マクラーレン、バトン残留は織り込み済みか
Eric Boullier (C)McLaren Group
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いまだに来シーズンのドライバー・ラインナップについて明確な発表を示していないマクラーレン・チームだが、チームの指揮を執るエリック・ブイユ代表は「シーズン末までに発表する」との姿勢を示した。
タイトル獲得のために加入したジェンソン・バトンだが、今季の同チームは目下フォース・インディアと5位争いをする状況。
1年目の新人であるケビン・マグヌッセンはともかく、今年ですでに5年目になるもいまだにチームはその期待に応えられていない。
「私はチーム全体の勝利のため、どうすればいいのか大局的な観点から判断しなければならない立場にある。
来年k体制についてなかなか決められていないことでとりわけバトンが落ち着かない状態であることはわかっている。
ただバトンについて言うならば、彼は世界チャンピオンでもあるし、いまもチャンピオンにふさわしい働きをしていると思っている。
彼への評価はもう万全で、いまさら彼が残りのシーズンで結果を出さなければならない状況ではない。
しかしまだ決定に向けすべての駒が私の手元に揃っている訳ではないんだ」と、ブイユ代表。
パドックでは、残された問題はベッテル(レッドブル)の加入に伴いフェラーリ・チームを離れマクラーレン・チーム入りが見込まれるアロンソとの交渉合意だけ、とみられている。
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