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2014/07/21

ニコ・ロズベルグ、2ストップ戦略でホームグランプリを制す (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2014 ドイツグランプリ 決勝
・ハミルトン、3ストップ戦略で17台抜き
・ソフトとスーパーソフトが接戦を終始確実に支える

2014年7月20日、ホッケンハイム
ニコ・ロズベルグが自身のホームグランプリで優勝し、ドライバーズ選手権でのリードを広げました。ロズベルグは、第1スティントをP Zeroレッド・スーパーソフトで、続く2つのスティントをP Zeroイエロー・ソフトで走行する2ストップ戦略を採りました。ロズベルグにとって、初めてのドイツグランプリでの表彰台となりました。また、バルテッリ・ボッタスの3戦連続表彰台によって、ウィリアムズは通算300回目の表彰台獲得を達成しました。

ロズベルグのチームメイトのルイス・ハミルトンは、予選でのアクシデントのために20番グリッドからスタートし、17台を抜いて3位でフィニッシュしました。ハミルトンは、レース中に2ストップから3ストップ戦略へ変更し、最初の2スティントをソフトタイヤで、最終2スティントをよりスピードの速いスーパーソフトで走行しました。ハミルトンは、スーパーソフトで17週の最終スティントを走行しましたが、このスティント中に決勝のファステストラップを記録しました。この戦略によって、終盤、ハミルトンはボッタスとの接戦を展開し、フロントウィングを損傷しながらも、ロズベルグとわずか22秒差でフィニッシュしました。

スターティンググリッド上位勢全員が、ソフトタイヤよりもラップあたり1秒速いスーパーソフトでスタートしました。路面温度は20℃以上と、過去2日間よりは低くなったため、各チームには新たな課題が与えられることになりましたが、予測された雨が降ることはありませんでした。そして、ドライバーたちは全力でプッシュすることが可能となり、終始、大接戦が展開されました。306kmを走行したにも関わらず、5位のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)と6位のダニエル・リカルド(レッドブル)とのフィニッシュ時の差は、わずか0.1秒未満でした。

ピレリジャパン・プレスリリース

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「過去2日間よりもかなり冷涼なコンディションとなったため、高温時と比較したタイヤ動作に関して、各チームは未知の領域での作業に取り組んでいました。多くの接戦や、時には大接戦が展開され、これらもまたタイヤの摩耗とデグラデーションに影響を及ぼしました。予測通り、2~3ストップのレースとなり、表彰台3名中、優勝者を含む2名が2ストッパーでした。ハミルトンは、直接のライバルたちよりも1回多いストップを行ったものの、彼の戦略は、グリッド遥か後方のスタートから表彰台争いに加わることを可能にしました。ソフトとスーパーソフトという我々のタイヤ選択は、多様な戦略が展開される中、終始、アクション満載でエキサイティングなバトルを確実にしてくれたと思います」

Pi1

Truth-O-Meter:
我々は2ストップもしくは3ストップが可能であることを示し、我々の予測した2ストップ戦略は、スーパーソフトでスタート、18周でスーパーソフトへ、38周でソフトへ交換というものでした。ロズベルグが採った戦略は、これとやや異なり、スーパーソフトでスタート、15周でソフトへ、41周でソフトへ交換という戦略でした。

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