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2014/05/16

2014 スペイン・インシーズンテスト 5月13~14日 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
拡大します
・2014年型マシンを使用した最大規模のインシーズンテストとなる
・ザウバー、トロ・ロッソ、フォース・インディア、マクラーレンが、ピレリとともに2日間に渡り2015年型プロトタイプタイヤをテスト
・マルドナードが、スーパーソフトタイヤで最速タイムを記録

2014年5月14日、バルセロナ

スペイングランプリ後、今シーズン2回目のインシーズンテストが開催され、2015年に向けたタイヤ構造とコンパウンドがテストされました。ザウバーとトロ・ロッソがテスト1日目に、フォース・インディアとマクラーレンが2日目にタイヤテストを行いました。

大半がウェットコンディションとなった1日目の午前中は、新型のインターミディエイトコンパウンドがテストされたのみでした。午後には、ドライ走行を最大限に行うためにテストのタイムテーブルが変更され、2015年に向けたプロトタイプのスリックタイヤがバルセロナのサーキットに初登場しました。午後のテストでは新型タイヤ構造に焦点が置かれ、予定されたプログラムの約半分が実行されました。

最高路面温度が40℃を超えたドライコンディションの下で行われたテスト2日目は、マクラーレンとフォース・インディアが、新型タイヤ構造とコンパウンドをテストしました。ストッフェル・バンドーンがマクラーレンのテストを担当しました。バンドーンは、現行レギュレーションで認められているチーム独自のテストにおいて、2014年型ミディアムタイヤでテスト2日目の自己ベストタイムを記録しました。フォース・インディアではダニエル・ジュンカデラがテストを行いましたが、遅れが生じて予定された作業を完了することができませんでした。

ピレリジャパン・プレスリリース

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「テスト1日目は雨の影響を受けたため、プログラムは出鼻をくじかれたかたちになりましたが、この種のことは折り込み済みです。来シーズン用の新型インターミディエイトタイヤをテストできて良かったと思います。天候がドライになった後は2015年型スリックタイヤのテストに専念することができました。バーレーンでのテストに続き今回のテストを経て、我々は来シーズン用の開発の青写真を構築し始めていますので、次回のシルバーストンでのインシーズンテストへ向けて分析する大量の有益なデータを収集することができました」

テストの数値:
テスト1日目は雨となり、最高気温11℃、最高路面温度20℃以下の非常に低温なコンディションとなりました。

2日間を通した最速タイムは、2日目の終盤、パストール・マルドナードがスーパーソフトタイヤで記録した1分24秒871でした。

トロ・ロッソのジャン・エリック・ベルニュは、テスト1日目午前中のテクニカルトラブルのため、この日合計52周しか走行できませんでした。一方、ザウバーのギト・ヴァン・デル・ガルデは、86周を走行しました。両ドライバーともに悪天候の影響を受けました。

テスト2日目、Formula Oneマシンでの初走行を行ったストッフェル・バンドーンは、ピレリのプロトタイプタイヤで印象に残る136周を走行しました。ザウバーのダニエル・ジュンカデラも91周の走行を完了しました。

各チームは、プロトタイプタイヤでの走行とともに、現行タイヤを使用したチーム独自のテストも行いました。各チームには、インシーズンテストを含めて、年間のテスト用に最大135セットのタイヤが供給されます。
次回のインシーズンテストは、イギリスグランプリ後に行われる予定です。タイヤテストは、テスト初日にフェラーリとロータスが、2日目にレッドブルとマルシャが行う予定です。各チームが最新の2015年型タイヤレンジを試す最初の機会を得る最終インシーズンテストは、アブダビグランプリ後に行われる予定です。

Pi

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