高温のコンディションで行われた予選で、スーパーソフトが最速のタイヤに (ピレリ)
(C)Pirelli Motorsport
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2014 ドイツグランプリ 予選
・決勝では2ストップの可能性が濃厚
・にわか雨のリスクが決勝の戦略に影響を及ぼす
2014年7月19日、ホッケンハイム
メルセデスのニコ・ロズベルグが、昨日と同様の高い路面温度の下、ホームグランプリとなるドイツグランプリ予選でポールポジションを獲得しました。ウィリアムズのバルテッリ・ボッタスとフェリペ・マッサが、それぞれ2番手と3番手に続きました。
ボッタスとメルセデスのルイス・ハミルトンのみが、P Zeroレッド・スーパーソフトを使用せずにQ2へ進出しました。ロズベルグを含む他のドライバーは、Q1からスーパーソフトを使用しました。Q2以降は、進出した全ドライバーが、タイヤレンジ中で最も軟らかいスーパーソフトコンパウンドを使用しました。スーパーソフトは、ホッケンハイム用にともに選択されているP Zeroイエロー・ソフトよりもラップあたり約1秒速い性能を示しました。
しかし、依然として最も大きな話題の中心は天候です。現状の暑い天候状態が、明日の午後には雷を伴ったにわか雨に一転するとの予報も出ています。
午前中に行われた最終フリー走行では、ロズベルグがチームメイトのハミルトンに0.6秒差をつける最速タイムを記録しました。ハミルトンは、Q1でメカニカルトラブルのためにクラッシュしましたが、16番グリッドを確保して予選を終えました。ハミルトンは、下位グリッドに後退したものの、決勝スタート時に装着するタイヤを自由に選択することが可能となり、それを戦略に効果的に活用することができます。
ピレリジャパン・プレスリリース
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「昨日よりも高くなった路面温度の下、ドラマティックな予選が見られました。予想通り、ソフトよりもラップあたり約1秒速いスーパーソフトが予選でのメインタイヤとなりました。両コンパウンド間のタイム差が明らかに予選の戦略に影響を及ぼし、ボッタスとハミルトンを除く全ドライバーがQ1からスーパーソフトを使用しました。各チームは、もちろん明日の決勝のことを考えていますが、激しいにわか雨の可能性もあるため、戦略に関する確固たる予測を立てることは困難です。もし雨天用タイヤが必要になった場合は、決勝用にタイヤを温存できたチームは、そのメリットを活かすことができないかもしれません。さらに、各チームはホッケンハイムの適切な雨天データを全く持っていませんので、雨は明らかに興味深い予想外の展開をもたらすでしょう」
ピレリの戦略予測:
67周で争われるドイツグランプリでは、理論的には2ストップ戦略が最速です。しかし、3ストッパーとの間に大きなタイム差はありません。最終的には、デグラデーションと摩耗率(これらは路面温度の影響を受けます)、トラフィックなどの決勝時の外部環境によって戦略が決定されます。もし雨になれば、戦略は臨機応変にせざるを得ません。我々が予測する最速戦略は、下記の2ストップ戦略です:
スーパーソフトでスタート、18周でスーパーソフトへ、38周でソフトへ交換。
3ストップのスプリント戦略も機能すると予測しますが、2ストッパーが主流となるでしょう。
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