ルカ・マルモリーニ氏、フェラーリのデザイン理念を批判
Luca Marmorini (C)Ferrari S.p.A
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7月にフェラーリ・チーム離脱が明らかとなった前エンジン&エレクトロニクス部門の責任者ルカ・マルモリーニ氏(53歳:イタリア)が、同チームのデザイン理念を批判して注目されている。
同氏によれば『F14 T』開発について上層部からパワーユニットの可能性を犠牲にしてでもエアロダイナミックス面でのパフォーマンス改善を優先させることを指示されたという。
具体的にはラジエターなど関連機器を縮小、エンジン本体についてもコンパクトにするよう求められたとのことだ。
納得できないマルモリーニ氏に対し、チーフ・デザイナーであるニコラス・トムバジス氏はエンジン面でのマイナスを完全に補うことができると説得していたという。
しかし結果として今季マシン『F14 T』の戦闘力不足は明白で、とりわけエンジンはオーバーヒートやパワー不足に悩まされたとされる。
伝統的にエンジンで優位を誇ってきた同チームでマルモリーニ氏が非難の矢面に立たされ居場所を失ったことは想像に難くない。
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