ハミルトン、ピレリタイヤでのイタリアグランプリ2勝目を挙げる (ピレリ)
スタートシーン (C)Pirelli Motorsport
拡大します2014 イタリアグランプリ 決勝
・完走したドライバー中、1名を除く全員が1ストップ戦略を採用: 高速と高い気温にも関わらずデグラデーションは非常に低いレベル
・クビアト、ユニークな戦略を採り、 グリッド後方のスタートながらポイント圏近くでフィニッシュ
2014年9月7日、モンツァ
メルセデスのルイス・ハミルトンが、ピレリのホームレースであるイタリアグランプリで優勝しました。開催地モンツァは、ミラノのピレリ本社から車で30分ほどの距離にあります。ハミルトンは、P Zeroホワイト・ミディアムでスタートし、P Zeroオレンジ・ハードへ交換する1ストップ戦略でレースを制しました。
ハミルトンは、通算勝利数でサー・ジャッキー・スチュアートを上回り、歴代7位となりました。
トップ10入賞者は皆、似通った戦略を採りました。シーズン最高速のレースで、ピットレーンでのロスタイムが約24秒のため、大半のドライバーが、両コンパウンドの摩耗とデグラデーションが低いというアドバンテージを活用して、このレースでの明らかにベストなアプローチである1ストップ戦略を実行することができました。
スターティンググリッドのトップ10全員がミディアムタイヤでスタートしました。ハードタイヤでスタートした最上位グリッドのドライバーは、13番グリッドからスタートしたフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグでした。ヒュルケンベルグは、その後ミディアムタイヤで34周の最終スティントを走行しました。
ペナルティーによる降格で21番グリッドからスタートしたトロ・ロッソのダニール・クビアトもハードタイヤでスタートしました。クビアトは、ハードタイヤで30周の第1スティントを走行するユニークな戦略によってトラックポジションを上げ、ファイナルラップでブレーキ問題が発生しなければポイント圏内でフィニッシュ可能だった走りを見せました。
前日までよりもやや低い気温29℃、路面温度44℃のコンディションでした。
ピレリジャパン・プレスリリース
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「レース週末を通して、ここモンツァでタイヤが直面するスピードと縁石による厳しさの中にあってさえ、両コンパウンドの摩耗とデグラデーションのレートは低いものでした。レース中、360km/hを超えるトップスピードが見られ、素晴らしいショーが展開されました。また、モンツァで時折発生するブリスターも、このレース週末中には見られませんでした。ピレリタイヤでのモンツァ2勝目を挙げたルイス・ハミルトンを祝福したいと思います。上位から下位まで、現世代のFormula Oneドライバーおよびマシンの技術を示す多くのハイスピードバトルが見られました」
Truth-O-Meter:
我々の予測は、ミディアムでスタートし、23周でハードへ交換する1ストップ戦略でした。ハミルトンは、同様の戦略を採り、チームメイトのロズベルグよりも1周遅い25周目にピットストップを行いました。
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