このセッションでもトップに立ったのはロズベルグ(メルセデス)で1'12.123。
0.213秒差で僚友ハミルトン(メルセデス)が2番手。
3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手リカルド(レッドブル)、5-6番手ウィリアムズのボタス&マッサ、7番手アロンソ(フェラーリ)、8番手クビアト(トロ・ロッソ)、9番手ベッテル(レッドブル)、そして10番手マグヌッセン(マクラーレン)。
以下、マルドナド&グロージャンのロータス勢、ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、グティエレス(ザウバー)、スーティル(ザウバー)、バトン(マクラーレン)、5ラップだけだったベルニュ(トロ・ロッソ)の順。
ペレス(フォース・インディア)は結局コースに出ることができずにノータイムだった。

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ブラジルGPフリー走行1回目はロズベルグ(メルセデス)

Interlagos Circuit (C)Mercedes Motorsports
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7日(金)午前、F1は南米大陸にその場所を移し、ブラジル・サンパウロのインテルラゴス・サーキットを舞台にブラジルGPが始められた。
バンピーだった同サーキットは今年全面的に舗装がし直されている。

今回もケータハム&マルシアの2チームは不参加で、参加したのは9チーム18台に留まっている。
天候は晴れ、ドライコンディション。
セッション開始時の気温は19度、路面温度は28度、今回もタイヤはミディアムとソフトという組み合わせとなっている。
ウィリアムズはボタスに代えてフェリッペ・ナスル(21歳:ブラジル)を、またトロ・ロッソはベルニュに代え来季ドライバーに決まっているマックス・フェルスタッペン(16歳:オランダ)が、またフォース・インディアではペレスに代えダニエル・ジュンカデラ(23歳:スペイン)が起用されている。

終盤になり、ペレスのマシンをドライブのジュンカデラが8コーナーでコースアウトしバリアにクラッシュしセッションは赤旗中断になる場面も。
バトン(マクラーレン)はERS(エネルギー回生システム)にトラブルがありガレージで交換作業。
またグティエレス(ザウバー)も電気系トラブルということでガレージに留まったまま。

結局ロズベルグ(メルセデス)が全体のトップタイムとなる1'12.764をマーク。
これに0.221秒の差でハミルトン(メルセデス)が続いた。
3番手クビアト(トロ・ロッソ)、4番手アロンソ(フェラーリ)、5番手マッサ(ウィリアムズ)、6番手フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、7番手マルドナド(ロータス)、8番手ライコネン(フェラーリ)、9番手マグヌッセン(マクラーレン)、10番手リカルド(レッドブル)。
ベッテル(レッドブル)は14番手だった。

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2014/11/07

インテルラゴス(ブラジルGP)も回収車の配置に安全措置

Wet Race/2003 Brazil GP (C)Renault F1 UK
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今週ブラジルGPが行われるインテルラゴス・サーキットでは、日本GPで起きたジュール・ビアンキ(マルシア)の事故調査委員会を教訓に、マシンの回収作業に当たるトラクター等の配置を再考、安全措置を施す方針であることを明らかにした。

これはブラジルの通信社『グローボ』が報じたもので、それによれば通称「セナ・S字」と呼ばれる1コーナーから2コーナーに掛けての下り部分で、新たなマーシャルポストを設置することで危険が予想されるトラクターの配置を避けるよう改善したのだという。

ここインテルラゴスでのブラジルGPでは、過去大雨により数多くのアクシデントが起きた経緯がある。

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ザウバー、2015年のドライバーにフェリッペ・ナスル指名

Felipe Nasr (C)Williams F1
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6日(木)、ザウバー・チームは2015年のレースドライバーとしてフェリッペ・ナスル(22歳:ブラジル)を起用することを正式発表した。

今シーズン、ナスルはウィリアムズ・チームのテストドライバーを務めながらGP2シリーズにカーリン・モータースポーツから参戦、第4戦レッドブルリンクではみごと優勝するなどランキング2位に位置している。

ザウバー・チームはすでに現ケータハムF1のマーカス・エリクソン(23歳:スウェーデン)との契約も発表しているため、これで来季のドライバー・ラインナップが確定。
今季ドライバーであるエイドリアン・スーティル&エステバン・グティエレスは共に放出されることとなった。

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ブラジルGPのスチュワードにエマニュエル・ピロ氏

Emanuele Pirro (C)Peugeot Sport
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるブラジルGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元ベネトン等のF1ドライバーであるエマニュエル・ピロ氏を指名した。
ピロ氏の同職就任は今季開幕戦オーストラリアGP、ハンガリーGP、ベルギーGPに続くもので、これで最多の通算13回目。

1989年のフランスGPで当時のベネトン・チームからアレッサンドロ・ナニーニのチームメイトとしてF1デビューしたピロ氏は、翌年1990年と1991年シーズンをスクーデリア・イタリア(ダラーラ・ジャッド)から参戦、最高位は1989年オーストラリアGPの5位というものだった。
F1のスチュワードとして最も実績があり、各関係者からの信頼が厚い。

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2014/11/06

FIA、ブラジルGPで改良版・強制減速システムをテスト

Mercedes AMG F1 Safetycar (C)Mercedes Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)は先の日本GPで起きたビアンキ(マルシア)のアクシデントを受け、イエローコーション時にドライバーの操作で減速するのではなく、コントロールタワーから各マシンのECU(エンジン・コントロール・ユニット)を通じ強制的にスピードダウンさせる方式をトライしている。
前戦US-GPのフリー走行でもテストがされたが、今回さらに改良版をブラジルGPでテストするとのことだ。

現在コントロールタワーではコースにおける各マシンの15m毎の位置を把握しているということで、これにより算出されるそれぞれの速度から違反を判定するとしている。
ただこれまでは50mの区間で速度を判定していたものを、ドライバーから不満の声があるため今回は200mに拡大してテストする方針という。

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2015年暫定F1参戦リスト(11/05)

5日(水)、FIA(国際自動車連盟)は2015年のF1暫定参戦リストを公開した。
意外にも、全11チームはすべて2014年と同じ顔ぶれ。
ただ、マルシアはマノーとして、またケータハムはCF1と微妙に変更がされている。
なおマノーはまだ最終確認が必要とされている。

【2015年暫定F1参戦リスト】(11/05)

Constructor Nation Team Car Engine
Red Bull Racing Limited オーストリア Infiniti Red Bull Racing レッドブル・レーシング ルノー
Mercedes Benz Limited ドイツ Mercedes AMG Petronas F1 Team メルセデス メルセデス
Ferrari S.p.A イタリア Scuderia Ferrari フェラーリ フェラーリ
Lotus F1 Team Limited イギリス Lotus F1 Team ロータス メルセデス
McLaren Racing Limited イギリス McLaren Honda マクラーレン ホンダ
Force India F1 Limited(IND) インド Sahara Force India F1 Team フォース・インディア メルセデス
Sauber Motorsport AG スイス Sauber F1 Team ザウバー フェラーリ
Scuderia Toro Rosso S.p.A イタリア Scuderia Toro Rosso STR ルノー
Williams GP Engineering Limited イギリス Williams Martini Racing ウィリアムズ メルセデス
Manor GP Racing Limited * イギリス Manor F1 Team MNR フェラーリ
1Malaysia Racing Team SDN マレーシア CF1 Caterham F1 Team ケータハム ルノー

 *印 確認が必要

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バリチェッロ、「ケータハムF1から参戦する筈だった」

Rubens Barrichello (C)Williams F1 Team
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元フェラーリ・チーム等のF1ドライバー、ルーベンス・バリチェッロ(42歳:ブラジル)が今シーズンのラスト3戦をケータハムF1チームから参戦する筈だったことがわかった。

これは米スポーツ専用チャンネル『フォックス・スポーツ』が明らかにしたもので、バリチェッロが持ち込むスポンサー資金をテコにアメリカ、ブラジル、アブダビ3戦のレースに参戦予定だったという。

この計画はチームが資金難で破綻したことから実現することはなかったが、事実であればケータハムF1が参戦を続けても小林可夢偉にもう参戦のチャンスはなかったことになる。

バリチェッロが最後にレース参加したのは2011年ウィリアムズ・チームというものだったが、とりわけ今回母国ブラジルGPへの参戦が叶わなかったことは残念のようだ。

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2014/11/05

マルシアF1チーム、アブダビGPでの復活諦めず

Marussia Ferrari 『MR03』 (C)Marussia F1 Team
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かねてチーム破綻が伝えられていたケータハムF1のみならず、マルシアF1チームもUS-GPを前に参戦不能になったことは関係者だけでなく世界のF1ファンを驚かせたが、同チームのメンバーは今季最終戦アブダビGPでの復活をまだ諦めていないようだ。

というのも同チームはケータハムF1とは異なり今年のモナコGPでジュール・ビアンキが8位入賞したことにより目下コンストラクターズ・ランキング9位、、シーズンが終わればかなりの額の分配金が得られる筈だからだ。
そのためにはチームが消滅することはあってはならず、欠場が許されたブラジルGPまでの2戦だけでなんとか復帰を果たしたい事情がある。

もちろん同チームの管財人もこのことは承知で、一刻も早く次のオーナーを見出したいところだ。
もしアブダビGPへの参加が叶えば、ドライバーはマックス・チルトンと共にリザーブのアレクサンダー・ロッシが起用されるものと見込まれている。

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『アウディ』、2016年からのF1参戦の噂否定

Audi R18 (C)Audi Motorsport
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ここに来て再び持ち上がっている巨人VW(フォルクスワーゲン)社傘下の『アウディ』によるF1参入だが、同モータースポーツの責任者であるウルフガング・ウルリッヒ氏は「近い将来にそうしたことはない」と、これを否定した。

噂では、アウディは自車開発によるマシン&パワーユニットにより2016年シーズンからF1に参戦。
プロジェクトの責任者には前フェラーリ・チーム代表のステファーノ・ドメニカリ氏、さらにエース・ドライバーには現フェラーリのフェルナンド・アロンソを起用するという具体的なものだった。
またそのため同社は現在参戦しているWEC(世界耐久選手権)とDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)への参戦を終了するとも伝えられていた。

そのアウディR18が1-2フィニッシュを飾った今年のル・マン24時間レースで、奇しくもアロンソは名誉スターターを務めている。

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『CVCキャピタル』、小チーム救済に総額182億円支援へ

Gerard Lopez (C)Lotus F1 Team
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先のUS-GPではフォース・インディア、ロータスそしてザウバーらプライベートの小チームが分配金の拡大を求めボイコットも辞さずという姿勢をみせたが、これを受けバーニー・エクレストン氏はF1の過半数株主であるCVCキャピタル・パートナーズから、弱小チーム救済のため総額1億ポンド(約182億円)を引き出すことで合意した模様だ。

2014年シーズンはあと残り2戦となったが、万一これらのチームが不参加となった場合には主催者から違約金を請求される可能性もあるため、前例のない「英断」に踏み切ったとみられる。

ロータス・チームのジェラール・ロペス/オーナーは、「エクレストンとCVCが行おうとしている対策を歓迎する。
しかし時間に余裕はないのでブラジルGP前にも決断して欲しい」と、背中を押した。

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2014/11/04

ミディアムとソフト、シーズン中でも短いながら最も緊張感を伴うサーキットに登場

(C)Pirelli Motorsport
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ブラジルグランプリ プレビュー: サンパウロ 2014年11月6-9日
・サンパウロでは変わりやすい天候が予想される
・Formula Oneにとって伝統的な開催地であるブラジルは、 ピレリにとって鍵となる市場

2014年11月3日、ミラノ
サンパウロの中心部に位置するインテルラゴス・サーキットは、シーズン中でモナコに次いで2番目に短いサーキットで、そのツイスティな連続コーナーや高低差は、ドライバー、マシン、そしてタイヤに魅力的なチャレンジを課します。

インテルラゴス用として選択されているタイヤは、ミディアムとソフトコンパウンドですが、ここは伝統的に雨の確率が高く、長期予報によれば、レース週末中のどこかで雨になる可能性がありそうです。このトラックでは、わずか4.309kmのラップ中に存在する非常に多くのコーナーによって、タイヤは絶えず酷使されることになります。また、比較的長いストレートが無いことで、タイヤがクールダウンされる機会もありません。さらに、バンピーでありながら、高速コーナーがあり、ランオフエリアが狭いことも相まって、ドライバーは最大限の集中力を発揮しなければなりません。

インテルラゴスは、とりわけ熱狂的なファンと独特の雰囲気で知られています。過去には、多くのタイトルがこのサーキットで決定しました。しかし、2014年シーズンは、最終戦のアブダビでダブルポイントが加算されるため、今週末にタイトルが決定することはありません。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ニキ・ラウダ/CEO(メルセデス)、「大チーム勝つのは当たり前」

N.Rosberg & N.Lauda (C)Mercedes Motorsports
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今年3年目を迎えたテキサス州オースティンでのUS-GPは無事成功裡に終わったが、ケータハム&マルシアが破綻したことを受けロータス、フォース・インディア、そしてザウバーらの小規模チームがFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)分配金の拡大を求め、揃ってボイコットの動きがあったという。

これはアメリカでのグランプリ破綻を怖れたバーニー・エクレストン氏による懐柔策により直前に回避されたものの、大チームから小チームへ分配金を移すことになる解決には逆に上位チームから不満の声も聞かれている。

目下チャンピオンシップをリードするメルセデス陣営のニキ・ラウダ/CEOは、「安易に参入しては去って行く、F1では昔からそんなことの繰り返しだ。
しかし大チームが安定しているのはそれなりのポリシーと努力・実績があるからだ。
明日あなたが新たに航空会社を設立したとしても、すぐにルフトハンザ(ドイツ最大の国際航空会社)に飲み込まれてしまうだろう。
そんなものさ」と、突き放す。

これはかつて「ラウダ航空」を設立しながらも事業破綻したラウダ氏ならではの説得力か。

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「最終戦タイトル結着」に、エクレストン氏ほくそ笑む

Bernie Ecclestone (C)Ferrari S.p.A
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US-GPで5戦連続の優勝と破竹の勢いをみせたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンだが、2位に縋った僚友ロズベルグとのポイント差は24ポイント。
次戦ハミルトン(メルセデス)が優勝でロズベルグがノーポイントに終わったとしてもポイント差は最大49ポイントということになった。

今シーズン最終戦のみポイントが2倍となっているので、優勝すれば50ポイントが得られることからこの1戦だけでまだ逆転が可能ということになり、最終戦までタイトルの行方がわからないということになった。

この絵に描いたような展開にほくそ笑んでいるのがこのシステムを推し進めたバーニー・エクレストン氏だ。
「どうだ、私の言った通りになっただろう。
19戦も戦って、その最後の1戦までチャンピオンが誰になるかわからないというのは実にエキサイティングだ。
もし最終戦のポイントが今まで通りなら、すでにチャンピオンシップへの興味は失われていた筈だからね」と、このアイデアを自賛している。

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ペレス(フォース・インディア)、「不運なだけ、ガッカリだ」

Sergio Perez (C)Sahara Force India F1
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US-GP決勝レースで起きたアクシデントの責任を問われ、次戦グリッド7番降格のペナルティを科せられたフォース・インディアのセルジオ・ペレスだが、自分だけに責任があるとされたことに納得していない様子だ。

「今日の出来事はほんとうに不運だっただけ。
スーティルがインを空けたからそこに飛び込んだだけだったのに、彼が急にドアを閉めたものだから行き場がなくなってしまったんだ。
ライコネンがいることには気づかなかった。
こっちこそ(メキシコから)たくさん応援に来てくれたファンに応えることができずガッカリだ」と、素知らぬ顔のペレス。

しかし一方のスーティルは「まったく無理なオーバーテイクだった」と説明、ザウバー・チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOも「予選でトップ10とポイント獲得に有望だっただけにほんとうにガッカリ。
とりわけ自身に責任がないのにリタイヤを余儀なくされたスーティルは……」と、無念さを滲ませた。

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2014/11/03

ハミルトンとロズベルグ、同一の2ストップ戦略でワンツーフィニッシュ (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2014 アメリカグランプリ 決勝
・ベッテル、斬新なタイヤ戦略でピットレーンスタートから7位を獲得
・幅広い戦略が展開

2014年11月2日、オースティン
2番グリッドからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンが、2ストップ戦略でアメリカグランプリを制し、2014年のドライバーズタイトル争いは、ハミルトンとチームメイトのニコ・ロズベルグの2人に絞られました。ハミルトンは通算32勝目を挙げたことによって、フェルナンド・アロンソと並んで歴代5位となり、Formula Oneで最多勝利を挙げたイギリス人ドライバーとなりました。

ソフトタイヤでスタートしたハミルトンは、その後の2つのスティントをミディアムタイヤで走行し、同じ戦略を採ったロズベルグに4秒差をつけて優勝しました。ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)を除く全ドライバーがソフトタイヤでスタートしました。ピットレーンからのスタートとなったベッテルは、この異なる戦略に望みを託しました。

ウィリアムズの両ドライバーは、メルセデス勢とは異なる2ストップ戦略を採り、レース序盤でのスピードを最大限にするために最初の2スティントをソフトタイヤで走行し、最終スティントをミディアムで走行しました。レッドブルのダニエル・リカルドは、直接のライバルたちよりも早めにピットストップを行う戦略(アンダーカット)を最大限に活用し、インラップとアウトラップをハードにプッシュしてFormula One通算8回目の表彰台を獲得しました。フェラーリのフェルナンド・アロンソは、10位入賞者中でただ一人、ソフト-ミディアム-ソフトと繋ぐ戦略を採りました。

オープニングラップでセーフティーカーが導入され、マクラーレンの両ドライバーを含む多くのドライバーがピットストップを行い、彼らの戦略は変更されました。セーフティーカー導入周回中にソフトタイヤで1周のみを走行したベッテルの戦略は最も興味深いものでした。この段階でタイヤ交換義務を果たしたベッテルは、理論上、残りの周回をノンストップで走行することが可能となりましたが、最終的には合計4回のストップを行い、ポイント圏内の7位でフィニッシュしました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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9位ゴールのベルニュ(トロ・ロッソ)、ペナルティで10位に降格

Jean-Eric.Vergne (C)Redbull Racing
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US-GPのレーススチュワード(競技委員)はまたトロ・ロッソのジャン・エリック・ベルニュにもレース後ペナルティを科した。

こちらはレース結果に5秒ストップ・ペナルティ加算というものだが、結果が接近していたため9位でゴールしたベルニュはロータス・チームのマルドナドと順位が入れ替わって10位ということになった。

これはレース終盤、ターン1でバトン(マクラーレン)にアタックしていたグロージャン(ロータス)のインを突いてオーバーテイクしようとした際に接触しコース外に押し出してしまったもの
ベルニュはセーフティカー導入時のスピードオーバーでも5秒ストップ・ペナルティの加算を受けている。

ベルニュのペナルティ・ポイントは2で、すでに受けているものと合わせ3ポイントになった。

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ペレス(F・インディア)、次戦グリッド7番降格のペナルティ

Sergio Perez (C)Sahara Force India F1
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US-GPのレーススチュワード(競技委員)は、フォース・インディア・チームのセルジオ・ペレスに対し、次戦ブラジルGPで予選グリッド7番降格のペナルティを科すことを明らかにした。

これは、2日(日)行われたUS-GP決勝レースのオープニングラップでペレスがライコネン(フェラーリ)のインを突いて接触、さらにアウトにいたスーティル(ザウバー)と激突するアクシデントを起こし、レース後の審議対象とされていたもの。

これについてスチュワードは、「ペレスがスーティルに激突した行為は合理的な判断を逸脱したもの」と説明。
ペレスにはさらにペナルティ・ポイント2が宣言された。
このポイントは12か月間有効となる。

なおこのアクシデントにより予選10位からのスタートで今季初入賞を狙っていたスーティルの夢は絶たれている。

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アロンソ(フェラーリ)、来季ロータス・チーム入りも?

Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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まだ2016年までの契約があるとされるフェラーリ・チームのフェルナンド・アロンソ(33歳:スペイン)だが、レッドブル・レーシング離脱が決まったセバスチャン・ベッテルが来季跳ね馬チーム入りを示唆したことにより、急速に関係悪化が伝えられている。

一部に来季ホンダ・エンジンにスイッチするマクラーレン・チーム加入の可能性が伝えられるが、両者共に沈黙を守っていて真相は不明のままだ。
その裏にはアロンソが「マクラーレン・ホンダ」の戦闘力についてまだ確信が持てないためとも伝えられている。

そんな中、突然浮上したのがなんと1年だけロータス・チームに戻るのではないか、というもの。
名称こそ異なるが、同チームはかつて2005-6年とアロンソが2度に渡りタイトル獲得を果たしたルノー・チームであり本拠地エンストンも当時のままだ。
今季はルノー製パワーユニットの不調もあって成績不振だが、来季はすでに強力なメルセデス・エンジンへのスイッチが決まっていて期待値は高い。

果たしてフェラーリ・チームとの契約違約金はどちらが払うことになるのか、注目だ。

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ハミルトン(メルセデス)、US-GP勝利で今季10勝目記録

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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2日(日)、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズを舞台にUS-GP決勝レースが行われた。

オープニングラップ終了直前にペレス(フォース・インディア)がインを突いてライコネン(フェラーリ)に接触、さらにアウトにいたスーティル(ザウバー)と激突するアクシデント。
今季初のポイント獲得が期待されていたザウバー・チームだったが、いきなりかつてのメンバーにこれを打ち砕かれた様相。
この件についてはレース後の審議対象とされた。
またこれによりいきなりセーフティカーが導入。

レースは5周目に再開。
なおこの際のスピードオーバーでグティエレス(ザウバー)とベルニュ(トロ・ロッソ)に5秒加算のペナルティが科せられた。
18周目にはヒュルケンバーグがパワーを失ってストップ、フォース・インディアは2台共早々に戦列を去ることとなった。
53周目、ベルニュ(トロ・ロッソ)がグロージャン(ロータス)をオーバーテイクした際に接触しており、こちらもレース後の審議対象とされた。

結局レースは24周目にロズベルグをオーバーテイクしたハミルトン(メルセデス)がそのまま逃げ切って優勝。
イタリアGPから自身初となる5戦連続優勝で今季10勝目、通算32勝目を記録した。

2位には約4秒の差でロズベルグ。
しかしハミルトンとのポイント差はこれで24点にまで拡大する結果となった。
3位はリカルド(レッドブル)で、これで2戦連続表彰台は同じ顔ぶれに。
4-5位にウィリアムズのマッサ&ボタス、6位アロンソ(フェラーリ)、7位ベッテル(レッドブル)、8位マグヌッセン(マクラーレン)、9位ベルニュ(トロ・ロッソ)、10位マルドナド(ロータス)でここまでが入賞。

以下、11位グロージャン(ロータス)、12位バトン(マクラーレン)、13位ライコネン(フェラーリ)、14位グティエレス(ザウバー)、15位クビアト(トロ・ロッソ)。
リタイヤはヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、ペレス(フォース・インディア)、そしてスーティル(ザウバー)の3台で、ザウバー・チーム悲願の今季初ポイント獲得は今回もならなかった。

なおこのレースではペナルティが複数あり、レースの正式結果はこれと一部異なることになる。

US-GP:決勝レースの結果はこちら
US-GPの画像はこちら


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2014/11/02

ニコ・ロズベルグがソフトタイヤでポール獲得 (ピレリ)

ニコ・ロズベルグ (C)Pirelli Motorsport
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2014 アメリカグランプリ 予選
・昨年よりも0.3秒速いポールタイム
・理論的には3ストップが決勝での最速戦略

2014年11月1日、オースティン
ニコ・ロズベルグが、P Zeroイエロー・ソフトタイヤで昨年のポールタイムよりも0.3秒速いタイムを記録し、サーキット・オブ・ジ・アメリカズでのポールポジションを獲得しました。Q3終了直前に記録されたロズベルグのタイム 1分36秒067は、今年よりも大排気量のエンジンとより大きなダウンフォースがあった2013年型マシンで記録された昨年のポールタイム 1分36秒338を大幅に短縮するものでした。

Q3開始時の気温は22℃、路面温度は36℃で、ソフト、ミディアムの両コンパウンドは、ともに迅速に理想的な作業温度領域に達することができました。予選における両コンパウンド間の性能差は、ラップあたり1秒強でした。

今回のグランプリは18台のエントリーのため、通常の予選フォーマットが変更され、Q1で4台が、Q2で4台がそれぞれ脱落することとなりました。ペナルティによってピットレーンからのスタートを余儀なくされたレッドブルのセバスチャン・ベッテルは、Q2以降は走行しませんでした。昨年のチャンピオンのベッテルは、Q1でソフトタイヤを使用した1回のランのみを行いましたので、明日の決勝用に多くの新品タイヤを残しています。

理論的には3ストップが最速戦略となる明日の決勝で、ベッテルには幅広い戦略の選択肢が残されていることになります。しかし、大半のドライバーが2ストップ戦略を採ることが予想されます。昨年は、ミディアムとハードが選択され、1ストップが主流となりました。

午前中に行われた最終フリー走行では、ルイス・ハミルトンが新品ソフトタイヤを使用して、チームメイトに0.8秒の大差をつける最速タイムを記録しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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アロンソ(フェラーリ)、パワーダウン覚悟で旧エンジン使用

Ferrari V6 Engine (C)Ferrari S.p.A
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好調メルセデス・エンジンのユーザーを除き、ルノーやフェラーリ・エンジン搭載ドライバーの中にはベッテル(レッドブル)のように6基目のエンジン投入でペナルティを受けるものが目立ち始めている。

これについてフェラーリ・チームのフェルナンド・アロンソは、「ウチも新エンジン投入を考えたが、チームで話し合った結果旧いエンジンのままで行くことにした」と、その背景を語っている。

もし6基目のパワーユニットを投入した場合、後方からの追い上げが必要となり、せっかくのフレッシュ・エンジンを酷使することになる訳で、残り2戦、とりわけポイントが2倍となる最終戦の戦いを考えてこれを回避することを決めたのだという。

「旧いエンジンでは1周でコンマ数秒は遅くなるが、追い上げる必要はなくなるのでこちらを選択した」とアロンソは説明している。

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ザウバー、マーカス・エリクソンと2015年契約結ぶ

Marcus Ericsson (C)Caterham F1 Team
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US-GP公式予選が行われた1日(土)、ザウバー・チームはかねて噂になっていた通りマーカス・エリクソン(現ケータハムF1)と2015年のレースドライバー契約を結んだことを正式発表した。

これについてエリクソンは、「とても難しい状況の中にあったのが事実だけど、今日こうして突然一足早いクリスマス・プレゼントをもらった気持ち。
今年こそ苦戦しているけれど、若手を育てるザウバー・チームの力量には定評のあるところ。
来シーズン、僕はこのチームと共に成長を遂げたいと思っている」と、語った。

今季ケータハムからF1デビューを果たしたエリクソン、予選最高位は前戦ロシアGPの17位、決勝レースはモナコGPの11位で残念ながらまだ入賞はない。

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ケータハム&マルシア崩壊でフォルツァ・ロッサに追い風

Forza Rossa

今回のUS-GPへのケータハム&マルシア2チーム不参加が現実になったことで、逆に新規参戦を狙うチームにとってはこれが追い風になりそうだ。

噂に挙がっているのはかねてその名前が伝えられている『フォルツァ・ロッサ』
フォルツァ・ロッサはルーマニオのフェラーリ販売店で、イタリア語の赤い力という意味。
東欧の富豪の支援を受け、実際のチーム運営は元HRT(前ヒスパニア・レーシング)らを率いたコリン・コレス氏が行うものとみられている。

もし新規参戦が認められればすでに2016年からの参入が決まっている『ハースF1チーム』に続く2チーム目ということになるが、フォルツァ・ロッサの場合は2015年からという話もある。

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好調ウィリアムズ、届け>御大フランク・ウィリアムズ

中嶋一貴/F.Williams (C)Williams F1
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1日(土)行われたUS-GPのフリー走行&公式予選では、一つ抜きん出たメルセデスAMGチームを除けばプライベート・チームながら終始ウィリアムズ・チームがこれを追撃するポジションに立って気を吐いた。
しかし残念ながら同チームの創始者で72歳になる現在も指揮を執るフランク・ウィリアムズ卿の姿はピットガレージにはなかった。

これは、同氏が褥瘡(じょくそう)にあると診断されたため英国内の病院に入院を強いられたためだ。
褥瘡とは、簡単に言えば床ずれ。
ウィリアムズ氏は1986年に見舞われた交通事故以来、身体のマヒのため車椅子での生活を余儀なくされていて、そうしたことが影響したものとみられる。

同チームのスポークスマンによれば入院はあと数週間見込まれる、ということで今シーズン中のグランプリ現場復帰は難しいかも知れない。
なお、病院には同代表の令嬢クレアさんが付き添っているという。
(妻ヴァージニアさんは2013年に死去)

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US-GPポールポジションはロズベルグ(メルセデス)が獲得

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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12分間で行われた予選Q3の結果、2014年のUS-GPポールポジションを獲得したのは1'36.067をマークしたメルセデスAMGのニコ・ロズベルグということになった。
ロズベルグ(メルセデス)のポールは日本GP以来で今年9回目、自身通算13回目ということになった。

2番手はロズベルグに0.376という思わぬ差を付けられたチームメイトのハミルトン(メルセデス)。
3-4番手は今シーズン開幕戦の予選で終始好調ぶりをみせていたウィリアムズのボタス&マッサ、5番手リカルド(レッドブル)、6番手アロンソ(フェラーリ)、7-8番手にマクラーレンのバトン&マグヌッセン、バトンは新人の前に出てなんとか面目を保った。
9番手ライコネン(フェラーリ)、そして10番手がタイヤの関係からか最初のアタックを断念したスーティル(ザウバー)というトップ10グリッドになった。

なお前述の通りベッテル(レッドブル)は6基目のパワーユニット投入でピットスタート、クビアト(トロ・ロッソ)も6基目のエンジン交換でグリッド10番降格、またバトン(マクラーレン)はギヤボックス交換でグリッド5番降格のペナルティが決まっている。

US-GP:公式予選の結果はこちら
US-GPの画像はこちら

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予選Q2はロズベルグ(メルセデス)が巻き返し

引き続き予選Q2が行われた。
この15分間のセッションでトップタイムを記録したのはロズベルグ(メルセデス)。
ただ一人1分36秒台に入れる1'36.290のベストタイムで他を突き放した。

2番手は0.997秒という差を付けられて僚友ハミルトン(メルセデス)。
3-4番手にウィリアムズのマッサ&ボタス、5番手リカルド(レッドブル)、6番手アロンソ(フェラーリ)、7-8番手にマクラーレンのバトン&マグヌッセン、9番手ライコネン(フェラーリ)、そして10番手にザウバーのスーティルが飛び込んだ。

ザウバーの今季予選ベストは12番手というものだったので、これにより今季スーティルには予選最高位が約束されたことになる。

残念ながらここで脱落となった4台は、マルドナド(ロータス)、ペレス(フォース・インディア)、ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、そしてクビアト(トロ・ロッソ)となった。

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予選Q1、ハミルトン(メルセデス)がトップタイム

US-GPの公式予選がスタート。
既報のように参加台数は14台、Q1、Q2でそれぞれ4台が脱落することに変更。
チャンピオン・ベッテル(レッドブル)は6基目のパワーユニット投入でピットスタートが確定。
またクビアト(トロ・ロッソ)も6基目のエンジン交換でグリッド10番降格、またバトン(マクラーレン)はギヤボックス交換でグリッド5番降格のペナルティが決まっている。
天候は晴れ、ドライコンディションで気温は16度ながら路面温度は32度と報告されている。

18分間の走行の結果、トップタイムはハミルトン(メルセデス)で1'37.196、これにマッサ(ウィリアムズ)が0.681秒の差で続いた。
以下、3番手ボタス(ウィリアムズ)、4番手ロズベルグ(メルセデス)、5番手アロンソ(フェラーリ)、6番手マグヌッセン(マクラーレン)、7番手バトン(マクラーレン)、8番手マルドナド(ロータス)、9番手ライコネン(フェラーリ)、10番手リカルド(レッドブル)の順。

ここで脱落となったのはベルニュ(トロ・ロッソ)、グティエレス(ザウバー)、ベッテル(レッドブル)、グロージャン(ロータス)の4台。
走行しないとみられたベッテルだったが、記録を残す最低の3ラップのみ走った。

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フリー走行3回目、ハミルトン(メルセデス)が圧倒タイム

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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1日(土)午後、注目の公式予選を前に最終フリー走行セッションが行われた。
この日も天候に問題はなく晴れ、路面はドライコンディションとなっている。
またセッション開始時の気温は10度、路面温度も21度と極めて低くなっていることが伝えられた。

タイミングモニターのトップを争うのはやはりメルセデスAMGの2台で、共にスピンをする場面も。
結局このセッションでベストタイムとなる1'37.107をマークしたのはハミルトン(メルセデス)。
僚友ロズベルグはこれに0.883秒という大差を付けられて2番手に甘んじた。
これに続いたのは同じくメルセデスのパワーユニットを搭載するウィリアムズ・チームで、マッサが3番手、ボタスは4番手に。
5番手フェラーリのアロンソ、6番手レッドブルのリカルド、7番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、8番手スーティル(ザウバー)、9番手ライコネン(フェラーリ)、そして10番手バトン(マクラーレン)となった。

以下、マグヌッセン(マクラーレン)、マルドナド(ロータス)、グロージャン(ロータス)、ペレス(フォース・インディア)、クビアト(トロ・ロッソ)、グティエレス(ザウバー)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、そして最下位はすでにピットスタートが確定で予選回避も噂されるベッテル(レッドブル)ということになった。
当然のことながらベッテルは決勝レース仕様のセットアップに終始しているとみられる。

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2014/11/01

ハミルトンが両コンパウンドで最速タイムを記録 (ピレリ)

ルイス・ハミルトン (C)Pirelli Motorsport
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2014 アメリカグランプリ フリー走行
・気温の変化が予測されるグランプリ週末
・ミディアムとソフト間のタイム差は、ラップあたり約1.3秒

2014年10月31日、オースティン
サーキット・オブ・ジ・アメリカズは、ラップを通してタイヤに課せられる厳しさや、週末および一日の中での天候状態に関して、まさに変化に富んだサーキットです。

FP1とFP2の間に、気温は6℃、路面温度は16℃上昇しました。この変化は、オースティン用に選択されているP Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroイエロー・ソフトコンパウンドの動作に大きな影響を及ぼします。今回のタイヤ選択は、これまでサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催されたアメリカグランプリで使用されたミディアムとハードよりも一段階軟らかい組み合わせとなっています。

明日の天候は、今日よりもかなり涼しいコンディションになり、最高気温が19℃と予測されています。

今年のグランプリカレンダー中でも長距離の部類に入るこのサーキットにおける、現時点の両コンパウンド間の性能差は、ラップあたり約1.3秒となっています。午後のFP2では、摩耗とデグラデーションが午前中のFP1よりも大きくなったため、各チームは、トラックポジションを上げるチャンスが得られる正しい戦略への柔軟なアプローチを求められることになります。

メルセデスのルイス・ハミルトンが、本日行われた両フリー走行セッションの最速タイムを記録しました。FP1ではミディアムタイヤでセッション自己ベストタイムを記録し、FP2ではソフトタイヤでチームメイトよりもわずか0.003秒速いベンチマークタイムとなる1分39秒085を記録しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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エリクソン(ケータハム)、来季はザウバー・チーム入りか

Marcus Ericsson (C)Caterham F1 Team
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小林可夢偉と共にUS-GP参戦の可能性が奪われたマーカス・エリクソン(ケータハムF1)だが、今週もグランプリの現場に顔を見せている。
目的は、当然のことながら来季シートの獲得交渉ということにあるようだ。
ヨーロッパ・メディアによれば最有力とみられているのはザウバー・チームであるという。

2009年の全日本F3選手権チャンピオンで、ステファン・ヨハンソン以来のスウェーデン人F1ドライバーであるエリクソンは母国から豊富な支援を受けているとされ、ケータハムには約15億円、来季ザウバーにも約20億円もの資金がもたらせられるとのことだ。

ただ名門ザウバー・チームも他のプライベート・チーム同様極端な資金難に苦しんでいて、エリクソンが期待するような高い戦闘力を来季取り戻せるのかは不確実だ。

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好調バトン(マクラーレン)、しかしギヤBOX交換でペナルティ

Jenson Button (C)McLaren Group
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31日(金)スタートしたUS-GPフリー走行で、いきなり3番手タイムをマークするなど好調な滑り出しをみせたマクラーレン・チームのジェンソン・バトンだが、しかしその脚を引っ張るように今回グリッド5番降格のペナルティが決まっている。

これはレギュレーションで規定されたギヤボックス交換によるもの。
バトンのマシンは第15戦の日本GPから新しいギヤボックスを装着したが、わずか2戦でトラブルが発生し再び交換を余儀なくされたもの。

「こんなルールは馬鹿げている」と語るバトンだが、「グリッド後退が決まった以上、それに合わせて作戦で戦うだけ」として、得意の後位からの追い上げを期している。
なおここオースティンでのバトンは5位・10位と、過去2回いずれも入賞を果たしてる。

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US-GPフリー走行、2回目もハミルトン&ロズベルグ

Austin Circuit (C)Mercedes Motorsports
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US-GPフリー走行2回目セッションが24日(金)午後行われた。
引き続き路面はドライコンディション、気温は22度、路面温度は37度まで上昇していると伝えられている。

ここでも最速となったのはメルセデスAMG勢でハミルトンが1'39.085、ロズベルグも1'39.088、その差わずかに0.003秒と鎬を削ったが、そのいずれにも心配な要素が窺われた。
というのも二人ともギヤボックスの不調を訴えていたからだ。
とりわけハミルトンのほうはガレージに留まったままセッション終了を迎えていた。
もしギヤボックス交換となればグリッド後退は免れないことになる。

3番手アロンソ(フェラーリ)で、トップとはすでに1秒以上の差が付いた。
4番手復調なったリカルド(レッドブル)、5番手マッサ(ウィリアムズ)、6番手ライコネン(フェラーリ)、7番手クビアト(トロ・ロッソ)、8番手マグヌッセン(マクラーレン)、9番手バトン(マクラーレン)、そして10番手がヒュルケンバーグ(フォース・インディア)。

注目のベッテル(レッドブル)は完全に決勝レースに焦点を合わせていてロングランペース。
タイムは段トツの最下位だったが意に介していない様子だ。

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US-GPフリー走行1回目、メルセデスAMGが1-2

Austin Circuit (C)Mercedes Motorsports
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24日(金)午前、F1は北米大陸にその場所を移し、テキサス州オースティンでUS-GPが始められた。
既報のようにケータハム&マルシアの2チームがついに破綻、このグランプリに参加したのはわずか9チーム18台に留まっている。
天候は晴れ、ドライコンディション。
セッション開始時の気温は17度、路面温度は20度、今回のタイヤはミディアムとソフトという組み合わせとなっている。

ウィリアムズはボタスに代えてフェリッペ・ナスル(21歳:ブラジル)を、またトロ・ロッソは来季ドライバーに決まっているマックス・フェルスタッペン(16歳:オランダ)が起用されている。

レッドブル・レーシングのリカルドは序盤に5ラップしただけでピットガレージに戻りマシントラブルかずっと作業が行われた。
このセッションでトップタイムを記録したのはメルセデスAMGのハミルトンで1'39.941とただ一人1分40秒を切る好タイムを記録して終えた。
2番手もチームメイトのロズベルグで0.292秒の差。
3番手バトン(マクラーレン)、4番手クビアト(トロ・ロッソ)、5番手マグヌッセン(マクラーレン)、6番手アロンソ(フェラーリ)、7番手ベッテル(レッドブル)、8番手ナスル(ウィリアムズ)、9番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、10番手フェルスタッペン(トロ・ロッソ)。
以下、マッサ(ウィリアムズ)、ライコネン(フェラーリ)、マルドナド(ロータス)、スーティル(ザウバー)、ペレス(フォース・インディア)、グティエレス(ザウバー)、リカルド(レッドブル)、そしてグロージャン(ロータス)という順だった。

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ベッテル(レッドブル)のピットスタートが確定

Carnumber 1 (C)Redbull Racing
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かねて噂になっていたようにセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がUS-GP決勝レースでピットスタートになることがFIA(国際自動車連盟)から正式発表された。

これはベッテルのマシンが今季6基目となるエンジンが投入されるため。
今回は「フル・パワーユニット」ということでレギュレーションによりピットスタートを強いられることになったもの。

このことはベッテルにとって予選で新しいエンジンを酷使する意味がないことになり、おそらくは予選での走行を回避することになるとみられる。

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