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2014/10/05

ロズベルグ、ミディアムタイヤでポール獲得 (ピレリ)

ニコ・ロズベルグ (C)Pirelli Motorsport
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2014 日本グランプリ 予選
・メルセデスは2台ともにQ2でタイヤを温存し、決勝用に新品1セットを残すことに成功
・鈴鹿での予選は、引き続き温暖な気候の下で行われた
・ドライコンディションが続いた場合、2ストップが最速戦略に
・台風18号(ファンフォン)は、依然として脅威のまま

2014年10月4日、鈴鹿
日本グランプリ予選結果は、メルセデスのニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンによる、今シーズン8回目のフロントロー独占となりました。この両ドライバーのみがQ2でミディアムタイヤによる1回のランでQ3進出に成功しました。今週末用として選択されているのは、ミディアムタイヤとハードタイヤです。ロズベルグとハミルトンのみが、トップ10ドライバー中で決勝用に新品のミディアムタイヤを1セット持っていることになります。

昨日からの温暖なコンディションは今日も続き、予選開始時の気温は27℃、路面温度は38℃でした。メルセデス、ウィリアムズ、マクラーレン、レッドブルの両ドライバーとフェラーリのフェルナンド・アロンソは、ハードタイヤのみでQ1を通過しました。

Q2以降、全ドライバーがミディアムタイヤのみを使用しました。路面の改善によって両コンパウンド間の性能差は縮小し、現時点では、ミディアムがハードよりもラップあたり0.5秒速くなっています。

決勝でのメインタイヤとなることが予測されているミディアムタイヤは、熱によるデグラデーションが大きいため、ドライバーたちは、可能な限り多くの新品タイヤを温存しようとしました。Q2では、メルセデスの両ドライバーのみが1回のランでQ3へ進出し、1セットの新品ミディアムタイヤを温存することに成功しました。Q3では、他チームのドライバー同様にメルセデスの両ドライバーも2回のランを行いました。ロズベルグは、2回目のランでポールタイムを記録しました。路面の改善はその後も進みましたが、ロズベルグのタイムを破るドライバーは現れませんでした。

3番グリッドを獲得したウィリアムズのバルテッリ・ボッタスは、ハミルトンを除きポールタイムから1秒以内のタイムを記録した唯一人のドライバーとなりました。午前中の最終フリー走行においても、ロズベルグがミディアムタイヤで最速タイムを記録していました。

ピレリジャパン・プレスリリース

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「昨日にひきつづき今日も大きな驚きはありませんでした。予想通り、両コンパウンド間の性能差はわずかに縮小していますが、やはりミディアムタイヤが決勝でのメインタイヤとなるでしょう。もちろん、これは雨が降らなかった場合のことです。台風が接近し、雨が降る可能性が非常に高くなっていますので、明日は全く異なった展開となるかもしれません。どのようなレースになるのか興味深いところです」

ピレリの戦略予測:
53周で争われる決勝のベストな戦略は、2ストップと予測しています。(昨年の勝利戦略は2ストップでした。)

最速の戦略:
ミディアムでスタート、22周でミディアムへ、42周でハードへ交換。

3ストップ戦略の場合:
ミディアムでスタート、18周でミディアムへ、33周でミディアムへ、47周でハードへ交換。

理論上、2ストップが3ストップよりも約7秒速くなります。
もし雨になれば、戦略予測は極めて困難です。変化するコンディションをでき得る限り予測し、それに反応することが課題となります。もし、昨日や今日よりも涼しいコンディションになれば、デグラデーションのレベル、ひいては戦略にも影響が及びます。

Pi

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