F1戦略会議、カスタマーカー導入案は却下
Image (C)Mercedes Motorsports
拡大します
将来的に参加チームの減少が見込まれることから一部に浮上した「カスタマーカー導入案」だが、先にモンツァで行われたF1戦略グループ会議でこれが却下されていたことがわかった。
F1参加チームはレギュレーションにより自身がコンストラクター(シャシー製造者)であることが求められているが、「カスタマーカー導入案」ではその能力に欠けるプライベートチームが余裕のあるトップチームからシャシーを購入できるようにする、というもの。
これが実現すれば弱小チームの撤退が防げるという目論見だったが、F1は本来ドライバーズ・チャンピオンシップであると共にコンストラクターズ・チャンピオンシップでもあることから、その精神に反するカスタマーカー導入は容認できないと判断されたという。
しかし現実問題参加台数が減少すればチャンピオンシップの意味も薄れてしまうことから、今度はトップチームが3台目のマシンを走らせる「サードカー導入案」の実現が具体性を帯びて来るようになるかも知れない。
| 固定リンク