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2014/04/20

開幕4戦中3度目のウェットで行われた予選となる (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2014 中国グランプリ 予選

・雨天コンディションの下、インターミディエイトタイヤがQ3での鍵となる
・インターミディエイトタイヤによるストレートでの最高速度は316km/h

2014年4月19日、上海

開幕からの4戦で、雨天コンディションの下で行われた3度目の予選となりました。これは、近年で最も雨が多いシーズン序盤です。ポールポジションが決定するQ3に進出したトップ10ドライバー全員が、ピレリのCinturatoグリーン・インターミディエイトタイヤを使用しました。インターミディエイトタイヤは、タイヤレンジ中で昨年から変更されていない唯一のタイヤです。

日中を通して雨が降り続き、各ドライバーは、午前中の最終フリー走行(FP3)でウェットコンディションの評価を行いました。しかし、予選後のセットアップ変更は認められていないため、大半のドライバーが、明日のドライレースへの備えとして、妥協点を見出したセットアップを行いました。明日は、雨と同様の確率でドライになる可能性があります。

大半のドライバーが、一日を通してフルウェットとインターミディエイトタイヤの両方を使用しました。終日、16℃以下となった気温の下で、両タイヤの摩耗レベルは低いものでした。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「トップスピードでの走行時、1秒あたり約25リッターを排水できる我々のインターミディエイトタイヤの性能が、ウィリアムズのバリテッリ・ボッタスによって明確に示されました。ボッタスは、非常にウェットなコンディションのストレートで316km/hに達しました。フルウェットとインターミディエイトとのクロスオーバーポイントは、1分56秒前後でした。ここには、フルウェットのタイムをインターミディエイトに近づけるために行った我々のオフシーズンの作業成果が表れています。難しいコンディションと常にタイヤに厳しいサーキットですが、摩耗レベルは低いものでした。実際、チームにもよりますが、リアタイヤにはほとんど摩耗が見られず、フロントに軽い摩耗が見られる程度でした」

ピレリの戦略予測:
今日はウェットコンディションでしたが、明日の降水確率は50%ほどのため、天候に合わせた戦略を採る必要があります。もしドライが続けば、56周のレースで、性能とトラックポジション間のベストな妥協点を伴う戦略は次の通りです。

ソフトでスタート、14周でソフトへ交換、28周でミディアムへ交換。

代替戦略は下記の通りです。

ソフトでスタート、12周でミディアムへ交換、34周でミディアムへ交換。

Pi

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