スタンディングの再スタートにピレリが警戒感
Pirelli F1 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)は、先に開かれたミュンヘンでの会議で、セーフティカー導入後の再スタートの方法について2015年シーズンからこれまでのローリングスタートからスタンディングスタートに変更することを決めたが、「蚊帳の外」のピレリタイヤがこれに疑義を唱えている。
これは同陣営のポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターが明らかにしたもので、それによれば現在のタイヤはグリッドでの再度のスタートを想定したものではなく、実施されるのであればその前に多岐に渡る検討が必要であるというもの。
同じく導入が予定されるチタン製のスキッドプレートによる火花案と同様、F1をエキサイティングなものとする方向性は歓迎するものの、タイヤという直接安全に関わる部分についてはより慎重でなければならないと指摘している。
現在のレギュレーションではテストが思うようにできず、ピレリタイヤも苦しい開発を強いられているのが実情だ。
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