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2013年11月

2013/11/30

バーレーンGP、来季は『完全ナイトレース』に

Singapore GP Image (C)Redbull Racing
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バーレーンGPの開催地であるバーレーン国際サーキットは、10回目の開催となる2014年の同グランプリが完全なナイトレースになることを明らかにした。

バーレーンGP決勝レースはこれまで午後3時のスタートでいわば『黄昏レース』だったが、来年はWEC(世界耐久選手権)用の照明設備を購入、シンガポールGPに次ぐF1で2戦目のナイトレースになる見通しを示したもの。

フライアウェイのグランプリが次々とこうした変則開催になるのは、もちろんバーニー・エクレストン氏率いるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)がヨーロッパでのテレビ放映時刻を優先させるためだ。

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マルシアF1消滅(?)で来季のF1は全10チームの可能性

Marussia Cosworth 『MR02』 (C)Marussia F1 Team
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ドイツの有力誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が、来シーズンのF1について10チームに減少する可能性を報じて注目されている。

それによれば、財政難に苦しむマルシアF1チームが来季はザウバー・チームに吸収合併されることになるかも知れないというもの。
そうなれば来季のF1は10チームで戦われることになる。

昨年全12チームだったF1はHRTが消え、今年11チームに減少していた。

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ロータス、来季はグロージャン&マルドナドで正式決定

Pastor Maldonado (C)Williams F1
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キミ・ライコネン離脱後の後任が決まっていなかったロータス・チームだが、29日(金)現ウィリアムズのパストール・マルドナド(28歳:ベネズエラ)の起用を正式発表した。
また併せてロマン・グロージャン(27歳:フランス)の残留も確定、これにより2014年シーズンのロータス・チームのドライバー・ラインナップはグロージャン&マルドナドになることが決まった。

2011年にウィリアムズ・チームからF1デビューを果たしたマルドナドは、3年間を通じて入賞が1回だけ(2012年スペインGP1位)に留まるが、母国ベネズエラの強力なスポンサー支援もあり、有力とみられたニコ・ヒュルケンバーグに打ち勝った形だ。

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2013/11/29

ザウバー・チームからトラック・エンジニアリング責任者離脱

Tom McCullough (C)Sauber Motorsport
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28日(木)、ザウバー・チームはトラック・エンジニアリング責任者であるトム・マックロー氏(38歳:イギリス)が同チームから離脱することを明らかにした。

離脱の時期は2014年シーズン開幕直前の来年2月になる。
ザウバー・チーム(スイス)以前にはウィリアムズ・チームに所属していたマックロー氏は、再びイギリスに戻って仕事をすることを優先させたと推測されている。

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トニー・フェルナンデス氏(ケータハム)にフランスから勲章

Tony Fernandes (C)Caterham F1 Team
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エア・アジアを経営するマレーシアの実業家で、かつてロータスF1レーシングの代表を務め、現在もケータハムF1チームの運営に関与するトニー・フェルナンデス氏が、フランス政府から『レジオン・ドヌール勲章』を授与されたことがわかった。

すでに2010年、同勲章の『オフィシエ』を授与されているフェルナンデス氏だが、今回はさらに上級の『コマンドゥール』となり、フランス国籍以外の外国人が受ける勲章としては最高の栄誉になる。

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メルセデスAMG、ロス・ブラウン代表の退陣を発表

Ros Brawn (C)Mercedes Motorsports
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かねて噂になっていた通り、メルセデスAMGチームは28日(木)今シーズン限りで同チーム代表を務めてきたロス・ブラウン氏(59歳:イギリス)が辞任することを正式発表した。

2014年からの同チームはビジネス部門をトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターが、また技術部門を前マクラーレン・チーム/テクニカル・ディレクターのパディ・ロウ氏が率いることになる。

ブラウン代表は自身の辞任について「チームの将来の成功をつかむため、正しい辞任の時期を探ってきた。
いまがその時期だと考えている」としたが、「放出の体」であることは免れない様相。
同氏の今後の去就についてはまだ明らかにされていない。

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2013/11/28

ダニール・クビアト、若すぎるとの批判に反論

Daniil Kvyat (C)Scuderia Toro Rosso
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来シーズン、ダニエル・リカルドがレッドブル・レーシングに移籍するのに伴い、その後任としてF1デビューを果たすことが確実視されるロシアの新人ダニール・クビアト(19歳)だが、若すぎる年令や経験の少なさから危惧する声も多く聞かれる。
しかしこうして疑念に対し、当のクビアトは次のように反論した。

「F1は確かに他のカテゴリーに比べれば比較にならないほど速いよ。
でもいったん慣れてしまえばコントロールできないものじゃない。
逆に自分のテクニックを十分発揮させるにはぴったりのレースだと思うな。
心配してくれるのはありがたいけれど、それが杞憂ということを来シーズンみせてあげるよ」と、クビアト。

ブラジルGPのフリー走行1回目セッションでトロ・ロッソのマシンに乗ったクビアトは、ウェットという難しいコンディションでいきなり全体の8番手というスピードをみせた。

なお史上最年少F1デビューは19歳5か月のマイク・サックウェル。
現チャンピオンのセバスチャン・ベッテルは19歳11か月でデビューしている。

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マクラーレンによるタイヤテストに他チームから懸念

Tyre Work (C)Mercedes Motorsports
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ピレリタイヤでは来季用のプロトタイプタイヤをブラジルGPに投入、フリー走行で各チームにテストしてもらう予定だったが、残念ながら折りからのウェットコンディションにより計画は破綻することとなった。

これをカバーするため、マクラーレン・チームとのタイアップで12月中にタイヤテストをする計画が浮上しているが、今度は一部チームだけが有力なデータが得られることに他チームから反発の声が上がっている。

とはいえ今さら全チームによる合同タイヤテストの実施は現実的でなく、ピレリタイヤの悩みは解消されることがないようだ。
いまのところ決まっているのは来年になってからのものだけだ。

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フェラーリ・チーム、来季プルロット断念の報道

Ferrari Team (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームのマシンは昨年からフロント・サスペンションにプルロット・システムを採用しているが、来季は再びプッシュロッド形式に戻るだろうと報じられている。

イタリアの『アウトスプリント』誌によれば、今季同チームが苦戦した背景にはこのサスペンションの関連もあると分析されていて、このためタイトル争いから脱落したとみているのだという。

今季の戦いについてエースのアロンソは、「われわれに必要なのは2位争いのマシンではなくチャンピオンシップ争いができるマシンなんだ」と、改善を求めている。

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2013/11/27

マーク・ウェバー、すでにポルシェ・チームでの活動にシフト

Porsche logo (C)Porsche AG
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F1最後のグランプリを終えたばかりのマーク・ウェバーだが、すでに来季参戦するWEC(世界耐久選手権)に向け、ポルシェ・チームでの活動をスタートさせるようだ。

これはウェバーの地元オーストラリアの『ニュース・リミテッド』紙が報じたもので、それによればウェバーはすでにポルシェのファクトリーでシート合わせも済ませていて、早々に実車テストに入る予定という。
ウェバーは「われわれに休んでいる余裕はない」と、陣営を鼓舞。

なおウェバーとレッドブル・レーシングとの契約は今年末まで有効だが、チームはウェバーに早期の離脱を許可したと伝えられている。

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モンテツェモロ社長(フェラーリ)、「来季ナンバーワンはない」

Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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最終戦ブラジルGPでフェリッペ・マッサが跳ね馬最後のレースを終え、いよいよフェラーリ・チームは来季フェルナンド・アロンソ&キミ・ライコネンという元チャンピオン同士の組み合わせに向け邁進することになる。
このドライバー・ラインナップについて、同陣営のルカ・モンテツェモロ社長は次のように米『CNN』の取材に語った。

「今シーズン、アロンソとチームとの間でいくつか問題があったのは事実だ。
しかし私は彼のことを十分理解しているつもりだよ。
彼が自身の勝利を目指す一方で、チームのためにも走っていることを理解している。
また来季、アロンソとライコネンという組み合わせに疑問を投げ掛ける向きがあるのも承知している。
しかし彼らは来季きっと上手くやることだろう。
ただ、来年の二人について言えば、いずれかがナンバーワンということはない」

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ウェバー(レッドブル)、F1最後のレースに「感傷」

Mark Webber (C)Redbull Racing
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2002年以来のミナルディ・チームからのデビュー以来、12年間走り続けてきたF1から去ることになったマーク・ウェバー(37歳:オーストラリア)は、その最後のレースとなったブラジルGPを終え、次のように語っている。

「僕の気持ちとしては、最後にヘルメットを脱いで周回できたことが印象に残っているね。
僕らはもちろんマシンに乗るときはいつだってヘルメットを装着していて、素顔のままで走るなんていうことはないからね。
ヘルメットを取ると、いつもより一層ファンやマーシャルからの声援が良く聞こえて感傷的になったよ。
確かにチームメイトのベッテルとは難しい時間もあったけど、最後のレースで共に表彰台に上がれたのは良かったよ」

2014年、ウェバーはポルシェ・チームからのWEC(世界耐久選手権)参戦が決まっている。

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2013/11/26

ピック(ケータハム)、「マシンが壊れたんでは……」

Charles Pic (C)Caterham F1 Team
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今シーズンまだ無得点ながら、チームのコンストラクターズ・チャンピオンシップ争いのため奮闘するシャルル・ピック(23歳:フランス)だが、期待をもって迎えた最終戦ブラジルGPはサスペンショントラブルという思わぬ「障害」により打ち砕かれた。

そのピックはレース後、「スタートはちょっと出遅れたけれど、5周目にはビアンキ(マルシア)をオーバーテイクしていい感じだったんだ。
タイヤ戦略もうまくいって、終盤には17位までポジションを上げていたのに突然サスペンションが壊れてストップさ。
ほんとうに残念だけど、レースとはこういうものだからね」と、冷静さを保ったコメント。

ピックのトラブルは右リヤサスペンションのアームが折損したものとみられるが、時と場所によっては大惨事になりかねない重大なものだった。

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コンストラクターズ10位争いはマルシアが勝利

 Marussia F1 Logo (C)Marussia F1 Team
今シーズン、コンストラクターズ・チャンピオンシップでポイント獲得を果たしたのは王者レッドブル・レーシングから不振ウィリアムズ・チームまでの9チームだが、残る10位の座を巡ってマルシアとケータハム両チームの間で最後まで激しいバトルが繰り広げられた。

結果は最終戦ブラジルGPも共に完走を果たしたマルシアが今年のコンストラクターズ・ランキング10位を獲得して終えた。
F1の報酬を定めるコンコルド協定では支払いが受けられるチームは10位までとされていて、ランキング10位か11位かでは弱小チームにとって天と地ほどの差があるものとみられる。

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マルドナド(ウィリアムズ)、来季契約に自信みせるも

Pastor Maldonado (C)Williams F1
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期待されながら、今季マシンの不調もあり獲得ポイントはわずかに1。
すでにウィリアムズ・チームからの放出が確実となっているパストール・マルドナド(28歳:ベネズエラ)だが、本人は来季シート獲得に自信をみせている。

本人によれば契約交渉はすでにかなり以前から進められていて、完了までわずかのところになっているのだという。
しかし正式契約までまだそのチーム名は発表できないということで明かされることはなかった。

南米ベネズエラ出身のマルドナドには強力なスポンサーである『PDVSA』(国営ベネズエラ石油)が付いていて、これが契約に強力な後押しになっているとみられる。
なおマルドナドのマネージメントを担当するのは現FIA会長であるジャン・トッド氏の子息であるニコラス・トッド氏だ。

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2013/11/25

ベッテル、2ストップ戦略で今シーズン最終戦を制す (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年ブラジルグランプリ 決勝
2013年11月24日、サンパウロ

今シーズンの世界王者、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがブラジルグランプリを制し、今シーズン13勝目を挙げました。同時に、ベッテルは1シーズン9連勝を達成しました。ポールポジションからスタートしたベッテルは、2周目にトップに立ち、最初の2スティントをP Zeroホワイト・ミディアムタイヤで、最終スティントをP Zeroオレンジ・ハードで走行する2ストップ戦略を採って優勝しました。

ベッテルのチームメイトのマーク・ウェバーは、ベッテルと同様の戦略で自身のグランプリ最終戦を2位で締めくくりました。ウェバーは、来シーズンから耐久レースへ転向します。フェラーリのフェルナンド・アロンソは、第2スティントにハードタイヤを使用するというベッテルとは異なった2ストップ戦略を採り、3位を獲得しました。

過去に9連勝を達成したドライバーは、1950年代のアルベルト・アスカリのみです。アスカリもピレリタイヤを使用していましたが、彼の9連勝は2シーズンをまたぐものでした。

ピレリジャパン・プレスリリース

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グロージャン(ロータス)、「エンジンがバケーションに」

Romain Grosjean (C)Lotus F1 Team
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シーズン最後までコンストラクターズ・ランキング2位を争っていたロータス・チームだが、最終戦は残念ながらノーポイントに終わり、4位が確定した。
これまで132ポイントを獲得したグロージャンは、エンジンブローで早々に戦線を離脱する羽目となった。

「連戦もあったしシーズンもこの時期になるとみんなが休みを欲しがっているよ。
そしたら呆れたことに僕のエンジンは一足先にバケーションに行ってしまったんだものね。
それでもチームはトップレベルの戦いができることを今年示せたし、その実績を残せたと思う。
チームとエンストン(工場)のすべての人々を僕は誇りに思っているよ」

グロージャンの来季ロータス残留は確実視されているものの、チームメイトについてはまだ明確でない。

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マッサ(フェラーリ)、「跳ね馬ラストレース、壊された」

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームでのラストレースとなったブラジルGP中に科せられたドライブスルー・ペナルティーについて、フェリッペ・マッサは裁定を下したレーススチュワード(競技審査委員)に最後まで納得がいかない表情をみせた。

「ピットレーンのラインなんて、踏んだのは僕だけじゃないよ。
この週末、ラインをオーバーしたドライバーをすべて数えてみればいい。
コース外に出て誰かをオーバーテイクした訳でもないし。
でもスチュワードの間違った判断により、僕は大事なレースで大きくポジションを落とす羽目になったんだ。
あれがなければ表彰台だって手の届くものだったのに……」と、マッサ。

当時マッサは4位争いを繰り広げていたが、ペナルティもあり最終的には7位フィニッシュで母国グランプリを終えた。

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ベッテル(レッドブル)、ポールTOウィンで破竹の9連勝

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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2013年F1最終戦ブラジルGP決勝レースは、心配された雨も一時あったもののコースをウェットにするほどではなく、最後までドライタイヤでの戦いでフィニッシュを迎えた。
このレースも制したのはポールポジションからスタートしたチャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)で、これで今季13勝目で自身通算39勝目。
ベルギーGP以来実に9連勝で、これはシーズン中のものとしては史上初の快挙になるものだ。

2位は2002年のデビュー以来これがF1最後のレースになったチームメイトのマーク・ウェバーで、レッドブル勢が1-2フィニッシュを飾ってみせた。
3位はシンガポールGP以来の表彰台となったフェラーリのアロンソ。
残念ながらコンストラクターズ・ランキングでの逆転はならなかったが、個人としてはみごとランキング2位を守り切った。

4位はマクラーレンのバトン。
信じがたいことだが、バトンにとってこれが今季の最高位となる。
5位ロズベルグ(メルセデスGP)、6位ペレス(マクラーレン)、7位マッサ(フェラーリ)。
マッサは4位が十分望めるポジションにいたものの、不可解なペナルティ(ラインオーバーによるドライブスルー)で大きく順位を落とした。
8位ヒュルケンバーグ(ザウバー)、9位ハミルトン(メルセデス)。
ハミルトンもボタス(ウィリアムズ)との接触事故に非があるとしてやはりドライブスルー・ペナルティーで後退した。
10位は来季ベッテルのチームメイトになるリカルド(トロ・ロッソ)でここまでが今季最後の入賞者。

以下、11位ディ・レスタ(フォース・インディア)、12位グティエレス(ザウバー)、13位スーティル(フォース・インディア)、14位コバライネン(ロータス)、15位ベルニュ(トロ・ロッソ)、16位マルドナド(ウィリアムズ)、17位ビアンキ(マルシアF1)、18位デル・ガルデ(ケータハム)、19位チルトン(マルシアF1)までが完走。
リタイヤとなったのは右リヤサスペンションの損傷とみられるピック(ケータハムF1)、ハミルトンとの接触でタイヤがバーストしたボタス(ウィリアムズ)、そしてレース開始早々いきなりエンジンブローして派手な白煙を上げてストップしたグロージャン(ロータス)の3台だった。

ブラジルGP:決勝レースの結果はこちら
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ペレス(マクラーレン)、ギヤボックス交換でペナルティ

Sergio Perez (C)McLaren Group
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ブラジルGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、公式予選で14番手となったマクラーレン・チームのセルジオ・ペレスが、ギヤボックス交換によりグリッド5番降格のペナルティを科したことを明らかにした。

これは23日(土)行われた公式予選セッション中、クラッシュして大きくマシンを損傷された際、右リヤタイヤ部を衝突させたためギヤボックスにもダメージが及んだため。

これによりペレスはマクラーレン・チームで最後のレースを19番手からのスタートになる。

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2013/11/24

広範囲な戦略が可能な2013年シーズン最終戦 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年ブラジルグランプリ 予選
2013年11月23日、サンパウロ

サンパウロは引き続きの雨となり、2013年シーズン最終戦の予選はウェットコンディションで行われ、全チームがCinturatoブルー・フルウェットとCinturatoグリーン・インターミディエイトを使用しました。レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、インターミディエイトタイヤで1分26秒479を記録し、今シーズン9回目のポールポジションを獲得しました。

今シーズン、ポールポジションを獲得したドライバーは、わずか4名(ベッテル、ベッテルのチームメイトのマーク・ウェバー、メルセデスのニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトン)です。しかし、過去4年間、インテルラゴスのポールシッターは優勝を逃しています。

このレース週末、ここまでスリックタイヤでの実質的な走行がないため、もし明日の決勝で今週末用の選択タイヤであるP Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムが使用されることになれば、各チームはデータを持たないまま臨むことになります。したがって、戦略は広範囲に渡り、各チームは、刻々と変化する状況に対応する必要があります。

ピレリジャパン・プレスリリース

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マルシアF1チームに罰金70万円

Marussia F1 (C)Marussia F1 Team
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ブラジルGPのレーススチュワード(競技審査委員)はさらにマルシアF1チームに対しても罰金のペナルティを科している。

こちらは23日(土)行われた公式予選のQ1セッションで、ピットレーン出口へすでにマシンが整列しているにもかかわらず、割り込ませる形でマシンをリリースしたというもの。
罰金は5千ユーロ(約69万円)とのことだ。

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グティエレス(ザウバー)とチルトン(マルシアF1)に戒告

Esteban Gutierrez (C)Sauber Motorsport
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ブラジルGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、ザウバー・チームのエステバン・グティエレスとマルシアF1チームのマックス・チルトンの二人について、いずれも23日(土)午前に行われたフリー走行3回目セッション中ピットレーン入口のホワイトラインをオーバーしたとして戒告処分とした。

戒告処分はシーズン中にトータル3回になるとグリッド降格のペナルティが科せられるが、グティエレスはこれが今季初、またチルトンは2度目となっている。

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今年最後のポールポジションもベッテル(レッドブル)

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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インテルラゴスの状況はさらに悪化。
このため予選最終のQ3セッションは10分開始が遅らせられたが、状況は好転せずさらに再三の遅延が繰り返され、結局30分の中断を経ての再開となった。
ウェットタイヤでスタートしたものの、路面の改善を見て次々とインターミディエイトに交換、各車タイムアップを果たしていった。

結局このコンディションでも圧倒的な速さを見せつけたのはベッテル(レッドブル)。
ベストタイム1'26.479はこの短いサーキットで2番手に0.623秒もの大差をつけるもの。
ベッテルのポールポジションはこれで2戦連続今季9回目、自身通算45回目の快挙となった。
2番手はロズベルグ(メルセデスAMG)、3番手アロンソ(フェラーリ)、4番手これがF1最後の予選ウェバー(レッドブル)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6番手いち早くインターミディエイトへのスイッチを先導したグロージャン(ロータス)、7番手リカルド(トロ・ロッソ)、8番手ベルニュ(トロ・ロッソ)、9番手マッサ(フェラーリ)、そして10番手がヒュルケンバーグ(ザウバー)というトップ10グリッドになった。

ブラジルGP:公式予選の結果はこちら
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予選Q2、マクラーレン勢脱落、ペレスがクラッシュ

Q2になっても状況は同様で、各車インターミディエイトタイヤを装着してのアタックが開始された。
引き続き難しいコンディションで、最後のアタック中ではマクラーレンのペレスが派手なクラッシュ劇。
マシンは右側面を大破していて、決勝レースを前にギヤボックスなどダメージが気に掛かる。

ここでトップタイムを記録したのはロータスのグロージャン。
これにベッテル(レッドブル)、アロンソ(フェラーリ)、ロズベルグ(メルセデスAMG)、ハミルトン(メルセデス)、ウェバー(レッドブル)、マッサ(フェラーリ)、リカルド(トロ・ロッソ)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、そしてヒュルケンバーグ(ザウバー)までの10台がQ3進出を果たした。

ここで脱落となったのはコバライネン(ロータス)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、ボタス(ウィリアムズ)、ペレス(マクラーレン)、バトン(マクラーレン)、そしてスーティル(フォース・インディア)の6台。

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予選Q1、コンディション悪化に各車苦慮

相変わらず路面は一部ウェット、そして雨も微妙に降る難しいコンディションのもと、今年最後の公式予選が始められた。
タイヤは各車インターミディエイト、雨がさらに降る可能性を見越しハミルトン(メルセデス)を先頭にピットレーン出口にマシンが並んでのセッションスタート。
後半コンディションが悪化したためほとんどのマシンはピットに留まったが、最後にコバライネン(ロータス)らタイムアップを果たした一部のマシンもあった。

ここでトップだったのはハミルトン(メルセデス)。
以下ベッテル(レッドブル)、ロズベルグ(メルセデスAMG)、ヒュルケンバーグ(ザウバー)、コバライネン(ロータス)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、バトン(マクラーレン)、グロージャン(ロータス)、アロンソ(フェラーリ)、ウェバー(レッドブル)、ペレス(マクラーレン)、ボタス(ウィリアムズ)、マッサ(フェラーリ)、スーティル(フォース・インディア)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、そしてリカルド(トロ・ロッソ)がQ2進出。

ここで脱落となったのはマルドナド(ウィリアムズ)、グティエレス(ザウバー)、ピック(ケータハム)、デル・ガルデ(ケータハム)、ビアンキ(マルシアF1)、そしてチルトン(マルシアF1)の6台。

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フリー走行3回目はウェバー(レッドブル)がトップタイム

Mark Webber (C)Redbull Racing
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ブラジルGPは公式予選を前に行われたフリー走行3回目セッションもウェット。
気温19度、路面温度21度と報告されている。
このため多くを走行したのはグティエレス(ザウバー)程度(21周)で多くのマシンは数ラップだけの周回に留まり、ロズベルグ(メルセデスAMG)、アロンソ(フェラーリ)、バトン(マクラーレン)、マッサ(フェラーリ)らはタイム計測すらなく終えた。

トップタイムを記録したのはレッドブルのウェバーで1'27.891。
これにロータスのグロージャン&コバライネン、ボタス(ウィリアムズ)、ヒュルケンバーグ(ザウバー)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、グティエレス(ザウバー)、マルドナド(ウィリアムズ)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、スーティル(フォース・インディア)と続いた。
ハミルトン(メルセデス)は11番手、ベッテル(レッドブル)17番手、ペレス(マクラーレン)18番手だった。

このままコンディションが好転しなかった場合、今年最後の公式予選は波乱に満ちたものになりそうだ。

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2013/11/23

ウェットコンディションでの幕開けとなったブラジルのグランプリ週末 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年ブラジルグランプリ フリー走行
2013年11月22日、サンパウロ

ブラジルグランプリのレース週末はウェットコンディションで幕が開き、金曜フリー走行の2つのセッションにおいて、スリックタイヤでのタイムは計測されず、Cinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・フルウェットタイヤによる走行が主体となりました。ブラジルグランプリ用として、P Zeroオレンジ・ハードタイヤとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤが選択されていますが、今日のセッションでは、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがFP1でハードタイヤを短時間使用しました。ベッテルのハードタイヤによる走行はデータの収集に留まり、タイムの計測には至りませんでした。

各チームにはピレリの2014年型プロトタイプタイヤも供給されていましたが、雨のため、プロトタイプタイヤによる走行機会は失われました。ベッテルのみが、プロトタイプタイヤで1周だけ走行しました。明日以降も雨が予測されているため、本日のウェットコンディションにおけるフリー走行は非常に有益なものとなるでしょう。

本日の最速タイムは、メルセデスのニコ・ロズベルグがCinturatoグリーン・インターミディエイトを使用してFP1で記録した1分24秒781でした。ロズベルグは、FP2でもCinturatoブルー・フルウェットでベンチマークタイムを記録しましたが、その後、ベッテルがインターミディエイトで最速タイムを更新しました。しかし、ロズベルグは、セッション終了間際に、インターミディエイトを使用した最終ランで、FP2の最速タイムとなる1分27秒306を記録しました。

FP2の終盤、雨足がわずかに弱くなった中、ザウバーのエステバン・グティエレスだけがセッションの最後までインターミディエイトに交換しませんでした。金曜日のセッションがウェットコンディションで行われた場合、レギュレーションによってインターミディエイトが1セット追加供給されますが、大半のドライバーが本日のセッションを通して1セットのみのインターミディエイトとフルウェットを使用しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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『LG』、F1公式計時システム契約を終了

『LG』
2009年からF1の公式計時システム契約を結んで担当してきた韓国の『LGエレクトロニクス』が、予定通り5年間の契約を終え今週のブラジルGPを最後に終了させることを正式発表した。

『LG』社はF1の公式計時システムを担当する他、F1電気製品、携帯電話、データ・プロセッサの販売権を獲得していた。
今後は「地域プラットフォームに向けたスポンサーシップ戦略に再集中する」としている。

なお、2014年からのF1公式計時システムは昨年12月に契約を発表したスイスの『ロレックス』によって行われることになる。

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フリー最速のロズベルグ(メルセデス)、「難しい状況は楽しい」

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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予報通りのウェットコンディションに見舞われたブラジルGP初日フリー走行は、午前・午後いずれのセッションでもメルセデスAMGのニコ・ロズベルグがトップタイムを記録して終えた。

「まだ初日だけれど、今年最後の週末に向けていいスタートが切れたね。
トップタイムといってもまだ金曜日だからタイムを比較するのはナンセンス。
それでも今週のほうがまだレッドブル勢に近づけているんじゃないかと感じるよ。
ここインテルラゴスはいつも予測のつかない状況になるけれど、こうした難しい状況で限界を見極めるというのは楽しいことだね」と、ロズベルグ。

ブラジルGPでのロズベルグは、ウィリアムズ・チーム時代だった2007年の4位が最高となっている。

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再びウェットのフリー走行2回目もロズベルグ最速

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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残念ながらブラジルGP初日は午後のフリー走行2回目セッションもウェット。
路面には一部水溜まりも出始める生憎のコンディションとなった。
気温は20度、路面温度は22度と報告されている。

なかなか本格走行は始まらず、前半を終えてもタイムを記録したのはわずか12台で様子見のチームが多かった。
路面はいくらか好転したようでウェットタイヤからインターミディエイトに履き替えるマシンが続き、タイムも次第に更新された。
タイミングモニターの最上部にはレッドブル勢が並んだが、最後にメルセデスのロズベルグが逆転し、午前に続いて堂々トップに立ってみせた。
2番手はベッテル(レッドブル)、3番手ウェバー(レッドブル)、4番手コバライネン(ロータス)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6番手ベルニュ(トロ・ロッソ)、7番手マッサ(フェラーリ)、8番手ヒュルケンバーグ(ザウバー)、9番手リカルド(トロ・ロッソ)、そして10番手にグロージャン(ロータス)というトップ10。

以下アロンソ(フェラーリ)、グティエレス(ザウバー)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、マルドナド(ウィリアムズ)、スーティル(フォース・インディア)、ボタス(ウィリアムズ)、ペレス(マクラーレン)、ビアンキ(マルシアF1)、デル・ガルデ(ケータハム)、ピック(ケータハムF1)、チルトン(マルシアF1)、そして最後尾がわずか6ラップだけの周回に留まったバトン(マクラーレン)という結果になった。

ブラジルGP:フリー走行2回目の結果はこちら
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ブラジルGPフリー走行初日はウェットスタートに

Ferrari Flag (C)Ferrari S.p.A
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天気予報が当たり心配されたようにブラジルGPはウェットコンディションでのスタートとなった。
このグランプリにピレリタイヤはハードタイヤとミディアムタイヤとを持ち込んでいるが、別途各ドライバーに2014年仕様のプロトタイプタイヤを供給、こちらのテストも兼ねた作戦となっている。

このセッションではトロ・ロッソがリカルドに代えて来年デビュー予定のダニール・クビアトが、またフォース・インディアではディ・レスタに代えてジェームス・カラド、そしてマルシアではチルトンに代えてロドルフォ・ゴンザレスがそれぞれ出走となっている。
しかし小雨が降っているうえに気温が19度、路面温度も20度と新人ドライバーにとっては生憎の難しいコンディションとなった。

ウェットタイヤでスタートしたが途中からインターミディエイトに、さらには一部ドライタイヤを装着して臨んだドライバーもいたが、再びインターミディエイトに戻す状況。
結局トップタイムを記録したのはメルセデスのニコ・ロズベルグ、2番手もチームメイトのハミルトンが続きメルセデスAMGの1-2タイム。
3番手ベッテル(レッドブル)、4番手バトン(マクラーレン)、5番手アロンソ(フェラーリ)、6番手ウェバー(レッドブル)、7番手ペレス(マクラーレン)、8番手ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)、9番手コバライネン(ロータス)、そしてヒュルケンバーグ(ザウバー)というトップ10になった。
注目のマッサ(フェラーリ)は11番手、カラド(フォース・インディア)は18番手、ゴンザレス(マルシア)は22番手だった。

ブラジルGP:フリー走行1回目の結果はこちら
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2013/11/22

ディ・レスタ(F・インディア)、「他カテゴリー転向も視野」

Paul Di Resta (C)Mercedes Motorsports
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フォース・インディア・チームの来季有力候補であるポール・ディ・レスタ(27歳:イギリス)だが、例年ドライバー決定が遅いことで知られるのがこのチーム。
もしも残留ができなかった場合、時期的に他にF1シートを見つけるのが困難になることも予想される。
こうしたことを受けディ・レスタは他のカテゴリーへの転向の可能性を探ることも示唆した。

「もしもF1でシートが見つけられない場合、たとえばインディカーやDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)など違う分野への転向も考えているんだ。
F1だけがレースじゃないからね」と、ディ・レスタ。

元々メルセデスの育成ドライバーだったディ・レスタは2010年DTMに参戦してチャンピオンを獲得している。
またインディカー・シリーズで4回のチャンピオンに輝くダリオ・フランキッティとは従兄弟の関係になる。

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フェリッペ・マッサ、母国でフェラーリ最後のレース

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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今季限りで2006年以来在籍したフェラーリ・チームを去ることになるフェリッペ・マッサにとって、このブラジルGPは言うまでもなくたいせつな母国グランプリ。
「フェラーリでのキャリアを終える僕にとって最高の場所」と、マッサは好成績に意欲をみせている。

「8年間もこのチームにいたんだから、それは感慨があるよ。
チームやスタッフには感謝の言葉が見つからないくらいさ。
彼らのためにもいい成績でこのレースを終えたいね」と語るマッサ。

またチームメイトのフロンソも、「マッサにはこのチームで最後となるブラジルで活躍して欲しいし、そのために僕らも120%協力するつもりだよ」とエールを送っている。

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ブラジルGPはまたウェットの可能性

Interlagos Circuit (C)Mercedes Motorsports
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今週末行われるブラジルGPについて、地元気象台が発表した予報ではフリー走行が行われる金曜日から決勝レースの日曜日までの3日間いずれも雨になる可能性を伝えている。
かつて何回も大雨に見舞われた経験のあるブラジルGP、果たして今年はどうか。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿度
11月22日(金) フリー走行 23- 26度 80%
11月23日(土) 公式予選 20- 22度 92%
11月24日(日) 決勝レース 曇り時々雨 20- 24度 84%

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2013年最後のスチュワードにマーク・ブランデル氏

Mark Blundell (C)McLaren Group
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FIA(国際自動車連盟)は今週行われる今季最終戦となるブラジルGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元マクラーレン等のF1ドライバーであるマーク・ブランデル氏(47歳:イギリス)を指名したことがわかった。

1991年、当時のブラバム・ヤマハでF1デビューを果たしたブランデル氏は、その後リジェ、ティレル、最後はマクラーレンに在籍、表彰台に3度上がるなど活躍してF1キャリアを終え、その後は米CARTを経てスポーツカーレースに転進、プジョーで参戦したルマン24時間レースでは1992年にみごと総合優勝を果たしている。
レーススチュワードを務めるのは今年の中国GP以来で3回目。

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2013/11/21

ヒュルケンバーグ(ザウバー)、「ロータスからの打診断った」

Nico Hulkenberg (C)Sauber Motorsport
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今季、非力とされるザウバー・チームに所属しながらも、ここまで18戦中9戦で入賞するなどその非凡な才能を示すニコ・ヒュルケンバーグは、ライコネンが離脱した今季残り2戦についてロータス・チームから代役出場の打診があったことを認めている。

「ロータスからオファーがあったのは事実だよ。
もちろん表彰台が狙えるチームからのものだから魅力的なものだった。
でもわずか2戦だけの出場というのはリスクが多過ぎると思ったんだ。
わずか二つのグランプリで(レースドライバーの)グロージャンを上廻るか、少なくとも彼に匹敵するだけの結果を残さなくてはならないんだからね。
F1はチームやマシンによってずいぶんと異なるものだから、事前のテストもなしにすぐ結果を出すというのは難しいんだよ」

そう語るヒュルケンバーグは今季の2戦よりも来季のポジションを優先させたようだ。

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ロータス・チーム、依然として運営状況好転せず

E.Boullier & K.Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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ドライバーに体する契約金も支払えないという資金難からキミ・ライコネンの離脱を招いたとされるロータス・チームだが、新しい支援者からの入金はいまだにないということで困難な状況は変わっていない模様だ。

これまで伝えられたところでは、カンタム・グループ(前インフィニティ・レーシング)との契約はすでにまとまっていて、入金を待つばかりとされていた。
しかしその後入金のニュースはないまま。

こうした事情が新しいドライバーとの契約にも差し支えているとみられ、噂されるニコ・ヒュルケンバーグらの去就はいまだに決まっていないままだ。
そのヒュルケンバーグは「いつまでも待てない」と苦慮しているという。

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佐藤琢磨、新シリーズ『フォーミュラE』の開発に協力

Formula-E Image (C)Renault Sport
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20日(水)、東京ビッグサイトで開幕した『東京モーターショー』の会場で、FIA(国際自動車連盟)の新シリーズ『フォーミュラE』の概要発表会が行われた。
その席上、元F1ドライバーで現在インディカー・シリーズに参戦する佐藤琢磨が、マシンの開発ドライバーとしてフォーミュラEホールディングスに協力することが明らかにされた。

フォーミュラEは電気エネルギーだけを動力としたフォーミュラカーで、2014年から世界全10戦予定されている。
日本からは佐藤琢磨も所属したスーパーアグリの新チームである『SAFE(スーパーアグリ・フォーミュラE)』がエントリーを発表している。

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2013/11/20

『フェラーリは来季ドライバー契約間違えた』とのジョーク

David Coulthard (C)RedBull Racing
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フェラーリ・チームではすでにマッサの放出、そして来季の後任ドライバーとしてキミ・ライコネン(ロータス)との契約を発表しているが、いまF1パドックでは『フェラーリは来季ドライバーの契約を間違えた』とのジョークが流布しているのだという。

これは元マクラーレン等のF1ドライバーであるデビッド・クルサード氏(42歳:イギリス)が自身のコラムで紹介したもの。
その背景にはフェラーリ・チーム復帰発表後まったく精彩を欠いたライコネンに比べ、ここ5戦で4位1回、3位3回、そして2位1回とすっかり表彰台の常連となったロマン・グロージャン(27歳:フランス)の活躍を皮肉ったものだ。

そのライコネンは背中の手術を理由にすでに今季の出場をキャンセルしている。

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フェラーリ・チーム『オークリー』とスポンサー契約

Ferrari Team/Oakley (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームはUS-GPの会場で『オークリー』との間でスポンサー契約を結んだことを発表した。

『オークリー』はアメリカ・カリフォルニア州に本拠を置くアパレル、サングラス等のアイウェアなどの著名ブランド・メーカー。
契約は複数年とされているが詳細は明らかでない。

なお、日本では『オークレー』として親しまれたが、1997年にオークリージャパンを設立してからは『オークリー』が公式名称となっている。

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トト・ウォルフ氏、スージーのウィリアムズ残留を示唆

Susie Wolff (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームの役員で、現在はメルセデスAMGチームでエクゼクティブ・ディレクターも務めるトト・ウォルフ氏だが、夫人でテストドライバーを務めるスージーさんについて、来季もウィリアムズ・チームに留まるだろうとの見通しを示した。

これはオーストリアの『クライネ・ツァイトゥング』紙の取材に応えたもので、「彼女は現在のポジションに留まるようだ。
今後さらに金曜日のフリー走行でのドライブなどの希望が叶えられれば満足するのではないか」と、マネージメントよりもドライビングに魅力を感じていることを明らかにした。

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2013/11/19

今シーズン最終戦の金曜フリー走行へプロトタイプタイヤを供給 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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ブラジルグランプリ プレビュー: インテルラゴス 2013年 11月22-24日
2013年11月18日、ミラノ

Formula One 2013年シーズン最終戦が、今週末、伝統的なブラジルのインテルラゴスサーキットで行われます。ピレリは、P Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤを持ち込みます。

ブラジルグランプリでは、翌シーズンへの準備として、レギュレーション変更を反映した最新仕様の2014年型プロトタイプを、各チームが金曜フリー走行で試す機会が提供されます。2014年型マシンの新しいエンジン特性は、タイヤに重要な影響を及ぼします。現行のレギュレーションに従い、各マシンには、FP1とFP2で2セットの2014年型タイヤが供給されます。この新型タイヤは、2014年型のタイヤ構造とプロファイルを反映したミディアムコンパウンドです。

ピレリジャパン・プレスリリース

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0周リタイヤのスーティル(F・インディア)、憤懣みせる

Pastor Maldonado (C)Williams F1
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チームメイトが予選でQ2進出を果たすのに対し、予選はQ1敗退、決勝レースではアクシデントによりわずか1周することもなく戦線離脱したフォース・インディアのエイドリアン・スーティルは、レース後憤懣やるかたないところを示した。

「土曜日まではいい感じで迎えられていたのに、予選から後は最悪だった。
決勝レースではいいスタートが決められポジションを上げることができた。
ところがバックストレートで突然マルドナド(ウィリアムズ)がコースを変更して僕の左リヤタホイールにヒットしてきたんだ。
マシンはたまらず浮かび上がってコントロールできず、それで僕のレースはお終いさ。
わかったのは、彼と走る時には今後ライン1本分では足りないということ。
これからは2本分空ける必要があるっていうことだね」

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コンストラクターズ2位争いはメルセデスAMGが一歩前進

Mercedes AMG (C)Mercedes Motorsports
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2013年シーズン、コンストラクターズ・タイトルはすでにレッドブル・レーシングの獲得が確定しているが、2位を巡ってはメルセデスAMG、フェラーリ両チームにより激しい争いが続いている。

前戦アブダビGP終了時にはメルセデスAMGが334ポイント、フェラーリが323ポイントでその差はわずか11ポイントだった。
しかし今回のUS-GPではフェラーリがアロンソの5位(10ポイント)だけに留まったのに対し、メルセデスAMGはハミルトン4位、ロズベルグも9位に入ってW入賞。
合わせて14ポイントを獲得し、その差を15ポイントまで拡大させた。

終盤勢いを失った形の跳ね馬に苛立ちを隠せないアロンソだが、チーム自身も苦悩を続けている。

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ベルニュ(トロ・ロッソ)、ペナルティで16位に降格

Jean-Eric.Vergne (C)Redbull Racing
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US-GPのレーススチュワード(競技審査委員)は、17日(日)行われた決勝レースのファイナルラップで起きたグティエレス(ザウバー)とベルニュ(トロ・ロッソ)との接触事故について審議、その結果ベルニュの側に非があるとしてレース結果に20秒加算するペナルティを科したことを明らかにした。
これにより12位でフィニッシュしたベルニュは16位に降格することになる。

このアクシデントではグティエレスのマシンが接触により中に飛び上がるなどしてコースアウト。
幸いドライバーらに負傷等はなかったものの、国際映像でこれが世界に伝えられていた。

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2013/11/18

ベッテル、1ストップ戦略でアメリカグランプリを制す (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年アメリカグランプリ 決勝
2013年11月17日、オースティン

レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、今シーズン12勝目を挙げました。ベッテルにとってはこれがアメリカグランプリでの初勝利となります。ベッテルは、P Zeroホワイト・ミディアムタイヤでスタートし、27周目にP Zeroオレンジ・ハードへ交換する1ストップ戦略を採り、Formula One史上初の1シーズンで8連勝を達成したドライバーとなりました。カレンダー中でベッテルが優勝していないのは、現時点ではハンガリーグランプリのみです。

オースティンのレース週末を通して、ドライバーたちが直面した最大の課題は、金曜日の18℃から日曜日決勝時の37℃までと大きく変化した路面温度でした。この路面温度の変化は、タイヤ動作に明らかな影響を及ぼし、タイヤの摩耗とデグラデーション、それに伴う戦略を各チームが予測することを難しくしました。

ハードタイヤを装着してスタートしたドライバーは、14番グリッドからスタートしたトロ・ロッソのジャン・エリック・ベルニュのみでした。この戦略は、マシンが最も重い状態でタイヤの摩耗が最も激しくなるタイミングであるレース開始直後に導入された2周のセーフティーカーの影響を受けました。

最初のピットストップを行ったドライバーは、オープニングラップの事故によるデブリのためパンクしたザウバーのエステバン・グティエレスで、1周目にピットストップを行いました。グティエレスは、36周目までハードタイヤで走行し、再びミディアムタイヤへ交換しました。ウィリアムズのパストール・マルドナードは、事故によるマシンのダメージを修復するために、8周目にピットストップを行い、ハードコンパウンドへ交換しました。

予定のピットストップを最初に行ったドライバーは、17周目にハードタイヤへ交換したロータスのヘイキ・コバライネンでした。コバライネンは、アンダーカットによってポジションを3つ上げましたが、その後のノーズ交換によってタイムを失いました。

ベッテルは、27周目にハードタイヤへ交換し、ロータスのグロージャンがピットストップを行うまでの3周のみ、トップの座を明け渡しました。グロージャンは、ベッテルと6秒差の2位でフィニッシュし、Formula One自己ベストタイという結果を残しました。

完走した上位12名のドライバーが1ストップ戦略を採り、フェラーリのフェリペ・マッサが2ストッパーでは最上位の13位でフィニッシュしました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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マクラーレン、ペレスの来季移籍先交渉に関与

M.Whitmarsh & S.Perez (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームはレースドライバーであるセルジオ・ペレスの今季限りでの放出を決定したが、その移籍先との交渉についてバックアップすることを明らかにした。
これは、マクラーレン・チームの決定が遅すぎて移籍先を見つけるのに苦慮しているとのペレスの訴えに応じたもの。

同チームのマーティン・ウィットマーシュ代表は、「ペレスの力量については十分F1で通用するものであると保証する。
今回の決定はペレスに問題があったのではなくマグヌッセンとの事情があったため。
われわれは彼のため力になれるよう尽力することを約束する」と、語っている。

同氏は具体的に、フォース・インディアやロータスに連絡したことを明かしたが、ここに来て本命はザウバー・チームへの復帰ではないかとも伝えられている。

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US-GPはベッテル(レッドブル)が破竹の8連勝飾る

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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US-GP決勝レースは晴天に恵まれ、路面温度が今週最高の35度まで上昇してスタートした。
もちろん完全なドライコンディションだ。
序盤に他車とホイール接触によりスーティル(フォース・インディア)がクラッシュしたためセーフティカーが導入された他は特に大きなアクシデントもなく終了。
今回も最初にチェッカーフラッグをかいくぐったのはレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル。
ベッテルの勝利は今季12回目で第11戦のベルギーGPから実に破竹の8連勝。
これはミハエル・シューマッハの持つ7連勝の記録を打ち破る快挙になる。
ベッテルはこれで38回目の勝利となった。

2位は上昇レッドブル勢に割って入ったロータス・チームのロマン・グロージャン。
2位は昨年のカナダGPに並ぶ自己最高位で、今季はここまで3位が5回だったのでもちろん最上位となる。
3位はスタートの出遅れが響いたウェバー(レッドブル)。
今季未勝利のウェバーにとって10勝目を記録する残されたチャンスは最終戦ブラジルGPのみとなった。

4位ハミルトン(メルセデス)、5位アロンソ(フェラーリ)、6位ヒュルケンバーグ(ザウバー)、7位ペレス(マクラーレン)、8位ボタス(ウィリアムズ)、9位ロズベルグ(メルセデスGP)、10位バトン(マクラーレン)でここまでが入賞。
以下、11位リカルド(トロ・ロッソ)、12位ベルニュ(トロ・ロッソ)、13位マッサ(フェラーリ)、14位グティエレス(ザウバー)、グティエレス(ザウバー)は最終ラップに他車に押し出されて順位を落としていてこれはレース後の審議対象となっている。
15位コバライネン(ロータス)、16位ディ・レスタ(フォース・インディア)、17位マルドナド(ウィリアムズ)、18位ビアンキ(マルシアF1)、19位デル・ガルデ(ケータハム)、20位ピック(ケータハムF1)、21位チルトン(マルシアF1)。
リタイヤはスーティル(フォース・インディア)のみだった

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FIA発表『US-GP公式スターティンググリッド』

FIA

複数のドライバーにグリッド降格のペナルティがあったUS-GPの予選結果について、FIA(国際自動車連盟)は最終的なスターティンググリッドを次のように発表した。

1. ベッテル(レッドブル)
2. ウェバー(レッドブル)
3. グロージャン(ロータス)
4. ヒュルケンバーグ(ザウバー)
5. ハミルトン(メルセデス)
6. アロンソ(フェラーリ)
7. ペレス(マクラーレン)
8. コバライネン(ロータス)
9. ボタス(ウィリアムズ)
10. リカルド(トロ・ロッソ)
11. ディ・レスタ(フォース・インディア)
12. ロズベルグ(メルセデスAMG)
13. マッサ(フェラーリ)
14. ベルニュ(トロ・ロッソ)
15. バトン(マクラーレン)*
16. スーティル(フォース・インディア)
17. マルドナド(ウィリアムズ)
18. デル・ガルデ(ケータハム)
19. ビアンキ(マルシアF1)
20. グティエレス(ザウバー)*
21. チルトン(マルシアF1)*
22. ピック(ケータハムF1)*

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ピック(ケータハムF1)はギヤボックス交換でペナルティ

Charles Pic (C)Caterham F1 Team
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ケータハムF1は同チームのシャルル・ピックのマシンについて決勝レースを前にギヤボックス交換を行ったことを発表した。

レギュレーションにより、これでピックはグリッド5番降格のペナルティが科せられるが、予選順位が21番手であるため最後尾スタートとなる。

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グティエレス(ザウバー)らにペナルティ

Esteban Gutierrez (C)Sauber Motorsport
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US-GPのレーススチュワード(競技審査委員)は、16日(土)行われた公式予選セッション中、他車の走行を妨害したとしてグティエレス(ザウバー)&チルトン(マルシアF1)らにペナルティを科したことを明らかにした。

マルドナド(ウィリアムズ)のアタックを妨害したグティエレスにはグリッド10番降格ペナルティ。
グティエレス(ザウバー)今回自身最高位タイとなる10位を獲得していたが、これにより20番手に後退。
また同じくチルトンに対しては20番グリッドであるため、決勝レースのスタートから5周目以内でのドライブスルー・ペナルティーが科せられた。

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2013/11/17

1ストップが予測されるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年アメリカグランプリ 予選
2013年11月16日、オースティン

レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、P Zeroホワイト・ミディアムタイヤで1分36秒338を記録し、アメリカグランプリ予選でポールポジションを獲得しました。P Zeroホワイト・ミディアムはP Zeroオレンジ・ハードと共に今週末用として選択されています。今シーズンのチャンピオンを獲得したベッテルにとって、通算44回目、今シーズン8回目のポールポジションとなります。

強風が吹く気温27℃のコンディションの下、予選が開始されました。ウィリアムズのバルテッリ・ボッタスが、ミディアムコンパウンドでQ1の最速タイムを記録しました。Q1では、2回目のランを行った全ドライバーがミディアムタイヤを使用しました。多くのチームが2回のランを行った中、ロータスの両ドライバーは1回のみのランを行い、レッドブルの両ドライバーは、Q1を通してハードタイヤ1セットのみを使用し、後続のセッションと決勝用にミディアムタイヤを温存することが出来ました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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予選失速バトン(マクラーレン)、「なんとも不可解な状況」

Jenson Button (C)McLaren Group
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16日(土)午前に行われたフリー走行では6番手タイムを記録するなど順調な仕上がりをみせていたバトン(マクラーレン)だったが、予選ではなんと13番手タイムでQ2敗退。
不可解な状況に首を傾げていた。

「いったい予選で何が起きたのかわからない。
それまでは良かったのに、突然バランスもグリップも最悪になっちゃったんだ。
それでもいいタイムを出しているドライバーがいるのだからコンディションのせいにはできないね。
しかし例えばQ1ではウィリアムズのボタスが最速タイムを記録しているのにチームメイトはここで敗退しているんだろう。
まったくなんとも不可解な予選だったよ」

そう語るバトン自身も放出が決まったチームメイトに負け(ペレス7位、バトン13位)。
その上さらにペナルティでグリッド3番降格も決まっている。

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ポール逃がしたウェバー(レッドブル)、「3つのうち2.5」

Mark Webber (C)Redbull Racing
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僚友ベッテルが最終コーナーを立ち上がってくるまでは自身14回目となるポールポジションを確信していた筈のマーク・ウェバー(レッドブル)だったが、快挙はその手からこぼれ落ちていった。

「自分ではベストが尽くせたし、満足できると思ったけれど、結果がこうであればやはり不十分だったんだろう。
3つのセクターのうち、最初と2つ目は完璧。
最後のセクターも半分まではうまくいったと思ったけれど、でもそこをさらにうまくやったチームメイトに持って行かれたよ。
でも2番手なら悪くない。
明日はいい決勝レースにしたいね」

これまで9勝を誇るウェバーに残されたのはあと2戦だけになった。

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「来季F1、22戦から19戦に縮小」とドイツ・メデイア報じる

FIA
FIA(国際自動車連盟)は2014年のF1カレンダーについて、史上最多となる全22戦を計上したが、そこから3戦が脱落、結局全19戦で戦われるとの見通しをドイツ・メデイアが伝えて注目されている。

これはドイツの有力誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が報じたもので、それによれば当初開催予定の22戦から韓国、メキシコ、そしてニュージャージーら3つのグランプリが脱落するとのこと。
いずれも問題は財政面にあり、韓国とニュージャージーはグランプリ開催資金が不足、また21年ぶりの復活を目指すメキシコはそもそもサーキットの改修資金が足りないのだという。

2014年の改訂版F1カレンダーは例年12月初旬にFIAから発表される予定。

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ベッテル(レッドブル)が劇的逆転タイムでポールポジション獲得

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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2回目の開催となったUS-GPの公式予選は、最終アタックの最終セクションでの逆転タイムでセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がここ2年連続となるポールポジションを獲得した。
ベッテルのポールはインドGP以来で今季8回目、自身通算44回目の快挙となった。

2番手は最後の瞬間までポールを確信していたであろうチームメイトのマーク・ウェバー。
ベッテルとのタイム差は0.103秒というものだった。
3番手はロータスのグロージャン、4番手ヒュルケンバーグ(ザウバー)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6番手アロンソ(フェラーリ)、7番手ペレス(マクラーレン)、8番手コバライネン(ロータス)、9番手ボタス(ウィリアムズ)、そして10番手がグティエレス(ザウバー)というトップ10グリッドとなった。

すでにシート喪失が決まったペレス(マクラーレン)、そして来季のシートがまだ確定していないグティエレス(ザウバー)はいずれも隣国メキシコ出身のドライバーで、母国から応援団が大挙押し寄せた中での健闘だった。

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波乱の予選Q2、バトン、ロズベルグ、マッサら脱落

US-GPの予選Q2は波乱の結果となった。
最上位はここでもレッドブル勢が占め、ベッテルがトップ、ウェバーが2番手と安泰。
これにアロンソ(フェラーリ)、ボタス(ウィリアムズ)、グロージャン(ロータス)、ヒュルケンバーグ(ザウバー)、ハミルトン(メルセデス)、グティエレス(ザウバー)、ペレス(マクラーレン)、そしてコバライネン(ロータス)と続きこの10台がQ3進出。

ここで脱落となったのはリカルド(トロ・ロッソ)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、バトン(マクラーレン)、ロズベルグ(メルセデスAMG)、マッサ(フェラーリ)、そしてベルニュ(トロ・ロッソ)の6台となった。
ロズベルグのQ2敗退はドイツGP以来で今季2度目の椿事ということになる。

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予選Q1、タイム上がらず各車苦戦

サーキット・オブ・ジ・アメリカズを舞台にUS-GPの公式予選がスタートした。
セッション開始時の気温27度、路面温度は30度、もちろんドライコンディションだが風は強い。

タイムが思ったほど上がらない中、レッドブルの2台だけがハードタイヤでのアタック。
トップタイムを記録したのはウィリアムズのボタス!
これにハミルトン(メルセデス)、グティエレス(ザウバー)、ウェバー(レッドブル)、ヒュルケンバーグ(ザウバー)、ペレス(マクラーレン)、コバライネン(ロータス)、ベッテル(レッドブル)、バトン(マクラーレン)、グロージャン(ロータス)、ロズベルグ(メルセデスAMG)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、リカルド(トロ・ロッソ)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、アロンソ(フェラーリ)、マッサ(フェラーリ)と続いた。

ここで脱落となったのはスーティル(フォース・インディア)、マルドナド(ウィリアムズ)、デル・ガルデ(ケータハム)、ピック(ケータハム)、ビアンキ(マルシア)、そしてチルトン(マルシア)の6台。
スーティルはセッションさいごに、コースサイドにマシンを止めている。

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フリー走行3回目もレッドブル勢が1-2タイム

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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16日(土)、US-GPはフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の気温20度、路面温度も20度とかなり低めでタイヤグリップに影響が出そうだ。

結局ここでもトップタイムを記録したのはベッテル(レッドブル)で、これに僚友ウェバーが続いてレッドブル勢の1-2。
ベッテルのタイムは1'36.733というものだった。
3番手はハミルトン(メルセデス)、4番手ヒュルケンバーグ(ザウバー)、5番手グロージャン(ロータス)、6番手バトン(マクラーレン)、7番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、8番手ペレス(マクラーレン)、9番手ボタス(ウィリアムズ)、10番手スーティル(フォース・インディア)の順。

フェラーリ勢はアロンソ11番手、マッサ17番手と苦戦。
ライコネンの代役コバライネン(ロータス)は13番手。
またディ・レスタ(フォース・インディア)は16番手だった。

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2013/11/16

ピレリタイヤ、アメリカの多様な天候状況下で走行

(C)Pirelli Motorsport
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2013年アメリカグランプリ フリー走行
2013年11月15日、オースティン

アメリカグランプリ用に選択されたP Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤは、オースティンで行われた2回のフリー走行セッションを通じて、午前中の霧や午後には25℃に至った気温など、変化に富んだ天候状況の下で使用されました。

本日の最速ドライバーは、FP2の中盤にミディアムコンパウンドを使用して1分37秒305を記録したレッドブルのセバスチャン・ベッテルでした。チームメイトのマーク・ウェバーが2番手タイムを記録し、メルセデスの両ドライバーがこれに続きました。今回、ロータスでのデビューとなるヘイキ・コバライネンは、早くもピレリの両コンパウンドで力を発揮し、5番手タイムを記録しました。

午前中に行われたフリー走行1回目(FP1)は、濃霧でメディカルヘリコプターが飛行不能となったため、開始が遅延しセッションが短縮されました。フェラーリのフェルナンド・アロンソがハードタイヤでセッション最速タイムを記録しました。FP1の走行時間短縮により、各チームは、FP2の1時間30分を最大限に活用することを余儀なくされました。路面が改善していく中、各チームは、両コンパウンドを使用して多様な燃料搭載量でのレースパフォーマンスの評価に集中していました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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予選降格バトン(マクラーレン)、「減速はしたんだけど」

Jenson Button (C)McLaren Group
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US-GP金曜日のフリー走行セッション中、赤旗が呈示された際に他車をオーバーテイクしたとしてグリッド3番降格のペナルティを科せられたジェンソン・バトン(マクラーレン)は、次のように当時の状況を説明した。

「確かに赤旗の時にクビアト(トロ・ロッソ)を追い抜いてしまったのは事実だから処分は受け入れる。
でも、そのときの状況が危険だったとか、そういうことではないんだけどね。
クビアトがバックストレートで減速したから、つい前に出てしまったんだ。
彼の場合は(来季に向けての)慣熟の走行だったから納得いかない思いもあるけれど、しかたないね」

バトンはそもそもメディカルヘリコプターが不在ということで突然赤旗にしたスチュワードの判断自体納得がいっていないようだった。

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「ライコネン(ロータス)の手術成功」とチームが発表

Kimi Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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F1はいまアメリカ・オースティンのUS-GPのニュースに集中しているが、これを欠場して背中の手術にあたったキミ・ライコネンについて、所属するロータス・チームはこれが成功したことを公式発表した。

手術はライコネン(ロータス)の母国フインランド・ストラスブールにある「ユニバーシティ病院」で行われ、担当した執刀医によれば「すべて問題なく手術は成功した」とのこと。
ライコネン(ロータス)は今後数日静養したのち、さっそく来シーズンに向けてリハビリテーションを開始するという。

なお今季の残る2戦については現ケータハムF1のヘイキ・コバライネンが代役として出場しているが、来季についてはまだ確定していない。

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バトン(マクラーレン)赤旗無視でグリッド降格ペナルティ

Jenson Button (C)McLaren Group
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US-GPのレーススチュワード(競技審査委員)は、15日(金)行われたフリー走行1回目セッション中、赤旗が呈示された際にマクラーレン・チームのジェンソン・バトンが他車をオーバーテイクしたとして予選グリッド3番降格のペナルティを科したことを明らかにした。

バトンは当時走行を中断してピットガレージに戻る途中で実質的にオーバーテイクのメリットはなかったが、処分によりデメリットだけが浴びせられた形となった。
なお昨年のこのUS-GPでバトンは予選12位、決勝レースでは5位になっている。

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US-GPフリー2回目はベッテル&ウェバー(レッドブル)1-2

Circuit of the Americas (C)Mercedes Motorsports
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15日(金)午後、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズでUS-GPのフリー走行2回目セッションが行われた。
引き続き天候は晴れ、路面はドライコンディションで気温25度、路面温度31度と報告されている。

セッション終盤、チルトン(マルシアF1)のマシンがブレーキトラブルでストップ。
マシンからは一時炎もみられたが幸い大事には至らなかった。
結局このセッションでトップタイムを記録したのは昨年このレースでポールポジションを獲得した大本命ベッテル(レッドブル)。
これに続いたのもチームメイトであるウェバーでレッドブル勢の1-2。
以下、ロズベルグ&ハミルトンのメルセデスAMG勢、コバライネン(ロータス)、グティエレス&ヒュルケンバーグのザウバー勢、グロージャン(ロータス)、バトン(マクラーレン)、そしてアロンソの順。
マッサ(フェラーリ)は12番手、ペレス(マクラーレン)は13番手だった。

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US-GPフリー1回目は濃霧と赤旗中断で短縮

Circuit of the Americas (C)Mercedes Motorsports
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いよいよ今季もあと2戦となったそのUS-GPがアメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズを舞台に始められた。
しかし15日(金)のフリー走行1回目セッションは、思わぬ濃霧により開始が40分も遅れてスタート。
さらに今度はメディカルヘリコプターに機材トラブルが発生して赤旗中断という混乱をみせた。
ビレリは今回ハードタイヤとミディアムタイヤとを投入している。

既報のようにロータス・チームではキミ・ライコネンが背中の手術とその療養のため欠場、代役にケータハムF1のベテラン、ヘイキ・コバライネンが起用されている。
またこのセッションではトロ・ロッソがベルニュに代えて来季F1デビュー予定のダニール・クビアトを、またマルシアF1ではデル・ガルデに代えてロドルフォ・ゴンザレス、ケータハムF1ではビアンキに代えてアレクサンダー・ロッシがそれぞれコクピットに収まっている。

一部セッションは短縮されたが、ここでトップとなったのは1'38.343のタイムを記録したアロンソ(フェラーリ)。
これにバトン(マクラーレン)、ボタス(ウィリアムズ)、グティエレス(ザウバー)、ロズベルグ(メルセデスAMG)、ハミルトン(メルセデス)、マッサ(フェラーリ)、ウェバー(レッドブル)、ヒュルケンバーグ(ザウバー)、マルドナド(ウィリアムズ)と続いた。グロージャン(ロータス)は11番手、ペレス(マクラーレン)12番手、コバライネン(ロータス)13番手、ベッテル(レッドブル)は18番手だった。

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2013/11/15

ペレス、「マクラーレンの決定遅すぎる」と恨み辛み

Sergio Perez (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームは来季レースドライバーとしてセルジオ・ペレスに代え新人のケビン・マグヌッセン(21歳:デンマーク)の起用を正式発表したが、こうした決定が遅すぎるとペレスがあらためて難色を示している。

「チームの決定については尊重したいと思っているよ。
でも、これはあまりに遅すぎたね。
こんなシーズン終盤になって新しい就職先を見つけろと言われても、いまさら来季に向けたいいシートを見出すのは難しいよ。
ただ、F1にいることを目標にシート探しをするつもりはない。
僕自身のキャリアにとって正しいと思える選択をするつもりだ」

大型スポンサーの台頭やメキシコGP復活など母国メキシコの期待を一新に背負っていたペレスのシート喪失は故郷の関係者にも驚きをもって迎えられているようだ。

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ケビン・マグヌッセン、来季マクラーレンのシート獲得

Kevin Magnussen (C)McLaren Group
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セルジオ・ペレス自身が今季限りでのマクラーレン・チーム離脱を発表したことを受け、同チームは来季ケビン・マグヌッセン(21歳:デンマーク)のレースドライバー昇格を正式発表した。

マクラーレン・チームのジュニア育成ドライバーであるマグヌッセンは今季『ワールドシリーズbyルノー3.5シリーズ』に参戦、5勝を記録してみごとシリーズ・チャンピオンに輝いた。

なお元F1ドライバー(スチュワート)でケビンの父親であるヤン・マグヌッセン氏もマクラーレン出身で、1995年のパシフィックGP(TIサーキット英田)ではミカ・ハッキネンの代役として出走したことで日本にも馴染み深い。

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コバライネン、ロータスで残り2戦参戦正式発表

Heikki Kovalainen (C)Renault F1
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現ケータハムF1のリザーブ&テストドライバーであるヘイキ・コバライネン(32歳:フィンランド)が、欠場するキミ・ライコネンの代役として今週と来週の今季残り2戦にロータス・チームから参戦することが両チームから正式発表された。

優勝1回、ポールポジションも1回獲得した経験を持つコバライネンは、ロータス・チームの前身であるルノー・チーム時代にレースドライバー(チームメイトはジャンカルロ・フィジケーラ)だったこともある。

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2013/11/14

ロータス・チーム、ミハエル・シューマッハに復帰打診

Michael Schumacher & Sabine Kehm (C)Ferrari S.p.A
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ロータス・チームでは残る2戦についてキミ・ライコネン(ロータス)の代役としてヘイキ・コバライネン(32歳:フィンランド)の起用を確実としているが、一方まだ確定していない来季のシートについて、元7回のF1チャンピオンであるミハエル・シューマッハ(44歳:ドイツ)に復帰を打診していたことがわかった。

これはシューマッハの母国ドイツの有力紙『ビルト』が明らかにしたもの。
それによれば同氏のパーソナル・マネージャーであるサビーネ・ケームさんは、「複数のオファーがあったことは事実ですが、シューマッハはすでに新しい人生を持っていて、そうした希望には応えることができません」と語っているという。

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マクラーレン・チーム、来季タイトル・スポンサー苦慮か

『Claro』 (C)Sauber Motorsport AG
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今季限りで現在のタイトル・スポンサーである『ボーダフォン』との契約が終了するマクラーレン・チームだが、セルジオ・ペレスの離脱が確定したことで新たな状況に陥ったようだ。

これまではメキシコの期待を背負うペレスとのコンビネーションとしてメキシコを本拠とし主に南米の携帯電話市場でシェアを拡げる『クラロ』が2014年から同チームの主要スポンサーになるとの見方が有力だった。
しかしペレスの残留がなくなったことによりこのスポンサー契約にも障害が出ているとみられる。

ただマクラーレンほどのチームが何らタイトル・スポンサーの成算なく来季体制を進めているとは考えにくく、また周囲を驚かすようなビッグ・スポンサーの獲得があるのかも知れない。

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ペレス(マクラーレン)、自らマクラーレン離脱を発表

Sergio Perez (C)McLaren Group
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今季限りでマクラーレン・チームから離脱するのでは、との憶測が絶えなかったセルジオ・ペレス(23歳:メキシコ)が、自ら今季限りで同チームから離れることを明らかにした。

これについてチームからまだ正式発表はないものの、ペレスが自身のツイッターで明言したもの。
その中でチームに感謝の言葉は述べたものの、目指していたような戦績が残せなかったことに悔いを滲ませた。

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ペレス(マクラーレン)、来季シートに向け正念場

Sergio Perez (C)McLaren Group
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ここに来てマクラーレン・チームとの契約打ち切りも噂されるセルジオ・ペレス(23歳:メキシコ)にとって、今週行われるUS-GPはまさに正念場ということになりそうだ。

チーム首脳によるペレスへの低評価に対し、逆に「マクラーレンには優れたスタッフやリソースはあるけれど、プライドばかり高く組織としてはお粗末だ」と逆評価。
この逆境を覆すには、お隣の母国メキシコから大挙応援団が詰め掛ける今週のUS-GPで、その声援に応える活躍をみせるのが必須だ。

チームではまだ来季ドライバー・ラインナップについて発表していないが、バトンの残留は確実、もう一つにシートにはジュニア育成ドライバーであるケビン・マグヌッセン昇格の足音が近づきつつある。

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コバライネン(ケータハム)、ライコネンの代役に浮上

Heikki Kovalainen (C)McLaren Group
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ロータス・チームはエースのキミ・ライコネン(ロータス)が背中の手術とその療養のため今季残る2戦の欠場を発表しているが、その代役として現ケータハムF1のリザーブ&テストドライバーであるヘイキ・コバライネン(32歳:フィンランド)の名前が浮上している。

これまで同ポジションには来季のドライバーとも目されるニコ・ヒュルケンバーグ(現ザウバー)らが噂されていたが、現役ドライバーの場合契約上の問題など障害もある。
その点コバライネンは今季レースドライバーでないことや、ルノーやマクラーレン等トップチームでの豊富な経験、そして2008年ハンガリーGPでの優勝など実績がある上に、ライコネンと同じフィンランド出身ということもある。

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2013/11/13

クビアト(トロ・ロッソ)、F1デビューに向け着々

Daniil Kvyat (C)Scuderia Toro Rosso
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2014年スクーデリア・トロ・ロッソからF1デビューすることが決まっているダニール・クビアト(19歳:ロシア)が、その実現向け着々と準備を進めている。

F1セッションでのドライブに必要なスーパーライセンスをまだ取得していないことから、先週独自のプライベート・テストを重ねトータルで402kmを走行、300km以上の経験とする規定をクリアしスーパーライセンス獲得の条件をクリアしたという。
これによりトロ・ロッソでは今季残された2戦のUS-GPとブラジルGPの金曜フリー走行1回目セッションにはクビアトを起用する見通しとなった。

クビアトは今年GP3とF3ヨーロッパ選手権に参戦し、GP3ではみごとシリーズ・チャンピオンを獲得している。

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US-GPのレーススチュワードにはナイジェル・マンセル氏

Nigel Mansell (C)RedBull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週行われるユナイテッドステーツGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)にナイジェル・マンセル氏(59歳:イギリス)を指名したことを明らかにした。

マンセル氏がレーススチュワードを務めるのは今季母国イギリスGPに続いて2度目。
イギリスGPではこれまで3年連続レーススチュワードを務めていた。

1992年のF1チャンピオン(ウィリアムズ・ルノー)であるマンセル氏は通算16年間のF1でトータル31回の優勝を記録している。

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アロンソ(フェラーリ)、「痛みはあるがUS-GP出場する」

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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先のアブダビGP決勝レース中に起きたコースアウトの最、ジャンプしたマシンで背中を痛めたフェラーリ・チームのフェルナンド・アロンソだが、再度受けて精密検査の結果、特に懸念は見受けられなかったため今週のUS-GPには予定通り出場することを明らかにした。
本人によれば「まだ背中に多少痛みはあるものの、チームは大事な時期だしそれに貢献したい」としている。

万一に備え、開発ドライバーであるベテランのペドロ・デ・ラ・ロサや、ジュニア育成ドライバーであるジュール・ビアンキ(マルシア)らが代替ドライバーとして名前が挙がっていた。
チームはメルセデスAMGやロータスらと激しくコンストラクターズ・ランキング2位争いを繰り広げている。

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2013/11/12

ピレリ、ハードとミディアムでアメリカグランプリに臨む

(C)Pirelli Motorsport
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2013年11月11日、ミラノ
アメリカグランプリ プレビュー: サーキット・オブ・ジ・アメリカズ 2013年 11月15-17日

今シーズン最後から2番目のレースは、昨年初めてテキサスで開催されたアメリカグランプリです。今年も昨年同様、P Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムが選択されました。

オースティンのサーキットは、非常に変化に富み、流れるような高速セクターから低速でテクニカルなパートを通じてタイヤに大きな負荷を課します。

全長5.513kmのサーキット・オブ・ジ・アメリカズの鍵となる特徴である高速コーナリングにおける横方向のグリップとともに、低速コーナー出口でのトラクションが重要となり、まさにタイヤの全体的な性能が試されます。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ラスト2戦欠場ライコネン(ロータス)、「噂」否定に躍起

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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来シーズンからのフェラーリ・チーム移籍を前に、ロータス・チームで最後となる2戦の欠場を明らかにしたキミ・ライコネンだが、浮上する契約金未払い問題による「意趣返し」との一部の噂を否定するのに躍起だ。

ライコネンは自身のマネージング・チームと共に次のような声明を発表している。
「キミ・ライコネンは深刻化する背中の痛みを解消するため、今週手術を受けることとなった。
回復にはおよそ4週間を要するため、残念ながら今季残る2戦の欠場を余儀なくされることとなった。
本人はこの決定によりロータス・チームと共に最後を戦えないことをとても悲しんでいる」

2戦を終えてからの手術では、復帰するフェラーリ・チームに迷惑を掛けることになる。
なおライコネンが跳ね馬チームに復帰するのは2009年以来、言うまでもなく2007年共にタイトル獲得を果たしたチームだ。

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マクラーレン、ペレスにマグヌッセン交代説有力に

Kevin Magnussen (C)McLaren Group
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まだ来季のドライバー・ラインナップについて正式発表していないマクラーレン・チームだが、ここに来てセルジオ・ペレスに代えてケビン・マグヌッセン(21歳:デンマーク)の起用が有力になったと伝えられている。

先のアブダビGPでペレス(9位)はバトン(12位)を上回ってフィニッシュしたが、これはバトンがレース序盤に接触事故に遭ったためで、チーム首脳部にとっては決して満足できるものではなかったようだ。

メキシコ資本のスポンサー支援を考えるとペレス残留が自然ということになるが、多くの幹部は若手ドライバーのマグヌッセン起用に傾いているとされる。
なおケビンは元F1ドライバーであるヤン・マグヌッセン氏の子息で、いずれもマクラーレンのジュニア育成ドライバーという共通点を持つ。

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マッサ(現フェラーリ)、来季ウィリアムズへ移籍

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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2006年から在籍したフェラーリ・チームを今季限りで離脱することが決まっているフェリッペ・マッサ(32歳:ブラジル)が、来季ウィリアムズ・チームに移籍することが正式発表された。
ただチームメイトとなるのはバルテリ・ボタス(24歳:フィンランド)のほうで、今季ポイントを獲得を果たしているパストール・マルドナド(28歳:ベネズエラ)のほうが外されることになる。
(マルドナドとマッサとは同じニコラス・トッド氏がマネージメントを務めている)

フランク・ウィリアムズ代表は「レギュレーションが大きく変更される2014年シーズンにおいて、マッサの持つ豊富な経験と才能は必ずやチームの財産となることだろう」と期待を示した。

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2013/11/11

アレクサンダー・ロッシ(ケータハム)、US-GPのフリー出走へ

Alexander Rossi (C)Caterham F1 Team
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ケータハムF1チームのリザーブドライバーであるアレクサンダー・ロッシ(21歳:アメリカ)は、今週金曜日に行われるUS-GPのフリー走行1回目セッションに出走することを明らかにした。

ロッシのフリー走行出走は今年のカナダGP以来。
「このチャンスをシート獲得の一助にしたい」と意欲をみせるロッシ。
まだマシンがピックかデル・ガルデ、どちらのドライバーのものになるかはわかっていない。
今季GP2シリーズに参戦するロッシはヤス・マリーナの最終戦でポールTOウィンを飾るなどしたがシリーズ・ランキングは9位となっている。

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ライコネン欠場、やはりロータス・チームへの意趣返し?

Steve Robertson (C)Ferrari S.p.A
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あと2週間で今シーズンの日程が終わるというこの時点で突然行われるという手術に、やはりキミ・ライコネン側によるロータス・チームへの意趣返しではないか、とみる向きは多い。

同選手のパーソナル・マネージャーであるスティーブ・ロバートソン氏は、「いずれ手術を受けるのは既定のことだった。
オフになってからではフェラーリ・チームでの仕事開始に支障が出るのでやむを得なかったんだ」と弁明するが、当のライコネンは「F1で走るのはビジネスであって、守らなければならない一線がある」と語り、いまだに契約金未払い問題がくすぶっていることを暗示させた。

資金難ロータス・チームの救済役とされるカンタム・グループ(前インフィニティ・レーシング)からの支払いはまだ行われていないと伝えられている。

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背中の痛みならアロンソ(フェラーリ)は出走大丈夫か

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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キミ・ライコネン(ロータス)が残り2戦の欠場となったのは関係者に驚きを与えたが、背中の痛みが理由であればむしろフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のほうが深刻とみられている。

アロンソは先のアブダビGPでベルニュ(トロ・ロッソ)とのアクシデントを避けるためコース外に出たが、縁石を乗り越えた際にマシンがジャンプ、その際背中を痛めたというもの。
伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙によればその後も痛みが引いておらず、今週のUS-GPに出場できるかどうかは直前に受けるメディカルチェックの結果で決めるということだ。

もしアロンソが欠場となった場合、代役は開発ドライバーでベランのペドロ・デ・ラ・ロサか、現在マルシアF1に所属するフェラーリ育成ドライバーのジュール・ビアンキの起用が有力とみられている。

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ライコネン(ロータス)、背中の手術で残り2戦欠場

Kimi Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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ロータス・チームのキミ・ライコネン(34歳:フィンランド)が今シーズンの残りのUS-GPとブラジルGPの2戦を欠場することがわかった。

これはライコネンの地元フィンランドの『ツルン・サノマット』紙らが報じたもので、ライコネンは今年9月のシンガポールGPでも訴えた背中の痛みが再発したため、緊急に手術を受けることになっためとしている。

ライコネンにはこれまでチームとの間で契約金の未払い問題があり、残り2戦を欠場するのではないかと言われてきたが、こちらはすでに解決しているとされている。
なおまだ代役は未定という。

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2013/11/10

J.スチュワート氏、「ベッテルは逆境での実力証明必要」

Sir Jackie Stewart (C)Redbull Racing
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2010年シーズンから4年連続でF1チャンピオンを獲得したセバスチャン・ベッテル(26歳:ドイツ)だが、同じく複数度チャンピオンに輝いたイギリスの英雄サー・ジャッキー・スチュワート氏(74歳:イギリス)が、この快挙に疑問を投げ掛けている。

「確かに4回も世界チャンピオンを獲得してのは素晴らしい業績だと思うよ。
しかし彼の場合、そのすべてが同一チームでのものなんだ。
例えばミハエル・シューマッハ(7回チャンピオン獲得)の場合、彼はベネトンで実績(2度チャンピオン)を挙げたあと、当時低迷していたフェラーリ・チームに移り、自らの手でこれを建て直して王座に輝いてみせた。
ベッテルがほんとうに偉大なチャンピオンであるならば、シューマッハのように逆境でもその力を証明してみせなければならないね」

こうした周囲の見解について当のベッテルは、「批判はいつだってどこだって付きもの。
たとえ僕がチームを変わったとしても、批判する人は批判するさ」と、意に介していない様子。

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ベッテル(レッドブル)、ファクトリーにタイトル獲得報告

Sebastian Vettel/Factory 2012 (C)Redbull Racing
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アブダビGPを終えた2013年の新王者セバスチャン・ベッテル(26歳:ドイツ)が、イギリス・ミルトンキーンズのレッドブル・レーシング本拠を訪れ、ファクトリーのスタッフらにタイトル獲得の報告を行った。

クリスチャン・ホーナー代表やテクニカル部門のエイドリアン・ニューイ氏らと共にWタイトル4連覇の報告を行った報告会には多くの国内外のメディアらが詰め掛け、エキサイティングな取材を受けたという。

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ピレリタイヤ首脳、「来季マシン情報不足」訴え

Paul Hembery (C)Pirelli Motorsport
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現在F1タイヤを独占供給するピレリタイヤでは、F1レギュレーションが大きく変更される来季のマシンについてチーム側からの情報が不足していることを訴えた。

これは同タイヤのポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターが語ったもので、「適切な来季タイヤ開発のためには、早期にタイヤテストをすることが不可欠だ。
しかしチーム側はそれぞれ独自の戦い(開発)に負われていて、タイヤのことまで考えてもらえないのが現実だ。
したがってわれわれはデータから最も悪い状況を想定した保守的なタイヤ設定をせざるを得ない」と、苦慮していることを明かしている。

今シーズン、しばしばピレリタイヤは糾弾の対象に挙げられたが、来季に向けても困難な立場に立たされているのが事実だ。

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2013/11/09

カナダGP主催者、マーシャル死亡事故を猛省

Canada GP Scene (C)Ferrari S.p.A
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今年のカナダGP決勝レース後に起きたコースマーシャルが作業車に轢かれて死亡するという異例のアクシデントについて調査した地元ケベック州の労働安全当局は、関係者の安全作業に対する基本的なミスが原因であると指摘した。

これは決勝レース終盤にクラッシュしたエステバン・グティエレス(ザウバー)のマシンを撤去するため、クレーン車が出動した際に誤って作業中のコースマーシャルを轢いてしまったもの。
調査結果によれば当時クレーン車は11kmという速すぎるスピードで移動、またマシンを2mオーバーという必要以上の高さまで釣り上げたこと等が誤りとして報告されているという。

これを受けカナダGP主催者は、今後は安全に配慮した慎重な作業に徹することを約束した。

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GPDA(F1ドライバー団体)、契約金未払い問題糾弾

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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一時はタイトル争いの舞台で主役の一人でもあったキミ・ライコネン(ロータス)がチームから規定の契約金を受け取っておらず一時は残るレースのボイコットもあり得たという事実はF1関係者に衝撃を与えたが、F1ドライバーの団体であるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)からはこれが特殊なケースではないと糾弾されたようだ。

これを明かしたのはトロ・ロッソから来季レッドブル・レーシングへの移籍が決まっているダニエル・リカルド。
その中でこのオーストラリアの若者は、「その問題はGPDAでも当然話題になっている。
一部のチームの財政状況が極端に悪化しているのは事実だよ。
そのため決められた契約金の支払いが滞っているのはライコネンだけではないとわれわれは認識している。
しかし本来チームはきちんとした財政計画を立てた上でドライバーに対する契約金を定め、契約したからにはきちんと支払いがなされなければいけないんだ。
どんな世界でも、約束は守られなければならないよ」と、語っている。

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FIA(国際自動車連盟)、『最高場面賞』を新設

FIA
FIA(国際自動車連盟)が新たに『最高場面賞』(Moment of the Year)を設立し、投票に一般のファンが参加できるようにすることがわかった。

これは元F1チャンピオンでもあるFIAドライバー委員会のエマーソン・フィティパルディ氏(65歳:ブラジル)が明らかにしたもの。
それによれば、候補者リストを委員会側が用意した上で、毎年末に開催されるFIAの年間表彰式でフェイスブックを通じてファンによる投票が行われるというもの。

なおこの賞の対象はF1だけでなく、WRC(世界ラリー選手権)やWEC(世界耐久選手権)などFIAのすべての世界選手権が含まれるということだ。

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2013/11/08

連続王者ベッテル(レッドブル)、「来季はまた振り出しに」

Sebastian Vettel (C)BMW Sauber F1
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2010年から4年連続チャンピオンという偉業に輝いたレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル(26歳:ドイツ)だが、F1レギュレーションが大きく変わる2014年シーズンの戦いについて、「すべてまた振り出しに戻る」と慎重な見方であるところを示した。

「F1というのは毎日が新たな戦いの場であって、それはたとえレギュレーションが変わらなくても同じこと。
チームだって5年もいればスタッフがどんどん入れ替わるんだからね。
その上来年はあれだけレギュレーションが変更されるんだ。
これまでの優位性なんてまったくないのと同じだし、来年はまたすべて振り出しに戻るということさ」

来季ベッテルはミハエル・シューマッハに並ぶ5年連続のタイトル獲得に挑む。

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フェラーリ・チーム、自社風洞設備の改善に自信

Image (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームは自社風洞設備の精度アップに手間取り、事実上エアロダイナミックスの開発はドイツ・ケルンにあるトヨタの風洞を使って行っていたが、やっと自社風洞設備の本格稼働に目途を付けたようだ。

これは同チームのパット・フライ/テクニカル・ディレクターが語ったもので、「数週間前から自社風洞を使い始めている。
これのまでのところ順調でほっとしている。
本格稼働にはまだいろいろ準備する作業は必要だが、今後はこれを使って開発が進められるものと思っている」と、期待をみせた。

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ロータス候補のヒュルケンバーグ、「未払い気にしない」

Nico Hulkenberg (C)Sauber Motorsport
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来季フェラーリ・チームに移籍するキミ・ライコネンの後任としてロータス・チームの有力なドライバー候補に挙げられるニコ・ヒュルケンバーグ(26歳:ドイツ)だが、ライコネンがグランプリ欠場まで匂わせた同チームの契約金未払い問題について次のように語っている。

「いま財政面で心配のないところなんてホンの3-4チームだけなんじゃないか。
あとはみんな多かれ少なかれ、資金問題を抱えているのが実情さ。
確かにロータス・チームがライコネンに対して未払いなのは聞いているけれど、僕とは金額の桁が違うからね。
そんなに心配してないよ」と、2010年ブラジルGPのポールシッター。

なおヒュルケンバーグは現在のザウバー・チームでも未払いの浮き目に遭っているとみられている。

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2013/11/07

ケビン・マグヌッセン、「マクラーレン・デビュー諦めてない」

Kevin Magnussen (C)McLaren Group
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まだ来季のドライバー・ラインナップについて正式発表のないマクラーレン・チームでは、母国メキシコ資本のスポンサー支援もあってセルジオ・ペレス(23歳:メキシコ)の残留が有力と伝えられているが、イギリスが期待する若手ドライバーの一人であるケビン・マグヌッセン(21歳:デンマーク)も「まだ諦めていない」と、F1ステップアップを強く主張している。

元F1ドライバー(スチュワート)であるヤン・マグヌッセン氏の子息であるケビンは、今季『ワールドシリーズbyルノー3.5シリーズ』に参戦、5勝を記録してみごとシリーズ・チャンピオンに輝いた。
(このシリーズの先輩にはデル・ガルデやロバート・クビサらがいる)

チームではケビンにはもう1年間勉強させ、2015年にレースドライバーに昇格させるという考えが主流とみられるが、将来を見据え一気に若返りを図るべき、という意見も台頭しつつあるという。

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「贈賄問題」でエクレストン氏、ロンドン法院に出廷

Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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かねて不明朗な経済活動で指弾を受けてきたFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)代表のバーニー・エクレストン氏が、このほどロンドンで開かれた高等法院に出廷したことがわかった。

これは、エクレストン氏がF1商業権を売却する際、ドイツの銀行家に対し将来的なF1での優遇措置を確約したというもので、これが贈賄にあたるとして賠償を求められているもの。
ドイツのメディア企業「コンスタンティン・メディアン」は、1億4,400万ドル(約142億円)の賠償を求めているという。

ただ、これまで幾多のこうした難局を乗り切ってきたエクレストン氏のこと、本人は出廷に対しても泰然としているとのことだ。

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クビアト(トロ・ロッソ)、スーパーライセンスに邁進

Daniil Kvyat (C)Scuderia Toro Rosso
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スクーデリア・トロ・ロッソは来シーズン、ダニエル・リカルドの後任としてレッドブル・グループのジュニア育成ドライバーであるダニール・クビアト(19歳:ロシア)をレースドライバーに昇格させることを決めているが、すでに発表した今季最終の2戦アメリカGPとブラジルGPのフリー走行1回目セッションへの出走だけでなく、プライベート・テストを行う方針も明らかにした。

これはスーパーライセンスの発給に必要な「300km以上のF1マシン走行経験」を確実にクリアするためのものとみられる。
マシンは規定により2011年型車が使われる見込み。
クビアトはこれまで7月のシルバーストーン合同テストでの経験しかない。

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2013/11/06

カンタム・グループ首脳、ヒュルケンバーグ起用を希望

Nico Hulkenberg (C)Sauber Motorsport
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資金難にあえぐロータス・チームに新たな大株主として名乗りを挙げそうな『カンタム・グループ』(前インフィニティ・レーシング)は、今季限りでチームを去るキミ・ライコネンの後任としてかねて名前の挙がる現ザウバー・チームのニコ・ヒュルケンバーグ起用を期待しているようだ。

これは同グループのマンスール・イジャズ代表が語ったものだが、「たしかに現状でヒュルケンバーグの獲得は魅力的だ。
しかしこれは一般的な見解を述べただけ。
われわれはドライバー選定に口を出す権利は持ち合わせていないし、そもそも世の中は先のことなどわからない」と、第一線の実業家らしい慎重なスタンスを顕わにした。

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連続開催でなくて良かった、アロンソ(フェラーリ)

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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アブダビGPを5位でフィニッシュ、チームに貴重なコンストラクターズ・ポイントをもたらせたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だが、次戦が連続開催でないことを喜んでいるようだ。

アロンソはレース後の審議対象にもなったベルニュ(トロ・ロッソ)とのバトルで、コース外に出た際に高速で縁石にヒット。
マシンは大きな衝撃を受けて一定以上の衝撃を通知する警告灯が点いたほどだったと報告されている。
このためアロンソはメディカルセンターで検査を受けたが、特に異常はないものの背中等の痛みを訴えているという。

次戦は2週間後、初開催USA-GP(オースティン)ということになる。

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2013/11/05

ベッテルのドーナツターン、今度はお咎めなし

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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アブダビGPで優勝を飾ったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)はここでも決勝レースごにドーナツターンを演じたが、今回レーススチュワード(競技審査委員)はこれについてペナルティを科すことはなかった。

今回も「確信犯」であるのは明らかで、ベッテルが無線でチームに「自分のしていることはわかってる。罰金は払ってよ」などと交信していることが公開されている。
しかし今回お咎めがなかったのはマシンをきちんとパルクフェルメに戻したことがあるようだ。

ただしチームのエンジニアは「ドーナツターンはギヤボックスやエンジンに負担を掛ける」として、残り少ないシーズンの戦いをおもんばかった。

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マッサ(フェラーリ)、チームの「タイヤ戦略に不満吐露

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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このところ予選でもレースでもチームメイトである元チャンピオンを凌駕することの多いマッサ(フェラーリ)
今回のアブダビGPでもアロンソより前を走っていたマッサだったが、終わってみれば8位と不満が残るフィニッシュで終えた。
(アロンソは5位)

これについて明暗を分けたカギはタイヤ戦略にあったとマッサはみているようだ。
多くのライバル同様、アロンソも最終スティントにソフトタイヤを装着する作戦を採ったが、マッサにはなぜか最後にミディアムタイヤが用意されていた。
マッサはこのため順位を上げることができず不本意な成績に終わったと主張している。
そのマッサもこのチームで走るのはあと2戦だけになった。

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ロータス・チーム、投資グループと契約合意間近か

Lotus F1 Logo (C)Lotus F1 Team
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ロータス・チームがかねて交渉中と伝えられたカンタム・グループ(前インフィニティ・レーシング)との契約が、成立に向けて進展した模様だ。

これまで伝えられたところによれば、カンタムはロータス・チームの母体であるジェニイ・キャピタルからチーム株式の35%を購入する予定で、これが実現すればキミ・ライコネンとの関係も危うくしている財政問題が一気に解決すると期待されているもの。
また噂されるニコ・ヒュルケンバーグ(現ザウバー)との交渉にも大きく資することだろう。

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2013/11/04

ベッテル、2ストップ戦略でアブダビのトワイライトレースを制す (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年アブダビグランプリ 決勝
2013年11月3日、ヤス・マリーナ

今シーズンのチャンピオンを獲得したレッドブルのセバスチャン・ベッテルが、アブダビグランプリを制しました。ベッテルは、P Zeroイエロー・ソフトコンパウンドでスタートし、続く2スティントをP Zeroホワイト・ミディアムで走行しました。

大半のドライバーがソフトタイヤでスタートする中、ミディアムタイヤでスタートしたドライバーは、マクラーレンのジェンソン・バトン、ウィリアムズのバルテッリ・ボッタス、ザウバーのエステバン・グティエレス、フォース・インディアのエイドリアン・スーティル、ロータスのキミ・ライコネンでした。ライコネンは、車両違反で予選結果から除外されたため、最後方グリッドからスタートしました。

スタートからトップに立ったベッテルは、14周目にソフトからミディアムコンパウンドへ交換する1回目のピットストップを行い、トップのままコースへ戻りました。フォース・インディアのポール・ディ・レスタは、ソフトタイヤによる最長の第1スティントとなった20周を走行しました。一方、チームメイトのスーティルは、ミディアムによる最長の第1スティント 28周を走行しました。この戦略が功を奏し、ディ・レスタは11番グリッドのスタートから6位を、スーティルは17番グリッドのスタートから10位を、それぞれ獲得しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ベルニュ(トロ・ロッソ)、「アロンソの判断は正しい」

Jean-Eric.Vergne (C)Scuderia Toro Rosso
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アブダビGP決勝レースでのアロンソ(フェラーリ)とのバトルが審議対象にもなったトロ・ロッソのエリック・ベルニュだが、アロンソの行動がノーペナルティになったことに対し「正しい判断」とこれを評価した。

「アロンソとバトルしていたことでわかるように、今回トロ・ロッソのマシンはとても競争力があってポイント獲得も見えていたんだ。
あの時の出来事は純粋にレース・インシデント(出来事)であって不当なものじゃない。
彼(アロンソ)が取った行為は正しいし、これをノーペナルティとしたレーススチュワード(競技審査委員)の判断も正しいと思っている。
いい結論になって良かったよ」

しかしタイヤ戦略のミスもあり、ベルニュはこのレース結局17位に留まりポイント獲得はならなかった。

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アロンソ(フェラーリ)のコース外走行、お咎めなし

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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アブダビGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、3日(日)の決勝レース中コース外に出て走行、結果的にベルニュ(トロ・ロッソ)をオーバーテイクしたことについてレース後の審議対象としていたが、これをノーペナルティと判定し、関係者に通知した。

当時ベルニュとバトルを演じていたアロンソは、コース外に出たものの審議の結果これは当時の状況から止むを得なかったと認められたもの。

フェラーリ・チームは現在メルセデスAMG、ロータスらと激しいコンストラクターズ・ランキング争いを繰り広げていて、今回アロンソが獲得したポイントもチームにとっては貴重なものになる。

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ライコネン&ロータス、残り2戦の出場で合意

Kimi Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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アブダビGPを前に、巨額の契約金が未払いであることが露呈したキミ・ライコネン&ロータス・チームだが、決勝レースを前にジェラール・ロペス会長との間で話し合いが行われ、全額ではないにせよかなりの金額の支払いがなされることで合意した模様だ。
これによりライコネンが今季残る2戦であるUSA-GP、ブラジルGPへの出走が確定したとみられる。

資金難に陥っているとされるロータス・チームだが、万一ライコネンが出走拒否ということになった場合、スポンサーからも契約違反を取られて巨額の違約金が発生することにもなりかねず、進退窮まったと言えそうだ。

既報のようにライコネンへの未払い金額は合わせて1,715万ユーロ(約22億8千万円)以上になるとみられる。

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2013/11/03

ベッテル(レッドブル)、アブダビGPも勝利で7連勝

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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アブダビGP決勝レースは予選2位からスタートしたレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルが首位に立ち、序盤から他を圧倒するペースでリードを拡大、2位以下に30秒以上の大差を付けて優勝した。
ベッテルはこれでベルギーGPから7連勝、今季11勝目で自身通算37勝目を記録した。

2位はポールポジションからスタートしたチームメイトのマーク・ウェバー。
鈴鹿に次いで今回もポールTOウィンはならなかった。
3位ロズベルグ(メルセデスGP)、4位グロージャン(ロータス)、5位アロンソ(フェラーリ)、6位1ストップのディ・レスタ(フォース・インディア)、7位ハミルトン(メルセデス)、8位マッサ(フェラーリ)、9位ペレス(マクラーレン)、そして10位も1ストップのスーティル(フォース・インディア)となった。
(他はいずれも2ストップ)

以下、マルドナド(ウィリアムズ)、バトン(マクラーレン)、グティエレス(ザウバー)、ヒュルケンバーグ(ザウバー)、ボタス(ウィリアムズ)、リカルド(トロ・ロッソ)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、デル・ガルデ(ケータハム)、ピック(ケータハムF1)、ビアンキ(マルシアF1)、チルトン(マルシアF1)の順でいずれも完走。
リタイヤはオープニングラップで他車と接触し右フロント・サスペンションを損傷させたライコネン(ロータス)のみだった。

アブダビGP:決勝レースの結果はこちら
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決勝では1ストップ戦略が予測される (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年アブダビグランプリ 予選
2013年11月2日、ヤス・マリーナ

レッドブルのマーク・ウェバーが、P Zeroイエロー・ソフトコンパウンドを使用して、アブダビグランプリ予選でポールポジションを獲得しました。P Zeroイエロー・ソフトはP Zeroホワイト・ミディアムと共に今週末用として選択されています。

例年通り、夕方から夜にかけて予選が行われ、Q1は太陽光の下でスタートし、Q3は照明が燈る夕闇の中で終了しました。ウェバーは、1分39秒957のタイムで自身通算13回目、今シーズン2回目のポールポジションを獲得し、オーストラリア人ドライバー ジャック・ブラバムの通算ポールポジション記録に並びました。セバスチャン・ベッテルが2番グリッドを獲得し、今シーズン4回目のレッドブルによるフロントロー独占となりました。

両コンパウンド間には1.5秒の性能差があったため、Q1の開始直後から戦略が重要となりました。大半のドライバーがミディアムコンパウンドでセッションを開始しましたが、レッドブルの両ドライバーは最初からソフトタイヤを使用し、予選の全セッションでミディアムを全く使用しませんでした。その後、他のドライバーたちはソフトコンパウンドへの交換を行い、メルセデスのルイス・ハミルトンが終了間際にセッション最速タイムを記録しました。

Q2に進出した16名のドライバーは、ソフトタイヤのみを使用しました。Q2でもメルセデスが最速タイムを記録し、ニコ・ロズベルグとハミルトンによるワンツーとなりました。

Q3では、10名のドライバー全員がソフトタイヤでセッションを開始しました。ウェバーは、路面温度が約34℃のセッション終了間際にポールを決めるタイムを記録しました。ウェバーのタイムは、昨年のルイス・ハミルトンによるポールタイムより0.5秒以上速いものでした。

最終フリー走行(FP3)では、全ドライバーが両コンパウンドを使用した中、レッドブルのワンツーとなりました。ベッテルがトップ、ウェバーが2番手タイムを記録し、予選のシミュレーションでセッションを締めくくりました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ポールのウェバー(レッドブル)、「気温への対応もできた」

Mark Webber (C)Redbull Racing
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日本GPに続き、今季2度目となるポールポジションを獲得したレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーは、「変化する気温、そして路面に対する対応ができた」トポールの手応えを語った。

「ここは午後と夜に入るから、気温による変化への対応がとても大事だし難しい。
これまでのところ、それがうまくいっていると思うな。
ポールを獲るためにはベッテルに立ち向かわなくちゃならないけれど、そのためには自分が速い部分を活かしながらチームメイトに負けている部分の改善が必要だった。
この予選結果は、それが出来たということじゃないかな。
大事なのは明日だから、今から楽しみにしているよ」

日本GPでは残念ながらせっかく獲得したポールの優位さを活かせなかったウェバーだが、日曜日の決勝レースが再び注目される。

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ハミルトン(メルセデス)のスピンはサスペンショントラブル

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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2日(土)行われたアブダビGP公式予選、Q3での走行中に突然スピンアウトしてタイムアタックを終えたメルセデスAMGのルイス・ハミルトンだが、チームはその後スピンの原因がサスペンション・トラブルだったことを明らかにした。

ハミルトン自身はその時の状況について「シケインで突然マシン後部から何かが壊れた音がした」と伝えている。
マシン回収後、チームはリヤサスペンション下部のウィッシュボーンが折れていたことを確認したという。
その原因について、縁石を乗り越えた時の衝撃によるものだろうと推定している。

ハミルトンは1回目のタイムで予選4位になっていて、もしこの修復作業がパルクフェルメ内で行われないとポジションを失うことになりかねない。

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ライコネンvsロータス、やはり問題点は契約金未払いか

Kimi Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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ロータス・チームのキミ・ライコネンがアブダビGPの週末、金曜日のフリー走行直前まで現地に姿を現さなかったことについて、本人がその背景を明らかにしつつある。
当初は前戦インドGP決勝レース中に起きた「無線暴言問題」とみられていたが、当人はそんな単純なものではないとしている。

「それが今回の「遅刻原因」というのは簡単だけれど、実際はそんな単純なものじゃない。
チームが僕に信頼関係を持っていないこととか、これまで1ユーロも契約金が支払われていないこととか、いろいろあるのさ。
こんなのが戦うのにベストな状況とは言えないだろう。
もちろん僕は得た害に理解し合い、こうした状況を解決したいと考えているけどね」と、元チャンピオン。

明らかになったところでは、ライコネンの今年の契約金は基本が800万ユーロ(約10億6,400万円)、これに獲得1ポイントあたり5万ユーロ(665万円)とされていて、その場合ここまで183ポイント獲得しているので915ユーロ(約12億1,695万円)、合わせて1,715万ユーロ(約22億8千万円)以上という巨額が未払いという計算になる。

一方チームは無線問題については謝罪したものの、契約金の未払いについては明言を避けている。

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ライコネン(ロータス)、予選結果剥奪のペナルティ

Kimi Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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アブダビGP公式予選後に行われた車検で、キミ・ライコネン(ロータス)のマシンがレギュレーション違反と判定され全予選結果が剥奪というペナルティが下された。
これによりライコネンはノータイムということになるが、日曜日の決勝レースにはグリッド最後尾からのスタートが認められる。

車検は無作為に選定されたマシンに対して行われていて、今回は他にヒュルケンバーグ(ザウバー)のマシンも検査されたがこちらに問題はなかったという。
違法とされたのはフロアパネルについての「たわみテスト」で、計測の結果ロータスのマシンは垂直方向に5mm以上のたわみが確認されたもの。
レーススチュワード(競技審査委員)に対しチームは「縁石との接触によりフロアが破損してため」と主張したが、受け入れられなかったという。

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2013/11/02

レッドブルがフロントロウ独占もポールはウェバーの手に

Mark Webber (C)Redbull Racing
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アブダビGP公式予選が終了。
今回もレッドブル勢のフロントロウ独占となったが、ポールポジションを獲得したのはウェバーのほうで、これは日本GP予選の再来となった。
ウェバーのポールは日本GP以来で今季2回目、自身通算13回目となった。

2番手はベッテルで、ウェバーとは0.118秒の差があった。
3番手はロズベルグ(メルセデスAMG)、4番手もメルセデスAMGのハミルトンが入ったが、最終アタック第3セクターでスピンアウトしてストップ、イエローコーションの原因を作った。
5番手ライコネン(ロータス)、6番手ヒュルケンバーグ(ザウバー)、7番手グロージャン(ロータス)、8番手マッサ(フェラーリ)、9番手ペレス(マクラーレン)、そして10番手がリカルド(トロ・ロッソ)というトップ10グリッドになった。
ヒュルケンバーグの予選6番手はイタリアGPの3番手に次ぐ今季2番目の快挙。

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アブダビGP予選、アロンソ(フェラーリ)初のQ2敗退

予選Q2ではアロンソ(フェラーリ)&バトン(マクラーレン)というチャンピオン経験者が相次いで敗退するハプニングが起きた。

ここでトップとなったのは1'40.473を記録したロズベルグ(メルセデスAMG)。
2番手も僚友ハミルトンが続いた。
3-4番手にレッドブルのウェバー&ベッテル、5番手ペレス(マクラーレン)、6番手大健闘リカルド(トロ・ロッソ)、7番手もみごとヒュルケンバーグ(ザウバー)、8-9番手ロータスのグロージャン&ライコネン、10番手がマッサ(フェラーリ)となった。

脱落したのはアロンソ(フェラーリ)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、バトン(マクラーレン)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、マルドナド(ウィリアムズ)、そしてボタス(ウィリアムズ)の6台。
またマッサに後れを取ったアロンソだが、Q3進出を逃がしたのは今季初のことになる。

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予選Q1、スーティル(フォース・インディア)が脱落

アブダビGP予選Q1がスタートした。
現地時間17時開始ということで、フリー走行の時よりも10度以上気温は低下している。
なおフリー走行でコースアウト・クラッシュしたビアンキ(マルシアF1)は、ギヤボックス交換を余儀なくされたということで予選グリッド5番降格になることが決まっている。

Q1トップはハミルトン(メルセデス)でただ一人ベストタイムを1分40秒台に入れる1'40.693を記録。
2番手マッサ(フェラーリ)、3番手ライコネン(ロータス)、4番手マルドナド(ウィリアムズ)、5番手アロンソ(フェラーリ)、6番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、7番手グロージャン(ロータス)、8番手ウェバー(レッドブル)、9番手ヒュルケンバーグ(ザウバー)、10番手ディ・レスタ(フォース・インディア)の順。
ベッテル(レッドブル)は11番手、ペレス(マクラーレン)12番手、バトンは14番手で通過。

ここで脱落となったのはグティエレス(ザウバー)、スーティル(フォース・インディア)、デル・ガルデ(ケータハム)、ビアンキ(マルシアF1)、ピック(ケータハムF1)、そしてチルトン(マルシアF1)の6台。
107%タイムは1'47.741だ全車問題なくクリア。

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アブダビGPフリー走行は3回目もレッドブルが1-2タイム

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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公式予選を前にアブダビGPはフリー走行3回目セッションが行われた。
スタート時の気温は36度、路面温度は47度、もちろんドライコンディションだ。

このセッションではマルシアF1のジュール・ビアンキがコースアウトしてストップ。
マシンはダメージを負い、マシン回収のためセッションは一時イエローコーションとなった。

このセッションでトップタイムを記録したのはやはりベッテルでベストタイムは1'41.349を記録した。
2番手に僚友ウェバー、3番手ハミルトン(メルセデス)、4番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、5番手グロージャン(ロータス)、6番手バトン(マクラーレン)、7-8番手にザウバーのヒュルケンバーグ&グティエレス、9番手ライコネン(ロータス)、10番手がベルニュ(トロ・ロッソ)だった。
アロンソ(フェラーリ)は11番手、マッサ(フェラーリ)は14番手、ペレス(マクラーレン)は18番手に沈み、このあとの公式予選が注目される。

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ピレリのミディアムとソフト、アブダビの照明の下で走行

(C)Pirelli Motorsport
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2013年アブダビグランプリ フリー走行
2013年11月1日、ヤス・マリーナ

アブダビグランプリ金曜フリー走行2回目(FP2)開始から約30分後に日没が訪れ、各チームは、高温となったフリー走行1回目(FP1)で太陽光の下での走行を、FP2で冷涼な夕闇の中での走行を行いました。本日の最速タイムは、今シーズンのチャンピオンを獲得したレッドブルのセバスチャン・ベッテルが記録した1分41秒335でした。ベッテルは、FP2の中盤、P Zeroイエロー・ソフトタイヤで、このベンチマークタイムを記録しました。アブダビグランプリには、インドグランプリと同じ組み合わせであるP Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroイエロー・ソフトが選択されています。しかし、レース週末序盤の今日の段階においても、特にソフトタイヤの摩耗とデグラデーションのレベルは、インドグランプリと比較して非常に低くなっています。

路面温度が45℃に達したFP1では、ロータスのロマン・グロージャンがミディアムタイヤで最速タイムを記録しました。各チームは、FP1ではミディアムコンパウンドのみを使用し、FP2からソフトタイヤを使用しました。フォース・インディアのポール・ディレスタに発生したホイールリムに損傷を与えたブレーキの問題以外は、両セッションを通じてタイヤに関連したトラブルは発生しませんでした。

ピレリジャパン・プレスリリース

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今季最終戦ブラジルGPで来季用タイヤテスト

Pirelli F1 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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来季用のタイヤ開発に備え、かねて大規模なタイヤテストを要求しているピレリタイヤの意見を入れ、F1各チームは今季最終戦ブラジルGPのフリー走行で来季用タイヤの実走行テストを行う見通しとなった。

それによれば金曜日に行われるフリー走行セッションで、各チームはピレリの2014年タイヤをテスト。
そのフィードバックを得てピレリはオフの開発を行うというもの。

これまで再三タイヤテストを要求しながらチーム側のコストの問題から実現に至らなかったピレリでは、受け入れられない場合にはタイヤ供給の打ち切りも辞さないと態度を硬化させていたもの。

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「ブレーキトラブルだった」、グロージャン(ロータス)

R.Grosjean & A.Komatsu (C)Lotus F1 Team
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このところ3戦連続で表彰台に上がるなど絶好調を続けるロータス・チームのロマン・グロージャンは、1日(金)行われたアブダビGP初回フリー走行でもトップタイムをマークするなど気を吐いたが、続く2回目のセッションでは長くピットガレージに留まって走行時間が限定された。

「2回目のセッションでは、マシンはブレーキに問題があったんだ。
バイブレーションが発生するのでそれを修復しなければならなくて、そのために長い時間走ることができなかった。
でも大丈夫、それでこの世が終わりという訳じゃないからね。
明日の予選に向けてはもちろん問題ないと思っているよ」

アラン・ペルマーネ/トラックサイド・オペレーションディレクターによれば、バイブレーションの原因はブレーキディスクに損傷があったためということだ。

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バトン(マクラーレン)のパンク、原因はセンサートラブル

Jenson Button (C)McLaren Group
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1日(金)行われたフリー走行セッション走行中、タイヤのパンクチャーが確認されスローダウンでのピットインを余儀なくされたマクラーレン・チームのジェンソン・バトンだったが、原因究明の結果実際にパンクチャーは確認されず、原因はセンサーの誤作動であるとチームが断定した。

「セットアップは予定通り進捗し、とてもいい一日になったと思っている。
でも決勝レースを見据えたロングランでは思わぬトラブルで苦労させられちゃったよ。
実際にはセンサーのトラブルだったらしいけれど、「パンクしている」という無線指示のため、スローダウンしてピットに戻らなくてはならなかったんだ。
おかげで冷却が必要なコンポーネンツの温度が上昇してしまい、その交換でかなり時間を失ってしまったんだよ」と、バトン。
しかし初日としては十分な手応えを感じ取ったようだ。

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FIA(国際自動車連盟)、ドライバー別エンジン使用基数を公開

現在のF1レギュレーションでは、一人のドライバーについてエンジンは年間最大8基までの使用が許されているが、今シーズンも残り3戦となった現段階での使用基数をFIA(国際自動車連盟)が公開した。

それによればメルセデス・エンジン搭載チームではすでに最大の8基目になっていて、もしこれを越えた場合にはグリッド10番降格のペナルティが科せられることになる。

ドライバー/チーム 基数
ベッテル(レッドブル) 7基
ウェバー(レッドブル) 7基
アロンソ(フェラーリ) 7基
マッサ(フェラーリ) 7基
バトン(マクラーレン) 8基
ペレス(マクラーレン) 8基
ライコネン(ロータス) 7基
グロージャン(ロータス) 7基
ロズベルグ(メルセデスAMG) 8基
ハミルトン(メルセデス) 8基
ヒュルケンバーグ(ザウバー) 7基
グティエレス(ザウバー) 7基
ディ・レスタ(フォース・インディア) 8基
スーティル(フォース・インディア) 8基
マルドナド(ウィリアムズ) 7基
ボタス(ウィリアムズ) 7基
ベルニュ(トロ・ロッソ) 7基
リカルド(トロ・ロッソ) 7基
ピック(ケータハムF1) 7基
デル・ガルデ(ケータハム) 7基
ビアンキ(マルシアF1) 7基
チルトン(マルシアF1) 7基

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やっぱりレジスタンスだったライコネン(ロータス)の欠席

E.Boullier & K.Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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木曜日のスケジュールに姿を現さなかったキミ・ライコネンについては、チーム(ロータス)への抵抗ではないかと伝えられたが、金曜日に登場した本人がこれを認める発言を行った。

それによれば、チームから契約通りの給与が支払われていないということで、その確約を得たことで金曜日から参加したという。
これにより今週末のイベントへの参加は決まったものの、チームが契約通りの支払いをしなければUSA、ブラジル残り2戦を欠場することもあり得るとしている。

ライコネンは「レースをするのは自分にとって楽しいことだが、しかしこれはビジネスだ」と強調している。
ライコネンがこのチームで走るのは今季末限りだ。

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2013/11/01

アブダビGPフリー走行2回目はベッテル(レッドブル)制す

Yas Marina Circuit (C)Mercedes Motorsports
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1日(金)午後、夕陽に包まれたヤス・マリーナ・サーキットを舞台にアブダビGPフリー走行2回目セッション行われた。
気温は33度、路面温度は37度まで低下している。

途中、チルトン(マルシアF1)のマシンからダレーキダクトのパーツが脱落する場面がみられたが、ディ・レスタ(フォース・インディア)やバトン(マクラーレン)らのパンクチャー以外に大きなアクシデント等はなく90分間のセッションは終了。
最速だったのはレッドブル・レーシングベッテルで、これにチームメイトのウェバーが続いた。
以下、ハミルトン(メルセデス)、ライコネン(ロータス)、ロズベルグ(メルセデスAMG)、ペレス&バトンのマクラーレン勢、アロンソ(フェラーリ)、ヒュルケンバーグ(ザウバー)、マッサ(フェラーリ)と続いた。
1回目セッションでトップだったグロージャン(ロータス)はマシン調整に手間取ったが12番手タイムとなっている。

アブダビGP土曜日のフリー走行は2日(土)14時(日本時間19時)にスタート予定。

アブダビGP:フリー走行2回目の結果はこちら
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アブダビGPフリー走行1回目はグロージャン(ロータス)が最速

Yas Marina Circuit (C)Mercedes Motorsports
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1日(金)午後、2013年のF1第17戦アブダビGPがヤス・マリーナ・サーキットを舞台に開始された。

セッション・スタート時の気温34度、路面温度は45度と伝えられている。
ここではジェームス・カラド(24歳:イギリス)がスーティル(フォース・インディア)のマシンに、ヘイキ・コバライネン(31歳:フィンランド)がデル・ガルデ(ケータハム)のマシンに、そしてロドルフォ・ゴンザレス(26歳:ベネズエラ)はチルトン(マルシアF1)のマシンに搭乗してセッションを迎えている。

トップタイムを記録したのはこのところ進境著しいロータス・チームのロマン・グロージャン。
2番手となったハミルトン(メルセデス)に0.192秒の差を付けてタイミングモニターの最上位に位置してみせた。
3-4番手はレッドブルのベッテル&ウェバー、5番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、6番手ライコネン(ロータス)、7番手ディ・レスタ(フォース・インディア)、8番手バトン(マクラーレン)、9番手マルドナド(ウィリアムズ)、そして10番手がペレス(マクラーレン)。
フェラーリ勢はアロンソが12番手、マッサはまだ17番手に留まった。

アブダビGP:フリー走行1回目の結果はこちら
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ライコネン(ロータス)、サボタージュ?

Kimi Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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通常プロモーションやメディア取材など木曜日からスタートするグランプリ・ウィークだが、ロータス・チームのキミ・ライコネンが現地に姿を現さなかったことで波紋を呼んでいる。

それによればライコネンはアブダビへの出発をギリギリまで遅らせたということで金曜日のフリー走行までには到着する予定という。
また、こうしたことは過去にもあったということだが、先のインドGP決勝レースではチーム内バトルでエンジニアとの間で緊張する場面もあっただけに、今回はライコネンの故意によるサボタージュなのではないか、とみる向きもある。

今季は開幕戦でいきなり優勝するなど元チャンピオンの存在感をみせたライコネンだったが、移籍発表後の後半はチームメイトに後れを取るなど精彩を欠いている。

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アブダビGPのスチュワードはマーティン・ドネリー氏

Martin Donnelly (C)Williams F1
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるアブダビGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に元ロータス等のF1ドライバーであるマーティン・ドネリー氏(49歳:イギリス)を指名したことを明らかにした。
同氏がレーススチュワードに就くのは一昨年の韓国GP、昨年のカナダGP、韓国GP、そして今年のカナダGPに続く通算5回目。

1989年にデレック・ワーウィックに代わりアロウズでF1デビューを果たしたドネリー氏は、翌年ロータス・チームに移籍してフルシーズンを戦ったが、チームメイトで国際F3000時代からのライバルだったジャン・アレジの活躍の影であまり存在感を示すことができなかった。
その後ヘレスのスペインGPでメカニカルトラブルによるアクシデントで瀕死の重傷を負い、F1現役を終えている。

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アロンソ(フェラーリ)、「チームの信頼に応えたい」

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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奮闘虚しく今年もライバルであるベッテル(レッドブル)の軍門に降ったフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だが、「跳ね馬チームで戦ったことに後悔はしていない」と今シーズンの戦いを振り返った。

「勝利やタイトルをいくつ獲得するかより、信頼できるチームやスタッフと共に仕事をすることにやり甲斐を感じるんだ。
その意味で、僕はこのチームで戦ったことに何の後悔もしていないよ。
ただ、レギュレーションが大きく変更される来年、このベッテル&レッドブルという強力なコンビネーションに打ち勝つためには相当な努力が必要だ。
今すぐ仕事をスタートさせなければならないよ」

来年、このイタリア・チームでアロンソは5シーズン目を迎える。

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