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2014/03/18

新世代のグランプリ開幕戦は2ストップに、マーブル、グレイニング、ブリスターは、昨年よりも全て減少 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2014 オーストラリアグランプリ 決勝
2014年3月16日、メルボルン

ピレリの予測通り、オーストラリアグランプリは2ストップのレースとなりました。主流となった戦略は、優勝したメルセデスのニコ・ロズベルグ、2位のダニエル・リカルド(レッドブル)、3位のケビン・マグヌッセン(マクラーレン)が選択した「ソフトーソフトーミディアム」と繋ぐ戦略でした。

マーブル、ブリスター、グレイニングは大幅に減少しました。実際、グレイニングが発生したのは、ロズベルグのマシンを含め、数台のマシンの左フロントタイヤのみでした。

Formula Oneにはつきもののグレイニングは、マシンセットアップや低い気温によって発生します。オーストラリアグランプリ決勝がスタートした午後5時時点の気温は20℃、路面温度は27℃で、レースの進行とともに温度が下降していきました。

このようなコンディションの下、また昨日の予選の大半がウェットであったにも関わらず、全てのタイヤは、グランプリ前の期待通りに、スタートからフィニッシュまで力強い性能を発揮しました。P Zeroホワイト・ミディアムでスタートしたレッドブルのセバスチャン・ベッテルとザウバーのエステバン・グティエレスを除く全ドライバーが、P Zeroイエロー・ソフトタイヤを装着してスタートしました。

レース序盤に4周のセーフティーカー導入があったためレース戦略に影響が及び、大半のドライバーが1回目のピットストップを早めに行いました。マクラーレンのジェンソン・バトンは、特に効果的にピットストップ戦略を活用し、絶妙のタイミングでピットストップを行い10番グリッドのスタートから4位でフィニッシュしました。

ピレリジャパン・プレスリリース

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「新世代のFomula One開幕戦のメルボルンにおける我々のタイヤの性能には非常に満足しています。温度の下降によって、これまでは見られなかった軽いグレイニングが、数台のマシンの左フロントタイヤに発生しましたが、これは特に深刻なものではなく、実際にスティントの長さに影響を及ぼすものではありませんでした。大半のグレイニングは、ラップを重ねるにつれて消えていきました。主にレース終盤に使用されたミディアムタイヤは、多くのドライバーにとってレース全体の半分の距離をカバーし、非常に一貫した性能を示しました。シーズンが始まったばかりですので、各チームは皆、マシンとタイヤの性能パッケージを最大限にする課題に取り組んでいます」

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Truth-O-Meter:
予選の大半がウェットコンディションで行われたため、正確な戦略を予測することは困難でした。理論的には、ソフトでスタート後、23周でソフトへ、51周でミディアムへ交換する戦略が最速であると紹介しました。しかし、序盤のセーフティーカー導入が、わずかにこの予測を狂わせ、ロズベルグは12周でソフトへ、38周でミディアムへ交換する戦略を採りました。「ソフトーミディアムーソフト」のパターンを採り10位でフィニッシュしたダニール・クビアトを除くトップ10ドライバーは、皆「ソフトーソフトーミディアム」のパターンを採用しました。

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