FIA、F1スーパーライセンスの発給条件を見直しへ
2014 F1 Drivers (C)Ferrari S.p.A
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F1グランプリ出走に必要ないわゆる「スーパーライセンス」について、FIA(国際自動車連盟)はこの発給条件について見直しする方向であることがわかった。
これは2015年にスクーデリア・トロ・ロッソからデビュー予定であるマックス・フェルスタッペン(16歳:オランダ)が、まだ17歳(来季開幕戦時点)というこれまで想定しなかった若さであることが影響しているものとみられる。
現在F1デビューを図る者に対するスーパーライセンスの発給条件は、国際F3000選手権(現GP2シリーズ)や日本のフォーミュラ・ニッポン(現スーパー・フォーミュラ)、IRL&CCWS(現インディカー・シリーズ)、またユーロ3000選手権や各国のF3選手権で、チャンピオンや入賞経験があることがそれぞれ細かく定められている。
ただ特例として認定を受けたテストでトータル300キロ以上のレーシングスピード経験があることが認められていて、今回のフェルスタッペンは最後のテストにより条件をクリアしたもの。
また現在認められているグランプリウィーク金曜日セッションへの参加では、能力よりもチームに支払われる金銭でドライバー交代が行われているとの指摘も絶えない。
そこでこうした条件についてFIAは12月のWMSC(世界モータースポーツ評議会)に図り、2016年シーズンからの実施を目途に改訂したい考えだ。
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