F1人気の低下、留まるところを知らず
Imagee (C)Sahara Force India F1
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F1テレビ放送の視聴者数は世界で年間5億人以上とされるが、それがこのところ1年に数千万人単位で減少、その傾向は今年も止まっていないと指摘されている。
これは世界的なもので、フェラーリの地元イタリアやアロンソのスペイン、ロズベルグのドイツなどF1にとってドル箱となっている国でも変わっていないという。
これについてかつてルノー・チームを率いたフラビオ・ブリアトーレ氏は、「F1の人気が下がるのは当然のこと。
なぜなら現代のF1がとてもわかりにくいレギュレーションに縛られているからだ。
ファンはテレビで世界最高クラスのドライバーによる熾烈なバトルを観ようとしているのに、コクピットのドライバーやピット・ギャントリーでは燃料やタイヤをセーブすることに気を遣って計算ばかりしている。
こんな視聴者にわかりにくいものが、人気を得られる筈がない」と、指摘。
それでも「F1興行」のボスであるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表は、「やがて視聴者は戻ってくる」と、心配する関係者を他所に楽観姿勢を崩していない。
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