韓国GP、来季カレンダー脱落で全羅南道に非難集中
Korea International Circuit (C)Mercedes Motorsports
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2010年から7年間の長期開催契約でスタートした筈の韓国GPだったが、わずか4年でカレンダーからの脱落が決まった。
これについて韓国国内では開催を主導した地元全羅南道の道議会に非難の声が集中しているようだ。
開催が途絶えることになった最大の理由はパク・チュンヨン全羅南道知事が委員長を兼ねる韓国GPの組織委員会とバーニー・エクレストン氏率いるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)との開催権料の引き下げ交渉が決裂したことによるとされる。
FOMは2012年には4,370万ドル(約45億万円)だった開催権料は今年2,700万ドル(約28億円)まで引き下げたが観客も入らないイベントは赤字続き。
来年についてはさらに2,000万ドル(約20億円)まで削るよう主催者から要求があったものの交渉はまとまらず、開催が打ち切られることとなったもの。
こうした状況について、メディアからは全羅南道が国の了解を得ないまま開催に踏み切ったことから現在も国の支援が得られないのだとして非難が寄せられている。
FOMからは比較的開催権料が安いとされる4月開催も打診されたが、わずか半年のインターバルではさらに赤字になるとして主催者は了承しなかったという。
主催者は2015年の再開催に言及しているが、いったん途絶えたグランプリがわずか1年で復活するのはこれまでほとんど例がない。
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