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2014年2月

2014/02/28

ピレリ、バーレーンでステッカータイプのサーモメーターをテスト

プレビュー - 2014年Formula One公式テスト バーレーン(2月27-3月2日)

Pi_2(C)Pirelli Motorsport

FIAとともにタイヤの使用方法をモニタリング
2014年2月27日、バーレーン

ピレリは、タイヤ使用方法のより良いモニタリングに関してFIAと協議した結果、バーレーンにおいて、ステッカーをタイヤのトレッド面に貼ってテストを行います。 このステッカーは、タイヤがチームによってタイヤウォーマーで温められる際に、タイヤトレッドの最高温度を読み取ります。 ピレリは、最高温度を110℃(230℉)と指定しており、トラック上を走行する前にタイヤトレッドの温度がこの温度を超えるべきではありません。 FIAは、ピットを出る際のタイヤの最低空気圧、トラック上での最大キャンバー角とともに、この制限を順守すべきとしています。

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コスワース社/CEO、「F1復帰の可能性ある」

Cosworth Factory (C)Cosworth Engineering
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2013年のマルシアF1チームを最後に搭載チームがなくなったコスワース・エンジニアリングのF1エンジンだが、同社ではまだF1復帰の可能性を模索しているようだ。

これは同社のハル・ライシガー/CEO(最高経営責任者)が語ったもの。
『NBCスポーツ』の取材に対し、同氏は「2014年はたまたまわれわれと歩を一にするチームが現れなかったため参戦が途絶えているだけ。
V6ターボ・エンジンはインディカー・シリーズでも経験があるし、実際F1に向けての開発も進められている。
コストの点も含め、ふさわしいパートナーが見つかれば再びF1に参戦するのにやぶさかではない」と、意欲をみせている。

コスワースが記録したF1優勝回数176勝は、フェラーリに次ぐ歴代2位である。

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ペレス(F・インディア)、「最後の週で最高のスタート」

Sergio Perez (C)Sahara Force India F1

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シーズン前最後のテストとなるバーレーン合同テスト初日、みごと全体のトップタイムを記録したのは今季フォース・インディア・チームに移籍したセルジオ・ペレスだった。
ペレスの『VJM07』は好調が続くメルセデス・エンジン勢の中でもメルセデスやマクラーレンといったワークスチームを抑えてのトップ、ガレージは明るかった。

「最後のテストを充実したものにするには初日をうまくスタートざる必要があったけど、今日はまさにその通りになったね。
様々なエンジン・マッピングにトライ、異なるコンパウンドのタイヤを試して多くの有益なデータを得ることができた。
明日はいよいよ僕にとってシーズン前最後のテストになるから今日のように順調だったらいいな」と、前マクラーレン・ドライバー。

テストを指揮したアンドリュー・グリーン/テクニカル・ディレクターも、「今日はとてもプロダクティブな一日になった。
様々なデータが得られたし、午後にはロングランのシミュレーションも試せたのでまさに予定通り。
残された数日もこの勢いでいきたいね」と、顔をほころばせた。

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トラブル続きの小林可夢偉(ケータハム)最下位タイム

小林 可夢偉 (C)Caterham F1 Team
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27日(金)、いよいよシーズン前最後のテストをスタートさせたケータハムの小林可夢偉だったが、この日は朝からトラブル続きで思うような周回を重ねることができず、タイムも全体の最下位に留まった。

午前のセッションではマシン後部から白煙を上げてストップ、この日最初となる赤旗中断の原因を作ったケータハム『CT05』
トラブルはエンジン本体ではなく電子系のものだったがこのため午前はわずか7ラップ。
午後のセッションもパワーユニットに関連するソフトウエアのトラブルということで結局この日は走れたのはわずか19周でもちろんこの日の最小。
さらにルノー・エンジン搭載の4チームはすべて7位以下になるという散々な結果だった。

マシンを降りた小林可夢偉は、「これが最後のテストなのに、その初日がこんな結果というのは、ね。
とにかくトラブル続きでガレージにいる時間のほうが長かった。
この時期にこの状況はフラストレーションが溜まるよ」と、こぼした。

シーズン開幕まで小林可夢偉に残されたのはたったの1日だけだ。

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バーレーン合同テスト1日目タイム(2/27)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 S.ペレス MEX Force India Mercedes 1'35.290 105
2 V.ボタス FIN Williams Mercedes 1'36.184 128
3 K.ライコネン FIN Ferrari 1'36.432 54
4 N.ロズベルグ GER Mercedes 1'36.624 89
5 A.スーティル GER Sauber Ferrari 1'37.700 89
6 K.マグヌッセン DEN McLaren Mercedes 1'37.825 109
7 D.リカルド AUS Redbull Renault 1'37.908 39
8 M.チルトン GBR Marussia Ferrari 1'38.610 44
9 D.クビアト RUS Toro Rosso Renault 1'39.242 55
10 P.マルドナド VEN Lotus Renault 1'40.599 31
11 小林 可夢偉 JPN Caterham Renault 1'42.284 19


   * 2009 Test-Time 1'32.102 K.ライコネン/Ferrari (2/17)
   * 2014 Test-Time 1'33.283 N.ロズベルグ/Mercedes (2/22)
    (訳注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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プレビュー - 2014年Formula One公式テスト バーレーン(2月27-3月2日) (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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・最終プレシーズンテストがバーレーンで開催: マシンあたり30セットのタイヤが供給される
・ピレリは、P ZeroレンジとCinturatoレンジを提供
・2013年型と同等の性能でありながらデグラデーションは小さく
・新型Cinturatoブルー・フルウェット:排水性能が毎秒60リッターから毎秒65リッターへ(8%増)

2014年2月26日、ミラノ

各チームは、Formula Oneシーズンの開幕へ向けて、今週、バーレーンで行われる4日間の最終プレシーズンテストで、2014年型P Zeroタイヤをテストする最後の機会へ臨みます。先週のバーレーンでの4日間のテストから連続して行われるため、各チームは、テストの勢いを維持しつつ、ピレリの4種類の新型スリックコンパウンド(P Zeroオレンジ・ハード、P Zeroホワイト・ミディアム、P Zeroイエロー・ソフト、P Zeroレッド・スーパーソフト)を評価することができます。ヘレスでの今年最初のテストでは、各チームは、Cinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・フルウェットもテストすることができました。

ピレリジャパン・プレスリリース

続きを読む "プレビュー - 2014年Formula One公式テスト バーレーン(2月27-3月2日) (ピレリ)"

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2014/02/27

ベッテル(レッドブル)、『2014年ローレウス大賞』候補に

 Laureus_logo
4年連続のF1チャンピオンに輝き、目下モータースポーツ界の王者として君臨するセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、2014年の『ローレウス大賞』(男性部門)の候補にノミネートされていることがわかった。

今年、他にライバルとして挙げられているのはウサイン・ボルト(陸上)、モハメド・ファラー(陸上)、レブロン・ジェームズ(バスケット)、ラファエル・ナダル(テニス)、クリスティアーノ・ロナウド(サッカー)ら世界的スターばかり。

ちなみにF1ドライバーが対象に輝いたのは2004年のミハエル・シューマッハが最後で、これまでベッテルは毎年のように候補に挙げられながらも果たしていない。

今年の授賞式はマレーシアGPの直前となる3月26日(水)に同国の首都クアラルンプールで行われる。

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バーレーン合同テスト走行予定リスト

Bahrain Circuit (C)Mercedes Motorsports
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今日2月27日(木)から3月2日(日)まで再び中東バーレーン・サーキットを舞台に、シーズン前最後の合同テストが行われる。
現時点での各チームによる参加ドライバーのリストは以下の通り。

【バーレーン合同テスト走行予定リスト】

Team 27日(木) 28日(金) 01日(土) 02日(日)
レッドブル リカルド リカルド ベッテル ベッテル
メルセデス ロズベルグ ハミルトン ロズベルグ ハミルトン
フェラーリ ライコネン ライコネン アロンソ アロンソ
ロータス マルドナド マルドナド グロージャン グロージャン
マクラーレン マグヌッセン バトン マグヌッセン バトン
フォース・インディア ペレス ペレス ヒュルケンバーグ ヒュルケンバーグ
ザウバー T.B.A T.B.A T.B.A T.B.A
トロ・ロッソ T.B.A T.B.A T.B.A T.B.A
ウィリアムズ T.B.A T.B.A T.B.A T.B.A
マルシア チルトン ビアンキ ビアンキ チルトン
ケータハム 小林可夢偉 エリクソン 小林可夢偉 エリクソン

   T.B.A.は未定

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メルセデス首脳、「テスト王者にはならない」

Toto Wolf (C)Mercedes Motorsports
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これまで2回に渡って行われたシーズン前テストではメルセデス・エンジン搭載勢の好調さが印象的。
とりわけ本家メルセデスAMGチームは最新のバーレーン合同テストをトップで終えるなど順調だ。

しかしこれについてメルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは次のような慎重姿勢をドイツの通信社『DPA』の取材にみせている。

「確かに今の時点でわれわれが好調であるのは事実だ。
しかし当然のことながら他のチームもこれから巻き返してくるのは必至。
上位の戦闘力が拮抗するのは時間の問題さ。
そんなことはわかっている。
われわれは、歴史が繰り返したような『テスト王者』にならぬよう、開幕戦までにさらなるステップアップをしていくだけ」

順調そうにみえる同チームでも、まだ信頼性については不安ばかりなのだという。

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小林可夢偉、最終テストは初日と3日目を担当

小林 可夢偉 (C)Caterham F1 Team
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ケータハムF1が今日27日(木)からスタートするシーズン前最後のバーレーン合同テストの走行スケジュールを発表した。
それによれば初日と3日目を小林可夢偉が、また2日目と4日目をもう一人のレースドライバーであるマーカス・エリクソンが担当。
今回は二人のレースドライバーがすべてのセッションを走り、テストドライバーであるロビン・フラインスの出番はないとのことだ。

これまでのテストでケータハムはルノー・エンジン搭載陣営の中ではフロントランナーとはいえ、上位とのタイム差は大きくこのままでは到底メルセデスやフェラーリ勢に太刀打ちできない状況。
小林可夢偉自身、「現状ではウチのGP2マシンのほうが速いよ」と、嘆くありさまだ。

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G.ミナルディ氏、「今年は107%タイムが課題に」

Giancarlo Minardi (C)Ex.Minardi S.p.A
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元ミナルディ・チーム代表のジャンカルロ・ミナルディ氏が、レギュレーションが大きく変更されて混乱にある今シーズンのF1について言及、「107%タイムが課題になる」との見方を示した。

「私としては混乱に拍車を掛けるようなつもりはまったくない。
しかしこれまでのテスト結果を見て、タイムがこれほど開いたシーズンは私も経験がないと言える。
果たして関係者は『107%ルール』をどう考えているのか不安になるね」と、イタリアの大御所。

実際、バーレーン合同テスト最終日の結果でみると、トップタイムだったロズベルグの107%タイムは1'39.813。
他にこれをクリアしたのはマクラーレン、フェラーリ、ウィリアムズ、ロータス、そしてフォース・インディアのわずか5チームに過ぎず、全エントリーの22台中、せいぜい12台ほどしか予選通過できないことになる。

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2014/02/26

フェラーリ、最終テストで大幅バージョンアップ図る

Ferrari Test (C)Ferrari S.p.A
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シーズン前最後となる今週のバーレーン合同テストを控え、フェラーリ・チームは大幅なバージョンアップを投入する方針を明らかにしている。
これは同チームのテクニカル部門を率いるパット・フライ/エンジニアリング・ディレクターが示したもの。

「前回のテストでもいろいろな改良パーツを試したが、われわれの本格的なアップグレードはこれからだ。
最後のバーレーンテストでは開幕戦を見据えた大幅なバージョンアップを予定している」と、今年50歳を迎えるイギリス人。

ここまでメルセデス・エンジン勢の活躍に隠れているが、フェラーリも着実に多くの周回とタイムアップとを重ねてきている。

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グロージャン(ロータス)、滑って勝つ

Romain Grosjean (C)Renault Sport F1
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ロータス・チームのロマン・グロージャンが念願の勝利を遂げた。

といっても、これはロシアで行われたアイスレースでのこと。
バーレーン合同テストの合間、グロージャンはロシアの首都モスクワに飛び、チームの強力なパートナーであるルノーが主催する伝統のアイスイベントに「ローガン・ルノー・ダスター」を駆って出場、みごとに優勝を飾ったという。

氷上のオーバルで行われるこのイベントには、過去アラン・プロス氏やデビッド・クルサード氏、またキミ・ライコネンらも出場している。

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苦闘レッドブル、合同テストの合間に極秘テストか

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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シーズン前2回のテストを終え依然として苦闘が続く王者レッドブル・レーシングが、次回2度目となるバーレーン合同テストの前に極秘でテストを行ったのではないか、との報道が飛び交っている。

スペインのメディアが伝えるところによれば、トラブルが続く『RB10』の挽回を期し、チームは先週の1回目バーレーン合同テストと今週行われる2回目のテストのわずかな間に、スペインのイディアダ・サーキットでプライベート・テストを敢行したのではないかというもの。

イディアダはカタロニア州にある基本オーバルのテストコース。
このサーキットではこれまでもマクラーレン等がエアロダイナミックスに限定した直線だけのテストを行った経緯はあるが、こうした場合もちろん事前に申請していなければならない。
これについて同チームのスポークスウーマンは「私たちがイディアダにいた事実はない」と、微妙な否定をしている。

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ウィリアムズ、マッサの「相棒」スメドリーを獲得

F.Massa & R.Smedley (C)Ferrari S.p.A
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25日(火)、ウィリアムズ・チームはフェラーリ・チームからロブ・スメドリー/エンジニアを獲得したことを明らかにした。
スメドリー氏はフェラーリで長くフェリッペ・マッサの担当エンジニアとしてコンビを組んでいて、それがウィリアムズ・チームでも再び復活することになる。

ただ、新天地での職務はエンジニアではなく、さらに上級のマシン・パフォーマンスの責任者に就くことになるという。
現在「休暇中」の同氏は、シーズンが始まってからの正式加入となり、第3戦バーレーンGP(4月6日)からの合流が予定されている。

なお同チームはまたマルシア・チームからリチャード・ロックウッド氏をレース戦略責任者として獲得している。

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2014/02/25

フェラーリ首脳、「今季マシン 修復に倍の手間掛かる」

Pat Fry (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームのパット・フライ/エンジニアリング・ディレクター(フェラーリ)が、「今年のマシンは修復に倍の手間が掛かる」ことを明かした。

それによれば今季のF1はレギュレーションの変更によりパワーユニット本体だけでなく、ERS(エネルギー回生システム)等の採用により複雑な関連システムが満杯。
さらにエアロダイナミックスの観点からボディデザインの処理も複雑を極めているのだという。

「とにかくマシンが非常に複雑になっているため、いったん問題が起きると原因を解明するのに去年のマシンに比べて倍もの手間が掛かるんだ。
修復する作業自体に掛かる時間よりも、修復する箇所を見つけるのが大変になっている」と、こぼしている。

実際、これまでのテストでは各チームともガレージ内で作業するのが目立っていて、これまでとは異なった様相をみせていた。

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予選方式の変更案、全チームの承認得る

2012 Japanese GP (C)Mercedes Motorsports
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今回の合同テストが行われたバーレーン・サーキットで、F1全チームによる会合が行われ、その席でFIA(国際自動車連盟)から提案されていた予選方式の変更が了承されたことがわかった。
まだWMSC(世界モータースポーツ評議会)の承認を得る必要はあるが、これにより2014年シーズンの予選は以下のような変更が行われる見通し。

・Q1の時間を20分間から18分に短縮
・Q3の時間を10分間から12分に拡大
・Q3進出、またQ2敗退のドライバーにも別途ソフトタイヤ1セットを供給
・Q3進出ドライバーの決勝レース・スタートタイヤはQ2で使用したものに

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ロータス・チーム、独創「2本牙ノーズ」に自信

Lotus Renault 『E22』 (C)Lotus F1 Team
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F1レギュレーションの変更により、今季新型車はチームによって「顔」もさまざまになっている。

フェラーリやマクラーレンらは平たく低い「扁平ノーズ」、またマクラーレンやフォース・インディアらの「ありくいノーズ」と大きく二つのグループに分かれそうだが、そうした中ロータス・チームの『E22』は「2本牙ノーズ」とも言うべき独創的なデザインで処理されている。

これについて同チームのニック・チェスター/テクニカル・ディレクターは、「このアイデアはまさに独創的なもので、開発中は他チームに真似をされないか心配していたよ。
クラッシュテストをクリアするための構造的な設計はとてもシビアなので、今からコピーするのはもう不可能だろう。
スタンダードなものに比べ、空力的にも優れていると自負しているが、あまり詳しくメリットを説明したくはないね」と、自信をみせている。

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ウィリアムズ・チーム、スージー・ウォルフとの契約延長

Susie Wolff (C)Williams F1
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24日(月)、ウィリアムズ・チームは同チームの開発ドライバーであるスージー・ウォルフ(31歳:イギリス)との契約をさらに延長することを明らかにした。

同チームではフェリッペ・マッサ&バルテリ・ボタス両レースドライバーの他、すでに第3ドライバー&テストドライバーとしてフェリッペ・ナスルの起用が決まっているが、スージー・ウォルフもグランプリ・ウィークの金曜日フリー走行での走行を予定するなど任務が重複する部分もありそうだ。

なおスージーの夫君は現在メルセデス・モータースポーツでエクゼクティブ・ディレクターを務めるトト・ウォルフ氏。
今季、ウィリアムズ・チームはメルセデス・エンジンを搭載する。

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2014/02/24

もしや驚異の新人? ナスル(ウィリアムズ)に高評価

Felipe Nasr (C)Williams F1
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復活を狙う名門ウィリアムズ・チームは前日発表したばかりの今季第3ドライバー&テストドライバー、フェリッペ・ナスル(21歳:ブラジル)をさっそくバーレーン合同テスト最終日に起用した。
そのナスルはこの日トータル87ラップを周回してベストタイム1'37.569をマーク。
これはこの日の総合4番手であるばかりでなく、同チームのベテラン・マッサにも遜色ないものだった。

ナスルについて同チームのロッド・ネルソン/シニア・オペレーションズ・エンジニアは、「彼は初体験にもかかわらずチームのために素晴らしい仕事をした。
若いのに慎重なアプローチで、かつ速く、そしてエンジニアに正確なフィードバックをもたらせている。
次にまた彼に走ってもらうのが楽しみだよ」と、高評価を与えた。

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マルドナド(ロータス)、「ルノー陣営では我々がベスト」

Pastor Maldonado (C)Lotus F1 Team
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4日間にわたって行われた今回のバーレーン合同テストで、ルノー・エンジン搭載チームの中で通算ベストタイムとなる1'38.707を記録したのは今季ロータス・チームに移籍したマルドナドだった。
ロータスも他のチーム同様様々なトラブルに見舞われてはいるが、本家レッドブル・レーシングを差し置いての好タイムにコクピットを降りたマルドナドは自信をみせている。

「これまででもっとも多くの周回を重ねることができてうれしいよ。
やっぱりドライビングしているのは最高さ。
今日はいろいろセットアップを変更してみたり、エアロダイナミックスを試したりしたんだけどすべてうまくいった感じ。
もしかしたらウチがルノー陣営の中で一番かも」

2014年シーズン、この2012年スペインGPの覇者はライコネン(今季フェラーリ)の後釜として期待されている。

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ルノー・スポール、開発の遅れ認める

Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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バーレーンでのシーズン前2度目のテストを終え、さらに明らかになったのは依然としてルノー・エンジン搭載チームが他にエンジン・チームと比較して後れを取っているということだった。
同じく4チームのマシンに搭載されるメルセデス陣営は、ここまで合わせて1,147周を走破しているのに比べ、ルノー陣営の4チームは合わせて619周に過ぎない。

これについてルノー・スポールのロブ・ホワイト/エンジン・ディレクターは、「まだいくつものトラブルに見舞われているのは事実だが、ヘレスで経験したような主要な問題点はすでにない。
今回はマイナーなトラブルが中断を生み、これが修復を難しくしたりしてとりわけ最終日は予測していたよりも時間を失ってしまったが、開発は明らかに正しい方向に向いている。
スケジュールに多少の遅れがあるのは事実としても、深刻なレベルだとは受け止めていない」と強気な説明をしている。

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苦戦レッドブルに、さらなる試練か

Infiniti (C)Redbull Racing
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2014年シーズン、4年連続のチャンピオンとして臨みながらここまでのテストでは大不振。
メルセデス&フェラーリ勢に大きく遅れるばかりか、ルノー・エンジン搭載チームの中でも埋没するなど想定外の苦戦が続くレッドブル・レーシングだが、ここに来てさらなる試練が伝えられている。

これはドイツの専門誌『スポルト・ビルト』が伝えたもので、それによれば現在同チームのタイトル・スポンサーを務める『インフィニティ』が来年までの契約満了後、更改しない方針であるというもの。
マシンのカラーリング(紫)やチーム名(インフィニティ・レッドブル・レーシング)にも影響を及ぼす同社のスポンサー料は、年間4千万ユーロ(約56億4千万円)にも上ると推定されている。

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2014/02/23

P Zeroタイヤの性能は期待通り (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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レビュー - 2014年Formula One公式テスト バーレーン(2月19-22日)
2014年2月22日、バーレーン

Formula Oneの各チームは、ピレリの2014年型タイヤを使用して、バーレーンでより多くのテストを行うことができました。各チームは、昨年とは大幅に異なる新型マシンと最新型タイヤとの相互作用を把握し始めています。多くのチームが、レースや予選のシミュレーション、ピットストップ練習などを行い、あらゆる局面におけるタイヤの使用方法を評価することができました。天候状態は、シーズン中にほぼ近い気温20℃以上の温暖なドライコンディションが続きました。

各チームは、事前に選択した2014年型P Zeroタイヤレンジと、迅速なウォームアップを提供する’winter’ハードコンパウンドをバーレーンで試すことができました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:

「より多くの走行機会と最適な天候状態のおかげで、各チームは、バーレーンでの4日間テストで、タイヤに関して2週間前のヘレスよりも多くのことを習得することができました。各チームは、新型マシンの開発カーブにおいてまだ比較的初期段階にありますが、ここまでのテストデータは、2014年型タイヤが昨年のタイヤよりもより一貫性と耐久性があることを示しています。その結果、今シーズンの我々の目標のひとつである、サーキット上の’マーブル’の減少が見られました。しかし、各チームは次回のテストで、マシン性能やマシンとタイヤのパッケージの理解をより進めていくと思われます。したがって、特にシーズンが進んで各チームがより大きなダウンフォースを見出した際、現時点でのコンパウンド間のラップタイム差は短縮されるでしょう。今回のテストで大量の有益なデータを収集することができましたが、もし必要性が確認されれば、シーズンの開始に向けてタイヤの仕様を変更できる準備もしています」

ピレリジャパン・プレスリリース

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ライコネン(フェラーリ)、テスト最後にクラッシュ

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームのバーレーン合同テストを締めくくったキミ・ライコネンだったが、午後の終了最後にクラッシュ、赤旗中断の原因を作って今回のテストを終えた。

「マシンの挙動について理解しようと思っていろいろなドライビングを試したんだ。
そしたら4コーナーの出口で縁石に乗ってスピンしてしまった。
『F14 T』の左フロントを壊して余分な仕事を増やしてしまったし、他のドライバーにも走行の機会を奪ってしまって申し訳ない。それでも一日の最後だったのでまだ良かったよ」と、さすがに苦い表情。

ライコネン(フェラーリ)はこの日82ラップを周回して全体の3番手タイムをマークしている。

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ケータハムのテスト最終日は電気トラブル

Marcus Ericsson (C)Caterham F1 Team
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ケータハムF1チームによるバーレーン合同テスト最終日は午前のセッションをマーカス・エリクソンが、午後のセッションは小林可夢偉がそれぞれ担当するプログラムで行われた。
しかしエリクソンがドライブ中、ルノーのパワートレーンに電気系のトラブルが発生してマシンは白煙を上げながらコース上にストップ。
赤旗中断の原因を作ることとなった。
このためエリクソンの走行はわずか4ラップに留まったが、その後ガレージでの懸命な作業によりマシンは修復。
午後、最後の1時間で小林可夢偉は17周の計測ラップを記録した。

マシンを降りたエリクソンは、「今日はトラブルでほとんど走れなかったから残念だけど、テスト全体としては多くの周回ができたので手応えが感じられた。
来週の最後のテストでさらにマシンを熟成させていきたい」と語った。

また小林可夢偉も、「トラブルはスタッフが必死に修復してくれたので、1時間とはいえまた走れたのは良かった。
もうオーストラリアに行くまで最後のテスト4日間しかなくなったので、来週は充実したテストにしたい」と、語っている。

この日のトラブルについてルノーのスタッフは、「パワーユニットに関連する電気系のトラブルだった。
全体として電気システムについての情報はこれまでに多く得られたので、次のテストに活かしたい。
ケータハムが成し遂げてくれた多くの周回はわれわれにとって貴重なものになる」と締めくくった。

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最速ロズベルグ(メルセデスAMG)、「燃料が違うだけ」

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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シーズン前2度目となった4日間に渡るバーレーン合同テストをトップタイムで終えたメルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグだが、そのタイムには関心がないようだ。

「今はまだどこのチームも問題点を洗い出している際中。
順調と言われるけれど、ウチだって毎日トラブルに見舞われているよ。
だから他のチームより速いタイムだったといっても意味がない。
確かにウチは何回か予選シミュレーションまでやったけれど、他所はまだ燃料を多く積んで走行しているところが多いんだろう。
ベストタイムの差はそのためさ。
肝心なことは、メルボルンのグリッドで万全な体制になっているかどうかだよ」

とはいえハミルトンのベストタイムは1'33.283。
これはこの日2番手タイムを記録したのはやはり順調とされるマクラーレン(バトン)だったが、それを約1.7秒も凌駕するものだった。

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バーレーン合同テスト4日目タイム(最終:2/22)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 N.ロズベルグ GER Mercedes 1'33.283 89
2 J.バトン GBR McLaren Mercedes 1'34.957 66
3 K.ライコネン FIN Ferrari 1'36.718 82
4 F.ナスル BRA Williams Mercedes 1'37.569 87
5 P.マルドナド VEN Lotus Renault 1'38.707 59
6 S.ペレス MEX Force India Mercedes 1'39.258 19
7 D.リカルド AUS Redbull Renault 1'39.837 15
8 J.ベルニュ FRA Toro Rosso Renault 1'40.472 19
9 小林 可夢偉 JPN Caterham Renault 1'43.027 17
10 M.エリクソン SWE Caterham Renault 1'45.094 4
-- J.ビアンキ FRA Marussia Ferrari -------- 5
-- A.スーティル GER Sauber Ferrari -------- 5


   * 2009 Test-Time 1'32.102 K.ライコネン/Ferrari (2/17)
   * 2014 Test-Time 1'34.263 L.ハミルトンン/Mercedes (2/21)
    (訳注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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2014/02/22

ウィリアムズ、フェリッペ・ナスルをテストドライバーに

Felipe Nasr (C)Williams F1
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21日(金)、ウィリアムズ・チームは2014年シーズンの第3ドライバー&テストドライバーとしてブラジルの新鋭フェリッペ・ナスル(21歳)と契約したことを発表した。

7歳の時にゴーカートを始めたナスルは16歳(2008年)で本格フォーミュラ・デビュー。
2011年にはイギリスF3選手権で7勝を挙げてチャンピオンに。
2013年はF1登竜門とされるGP2に参戦してシリーズ4位になっている。

また同チームはやはりブラジルの『ブラジル銀行』とスポンサー契約を結んだことも合わせて発表している。

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フェラーリ『F14 T』のエンジンカバー、新たな争点の対象に

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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ドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』らが報じるところによれば、フェラーリ・チームの新型車『F14 T』のエンジンカバーが他チームのものより極端に薄く作られていて、これが安全上の問題になるとの他陣営の指摘が浮上しているという。

それによればメルセデスやルノーら他のエンジン搭載のマシンに比べ、フェラーリのそれは単体で3キロ以上も軽量化されていて、万一ターボが破損するなどの事故が起きた場合、パーツがカバーを突き破るなど危険な状況をもたらす可能性があるというもの。

これについてフェラーリ側は「安全上の問題はなくFIA(国際自動車連盟)からも承認を受けている」と取り合わない姿勢だが、場合によっては開幕戦で他陣営から抗議が出されることも考えられることから、これに備え強化するなど対策を準備することも考えられる。

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エリクソン(ケータハム)、ロングランを中心に距離重ねる

Marcus Ericsson (C)Caterham F1 Team
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小林可夢偉からステアリングを受け継いだケータハムF1のマーカス・エリクソン(23歳:スウェーデン)は、ベストタイムこそ10番手に留まったものの、ルノー・エンジン搭載チームではこの日も最多となる98ラップを周回してみせた。

「バーレーン最初の一日としては順調なテストができたと思っているよ。
まだタイムアタックはしていないのでベストタイムは気にしていない。
今日はとにかくマシンの信頼性を高めるためにずっと距離を重ねていたんだ。
またマシンに乗るのが楽しみでしかたないよ」と、エリクソン。
ちなみにエリクソンは今回のテストでスーパーライセンス発給に必要な300キロ走破をクリアしたとのこと。

一方テストを統括したセドリック・シュタウドハー/ルノー・スポールF1トラックサポートリーダー)は、「今日は順調に周回が重ねられたので予定していた以上のプログラムを進めることができた。
(エリクソンは)ヘレスでは十分に走れなかったので、今日のテストは本人にも有益なものになっただろう。
明日もこれくらい走って、さらにパワーユニットのパフォーマンス向上に務めたい」と、語っている。

テスト最終日となる22日(土)は再び小林可夢偉が担当する予定になっている。

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メルセデス・エンジン勢、いずれも順調に好タイム

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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21日(金)、中東バーレーン・サーキットを舞台で行われているシーズン前2度目の合同テストは3日目を迎えた。
この日トップタイムを記録したのはメルセデスAMGのハミルトンで、前日記録したマグヌッセン(マクラーレン)のタイムをさらに0.647秒短縮してみせた。

ハミルトンは「できればレース・シミュレーションまで終えたかったけれど、これは来週に延期かな。
それでも今日は有益なテストになったよ。
去年までよりマシングリップが低いと聞いていたけれど、それほどではなかったね」と、手応えを感じた様子。

これに続いたのがマクラーレンのバトン、ウィリアムズのマッサで、いずれもメルセデス・エンジン搭載チーム。
さらにザウバー・フェラーリのグティエレスを挟んでやはりメルセデス・エンジンのペレス(フォース・インディア)も5番手につけており、現段階でメルセデス・エンジン優位の勢力図がはっきりと描かれた。

フェラーリ・エンジン勢は4ラップしかできなかったマルシアを除けば本家のライコネン(フェラーリ)が6番手でまずまずだったが、相変わらず苦戦が続いているのがルノー・エンジン勢。
クビアト(トロ・ロッソ)が7番手、マルドナド(ロータス)は8番手、リカルド(レッドブル)も9番手、昨日好調だったケータハムも10番手に留まった。
それでもそれぞれ周回数はこれまでより伸びていて、多少は進捗が得られていることを窺わせた。

この日最多周回はバトンの103ラップ、これにエリクソンの987ラップが続いている。

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バーレーン合同テスト3日目タイム(2/21)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'34.263 67
2 J.バトン GBR McLaren Mercedes 1'34.976 103
3 F.マッサ BRA Williams Mercedes 1'37.066 60
4 E.グティエレス MEX Sauber Ferrari 1'37.180 96
5 S.ペレス MEX Force India Mercedes 1'37.367 57
6 K.ライコネン FIN Ferrari 1'37.476 44
7 D.クビアト RUS Toro Rosso Renault 1'38.974 57
8 P.マルドナド VEN Lotus Renault 1'39.642 26
9 D.リカルド AUS Redbull Renault 1'40.781 28
10 M.エリクソン SWE Caterham Renault 1'42.130 98
11 M.チルトン GBR Marussia Ferrari 1'46.672 4
12 V.ボタス FIN Williams Mercedes -------- 55


   * 2009 Test-Time 1'32.102 K.ライコネン/Ferrari (2/17)
   * 2014 Test-Time 1'34.910 K.マグヌッセン/McLaren Mercedes (2/21)
    (訳注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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2014/02/21

レッドブルのテストは消火器準備体制

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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これまでトラブル続きでほとんど周回を重ねることができずにいたレッドブルだが、バーレーン合同テスト2日目はベッテルが59ラップを周回、やっとまともなテストが行えた。

しかし新しいパワートレーンに関連するとみられるオーバーヒート症状があり、前日はこれが原因とみられるブレーキの不調からベッテルがスピン、赤旗中断の原因を作るなどしていた。

この日もマシンがピットに戻るのに合わせ、クルーが消火器を構えている異常さ。
まだトラブルの懸念は払拭されていないようだ。

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最速マグヌッセン(マクラーレン)、「ほんとうに楽しい」

Kevin Magnussen (C)McLaren Group
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バーレーン合同テスト2日目、前日最速だったヒュルケンバーグ(フォース・インディア)のタイムを2秒近くも短縮してこの日のトップに立ったマクラーレン・チームの新人ケビン・マグヌッセンは、「ほんとうに楽しい」と笑顔をみせた。

「今でもこうしてF1マシンを操っている自分が夢のよう。
もちろんトラブルもあるけれど、チームは僕の言うことをよく聞いてくれるし、全力でサポートしてくれる。
まだマシンは改良中だけど、マシンは去年のよりももっとドライバーに比重が掛かっている感じがするな。
いろいろ僕も勉強中だけれど、毎日がほんとうに楽しいんだ。
開幕のメルボルンまでにもっともっと働かなくては、ね」

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小林可夢偉(ケータハム)、「前途多難だがチームは前向き」

小林 可夢偉 (C)Caterham F1 Team
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20日(木)のバーレーン合同テスト2日目に登場、トータル66ラップを周回して全体の6番手タイムを記録したケータハムF1の小林可夢偉は、「前途は多難だけれど、チームは前向き」と意欲をみせた。

「やっぱりこうしてF1マシンに戻れたのはうれしいね。
午前のセッションではテレメトリー・システムの問題で何度か中断を余儀なくされたけれど、それでも一日で66周できたので作業は進捗したと思う。
もちろん今の時期にタイムを比較するのは時期尚早。
それでもマシンのパフォーマンスを知るためにはタイムも重要なんだ。
チームはみんな前向きだよ」

相変わらずトラブルが多いルノー陣営において、ケータハムの66周走破というのは最もましな数字。
この日他のルノー・エンジン搭載チームではレッドブルが59周、トロ・ロッソが58周、ロータスは18周だけだった。

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シャルル・ピック、ロータスの第3ドライバーに

Charles Pic (C)Renault Sport
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ロータス・チームが同チームの今季第3ドライバーとして前ケータハムF1のシャルル・ピック(24歳:フランス)を起用することがわかった。

2012年にマルシアF1チームのレースドライバーとしてF1デビューを果たしたピックは、2013年はケータハムF1に移籍して戦ったが、しかしこれまでの最高位は2012年ブラジルGPの12位というもので、まだノーポイント。
以前ルノー・チームのジュニア育成チームに所属したことがあり、その流れを汲むロータス・チームからの起用はある意味古巣に戻ったと言えそうだ。

なお先にルノー・スポールとの大幅関係強化を発表したロータス・チームでは、さらにニコラ・プロスト(32歳:スイス)らを開発ドライバーに起用する方針と伝えられている。

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バーレーン合同テスト2日目タイム(2/20)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 K.マグヌッセン DEN McLaren Mercedes 1'34.910 46
2 N.ヒュルケンバーグ GER Force India Mercedes 1'36.445 59
3 F.アロンソ ESP Ferrari 1'36.516 97
4 N.ロズベルグ GER Mercedes 1'36.965 85
5 V.ボタス FIN Williams Mercedes 1'37.328 116
6 小林 可夢偉 JPN Caterham Renault 1'39.855 66
7 S.ベッテル GER RedBull Renault 1'40.340 59
8 J.ベルニュ FRA Toro Rosso Renault 1'40.609 58
9 E.グティエレス MEX Sauber Ferrari 1'40.717 55
10 R.グロージャン FRA Lotus Renault 1'41.670 18
11 M.チルトン GBR Marussia Ferrari 1'42.511 17


   * 2009 Test-Time 1'32.102 K.ライコネン/Ferrari (2/17)
   * 2014 Test-Time 1'36.880 N.ヒュルケンバーグ/F-India (2/19)
    (訳注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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2014/02/20

シューマッハの重傷事故にヘルメットカメラ原因説

Helmet Canera Image
フランスでスキー事故に遭い、依然としてグルノーブルの大学病院に入院中のミハエル・シューマッハ氏について、「ヘルメットカメラ原因説」が浮上して話題を呼んでいる。

それによれば当時シューマッハ氏のヘルメットには『GoPro』というカメラが搭載されていたが、事故時これがハンマーのような役目をしてヘルメットに過大な衝撃を与えたのでは、と推測されているもの。
装着していたヘルメットは複数に割れていたということだ。

当初、事故の状況を物語る有力な証拠として尊重されたヘルメットカメラだったが、ここに来て一転悪者扱いになった様相。
ただ、捜査当局はこうした報道について「憶測に過ぎない」としている。

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ケータハム『CT05』、「進歩」して小林可夢偉へ

Robin Frijns (C)Caterham F1 Team
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ルノー・エンジン搭載チームがいずれも相変わらずのトラブル続きで周回数を伸ばせない中、際だったのは小林可夢偉が今年所属するケータハムF1だった。
ルノー系列ではレッドブルが14周、ルノーは8周、トロ・ロッソも5周に留まる中、『CT05』を駆ったケータハムのテストドライバーであるロビン・フラインスは陣営で最多となる68ラップを周回して唯一気を吐いた。

「ヘレスの時と比べ、僕たちが大きく進歩したのは間違いないこと。
タイムについて語るのはまだ早いけれど、この時期これだけ多くの周回を重ねられたのは意味が大きいよ。
これでシーズン前に僕が走るのは最後になるけれど、今日は十分手応えの感じられるテストだったね」と、オランダの若者。

確実に進歩を遂げた『CT05』は、明日エース小林可夢偉の手に委ねられる。

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依然トラブル続きのベッテル(レッドブル)、「満足の筈がない」

Sebastian Vettel/Bahrain (C)Redbull Racing
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事前の予定を変更して初日からバーレーン合同テストに臨んだレッドブル・レーシングのベッテルだったが、マシンは相変わらずのトラブル続き。
ベストタイムこそ全体の5番手に位置したが、周回はわずか14周に留まった。

「いくらまだテストとはいえ、こんなポジションに満足できる筈がない。
われわれの目の前にはまだまだ遠い道のりがあるということだよ。
問題点を一気にすべて解決するのはタイヘンだけれど、それぞれの状況は理解できていると思っている。
とにかく僕たちドライバーは明日もまた頑張るだけ、それだけさ」と、王者ベッテル。

今日起きたトラブルについて同チームのアンディ・デイムラム/レース・エンジニアリング・コーディネーターは、「思わぬトラブルでテストの予定が狂ってしまった。
ただ、今日起きた問題点はヘレスで起きたのとは別物。
問題というのは一つ解決するとまた別の事柄が出て来るものなんだ」と、釈明している。

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ロータス『E22』正式デビューもトラブル続き

Lotus Renault 『E22』 (C)Lotus F1 Team
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ライバルより一足遅れ、シーズン前2度目となる今回のバーレーン合同テストが正式デビューとなったロータス・チームの新型車『E22』だったが、非対称の「2本牙ノーズ」は注目を集めたものの走行はトラブル続きでわずか8周だけ、ベストタイムも有効計測となった9チーム中、最下位に留まった。

ステアリングを握ったグロージャンは、「今日はわずかの周回しかできなかったし、トラブルで熟成の作業もほとんど進んでいないけれど、とりあえず公式にデビューできたことは良かったよ。
問題点は今のうちにすべて洗い出して、万全の体制で開幕戦に臨みたい」と、語っている。

テストの責任者であるアラン・ペルマーネ/トラックサイド・オペレーションディレクターによれば、トラブルは「新しいパワートレーンのエネルギー貯蔵ユニット部分に問題が起きた」ということで、ルノーの主張とは裏腹にシステムのトラブルが依然として解消されていないことを裏付けた。

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バーレーン合同テスト1日目タイム(2/19)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 N.ヒュルケンバーグ GER Force India Mercedes 1'36.880 78
2 F.アロンソ ESP Ferrari 1'37.879 64
3 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'37.908 74
4 K.マグヌッセン DEN McLaren Mercedes 1'38.295 81
5 S.ベッテル GER RedBull Renault 1'40.224 14
6 A.スーティル GER Sauber Ferrari 1'40.443 82
7 R.フラインス HOL Caterham Renault 1'42.534 68
8 D.クビアト RUS Toro Rosso Renault 1'44.346 5
9 R.グロージャン FRA Lotus Renault 1'44.832 8
-- F.マッサ BRA Williams Mercedes -------- 5
-- J .ビアンキ FRA Marussia Ferrari -------- 3


   * 2009 Test-Time 1'32.102 K.ライコネン/Ferrari (2/17)
    (訳注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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2014/02/19

より暖かいコンディションのバーレーンで活発なタイヤテストが期待される (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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プレビュー - 2014年Formula One公式テスト バーレーン(2月19-22日)
2014年2月18日、ミラノ

今週の水曜日から土曜日にかけて、今年2回目となる4日間の公式テストがバーレーンで行われます。最終テストとなる3回目のプレシーズンテストも、今月末にバーレーンで行われる予定です。気温20℃以上の温暖なコンディションは、低温と雨に見舞われたヘレスでの今年1回目のテストとは対照的です。

バーレーンテストには全チームが参加する予定で、各チームは、大きく変化した新型マシン(1.6リッターターボエンジンと先進的なエネルギー回生システム)と今シーズン新しいコンパウンドとタイヤ構造が導入された最新世代のピレリタイヤとの相互作用を引き続き最適化します。

トラックには、タイヤ動作の大半の局面に高い縦方向の負荷を課す多彩なスピードとコーナーが存在するため、理想的なテスト開催地となっています。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「ヘレスでの今年1回目のテストは、各チームが一新されたテクニカル・レギュレーションに初めて触れることに終始したため、期待された走行は限定的なものとなり、タイヤの評価は優先事項とはなりませんでした。さらに、南スペインとはいえ、ヨーロッパの冬のコンディションは、我々がシーズン中に遭遇するコンディションとはかけ離れたものでした。バーレーンでは、より良好な気候と多くの走行が期待されます。したがって、我々と各チームは、タイヤに関してより多くのデータと知識を吸収することができるでしょう」

ピレリジャパン・プレスリリース

続きを読む "より暖かいコンディションのバーレーンで活発なタイヤテストが期待される (ピレリ)"

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ピレリ、ブランケットなし仕様のタイヤもテストへ

Pirelli Tyre (C)Sauber Motorsport
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今週行われるバーレーン合同テストに、ピレリタイヤはブランケットなし仕様のプロトタイプタイヤを持ち込んでテストすることがわかった。

これは2015年からブランケット等のタイヤ温熱装置が禁止されることを受け、ピレリが新たに開発しているもの。
まだ実戦への導入まで時間はあるが、シーズン中に十分なテスト機会がないため、早くもテストを開始する意向とみられる。

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ウィリアムズ『FW36』、マルティーニカラーで登場か

Martini Brabham
このところ相次いでスポンサー契約を発表するなど意気上がるウィリアムズ・チームだが、今日19日(水)から行われるバーレーン合同テストでは、いよいよ大本命のタイトル・スポンサーをお披露目するのではないか、と報じられている。

名前が上がっているのはモータースポーツでは各分野でお馴染みイタリアのアルコール・ブランド『マルティーニ』で、F1ではかつてブラバム、またフェラーリ・チームのスポンサーを務めたこともある。

もし今回ウィリアムズのタイトル・スポンサーとなれば、『FW36』のカラーリングは一気にコーポレットカラーである白地に青/赤のストライプという明るいものになる可能性が高い。

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バーレーン合同テスト走行予定リスト

Bahrain Circuit (C)Mercedes Motorsports
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今日2月19日(水)から22日(土)まで中東バーレーン・サーキットを舞台に、シーズン前2度目のテストが行われる。
各チームによる参加ドライバーのリストは以下の通り。

【バーレーン合同テスト走行予定リスト】

Team 19日(水) 20日(木) 21日(金) 22日(土)
レッドブル ベッテル ベッテル リカルド リカルド
メルセデス ハミルトン ロズベルグ ハミルトン ロズベルグ
フェラーリ アロンソ アロンソ ライコネン ライコネン
ロータス グロージャン グロージャン マルドナド マルドナド
マクラーレン マグヌッセン マグヌッセン バトン バトン
フォース・インディア ヒュルケンバーグ ヒュルケンバーグ ペレス ペレス
ザウバー T.B.A T.B.A T.B.A T.B.A
トロ・ロッソ クビアト クビアト ベルニュ ベルニュ
ウィリアムズ T.B.A T.B.A T.B.A T.B.A
マルシア ビアンキ チルトン チルトン ビアンキ
ケータハム フラインス 小林可夢偉 エリクソン 小林可夢偉

   T.B.A.は未定

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ウィリアムズ、『ペトロブラス』との契約再び

Petrobras (C)Williams F1
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18日(火)、ウィリアムズ・チームはブラジルの国営石油企業である『ペトロブラス』とパートナーシップ契約を結んだことを正式発表した。
これにより同社のロゴが『FW36』のサイド部分やスタッフのウェア等に掲出される。
契約は複数年だが正式には2015年から、金額等は明らかにされていない。

ウィリアムズとペトロブラスとの関係は古く、過去1998年から10年以上に渡ってパートナーを組んでいた経緯がある。
今回の契約再開は、ブラジルで人気を持つフェリッペ・マッサの加入と無関係ではないだろう。

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2014/02/18

フェラーリの新型パワーユニット、冷却にも秘策

Ferrari 『F14 T』 (C)Ferrari S.p.A
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今シーズンから投入されるフェラーリ・チームの新型ターボ・エンジンでは、新しいレギュレーションに対応して燃費が大幅に改善されていることが報じられているが、さらに冷却面でも大きな進歩を遂げているとみられている。

というのも今年から決勝レースで使用できる燃料は100kgに制限されるため燃費が重要になっているが、エンジンがターボになったこと、さらに新たなERS(エネルギー回生システム)が導入されることで冷却も重要な要素となっているからだ。

これについてフェラーリでは、燃料をカットして燃費を向上させるだけでなく点火も止めてエンジン自体の温度を低下させているということで、これを裏付けるように他チームよりもサイドポッド(冷却風の採り入れ口)も小さくなっているように感じられる。
サイドポッドが小さくなれば、当然空力面でも優位性を増すことになる。

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『曙ブレーキ』、マクラーレンとの契約強化延長

曙ブレーキ/マクラーレン (C)McLaren Group
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日本の『曙ブレーキ工業』は、F1マクラーレン・チームとのテクニカル・パートナーシップ契約をさらに強化、延長したことを発表した。

同チームでは2007年シーズンより曙ブレーキの製品を採用していて、これまで優勝34回、ポールポジション30回を記録してきている。
またF1以外にマクラーレンのGTカーにも同社のブレーキが採用されている。

なお今回、名称が単なるパートナーシップ契約ではなくテクノロジー・パートナーシップと変わっていて、さらに両者の関係が深められたことを窺わせている。

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マクラーレンvsフェラーリ、ソチ冬季五輪でも

GB Team Bobsleigh
マクラーレン&フェラーリという、F1で覇権を競う名門の両チームが、いま行われているロシアのソチ冬季オリンピックでも鎬を削っている。

マクラーレンはイギリスの、またフェラーリはイタリア代表チームのそれぞれボブスレーのマシン製作に関わっているからだ。
ボブスレー競技は「氷上のF1」の異名を取る冬季五輪花形の高速スポーツ。

ちなみに日本では東京の中小企業らが日本チームのマシンの製作に協力、「下町のボブスレー」として話題を呼んだが、残念ながら今回の採用は見送られている。

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シューマッハ・スキー事故、責任問われる者はなし

Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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昨年12月29日に起きたミハエル・シューマッハ氏のスキー事故について調査を続けてきたフランスの捜査当局は、すべての調査が完了したことを明らかにした。

当局の調査委員は、「メリベル・スキーリゾートの境界線の管理も基準に沿っていて問題はなく、またこの件で罪に問われる者はいない」との結論を発表している。

シューマッハ氏のその後の容態については、肺炎を併発したとか、意識回復に向け新しいステージに入った等さまざまな憶測が流れているが、同氏のパーソナル・マネージャーはそれらすべてを事実でないと否定している。

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2014/02/17

ベッテルに朗報? 今シーズンは『ドーナツターン』OK

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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インディカー・レース等ではお馴染みの優勝者によるウィニングラン後のドーナツターンだが、今シーズンはF1でもこれが認められることになった。

F1のレギュレーションでは「ドライバーはレース後直ちにパルク・フェルメに直接向かう」と定められているが、これを一部改訂し、レース優勝者に限り「ドーナツターンをしたり旗を持つこと、またコース上で停止したりすることを認める」というもの。

もちろん安全面やスケジュール進行を遅れさせないことなどへの配慮は必要だが、
昨季ベッテルの代わりにチームが支払った多額の罰金(2万5千ユーロ:当時約338万円)は今年は免れることになりそうだ。
もちろんそれ以前に優勝することが前提だが。

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南アフリカの地にF1サウンド再び轟く

Demo Run/S-Africa (C)Ferrari S.p.A
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かつてアフリカで唯一F1グランプリが行われていた南アフリカ共和国に、再びF1サウンドが轟いた。
これはフェラーリ・チームが主要スポンサーの一つであるシエルのプロモーション活動の一環としてデモンストレーションランを行ったもの。

場所は首都ヨハネスブルグの特設コースで、同チームのテストドライバーであるマルク・ジェネの手により『F60』が爆走した。
15周に渡るデモンストレーションランは詰め掛けた約2万8千人という大観衆の度肝を抜いたようだ。

最後の南アフリカGPが行われたのは1993年のキャラミになる。

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デイモン・ヒル氏は『最終戦ポイント2倍案』に賛意

Damon Hill (C)Williams F1
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今季FIA(国際自動車連盟)が示したF1最終戦のみポイントを2倍にする方針については関係者の間でも賛否が分かれているが、デイモン・ヒル氏(53歳:イギリス)はこれに同意する姿勢をみせている。

「多くの人が疑問を投げ掛けているけれど、僕はいいと思うな。
確かにブンデスリーガ(サッカー・リーグ)で最後の試合だけゴールが2点になるといったら、それは混乱するだろう。
でも例えばウィンブルドン(テニス)だったらどうかな。
最終試合となる決勝戦は、それまでの他の試合よりも重要なもので、ここでのポイントが第1戦よりも価値があるのは当然なんだ。
翻ってF1世界選手権を考えてみれば、最終的にはその年のチャンピオンシップを争うというものなのだから、タイトルが決まるシリーズの最後がエキサイティングになるというのは歓迎すべきことなんだよ」と、1996年の元チャンピオンは英『スカイ・スポーツ』に語っている。

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「新シーズンはドライバーにも技量要求」と、ベッテル

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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目下4年連続のチャンピオンとF1に君臨するセバスチャン・ベッテル(レッドブル)だが、レギュレーションが大幅変更となる2014年シーズンは「ドライバーにとってまた新たな技量が要求される」との見方を示している。

「今年はすべてのマシンがこれまでとは全く異なる新しいものになるし、当然コクピットでの仕事も変わってくる。
ドライバーに要求される技量もこれまでとは異なるものになる筈なんだ。
もしも去年と同じようなレースをしていたら、チェッカーフラッグを見ることさえ叶わないかも知れないよ。
すべてのドライバーがこの状況を理解して対応しなければ……」

これまで最強マシンとされたレッドブル・レーシングも、今年ここまでは大苦戦を強いられている。

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ルノー・エンジン、シーズン中の仕様変更申請も

Renault Factory (C)Renault F1 UK
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現在のF1レギュレーションでは、シーズン当初に申請するとそのシーズンは基本的に仕様の変更ができないが、例外として信頼性や安全性に問題があった場合等にFIA(国際自動車連盟)に申請しておけば許されることになっている。

先の最初のテストで問題続きだったルノー・エンジンは、すでに問題は解決との立場を強調するが、その一方で仕様変更を申請する可能性について否定しなかった。
ただその場合、当然のことながら仕様変更できるほうが有利になると考えられ、これに「対抗」してメルセデスやフェラーリ陣営でも同様に申請するのでは、との見方も浮上している。

今シーズンのF1はエンジンがこれまでの2.4リッターV型8気筒から1.6リッターV型6気筒ターボへと変更になるだけでなく、燃料規制等もありパワートレーン全体に大変更が強いられている。

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2014/02/16

2013年のケータハム、マルシアよりも潤った

Caterham Renault 『CT04』 (C)Caterham F1 Team
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F1チームに支払われる賞金について、その詳細は昔から明確にされていないが、レース結果による直接の賞金の他、通常は前年のコンストラクターズ・ランキングに応じその10位までに巨額の金額が分配されるものと理解されている。

これでいくと昨季ランキング最下位の11位に留まったケータハムに比べ、10位に入ったマルシアのほうが多額の分配金を得た筈だが、しかし実際には逆転していたのだという。
というのも、これとは別に過去のチーム実績により支払われる部分があり、これではケータハムのほうがマルシアを上回っているためだ。

これはケータハムF1のトム・ウェブ/コミュニケーション責任者が明かしたもので、昨季同チームは10位以下だったにもかかわらずこのシステムにより約36億円もの金額を手にしていて、これはマルシアF1が得た10位の分配金より数倍高額になるという。

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王者ベッテル(レッドブル)、バーレーン合同テスト欠場

Sebastian Vettel/『RB10』 (C)Redbull Racing
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来週行われるバーレーン合同テストにセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が参加しない方向であることがわかった。
これについて同選手のパーソナル・スポークスウーマンは、「ベッテルが現在休暇中であるため」と、釈明している。

しかし2014年シーズン、自身5度目となる王座を狙うベッテルがこの重要なシーズン前のテスト時期に休暇とは考えにくく、周囲では前回のヘレス合同テストであまりにルノーのパワーユニットを搭載する『RB10』に問題が続いたため、初期トラブル解消を他のドライバーに委ねたものと理解されているようだ。

また本人が「今は楽しくない」と語ったことも伝えられている。

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レッドブル首脳、エンジン・サプライヤー変更否定せず

Helmut Marko (C)RedBull Racing
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ここまで4年連続のチャンピオンと、非ワークスチームでありながらF1の盟主になった感のあるレッドブル・レーシングだが、レギュレーションが大きく変更された2014年シーズン前最初となったヘレス合同テストではエンジン関連を始めとする多くのトラブルに泣かされ、ほとんど周回を重ねることができない始末だった。

こうしたことからかつて自身でF1チームを率いた経験を持つジャンカルロ・ミナルディ氏が「エンジン・サプライヤー変更の可能性」を示唆した。
一方これについてレッドブル・グループでアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士はこれを完全に否定せず、注目を集めている。

これはドイツの『スポルト・ビルト』誌の取材に語ったもので、その中でこのオーストリアのベテランは、「前提として言っておかなければならないのは、われわれとルノーとの間には長期に渡る堅固な契約があるということ。
ただ、その前提としてチャンピオンシップを戦うだけのパフォーマンスがあるというのは当然だ。
従って変更の可能性がないとは言わないが、われわれは現実の問題を解消するために一丸となって働いているということだ」と、語っている。

もちろんパワーユニットを供給するルノー・スポールはパフォーマンスの改善を確約している。

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F1チームの集まりである『FOTA』、存続の危機

FOTA (C) Formula One Teams Association
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F1チームの集まりであるFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)が、存続の危機を迎えていると伝えられた。

これはイギリスの『テレグラフ』紙が報じたもの。
F1チームの総意をまとるめるためとして2008年に発足したFOTAだが、現在全11チーム中の7チームしか加入していないことからチーム全体としての意思決定に支障がある上、会長を務めていたマーティン・ウィットマーシュ(マクラーレン代表)がチーム離脱によりこちらの継続にも赤信号、加えて財政的な問題も浮上しているのだという。

現在FOTAに加入しているのはメルセデス、ロータス、マクラーレン、フォース・インディア、ウィリアムズ、マルシア、そしてケータハムの7チーム。
一方、レッドブルやフェラーリ、ザウバー、そしてトロ・ロッソの4チームは未加入となっている。
とりわけレッドブル&フェラーリという有力チームに背を向けられているため発言力を欠いている上、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏との折り合いが悪いことも活動にはマイナスとなっているという。

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2014/02/15

「パニックなどになってない」と、ルノー・スポール

Remi Taffin (C)Renault F1 UK
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シーズン前最初のテストとなったヘレス合同テストでトラブル続きだったルノー・エンジンは、その後行われたロータス・チームのシェイクダウンで順調だったことを強調しているが、非公開だったためメディアの中にはまだ疑っている向きも少なくない。

こうした指摘に対し、ルノー・スポールのレミ・タフィン/エンジニアリング責任者は問題のないことをあらためて英『BBC』に強調している。
「確かにスタートで他陣営に後れを取ってしまったことは残念に思っている。
しかし決してパニックなどにはなってないよ。
初期トラブルはすでに解消し、すべてのコンポーネンツは正常に機能しているので再発することはない。だいたい問題というのは、内部からよりも外部からのほうがおおごとに見えるものさ」

その言葉通りであれば、19日(水)からのバーレーン合同テストで証明される筈だ。。

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オリビエ・ケネル氏、ロータス・チーム代表就任に逡巡

Olivier Quesnel (C)Citroen Sport
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エリック・ブイユ代表の突然の辞任という衝撃を受けたロータス・チームだが、その有力な後任候補と伝えられるオリビエ・ケネル/前シトロエンWRC(世界ラリー選手権)チーム・ディレクターはこのハードなポジションに就くことに逡巡しているようだ。

同氏は64歳という自身の年令について心配しているようだが、もしチーム代表に就かない場合、レーシング・ディレクターのような一つ下のポジションになる可能性もあるとみられる。

なお現在同チームではチームの母体であるジェニイ・キャピタルのジェラール・ロペス/CEO(最高経営責任者)が暫定で指揮を執っている。

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バーレーン合同テスト、2チームがドライバーを明らかに

Jean-Eric.Vergne (C)Scuderia Toro Rosso
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来週の19日(水)からはシーズン前2度目となるバーレーン合同テストが始められるが、早くも2チームがそのドライバー予定を明らかにした。

発表したのはフォース・インディアとトロ・ロッソの2チーム。
フォース・インディアは4日間のうち最初の2日間をニコ・ヒュルケンバーグが担当、また後半の2日間はセルジオ・ペレスが担当。
一方、今季から兄貴分のレッドブル・レーシング同様ルノー・エンジンを搭載するトロ・ロッソは1日目と3日目をダニール・クビアトが、2日目と4日目をジャン・エリック・ベルニュが走らせるという。

初回のヘレスを終え、いよいよ本格的になるバーレーン合同テストにはヘレスを欠場したロータスを含め全11チームが参加する予定だ。

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ザウバー、女性ドライバーをアフィリエイト・ドライバーに

Simona De Silvestro (C)Sauber Motorsport AG
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ザウバー・チームは2015年のF1デビューを念頭に、スイス期待の女性ドライバーであるシモーナ・デ・シルベストロ選手を「アフィリエイト・ドライバー」として起用することを明らかにした。

シルベストロは昨季インディカー・シリーズに参戦、ロードコースとしては女性史上初となる2位表彰台をヒューストンで獲得した。
今季はF1ドライバーとしてのトレーニングに専念するという。

同チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOは「シルベストロはとても才能のあるドライバーです。
私たちは彼女をアフィリエイト・ドライバーとして招き、2015年にはレースドライバーとして起用できることを期待しています」と語っている。

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2014/02/14

シューマッハの容態について家族が公式声明

L.Montezemolo & M.Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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その容態について様々な憶測が飛び交う中、ミハエル・シューマッハ氏の家族が同氏のパーソナル・マネージャーであるサビーネ・ケームさんを通じて公式声明を発表した。

「私たちミハエルの家族は世界から寄せられる厚情について深く感謝の意を表したいと思います。
これらの願いは必ずやまだ目覚めぬミハエルの助けになることでしょう。
またこれまで私たちのプライバシーへの配慮にご理解をいただいていることにお礼申し上げます。
現在彼は医師団の懸命な療養により戦い続けています。
私たちは彼の回復を信じ、引き続き医師団に全幅の信頼を置いています。
進展がみられた場合にはお知らせしますが、回復までにはまだ長い時間が掛かることが予想され、いまその詳細な医療内容について開示することは考えていません。
重要なことは回復のスピードではありません。
どうか暖かい目で見守ってください」

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ウィリアムズの冠スポンサーに『マルティーニ』の噂

Martini/Ferrari (C)Ferrari S.p.A
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かつてモータースポーツ界でビッグ・ブランドだったマルティーニが再びF1フィールドへの復帰を検討しているとされ、その候補には多くのビッグ・チームの名前も挙げられているが、ここに来てウィリアムズ・チームのタイトル・スポンサーになるとの見方が有力と伝えられている。

多くのモータースポーツで貢献したイタリアの大手飲料メーカー『マルティーニ』は、F1ではかつて2006年からフェラーリ・チームのスポンサーを務めた。
ただ、当時はノーズの一部とロゴも控え目。
一方、今回ウィリアムズ・チームとの契約がまとまれば、マシンのカラーリングをも左右するメインスポンサーになるとみられている。

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ロシアGP、「着々と準備進捗」を主張

Sochi Circuit Image (C)Sochi Circuit
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ソチ冬季五輪が華やかに行われている一方で、同様にその準備の遅れが指摘されていたロシアGPの開催地ソチ・サーキットだが、主催者は10月の初開催に向け着々と準備が進捗していることを強調している。

ロシアGPの主催者である『オメガ』のオレグ・ザバラ/最高責任者代理によればすでにコースの9割は完成しているということで、施設の一部はオリンピック会場と重なるもののオリンピック開催中も順調に工事は行われていると英『ロイター』の取材に答えている。

ソチ冬季五輪同様、プーチン大統領の威信を賭けて開催が決まったロシアGPは10月12日(日)、日本GPの翌週に決勝レースが行われる。

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マクラーレンの『ブロッカー』、他チームにも拡散か

McLaren『MP4-29』(C)McLaren Group
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2014年シーズン前最初のテストで注目を集めた一つが、マクラーレン・チームの新型車『MP4-29』のリヤサスペンション・アームに装着された『ブロッカー』と呼ばれる付加物だった。
これには低速でのダウンフォース増加、また高速ではドラッグの低減に役立つという空力効果があると解釈されている。

この効果について各チームのデザイナーがいずれも高い関心をみせていて、来週行われるバーレーン合同テストでは複数のチームで同様のシステムがトライされるのではとみられている。

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FIA、渦中の不評ノーズ改訂は2015年に先送りへ

Caterham 『CT05』 (C)Caterham F1 Team
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FIA(国際自動車連盟)は、早くも様々な論議を呼んでいる2014年新型車のノーズ問題について、今シーズンはこのままでいき、改訂は2015年シーズンに先送りする方針をまとめたようだ。

これについてFIAで技術部門責任者を務めるチャーリー・ホワイティング/レースディレクターは不評を認めながらも、「いずれのマシンもレギュレーションに合致しているし、今から変更すればクラッシュテスト等で混乱を招きかねない」として、変更するのは早くても2015年シーズンになるとの見通しを示している。

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2014/02/13

ウィリアムズ・チームに新スポンサー『ジェンワース』

Genworth logo (C)Williams F1
12日(水)、ウィリアムズ・チームは新たに主要スポンサーとしてアメリカの大手保険・金融サービス会社である『ジェンワース』と契約したことを発表した。

契約は複数年、金額等は明らかにされていない。
これにより同社のロゴがウィリアムズ・チームのマシン『FW36』のリヤウィング翼端板、そしてドライバーを始めとするスタッフ・ウェアにも掲出されることになる。

アメリカに本拠を置く長期介護保険販売最大手のジェンワース・ファイナンシャルは世界25か国以上でさまざまな事業を展開しているが、F1という舞台を通じさらに世界的知名度を得たい考えとみられる。

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ミハエル・シューマッハ、肺炎を併発か

Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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スキー事故による負傷から、フランス・グルノーブルの大学病院で治療を受けているミハエル・シューマッハ氏だが、現在続けられている昏睡状態から覚醒プログラムの過程で肺炎を併発したとの報道が流れ心配されている。

これはシューマッハ氏の母国ドイツの『ビルト』紙が報じたもので、担当医師の話として今後7日から10日間は肺炎治療のための措置が講じられる見通しだが、決して良い方向への兆候ではないという。

なおこうした報道について同氏のパーソナル・マネージャーであるサビーネ・ケームさんは「憶測に対しての対応はしません」とコメントを避けている。

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F1予選改革案が具体化、バーレーンで議題に

Pastor Maldonado/PP (C)Williams F1
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かねて関係者の間で進められてきた公式予選・改革案が具体化、FIA(国際自動車連盟)から各チームに提案され検討が行われることになった。

それによれば新たな改革案は、戦略から予選Q3をあえて走らなかったり、タイヤの選択が恣意的に行われたりするのを防ぎ、最終予選がよりエキサイティングになることを狙ったもの。

イタリアの専門誌『アウトスプリント』が伝えるところによれば、予選用に限ってQ2ドライバーもQ3ドライバーも使用できるタイヤを1セット追加することや、これまでのようにトップ10のドライバーは決勝レースのスタートに使うタイヤをQ3で最後に装着したものに限定せず、それぞれQ2でベストタイムを出した時のタイヤでスタートすること。
また20分間だったQ1を18分に短縮する一方で、10分間のQ3は12分間に拡大すること等も提案されるということだ。

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FIA、今月末にも2015年新規参戦チーム絞り込み

Image (C)Renault F1
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FIA(国際自動車連盟)は、最大12チームまでとしているF1参戦チームについてその最後の枠についての新規参戦チーム応募を受け付けたが、これらの中から現在2チームに絞って詳細な評価を行っていて、早ければ今月中にも結論が出される見通しという。

新規参戦に応募したのは少なくとも3チームとみられているが、イタリアの専門誌『アウトスプリント』によれば、選考に残っているのは米NASCARで経験のある米カリフォルニア州のジーン・ハース氏率いる「ハース・レーシング」、そしてミッドランドF1からスパイカーF1、フォース・インディアなどF1チーム代表の実績を持つ「コリン・コレス」氏の二者であるとのことだ。

F1は2012年にHRTが撤退して以来、全11チームにより戦われている。

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2014/02/12

ジェラール・ロペス代表(ロータス)、財政難の噂を否定

Gerard Lopez (C)Lotus F1 Team
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エリック・ブイユ代表離脱の後、ロータス・チーム代表を兼ねるジェラール・ロペス氏(ジェニイ・キャピタル/CEO)は、シーズン前最初のテストを欠場したことで再び財政難が指摘されていることについて、次のように反論した。

「テスト欠場について様々なことが噂されているが、正当なものではない。
あれは純粋に技術的な問題から見送っただけだ。
われわれがいま財政的な問題を抱えているとも言われるが、これも間違いだ。
それだったらどうしてその後ヘレスでテスト(プライベートのシェイクダウン)ができているんだ。
単独テストには合同テスト以上に費用が掛かっているんだからね。
ご心配はありがたいが、われわれは他のどのチームよりもシーズンに向け準備が進んでいるよ」

とはいえ、今回の単独テストの費用は他チームの出席を条件にエンジン・サプライヤーであるルノーが負担したとの報道もくすぶっている。

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ウェバー(前レッドブル)、「ベッテルよりアロンソが上」

Redbull Duo (C)RedBull Racing
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昨年までレッドブル・レーシングに在籍、王者ベッテルのチームメイトだったマーク・ウェバーだが、その力量については辛口の評価を与えている。

これは『モータースポーツ』誌のインタビューで語ったもので、その中でこのオーストラリア人は、「確かにベッテルは多くのレースで勝っているけれど、ドライバー自身の能力としては僕は今でもアロンソのほうが上だと思っているよ。
そして今年は新しいライバルがチームに入った。
リカルドのことは昔から知っているけれど、彼は一発も速いし、様々な場面でベッテルを手こずらせると思うな」と、指摘している。

結局優勝5回でF1シーンから卒業したウェバー、今シーズンはポルシェ・チームからWEC(世界耐久選手権)への参戦が決まっている。

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2014年F1スタート時刻(2/11)

11日(火)、FIA(国際自動車連盟)が明らかにした2014年シーズンのF1各グランプリのスタート時刻は以下の通り。

【2014年F1スタート時刻】(2/11)

No. 日程 グランプリ 現地時間 日本時間 欧州時間
1 03月16日 オーストラリアGP 17:00 15:00 06:00
2 03月30日 マレーシアGP 16:00 17:00 08:00
3 04月06日 バーレーンGP 18:00 24:00 15:00
4 04月20日 中国GP 15:00 16:00 07:00
5 05月11日 スペインGP 14:00 21:00 12:00
6 05月25日 モナコGP 14:00 21:00 12:00
7 06月08日 カナダGP 14:00 27:00 18:00
8 06月22日 オーストリアGP 14:00 21:00 12:00
9 07月06日 イギリスGP 13:00 21:00 12:00
10 07月20日 ドイツGP 14:00 21:00 12:00
11 07月27日 ハンガリーGP 14:00 21:00 12:00
12 08月24日 ベルギーGP 14:00 21:00 12:00
13 09月07日 イタリアGP 14:00 21:00 12:00
14 09月21日 シンガポールGP 20:00 21:00 12:00
15 10月05日 日本GP 15:00 15:00 06:00
16 10月12日 ロシアGP 15:00 20:00 11:00
17 11月02日 US-GP 14:00 29:00 20:00
18 11月09日 ブラジルGP 14:00 25:00 16:00
19 11月23日 アブダビGP 17:00 22:00 13:00

   欧州時間はGMT(英国)

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2014年のバーレーンGP、さらに開始時刻遅らせる

Singapore Nightrace (C)Honda Racing
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2013年は現地時間15時にスタート、トワイライト・グランプリと言われたバーレーンGPは、開催10周年となる今年はさらに開始時刻を遅らせ、現地時間18時(日本時間:24時)からに変更、ほぼナイトレースになることがわかった。

同グランプリが開催されるバーレーン国際サーキットでは、すでに昨年から照明設備を拡充、WEC(世界耐久選手権)でもその効果を確認するなどしていたもの。

ヨーロッパ地域以外のグランプリでは、主にテレビ放映の都合からこうした開催時刻の変更が進んでいる。

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メルセデス、マクラーレンからホンダへの情報漏れを警戒

Mercedes『PU106A』Engine (C)Mercedes Motorsport
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1995年シーズンからマクラーレン・チームとの間で強力なパートナーシップを継続させてきたメルセデス・モータースポーツだが、すでに2015年からホンダ・エンジンにスイッチが決まっている同チームとの関係には神経を尖らせているようだ。

これは同陣営のトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターが明かしたもので、「現時点で言えばマクラーレンとは互いの大きな利益のために協力しているが、これまでと同じようなパートナーであるとは考えていない。
今の状況は理想的なものとは言えないね。
むしろ彼らはわれわれにとって強力なライバルであるということだ」と、語っている。

実際にメルセデスはマクラーレン・チームを通じてホンダ側に情報が漏れることを強く警戒していて、エンジンに関する繊細な作業の際にはマクラーレンのスタッフを遠ざけるなどしているということだ。

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2014/02/11

「ウィットマーシュ獲得は破談」と、ロータス・チーム

Citroen WRC Car (C)RedBull Racing
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前身のルノー時代から4年間チームを率いてきたエリック・ブイユ代表を突然解任したロータス・チームでは、マクラーレン・チームに移籍した同氏とは逆にマーティン・ウィットマーシュ(前マクラーレン代表)獲得の噂が伝えられたが、結局これは破談、断念されたことがわかった。

現在は暫定でチームの母体であるジェニイ・キャピタルのジェラール・ロペス/CEO(最高経営責任者)が指揮を執っているが、後任についてフランスの『レキップ』紙はかつてルノーやシトロエンのWRC(世界ラリー選手権)チームで指揮を執ってきたオリビエ・ケネル前ディレクターの名前が浮上していると伝えている。

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ミハエル・シューマッハ、依然「昏睡状態」から覚めず

Forza Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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とりあえず危機を脱したとみられるスキー事故のミハエル・シューマッハ氏だが、医師団が新たなステージとしてトライしている「昏睡状態からの覚醒」について、開始から2週間を経過した今もいまだ好転の手応えは得られていないようだ。

それでもシューマッハ氏の母国ドイツの『ビルト』紙によれば、事故以来病室に付き添っているコリーナ夫人が続ける呼び掛けに対し、医師団は回復のきっかけになるとして期待を寄せているという。

同紙はまた、シューマッハ氏の初タイトル獲得から長きに渡って活動を共にし、その最大の理解者とされるロス・ブラウン氏がひそかに病室を訪れて見舞ったことを伝えている。

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ロータス『E22』、「問題なくシェイクダウン完了」

Lotus Renault 『E22』 (C)Lotus F1 Team
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ヘレス・サーキットを舞台にプロモーション撮影の名目で事実上2014年新型車『E22』のシェイクダウンを敢行したロータス・チームだが、心配されたパワーユニット関連のトラブルはみられなかったと報告された。

これは同チームの広報担当者が会見して明らかにしたもので、先のヘレス合同テストでルノー・エンジン・ユーザーを悩ませたパワーユニットのトラブルは今回なく、無事制限一杯の100キロを走行、ステアリングを握ったパストール・マルドナドの感想も前向きのものだったとのことだ。

『E22』はこの後来週予定されるバーレーン・サーキットでの合同テストで本格的な試練を受けることになる。

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2014/02/10

エクレストン氏、F1チーム予算削減に「大なた」提案

Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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ここ数年、そのコスト削減が叫ばれながらもその実態に変化がみられないF1チーム予算について、バーニー・エクレストン氏が鉄槌を下す提案をして注目されている。

それによれば現在自身に関わる贈収賄罪の訴訟で係争中のこのF1総帥は、F1チームの年間支出上限である2億ドル(約205億円)を超えた場合、その証拠を提出した人物には100万ユーロ(約1億円)の報奨金を提供するとの提案をしている。
さらにそのチームに対しては、翌シーズンのレースで獲得ポイントが最も多かった3戦のポイントを無効にするということで、「これなら誰も予算オーバーなんてしなくなる」と、まさに自画自賛だ。

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王者ベッテル、「チームメイトに手を貸すつもりない」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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2007年以来在籍したマーク・ウェバーが去ったことにより、今季は傘下のトロ・ロッソからステップアップしたダニエル・リカルド(24歳:オーストラリア)とのコンビネーションで戦うことが決まっている王者セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、新しいチームメイトとの関係について言及した。

「今シーズン、F1は多くのことがらが変更になって、ドライバーもその対応に苦労することだろうね。
でもそれはドライバー自身が自分で対応しなければならないことだよ。
もちろんリカルドの加入は歓迎しているけれど、だから彼の道は彼がみつけるべき。
それは別に僕が意地悪をしている訳ではなく、彼には彼のスタイルというものがあるからさ。
彼はウェバーほど経験は重ねていないけれど、こうしてレッドブル・レーシングに起用されたんだからそのポテンシャルは高い筈。
僕にとって有力なライバルになることだろう」

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「逆効果」だった? コバライネンのロータス出走

Heikki Kovalainen (C)Lotus F1 Team
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昨季ケータハムF1のリザーブ&テストドライバーだったベテランのヘイキ・コバライネン(32歳:フィンランド)は、キミ・ライコネンの代役として終盤の2戦、ロータス・チームから出走を果たしたが、実はこれが2014年のレースシート獲得にはマイナスになったということだ。

これはケータハムF1のトニー・フェルナンデス代表が英『オートスポーツ』に明かしたもので、注目を集めたこの2レースでいずれもノーポイントに終わったため、かえってコバライネンは評価を下げてしまったのだという。

最終的に同チームは今季のレースドライバーとして小林可夢偉(27歳)とマーカス・エリクソン(23歳:スウェーデン)の起用を決断した。

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2014/02/09

フェラーリ新パワーユニット、燃費で優位との見方も

Ferrari 『F14 T』 (C)Ferrari S.p.A
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F1レギュレーションが大きく変更となった2014年シーズンのF1は、ルノー、フェラーリ、そしてメルセデス3社のエンジンで戦われるが、そうした中すでにフェラーリによるパワーユニットが燃費の面で優位に立っているとの見方が伝えられた。

これはドイツの専門誌『スピード・ウィーク』が報じたもので、それによれば先に行われたヘレス合同テストの際、フェラーリ・エンジン搭載車は他の2社のものと比べ減速時の排気音が異なっていたというもの。
同誌によれば、これはスロットルをオフにした際の燃料供給ストップについて独自のシステムが使われているためで、これがエンジン音にも表れているのだという。

2014年のF1はレース中に使用できる燃料の総量が100kgまでに制限されていて、燃費の改善は戦闘力に大きく影響することが予想されている。

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伊沢拓也(ホンダ)、「大きな責任あるチャレンジ」

伊沢 拓也 (C)Honda Racing
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今シーズン、F1登竜門とされるGP2シリーズに『ARTグランプリ』からの参戦が決まった伊沢拓也(29歳)が、ホンダの2014年モータースポーツ活動計画発表会でF1参戦への意欲をみせた。

「今年は僕自身にとっても、またホンダにとっても大きな挑戦の年になると思う。
僕はその使命を受け止め、これまで日本で学んだことを活かし、ライバルと戦ってこのプロジェクトを成功に導きたい」

言うまでもなく今回のGP2参戦は2015年からF1でパートナーを組むホンダとマクラーレンの連携によるもの。
今年6月には30歳になる伊沢拓也、F1を見据えるには決して若い年令ではないが、その両肩に掛かる期待は極めて大きい。

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FIA、各チームにノーズの安全性データ提出を指示

Force India 『VJM07』 (C)Sahara Force India F1
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2014年、レギュレーションの変更から各チームの新型車はいずれもこれまでと一変したユニークなノーズ・デザインを採用しているが、その安全性に疑問の声を上げる向きも多い。
これを受け、FIA(国際自動車連盟)は各チームに対し、それぞれの2014年新型車の安全性についてデータ提出を求めたことを明らかにした。

これまでのノーズ処理では前のマシンに追突した場合、リヤタイヤによって跳ね上げられる懸念があったため変更となったものだが、今度は「ありくい」と呼ばれる鋭いものや、低すぎるために逆に前のマシンの構造物下に潜り込んでしまう心配が指摘されるものもあるのだという。

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2014/02/08

ロータスのシェイクダウンにルノー陣営総立ち会い

Lotus Renault 『E22』 (C)Lotus F1 Team
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7日(金)ヘレス・サーキットで行われたロータス・チームによる『E22』のシェイクダウンには、エンジンを供給するルノー・スポールだけでなく他チームの関係者が立ち会ったことがわかった。

それによれば同席したのはレッドブル・レーシング、トロ・ロッソ、そしてケータハムという今季エロータスと同じくルノーのパワーユニットを搭載する各チームのスタッフ。
先のヘレス合同テストでトラブルが相次いだため、その改善状況を示すためにルノー側が要請したものという。
特定チームの単独テストに他チームの関係者が立ち会うのは極めて異例のことだ。

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ロータス・チーム、ヘレスで『E22』のシェイクダウン

Lotus Renault 『E22』 (C)Lotus F1 Team
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7日(金)、ロータス・チームはスペインのヘレス・サーキットで2014年新型車『E22』事実上のシェイクダウンテストを敢行したことがわかった。
伊専門誌の情報ではバーレーンと言われていたが、当地への遠征を前にスペイン国内で行われた。

ステアリングを握ったのは今季加入したパストール・マルドナド(前ウィリアムズ)だが、レギュレーション上、チームが単独でF1テストを行うことは禁止されているためテストは「プロモーション撮影」の名目で、タイヤもデモンストレーション用のものに限定されている。

ロータス・チームはシーズン前最初のテストとなった先のヘレス合同テストを唯一欠席していて、これが初走行ということになる。

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ホンダ、F1開発の拠点はさくら市(栃木県)に

Honda Sakura Factory (C)Honda Racing
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2015年シーズンからマクラーレン・チームをパートナーに再びF1にエンジン・サプライヤーとして参戦するホンダでは、その国内の開発拠点を栃木県さくら市に置くことを明らかにした。
同地にはF1ばかりでなくこれを含めた4輪モータースポーツ全体の開発が行われるという。
これまでは同じ栃木県の芳賀町にある本田技術研究所「4輪R&Dセンター」に拠点を置いていた。

なおF1の現地活動を支えるのはイギリス・ミルトンキーンズにあるファクトリーで、こちらでも様々な対応が行われることになっている。
同社によれば、新しい1.6リッターV型6気筒ターボのパワーユニットは順調に開発が進められているということだ。

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2014/02/07

なぜ? 「ホンダ、マクラーレンに巨額支援」の噂

McLaren Honda MP4/4 (C)McLaren Group
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2015年シーズンから、再びマクラーレン・チームへのエンジン・サプライヤーとしてF1復帰が決まっている日本のホンダだが、ドイツの『アウトモーター・ウント・スポルト』誌らは同時にホンダがマクラーレンに対し巨額の支援を行うことを報じている。

それによれば昨季限りでタイトル・スポンサーだった『ボーダフォン』を失い今度は『SONY』との契約の噂も伝えられるマクラーレン・チームだが、それが叶わなくてもチーム活動に心配のない額がホンダから見込まれているのだという。

報道では、供給されるエンジン代が完全無料であるのはもちろん、年間5千万ユーロ(約70億円)もの現金支援、さらにドライバー契約金の半分をホンダが負担すると伝えられている。
この現実離れした巨額支援の噂に対し、その裏の事情に憶測が飛んでいる。

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ライコネン(フェラーリ)の片腕ロバートソン氏、死去

David Robertson (C)Ferrari S.p.A
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キミ・ライコネンがまだ無名時代からその資質に注目、ザウバー・チームからのF1デビューを始めとして長くキャリアを支えてきたデビッド・ロバートソン氏がガンのため死去したことがわかった。
享年70。

F1のパドックでも馴染みだったデビッド氏だが、昨年末からアメリカの病院に入院して咽頭癌の治療に専念していた。
なおライコネン(フェラーリ)のパーソナル・マネージャーはデビッド氏の子息であるスティーブ氏が務めている。

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FIA(国際自動車連盟)とチーム、予選方式変更を検討

Nico Hulkenberg/PP (C)Williams F1
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FIA(国際自動車連盟)は2014年シーズンのF1予選方式について、来たる2月21日(金)に各チームの担当者との会合を開き、システムの改善について検討を行うことを明らかにした。

現在の規定では、予選最終ピリオドで最後のアタックに使ったタイヤで決勝レースのスタートが義務付けられているため、あえてタイヤを温存したり場合によつてはまったく走らないケースなどがみられた。
これを例えばQ3に進出した場合でもQ2で最速タイムを記録したタイヤでレースをスタートするようにするなどの改革案が予想されているようだ。

規定の変更には全てのチームの合意が必要とされていて、この会議は次のシーズン前2度目のテストの舞台である当地バーレーンで行われる。

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2014/02/06

バトン(マクラーレン)、「GP2に負けないようにしなくては」

Jenson Button (C)McLaren Group
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予想されたこととはいえ、今年のF1新型車は大幅なレギュレーション変更に伴いスピードが大きく低下している。
コンディションの影響があったとはいえ、先のヘレス合同テストでは2013年のタイムに比べて1周あたり5秒以上も遅いものだった。

これについてテスト2日目にトップタイムを記録したマクラーレン・チームのジェンソン・バトンは、次のように語っている。
「今年のF1は遅くなるとは思っていたけれど、これほどとはね。
まだこれから改善されるとはいえ、これじゃGP2マシンとたいして変わらないんじゃないのかな。
高速サーキットではともかく、低速の所では大差がないかも知れないよ。
そんな恥ずかしいことがないよう、これからみんなで熟成しなくっちゃね」

2013年のヘレステストのベストタイムは1'17.879、一方今回のベストタイムは1'23.276というものだった。

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出遅れたロータス・チーム、今週にもシェイクダウン予定

Lotus Renault 『E22』 (C)Lotus F1 Team
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シーズン前最初のテストとなった先のヘレス合同テストを唯一欠席したロータス・チームだが、どうやら次のバーレーン合同テストを前に今週にも新型車『E22』のシェイクダウンをするようだ。

これはイタリアの専門誌伊『アウトスプリント』が報じたもので、それによれば同チームはいち早くバーレーン・サーキットに乗り込み、早ければ今週の7日(金)にも最初のテスト走行を行うのではないか、というもの。

ただもちろん単独でF1テストを行うことは禁止されているため、テストは「プロモーション撮影」の名目。
タイヤもデモンストレーション用のものになり、限定された走行になるとみられる。
同チームではすでにインターネット上で特徴的な二股ノーズを備えた新型車の画像を発表している。

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メルセデス、最大の不安要因は「ロス・ブラウン喪失」

Toto Wolf (C)Mercedes Motorsports
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これまで第1線の現場でF1を引っ張って来たロス・ブラウン氏が引退したことにより、メルセデスAMGチームはその損失の大きさを憂慮していることを明らかにした。

これは同チームのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターが示したもので、「ブラウンは間違いなく現代F1で最重要人物だった。
とりあえず彼の仕事はパディ・ロウが引き継ぐことになるだろうが、チームが何か大きな問題点に突き当たった時、ブラウンの不在は響く筈だ。
とはいえ、どんな世界でもいつかはこういう日が来るのだし、われわれはそれを乗り越えていかなければならない」と、チームに檄を飛ばしている。

ただ外部の見方では、ウォルフ氏が「メルセデスAMG改編劇」の張本人であるとみられている。

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2014/02/05

マッサ(ウィリアムズ)、「自分がレッドブルなら居たたまれない」

Felipe Massa (C)Williams F1
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ヘレス合同テスト最終日、みごとトップタイムでテストを締めくくったウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサは、しかし不調だったレッドブル・レーシングのドライバーに気を配った。

「もしもいま自分がレッドブル・レーシングのドライバーだったなら居たたまれない進境だろうね。
いくら開幕までまだ時間はあるといっても、もしこのまま他に後れを取ったままだったらどうしよう……、ドライバーというのはそういう心配をしてしまうものなんだよ。
ただ、F1グランプリ全体のことを考えれば、彼らだけがまたこれまでのように1周で何秒も速くて連勝するなんていう状況でないのはいいことだけどね」と、通算11勝のベテランは語った。

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昨年のF1視聴者数激減が最終戦ポイント2倍の遠因

FIA
既報のように、FIA(国際自動車連盟)は今年のF1で最終戦のみポイントを2倍にする方針を示しているが、この遠因にはテレビでのF1視聴者数の激減があったようだ。

これは著名F1ビジネス・ジャーナリストであるクリスチャン・シルト氏が指摘したもの。
それによれば2013年シーズンは早期にチャンピオンシップの行方が決まってしまったため、ベッテルの母国であるドイツでも終盤は著しく視聴者が離れてしまったのだという。

こうしたケースを解消するため、最終戦のみ獲得ポイントを2倍にしようというものだが、バーニー・エクレストン氏などは終盤の3戦にまで拡大しようと考えているようだ。

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最多周回こなしたメルセデスAMG、熟成に自信

Toto Wolf (C)Mercedes Motorsports
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2014年シーズン前最初のテストとなった今回のヘレス合同テストで、最多の周回を重ねたのはメルセデスAMGチームだった。
同チームのハミルトン&ロズベルグはこの4日間、二人合わせて309周、トータル1,368キロを走破してみせている。

これについて同チームのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは、「チームはここまで全員が連日大変な量の仕事をこなしてきた。
それがこの実績に表れたのだと思っている。
今の時期はとにかく距離を重ねてあらゆるトラブルをあぶり出すのが重要だから、走れなくては話にならない。
周回を重ねることから信頼性は生まれるんだからね」と語り、暗にトラブル続きで走れていない王者レッドブル・レーシングを牽制した。

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2014/02/04

F1最高額ドライバーはアロンソ&ハミルトン

アメリカの経済チャンネル「ザ・リッチェスト」が、2014年F1ドライバーの推定契約金トップ10を明らかにした。
それによれば最高額はアロンソ(フェラーリ)とハミルトン(メルセデス)で、いずれも同じ2,714万ドル(約27億7千万円)で並んだ。
さらにバトン(マクラーレン)、ベッテル(レッドブル)といずれもチャンピオン経験者が続いたが、4年連続の現王者であるベッテルが4番手というは驚き。
実際にはこの他に個人的なスポンサー収入があるとみられるが、「命を賭すプロスポーツとしては意外に低い」という反応も。

Pos. Driver Team Amount
1 F.アロンソ Ferrari 27億7千万円
1 L.ハミルトン Mercedes 27億7千万円
3 J.バトン McLaren 22億1千万円
3 S.ベッテル RedBull 22億1千万円
5 N.ロズベルグ Mercedes 15億2千万円
6 K.ライコネン Ferrari 13億8千万円
7 F.マッサ Williams 5億5千万円
8 D.リカルド Redbull 3億4千万円
9 S.ペレス Force India 2億7千万円
10 R.グロージャン Lotus Renault 2億1千万円

   金額はいずれも推定

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マクラーレン『MP4-29』のリヤサスも問題に?

McLaren『MP4-29』(C)McLaren Group
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2014年シーズン前最初のテストを終え、いくつかのチームで採用された『ありくいノーズ』が問題になっているが、一方でマクラーレン・チームの新型車『MP4-29』のリヤサスペンションについても他チームから疑義の声が上がっているようだ。

『MP4-29』のリヤサスペンション・アームには『ブロッカー』と呼ばれる付加物が装着されていて、これが昨年まで採用されたビームウィングのように空力効果を狙っていると指摘されているもの。
それによればこれにより低速ではダウンフォースを増すことに寄与、また高速ではドラッグの低減に役立つ優れものなのだという。

今のところ各チーム共に静観しているが、これが合法であれば一気に拡大する可能性もありそうだ。
『MP4-29』は今回のテストで終始好タイムをマークしている。

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FIA(国際自動車連盟)、ありくいノーズ問題は先送りへ

Force India 『VJM07』 (C)Sahara Force India F1
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フォース・インディアなど一部のチームの2014年新型車に採用されたいわゆる『ありくいノーズ』の危険性が指摘されていることについて、FIA(国際自動車連盟)は今シーズンについてはこのまま認める模様だ。

これはドイツの有力紙『スポルト・ビルト』が伝えたもの。
それによればこれらのノーズは現在のレギュレーションに合致していることから今季についてはこのまま。
指摘される問題点については2015年以降の課題として先送りするというもの。

同様のデザインは他にもトロ・ロッソやケータハムF1などでも採用されていて、メルセデスやフェラーリなどの平たいノーズとその戦略を分けている。

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2014/02/03

フラインス(ケータハム)、2014年はF1リザーブに集中

Robin Frijns (C)Caterham F1 Team
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今季小林可夢偉&エリクソンというドライバー・ラインナップで戦うことが決まっているケータハムF1では、リザーブ&テストドライバーとして若手のロビン・フラインス(22歳)を指名しているが、そのフラインスは他の多くのリザーブドライバーのようにGP2等へのレース参戦はしないことを明らかにした。

「ヘレステストではあいにくマシントラブルで多くを走れなかったけれど、次のバーレーン合同テストには期待している。
今シーズン、僕は他のカテゴリーには目を向けず、完全にF1への活動に集中するつもりなんだ。
すべてのグランプリにチームと帯同し、なるべく多くの金曜日セッションで走って経験を深め、そして来年は必ずやF1のグリッドにいたいね」と、このオランダ人。

2012年、WSR(ワールドシリーズbyルノー)でチャンピオンを獲得したフラインスは、昨季はスポットながらGP2に参戦、優勝もしている。

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引退表明のロス・ブラウン氏、「本気」を強調も

Ros Brawn (C)Brawn GP F1 Team
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1日(土)、さまざまな噂がありながら、結局F1引退を表明した前メルセデスAMGチーム代表のロス・ブラウン氏だが、それでもまだメディアはF1での同氏の活躍に諦めをみせていない。

ブラウン氏ほどの主要人物が移籍する場合、情報管理などの観点からいわゆる『ガーデニング休暇』が強いられるのが普通で、昨期末に辞任したばかりの同氏にとって元より当分(半年程度か)は動きが取れない状況。
しかし仮に噂に挙げられていたマクラーレン・チーム加入の場合、ホンダ・エンジンを搭載する2015年シーズンを見据えるならばまだ時間は十分にあると考えるほうが妥当ということになる。

「引退後は大好きな釣りをする」と広言したブラウン氏だが、その前に「1年間は」という前置詞(?)があったことは微妙だ。
やはりこの偉大なF1レジェンドの雄姿はまだ最後ではないのか。

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鋭い新型車ノーズに他チームから懸念の声

Force India 『VJM07』 (C)Sahara Force India F1
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2014年のF1新型車の実車がロータス・チームを除いて出そろったが、これを受け一部チームのノーズ・デザインの危険性が話題になっている。

それによれば、フォース・インディアなど一部のチームのマシンは『ありくいノーズ』と呼ばれる補足鋭い形状を採用しているが、これについて万一衝突事故があった場合、他のマシンを損傷させる可能性があるのではという懸念の声が出ているもの。

同様のデザインは他にもトロ・ロッソやケータハムF1などでみられるが、もちろんレギュレーションには合致していてクラッシュテストも合格しているために変更を求めるのは難しい状況とみられる。

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2014/02/02

ヘレスでは最小限のタイヤデータを収集 より詳細な情報はバーレーンに期待 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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レビュー - 2014年Formula One公式テスト ヘレス
2014年1月31日、ヘレス

Formula Oneの新しい時代が、ヘレスでの4日間のテストで幕を開け、各チームは、新型のマシンと2014年型タイヤを初めてテストしました。続くプレシーズンテストは、2月にバーレーンで4日間のテストが2回予定されています。

革命的な技術的変更に伴い、今回の走行は昨年と比較して大幅に限定的となり、タイヤに関するテストはごくわずかでした。

しかしながら各チームは、新型のコンパウンドとタイヤ構造を特徴とするピレリの2014年型タイヤレンジを初めて試すことができました。また、各チームは、テスト2日目に新型のCinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・フルウェットをテストすることができました。この日は雨天用テスト日に指定されました。その後、金曜日も雨となったため、さらに雨天用タイヤのテスト機会が提供されました。

ピレリは、低い気温(6℃以下まで低下)の下でも各チームが最大限に走行できるように、今回限定の’winter’バージョンのハードタイヤをヘレスに追加で持ち込んでいました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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D.マテシス/オーナー(レッドブル)、「問題はルノーが改善する」

D.Mateschitz & S.Vettel (C)Redbull Racing
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散々だったヘレス・サーキットでのシーズン前最初のテストを終え、王者レッドブル・レーシングの総帥ディートリッヒ・マテシス/オーナーは次のように地元オーストリア『ザルツブルガー・ナハリヒテン』紙に現在の見解を述べた。

「F1は大きくシステムが変更された訳だから、今の時期にこうした混乱があることは予想していたよ。
マシン自体に大きな欠陥があった訳ではないし、開幕まではまだ時間がある。
次のバーレーン合同テストまでもまだ2週間あるのだから何も問題はない。
パワートレーンに関する初期トラブルについてはルノーが解決してくれる筈だ。
われわれはそれを期待するだけ。
ま、評価はメルボルンのグリッドに着いてからにしようじゃないか」と、富豪らしい余裕をみせた。

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FIA(国際自動車連盟)、ロータス&マルシアの参戦正式承認

Image (C)Lotus Team
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意外なことだが、このほどFIA(国際自動車連盟)はロータス・チームとマルシアF1チームについて、2014年シーズンの正式な参戦を認めたことを明らかにした。
それによれば、両チームは財政面や運営面への懸念から参戦が暫定扱いだったのだという。

いずれにせよ、これで2014年のF1は昨年同様に全11チームによる戦いになることが正式に確定した。

今季開幕戦は3月16日(日)、例年同様オーストラリアGPで幕を開ける。

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ロス・ブラウン氏(前メルセデス代表)、引退を表明

Ros Brawn & Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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昨季限りでメルセデスAMGチーム代表のポジションを離れたロス・ブラウン氏(59歳:イギリス)が、ついにF1から引退することを自ら表明した。
これは英『デイリー・テレグラフ』が報じたもので、メルセデスAMG離脱後、マクラーレン・チーム入りなど複数伝えられた噂にこれで終止符が付けられたことになる。

1978年、ウィリアムズ・チームでメカニックとしてF1のキャリアをスタートさせたブラウン氏は、その後ローラやアロウズなどで経験を重ねた後ベネトン入り、若き才能ミハエル・シューマッハがジョーダンからF1デビューを果たすとすぐに獲得して初タイトル獲得を果たした。
さらにフェラーリ、そして自身の名前を冠したブラジルGPでもタイトルを獲得するなど近年のF1に大きな1ページを記したが、最後のメルセデスAMGで王座に輝くことはならなかった。

今後について聞かれたブラウン氏は、「とりあえず1年間は好きな釣りに没頭したい」と答えている。

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不評の排気音にエクレストン氏、「だから言った通り」

Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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F1はエンジンは今年から2.4リッターV型8気筒から1.6リッターV型6気筒ターボへと変更になったが、その最初のテストを終え関係者からはまるで「ダイソンの掃除機のような音だ」と、すこぶる不評だ。

これについてFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表は、「だから言ったじゃないか。
私は最初からこうなることを憂えていたんだ。
F1にとってエクゾーストノートは重要な要素。
燃料を節減したいというのなら、まずあのでかいモーターホームをやめれば良かったんだ。
こんな馬鹿げた変更を求めたのはFIA(国際自動車連盟)やチームたちだよ」と、英『デイリー・メール』の取材に吐き捨てている。

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2014/02/01

ルノー・スポール首脳、「緊急事態」認める

Rob White (C)Renault Sport
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今回のヘレス合同テストで相次いだルノー・エンジンを搭載するチームでのトラブルは、その多くがパワートレーン自体にあったとみられている。
とりわけ今季もタイトル大本命と目された王者レッドブル・レーシングのテストは悲惨だった。

これについてエンジンを供給するルノー・スポールのロブ・ホワイト/エンジン・ディレクターは、「正直に言ってこの事態はルノーとして受け入れがたいものだ。
トラブルの中にはパワートレーン本体ではなくそれぞれのマシンに搭載するためのフィッティングに原因があったケースもみられるが、しかしそうしたことも含めてわれわれにも責任が免れないのが現実。
次のテストではわれわれのパートナーたちがいずれも十分な周回ができるよう、信頼性を高めたい」と、語っている。

今回のテストでメルセデス・ユーザーが平均218周、フェラーリ・ヤーザーが148周をこなしているのに対し、ルノー・ユーザーはわずか50周に留まっている。

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マッサ(ウィリアムズ)、新天地で笑顔の締めくくり

Felipe Massa (C)Williams F1
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レギュレーションの大幅変更によりまだ各チーム間の戦力が見えない中、シーズン前最初となったヘレス合同テスト最終日をトップタイムで締めくくったのがウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサだった。

「ベストタイムだったといっても今日はウェットだったからね。
それでも新しいタイヤやパワートレーンでのこれまでと異なるマシンの挙動を理解するにはいいテストになった。
これまでの3日間より多くの周回ができたというのは大きいよね。
今の時期、とにかく少しでも多く走り込むというのが肝心なんだ」と、笑顔のマッサ。

またテストの責任者であるロッド・ネルソン/シニア・オペレーションズ・エンジニアも、「今日は多くのデータが得られたとても意義のある一日になった。
次のバーレーン合同テストでもさらにやることはあるし、それまでにまた進歩しているように準備を重ねなければならない」と前向きに振り返っている。

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大不調レッドブル・レーシング、ヘレステスト早仕舞い

Jerez Test Scene (C)Redbull Racing
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4年連続の王者でありながら、レギュレーションが変更された今季はいきなり大不振。
シーズン前最初のテストとなるヘレスでは連日トラブル続きでタイミングモニター最下位の常連になっているレッドブル・レーシングでは、テスト最終日となる31日(金)早々のテストを切り上げてイギリス・ミルトンキーンズのファクトリーへと帰還を始めた。
スタッフに聞くと、「道が混むから渋滞対策さ」と、力ないジョーク。

同チームのクリスチャン・ホーナー代表は、「正直、トラブルばかりのテストだった。
問題はルノーのパワートレーンばかりでなく『RB10』のクーリングにもあった。
周回が不足しているのはわかっているが、今は早くトラブルに対処して次のテストに備えるほうが有益だと判断した。
これからファクトリーでハードワークだよ」と、説明している。

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小林可夢偉(ケータハム)、ひさびさF1ドライブで存在感

小林 可夢偉 (C)Caterham F1 Team
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31日(金)、スペインのヘレス・サーキットで行われている合同テスト最終日、2012年以来となるF1復帰を果たした日本の小林可夢偉(27歳)が、ケータハムF1『CT05』でその雄姿をみせた。

ここまでチームメイトのエリクソンやテストドライバーのフラインスがステアリングを握ったもののいずれもトラブル続きでまともな周回を重ねることすら叶わなかった『CT05』だが、この日の小林は終始ウェットコンディションだったにも関わらず、タイムはともかく54周と多くのラップを周回してチームに有益なインフォメーションをもたらせた。

「今のチームやマシンの状態を考えると、(自分にとっての)初日にこれだけ周回を重ねることができたのはとても良かったと思う。
濡れた路面だったので、最初はウェットタイヤ、乾き初めてからはインターミディエイトに履き替えて走った。
エンジンのマッピングを試したりしていたんだけど、午後いきなりエンジントラブルが起きてしまい、予定していたドライでのロングランができなかったのが残念。
次のテストに備え、今日得られたデータをファクトリーに持ち帰って分析するよ」

各チーム共にトラブルでてんてこ舞いのエンジン・サプライヤー、ルノー・スポールでは、トラックサポートリーダーのセドリック・シュタウドハー氏が「こんな時だけに、可夢偉が集めてくれたデータは貴重なもの」と、評価している。

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ヘレス・テスト4日目タイム (1/31)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 F.マッサ BRA Williams Mercedes 1'28.229 86
2 F.アロンソ ESP Ferrari 1'29.145 115
3 D.ジュンカデラ ESP Force India Mercedes 1'29.457 81
4 K.マグヌッセン DEN McLaren Mercedes 1'30.806 110
5 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'30.822 41
6 J .ビアンキ FRA Marussia Ferrari 1'32.222 25
7 A.スーティル GER Sauber Ferrari 1'36.571 69
8 N.ロズベルグ GER Mercedes 1'36.951 91
9 小林 可夢偉 JPN Caterham Renault 1'43.193 54
10 D.クビアト RUS Toro Rosso Renault 1'44.016 9
11 D.リカルド AUS Redbull Renault 1'45.374 7

   * 2013 Test-Time : 1'17.879 F.マッサ/Ferrari (2/07)
   * 2014 Test-Time : 1'23.276 K.マグヌッセン/McLaren Mercedes (1/30)
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)
    (セッションはほとんどウェットコンディション)

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