冷静な措置、ブレーキトラブルの小林可夢偉(ケータハム)
小林 可夢偉 (C)Caterham F1 Team
拡大します
日本から期待が寄せられる小林可夢偉(ケータハム)のスペインGPは、終盤起きた左前ブレーキのトラブルによりリタイヤを喫したが、正確にはトラブルはブレーキディスクが砕けたものであることがわかった。
突然大きく制動力を失ったマシンは下手すればウォールにクラッシュする危険に見舞われたが、可夢偉は巧みにアスファルトのエスケープゾーンでストップさせることに成功した。
無線でチームにトラブルを連絡したあと可夢偉はマシンをピットガレージまで慎重に運んだが、ピットロード進入後、フェラーリ・チームのエリアからタイヤ交換を済ませたアロンソが背後に付いたため、あまり低速にすることができず、ここでも危険な操作を強いられたのだという。
結果的に終始冷静な処置をした小林可夢偉の判断が功を奏す結果となったが、図らずもベテランらしい経験を評価して採用したチームの判断が想定外のところで当たった形になった。
| 固定リンク
最近のコメント