マルシア・デュオに新たな遺恨か、異なるその主張
Marussia Duo (C)Marussia F1 Team
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カナダGP決勝レースでは、なんとオープニングラップでチームメイトどうしがクラッシュするというアクシデントに見舞われたマルシアの2台だったが、レーススチュワード(競技審査委員)の見解はチルトンの側にあったというもので同選手には次戦グリッド3番降格のペナルティが科せられた。
しかしこれについて両者の言い分は異なっている。
ビアンキのほうは「僕らはサイド・バイ・サイドだったけど、僕は外側に精一杯寄って彼のスペースを空けておいたんだ。
それなのに彼は無理矢理コーナーに進入して横向きになりぶつかってきた。
僕のブレーキングは普通の通りだったし、スチュワードの裁定通りさ」と、納得の顔。
しかしチルトンのほうは「そもそもビアンキのブレーキングが遅すぎたのが原因。
そのため彼が僕のほうにスライドしかかったのでこちらは接触をかわそうとしてハードブレーキングを強いられ姿勢を崩したんだ。
スチュワードの判断が正しいかどうかは、あの国際映像だけでなくもっと違う角度からの映像があれば証明される筈」と、主張している。
チームにとって重要なのは今回のアクシデントの原因がどちらにあるかより、この確執が今後のシーズンに影響を及ぼすのではないか、という懸念だろう。
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