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2014/10/07

ミディアムとソフト、オースティン以来の新設サーキットへ登場 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport 20141007_2
ロシアグランプリ プレビュー: ソチ 2014年10月9-12日
・ロシアのソチ・サーキットは、18のコーナーと様々な厳しさが存在する中速サーキット
・Formula One初開催地で予測はより困難に

2014年10月6日、ミラノ
Formula Oneは、ロシアの黒海近郊に位置する新設のソチ・サーキットでの初開催のグランプリに臨みます。ソチは、2014年冬季オリンピックの開催地です。新設のサーキットでの開催は、2012年のオースティン以来初となります。

完成して間もないトラックのため、トラック上の実データは豊富に存在しませんが、ピレリは、各チームの協力のもと、先進的なコンピューター・シミュレーションで備え、想定戦略を予測しました。

その結果、ロシアグランプリ用として選択されたタイヤは、P Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroイエロー・ソフトでした。この組み合わせは、スパで行われたベルギーグランプリ以来の登場となります。

ソチは、多彩なコーナーが存在する中速サーキットです。中には、3つのエイペックスを持つイスタンブールパークのターン8を思い起こさせる、右フロントタイヤが酷使される左回りコーナーもあります。合計12の右回りコーナー、6つの左回りコーナーが存在し、ターン1と2間の650mのストレートでは、マシンのトップスピードは約320km/hに達します。平均ラップスピードが約215km/hのトラックレイアウトは、サーキットの設計で有名な建築家ヘルマン・ティルケの設計によるものです。直近のティルケの設計によるF1サーキットは、テキサスのオースティンです。

ピレリジャパン・プレスリリース

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「ロシアは、世界中の主な自動車メーカー同様、ピレリにとって鍵となる地域ですので、Formula Oneにとっても重要なマイルストーンとなる初開催のロシアグランプリでソチを訪れることをとても楽しみにしています。タイヤ性能のあらゆる側面が試される多彩なコーナーにより、タイヤの観点からすると興味深いチャレンジとなそうです。今シーズンの他のグランプリ同様、決勝で2~3回のピットストップを狙ったタイヤ選択をしています。全体的なタイヤの負荷に関しては、ロシアは中程度の部類に入ると思います。また、アスファルトはそれほど粗くありません。現時点の予報によると、温暖なコンディションになりそうです。新しいサーキットを訪れることは常にエキサイティングであり、実際に走ってみるまで完璧なイメージは掴めませんから、フリー走行での作業は、全チームにとって特に重要になるでしょう」

ピレリ・コンサルタント ジャン・アレジのコメント:
「シミュレーション技術が進歩した今日では、ドライバー、チーム、タイヤサプライヤーが初開催のグランプリに臨むことは、私の時代よりも楽になっていると思います。しかし、シミュレーションが全てを再現できるわけではなく、バーチャルと現実との間には大きな違いが存在します。したがって、ドライバーやエンジニアにとって、トラックを入念にチェックすることは重要です。路面の特性を把握するために、路面に触れて、路面を感じておく必要があります。特にレース週末の初日はトラックが非常にダーティーでドライブが難しいため、セットアップやタイヤ特性に関する適正なアイディアが得られにくいでしょう。過去の情報が無いことから生まれる誤った認識や誤った方向のセットアップなども珍しくない、初開催地ならではの難しさがあります」

タイヤから見たサーキット:
ソチは、現存するいずれのFormula Oneトラックとも類似していませんが、2012年まで使用されていたバレンシア市街地サーキットと共通する特性をいくつか持っています。モントリオールやメルボルン同様、ソチは半常設のサーキットで、モントリオールと同じく、オリンピックが開催された場所でもあります。

ミディアムタイヤは作動温度領域が低く、広範囲の低い温度条件下でも最適な性能を発揮できるコンパウンドです。ソフトタイヤは、対照的に作動温度領域が高く、高温のコンディションに適したコンパウンドです。この時期のソチは、気温15~20℃が一般的です。

新しいアスファルトが滑りやすい理由のひとつは、ビチューメン中のオイルが表面に滲み出て、トラック上に見えない膜を形成することです。時間の経過とともに、オイルは一掃され、路面は次第に粗くなっていきます。もしこの時期には決して珍しくない雨が降れば、特に油断はできません。

全長5.853kmのトラックは、スパ、シルバーストンに次いでシーズン中3番目に長いトラックです。ラップ中の約1.7kmが公道部分で、決勝は53周で争われます。

P Zeroマガジンの紹介:
今年、ピレリは新しいP Zeroマガジンというサイトを立ち上げました。ここでは、初開催となるロシアグランプリや、ピレリに関する世界の出来事を、過去、現在、未来に渡って紹介しています。世界中のF1パドックで好評を得たピレリのシェフによる新しいレシピも紹介しています。さらに、ジャン・アレジによるレースの見通しもあります。週末を通してアップデートされるビデオやその他インタラクティブなコンテンツを含む、このダイナミックな新しいマガジンは、ピレリのウェブサイトから、もしくは下記のリンクからアクセスできます。http://magazine.pzero.com

Pi

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