各チーム、ドライとウェットが混在するコンディション下で走行 (ピレリ)
セバスチャン・ベッテル (C)Pirelli Motorsport
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2013年ベルギーグランプリ フリー走行
2013年8月23日、スパ・フランコルシャン
Formula Oneの各チームは、壮大な全長7kmのスパ・フランコルシャンでの初日、ドライとウェットが混在するコンディションに遭遇しました。午前中のフリー走行1回目(FP1)は、ウェットコンディション下で開始され、その後は路面が乾いていきました。一方、午後のフリー走行2回目(FP2)は、完全にドライコンディションになり、気温は22℃まで上昇しました。各チームは、今週末用に選択されているP Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムの両スリックタイヤとともに、Cinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・フルウェットタイヤも使用しました。(フルウェットタイヤは、わずか数周の使用に留まりました。)
FP1では、コンディションが変化するセッション終盤、フェラーリのフェルナンド・アロンソが最速タイムを記録しました。本日の最速タイムは、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがミディアムタイヤを使用してFP2で記録した1分49秒331でした。チームメイトのマーク・ウェバーが2番手に続きました。ベッテルのタイムは、今週末再び遭遇する可能性があるウェットコンディションで記録された昨年のベンチマークよりも大幅に速いものでした。
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「今日の午前中に見られたコンディションは、典型的なスパのコンディションで、中盤のセクターはほとんどドライながらも、序盤と終盤のセクターにウェットな路面が残る状態でした。午後のFP2は終始ドライの下で行われたため、各チームは多様な燃料搭載量でのロングランを通して、より多くの一貫したデータを収集することができました。残りの週末はにわか雨が降る可能性が高いため、今日の走行は、間違いなく有益なものになると思います。FP2の終盤、セバスチャン・ベッテルとフェルナンド・アロンソの右リアタイヤがターン14付近でパンクしたことについて、現在原因を究明しています。最初の分析では、両パンクともに、おそらく路面上のデブリ等の外部要因によるものと思われます。ここまで見た限りでは、通常のレースコンディションの下で、決勝では2~3回のピットストップになると思います。しかし、スパ固有の特性である雨とセーフティーカーのリスクにより、レース戦略への柔軟なアプローチが実を結ぶことになるでしょうし、我々が今週末用に選択したタイヤの組み合わせによって、幅のある効果的な戦略が可能になります」
荷重:
減速時の最大Gフォース(縦方向の荷重) ターン18で -4.4G
コーナリング時の最大Gフォース(横方向の荷重) ターン10で4.64G
今日の豆知識:
今年のベルギーグランプリは、ピレリが2011年にFormula Oneへ復帰後50戦目のレースとなります。通算では、ピレリのグランプリ参戦は253回目となり、93回の優勝、96回のポールポジション、100回のファステストラップを記録しています。
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