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2014/04/01

タイヤ戦略が中心となったレースで、メルセデスがワンツー (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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・マレーシアの強烈な暑さにも関わらず、グレイニングはわずか、ブリスターは皆無
・非常に粗い路面におけるデグラデーションは想定の範囲内

2014 マレーシアグランプリ 決勝
2014年3月30日、セパン

高温と粗い路面のため、タイヤにとって最もタフな試練のひとつであるマレーシアグランプリで、今シーズンのピレリタイヤは、グレイニングの減少と耐久性の向上を示しました。また、路面温度が46℃に達したにも関わらず、ブリスターは発生しませんでした。決勝を完走したドライバーがわずか15名だったことがこのレースの厳しさを物語っています。

今回のグランプリ用として、P Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤが選択されました。レースペースでの両コンパウンド間の性能差がラップあたり1秒以上あったため、戦略の主要な部分は、各マシンの特性や路面の改善状況に適応したタイヤを選択する能力によって構成されました。

ワンツー・フィニッシュを達成したメルセデスのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグは、全く同じ3ストップ戦略を採りました。(メルセデスのワンツーは、1955年のイタリアグランプリ以来となります。)彼らの戦略は、3スティントをミディアムタイヤで走行し、最終スティントとなるレース終盤のわずか5~6周をハードタイヤで走行するものでした。

フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは、7番グリッドのスタートから表彰台争いを演じた後、2ストッパー中で最上位の5位でフィニッシュしました。ヒュルケンベルグは、ハードタイヤで長いファイナルスティントを走行しましたが、ミディアムタイヤで走行するライバルたちに負けない走りを見せました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「スタート時の路面温度が46℃に達し、シーズン中で最も粗い路面のサーキットであるため、今回はタフなレースでした。この厳しいコンディションにも関わらず、タイヤは、接戦を可能にした全体的な性能のバランスを見せてくれました。ドライバーたちは、熱によるデグラデーションをマネージする必要がありましたが、ブリスターやグレイニングは発生しませんでした。3ストップのレースは、Formula Oneからピレリへの要望に沿ったものです」

ピレリジャパン・プレスリリース

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Truth-O-Meter:
予選がウェットウェザーで行われ、スリックタイヤのデータが最小限であったため、戦略を予測することは困難でした。しかし、我々は、56周のレースでの理論的な最速戦略として、ミディアムでスタート後、15周でミディアムへ、29周でミディアムへ、そして43周でハードへ交換してファイナルスティントを走行する戦略を予測しました。

ハミルトンは、ミディアムでスタートし、15周でミディアムへ、33周でミディアムへ、そして51周でハードへ交換してファイナルスティントを走行するという、我々の予測にほぼ近いものでした。

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