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2013年10月

2013/10/31

マルシアF1、遅ればせながらF1商業契約結ぶ

Marussia 『MR02』 (C)Marussia F1 Team
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全11チームの中でも最後になっていたマルシアF1チームが、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)との間でやっとF1商業契約を結んだことがわかった。
事実上、同チームはこれにより2014年以降の参戦が確定したことになる。

F1の商業権を握るFOM、これまですでに他の10チームとは2020年までの契約が完了していることが伝えられていたが、最後に残ったマルシアについてバーニー・エクレストン代表は「F1フィルドには10チームあれば十分」と、未契約を意に介していなかった。

同チームのグレーム・ロードン/スポーティング・ディレクターは契約が結ばれたことは認めたものの、「契約内容については何も明かせない」としていて、かなり譲歩を余儀なくされたことが窺えそうだ。

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ニキ・ラウダ氏、ブラウン代表のメルセデス離脱を否定

Niki Lauda (C)Mercedes Motorsport
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メルセデスAMGチーム内部の混乱は依然終息することなく、ロス・ブラウン代表のチーム離脱説が現実のものとして捉えられているが、同チームのニキ・ラウダ非常勤会長はそれでもこれを認めていない。

これは英『デイリー・メール』紙の取材に主張したものだが、その中でこの元チャンピオンは「レギュレーションが大きく変更される2014年、技術部門も束ねるチームのトップを変えるのは利口な策ではない」と、ブラウン氏残留を擁護。
「いまはまだシーズンの真っ只中。
交渉は最終戦が終わってからスタートする」としている。

これまで表面化した情報により、メルセデスAMGチーム内では「ラウダ-ブラウン」と「ウォルフ-ロウ」陣営という図式が具体化しつつあるようだ。

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ロス・ブラウン代表vsメルセデスAMG、交渉決裂か

Ros Brawn (C)Mercedes Motorsports
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かねてその関係に危機報道が伝えられてきたロス・ブラウン代表とメルセデスAMGチームだが、いよいよ終止符が打たれる状況に陥ったかも知れない。

これは英『BBCスポーツ』が伝えたもので、それによればブラウン氏のチームにおける今後の役割についてこのほど行われた両者の交渉で、合意点が見出せず決裂したというもの。

かつてのホンダ・チームの流れを汲む同チームで、ロス・ブラウン氏はブラウン・グランプリ時代も通じて終始チーム責任者の立場にあったが、このところメルセデスはトト・ウォルフ氏、ニキ・ラウダ氏、そしてパディ・ロウ氏らを次々と迎えいれるなど人事面で混乱が伝えられていた。
とりわけマクラーレン・チームでテクニカル・ディレクターを務めたパディ・ロウ氏はブラウン氏の後任候補ではないかとみられている。

いまのところ関係者はいずれもこの件について口を閉ざしている。

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2013/10/30

ロータス・チーム、ライコネンとの過激無線内容謝罪

Lotus Duo (C)Lotus F1 Team
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インドGP決勝レース、共に1ストップ作戦ながら終盤タイヤの消耗で明暗を分けたロータス・チームのライコネン&グロージャンは、しかし終盤両者が交錯する「しびれる」場面でチームを緊張に陥れた。
明らかにペースが優るグロージャンがライコネンの背後に付いた時、しかしこの元チャンピオンはチームメイトをオーバーテイクさせることに抵抗したもの。

公開された無線内容によると、その際チーフ・エンジニアからは放送禁止用語を使って「どきやがれ」といった内容の言葉がライコネンに浴びせられた。
これに対し、ライコネンからも同じく放送禁止用語で「うるせえ」と返したということだ。

しかしこうしたやりとりが公表されると大きな波紋を呼んだため、同チームのエリック・ブイユ代表は「不適切な交信だった」とこれを認め、異例の謝罪を行った。

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アラン・プロスト氏、「来季もベッテルがタイトル獲得する」

Alain Prost (C)Williams F1
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セバスチャン・ベッテル(レッドブル)による4度目のタイトル獲得で自身の記録に並ばれたアラン・プロスト氏(58歳:フランス)だが、「ベッテルはさらに5連覇する」と予想した。

「F1ではレギュレーション変更が大きな転機になるが、2014年まさにそうした状況を迎えることになる。
これだけマシンが変化する時には、いかにそれに対処できるエンジニアがチームにいるかが重要な要素になるんだ。
いままさにそれがエイドリアン・ニューイだろう。
彼のいるレッドブル・レーシングは来年も強いと思うし、これを操るベッテルもまた来年強いことだろう」

なおドライバーズ・チャンピオンシップ最多獲得はミハエル・シューマッハの7回。
これにファン・マニュエル・ファンジオの5回、そしてプロスト&ベッテルが4回で続いている。

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ピレリタイヤ、さらにチーム側と対立

Romain Grosjean (C)Lotus F1 Team
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インドGPが行われた仏陀国際サーキットはこれまで以上にタイヤの消耗が激しく、このためF1タイヤを独占供給するピレリタイヤではミディアムタイヤについては35周程度、またソフトタイヤについては最長で15ラップ程度に抑えるよう要請した。
しかしこれに対しもっと使えるチームからは反発、さらにこうした状況にFIA(国際自動車連盟)も正式な受け入れを断ったとされる。

結果、27日(日)行われた決勝レースではこれに反した一部チームが好成績を挙げる皮肉な結果となった。
ミディアムタイヤでスタート、47周まで引っ張ったロータスのグロージャンは3位に入賞。
また9位になったスーティル(フォース・インディア)はソフトタイヤを20周も持たせて入賞を果たしている。

しかしピレリタイヤは年内のタイヤテスト開催を要求、その経費はチーム側が負担すべきと主張、対立している。

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2013/10/29

マルドナド、『PDVSA』共々ウィリアムズから離脱か

『PDVSA』 (C)Williams F1
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今シーズン、ルノー・エンジンを搭載しながらも大不振、いまだわずか1ポイントに留まっているウィリアムズ・チームのパストール・マルドナド(28歳)は来季他チームへの移籍を考えているとみられるが、英『オートスポーツ』らが伝えるところでは、母国ベネズエラのスポンサーである『PDVSA』(国営ベネズエラ石油)も同チームからの訣別に向けて動いているということだ。

これまでは「ドライバーとスポンサー契約とは別」としてマルドナドが離脱したとしてもPDVSAはウィリアムズに残留するとみられていたので、資金難に喘ぐチームにとっては今後大打撃になりかねない様相だ。

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A.ニューイ氏(レッドブル)、「来季はまた振り出しに」

Adrian Newey (C)RedBull Racing
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「レッドブル・レーシングの頭脳」として今年もタイトル獲得に大きく貢献したとされるエイドリアン・ニューイ氏(チーフ・テクニカル・オフィサー)だが、「来季はまた振り出しに戻る」と、祝勝ムードを戒めている。

「2014年のF1は大きくレギュレーションが変更となるので、今の時点で戦力分布について安易な予想をするのは不可能だ。
それに私が関与できない部分も多過ぎる。
レッドブル・レーシングのマシンが優位にあるとしても、それは今年限りのこと。
F1に関わるすべての人間にとってまたチャレンジングな戦いが始められる。
そう来年はすべてまた振り出しに戻るのさ」

これまでウィリアムズ、マクラーレンそしてレッドブルで幾多のタイトルを獲得してきた名デザイナーは、来季はエアロダイナミックス、そして関連装置を含むパワーユニットの優劣がとりわけ大きなポイントになるとしている。
なお来季マシン開発のためここ数戦レース現場を離れていたニューイ氏だが、ひさびさに現れたインドGPではベッテルからシャンパンを浴びせられていた。

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3位グロージャン(ロータス)、「4位までは予想したけど」

Romain Grosjean (C)Lotus F1 Team
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インドGPでは予選Q1でタイヤ戦略に失敗、グリッド17番手という「想定外」のスタートを強いられたロータス・チームのロマン・グロージャンだが、決勝レースではみごと3位まで挽回してみせた。

「17番手のスタートでも、スタートでジャンプアップしてその後のレースを完璧に走りきれば4位までは行くと信じて臨んだんだ。
でもまさかの3位だなんて、ね。
正直ここまで行けるとは考えていなかったよ」と、うれしい誤算のグロージャン。

9周目に4位まで上がったグロージャンはその後13周目にタイヤ交換、一時は15位まで落ちた。
しかし1ストップ作戦ながらタイヤを労り、その後34周目に6位、41周目に一気に4位、そして56周目に3位まで上がるとそのままこれを守り切ってチェッカーフラッグを受けた

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2013/10/28

ベッテル、最適なタイヤ戦略で世界王者に輝く (ピレリ)

Sebastian Vettel (C)Pirelli Motorsport
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2013年インドグランプリ 決勝
2013年10月27日、デリー

レッドブルのセバスチャン・ベッテルがインドグランプリを制し、史上最年少の4度の世界王者タイトル獲得ドライバーとなりました。4度目のタイトル獲得は、Formula Ones史上4人目の快挙です。ベッテルは、P Zeroイエロー・ソフトでスタートし、続く2つのスティントをP Zeroホワイト・ミディアムで走行する2ストップ戦略で優勝しました。この勝利によって、ベッテルは3年間のインドグランプリを全て制したことになります。

スターティンググリッド上のトップ10ドライバーで戦略が分かれ、ポールシッターのベッテルを含む6名がソフトタイヤで、4名がミディアムタイヤでスタートしました。レッドブルのマーク・ウェバーは、ミディアムでスタートした最上位グリッドのドライバーで、4番グリッドからのスタートでした。このグリッド順位は、今シーズンここまでで、グランプリ用に選択された2つのコンパウンド中硬い方のコンパウンドを使用した最高順位でした。

最初にピットストップを行ったのは、1周目にソフトからミディアムへ交換したフォース・インディアのポール・ディ・レスタとトロ・ロッソのジャン・エリック・ベルニュでした。ベッテルは、2周目にミディアムへ交換するピットストップを行い、トップの座をフェラーリのフェリペ・マッサへ明け渡し、後方でコースへ戻りました。マッサは、ベッテル以外でインドグランプリのリードラップを走行した初のドライバーとなりました。

マッサは8周目にピットストップを行い、ウェバーが首位に立ちました。ウェバーは28周目にソフトへ交換するストップを行い、この時点でベッテルが再び首位の座へ戻りました。その後、ベッテルは31周目にミディアムへ交換する最終ピットストップを行い、その1周後にウェバーも同様のストップを行いましたが、39周目にメカニカルトラブルによりリタイヤしました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ベッテル(レッドブル)、「チームとインドの観客に感謝」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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インドGP優勝で4年連続となるチャンピオン獲得に花を添えたレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは、「言葉にならない感激」とその興奮を語った。

「まずチームのすべてのスタッフと、そしてここインドの観客に感謝したい。
レッドブルはチーム内の全員の士気がとても高く、それがこのタイトル獲得に結びついた。
僕はそれに応えるべく毎レース頑張れるんだよ。
レースが終わったあと、無線でいつものような指示を受けたけれど、僕は「今日は無理」って答えたんだ、
レース前にはドーナツターンなんて考えていなかったんだけどね。
観客からは常にとても暖かい声援を受けた。
だからこのインドで来年グランプリがないなんてとても悲しいよ」

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アロンソ(フェラーリ)、「今はベッテルにお祝いを言う」

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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この週末まで逆転タイトル獲得にわずかな望みを残しながら、結局は力潰えてベッテル(レッドブル)に4年連続のチャンピオン獲得を許したフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は、「今はベッテルにお祝いを言う」と、素直に敗北を認めた。

「今日のレースについていえば、オープニングラップでの接触がすべてだった。
いきなりノーズ交換のためピットインを余儀なくされたんだから、レースに勝つどころじゃなかったもの。
結果として、みごとにチャンピオンを獲得したベッテルにはお祝いの言葉を言わなければならないね。
彼は今年とても強力で、とりわけシーズン後半は素晴らしかった。
まさに彼はチャンピオンにふさわしいと思うよ。
でも、来年は彼を苦しめてあげるけれどね」と、2005-06年のチャンピオン。

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「チームメイト戦争」、ロータス・チームでも勃発

Lotus Duo (C)Lotus F1 Team
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ロータス・チームのエリック・ブイユ代表は、インドGP決勝レースでチームメイトどうしのバトルが勃発したことを認めた。

それによれば全60周で行われたインドGP決勝レースの56周目。
すでにタイヤのライフが尽きてコントロールにナンバーワンを抱えていたにも関わらず、同チームのキミ・ライコネンはチームメイトであるロマン・グロージャンが仕掛けたオーバーテイクを妨害、あわや2台共に戦線離脱のピンチを演出したというもの。

「チームメイトどうしが争ってレースをフイにするなんて馬鹿げたことだ。
彼らがそれぞれリザルトを残そうとしているのはわかるが、それ以前にまずチームとしての利益のために走らなければならない」と、ブイユ代表。
同氏は次戦アブダビGP前に3者で話し合う必要があると付け加えた。

同チームではすでに今季末でライコネンの離脱が決まっている。

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確信犯のドーナツターンにスチュワードから『お灸』

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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インドGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、27日(日)に行われた決勝レース終了後、マシンを規定のパルクフェルメに移動させなかったとしてレッドブル・レーシングに対し2万5千ユーロ(約337万5千円)の罰金を科したことを明らかにした。

レギュレーションではチェッカーフラッグを受けたマシンは速やかにピットレーンに戻りそのままパルクフェルメに移動することが規定されているが、同チームのセバスチャン・ベッテルはメインストレートに戻って派手なドーナツターンを繰り返したもの。
ベッテルはこれがルール違反であることは最初から口にしていて、チャンピオンを決定したことによる意図的な行動であったことを窺わせていた。

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2013/10/27

ベッテル(レッドブル)、インドGPも制し4年連続王座に

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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60ラップに渡って行われたインドGP決勝レースは、ポールポジションからスタートしたレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルがみごとなポールTOウィン。
これでベルギーGPから6戦連続の勝利で今季ここまで16戦して10勝目。
自身通算36勝目でもちろん今シーズンのドライバーズ・チャンピオンシップを獲得した。
ベッテルのタイトル獲得はこれで4年連続でファン・マニュエル・ファンジオ、ミハエル・シューマッハに次ぐ史上3人目になるが、4年共に同一チームの快挙はこれまで例がない。

2位にメルセデスAMGのロズベルグ、3位は予選17位から追い上げた1ストップ作戦のグロージャン(ロータス)。
グロージャンはこれで韓国、日本、インドと3戦連続で3位表彰台。
4位マッサ(フェラーリ)、5位ペレス(マクラーレン)、6位ハミルトン(メルセデス)、7位ライコネン(ロータス)、8-9位にフォース・インディアのディ・レスタ&スーティル、そして10位がリカルド(トロ・ロッソ)。
ペレスの5位は今季マクラーレン移籍後のベスト・リザルト。
またタイヤが持たずあと1周というところでピットインを余儀なくされたライコネンは、最後にファステストラップをかすめ取ってみせた。

以下、11位アロンソ(フェラーリ)、12位マルドナド(ウィリアムズ)、13位ベルニュ(トロ・ロッソ)、14位バトン(マクラーレン)、15位グティエレス(ザウバー)、16位ボタス(ウィリアムズ)、17位チルトン(マルシアF1)、18位ビアンキ(マルシアF1)、19位ヒュルケンバーグ(ザウバー)。
リタイヤとなったのはウェバー(レッドブル)、ピック(ケータハムF1)、そしてデル・ガルデ(ケータハム)の3台となった。

インドGP:決勝レースの結果はこちら
インドGPの画像はこちら

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インドGPスターティングタイヤラインナップ (ピレリ)

2013 Indian Grand Prix – Starting tyre line-up
At the 2013 Indian Grand Prix the drivers started on the following tyres:

Vettel  Soft
Rosberg  Soft
Hamilton  Soft
Webber  Medium
Massa  Soft
Raikkonen  Soft
Hulkenberg  Soft
Alonso  Medium
Perez  Medium
Button  Medium
Ricciardo  Medium
Di Resta  Soft
Sutil  Medium
Vergne  Soft
Bottas  Medium
Gutierrez  Medium
Grosjean  Soft
Maldonado  Soft
Bianchi  Soft
Van der Garde  Soft
Pic  Soft
Chilton  Medium
   

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決勝へ向けた多様なタイヤ戦略 (ピレリ)

Sebastian Vettel (C)Pirelli Motorsport
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2013年インドグランプリ 予選
2013年10月26日、デリー

セバスチャン・ベッテルが、2番手タイムを記録したメルセデスのニコ・ロズベルグに0.75秒差をつけてポールポジションを獲得し、今年のインドグランプリにおけるここまでの全セッションで最速タイムを記録しています。ベッテルは、P Zeroイエロー・ソフトコンパウンドを使用して、ポールタイム1分24秒119を記録しました。ベッテルとレッドブルが、ともにチャンピオンシップ4連覇を達成する可能性がある今週末のインドグランプリには、P Zeroイエロー・ソフトとP Zeroホワイト・ミディアムが選択されています。また、ベッテルのポールタイムは、3年間のブッダ・インターナショナルサーキット史上最速タイムとなりました。今シーズン、ここまで、レッドブルとメルセデスがともに8回のポールポジションを獲得しています。

気温30℃、路面温度39℃のコンディションの下、ケータハムとマルシャの両ドライバーを除く全ドライバーが、ミディアムコンパウンドでQ1を開始しました。その後、大半のドライバーがソフトコンパウンドへ交換し、最初にP Zeroイエロー・ソフトによるトップタイムを記録したのは、ザウバーのエステバン・グティエレスでした。Q1の最速タイムを記録したのはマクラーレンのジェンソン・バトンでした。ベッテルは、Q1を通してミディアムコンパウンドのみを使用し、ミディアムでは最上位の11位でQ1を終えました。Q1でミディアムのみを使用した他のドライバーは、ロータスのロマン・グロージャンだけでしたが、Q2へ進出することはできませんでした。

ピレリジャパン・プレスリリース

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PPベッテル(レッドブル)、「戦略の違いがどうなるか」

Redbull Duo (C)RedBull Racing
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圧倒的なタイムによりインドGPポールポジションを奪取したレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルだが、決勝レースについては不安がない訳ではない。
ベッテルに唯一対抗できる存在とみられたチームメイトのマーク・ウェバーは、予選でのタイムより決勝レースでのペースを重視しあえてミディアムタイヤだのアタックを選択しているからだ。

ベッテルは、「ここは最高のサーキットだしマシンの調子も絶好調。
とりわけ高速コーナーの続く第2セクターはドライブしていて気持ちがいいね。
ただウェバーとはタイヤ戦略が違うから、それがどういう結果になるのかは明日になってみないとわからない。
レースは長いし、いつだって自分の思うようになんかならないものさ」と語っている。

またこれについてウェバーのほうは、「僕の選択した戦略がどうなるかはわからないけれど、予選では結果としていいポジションに着けられたと思っているよ。
前の3台はみんなソフトタイヤでのスタートだからね」と、胸に秘めるものがありそうだ。

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グロージャン(ロータス)、インドGP予選で痛恨の作戦ミス

R.Grosjean & A.Komatsu (C)Lotus F1 Team
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インドGP予選でも上位進出が期待されたロータス・チームのロマン・グロージャン(27歳:フランス)だったが、チームが犯した痛恨の作戦ミスによりなんとQ1で敗退という不首尾に終わった。

このところ戦闘力を上げているグロージャンは、シンガポールGP以来3戦連続でチームメイトである元F1チャンピオンのキミ・ライコネンを予選で上回り、さらに韓国、日本と連続表彰台にも上がってまさにいま意気軒昂。
今回の予選ではQ1をミディアムタイヤで乗り切り、Q2以降に新品ソフトタイヤを温存してあわよくば初のポールポジション獲得という戦略を立てていたのだという。

しかしながら作戦は完全に裏目に出て、グロージャンのポジションはみるみる降下。
ポールポジションどころかわずか1ポジションの差でQ2進出すら逃がす失態を演じてしまったもの。
戦略をリードする担当エンジニアは日本の小松礼雄さんだが、グロージャンは「決定には僕自身も関わっているのだから」と擁護している。

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予選12位ディ・レスタ(F・インディア)、「食欲ない」

Paul Di Resta (C)Sahara Force India F1
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金曜日のフリー走行1回目セッションを「体調不良」を理由に欠場、愛車のステアリングを第3ドライバー&テストドライバーであるジェームス・カラド(24歳:イギリス)に託したフォース・インディアのポール・ディ・レスタ(27歳:イギリス)だが、土曜日の公式予選を終えまだ体調は十分ではないと明かしている。

ディ・レスタによれば症状は腹痛ということで、だいぶ良くなったもののまだ食欲もなく完全に回復してはいないということだ。
それでも予選ではチームメイトを上回り、今からドライバー交代はレギュレーション上許されないことから「決勝レースでは精一杯頑張る」と意気込みをみせている。

今年限りといわれるインドGPは、言うまでもなくチームにとって晴れの母国グランプリということになる。

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2013/10/26

ベッテル(レッドブル)、インドGPポールポジション獲得

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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インドGPの公式予選が終了。
Q3でもソフトタイヤを装着してアタックを敢行したレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルが他を圧倒するタイムでポールポジションを獲得。
今季これで7回目、自身通算43回目の快挙となった。
ただ、これでベッテルは明日の決勝レースはタイヤライフの短い点が心配されるソフトタイヤでのスタートが義務付けられるため、戦略面で不安もありそうだ。

2-3番手にはこちらもソフトタイヤのロズベルグ&ハミルトンのメルセデスAMG勢が付けた。
4番手はベッテルの僚友ウェバー(レッドブル)だが、ウェバーは決勝レースをにらみ最後までライフの長いミディアムタイヤのままでアタックを終えた。
5番手マッサ(フェラーリ)、6番手ライコネン(ロータス)、7番手ヒュルケンバーグ(ザウバー)、8番手アロンソ(フェラーリ)、そして9-10番手にペレス&バトンのマクラーレン勢が続いた。

結局Q3を走った10台のうち、4位のウェバー、8-9-10位のアロンソ、ペレス、バトンの4台がミディアムタイヤでのスタートになるとみられる。
明日の決勝ではタイヤ戦略の違いによるレース展開が注目される。

インドGP:公式予選の結果はこちら
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予選Q2、ソフトのベッテル(レッドブル)が最速

予選Q2は、この予選で初めてソフトタイヤを装着してアタックしたベッテル(レッドブル)がすべてのセクションでベストタイム1'24.568をマークして余裕のトップとなった。
2番手はアロンソ(フェラーリ)でベッテルとの差は0.317秒。
以下、3番手ウェバー(レッドブル)、4番手ライコネン(ロータス)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、7番手ヒュルケンバーグ(ザウバー)、8番手ペレス(マクラーレン)、9番手マッサ(フェラーリ)、そして10番手にバトン(マクラーレン)でこの10台がQ3進出を果たした。
ペレスのQ3進出はイタリアGP以来4戦ぶり。

ここで脱落したのはリカルド(トロ・ロッソ)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、スーティル(フォース・インディア)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、ボタス(ウィリアムズ)、そしてグティエレス(ザウバー)の6台になった。

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予選Q1、グロージャン(ロータス)が脱落

インドGP公式予選がスタート。
ほとんどのマシンがQ1からソフトタイヤを投入する中、ベッテルと共にミディアムタイヤのままでアタックしたグロージャン(ロータス)がQ1 敗退というハプニングが起きた。
グロージャンのQ1敗退はカナダGP以来の今季2度目。

トップタイムを記録したのはバトン(マクラーレン)で1'25.574をマーク。
以下、2番手ウェバー(レッドブル)、3番手リカルド(トロ・ロッソ)、4番手マッサ(フェラーリ)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6番手ライコネン(ロータス)、7番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、8番手ヒュルケンバーグ(ザウバー)、9番手ディ・レスタ(フォース・インディア)、10番手アロンソ(フェラーリ)、11番手ベッテル(レッドブル)、12番手グティエレス(ザウバー)、13番手ペレス(マクラーレン)、14番手ベルニュ(トロ・ロッソ)、15番手スーティル(フォース・インディア)、16番手ボタス(ウィリアムズ)とここまでがQ2進出。

ここで脱落したのは上記グロージャン(ロータス)、マルドナド(ウィリアムズ)、ビアンキ(マルシアF1)、デル・ガルデ(ケータハム)、ピック(ケータハム)、そしてチルトン(マルシアF1)の6台。
107%タイムは1'31.564で全車無問題なくクリアしている。

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インドGPフリー走行3回目もレッドブルが席巻

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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インドGPは公式予選を前に最後のフリー走行が行われた。
しかし予定したセッション開始時はスモッグが濃く、医療用ヘリコプターの飛行に支障があるためスタート時刻が結局20分遅れることに。
このためセッションは予定の60分間から40分に短縮されて行われた。

ここでもレッドブル勢が速さを見せ、ベッテル&ウェバーによる1-2タイム。
ベッテルのベストタイムは1'25.332というものだった。
2番手ウェバーでベッテルとは0.560秒という大きなタイム差。
3番手アロンソ(フェラーリ)、4番手ヒュルケンバーグ(ザウバー)、5番手グロージャン(ロータス)、6番手マッサ(フェラーリ)、7番手ディ・レスタ(フォース・インディア)、8番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、9番手バトン(マクラーレン)、そして10番手がハミルトン(メルセデス)に。

ロータスのライコネンは11番手、マクラーレンのペレスは13番手。
なおピットストップ練習で、ザウバーのヒュルケンバーグがクルーの足を轢くというアクシデントがあった。
ちなみにザウバーでは小林可夢偉もクルーをはねるアクシデントを起こしたことがある。

インドGP:フリー走行3回目の結果はこちら
インドGPの画像はこちら

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高温のインドで2~3回のピットストップが予想される (ピレリ)

Sebastian Vettel (C)Pirelli Motorsport
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2013年インドグランプリ フリー走行
2013年10月25日、デリー

レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、気温30℃の下で行われたインドグランプリ金曜フリー走行の2つのセッションで最速タイムを記録しました。ベッテルは、午前中のフリー走行1回目(FP1)ではP Zeroホワイト・ミディアムタイヤで、午後のフリー走行2回目(FP2)ではP Zeroイエロー・ソフトタイヤで、それぞれ最速タイムを刻みました。今年のタイヤの組み合わせは、大半のドライバーが1ストップのレースを行った昨年のインドグランプリでの組み合わせよりも軟らかくなっています。FP2でベッテルが記録したベンチマークタイム 1分25秒722は、FP1での彼自身のタイムより1秒近く速いものでした。FP1とFP2ともに、ベッテルのチームメイトのマーク・ウェバーが2番手タイムを記録しました。

今日のフリー走行を通して大幅な路面の改善が見られ、ベッテルは、昨年、自身がソフトタイヤで記録したFP2のタイム1分26秒221を大きく縮めました。

明日以降のレース週末も高い気温が見込まれており、チャレンジングなインドのサーキットでは2~3回のピットストップが主流となると予測されています。もし、ベッテルが5位以上でインドグランプリをフィニッシュした場合、日曜日にベッテルのドライバーズ選手権4連覇が決定します。これが達成されると、Formula One史上、ファン・マヌエル・ファンジオ、アラン・プロスト、ミハエル・シューマッハに続く4人目の快挙となります。

ピレリジャパン・プレスリリース

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クビアト(トロ・ロッソ)、最終の2戦フリー走行(FP1)出走へ

Daniil Kvyat (C)Scuderia Toro Rosso
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スクーデリア・トロ・ロッソは、今季最終の2戦アメリカGPとブラジルGPのフリー走行1回目セッションに、レッドブル・グループのジュニア育成ドライバーであるダニール・クビアト(19歳:ロシア)を起用する方針であることを明らかにした。

クビアトはすでに来季ダニエル・リカルドの後任としてレースドライバーに昇格することが正式発表されているが、これまでF1マシンを走らせたのは7月のシルバーストーン合同テストだけでスーパーライセンス発給に必要な走行距離をクリアしていないとみられる。
逆に、そこまで経験の浅いドライバーの起用に疑問符を投げ掛けるF1関係者も多いのも事実だ。

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ホイールナット脱落でウィリアムズ・チームに再度厳罰

Pastor Maldonado (C)Williams F1
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インドGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、25日(金)行われたフリー走行でパストール・マルドナドのマシンのホイールナットが脱落したことを受け、ウィリアムズ・チームに対し6万ユーロ(約810万円)の罰金を科したことを明らかにした。

これは前戦日本GPに続くもので、この時はタイヤ自体が脱落したのに対し今回はホイールナットの段階でマルドナドはマシンを止めたが、前回再発することがないよう構造改善の指示を出していたのに繰り返したことを重視、再び高額の罰金を科したものという。

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インドGP、最高裁の審議は延期

Buddh Circuit (C)Mercedes Motorsports
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場合によっては今週の開催に影響も危惧されたインドGPについての最高裁審議だが、開催直前になって最高裁が審議延期を発表したため、とりあえず今年のグランプリは予定通りということになった。

訴えられたのは「インドGPの主催者であるJPSI(ジャイピー・スポーツ・インターナショナル)が、国内の法律に基づく税金の納付を怠っている」という活動家の請願を審議することに同意したもの。

関係者によれば審議はグランプリの翌週に行われる見通しという。

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2013/10/25

インドGPはフリー走行2回目もレッドブル勢1-2タイム

Buddh Circuit (C)Mercedes Motorsports
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25日(金)、インドGP初日はフリー走行2回目セッションが行われた。
引き続きドライコンディションであるものの、気温は30度、路面温度は40度まで上昇している。
また体調不良と伝えられ1回目セッションを欠場したフォース・インディアのポール・ディ・レスタはこのセッションから出走。
この世界では政治的な意図からの事情も体調のせいにすることがあることからパドックには余計な噂も流れているようだ。

ここでトップに立ったのはやはりベッテル(レッドブル)。
午前のタイムを1秒以上短縮する1'25.722のベストタイムをマーク、再び2番手となったチームメイトのウェバーに対し0.289秒の差を付けて見せた。
ただ、レッドブル勢はソフトタイヤ装着時のタイムが思ったほどではないとの見方もされている。

3番手グロージャン(ロータス)、4番手ハミルトン(メルセデス)、5番手アロンソ(フェラーリ)、6番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、7番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、7番手マッサ(フェラーリ)、8番手復調したライコネン(ロータス)、そして9-10番手にマクラーレンのペレス&バトンが付けた。

終盤、マルドナド(ウィリアムズ)の右フロントタイヤから火花が散りマシンはストップを余儀なくされたが、前戦日本GPでもタイヤ脱落のアクシデントに見舞われたマルドナドは冷や汗をかいたことだろう。
なおこれでマシン撤去のため、一時セッションはイエローコーションとなった。

インドGP:フリー走行2回目の結果はこちら
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インドGPフリー走行1回目はレッドブル勢が1-2タイム

Buddh Circuit (C)Mercedes Motorsports
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インドGPが開幕、25日(金)まずフリー走行1回目セッションが仏陀国際サーキットを舞台に行われた。
スタート時の気温は27度、路面温度33度でドライコンディションではあるが、まるでスモッグが蔓延したかのようにサーキットは見通しが効かない状態。
なおこのセッションでフォース・インディアは既報のように体調不良とされるポール・ディ・レスタに代わって第3ドライバー&テストドライバーのジェームス・カラド(24歳:イギリス)を14号車に起用している。

90分間の走行を終え、トップタイムをマークしたのは大本命ベッテル(レッドブル)で、24周して1'26.883を記録した。
このセッションで最多の周回をしたのはベルニュ(トロ・ロッソ)の25周だが、ベッテルがフリー走行からこれほど熱心に走ったのは珍しく、いよいよこの週末にタイトルを決めようという意欲か。

2番手にも僚友のウェバー(レッドブル)が0.188秒差で続いた。
3番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、4番手グロージャン(ロータス)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6-7番手マクラーレンのバトン&ペレス、8番手マッサ(フェラーリ)、9番手ヒュルケンバーグ(ザウバー)、そして10番手がボタス(ウィリアムズ)だった。
アロンソ(フェラーリ)は12番手、またライコネン(ロータス)は17番手に留まったが、特にトラブル等は伝えられていない。

インドGP:フリー走行1回目の結果はこちら
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マッサ(フェラーリ)、ウィリアムズとの交渉進捗の報

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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今季限りで8年間在籍したフェラーリ・チームを離れることが決まっているフェリッペ・マッサ(32歳:ブラジル)についてはかねて来季他チームにシートを求める動きが伝えられているが、その中でも有力とみられるウィリアムズ・チームとの間に進展があったと報じられ注目されている。

これはマッサの母国ブラジルの『ディアリオ・モータースポーツ』らが報じたもので、それによればマッサはウィリアムズ・チームとの間に2014年からなんと5年という長期に渡る契約を結んだというもの。

ただ押し寄せるメディアからの確認に対し、マッサ本人は同チームとの交渉の事実は認めるもののそれ以上のことについては口を閉ざしているという。

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インドGP、異例の最高裁審査で弱り目にたたり目

Image (C)Mercedes Motorsports
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いよいよ今日からスタートするインドGPだが、その開催について最高裁判所が異例の審査を始めていることがわかった。
それによれば、インドGP主催者が国内の法律に基づく税金の納付を怠っているというものだ。

地元ウッタル・プラデシュ州はインドGPについてスポーツ・イベントとして免税の恩恵を与えているが、F1グランプリしスポーツではなく娯楽イベントに分類されるため、免税の措置を受けるべきではないと活動家のアミット・クマール氏らから告訴されていたもの。

国際イベントであるインドGPそのものの開催が禁止されることは考えにくいが、それでなくても来季以降の開催が危ぶまれているインドGP、さらに窮地に追い込まれるのは必至のようだ。

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ディ・レスタ(F・インディア)体調不良? カラドがFP1代役

James Calado (C)Sahara Force India F1
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フォース・インディア・チームは強行われるインドGPのフリー走行1回目セッションに、同チームの第3ドライバー&テストドライバーであるジェームス・カラド(24歳:イギリス)を起用することを明らかにした。

ドライバー交代が認められている同セッションでの変更は珍しくないが、チームでは理由がレースドライバーであるポール・ディ・レスタの体調不良によるものと説明していて、その後のセッションでも変更されるのか注目される。

今季GP2シリーズに参戦のカラドは、これまでイタリアと韓国で最初のフリー走行セッションを担当しているが、今後アブダビ、アメリカ、そしてブラジルの各グランプリでも最初のフリー走行を担当することがすでに決まっている。

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2013/10/24

インドGP、3日間とも悪天候の心配はなし

Buddh Circuit (C)Mercedes Motorsports
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今週末行われるインドGPについて、地元気象台が発表した予報ではフリー走行が行われる金曜日から決勝レースの日曜日までの3日間いずれも晴れの予報。
気温は高めであるものの今週末は天候の心配はなさそうだ。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿度
10月25日(金) フリー走行 晴れ 22- 28度 50%
10月26日(土) 公式予選 晴れ 22- 28度 47%
10月27日(日) 決勝レース 晴れ 20- 33度 50%

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インドGPのレーススチュワードはトム・クリステンセン氏

Tom Kristensen (C)Audi Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるインドGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に元スポーツカー・ドライバーのトム・クリステンセン氏(45歳:デンマーク)を起用することを明らかにした。
クリステンセン氏がスチュワードを務めるのは今年のモナコGP以来のことで、これが通算6回目ということになる。

同氏はテストの経験は豊富だがF1レース出場はなし。
1993年には全日本F3選手権でチャンピオン、またスポーツカーレース界ではスーパースターで、ALMSチャンピオンやとりわけルマン24時間レースでは史上最多となる通算8回もの総合優勝を遂げている。
今季はアウディ・チームからWEC(世界耐久選手権)に参戦中。

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アロンソ(フェラーリ)、最多得点記念ヘルメット披露

Fernando Alonso/Helmet (C)Ferrari S.p.A
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先の日本GPで4位入賞で12ポイントを加えたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は、これにより自身通算獲得ポイントを1,571まで拡大。
これはこれまでトップだったミハエル・シューマッハの1,566を抜いて史上最多の快挙になるものだ。

アロンソはこれを記念し、今週のインドGPで装着する記念ヘルメットを作製、披露した。
ヘルメットには「F1 POINTS WORLD RECORD」の文字と共に「1571」の数字が誇らしく描かれ、さらに英語、イタリア語、フランス語で「ありがとう」の言葉が添えられている。

アロンソはこれについて「僕にポイント獲得をさせてくれたルノー、マクラーレン、そしてフェラーリの3チームにお礼を言いたい」と感謝の言葉を表している。
なお、アロンソのF1デビューはミナルディ・チームでこの年10位になっているが、当時の入賞は6位までだったのでカウントされていない。

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インドGP、今年が最後の危機感広がる

Budda Circuit (C)Mercedes Motorsports
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2011年に鳴り物入りでスタートしたインドGPだったが、先に発表された2014年の暫定カレンダーには登載がなく、関係者を落胆させている。

これについてFMSCI(インド・モータースポーツ・クラブ連盟)の会長を務めるヴィッキー・チャンドク氏は2015年の再開催に強い期待を掛けているとした。
しかしながら、現実は厳しそうだ。

同氏は英『ガーディアン』紙の取材に対し次のように説明している。
「問題は財政赤字だけでなく、TV放映問題、インド国内の税制やFIA(国際自動車連盟)側のカレンダー調整など多くのものを抱えている。
しかしここで開催が途絶えてしまうと、インドのモータースポーツは数十年の停滞を余儀なくされてしまうことだろう。
私はなんとか解決の道を探り続けている」と困惑の表情。

インドGPはFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)との間に当初2015年までの長期開催契約を結んでいるとされたが、今やその実現を信じる関係者はいない。

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2013/10/23

ダ・コスタ落選でブラジルのメディアからも落胆の声

Antonio Felix da Costa (C)Redbull Racing
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若きロシア人ドライバー、ダニール・クビアト(19歳)のトロ・ロッソ起用が決まり、最有力とみられていたアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(21歳)の落選で母国ポルトガルのみならずブラジルのメディアらでも落胆の声が広まっている。

直前までダ・コスタのステップアップは確実と報じていたブラジル・サンパウロの『オ・エスタド・デ・サンパウロ紙』は、「自分には自信があったし準備は出来ていたけれど、チームの決断は異なるものだった」とのダ・コスタの言葉を紹介。
かつてポルトガルの植民地だったブラジルは、現在も公用語がポルトガル語であるなどいまも関係が深い。

これまでポルトガルからは4人のF1ドライバーを輩出しているが、2006年のティアゴ・モンテイロ(当時スパイカーF1)を最後にグリッドから途絶えたままだ。

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クビアト起用はヘルムート・マルコ氏(レッドブル)の指示か

Helmut Marko (C)RedBull Racing
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多くの有力候補が挙げられていたにも関わらず、トロ・ロッソがダニエル・リカルドの後任として指名したのはまったくの新人ダニール・クビアト(19歳:ロシア)だった。
これについて、この人選はレッドブル・グループのレーシング・アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士の指示であったという見方が報じられている。

チームによる正式発表後、取材を受けたマルコ氏は「われわれはグループ全体で考えている。
無名の新人をトロ・ロッソのドライバーに起用したのは無謀と指摘する向きがあるかも知れないが、リスクもなければこの世界つまらないじゃないか。
(現役チャンピオンである)ベッテルだってデビューした時には非難を受けていたよ」と意に介さず。

かつてクビアトについて「まだ若すぎる」と否定的だったトロ・ロッソのフランツ・トスト代表も今は「最善の選択がなされた」と、これを受け入れている。

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ケビン・マグヌッセン、F1ステップアップへ加速

Kevin Magnussen (C)McLaren Group
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イギリスが期待する若手ドライバーの一人であるケビン・マグヌッセン(21歳:デンマーク)がF1ステップアップを現実のものにしようとしているようだ。

マグヌッセンは今季『ワールドシリーズbyルノー3.5シリーズ』に参戦、5勝を記録してみごとシリーズ・チャンピオンに輝いた。
(このシリーズの先輩にはデル・ガルデやロバート・クビサらがいる)

2015年のドライバーとして元々マクラーレン・チームのジュニア育成ドライバーであるマグヌッセン起用を挙げるマクラーレン・チームの関係者もいるが、その前に他チームで1年経験を積ませたいと考えているようだ。
そのためすでにロータスやフォース・インディア、マルシャらに打診したとも伝えられている。

なお元F1ドライバー(スチュワート)でケビンの父親であるヤン・マグヌッセン氏もマクラーレン出身で、1995年のパシフィックGP(TIサーキット英田)ではミカ・ハッキネンの代役として出走したことで日本にも馴染み深い。

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2013/10/22

ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)、「夢が叶った瞬間」

Daniil Kvyat (C)Scuderia Toro Rosso
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来季レッドブル・レーシングに昇格するダニエル・リカルドの後任として、トロ・ロッソのシートを射止めたロシアの若者ダニール・クビアトは、チームからの発表を受け、「ファンタスティックなニュース」と喜びを顕わにした。

「僕にとってこれはほんとうに素晴らしいニュースだよ。
ドライバーの一人として、まさに夢が叶った瞬間だ。
子供の時にゴーカートに乗って以来、ずっと自分がF1マシンをドライブすることを夢見ていたんだよ。
シルバーストーンで本格的にテストをして、一層その夢を叶えたいと熱望してきた。
チームの本拠はイタリアだし、僕はイタリア語が話せるからチームとのコンタクトはまったく問題ない。
一刻も早くチームの一員になれると確信しているね」

クビアトはまだ19歳だが、現役チャンピオンであるセバスチャン・ベッテルがF1デビューを果たしたのもまだ二十歳前のことだった。

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トロ・ロッソ、リカルドの後任にダニール・クビアト起用

Daniil Kvyat (C)Scuderia Toro Rosso
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21日(月)、スクーデリア・トロ・ロッソは来季レッドブル・レーシングに昇格スネッタートンダニエル・リカルドの後任に、レッドブル・グループのジュニア育成ドライバーの一人であるダニール・クビアト(19歳:ロシア)を起用することを明らかにした。

クビアトは今季GP3とF3ヨーロッパ選手権に参戦し、GP3ではシーズン最終戦を残してランキング2位につけている。

一方ジャン・エリック・ベルニュ(23歳:フランス)の残留も合わせて発表され、これにより来季の同チームのドライバー・ラインナップはベルニュ&クビアトというフリッシュ・コンビになることが確定したことになる。

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佐藤公哉(ザウバー)、「まだF1の理解度は50%」

佐藤 公哉 (C)Sauber Motorsport
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先の日本GPではザウバー・チームのリザーブドライバーとして登録されるなどF1へ一段と接近した様相をみせたAuto GPドライバーの佐藤公哉(23歳)だが、本人は「まだF1の理解度は50%」と控え目だ。

佐藤公哉は7月シルバーストーンでの若手ドライバー対象テストに続き、今月も2回目のテストが実施と伝えられている。
すでにF1ドライバーへの必須条件であるスーパーライセンス取得の資格も得ているとされるが、本人は冷静にステップアップのチャンスを窺っているようだ。
なお今季「ユーロノバ」から参戦したAuto GPでは、惜しくも最後にチャンピオンは逃がしている。

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ジャン・トッドFIA会長、結局無投票で再選も

Jean Todt (C)Redbull Racing
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今年12月末で任期が満了するFIA会長について、現職であるジャン・トッド氏にデビッド・ワード氏ら対抗馬が出馬することがわかり、水面下で早くも壮絶な事前運動が行われてきたが、どうやら雲行きが大きく変わってしまったようだ。

しかし前FIA財団(ファウンデーション)の総裁であるワード氏(56歳:イギリス)からはすでに立候補辞退の意向が示唆された上、同氏が推す中東UAE(アラブ首長国連邦)ドバイの自動車クラブ会長であるモハメド・ビン・スライエム会長も立候補を断念したと伝えられたからだ。

このままだと結局のところ会長選挙に立候補するのはトッド氏だけということになり、選挙は無投票ということになりかねない。

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2013/10/21

ベネズエラ国営企業、ウィリアムズへのスポンサー金額再考か

Pastor Maldonado (C)Williams F1
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2011年シーズンからウィリアムズ・チームのスポンサーとなり、それと共に同国のヒーローであるパストール・マルドナド(28歳:ベネズエラ)を同チームに送り込んでいる国営石油企業『PDVSA』だが、その支援に変化が起きそうだ。

一つは同チームへのスポンサー料金が不当に高額であるとしてベネズエラ議会が調査に乗り出しているというもの。
またもう一つはこれまでのマルドナドの成績に、PDVSAが満足していないというものだ。

こうした報道について、当のマルドナドは「自分はペイ・ドライバー(資金持込)ではないし、チームとは直に交渉し契約を結んでいる。
母国からのスポンサーには感謝しているが、たとえ変化が起きようともそれは契約とは関係のないことだ」と、強調している。

そんなマルドナドが最も輝いたのはなんといっても2012年スペインGPでのポールTOウィンだろう。

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明暗分けた日本人元F1ドライバーの週末

富士6時間レース/表彰台 (C)Toyota Motorsports
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この週末、F1はイベントの谷間となったが、他のカテゴリーでは大きな大会が行われた。
WEC(世界耐久選手権)は日本ラウンドの「富士6時間レース」が富士スピードウェイで、またインディカー・シリーズは最終戦となる「オートクラブ戦」が米国カルフォルニア州フォンタナで行われたもの。
そして前者には元ウィリアムズのF1ドライバーである中嶋一貴(28歳)が、後者には元スーパー・アグリ等のF1ドライバー、佐藤琢磨(36歳)が参戦、注目を集めた。

富士のWECは悪天候に見舞われ再三の赤旗中断、セーフティカーの先導を経て結局レースは途中打ち切りとなりながら先頭を走っていた中嶋一貴組の『トヨタ・TS030 HYBRID』が昨年に続く総合優勝を遂げた。

しかし佐藤琢磨のほうは予選でアタック前にクラッシュしてノータイムとなり日曜日は最後尾スタート。
結局残念ながらレースは17位、一時はタイトルも窺ったシリーズ・ランキングも最終的に17位に終わった。

WEC富士6時間レースの結果はこちら
INDYCARオートクラブ戦の結果はこちら

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エリック・ブイユ代表(ロータス)、来季ドライバーに自信

Eric Boullier (C)Lotus F1 Team
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ロータス・チームのエリック・ブイユ代表は、今やF1で話題の中心になっている同チームの来季ドライバー・ラインナップについて言及、「舞台裏では多くの出来事が起こっている」と、自信をみせている。

「ライコネンが来年はウチにいないことはわかっているが、それ以外のことはまだ何も決まっていないし発表できることもない。
しかし水面下では実に多くの出来事が起こっていて、いろいろな話が進行しているのが事実だ。
市場にはとても有力なドライバーの名前が浮かんでいるし、またグロージャンも素晴らしい活躍をみせてくれている。
現段階では、ロータス・チームが一番「熱い」んじゃないのかな」

ブイユ代表はこう強気に語るが、そのためにはあくまでもチームの財政問題の解決が前提になる。

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2013/10/20

アロンソ(フェラーリ)、今度は自身の自転車チーム設立へ

Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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先に世界的著名自転車チームを買収と発表したながらも、結局交渉は決裂破談になってしまったフェルナンド・アロンソだが、今度は自身で自転車チームを設立、ツールドフランスに挑戦する意向をみせていることがわかった。

これはアロンソのパーソナル・マネージャーであるルイス・ガルシア・アバド氏が伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙で明らかにしたもので、スポンサーとの交渉が成立すれば近日中にも正式発表されるとの見通しを示したもの。

かねて自転車を愛するアロンソは、F1の様々な先進的な部分を自転車競技にも採り入れたいと意欲をみせているという。

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マクラーレン・チーム、ペレスの去就について明言せず

Sergio Perez (C)McLaren Group
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マシン自体の戦闘力不足もあり今シーズン期待の成績が残せていないマクラーレン・チームだが、中でも新加入のセルジオ・ペレスについて、メディアからは厳しい評価が与えられている。
来シーズンのドライバー・ラインナップについても、ジェンソン・バトンについては残留が確実視されている一方でペレスの契約についてはいまだに不明確だ。

同チームのマーティン・ウィットマーシュ代表は、「日本GPではクラッシュやアクシデントなど相変わらず波乱のグランプリになった。
しかしこの状況についていえば止むを得ない事情も勘案されるし、彼はよくやっていると思っているよ。
とはいえ、まだ来季の契約について言及するには時期尚早だ。
何もまだ決まったことはない」と明言を避けている。

一部にはバトンのチームメイトとしてフェラーリのエースであるフェリッペ・マッサ獲得に動いているという仰天ニュースもあるが、その実現性には疑問符がつく。

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ナイジェル・マンセル氏も重量問題に言及

重量測定 (C)RedBull Racing
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かなりの重量増が想定される2014年マシンの最低重量問題について、1992年の元F1チャンピオンであるナイジェル・マンセル氏(60歳:イギリス)もかつての自身に置き換えて言及した。

「そもそも体重によってドライバーが制限されるなんて、これはもう差別でしかないよ。
実にみっともない規則というしかない。
ジョッキーじゃあるまいし、ドライバーというのはそのドライビング能力で評価されるべきで体重なんかが能力じゃないんだ」

現役当時マンセル氏の体重は80kgあったとされ、現在のF1でいっても際立つ最重量級ということになる。

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2013/10/19

ディ・レスタ(フォース・インディア)に来季シート危機感

Paul Di Resta (C)Sahara Force India F1
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昨シーズン、シリーズ・ランキング14位、トータルで46ポイントを獲得したポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)は、今季ここまで36ポイントを得てランキング11位に位置しているが、それでも来季シートの確保には不十分であるようだ。

これは同選手のパーソナル・マネージャーでジェンソン・バトンも担当するリチャード・ゴダード氏が英『BBCスポーツ』の取材に明らかにしたもの。
その中でこのイギリス人は、「今の時点で来季のことを予測するのは難しいが、しかし今の成績で来年のシートを確実にするには十分でないと思っている。
いまF1では、チームが多額の資金を必要とする一方でスポンサー資金を持ち込めるドライバーが数多くいるからだ。
こうしてお金の問題がF1をおかしくしていると思うが、さりとて速やかにこれを解決する術もわれわれは持ち合わせていない」と、悲観的。

このところFIA(国際自動車連盟)はずっとF1のコスト削減を掲げているが、皮肉にもレギュレーション変更によりまたチームはコスト増大を強いられている。

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ホンダ、2015年F1エンジンのサウンドをお披露目

Honda F1 Sound (C)Honda Racing
015年シーズンからマクラーレン・チームとのパートナーシップでF1にエンジン・サプライヤーとして復帰が決まっているホンダが、これに先駈けベンチテストでのF1エンジンのサウンドをお披露目した。

まだ実戦までは間があるが、早くもファンからの期待を高めている。

ホンダF1エンジンのサウンドはこちら

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メルセデス、来季マクラーレンも差別しない

Toto Wolf (C)Mercedes Motorsports
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現在メルセデス・エンジンを搭載して戦うマクラーレン・チームだが、2014年シーズンから導入される新しい1.6リッターV型6気筒ターボ・エンジンについて、わずか1年後にはホンダ・エンジンにスイッチすることをすでに公表している。

こうしたことからメルセデス・モータースポーツ内部にはエンジンの情報がホンダ側に漏れることを警戒する向きがあるが、同陣営のトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターはあくまでも公平に扱うことを明言した。

「メルセデスとマクラーレンとは長い間の緊密な関係があるが、彼らの選択にわれわれが口を出すことはできない。
結果、2014年が両者の最終年になるとしても、われわれは最後の一戦までベストな関係を維持し続けるつもりだ」

メルセデスとマクラーレンとの現在の関係は1995年からで実に今年で18年目という長期のもの。
2010年にメルセデス自身が参戦するまではワークスのポジションだった。

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2013/10/18

来季、車両重量増で大型ドライバーは不利か

重量測定 (C)RedBull Racing
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FIA(国際自動車連盟)のテクニカル・レギュレーションによるF1マシンの最低重量は、現行の642kgから来季は690kgまで増大が認められることになっている。
これは大幅なレギュレーション変更により、パワートレーン等の重量増加が見込まれるためだ。
しかしこれに今から警戒感を抱くドライバーも多いとされる。

それは、F1の重量計測がドライバー込み(スーツやヘルメットも含め)で行われることから、マシンの重量増加がドライバー自身の体重にも影響を及ぼしかねないためだ。

非公式なデータでは、現役F1ドライバーで体重の重いのはロズベルグ(メルセデスAMG)の78kgやアロンソ(フェラーリ)の76kg、スーティルやディ・レスタ(いずれもフォース・インディア)らの75kg等とされている。
アロンソ等のトップドライバーであれば問題ないが、2線級のドライバーにとって体重は死活問題になりかねない要素なのだ。

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ロズベルグ(メルセデス)、「ヘルメット盗犯」情報提供要請

Garage Scene (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグが、先に行われたドイツGPの際、ガレージ内から自身のヘルメットが何物かに盗まれた証拠写真を公開、情報提供を求めている。

これは同選手自らが自身の公式サイト等で訴えたもので、ガレージ天井に設けられた防犯ビデオの画像がその時の状況を訴えている。
(左下の黒い服装の男)

盗まれたヘルメットがネット等のオークションに出品される可能性があるということで、製品番号等の詳細も公開されている。
メーカー:シューベルト
製品番号:R-NR 074/02-13

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キミ・ライコネン、最終戦までロータスへの忠誠誓う

E.Boullier & K.Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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今年9月に来季フェラーリ・チームへの移籍が明らかになったキミ・ライコネン(ロータス)だが、その後シンガポールGP以降の3戦ではいずれも予選で僚友グロージャンの後塵を拝するなどモチベーションの低下が危惧されている。
しかしこれについて当の本人はあくまでも最終戦まで全力を尽くすことを強調した。

「僕自身のモチベーションにまったく変化はないよ。
シーズンが始まった時からずっと同じさ。
来年のチームがどこであろうと、現在のポジションで全力を尽くすのは当然のこと。
今シーズン最終戦まで僕はロータスのために戦い続けるよ」

衆知のように来季復帰するフェラーリは2007年にタイトルを獲得した思い出深い古巣ということになる。

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2013/10/17

クリスチャン・ホーナー代表(レッドブル)、「契約は尊重されるべき」

Peter Prodromou (C)RedBull Racing
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レッドブル・レーシングとマクラーレン・チームとの間では、エアロダイナミックス部門の責任者であるピーター・プロドロマウ氏の移籍を巡って鋭いさや当てが行われている。

マクラーレン・チームのジョナサン・ニール/マネージング・ディレクターはすでにプロドロマウ氏との間で移籍に合意したことを明らかにしているが、同氏とレッドブル・レーシングとの間では2015年まで有効な契約があるとされる。

チーム間の移籍の場合、通常数か月から半年程度のいわゆる「ガーデニング休暇」を介せば残り契約があっても認められる場合が多いが、今回は残りの契約期間も長く、またマクラーレンが復活することへのレッドブル側の警戒感など状況は複雑のようだ。

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、「チームにとってプロドロマウは必要不可欠な人材であって、その契約は尊重したいと考えている。
彼を早期に放出する考えはいまのところない」と、早期移籍に否定的なコメントをしている。

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フェラーリ・チーム、今季マシン開発を事実上終了に

Ferrari Steering Wheel (C)Ferrari S.p.A
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今シーズンすでにドライバーズ、コンストラクターズ双方のタイトル共に獲得の目途は立たなくなったフェラーリ・チームでは、今後チームの全精力を来季マシンの開発に当てる意向を明らかにした。

現在ドライバーズ・チャンピオンシップのほうでは3位ライコネン(ロータス)との差が大きくアロンソの2位は安泰だが、コンストラクターズ・チャンピオンシップでは1位のレッドブルには遠く及ばないものの3位のメルセデスAMGチームとはわずか10ポイントという僅差でしかない。
しかし同チームのステファーノ・ドメニカリ代表は「すでに製作を終えているアップデートパーツの投入以外は、もう開発する予定はない」として、事実上今季の戦闘に終止符を打ったことを明らかにしたもの。

ドライバーでは2007年のキミ・ライコネン以来、コンストラクターでは2008年以来タイトルから遠ざかっている跳ね馬チーム、2014年は名門の力量が再び問われることになる。

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ピレリ、タイヤテストの機会拡大を要求

S.Domenicali & P.Hembery (C)Ferrari S.p.A
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2011年シーズンからF1タイヤを独占供給しているピレリタイヤだが、一向に実現しないテスト・スケジュールの拡大に業を煮やしているようだ。

同陣営のポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは、「いつまでも同じことを繰り返していてはしようがないんだ。
われわれはもっとタイヤテストの機会が必要だと訴えている。
これに向け、具体的に動いて欲しいんだ」と、強調。
こうした裏にはタイヤ事故が起きる度に繰り返されるピレリへの非難に、同社の首脳陣が強い不満を持っていることがあるとみられる。

これには複数のメディアも「ブリヂストンの時代にはもっとテストが多く、FIAもチームもこれに協力的だった」とピレリを擁護している。

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2013/10/16

フェラーリ・チーム、「マッサの反乱」問題にせず

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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唯一ベッテル(レッドブル)の4連続チャンピオン阻止の資格を持つフェラーリ・チームのフェルナンド・アロンソだったが、先の日本GPではレース序盤から僚友フェリッペ・マッサの背後を走行、マッサにはアロンソとの順位を入れ替えるよう無線で指示が飛んだとされるものの最初のピットインをする11周目までチームメイトを前に出すことはなかった。

いわばチームオーダー無視ともとれるが、しかしこれについて同チームのステファーノ・ドメニカリ代表は「今はマッサにとっても(来季のシートを確保する)重要な時期だということを十分にわかっている。
われわれはシーズンが終わるまで彼へのサポートを続けるよ」と語り、理解を示した。

2002年にザウバーからF1デビューしたマッサは、2006年に移籍した跳ね馬チームでは通算11勝を記録している。

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ニキ・ラウダ氏、「ロス・ブラウン代表残留は五分五分」

Niki Lauda (C)Mercedes Motorsport
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元F1チャンピオンで現在メルセデスAMGの業務執行権を持たない非常勤会長を務めるニキ・ラウダ氏は、メディアが取り沙汰するロス・ブラウン代表の去就について「五分五分である」と、微妙な言い廻しで言及した。
これはイギリスの『デイリー・ミラー』に語ったもので、ブラウン氏が条件にしたとされる職務の明確化について「ブラウン代表が引き続きナンバーワン」であることを認めている。

ブラウン氏が問題視しているのは、ラウダ氏同様チームの株主として加わったトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターが、マクラーレンからテクニカル・ディレクターのパディ・ロウ氏を招聘したことで、一応ブラウン氏の配下とされているものの自身の後任候補ではないかと疑心暗鬼になっていることにある。

シーズン中盤まで8回のポールポジションと3回の勝利を記録したメルセデスAMGチームだが、「お家騒動」の進行と共に成績はダウン傾向にある。

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ロータス・チーム、最有力にニコ・ヒュルケンバーグも

Lotus F1 Logo (C)Lotus F1 Team
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すでにエースであるキミ・ライコネンの離脱が決まっているロータス・チームだが、ニコ・ヒュルケンバーグ最有力とみられながらもいまだにその後任について明確でない。
この裏には、以前報じられたチーム株式の『インフィニティ・レーシング』への売却が未だに終了していないことが関係しているとみられる。
ライコネン離脱の主因にもなったチームの資金難がまだ解消されないからだ。

このところライコネンを凌ぐパフォーマンスをみせるロマン・グロージャンの残留が確実となると、現状ではもう一人のドライバーに資金持ち込みを期待せざるを得ないだろう。
その場合にはヒュルケンバーグのザウバー・チーム残留も現実味を帯びることになる。

なおアメリカや中東アブダビで石油ビジネスを行う投資家グループによるインフィニティ・レーシングだが、日産系自動車ブランドであるインフィニティと紛らわしいため名称を『カンタム』に改めたということだ。

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2013/10/15

カルテンボーン/CEO(ザウバー)、グティエレスの成長確信

E.Gutierrez & M.Kaltenborn (C)Sauber Motorsport
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13日(日)行われた日本GP決勝レースで、エステバン・グティエレス(ザウバー)はみごと7位入賞。
今季参戦15戦目、これがF1初入賞の記念すべき一戦となった。

この快挙に同チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOは、「私たちは彼にF1で戦う十分な才能があることを確信していました。
彼はこれまで(チームの先輩である)ヒュルケンバーグから多くのことを辛抱強く学んできました。
そしてその学習の期間が終わったことを、今回の鈴鹿で彼は証明してくれたのです。
残りはあと4戦ですが、彼はきっと入賞を繰り返してくれる筈です」と、讃えた。

折りしもこの日はチームの創設者であるペーター・ザウバー氏の70回目の誕生日ということで、二人のW入賞はこれに花を添えた形になった。

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スタイル一新2014年F1マシン、不格好か

2012 Image (C)Redbull Racing
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既報のように2014年シーズンはエンジンを始めF1レギュレーションが大きく変更されることが決まっているようだ。
そのためマシンのスタイル自体もこれまでとは一新されるのではないか、との見方が広まっている。

最初に口火を切ったのは常勝チームであるレッドブル・レーシングの頭脳と言われる「エアロダイナミックスの鬼才」エイドリアン・ニューイ氏とされる。
同氏は新しい規定に基づいたマシンが、「正直、格好良くない」と漏らしたと伝えられているのだ。

もちろんまだ具体的なデザインについて明かされている訳ではないが、F1マシンは数年前にも極端に高いノーズと段差のついたそのフロント部に不評が集まったばかり。
今度は逆に低すぎるノーズが珍妙という指摘もあるが、果たしてどうなるか。

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ロス・ブラウン代表(メルセデス)、「職務の明確化が必要」

Ros Brawn (C)Brawn GP F1 Team
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目下僅差のポイントでコンストラクターズ・ランキング2位を争うメルセデスAMGチームだが、ニキ・ラウダ氏やトト・ウォルフ氏らの加入により、ロス・ブラウン代表の立場の脆弱さが指摘されている。
すでにブラウン氏が今シーズン末にも辞任するのでは、という噂が流れているが、これについて当の本人は次のように英『スカイ』の取材に答えている。

「われわれのチームにあっては、誰がどんな責任を負っているのかわからない。
これでは組織として成功するものもできなくなってしまうだろう。
私には来年以降もチームの指揮を執るモチベーションがあるが、そのためにはこうしたことを解決する必要がある」と、この英国人。

一部にはブラウン氏がかつての「盟友」ホンダから誘われ、新生マクラーレン・ホンダ・チームに復帰するとの見方も伝えられている。

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2013/10/14

ベッテル、戦略的な2ストップによる勝利 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年日本グランプリ 決勝
2013年10月13日、鈴鹿

レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、日本グランプリ4勝目となる今シーズン9勝目を挙げました。しかし、フェラーリのフェルナンド・アロンソが8番グリッドのスタートから4位でフィニッシュしたため、ベッテルのドライバーズ選手権4連覇の決定には至りませんでした。ベッテルは2ストップ戦略を採り、3ストップ戦略を採ったチームメイトのマーク・ウェバー、2ストッパーのロータスのロマン・グロージャンを抑えて優勝しました。

P Zeroオレンジ・ハードタイヤでスタートしたトロ・ロッソのダニエル・リカルドとケータハムのシャルル・ピックを除く全ドライバーが、P Zeroホワイト・ミディアムタイヤを装着して日本グランプリのスタートが切られました。スタート直後、グロージャンが3番グリッドからトップに立ちました。レースのフィニッシュまで繰り広げられたグロージャンとレッドブルの両ドライバーとの激しい戦略的バトルの始まりでした。

上位3名のうち、最初にピットストップを行ったのは、2位を走行していたマーク・ウェバーでした。ウェバーは、戦略によってグロージャンの前に出ることを狙い、11周目にハードタイヤへ交換しました。トップを走っていたグロージャンは、次の周にハードタイヤへ交換するピットストップを行い、ベッテルが首位に立ちました。

ベッテルは14周目にハードタイヤへ交換する1回目のピットストップを行い、グロージャンとウェバーに続く3位でコースに戻りました。1回目のピットストップを最後に行ったドライバーはリカルドで、21周目にハードタイヤへ交換しました。リカルドは、レースの序盤、一時4位まで浮上しました。

ウェバーは、再度グロージャンを‘アンダーカット’することを狙い、25周目にハードタイヤへ交換する2回目のピットストップを行いました。この戦略は成功し、グロージャンが29周目にハードへ交換する2回目のピットストップを行った際、グロージャンはベッテルとウェバーに続く3位でコースへ戻ることになりました。

ベッテルは、残り16周の37周目に、ハードコンパウンドへ交換する2回目かつ最終のピットストップを行いました。ベッテルは3位でコースへ戻りましたが、ウェバーが3回目のピットストップを行い、グロージャンの最終スティントが24周の走行となったため、ベッテルの戦略が勝利の戦略となりました。

残り11周時点で、ウェバーがミディアムタイヤへ交換する3回目のピットストップを行い、ベッテルとグロージャンへの追い上げを開始しました。そして、終盤にグロージャンを抜き、2位を獲得しました。トップ3は、それぞれ異なる戦略を採ったにも関わらず、1位から3位までの差は10秒以内でした。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ベッテル(レッドブル)、「日本のファンは格別」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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13日(日)行われた日本GP決勝でみごとな逆転優勝。
これでベルギーGPから実に5連続優勝、今季9勝目を飾ったレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは、レース後暗くなってからも居残って声援を送る熱心なファンを讃えた。

「このところ、僕が勝つと観客からはブーイングが浴びせられていたんだ。
ところがここではみんなが暖かい声援を送ってくれる。
土曜日に予選が終わったあとコースをランニングしたんだけど、暗くなってもまだたくさんのファンが応援してくれたよ。
そしてこうして日曜日ももう暗くなっているのに熱心なファンがいる。
鈴鹿はいいコースだけど、それ以上に日本のファンはほんとうに最高さ」

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日本GP観客数、3日間トータルで17万1,000人

2013 Japanese GP (C)Lotus F1 Team
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報道されるところによれば、日本GP決勝レースが行われた13日(日)の観客数は8万6,000人ということで、3日間合計では17万1,000人となった。

これは20万8,000人だった昨年の数字を大きく下回ることとなったが、それでも軒並み低迷するアジア・ラウンドの中では傑出する数字。

ちなみにかつてF1ブームに沸いた2006年、3日間トータル36万1,000人を記録した。
日本人ドライバーも、また日本のメーカーも直接関与していない今の状況は耐える時期か。

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アロンソ(フェラーリ)、「史上最多得点記録保持者」に

Fernaodo Alonso (C)Ferrari S.p.A
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首位ベッテル(レッドブル)とのポイント差は拡大してしまったものの、今回8位からスタートして4位でフィニッシュ、12ポイントを加えたフェラーリ・チームのフェルナンド・アロンソは、通算獲得ポイントを1,571にまで拡大。
これはこれまでトップだったミハエル・シューマッハの1,566を抜いて史上最多となるもの。

もちろんF1のポイント・システムはこれまで時代と共に幾多の変遷を遂げているので一概に比べられないが、これについてアロンソは「数年前にポイント・システムが変わったのは知っているけれど、F1のような歴史あるスポーツでこうして記録を作ったということについては正直に喜んでいるよ。
いつか誰かがまた僕の記録を抜く時は来るだろうけど、とりあえず今日はちょっぴりお祝いをするつもりさ」と、笑顔をみせた。

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戦わずして終了ハミルトン(メルセデス)、「これもレース」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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グリッド3番手という好ポジションからスタートしながら、いきなりオープニングラップでのアクシデントにより事実上レース終えたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは、しかし「これもレース」とベテランらしい達観したコメントを語った。

「僕自身のスタートはとても良かったよ。
今シーズンでも最高だったんじゃないかな。ところがウェバーがこちらに動いたので、僕とグロージャンとでベッテルを挟む形になってしまったんだ。
結果、ベッテルのウィングで僕のタイヤが切られてしまったんだけれど、でもこれは別に彼が悪い訳じゃない。
レースなんてそういうもので、これは仕方ないことなんだよ。
ただ、ここまで努力してくれたチームのみんなには申し訳ないけどね」

残りのシーズン、ハミルトンはチームのコンストラクターズ・ランキングのために頑張ることを誓った。

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ベッテル(レッドブル)、「今日は勝てるとは思っていなかった」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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日本GP決勝レースで今季9勝目、ベルギーGPからは5連続となる勝利を飾ったレッドブルのセバスチャン・ベッテルは、レース後「今回はまさか勝てるとは思っていなかった」と語った。

「これで5グランプリ連続の勝利というのはうれしいけれど、今回は勝てるとは思っていなかったので正直驚いたよ。
行き場がなかったとはいえスタートではいきなりハミルトンのマシンと接触してしまったし、あそこでレースを終えていたっておかしくなかったんだからね。
その後はタイヤを労りながらずっと我慢のレースで、最後のスティントでトップに立ったのだって奇跡的なこと。
それにしても日本のファンは素晴らしいね、最高だよ」

今回の勝利でいよいよ次戦インドGPでの通算4度目タイトル決定が現実のものとなってきた。

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2013/10/13

ベッテル(レッドブル)、5連続優勝の快挙で日本GP制す

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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日本GPの決勝レースは引き続き晴天、ドライコンディションでスタートした。
スタート時の気温は24度、路面温度37度。

ハミルトンはスタートでベッテルの翼端板で切られ右リヤタイヤが損傷。
1コーナーで早くもデル・ガルデとビアンキがコースアウトして戦線離脱。
ハミルトンは再走したが結局リタイヤ。
ロズベルグがピットアウトの際にペレスと接触しそうになり、危険な行為としてドライブスルー・ペナルティーを科せられる。
リカルドも130Rでの危険なドライビングでドライブスルー・ペナルティー。
マッサはピットレーンの速度違反でドライブスルー・ペナルティー。

結局レースは予選2番手からスタートしたレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルが逆転優勝。
ベッテルはこれでベルギーGPから5連続優勝で今季9勝目、鈴鹿サーキットでは4勝目、そして自身通算35勝目を記録した。
このところ強すぎるせいで表彰式ではブーイングを浴びせられることも多いベッテルだが、日本のファンは終始暖かい声援で勝利を称えた。

2位はポールポジションからスタートしながらベッテルの2ストップに対し3ストップ作戦で遅れたマーク・ウェバーで、レッドブル・レーシングの1-2フィニッシュをお膳立てした。
3位はスタートでトップに立ち、レース終盤までレースをコントロールし、あわやF1初優勝のチャンスも見えたロータスのグロージャンが入った。
グロージャンは前戦韓国に続く今季4回目の3位表彰台。
ちなみにグロージャンの担当エンジニアは日本の小松礼雄さんだ。
4位は予選8番手から追い上げたアロンソ(フェラーリ)で、ベッテルのここでのタイトル決定を辛くも阻んでみせた。
5位はライコネン(ロータス)、6-7位はいずれもザウバーのヒュルケンバーグ&グティエレスで、とりわけグティエレスは念願のF1初入賞。
折りしも今日はチームの創設者であるペーター・ザウバー氏の70回目の誕生日。
これにW入賞で花を添えた形になった。
8位はロズベルグ(メルセデスAMG)、9位バトン(マクラーレン)、そして10位マッサ(フェラーリ)でここまでが入賞。

以下11位ディ・レスタ(フォース・インディア)、12-13位にトロ・ロッソのリカルド&ベルニュ、14位スーティル(フォース・インディア)、15位ペレス(マクラーレン)、16-17位はウィリアムズのマルドナド&ボタスだったが、最終ラップのシケインであわや同士討ちという危険なシーンをみせた。
18位ピック(ケータハムF1)、そして19位がチルトン(マルシアF1)。
リタイヤとなったのは上記ハミルトン(メルセデス)、デル・ガルデ(ケータハム)、そしてビアンキ(マルシアF1)の3台だった。

日本GP:決勝レースの結果はこちら
日本GPの画像はこちら

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日本GPスターティングタイヤラインナップ (ピレリ)

  2013 Japanese Grand Prix – Starting tyre line-up
At the 2013 Japanese Grand Prix the drivers started on the following tyres:

Webber  Medium
Vettel  Medium
Hamilton  Medium
Grosjean  Medium
Massa  Medium
Rosberg  Medium
Hulkenberg  Medium
Alonso  Medium
Raikkonen  Medium
Button  Medium
Perez  Medium
Di Resta  Medium
Bottas  Medium
Gutierrez  Medium
Maldonado  Medium
Ricciardo  Hard
Vergne  Medium
Chilton  Medium
Van der Garde  Medium
Pic  Hard
Bianchi  Medium
Sutil  Medium
   
Starting tyre line-up – Japan 13   
   

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夜の鈴鹿に「可夢偉コール」響く

小林 可夢偉 (C)Ferrari S.p.A
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今年の日本GPにはかつてのライバルだったフェラーリ・チームの一員として「里帰り」している小林可夢偉(前ザウバー)が、鈴鹿サーキットの前夜祭に登場した。

スタンドに詰め掛けた多くの観客の前で来季のF1復帰への強い意欲をみせると、ファンからは昨年の決勝レース後を彷彿とさせるような「可夢偉コール」が惜しみなく鳴り響いた。

ただ現状では、来季のF1にシートを見つけるのは容易なことではないとみられる。

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日本GP観客数、さすがに昨年を下回る

2013 Japanese GP (C)Lotus F1 Team
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昨年は地元・小林可夢偉(ザウバー)への期待で盛り上がった日本GPだが、さすがに今年はいまのところ昨年の観客数を下回っている。

それによればフリー走行の初日・金曜日が3万3,000人。
公式予選が行われた土曜日は5万2,000人となっている。
ちなみに昨年は金曜日が4万1,000人、土曜日は6万3,000人だった。

しかし海外のグランプリでは金曜日などガラガラが定番で、初日から熱心な観客が詰め掛ける鈴鹿サーキットのスタンドは極めて特異で初体験のドライバーらを驚かせている。

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連続ポール逃がしたベッテル(レッドブル)、「言い訳はしない」

Redbull Duo (C)RedBull Racing
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今季ここまで6回のポールポジション獲得と、その速さをみせつけてきたレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルだが、今回の日本GPでは僚友のマーク・ウェバーにその座を譲ることに。
ベッテルがチームメイトに予選で負けたのは今シーズン初めてのことだ。

「まずはウェバーにおめでとうを言うよ。
彼はその栄誉にふさわしいスーパーラップをしてみせたんだからね。
確かに僕のマシンは予選でトラブルを抱えていたけれど、そんなことを言い訳にはしたくない。
F1ならそうしたことはいつだって、そして誰にでも起きるものなんだしね。
結果的に僕らがフロントロウを占めたんだから、明日の決勝レースではこれを活かせるように頑張るよ」

ライバルの成績如何では、この日本GPでベッテルは通算4度目となる連続タイトル獲得の可能性がある。

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アクション満載の鈴鹿で2ストップの決勝が予想される (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年日本グランプリ 予選
2013年10月12日、鈴鹿

レッドブルのマーク・ウェバーが、日本グランプリの予選で、昨年の韓国グランプリ以来のポールポジションを獲得しました。ウェバーにとっては通算12度目のポールで、1分30秒915のタイムでチームメイトのセバスチャン・ベッテルを抑えました。

予選を通じて、気温25℃のドライコンディションが続きましたが、時おり30km/hほどの強風が吹いていました。Q1開始時、上位勢は主にP Zeroオレンジ・ハードタイヤを使用しました。日本グランプリ用として、P

Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムが選択されています。Q1残り3分時点で、セッションは赤旗中断となりました。セッション再開後、多くのドライバーがミディアムコンパウンドへ交換する中、ロータスのロマン・グロージャンが、ハードタイヤによる2回目のランでセッション最速タイムを記録しました。

グロージャンとライコネンがハードタイヤでセッションを開始するなど、Q2に進出した16名のドライバーは多彩な戦略を採りました。レッドブルの両ドライバーは、セッション残り6分時点で、ミディアムタイヤを使用した1回のみのランを行い、ベッテルがセッション最速タイム、ウェバーが2番手タイムを記録しました。グロージャンは、ミディアムによる最終ランで3番手となりました。

Q3に進出したトップ10ドライバーの大半がミディアムコンパウンドを使用しました。ベッテルが最初にトラックに向かい、ウェバーとアロンソがこれに続きました。マクラーレンのジェンソン・バトンのみが、ハードタイヤでQ3の1回目のランを行いました。ウェバーが1回目のランでベンチマークタイムを記録し、2回目のランでタイムをさらに縮め、レッドブルによるフロントロー独占を確実なものにしました。

ウェバーは、午前中の最終フリー走行(FP3)でもP Zeroホワイト・ミディアムタイヤで最速タイムを記録しました。ウェバーはセッションの大半で0.6秒の差をライバルたちにつけていました。その後、メルセデスのルイス・ハミルトンが、セッション終盤にミディアムタイヤで速いラップを刻み、2番手タイムを記録しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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日本GP、最終スターティンググリッド(FIA発表)

日本GPでは複数の予選グリッド降格のペナルティが科せられているが、最終スターティンググリッドについてFIA(国際自動車連盟)は次のように発表した。

1. ウェバー(レッドブル)
2.ベッテル(レッドブル)
3.ハミルトン(メルセデス)
4.グロージャン(ロータス)
5.マッサ(フェラーリ)
6.ロズベルグ(メルセデスAMG)
7.ヒュルケンバーグ(ザウバー)
8.アロンソ(フェラーリ)
9.ライコネン(ロータス)
10.バトン(マクラーレン)
11.ペレス(マクラーレン)
12.ディ・レスタ(フォース・インディア)
13.ボタス(ウィリアムズ)
14.グティエレス(ザウバー)
15.マルドナド(ウィリアムズ)
16.リカルド(トロ・ロッソ)
17.ベルニュ(トロ・ロッソ)
18.チルトン(マルシアF1)
19.デル・ガルデ(ケータハム)
20.ピック(ケータハムF1)
21.ビアンキ(マルシアF1)
22.スーティル(フォース・インディア)


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今季初ポールのウェバー(レッドブル)、「最高のコース」

Mark Webber (C)Redbull Racing
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2012年の韓国GP以来、今シーズンは初となるポールポジションを獲得したレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーは、「大好きな鈴鹿でポールを獲れたのがうれしい」と、その喜びを表した。

「鈴鹿はF1コースの中でも最高のところ。
ここでポールポジションを獲れたのがうれしいよね。
みんなが努力してくれていたし、それに報いることができてほんとうに良かった。
今日のアタックラップは悪くはなかったけれどもっと行ける余地はあったんじゃないかな。
予選中にベッテルがトラブルの可能性を言っていたから、そうした意味ではちょっと真実味に欠けるかも知れないけれど、それも含めての戦い。
チャンスがあればそれを活かしてつかみ取らなくてはならないんだよ。
これが(F1では)最後の鈴鹿、すべてのファンに心から感謝している」

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マリア・デ・ビロタ嬢死亡の遠因は事故の怪我

Maria de Villota (C)Marussia F1 Team
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11日(金)、報じられたマリア・デ・ビロタ嬢(33歳:スペイン)死亡のニュースだが、その特異な状況から死因について様々な憶測がなされてきた。

しかしこれについて同嬢の家族は地元セルビア警察の見解を追認、死亡自体は自然死で懸念されるような要素はないと発表した。
それによれば法医学者が精査した結果、今回の死亡遠因は昨年7月に起きた深刻なアクシデントで神経が損傷されていたものであると確認されたという。

ビロタ嬢が実際にF1レースに出場することはなかったが、今日行われる日本GPでは決勝レース前に全ドライバーが1分間の黙祷を捧げることを決めている。

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シャルル・ピック(ケータハムF1)にさらなるペナルティ

Charles Pic (C)Caterham F1 Team
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過去の違反の累積により、今回の日本GPでは予選グリッド10番降格のペナルティがすでに決まっているケータハムF1のシャルル・ピックだが、レーススチュワード(競技審査委員)はさらなるペナルティを科したことを明らかにした。

それによればピックは昨日行われた予選Q1セッション中、シグナルが赤旗中断になった直後(5秒遅れという)にピットレーンからスタートしたという。
当然これはレギュレーション違反ということで、ピックには今日行われる日本GP決勝レースでスタートから5周以内にドライブスルーのペナルティーを受けなければならないとのことだ。

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2013/10/12

マクラーレン、レッドブルの空力責任者引き抜きへ

McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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今季戦闘力不足に喘ぐマクラーレン・チームが、対照的にチャンピオンシップで独走を続けるレッドブル・レーシングからエアロダイナミックスの主要責任者引き抜きに掛かっていることがわかった。

これはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が報じたもので、それによれば標的になったのはピーター・プロドロマウ氏とのこと。
すでに同チームのクリスチャン・ホーナー代表もプロドロマウ氏の離脱の意思を認めているとされるが、ただその一方で同氏とレッドブル・レーシングとの契約は2015年まであると主張している。

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日本GPポールは今季初となるウェバー(レッドブル)快挙

Mark Webber (C)Redbull Racing
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熾烈なバトルを繰り広げた日本GPの公式予選は、これまでずっとチームメイトの後塵を拝してきたレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーがベッテルを0.174秒凌いで今季初となるポールポジションを獲得、自身F1最後となる鈴鹿サーキットにその名を記した。
ウェバーのポールは2012年の韓国GP以来で自身通算12回目になる。

2番手にベッテルが入り、レッドブルのフロントロウ独占。
3番手ハミルトン(メルセデス)、4番手は今週終始チームメイトを上回って見せたグロージャン(ロータス)、5番手マッサ(フェラーリ)、6番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、7番手はヒュルケンバーグ(ザウバー)、8番手アロンソ(フェラーリ)、9番手ライコネン(ロータス)、そして10番手がバトン(マクラーレン)というトップ10になった。

なお今回ビアンキ(マルシアF1)とピック(ケータハムF1)は既報のように累積で予選グリッド10番降格のペナルティ、スーティル(フォース・インディア)はギヤボックス交換でこちらは予選グリッド5番降格のペナルティが決まっている。

日本GP:公式予選の結果はこちら
日本GPの画像はこちら

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日本GP予選Q2、ペレス(マクラーレン)脱落

1回目のアタックで上位2番手までを占めたベッテル&ウェバーのレッドブル勢は余裕で2回目のアタックを行なわず。
その他14台のマシンが再度のアタックに臨んだ結果、トップはベッテル(レッドブル)、2番手にもウェバー(レッドブル)、3番手グロージャン(ロータス)、4番手ハミルトン(メルセデス)、5番手ライコネン(ロータス)、6番手マッサ(フェラーリ)、7番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、8番手アロンソ(フェラーリ)、9番手バトン(マクラーレン)、そして10番手に大健闘ザウバーのヒュルケンバーグが飛び込んだ。

ここで脱落したのはペレス(マクラーレン)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、ボタス(ウィリアムズ)、グティエレス(ザウバー)、マルドナド(ウィリアムズ)、そしてリカルド(トロ・ロッソ)の6台となった。

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日本GP予選Q1、ガレージ、またコースでも出火で赤旗中断に

日本GPの公式予選がスタート。
天候は引き続き晴れ、路面はドライコンディションで気温24度、路面温度は36度と報告されている。
なおスプーンでクラッシュしたスーティル(フォース・インディア)はギヤボックス交換をしたということで、予選グリッド5番降格のペナルティが科せられることに。
セッション途中、ガレージで給油が行われたグティエレス(ザウバー)のマシンから発火、一時ピットガレージは騒然となったが幸い大事には至らなかった。

残り約3分というところでベルニュ(トロ・ロッソ)のマシン後部から発火。
ヘアピン先にマシンを止めマーシャルにより消火されたがセッションは赤旗中断に。
原因はブレーキ関連か。

残り2分55秒でセッション再開。
各車ミディアムタイヤ総ちゅくだが、許されるのはただ1回だけのアタックとなった。
排除されたベルニュを除けば出走していないのはウェバー、ハミルトン、アロンソ、ベッテル、そしてバトンとこの時点の上位5人だけ。

結局トップになったのはグロージャン(ロータス)。
ここで脱落となったのはスーティル(フォース・インディア)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、チルトン(マルシアF1)、ピック(ケータハムF1)、デル・ガルデ(ケータハム)、そしてビアンキ(マルシアF1)の6台に。
107%タイムは1'38.251でこれは全車問題なくクリアした。

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フリー走行3回目はウェバー最速もベッテルはトラブル

Mark Webber (C)Redbull Racing
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日本GPは2日目。
鈴鹿サーキットは引き続き晴れの好コンディションで、スタート時の気温は25度、路面温度35度と報告されている。
セッション序盤、ヒュルケンバーグ(ザウバー)のマシンがエクゾーストトラブルの作業のためガレージに長時間留められた。
また中盤になってスーティル(フォース・インディア)がスプーンの出口でタイヤバリヤにクラッシュ、走行が打ち切られている。
さらに今度はベッテル(レッドブル)のマシンも「KERS」(運動エネルギー回収システム)のトラブルということでチームはガレージで大規模な作業に取り掛かった。

このセッションでトップタイム1'32.053を記録したのはレッドブルのウェバー。
2-3番手にハミルトン&ロズベルグのメルセデスAMG勢が続き、4番手はグロージャン(ロータス)、5-6番手フェラーリのアロンソ&マッサ、7番手バトン(マクラーレン)、8番手ライコネン(ロータス)、9番手ベッテルだがタイムアタックはしていない。
10番手最後に好走したヒュルケンバーグ(ザウバー)。
早めにアタックを終えたマクラーレンのペレスは11番手だった。
この段階での107%タイムは1'38.497で、最後尾のビアンキ(マルシアF1)は1'39.378とギリギリのタイムとなっている。

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ウィリアムズ、「タイヤ脱落」で800万円の罰金

Pastor Maldonado (C)Williams F1
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日本GPのレーススチュワード(競技審査委員)は、金曜日に行われたフリー走行セッションでタイヤ脱落事故を起こしたウィリアムズ・チームに対し、6万ユーロ(約798万円)という高額の罰金を科したことを明らかにした。

F1ではタイヤ(ホイール)の脱落がないよう二重のタイヤ保持装置が義務付けられているが、トラブルが起きたマルドナドのマシンはホイール留め具が完全に締め付けられていなかったという。

今回鈴鹿サーキットのマーシャルは巧みに転がるタイヤを取り押さえて事なきを得ているが、過去にはこうしたタイヤ脱落が重大な事故に繋がったケースも多い。

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ベッテル、P Zeroホワイト・ミディアムで最速タイム (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年日本グランプリ フリー走行
2013年10月11日、鈴鹿

レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、ピレリのP Zeroホワイト・ミディアムタイヤを使用して、日本グランプリ金曜フリー走行2回目(FP2)で、本日の最速タイムを記録しました。今週末用に選択されているP Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroオレンジ・ハードは、高速コーナーで有名な鈴鹿サーキットのチャレンジングな要求に十分に応えます。

午前中のフリー走行1回目(FP1)では、メルセデスのルイス・ハミルトンが、P Zeroオレンジ・ハードを使用して、ベンチマークとなるセッション最速タイム1分34秒157を記録しました。しかし、ベッテルがFP2で本日の最速タイムとなる1分33秒852をたたき出しました。26歳のベッテルは、FP2の中盤にこのタイムを記録し、チームメイトのマーク・ウェバーが、同じくミディアムコンパウンドで2番手タイムを記録しました。

FP1、FP2ともに、最高気温が30℃を上回る暑いドライコンディションの下で行われました。

ピレリジャパン・プレスリリース

続きを読む "ベッテル、P Zeroホワイト・ミディアムで最速タイム (ピレリ)"

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コバライネン(ケータハム)、「やっぱり鈴鹿は世界一」

Heikki Kovalainen (C)Ex.Renault F1
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かねて鈴鹿サーキットがお気に入りと広言するケータハムF1のヘイキ・コバライネン(31歳:フィンランド)が、金曜日のフリー走行1回目セッションをシャルル・ピックのマシンで交代出走、「やっぱり鈴鹿は世界一」とうれしいコメントを語った。

「再びグランプリ・セッションを走れてうれしいね。
しかもそれが僕の大好きな鈴鹿だなんて。
エキサイティングでチャレンジング、やっぱりここは世界一のサーキットだよ。
マシンの全体的な感触は前回のモンツァの時よりも若干改善されていると感じた。
リアウイングの異なるセッティングを試したり、バランスもオーバーステア気味にずらして全体的な感触はポジティブなものにできたので金曜午前に成し遂げた進歩に満足しているよ」

コバライネンはデビューした2007年、初めての日本GPでいきなり2位表彰台(ルノー)を獲得してみせた。

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マリア・デ・ビロタ嬢の死因は心臓発作

Maria de Villota (C)Marussia F1 Team
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昨日報じられたマルシアF1チームのテストドライバーを務めたマリア・デ・ビロタ嬢(33歳:スペイン)の突然の死亡について、地元スペイン・セルビアの警察は「心臓発作」によるものとの見解を明らかにした。

突然の死去については様々な憶測が流れたが、当時の状況におかしなところはなく、発作による自然死という結論で落ち着いたことになる。
ビロタさんはスペイン・セビリアのホテルに滞在中、部屋で遺体で発見されたもの。

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ビアンキ(マルシアF1)、ダメージはシャシーにまで

Jules Bianchi (C)Marussia F1 Team
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日本GPフリー走行1回目にデグナーでクラッシュ、マシンを損傷させたマルシアF1チームのジュール・ビアンキだが、マシンの修復が遅れ、結局午後の2回目セッションの欠場を余儀なくされた。

チームによればアクシデントのダメージはサイド・クラッシュ・ストラクチャーにまで及んでいて、遠征先の日本で修復するのは困難な状態という。
このためマシンはスペアシャシーに交換することを決断、土曜日のフリー走行に間に合わせるよう作業中ということだ。

フリー走行初日のセッションではビアンキの他にもデル・ガルデ(ケータハム)やマルドナド(ウィリアムズ)らがデグナーでクラッシュ、F1ドライバーにとって鬼門となった。

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2013/10/11

マリア・デ・ビロタ嬢(ウィリアムズ)、死去

Maria de Villota (C)Marussia F1 Team
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先にマルシアF1のテスト中にアクシデントに見舞われ右目や頭部に大怪我を負ったものの、その後奇跡的な回復を遂げたと伝えられていたマリア・デ・ビロタ嬢(スペイン)が、死去したことがわかった。
享年33。

伝えられるところによれば、ビロタさんはスペイン・セビリアのホテルに滞在中、部屋で遺体で発見されたという。

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日本GPフリー走行2回目は定番レッドブル勢が席巻

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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日本GPは初日のフリー走行が終了。
セッション序盤、午前と同じデグナー2つ目のコーナーでマルドナド(ウィリアムズ)がタイヤバリヤにクラッシュ、マシンのフロント部を損傷させた。
その後今度はスプーンの入口でペレス(マクラーレン)が縁石にタイヤを乗せコースアウトしてタイヤバリヤにクラッシュ、激しくマシン右側面を損傷させた。
デグナーではさらに一つ目でアロンソ(フェラーリ)がコースアウトしたが、こちらは巧みにマシンを止め、ダメージを負うことはなかった。
残り35分ほどになったところでライコネン(ロータス)がダンロップでアウトにはみ出しグラベルにはまってマシンを降りた。

結局このセッションを制したのはこれまで同様にレッドブル・レーシングの2台。
トップのベッテルがマークしたタイム1'33.852は午前のハミルトンより0.3秒ほど速いもの。
2番手が僚友ウェバー、3番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、4-5番手ロータスのライコネン&グロージャン、コースアウトしたライコネンはそれ以降を走ってないが4番手に食い込んだ。
6番手ハミルトン(メルセデス)、7番手リカルド(トロ・ロッソ)、8番手マッサ(フェラーリ)、9番手バトン(マクラーレン)、そして10番手がアロンソ(フェラーリ)だった。

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日本GPフリー走行1回目はメルセデスAMG勢が支配

Suzuka Circuit (C)Mercedes Motorsports
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いよいよ25回目となる2013年の日本GPが開幕。
幸い心配された天候の崩れはなく晴れ、気温28度、路面温度35度のドライコンディションでスタートしている。
ドライバー交代はケータハムF1のみでピックのマシンにリザーブドライバーであるヘイキ・コバライネンがこのセッションを走っている。

セッション序盤、精力的に周回をこなしていたビアンキ(マルシアF1)がデグナー2つ目のコーナーでタイヤバリヤにクラッシュ、マシンのフロント部を損傷させた。
終盤になるとマルドナド(ウィリアムズ)が左リヤタイヤ脱落によりスプーンでストップ、直後デル・ガルデ(ケータハム)がデグナーでコースアウトした。

このセッションでトップとなったのは1'34.157を記録したハミルトン(メルセデス)ですでに昨年の同セッションタイムは凌駕している。
2番手にも僚友のロズベルグがつけ、メルセデスAMG勢の1-2。
3-4番手はベッテル&ウェバーのレッドブル勢、5-6番手フェラーリのマッサ&アロンソ、7-8番手ロータスのグロージャン&ライコネン、9番手ペレス(マクラーレン)、そして10番手がリカルド(トロ・ロッソ)となった。
バトン(マクラーレン)は11番手。
ザウバー勢はヒュルケンバーグ12番手、グティエレス(ザウバー)18番手。
フォース・インディアはスーティル14番手、ディ・レスタ17番手と出遅れている。

日本GP:フリー走行1回目の結果はこちら
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FIA(国際自動車連盟)、さらにサーキット改善指示

Suzuka Circuit (C)Mercedes Motorsports
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開設以来50年という歴史を誇り、幾多の改修を経て熟成された感のある日本GPの開催地・鈴鹿サーキットだが、FIA(国際自動車連盟)は今回の日本GPにあたりさらなる複数か所の改修を指示していたことがわかった。

指示された場所は下記の計6か所に上がるが、いずれも小さなもののようだ。
・1コーナー周辺の人工芝を50m手前まで拡大
・1コーナー左側路肩部分に新たにタイヤバリヤとウォールを設置
・9-10コーナー間の左側に新たにフェンスを設置
・11コーナー左側に回収車待機のスペースを設置
・13コーナー右側の路肩部分に人工芝を設置
・14コーナー外側のタイヤバリヤを延長

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日本GPのスチュワードもエマニュエル・ピロ氏

Emanuele Pirro (C)Peugeot Sport
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われる日本GPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元ベネトン等のF1ドライバーであるエマニュエル・ピロ氏を指名した。
今年の日本GPは韓国GPとの連戦ということもあり、同氏が連続して務める。
なおピロ氏の同職就任はこれで通算9回目ということになる。
FIA側のスチュワードはホセ・アベド氏とギャリー・コネリー氏。

1989年のフランスGPで当時のベネトン・チームからアレッサンドロ・ナニーニのチームメイトとしてF1デビューしたピロ氏は、翌年1990年と1991年シーズンをスクーデリア・イタリア(ダラーラ・ジャッド)から参戦、最高位は1989年オーストラリアGPの5位。

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日本GP、金曜日フリー走行は雨の可能性も

Suzuka Circuit (C)Mercedes Motorsports
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今週末行われる日本GPについて、地元気象台が発表した予報ではフリー走行が行われる金曜日については前線の通過に伴い一時雨になる可能性があるということだ。
ただ公式予選が行われる土曜日、決勝レースの日曜日は問題はなく、とりわけ決勝レースは気温も低めで素晴らしいコンディションになるものと期待されている。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿度
10月11日(金) フリー走行 晴れ時々雨 23- 28度 50%
10月12日(土) 公式予選 晴れ時々曇り 21- 26度 40%
10月13日(日) 決勝レース 晴れ時々曇り 15- 24度 20%

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2013/10/10

ヒュルケンバーグ(ザウバー)、「今月中にも決断を」

Nico Hulkenberg (C)Sauber Motorsport
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今季非力なザウバー・チームにあってイタリアGPでは予選3位をゲット、先週の韓国GP決勝でもあと一歩で表彰台の4位など非凡なところをアピールするニコ・ヒュルケンバーグだが、来季のシートについて言及、「今月中にも決断をしたい」と語っている。

「去年ウィリアムズ・チームから離脱が決まったのは年末になってからだったからね。
でもこの世界、それじゃ遅すぎたんだ。
だから今年は早く決めたいと思ってる。
11月?
いやも、それじゃ遅い。
今月中にも目途を付けたいと思っているよ」と、このドイツ人。

いまのところ有力とみられているのはロータス・チームと噂されている。

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鈴鹿大好き・コバライネン(ケータハム)、金曜フリー出走へ

Heikki Kovalainen (C)Caterham F1 Team
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いよいよ明日から開幕する日本GPだが、そのフリー走行1回目セッションにケータハムF1はベテランのヘイキ・コバライネン(31歳:フィンランド)を起用する方針を明らかにした。

マシンはシャルル・ピックのものになるという。
フリー走行に出走するのは今シーズン5回目で、8月のベルギーGP以来ということになるが、かねて鈴鹿を大好きなコースとして挙げているコバライネンにとっては楽しみなことだろう。

なおピックは今季累積3回目の戒告により、今回の日本GPでは規定で予選グリッド10番降格のペナルティが決まっている。

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ヨーロッパGP(バレンシア)、ついにギブアップ表明

2008 Europe GP (C)Renault F1 UK
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スペインGP(バルセロナ)と並びヨーロッパGPとしてスペイン2つ目のグランプリを開催していたバレンシア市街地特設コースだが、今年の開催はなし、来年のカレンダーからも外れていたことから主催者はついに継続開催の断念を表明したことがわかった。

一時はバルセロナとの間で交互開催という案も検討されたが、バレンシア側は「相手にその意思がないのに結婚はできない」と、力ない冗談で交互開催説を否定した。

バレンシア市街地特設コースでのヨーロッパGPは2008年に初開催。
5年連続で行われたが、結局2012年が最後となった。
優勝したのはベッテル(レッドブル)が2回、マッサ(フェラーリ)、バリチェッロ(ブラウンGP)、そして地元のアロンソ(フェラーリ)がそれぞれ1回となった。

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2013/10/09

ハミルトン(メルセデス)、「個人的にベッテル独走はマイナス」

S.Vettel & L.Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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韓国GP決勝レースでは5位に留まり、結果的に他のドライバーと共にベッテル(レッドブル)のチャンピオンシップ独走を許してしまっているメルセデスAMGのルイス・ハミルトンは、個人的見解としながらも「ベッテル(レッドブル)の独走はF1にとってマイナス」と、憂いた。

「あとシーズンは残り5戦あるけれど、ベッテルは2位に77ポイントという大差を付けてしまっている。
これはもう残り全戦で彼がノーポイントにならない限り事実上チャンピオンシップはもう終わりということだよ。
今の(戦力)状況では、もうレースの結果は見えているんだもの。
でもこれはF1にとってネガティブなことだよね。
なんか昔、シューマッハが圧倒的な強さで独走していた頃を思い出すな」と、2008年のチャンピオンは語っている。

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日本GP前夜祭に小林可夢偉が登場

2012 Scene (C)Sauber Motorsport
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前ザウバー・チームのF1ドライバーである小林可夢偉(27歳)が、今週末鈴鹿サーキットで行われる日本GPのゲストとして、土曜日の前夜祭にも登場することが発表された。
この前夜祭には他にも中嶋悟&中嶋一貴の親子、また鈴木亜久里ら日本の元F1ドライバーらも来場予定になっている。

昨年の日本GPではみごと3位表彰台をゲット、ファンからはこれまでの日本GPの中で最も印象的なレースに挙げられ讃えられる小林可夢偉だが、しかし来季F1への復帰の道はなお険しそうだ。

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ロス・ブラウン代表、ついにメルセデスに辞表か

Ros Brawn (C)Mercedes Motorsports
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かねて外堀を埋められた感があったメルセデスAMGチームのロス・ブラウン代表だが、ついに今季限りでチームを去る決意を固めたと独『スポルト・ビルト』誌らが伝えている。

これは韓国GPのパドックで広まっていたものだが、代表の意思と関わりなくチーム首脳陣の人事が繰り返されたことで、これまでも辞任の噂は絶えなかったもの。
後任は前マクラーレン・チームのテクニカル・ディレクターで、今年6月に加入したパディ・ロウ氏になるというのが多くの見方だ。

注目のブラウン氏の今後について、かつてホンダ・チームを率いた関係もあることから2015年に発足する新生マクラーレン・ホンダのプロジェクトになるのでは、という噂も持ち上がっている。

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2013/10/08

ピレリ、ハードとミディアムで伝説的なサーキットに臨む

(C)Pirelli Motorsport
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日本グランプリ プレビュー: 鈴鹿 2013年 10月11-13日
2013年10月7日、ミラノ

鈴鹿は、スリリングなトラックレイアウトと非常に熱狂的なファンの存在によって、Formula Oneカレンダーの中で最も人気があるサーキットのひとつです。今年、ピレリは、レンジ中で最も硬い組み合わせであるP Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムを持ち込みます。この組み合わせは、名古屋近郊に位置する有名なトラック、鈴鹿のチャレンジングな要求に十分に対応します。

鈴鹿は、130Rやスプーンのような高速コーナーの存在で知られており、これらの高速コーナーは、タイヤの摩耗とデグラデーションに大きな影響を及ぼします。したがって、2~3回のピットストップが予測されます。日本のもうひとつの特性は、非常に変わりやすい天候で、レース週末が豪雨に見舞われることもあります。2010年には、豪雨のために予選が日曜日の午前中に延期されました。しかし、昨年の決勝は、気温が30℃を超える暑いコンディションの下で行われました。これらは、日本グランプリの予測不能なケースの一例を示しています。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ベッテル、2ストップ戦略でアクション満載の韓国グランプリを制す (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年韓国グランプリ 決勝
2013年10月6日、ヨンアム

レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、韓国グランプリを制し、3戦連続優勝によってチャンピオンシップのリードを広げました。ベッテルは2ストップ戦略を採り、韓国グランプリ初のポールポジションからの優勝ドライバーとなりました。今回の勝利により、翌週末の日本で、ベッテルが4度目の世界王者に決定する可能性が出てきました。もしベッテルが鈴鹿で優勝し、フェルナンド・アロンソが9位以下であれば、ベッテルが2013年の世界王者に決定します。 P Zeroホワイト・ミディアムでスタートしたトロ・ロッソのダニエル・リカルドを除く全ドライバーがP Zeroレッド・スーパーソフトタイヤを装着して、韓国グランプリのスタートが切られました。午前中、雨がぱらつきましたが、午後はドライコンディションが続き、決勝スタート時の気温は27℃、路面温度は29℃でした。

12番グリッドからスタートしたリカルドの戦略は、18周目にミディアムへ交換する最初のピットストップを行う時点で彼を4位に浮上させました。リカルドは、1回目のセーフティーカー導入時にスーパーソフトタイヤへ交換し、トップ10圏内を走行していましたが、残り1周時点でリタイヤしました。マクラーレンのジェンソン・バトンは、セーフティーカー導入時にピットに入らなかった数少ないドライバーのひとりで、22周目に交換したミディアムタイヤで最後まで走り切り、11番グリッドのスタートから8位でフィニッシュしました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ウェバー(レッドブル)、「ペレス事故原因報告」に反旗

Sergio Perez (C)McLaren Group
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レッドブル・レーシングのマーク・ウェバーは、韓国GP決勝レース中に起きたペレス(マクラーレン)のタイヤ事故について、その前のペレス自身によるハードなブレーキングが原因としたピレリタイヤの見解に反論している。

ペレスのマシンから剥離したタイヤトレッドの「攻撃」を受けたと訴えるウェバーは、「そもそも消耗が著しく激しいタイヤの性能に問題があるのであって、そのためにペレスはタイヤをロックアップさせてしまったんだろう。
タイヤが早く傷めばレースを見ている人はエキサイティングかも知れないが、それではドライバーはどうなるんだ?
マシンを走らせているドライバーが危険にさらされるというのは正常なことじゃないよ」と、引退を決意したドライバーならではの歯に衣着せぬコメントを展開した。

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ザウバー・チーム、日本GPで佐藤公哉をリザーブに

佐藤 公哉 (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームは今週行われる日本GPで、日本の佐藤公哉(23歳)をリザーブドライバーとして登録することを明らかにした。
佐藤公哉は今年7月にシルバーストーン・サーキットで行われた若手ドライバー対象テストですでにザウバー・チームのマシンをドライブした経験がある。
ただ、実際にザウバーでF1参戦に結び付けられる可能性は低いとみられる。

なお現在「ユーロノバ」からAuto GPに参戦する佐藤公哉は最後までランキング首位を争っていたが、最終的にチャンピオンは逃がしている。

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FOM、韓国GPチェッカーフラッグ担当者に難色

Korea GP Scene (C)Lotus F1 Team
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6日(日)行われた韓国GPで、主催者側が予定したチェッカーフラッグの担当者についてFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)が難色を示し、急きょ交代を強いられていたことがわかった。

それによれば、同GPの組織委員会は当初盛り上がらない国内のF1人気を考慮し、人気女性4人組歌手グループの『SISTAR』を当てることを計画していたという。
しかしこれに対しFOMは「SISTARでは世界的人気スターとは言えない」と、再考を示唆。
これを受け、次に組織委員会が指名したのはチェ・ヨンソク大会委員長だったが、これも『格』が合わないとして再度変更。
結局、組織委員長であるパク・チュンヨン全羅南道知事に今度は「格下げ」して落ち着いたということだ。
ちなみに昨年韓国GPのチェッカーフラッグは歌手の『PSY』により振られていた。

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2013/10/07

韓国GPの入場者数、過去最低に

Korea GP Scene (C)RedBull Racing
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全羅南道・霊岩で行われたF1韓国GPについて、同グランプリの組織委員会は3日間の合計入場者数を発表した。
それによれば今年の合計は15万8,163人ということで、昨年よりも5,989人少ない数字であることがわかった。

これまで開催初年度の2010年には約16万3,000人、また2011年には約16万人と発表されていて、韓国国内ではF1人気が低迷していることを示した数字となった。

韓国GPは来シーズンについても4月開催で暫定カレンダーに載っているが、エクレストン氏がすでに見離したとの報道も伝わっていてその実現が危ぶまれている。

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ウェバー(レッドブル)の火災はオイルクーラーの破損

Mark Webber (C)Redbull Racing
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レッドブル・レーシングは、6日(日)行われた韓国GP決勝レースに起きたマーク・ウェバーのマシンの火災について、スーティル(フォース・インディア)にヒットされた際にオイルクーラーが損傷し、洩れた高熱のオイルに火がついたためと説明した。

火災が起きてから消火されるまで時間が掛かったためマシンの損傷は大きく、今週末に迫った連続開催の日本GPではスペアのシャシーを本国から空輸することになるとみられる。

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ピレリタイヤ、「ペレスのタイヤ事故は特異なケース」

Sergio Perez (C)McLaren Group
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昨日行われた韓国GP決勝レース中に起きたセルジオ・ペレス(マクラーレン)の壮絶なタイムアタックや事故について、F1タイヤを独占供給するピレリタイヤではその原因が「ドライバー自身のブレーキングによるもの」と報告した。

それによればペレスのマシンは事故が起きる直前のコーナーで巨大な白煙を上げるハードブレーキングをしていて、この時に右フロントタイヤには深いフラットスポットが生じていたのだという。
そのためその後の走行中、タイヤのトレッド部分が剥離、大きな損傷に繋がったというもの。

同タイヤでは「今回の事故は偶発性の特異なもので、構造に起因するような根本的な問題ではない」としている。

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ピック(ケータハムF1)とビアンキ(マルシアF1)にペナルティ

Korean Circuit (C)Mercedes Motorsports
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韓国GPのレーススチュワード(競技審査委員)は、ケータハムF1のシャルル・ピック、そしてマルシアF1のジュール・ビアンキに対し、それぞれ来週行われる次戦日本GPで予選グリッド10番降格のペナルティを科すことを明らかにした。

ピックは今回金曜日のフリー走行時に重量測定に応じず戒告、またビアンキは公式予選でディ・レスタ(フォース・インディア)の走行を邪魔したとしてこちらも戒告処分を受けていたが、さらに日曜日の決勝レースで二人ともイエローコーション中に十分な減速をしなかったとしてさらに戒告を受けた。

これによりいずれも累積3回目のペナルティとなったため、上記グリッド降格のペナルティを受けたもの。

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2013/10/06

ベッテル(レッドブル)、ポールTOウィンで破竹の4連勝飾る

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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韓国GPの週末は幸い台風もそれ、日曜日の決勝レースも終始ドライコンディションで戦われた。
途中、ペレス(マクラーレン)が右フロントタイヤを傷めてコース上にトレッド剥離。
破片が散乱してセーフティカーが導入されるなど今年も波乱があったものの、レース自体はポールからスタートしたレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルが度重なる再スタートもそつなくこなしてみごとなポールTOウィンを飾った。

ベッテルの優勝はこれで今季8勝目。
ベルギーGPからは4戦連続の優勝で、また翌イタリアGPからは3戦連続となるポールTOウィン、そしてこれが自身通算34回目の栄冠となった。

2-3位には大方の予想を覆してロータス・チームのライコネン&グロージャンが入り、W表彰台となった。
4位は大健闘ザウバー・チームのヒュルケンバーグで、後方に複数のF1チャンピオンシップを従えてのみごとな入賞となった。
ヒュルケンバーグの4位は昨年のベルギーGPに並ぶ自身最高位。
5位ハミルトン(メルセデス)、6位アロンソ(フェラーリ)、7位は途中フロントウィングの引きずりで派手な火花を上げたロズベルグ(メルセデスGP)、8位バトン(マクラーレン)、9位マッサ(フェラーリ)、そして10位がペレス(マクラーレン)だった。

以下、惜しくも初入賞を逃がしたが大健闘のグティエレス(ザウバー)、12-13位にウィリアムズのボタス&マルドナド、14-15位にピック&デル・ガルデのケータハム勢、16-17位がビアンキ&チルトンのマルシア勢、18位ベルニュ(トロ・ロッソ)、19位リカルド(トロ・ロッソ)、20位スーティル(フォース・インディア)までが完走扱い。
予選グリッド10番降格のペナルティを受けたウェバー(レッドブル)は途中上位を走りながらもスーティルにヒットされてマシンが炎上するという悲運。
またディ・レスタ(フォース・インディア)は単独でスピン、コースアウトしてクラッシュした。

韓国GP:決勝レースの結果はこちら
韓国GPの画像はこちら

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佐藤琢磨(ホンダ)、INDYカー予選でポールポジション獲得

佐藤 琢磨 (C)IRL Media
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元スーパー・アグリ等のF1ドライバー佐藤琢磨(ホンダ)が、現在参戦するインディカー・シリーズ第17戦のテキサス州ヒューストン予選で、みごとポールポジションを獲得した。
佐藤琢磨の同シリーズ予選1位はこれが今シーズン初、自身通算3度目の快挙となる。

INDYカーヒューストンの予選結果はこちら
ホンダ・チームのリリースはこちら

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決勝では2ストップ戦略が予想される (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年韓国グランプリ 予選
2013年10月5日、ヨンアム

レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、今シーズン6度目のポールポジションを獲得し、現時点で今シーズン最多のポールポジション獲得ドライバーとなっています。韓国での2度目のポールを獲得したベッテルは、P Zeroレッド・スーパーソフトタイヤを使用して、1分37秒202を記録しました。韓国グランプリ用として、P Zeroレッド・スーパーソフトとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤが選択されています。興味深いことに、過去3年間の韓国グランプリでは、ポールシッターは優勝を手にしていません。ベッテルとメルセデスのルイス・ハミルトンがフロントローに並ぶのは、今シーズン5度目となります。

気温25℃の温暖なドライコンディションの下、大半のドライバーがミディアムタイヤでQ1を開始しました。マルシャとケータハムの両ドライバー、ザウバーのエステバン・グティエレスが最初にスーパーソフトタイヤを使用しました。セッション終盤、ロータスのキミ・ライコネンが、スーパーソフトを使用してセッション最速タイムを記録しました。

Q2に進出した全ドライバーがスーパーソフトタイヤでセッションを開始し、ハミルトンが最初のベンチマークを記録しました。その後、セッション終了3分前時点で、ベッテルがスーパーソフトを使用した1回のランでトップに立ちました。このベッテルのタイムがQ2の最速タイムとなりました。

路面の改善がコンスタントに進み、ラップ計測のタイミングが重要になったQ3では、進出した全ドライバーがP Zeroレッド・スーパーソフトタイヤを使用しました。レッドブルの両ドライバーは、2回予定しているランの1回目を行うために、セッション序盤からコースに出ました。ほぼ同じタイミングでメルセデスの両ドライバーがこれに続きました。ベッテルが1回目のランで最速タイムをたたき出しました。フェラーリとザウバーの両ドライバーは、セッション終盤に1回のみのランを行う戦略を採りました。ロータスは、チーム内で戦略を分け、ロマン・グロージャンが2回のランを行い、ライコネンが1回のみのランを行いました。

ベッテルは午前中の最終フリー走行でも最速となり、2番手にはチームメイトのマーク・ウェバーが続きました。ベッテルは、スーパーソフトタイヤを使用して、ウェバーが記録していた最速タイムを塗り替えました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ザウバー・チーム、バリチェッロ起用に消極姿勢

Rubens Barrichello (C)Honda Racing
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一時ザウバー・チームが2014年のドライバーとして前ウィリアムズのルーベンス・バリチェッロ(41歳:ブラジル)起用の可能性を示したと報じられたが、ここに来て同チーム首脳の反応はかなり後退しているようだ。

同チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOのコメントは、「確かに一般論としてバリチェッロのようなベテランが復帰することの意義には賛同しましたが、具体的に私たちが彼と交渉しているという事実はありません。
来季のウチのドライバーについては、シロトキンの起用も含め、まだまったくの白紙ですから」と、つれないもの。

かつて宝庫を誇ったブラジル人F1ドライバーも今はマッサ(フェラーリ)だけ。
そのマッサの来季去就も不透明ということで、バリチェッロには今季最終戦ブラジルGPで復帰という期待論も先行して流れていた。

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連続ポールのベッテル(レッドブル)、「雨でも晴れでも」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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2010年以来となる韓国GPでのポールポジションを獲得、これで3戦連続のポールシッターとなったレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは、天候の変化も予想される決勝レースについて、「雨でも晴れでもOK」と余裕をみせた。

「予選は思った以上に接近した戦いになったね。
Q3では最初のラップでうまくいったのでそれが功を奏した。
とにかくメルセデスAMG勢がセクター2から速かったので最大のライバルになると思っていたよ。
明日はコンディションがどうなるかわからないけれど、例え台風が来たとしても大丈夫さ。
雨でも晴れでも問題ないよ」

仮にウェットコンディションとなればポールからスタートする優位はさらに増すことになる。

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マクラーレン入り狙うヒュルケンバーグ、背丈が仇か

Nico Hulkenberg (C)Sauber Motorsport
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今季戦闘力不足のザウバー・チームで苦戦するニコ・ヒュルケンバーグについて、来季マクラーレン・チームがセルジオ・ペレスに代えて起用するのではないかとの噂が流れているが、どうやらその可能性は困難のようだ。

これは同チームのマーティン・ウィットマーシュ代表が韓国GPの会場で語ったもので、「ペレスとまだ契約はしていないが、基本的にはその方向で考えているのは事実だ。
残りのシーズン、彼はもっとやってくれると信じているよ。
ヒュルケンバーグ?
彼は身体が大きいからね……」と、意味深なコメント。

非公式ながらマクラーレン・チームではペレスの173cmに対しバトンは183cmと大きく不利とされるが、ヒュルケンバーグはさらに大きくF1界最高の186cmと伝えられていて、起用した場合コクピットの改造さらにはこれによる重量増も危惧されているのだという。

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2013/10/05

ビアンキ(マルシア)、走路妨害で3番降格ペナルティ

Jules Bianchi (C)Marussia F1 Team
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韓国GPのレーススチュワード(競技審査委員)は5日(土)行われた公式予選Q1で、マルシアF1チームのジュール・ビアンキがフォース・インディアのポール・ディ・レスタのアタックを妨害したとして予選グリッド3番降格のペナルティを科すことを明らかにした。
これにより21番グリッドだったビアンキは明日の決勝レースでは最後尾からのスタートということになった。

なおビアンキにはこの後さらに戒告処分も下されていて、これで通算2回目。
あと1回ペナルティを受けた場合、今回のウェバー(レッドブル)同様自動的にグリッド10番降格のペナルティを受けることになる。

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ポールポジションはまたしてもベッテル(レッドブル)

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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韓国GPの公式予選が終了。
結局最後のアタックをするまでもなく、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルが余裕でポールポジションを獲得した。
ベッテルのポールはこれでイタリアGPから3戦連続の今季6回目、自身通算42回目の快挙となった。
またここ韓国では初開催の2010年以来2度目。
ただしこの時はエンジントラブルに見舞われていて、逆にポールを獲れなかった2011と2012年にはいずれも優勝を遂げている。

2番手になったのはハミルトン(メルセデス)で最後の渾身のアタックもベッテルには届かなかった。
3番手にはウェバー(レッドブル)が付けたが、既報の通りウェバーは今回戒告の累積で予選グリッド10番降格のペナルティが科せられるため、実質的グリッドは13番手ということになる。
以下、4番手グロージャン(ロータス)、5番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、6-7番手フェラーリのアロンソ&マッサ、そして8-9番手にヒュルケンバーグ&グティエレスのザウバー勢、10番手はタイムがせ伸びなかったライコネン(ロータス)となった。

韓国GP:公式予選の結果はこちら
韓国GPの画像はこちら

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予選Q2はザウバー勢突破、マクラーレンが脱落

韓国GP予選Q2でトップタイムを記録したのはベッテル(レッドブル)。
これにハミルトン(メルセデス)、そして僚友ウェバー(レッドブル)と続いた。
4番手はザウバーのヒュルケンバーグが大健闘で飛び込んだ。
5番手アロンソ(フェラーリ)、6番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、7-8番手にロータスのグロージャン&ライコネン、9番手マッサ(フェラーリ)、そして10番手がグティエレス(ザウバー)だった。
グティエレスのQ3進出は前戦に続いて2度目、2台揃っての進出は今季初の快挙だ。

ここで脱落したのはペレス&バトンのマクラーレン勢、リカルド(トロ・ロッソ)、スーティル&ディ・レスタのフォース・インディア勢、そしてベルニュ(トロ・ロッソ)の6大となった。
名門マクラーレン勢のQ22脱落はカナダGP、イギリスGPに続く今季3回目の屈辱になった。

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韓国GP予選Q1、脱落はウィリアムズ勢

韓国GP公式予選がスタート。
路面はまだドライコンディションだ。
タイム更新が続き、終盤は多くのチームがスーパーソフトタイヤを投入することとなった。

トップタイムを記録したのはライコネン(ロータス)で1'38.341をマーク。
2番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、3番手ヒュルケンバーグ(ザウバー)、4番手アロンソ(フェラーリ)、5番手リカルド(トロ・ロッソ)、6番手ハミルトン(メルセデス)、7番手ベッテル(レッドブル)、8番手グティエレス(ザウバー)、9番手バトン(マクラーレン)、そして10番手がマッサ(フェラーリ)だった。

ここで脱落したのはボタス&マルドナドのウィリアムズ、ピック&デル・ガルデのケータハムF1、そしてビアンキ&チルトンのマルシアF1勢となった。
107%タイムは1'45.224で、これは全車クリアしている。

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最終フリー走行、ベッテルが最速もウェバー意地の肉薄

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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公式予選を前にした韓国GPのフリー走行3回目セッションは結局レッドブル・レーシング勢が席巻。
ただ一人ベストタイムを1分37秒台に入れてトップに立ったのはベッテル(レッドブル)だったが、わずか1.137秒の僅差で僚友ウェバーが続いた。
ウェバーはすでに前戦までの累積で予選グリッド10番降格のペナルティが決まっているので、予選戦略に縛られる前に意地を見せたいところだった。

3-4番手にはメルセデスAMGのロズベルグ&ハミルトンが続き、5番手にアロンソ(フェラーリ)、6番手グロージャン(ロータス)、7番手マッサ(フェラーリ)、8番手ライコネン(ロータス)、9番手ヒュルケンバーグ(ザウバー)、そして10番手がバトン(マクラーレン)だった。

フォース・インディア勢はスーティルが13番手、ディ・レスタのほうは16番手と不振。
マクラーレンのペレスは14番手、またザウバーの新人グティエレスは11番手と光ってみせた。
なおこの時点での107%タイムは1分40秒912となり、マルシアのチルトンのみがクリアできていない。

韓国GP:フリー走行3回目の結果はこちら
韓国GPの画像はこちら

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ハミルトン(メルセデス)、「2回目トップは初めてかな」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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これまでフリー走行1回目ではトップに立つものの、2回目ではレッドブル勢に最速タイムを持って行かれることの多かったメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは、「2回目トップは初めてじゃないかな」と、ご機嫌な様子だった。

「今日のフリー走行にはとても満足しているよ。
1回目はともかく、2回目のフリーがこんなにうまくいったのは覚えている限り初めてじゃないのかな。
僕自身やチームのやり方はこれまでと何も変えていないんだけどね。
今日はとにかくチームと取り組んだすべてのプログラムがうまく進んだんだ。
マシンの感触はとてもいいけれど、今夜の作業でさらにまだ改善できると思う。
今日はいいスタートになったよ」

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ウェバー(レッドブル)、それでもピットレーン出口に不満顔

Mark Webber (C)RedBull Racing
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韓国GPが行われるヨンナムの韓国国際サーキットでは、FIA(国際自動車連盟)指示のもと今回これまで不評だった本コース合流部のピットレーン出口の改修を行った。
多くの関係者はこれにより安全性が高まったと評価したが、レッドブル・レーシングのマーク・ウェバーらはそれでもまだ不満であるところを示している。

「こんなお粗末な工事では呆れるね。
とにかく路面のバンプがあまりに激しくてマシンが飛び跳ねてしまうんだ。
これがF1のスタンダードだと言うなら僕らは受け入れるしかないけれど、また僕がここに来ることがあったなら、その時も同じ状態なのか楽しみさ」と、オーストラリアのヒーロー。

初日のフリー走行を3位と4位と好調なペースで終えたウェバーだが、F1参戦は今季限り。
来年以降の韓国サーキット来訪に皮肉と共に含みを持たせたようだ。

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P Zeroレッド・スーパーソフト、ハミルトンの好発進をサポート (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2013年韓国グランプリ フリー走行
2013年10月4日、ヨンアム

メルセデスのルイス・ハミルトンが、P Zeroレッド・スーパーソフトタイヤを使用して、韓国グランプリ金曜フリー走行の最速タイムを、フリー走行2回目(FP2)で記録しました。韓国グランプリには、P Zeroレッド・スーパーソフトとP Zeroホワイト・ミディアムコンパウンドが選択されています。これは、2週間前のシンガポールグランプリでのタイヤ選択と全く同じです。

ハミルトンは、午前中のフリー走行1回目(FP1)でレース用のセットアップ作業を行う中、P Zeroホワイトで最速タイムを記録し、ヨンアムサーキットでの2つのセッションでトップとなりました。本日の最速タイムは、ハミルトンがFP2で記録した1分38秒673でした。ハミルトンがFP2のセッション半ばで最速タイムを記録し、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、同じくスーパーソフトコンパウンドで2番手タイムを記録しました。

両セッションともに、最高気温が24℃の温暖なドライコンディションの下で行われました。しかし、明日以降は雨まじりの天候が予測されており、日曜日の決勝はウェットでのレースになる可能性があります。

続きを読む "P Zeroレッド・スーパーソフト、ハミルトンの好発進をサポート (ピレリ)"

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F1チーム、2014年の韓国GP開催に懐疑的

Korea GP Stand (C)Sauber Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)はすでに2014年のF1カレンダーとして史上最多となる全22戦のスケジュールを発表しているが、韓国GPの会場では多くのチームがその実現に疑問を投げ掛けている。

そもそもF1チームとFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)代表バーニー・エクレストン氏とのこれまでの協定では年間最大20戦が限度とされていて、それが引き継がれているとすれば最低2戦のカレンダー脱落は必至ということになる。

その候補として複数のチーム関係者が挙げているのがこの韓国GP。
韓国GPはこれまでの3年間観客不足やイベントの盛り上がりを欠いたことで赤字が続いているとされ、とりわけ昨年行われたグランプリ単年あたり実に394億ウォン(約35億円)もの巨額赤字を呈上したことを主催者が明らかにしている。

韓国GPはFOMとの間で2016年まで7年間という長期契約を結んでいるとされるが、今年の観客席もがら空きの状態で、その存続が危ぶまれている。

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ザウバー・チーム、フェラーリ・エンジン供給契約延長発表

Ferrari V8 Engine (C)Ferrari S.p.A
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4日(金)、ザウバー・チームは2010年から続いているフェラーリ・エンジン供給契約について、これをエンジン規定が変更となる2014年以降も園地擁したことを正式発表した。
契約は複数年。
また契約にはエンジン本体だけでなく、ギヤボックスやERS(エネルギー回生システム)等も含まれるという。

これについて同チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOは、「2014年をスタートに、われわれとフェラーリとの新たな関係がスタートすることを歓迎しています。
フェラーリとは1997年から2005年まで、そして2010年からこれまでと親密なパートナーシップを築いてきました。
両者は今後とも強力な信頼関係を元に成功を目指します」と、コメントしている。

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2013/10/04

韓国GPフリー走行2回目もハミルトン(メルセデス)

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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韓国GPの初日は引き続きドライコンディションのもとフリー走行2回目セッションが行われた。

ここでもトップに立ったのはメルセデスAMGのハミルトン(メルセデス)で、さらに1秒近く短縮したベストタイム1'38.673を記録した。
2番手は0.108秒の差でレッドブルのベッテル、さらに3番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、4番手にウェバー(レッドブル)と、メルセデスvsレッドブルの図式が明らかになっている。
5番手にマッサ(フェラーリ)、6番手グロージャン(ロータス)、7番手アロンソ(フェラーリ)、8番手ライコネン(ロータス)、9番手バトン(マクラーレン)、10番手がスーティル(フォース・インディア)だった。

午前中カラドにマシンを譲ったディ・レスタ(フォース・インディア)は11番手、ペレス(マクラーレン)は12番手、ザウバー勢は13-14番手にグティエレス&ヒュルケンバーグと続いている。

台風23号の接近により、天候は下り坂とみられ明日午後行われる公式予選のコンディションが心配されそうだ。

韓国GP:フリー走行2回目の結果はこちら
韓国GPの画像はこちら

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韓国GPフリー走行1回目はハミルトン(メルセデス)

Korean Circuit (C)Mercedes Motorsports
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韓国GPの初日フリー走行は、晴れ、そしてドライコンディションのもとヨンナムの韓国国際サーキットで始められた。
今回、フォース・インディアはディ・レスタに代えジェームス・カラドに、またマルシアはビアカキに代わってロドルフォ・ゴンザレスを起用している。

途中、マッサがパンクのため出遅れるなどしたセッションだったが、最期にロータスのライコネンがコースアウトしてバリアにクラッシュ、マシンを大破させるアクシデントを演じて終了した。

トップタイムを記録したのはメルセデスのハミルトンで1'39.630。
2-3番手にレッドブルのベッテル&ウェバー、4番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、5番手バトン(マクラーレン)、6番手アロンソ(フェラーリ)、7番手グロージャン(ロータス)、8番手ライコネン、9番手ペレス(マクラーレン)、そして10番手にマッサ(フェラーリ)が付けた。
なおカラドは18番手、ゴンザレスのほうは22番手だった。

韓国GP:フリー走行1回目の結果はこちら
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韓国サーキット、ピットレーン出口を改修

Korea Pitroad (C)RedBull Racing
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韓国GPが行われるヨンナムの韓国国際サーキットに対し、FIA(国際自動車連盟)はピットレーン出口の改修を命じたことがわかった。

ヘルマン・ティルケ氏(54歳:ドイツ)がデザインしたこの最新鋭サーキットだが、ピットレーンについては入口が高速のコーナーにあること、そして出口も1コーナーのレーシングラインに重なるなどその危険性が指摘されていたもの。

2010年にスタートした韓国GPだが、今回からやっとその出口部分が改められることになる。

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マルシアF1、ジュール・ビアンキと契約更新

Jules Bianchi (C)Marussia F1 Team
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3日(木)、マルシアF1チームは同チームのジュール・ビアンキ(24歳:フランス)と2014年のドライバー契約を更新したことを正式発表した。

ビアンキは今季開幕戦からF1デビュー。
ここまでの13戦で予選最高位がベルギーの15位、決勝レースではマレーシアの13位がベストの成績だが、その能力には関係者から熱い視線が寄せられている。

また元々フェラーリのジュニア育成ドライバーで、今季コスワース・エンジンを搭載して戦ったマルシアでは来季エンジン変更が必至。
フェラーリ・エンジンへのスイッチが有力とみられている。

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マクラーレン・チーム、2012年度は赤字計上

McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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マクラーレン・グループは、そのF1部門であるマクラーレン・レーシング(マクラーレン・チーム)の2012年度の決算を発表、約500万ドル(約4億9千万円)の赤字だったことを明らかにした。
ちなみに2011年度は3,600万ドル(約35億3千万円)の黒字だったとのこと。

なお現在の株主はバーレーンのマムタラカットが50%、TAGグループが25%、そしてロン・デニス氏が25%ということで、昨年同グループからダイムラーが撤退したことによる関連事業減少の影響が大きかったとみられる。

2013年の数字も厳しいとみられるが、同チームでは2015年から再びホンダとの強力なパートナーシップが予定されている。

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2013/10/03

デビッド・ワード氏、FIA会長選挙から撤退の見込み

FIA

今年末に予定されるFIA(国際自動車連盟)の次期会長選挙について、これまで立候補の意思を示していた前FIA財団(ファウンデーション)の総裁デビッド・ワード氏(56歳:イギリス)だが、出馬を取りやめる方針が伝えられた。

これは英『オートスポーツ』が報じたもので、ワード氏は「困難な決断だが、FIAの改革が進められるならば、自分自身の出馬にはこだわらない」と語っているという。

会長選挙にはすでに現職のジャン・トッド氏の立候補が確実視されている。

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韓国GPでもDRSゾーン2か所に拡大

Korea Circuit (C)Allianz Media
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FIA(国際自動車連盟)は、今シーズンの予定通り韓国GP(ヨンナム・サーキット)でもDRSゾーンを2か所に拡大、その場所を告知した。

それによれば1か所目は昨年と同じ2コーナーと3コーナーの間のロングストレート。
計測ポイントは2コーナーのエイペックス(頂点)直後に設置される。
一方、2か所目はスタート/フィニッシュのあるメインストレートで、こちらは15コーナーと16コーナーの間に計測ポイントが設置される。

こうした措置によりエキサイティングなレースバトルが期待されるが、ウェットコンディションでは禁止されるためそれも天候(台風)次第ということになりそうだ。

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韓国GP、台風襲来の危機

2010 Scene (C)Sahara Force India F1
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せっかく3日間共に晴れと予報されたこの週末だったが、南方で発生していた台風23号(現地名:フィートウ)が、朝鮮半島を直撃する可能性が高くなってきたということだ。

地元気象台によればこの大型台風が直撃した場合、猛烈な風と雨に見舞われるということで、関係者は心を痛めているという。

韓国GPは2010年にも台風の直撃を受けており、スタート時刻を遅らせセーフティカーの先導でスタートしたものの3ラップを消化したところで赤旗中断。
再スタートを強いられたことがある。

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韓国GPのレーススチュワードにはエマニュエル・ピロ氏

Emanuele Pirro (C)Peugeot Sport
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われる韓国GPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元ベネトン等のF1ドライバーであるを指名した。

1989年のフランスGPで当時のベネトン・チームからアレッサンドロ・ナニーニのチームメイトとしてF1デビューしたピロ氏は、翌年1990年と1991年シーズンをスクーデリア・イタリア(ダラーラ・ジャッド)から参戦、最高位は1989年オーストラリアGPの5位。

なお今年7月のドイツGP以来となるピロ氏の同職就任はこれで通算8回目ということになる。

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2013/10/02

フラインス(ザウバー)、不満のマネージメント変更

Robin Frijns (C)Sauber Motorsport
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今シーズン、ザウバー・チームのリザーブ&テストドライバーに就いていたロビン・フラインス(22歳:オランダ)が、かねて不満を持っていたという自身のマネージメント会社との契約を終了させ、新たな体制を組んだことがわかった。

ペレス&可夢偉という有力なコンビネーションを終了、新たな体制に移行したザウバー・チームだが、同期のグティエレスがレースドライバーに抜擢された一方でフラインスのほうはテスト走行の目途すら立たないままでいる。
こうしたことからフラインスはこれまで契約していた『WHSインターナショナル』との契約を解消、新たに『ジャスト・スポーツ・マーケティング』の傘下に入ったことを明らかにしたもの。

まだほとんど無名のフラインスだが、さきにウェバー(レッドブル)が「能力があるのにシートに恵まれないドライバーの一人」として名前を挙げたことが記憶に新しい。

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F1燃料共通化に反対のチームも

Petronas Image (C)Mercedes Motorsport
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先に明らかにされた新しいコンコルド協定によれば、今後F1で使用する燃料についても統一化(独占供給)する可能性をみせたが、これについては各チームの考えがまとまっていないことが露呈した。

これは「潜在的なサプライヤーとの商業的な交渉を行う権利がある」との表現で、F1燃料についてもバーニー・エクレストン氏率いるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)に権利を与える可能性を示したもの。
しかしF1燃料及びオイルは戦闘力の重要な要素であるだけでなく、チームによっては大きな収入源にもなっているもの。
例えばフェラーリは「シェル」、メルセデスが「ペトロナス」、ルノーが「トータル」、そしてマクラーレンが「モービル」等、ある意味チームの顔にもなっている存在。

今後この問題が騒動の火種になりかねない様相だ。

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韓国GPの週末はいずれも晴れの予報

2012 Scene (C)Sahara Force India F1
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今週末行われる韓国GPは、3日間共に晴れの予報で、天候が崩れる心配はなさそうだ。
地元気象台が発表した予報では週末の3日間はいずれも晴れ。
気温も低めで、終盤に差し掛かったシーズンの1戦を各チームとも万全の体制でのバトルが期待できそうだ。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿度
10月04日(金) フリー走行 晴れ 14- 24度 47%
10月05日(土) 公式予選 晴れ 14- 25度 70%
10月06日(日) 決勝レース 晴れ 16- 25度 71%

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2013/10/01

G.ミナルディ氏、ベッテルのマシンに疑惑の目

Giancarlo Minardi (C)Sahara Force India F1
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元ミナルディ・チームのオーナーで知られるジャンカルロ・ミナルディ氏(66歳:イタリア)が、先のシンガポールGPで他を圧倒してポールTOウィンを飾ったベッテル(レッドブル)のマシンに疑惑の目を向けている。

「ベッテルが現代のドライバーの中で群を抜いた存在であることは承知しているよ。
ただ、今回のシンガポールGPのイベント中ずっと彼の走りを見ていて気付いたんだ。
メルセデスやフェラーリなどのマシンと比べ、ベッテルはシケインからの立ち上がりがすごく速い。
彼のアクセルを踏み込むタイミングが際立って速いんだ。
そこには何かがありそうだ。
長年の経験で、それは音を聞いていればわかるよ」

ただ、ミナルディ氏は「別にベッテルの評価を貶めようとする意図がある訳じゃない。
彼が優れたドライバーであることを認めた上で、それでも何かまだ見えていない理由を探そうとしているだけなんだ」と、付け加えた。

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バリチェッロ、最終戦母国ブラジルで復帰の噂

Rubens Barrichello (C)Brawn GP F1 Team
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2011年のウィリアムズを最後にF1から引退したルーベンス・バリチェッロ(41歳:ブラジル)について、来季ザウバー・チームから復帰するのではという報道が駆け巡っているが、さらに今度は今シーズンのうちに復帰という噂が持ち上がっている。

これを伝えるのはブラジルの『オ・エスタド・デ・サンパウロ』で、それによれば今季最終戦となる母国のブラジルGPで同チームからいち早く出走するのでは、というもの。

こうした例は過去にもあり、例えば佐藤琢磨は2004年のB.A.R・ホンダからのフル参戦を前に、2003年最終戦だった日本GPで先駈けて出走したケースが挙げられる。

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レッドブル・レーシング、「韓国&日本GPは注意が必要」

C.Horner & S.Vettel (C)Redbull Racing
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シンガポールGPではイタリアに続くポールTOウィン、これで3連勝でチャンピオンシップでも圧倒的有利な位置に立つセバスチャン・ベッテル&レッドブル・レーシングだが、今週からのアジア・ラウンド「韓国&日本GP」については楽観視していないところを強調した。

これは同チームのクリスチャン・ホーナー代表が語ったもので、「シンガポールは特異なコースであって、ここで速かったからといって残りのレースも楽勝だなどとは全く言えない。
とりわけ韓国&日本ではメルセデスやフェラーリももっと高い戦闘力を発揮する筈で、われわれにとって大きな脅威になることだろう。
この世界、最後の最後まで油断は禁物なんだ」と、引き締めている。

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