フェラーリ社長 F1の現状に不満 「撤退も辞さず」
Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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F1王者としての復活を期待されながら、今季も現在大差を付けられたランキング3位に甘んじているフェラーリ・チームでは、ルカ・モンテツェモロ社長がレギュレーションについても不満を隠していない。
「現在のF1はその機能を果たしていない。
モーターレーシングのトップカテゴリーとして、F1はもっとエキサイティングで魅力あふれるものでなければならないんだ。
しかしFIA(国際自動車連盟)がいま求めているものは何なんだ。
効率? 燃費?
人々はタイヤを労ったり燃料をセーブするところを見たくてきているんじゃないよ。
はらわたに響くエクゾーストノートなど、モーターレーシングとしての魅力を失ったF1は観客から見離される。
それならわれわれはF1をやめ、スポーツカーレースに移行することになるだろう」
折りから行われているスポーツカーレースの頂点ルマン24時間レースでは、しかしフェラーリは首位争いからは蚊帳の外だ。
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