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2014/04/12

ピレリ、2014年型マシンを使用した1回目のインシーズンテストを完了

2014 バーレーン・インシーズンテスト 4月8~9日

(C)Pirelli Motorsport

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・ケータハム、メルセデス、ウィリアムズが、 ピレリとともに2015年に向けたタイヤテストを実施
・ハミルトンが、新型プロトタイプタイヤで最速タイムを記録

2014年4月9日、サヒール

ピレリは、2014年型マシンを使用した1回目のインシーズンテストを完了しました。このタイヤテストは、最新世代のFormula Oneマシンに適したタイヤ開発を行うピレリをサポートする目的で新たに導入されました。

2日間のテストにおいて、合計8種類の新型タイヤ構造と6種類の新型コンパウンドがテストされました。火曜日にケータハムが、水曜日にメルセデスとウィリアムズがテストを行いました。同時にテストされるのは、ひとつの要素のみでした。したがって、新型コンパウンドがテストされる場合、タイヤ構造は現行のものが使用されました。(逆もまた然りです。)各チームは、比較のために、現行のタイヤでのベースライン走行を行い、プロトタイプでの走行を行いました。

250セットのプロトタイプタイヤがバーレーンに持ち込まれました。サイドウォールにカラーが施されていないプロトタイプタイヤは、2015年に向けて設計されているものです。気温および路面温度がグランプリ週末よりも高くなった2日間のテストを通して、ピレリはプロトタイプタイヤを使用して、合計110周、距離にして595kmの走行を完了しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「現行のマシンでタイヤテストを行うことは、我々が常に望んできたことであり、今年、テストがレギュレーションに盛り込まれたことは、極めて重要なことです。厳しいコンディションの下、2015年を念頭に置いた多くのソリューションをテストし、この2日間のプロトタイプタイヤテストを通じて有益な進捗を得ることができました。これから、2日間で得た価値あるデータを慎重に分析し、さらなるマシン性能の進化が期待されるバルセロナでの次回のインシーズンテストへ向けて、ベストな開発の方向性を評価したいと思います」

テストの数値:

水曜日の午後2時、最高気温35℃、路面温度44℃に達しました。
2日間を通した最速タイムは、水曜日の午前中、ルイス・ハミルトンがプロトタイプタイヤで記録した1分34秒136でした。

プロトタイプタイヤでの走行とともに、各チームは、現行タイヤを使用して、ピレリ用のテスト以外の走行も行いました。各チームには、インシーズンテストを含めて、今年のテスト用にマシンあたり最大135セットのタイヤが供給されます。

ケータハムのロビン・フラインスは、火曜日に合計64周の走行を行いました。油圧系のトラブルによって、午後の走行は中止しました。フラインスは、1種類の新型タイヤ構造と2種類の新型コンパウンドをテストしました。

水曜日、メルセデスのルイス・ハミルトンは合計120周の走行を行い、3種類の新型タイヤ構造と3種類の新型コンパウンドをテストしました。ウィリアムズのフェリペ・ナスルは合計64周の走行を行い、2種類の新型タイ
ヤ構造と1種類の新型コンパウンドをテストしました。テクニカルトラブルにより、ウィリアムズは午後のテストを中止しました。

次回のインシーズンテストは、スペイングランプリ後に行われる予定です。タイヤテストは、テスト初日にザウバーとトロ・ロッソが、2日目にフォース・インディアとマクラーレンが行う予定です。最終のタイヤテストは、イギリスグランプリ後にシルバーストンで行われる予定です。初日にフェラーリとロータスが、2日目にレッドブルとマルシャがタイヤテストを行う予定です。

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