波乱のハンガリーGPはリカルド(レッドブル)が制す
Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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ハンガリーGP決勝レースは事前の天気予報通り50分ほど前に突然の降雨。
スタート前の走行ではウェットタイヤとインターミディエイトに分かれたようだがスタートは全車インターミディエイトを選択した模様。
スタート時の気温は28度、路面温度は21度。
既報のようにマグヌッセン(マクラーレン)とハミルトン(メルセデス)の2台はピットレーンからのスタートになったが、フォーメーションラップでクビアト(トロ・ロッソ)がスタートできず、こちらもピットからレースを始めることになった。
9周目、エリクソン(ケータハム)が3コーナー出口でコースアウト、クラッシュ。
セーフティカー導入となり各車タイヤ交換のためピットイン・ラッシュ、こで首位はロズベルグ(メルセデス)からリカルド(レッドブル)になった。
さらにレース再開直前、同じ場所で今度はグロージャン(ロータス)がクラッシュ。
23周目には最終コーナーを立ち上がったところでペレス(フォース・インディア)がコースを横切る大きなクラッシュ、レースは再びセーフティカー導入に。
その25周目、小林可夢偉が12コーナーでストップ、ケータハムは全滅となった。
27周目にレース再開。
34周目、グティエレス(ザウバー)がピットに戻りそのままリタイヤ。
レース終盤はアロンソ(フェラーリ)、ハミルトン(メルセデス)、リカルド(レッドブル)のバトルになったが、最初にチェッカーフラッグをかいくぐったのは最もタイヤの状態が良かったリカルドだった。
リカルドの優勝は今季カナダGPに続いて2度目。
現役チャンピオンであるベッテルに差を付けるビッグレースとなった。
2位はほとんどライフを失ったタイヤで逃げ切ったアロンソ。
2位フィニッシュは今季最高位ということになる。
3位は終盤追い付いたチームメイトの追撃を受けながらポジションを守り切ったハミルトン(メルセデス)。
実にピットレーンからのスタートで結果を残してみせた。
4位はレース展開に不満が残るポールスタートのロズベルグ。
しかし二人が見せたバトルはまた遺恨を残しそうな迫力あるものだった。
5位マッサ(ウィリアムズ)、6位ライコネン(フェラーリ)、7位ベッテル(レッドブル)、8位ボタス(ウィリアムズ)、9位ベルニュ(トロ・ロッソ)、そして10位バトン(マクラーレン)までが入賞。
以下11位スーティル(ザウバー)、12位マグヌッセン(マクラーレン)、13位マルドナド(ロータス)、14位クビアト(トロ・ロッソ)、15位ビアンキ(マルシア)、16位チルトン(マルシア)までが完走。
リタイヤとなったのはグティエレス(ザウバー)、小林可夢偉(ケータハム)、ペレス(フォース・インディア)、ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、グロージャン(ロータス)、そしてエリクソン(ケータハム)の6台だった。
F1はこの後束の間の夏休みに入り、次戦ベルギーGPは8月24日(日)決勝になる。
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