「エンジン開発凍結してもコスト増」と、メルセデス首脳
Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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エンジンを中心とするレギュレーションが大きく変更された今シーズン、開幕から自身のチームが首位を走り続けるだけでなく、同じパワーユニットを搭載するチーム(ウィリアムズやフォース・インディアら)がいずれも躍進するなどその強力さが印象づけられるメルセデス・エンジンだが、肝心のコスト削減という観点からはそのメルセデス陣営首脳からも疑問が投げ掛けられているようだ。
そう主張したのはメルセデス・モータースポーツでエクゼクティブ・ディレクターを務めるトト・ウォルフ氏。
前ウィリアムズ・チームのこのオーストリア人は、「幸いというか残念ながらというか、今シーズンわれわれのパワーユニットがF1で大きな力を発揮しているのが事実だ。
しかしそのため、他陣営では莫大な費用を掛けて来季に向け他エンジン開発が行われていると聞く。
コスト削減のために始めた開発凍結の筈なのに、実際には年間2千万ポンド(約36億円)という巨費が掛けられている有り様。
いったいそのお金を誰が支払っている?
観客かい?
これでは本末転倒。
改善を図らなければ、再びF1崩壊の危機はやって来るよ」と、ドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』に訴えた。
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