「静か! 遅い!」、今年のF1マシンに不興の声
Felipe Massa (C)Williams F1
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オーガナイザーらからは開幕から迫力不足が指摘される今年のF1だが、観客だけでなくテレビ視聴者からも不興を買っているようで先のモナコGPでは実際に視聴率が20%もダウンしたと伝えられる。
これには単にエクゾーストノートが静かになっただけでなく、スピードが不足してF1らしい迫力が感じられないとの指摘もある。
その大きな理由はこれまで厳しい制限が課せられた燃料とパワーユニットにあるとみられたが、ここに来て浮上しているのがタイヤのパフォーマンス不足だ。
現在F1タイヤはイタリアのピレリによる独占供給となっているが、そのパフォーマンスが昨年よりさらに低下。
これがラップタイム低下を招いているというものだ。
実際、それほどパワーがラップタイムに影響せずむしろグリップ勝負とされたモンテカルロ市街地コースでの遅さは関係者を呆れさせている。
ウィリアムズのマッサは、「明らかにタイヤが堅すぎるよ。
全然タイヤが要求するレンジに熱が入らない。
これなら去年後半のタイヤのほうがもっと良かったな」と、語っている。
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