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2013年8月

2013/08/31

FIA(国際自動車連盟)会長選挙は一騎討ちに

FIA
FIA(国際自動車連盟)の会長は今年12月に任期満了となるが、安泰とみられたジャン・トッド現会長再選に強力なライバルが出現することになった。

これは前FIA会長であるマックス・モズレー氏の親友で、現在FIA財団(ファウンデーション)の総裁を務めるデビッド・ワード氏(56歳:イギリス)が会長選に立候補の構えをみせたもの。
選挙は今年9月からスタートするが、運動はFIAメンバーが対象となるためワード氏は現職をいったん辞任して臨むとしている。

トッド氏は2009年7月、マックス・モズレー会長の引退表明に伴い会長選挙に立候補。
対立候補のアリ・バタネン氏を大差で破り会長に選出され現在に至る。

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フェラーリ・チーム、モンツァでドライバー発表なし

Tifosi (C)Ferrari S.p.A
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ベルギーGPにも正式発表とみられたレッドブル・レーシングのドライバー・ラインナップがなくなったことで、他チームの決定もこれに引きずられるように遅れている。

F1は次戦モンツァのイタリアGPを迎えるが、例年ホームグランプリとしてこの地で翌年の体制を発表することが多いとされるフェラーリ・チームも、今回はそうした予定はないという。
しかしそのことが余計にファンの憶測を呼んでいて、すでにキミ・ライコネン(現ロータス)がフェリッペ・マッサの後任として契約を結んだとみる向きまである。

これについて同チームではコラムで、「マラネロ(フェラーリ本拠地)が書面で公式声明を出し始めた1991年から、このモンツァがドライバー発表の舞台となったのはこれまでに2回だけしかない。(2006年と2008年)
ファンの期待は理解できるが、もう少し待っていて欲しい」と、ティフォシに冷静な対応を認めている。

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S.ドメニカリ代表(フェラーリ)は、マッサに期待

F.Massa & S.Domenicali (C)Ferrari S.p.A
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レッドブル・レーシングにおけるウェバーのシートがほぼダニエル・リカルドの昇格とみられることから、今度は候補の一人だったキミ・ライコネン(現ロータス)のフェラーリ・チーム移籍が関心を呼んでいる。
その場合、当然フェリッペ・マッサのシートということになるが、同チームのステファーノ・ドメニカリ代表はマッサの奮起に期待しているようだ。

これはチームの公式サイトで語ったもので、「私の第1希望はマッサの残留」と明言したもの。
ただこれを実現させるためには、マッサがこれからのシーズン後半で周囲を納得させるだけの成績を残すことが必要としている。
これは去年も同時期に聞かれたことと同じだ。

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2013/08/30

FIA、シンガポールGPからタイヤ交換作業を厳格化へ

Redbull/Pit (C)RedBull Racing
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英『オートスポーツ』が報じたところによれば、FIA(国際自動車連盟)は来たるシンガポールGP(9月22日決勝)からピットストップ時のタイヤ交換作業を厳格化、先にウェバー(レッドブル)のマシンで起きたようなタイヤ脱落事故を防ぐ手段を講じるとしている。

それによれば、万一作業ミスでホイールナットの締め付けが不良であった場合にも、前回のような事故がおきないよう『デュアルステージホイール保持システム』を導入するというもの。
具体的な仕組みについてはまだその詳細は明確でないが、これによりピットストップ作業時間も多少増える見通しだ。

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M.シューマッハ、引退後も安泰の巨額スポンサー契約

Michael Schumacher/DVAG (C)Mercedes Motorsports
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昨季限りで2度目の引退を表明、目下悠々自適の生活を送っているとされる元7回のF1チャンピオン、ミハエル・シューマッハ(44歳:ドイツ)だが、今回さらにその生活を安定させるニュースが伝えられた。

これは、かねてシューマッハのパーソナル・スポンサーを務めていたドイツの大手投資信託銀行『DVAG(ドイッチェ・フェルモゲンスベラトゥングAG)』が、今後さらに七年間という長期のスポンサー契約を結んだというもの。
シューマッハに対しては1996年から支援を続けているが今回の契約でさらに総額2,100万ユーロ(約27億3千万円)という巨額が保証されたことになる。

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タイヤ騒動はエクレストンvsトッドの代理戦争か

B.Ecclestone & J.Todt (C)Ferrari S.p.A
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今シーズンも残り3か月というこの時期において、まだ来シーズンのタイヤ・サプライヤーが決まらないというある意味「異常事態」について、バーニー・エクレストン氏は、「タイヤメーカーを変更する必要などない」と語り、ピレリタイヤ継続の方向性を示した。

同氏はタイヤについてはFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)がピレリタイヤと契約していて、管理者であるFIA(国際自動車連盟)は関係ないとの姿勢を明らかにしたもの。

これについてFIAは特に反応していないが、かねてピレリタイヤと親しいエクレストン氏に対し、FIAのジャン・トッド会長はフランス人ということもありミシュランタイヤとの距離が近いと言われている。

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2013/08/29

ミシュラン本気、「独占供給でもタイヤ戦争でもOK」

Michelin Tyre (C)Renault F1 UK
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ここに来てF1タイヤの供給元としてミシュランタイヤ(フランス)の名前が急速に上がっているが、現在のサプライヤーであるピレリタイヤ陣営の冷静さとは対照的に、ミシュランの側はヒートアップしているようだ。

ミシュランタイヤの責任者であるパスカル・クワノン/ディレクターは、「われわれは現在のシステムのように独占供給するのも構わないし、またピレリタイヤとのタイヤ戦争に陥ることも厭わない。
F1は言うまでもなくタイヤメーカーとして最高の興味深いチャレンジであり、われわれはそれへの十分な意欲と準備を整えている」と、仏『フィガロ』紙の取材に豪語したという。

ピレリタイヤはチームとの個別の契約は進捗しているとするが、肝心のFIA(国際自動車連盟)との正式契約がまだ完了していないとされている。
(契約期限は9月とされる)

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メキシコGP、エクレストン氏の中で有力候補に

1989 Mexico GP (C)Honda Racing
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新規開催を目指すいくつかのグランプリの中で、ニュージャージーGPが脱落とみられる一方で、メキシコGPの復活はさらにその力強さを増してきたようだ。
メキシコ国内のメディアが伝えるところでは、まだ最終契約は結ばれていないものの、すでにエクレストン氏が了承したことから2014年の暫定F1カレンダーに掲載される手応えを掴んだというもの。

1992年、メキシコシティ(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)を最後に開催が途絶えているメキシコGPだが、現在ペレス(マクラーレン)&グティエレス(ザウバー)両ドライバーを抱えてF1人気が盛り上がっている他、世界的富豪で知られるカルロス・スリム・ドミット氏が強力にバックアップしていることから資金的な裏付けには心配がないとされている。

エクレストン氏は2014年のF1が最大の全20戦になることを明らかにしているが、ロシアGPの初開催、オーストリアGPの復活が予定されている一方で、インド、韓国、上記ニュージャージーらの開催が危ぶまれている。

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ピレリタイヤ、「ミシュラン復帰の噂」を一蹴

Michelin Tyre (C)Redbull Racing
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来季F1タイヤの供給について、フランスのミシュランタイヤが復帰を考えていると報道されたことについて、現在の独占サプライヤーであるピレリタイヤがこれを一蹴している。

「もしミシュランがほんとうにF1復帰を考えているのなら、去年9月の段階でFIA(国際自動車連盟)に申請すべきだった。
今の時期に申請して、そして3か月後にはタイヤを供給するなんてまったく馬鹿げた話だよ。
いずれにせよ、われわれは契約通り粛々と準備を進めるだけだ」と、現場責任者であるポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは意に介していない様子。

ミシュランは2006年までF1にタイヤを供給、通算102勝を記録している。

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2013/08/28

レッドブル代表、「ウェバーはスタートに難点がある」

Image (C)Ferrari S.p.A
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ベルギーGPでは予選2番手からスタートしたセバスチャン・ベッテルがみごと今季5勝目にあたる勝利を記録したレッドブル・レーシングだが、その一方で僚友のマーク・ウェバーは3番手スタートながら5位フィニッシュに留まった。
これについて同チームのクリスチャン・ホーナー代表は、「ウェバーにはスタートに問題がある」と指摘した。

「今回ウェバーは3番手というグリッドポジションだったにもかかわらず、スタートで出遅れオープニングラップの順位は6番手というものだった。
これでは何のために公式予選で頑張ったのかわからず、改善する必要があるのは明白だ」

チームによれば今回ウェバーがスタートで遅れたのはクラッチミートに原因があったとしているが、それがメカニカルなことに問題があったのか、はたまたドライバーの操作のほうに問題があったのかは明言していない。

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エクレストン氏、ニュージャージーGP見離す

『UBS』 (C)Sahara Force India F1
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2014年に初開催、しかも15年という長期契約であると伝えられたニュージャージーGP(グランプリ・オブ・アメリカ)だが、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏はこれをすでに見離したようだ。

このグランプリでは、開催の主要な責任者が次々と辞任するなど運営そのものに疑問が投げ掛けられただけでなく、肝心の資金面でも不安が指摘されている。
これについて主催者は資金調達のため大手投資銀行で中国GPのタイトル・スポンサー等も務める『UBS』(スイス)を指名したが、エクレストン氏は「すでに手遅れ」として2014年の開催を見離したということだ。

翌年のF1カレンダーは12月に発表されることになっている。

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ウィットマーシュ代表(マクラーレン)、「来季も同じ体制維持」

Martin Whitmarsh (C)McLaren Group
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今シーズン、近年にない不振が続く名門マクラーレン・チームだが、同チームのマーティン・ウィットマーシュ代表は来季も今年と同じドライバー・ラインナップでいくことを示唆した。

それによれば、まだ正式な契約は結んでいないものの、今季の不振はドライバーのミスによるものではないこと、また二人のドライバーのパフォーマンスに満足していることを明らかにした。

同チームではジェンソン・バトン(33歳:イギリス)が2010年からで今年4年目。
またセルジオ・ペレス(23歳:メキシコ)のほうは今年新加入でまだ1年目。
ただ二人がここまで獲得したポイントは合わせてわずか65ポイント(バトン:47ポイント、ペレス:18ポイント)で、これは昨シーズンの378ポイント(ハミルトン:190ポイント、バトン:188ポイント)に比べると明らかに少ない。

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2013/08/27

エリック・ブイユ代表(ロータス)、ライコネン残留に自信

E.Boullier & K.Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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ベルギーGPでは思わぬマシントラブルからリタイヤを余儀なくされたロータス・チームのキミ・ライコネンだが、それでも同チームでは来季残留に依然自信をみせている。

これは同チームのエリック・ブイユ代表が記者会見の質問に答えたもので、その中でこのフランス人は、「まだ契約した訳ではないが、ライコネンが来年もウチで走ってくれることを疑ってないよ。
われわれは彼を必要としているし、彼もチームに満足している筈だ。
そりゃあ、もっと金銭的なものや技術的なことについて多少の不満や要望はあるだろう。
でもそれはどんなチーム、ポジションにあってもある普通のことだからね」と、この元チャンピオン確保に楽観的な見方を崩していない。

レッドブルのシートがほぼリカルドの昇格で確定とみられることからライコネンの移籍先はフェラーリに絞られつつあるが、こちらの交渉が進展しているとは伝わっていない。

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ミシュランタイヤ、2014年のF1復帰は本気か

Michelin Tyre (C)Renault F1 UK
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誰もが既定事実として認めながら、依然として具体的な更新に至っていないピレリタイヤによるF1タイヤ供給契約だが、これに合わせるようにまたぞろミシュランタイヤの復帰説がささやかれている。

同タイヤのパスカル・クワノン/ディレクターは、「噂というものが真実であれば、われわれはもうとっくに発表会見をしていることになっている」と皮肉をこめながらも「ミシュランタイヤとしてのスタンスは常に変わっておらず、FIAから要請があればこれに応える用意がある。事実、間もなくフォーミュラEにも携わる」と、仏『フィガロ』に語っている。

ただミシュランタイヤはかねてF1タイヤのサイズアップを要求していて、こうした変更が2014年に間に合うかは疑問だ。
ミシュランは2006年までF1にタイヤ供給していた。

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ライコネン(ロータス)のトラブル原因は捨てバイザー

Kimi Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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シリーズ・ランキング2位に位置するロータス・チームのキミ・ライコネンだが、ベルギーGPでは左フロントブレーキの加熱によるトラブルでリタイヤ。
ここまで連続でポイント圏内完走を続けてきた記録も27戦でついに途絶えた。

レース後チームではこのトラブルの原因について調査した結果、コース上に放棄された捨てバイザーがブレーキダクトを塞いだためとほぼ究明したようだ。
チームでは他に機構上の問題はなかったとしている。
最初のピットストップの際にこのバイザーがダクト内にあるのをメカニックが発見、すぐに除去したとのことだが、すでにオーバーヒートが進んでいてトラブルは解消されなかったものとみられる。

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2013/08/26

ベッテル、2ストップ戦略で完勝 (ピレリ)

セバスチャン・ベッテル (C)Pirelli Motorsport
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2013年ベルギーグランプリ 決勝
2013年8月25日、スパ・フランコルシャン

レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、シーズン中で最長のサーキットで行われたベルギーグランプリを制し、自身通算31勝目を挙げました。ベッテルは2ストップ戦略で獲得した今回の勝利により、通算優勝回数でナイジェル・マンセルの記録に並びました。2番グリッドからのスタートで優勝した26歳のベッテルは、レースのファステストラップも記録し、ドライバーズ選手権におけるフェルナンド・アロンソとの差を46ポイントへと広げました。

9番グリッドからスタートしたアロンソは、戦略を駆使し2位でフィニッシュしました。2回のピットストップを行ったアロンソは、最初の2スティントをミディアムで走行し、28周目にわずか2.6秒のピットストップで最終スティント用のハードタイヤへ交換しました。

気温19℃、路面温度25℃のコンディションの下でスタートした決勝は、降水確率60%という予報が出ていたものの、スタートからチェッカーフラッグまでドライコンディションが続きました。マルシャのマックス・チルトンとジュール・ビアンキ、トロ・ロッソのダニエル・リカルド、ザウバーのエステバン・グティエレスがハードタイヤで、他のドライバーたちはミディアムタイヤでスタートしました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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メキシコGP、2014年カレンダーに浮上

1989 Mexico GP (C)Honda Racing
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ペレス(マクラーレン)やグティエレス(ザウバー)など若手F1ドライバーを輩出するメキシコが、以前まで開催されたアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスを舞台に2014年のF1カレンダー候補に浮上したとしている。
これは上記選手らを支援してきたメキシコの大富豪カルロス・スリム・ドミット氏が英メディアに語ったもの。

同氏は「メキシコは政情的にも安定した国だし、経済面でも高成長を遂げている。
近年何人ものF1ドライバーを生み出しているし、F1人気は盛り上がっている」とし、メキシコでグランプリを開催するメリットを強調した。

噂では来年インドGPが脱落、韓国GPとニュージャージーGPも疑問視されていて、メキシコ案がエクレストン氏に採用される可能性はあるようだ。

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ピック(ケータハムF1)のトラブルは「オイル漏れ」

Charles Pic (C)Caterham F1 Team
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レギュレーションの安定によりマシントラブルによるリタイヤが少なくなっているF1だが、今回のベルギーGPではまだレース序盤の段階からケータハムF1のシャルル・ピックが戦線離脱を余儀なくされた。
これについてピックは、次のように説明している。

「ストップはチームからの無線で指示されたからなんだ。
なんでもオイル漏れが確認されたということで、そのままにしているとエンジンにダメージを負いかけないということで、ね。
なにしろエンジン(ルノー)は今回積み換えた新しいものだったから……。
この週末は金曜・土曜とクルマのバランスも良かったので、こんな早くにレースを終えるというのはとても残念だよ」と、ピック。

スパフランコルシャンはエンジン全開率が高くエンジンに負担が掛かることから、多くのドライバーがこのレースから新しいものに積み換えている。

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ウェバー(レッドブル)、「後任はすでに決まってる」

Mark Webber (C)Redbull Racing
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このベルギーGPの会場で発表があるのでは、とみられていたレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーの後任だが、結局何も明らかにされないまま終了した。
一時は現地時間トロ・ロッソのダニエル・リカルド(24歳:オーストラリア)の内部昇格ということで落ち着いたかにみえたものの、発表が遅れていることでまた疑心暗鬼の状況に陥っているようだ。

しかしこれについて当のマーク・ウェバーが地元オーストラリアのメディアに対し、「すでに後任は決まってる。オーストラリアにとって良い結論」と語ったことがわかり、同じ母国のドライバーであるリカルド昇格であることを示唆したことがわかった。

ただ、それでもまだライコネン(ロータス)やアロンソ(フェラーリ)など大物ドライバー移籍の可能性を信じているメディアは絶えないという。

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2013/08/25

ベルギーGPはベッテル(レッドブル)優勝でリード拡大

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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事前の予想を覆し、完全なドライコンディションで行われたベルギーGP決勝レースは、予選2番手からスタートしたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が早くもオープニングラップでポールスタートのハミルトン(メルセデス)をかわし首位に。
その後終始レースをコントロールしみごと31回目の優勝を飾った。
スパフランコルシャンでの勝利は2011年に次ぐ2回目、今季ドイツGPに続く5勝目となった。

2位は9番グリッドから追い上げたフェラーリのアロンソ。
今回の好走はチームのホームグランプリとなる次戦イタリアGP(モンツァ)に向け弾みを付けた。
以下、3位にハミルトン(メルセデス)、4位もメルセデスのロズベルグ、5位ウェバー(レッドブル)、6位バトン(マクラーレン)、7位マッサ(フェラーリ)、8位グロージャン(ロータス)、9位スーティル(フォース・インディア)、10位リカルド(トロ・ロッソ)でここまでが入賞。

11位ペレス(マクラーレン)、12位ベルニュ(トロ・ロッソ)、13位ヒュルケンバーグ(ザウバー)、14位グティエレス(ザウバー)、15位ボタス(ウィリアムズ)、16位デル・ガルデ(ケータハム)、17位マルドナド(ウィリアムズ)、18位ビアンキ(マルシアF1)、19位チルトン(マルシアF1)でここまでが完走。

リタイヤとなったのはマルドナドとの接触でマシンを大破したディ・レスタ(フォース・インディア)、ブレーキとみられるマシントラブルに見舞われたライコネン(ロータス)、そして同じくマシントラブルのピック(ケータハムF1)の3台だった。
ここまで連続入賞記録を続け、シリーズ・ランキングでも2位に位置したライコネンの記録は惜しくも27戦で途絶えた。

また接戦が繰り広げられたこのレースではペナルティも相次いだ。
ペレス(マクラーレン)にはグロージャン(ロータス)をコースアウトに追い込んだとしてドライブスルー・ペナルティー。
ディ・レスタ(フォース・インディア)との接触でリタイヤに追い込んだマルドナド(ウィリアムズ)には10秒ストップのペナルティ。
またグティエレス(ザウバー)にもショートカットしたとしてドライブスルー・ペナルティーが科せられている。

ベッテルは今回の優勝でシリーズ・ポイントを197まで伸ばし、2位だったライコネンがノーポイントに終わったことから2位(アロンソ)との差を46とほぼ2レース優勝分の大きなものとした。

ベルギーGP:決勝レースの結果はこちら
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ピレリ、金曜フリー走行で発生したタイヤ問題の原因を特定

ルイス・ハミルトン (C)Pirelli Motorsport
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2013年ベルギーグランプリ 予選
2013年8月24日、スパ・フランコルシャン

メルセデスのルイス・ハミルトンが、ピレリのCinturatoグリーン・インターミディエイトタイヤを使用して、戦略が主役となったシーズン中でも屈指のエキサイティングな予選を制し、自身通算31回目のポールポジションを獲得しました。予選の各セッションは、ドライとウェットが入り混じったコンディションとなったため、ラップ計測のタイミングが極めて重要になりました。今週末用に選択されている両スリックタイヤ、P Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムも使用されました。

Q1開始時に雨が降っており、コンディションの悪化に備え、バンカータイムを記録しておくために、ドライバーたちは20分間のセッション開始時にピットレーンに隊列を成しました。セッションの序盤、全ドライバーがインターミディエイトタイヤを使用し、セッションが進むにつれてドライラインが現れ始めました。ケータハムのギド・ヴァン・デル・ガルデとマルシャの両ドライバーが、セッション残り5分時点で最初にミディアムコンパウンドへ交換しました。

ドライコンディションが続いたQ2では、フェラーリの両ドライバー、レッドブルのマーク・ウェバー、メルセデスのルイス・ハミルトンがハードタイヤを使用し、他のドライバーたちはミディアムタイヤを使用しました。レッドブルのマーク・ウェバーがハードコンパウンドで最速タイムを記録した後、ロータスのキミ・ライコネンがミディアムでタイムを更新しました。ライコネンは、その後ミディアムでセッションの最速タイムを記録しました。

再び雨が降り始め、Q3の終盤にかけて雨足が強くなりました。フォース・インディアのポール・ディ・レスタが最初にインターミディエイトタイヤを装着し、この決断が、彼に初のポールポジションをもたらしたかのように見えました。しかし、セッション終了間際に路面がドライ方向に向かい、メルセデスのニコ・ロズベルグ、レッドブルのマーク・ウェバーとセバスチャン・ベッテル、さらにメルセデスのルイス・ハミルトンが続々と最速タイムを塗り替えました。彼ら全員がインターミディエイトタイヤを使用しました。
午前中の最終フリー走行では、ドライバーたちが主にハードタイヤを使用した中、ベッテルが最速タイムを記録しました。最終的には、ベッテルはミディアムタイヤでセッション最速タイムを記録しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ポール逃がしたディ・レスタ(F・インディア)、「雨上がるの早すぎた」

Paul Di Resta (C)Sahara Force India F1
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24日(土)行われたベルギーGP公式予選で、一時タイミングモニターの最上位に君臨、あわやキャリア初のポールポジション獲得なるか、とみられたフォース・インディア・チームのポール・ディ・レスタだったが、残念ながら天候は味方しなかったようだ。

「ほんと、惜しかったね。
Q3が始まったとき、他のクルマはみんなドライタイヤだったから、あそこをインターミディエイトで行くのは勇気が要ることだった。
でもチームが僕の背中を押してくれたんだよ。
しかし残念ながら雨の上がるのが期待したよりもちょっぴり早かった。
それでもウェットで戦闘力があるのが確認出来たし、予選5位というのは最高なんだから満足さ」

ディ・レスタのこれまでの予選最高は2011年イギリスGP、2012年シンガポールGPのいずれも6位というものだった。

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ハミルトン(メルセデス)、「4連続ポールなんて最高!」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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ベルギーGP、フリー走行では1回目15番手、そして2回目・3回目も共に全体の12番手に留まっていたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が、まさかの公式予選ポールポジション。
しかもこれで4戦連続のポールという快挙に本人も喜びを隠せなかった。

「ポールポジションはいつだって最高の気分だけど、こんな難しいコンディションの中で最後の最後にポールタイム。
しかもこれで4戦連続だなんて、もう言うべき言葉がないよ。
最後のアタックラップだって、1コーナーではふくらんでしまったし、自分ではもうかなり遅れていると感じていたんだ。
素晴らしい仕事をしてくれたチームにほんと感謝してる。
ただ、パフォーマンスからいえばまだまだ。
ドライコンディションだったらおそらくレッドブル勢の前には出られなかったろうから、明日の天候は重要な要素になるだろうね」

このポールについてエクゼクティブ・ディレクターのトト・ウォルフ氏は、「戦術面の勝利」と自賛している。

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M.シューマッハ、再びのF1復帰話にマネージャー「あり得ない」

Michael Schumacher & Sabine Kehm (C)Ferrari S.p.A
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このベルギーGP会場で正式発表されるものとみられていたダニエル・リカルド(トロ・ロッソ)のレッドブル・レーシング昇格はなぜか見送られていて、これがさらにパドック雀の勢いに拍車を掛けているようだ。

今回マーク・ウェバーの後任として名前が浮上したのはなんと元7回のF1チャンピオンで、2度目のF1引退をしたばかりのミハエル・シューマッハ(44歳:ドイツ)。

しかしさすがにこれについては、当人のパーソナル・スポークスウーマンであるサビーネ・ケーム嬢から「いまミハエルはF1から完全に遠ざかり、自身の優雅な生活を満喫しています。
もしもF1に復帰するのであれば、問題は年令や体力にあるのではなく、戦える状況を整える総合的な環境が必要となりますが、いまそういう状況ではないと考えています」と、ソフトな言い廻しながらもきっぱりとこれを否定されている。

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ピレリタイヤ、「タイヤ事故の原因は金属プレート」

Paul Hembery (C)Pirelli Motorsport
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ピレリタイヤは、今回のベルギーGP金曜日フリー走行で相次いで起きたベッテル(レッドブル)とアロンソ(フェラーリ)のタイヤ損傷について、原因とみられる金属プレートを確認したことを明らかにした。

問題の金属片はフリー走行2回目セッション終了後に13コーナー(ファーニュ・シケイン)で見つかったもので、同陣営のポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターはまだ究明継続中として慎重な姿勢を崩していないが、撤去された以降、同様のトラブルはまったく起きていないことから他の関係者は「確実」としている。

先のイギリスGP時の問題と今回のものとは無関係であることが確認されればドライバーだけでなくピレリ関係者も胸をなで下ろすことになる。

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2013/08/24

白熱のベルギー予選、ポールはハミルトン(メルセデス)に

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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ベルギーGP予選Q3は直前に山側で雨が降り始めたため、各車一斉にドライタイヤでコースイン。
しかし路面の悪化は早く、1周しただけで前車インターミディエイトへのタイヤ交換のためにピットインする羽目となった。

最初にタイムアタックを行ったのは抜群のタイミングでコースインしたフォース・インディアのディ・レスタで2'02.332。
降り続く雨のため、このタイムをなかなか更新できずにいた他車だったが、最後にハミルトン(メルセデス)、ベッテル(レッドブル)、ウェバー(レッドブル)、そしてロズベルグ(メルセデスAMG)らがこれを上回った。

結局ポールポジションはルイス・ハミルトンで、これでイギリスGPから4戦連続のポールポジション獲得。
今季5回目で、自身通算31回目の快挙となった。
2-3番手にはレッドブルのベッテル&ウェバー、4番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、5番手に惜しくも快挙を逃がしたディ・レスタ(フォース・インディア)、6番手バトン(マクラーレン)、7-8番手ロータスのグロージャン&ライコネン、そして9-10番手がフェラーリのアロンソ&マッサというトップ10グリッド。
なおライコネンが予選でチームメイトに後れを取ったのはこれが今季3回目になる。

スパだけに日曜日の天候も不安が残るが、ポールを取ったメルセデスAMG勢がこの週末決勝レースに向けてのセットアップを繰り返していたのが注目だ。

ベルギーGP:公式予選の結果はこちら
ベルギーGPの画像はこちら

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予選Q2ライコネン(ロータス)最速、ペレス(マクラーレン)脱落

路面はすっかり回復、予選Q2は最初からドライタイヤでの走行となった。
ただ、ハードタイヤとミディアムタイヤとが入り混じってのスタート、そして最後はすべてミディアムになった模様。

Q2でトップタイムを記録したのはライコネン(ロータス)、2番手アロンソ(フェラーリ)、3番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、4番手ウェバー(レッドブル)、5番手バトン(マクラーレン)、6番手ベッテル(レッドブル)、7番手グロージャン(ロータス)、8番手ディ・レスタ(フォース・インディア)、9番手マッサ(フェラーリ)、そして10番手がハミルトン(メルセデス)でここまでが最終ピリオド進出を決めた。

ここで脱落したのはヒュルケンバーグ(ザウバー)、スーティル(フォース・インディア)、ペレス(マクラーレン)、デル・ガルデ(ケータハム)、ビアンキ(マルシアF1)、そしてチルトン(マルシアF1)の6台となった。

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ベルギーGP予選はウェットコンディションでスタート

ベルギーGP公式予選は危惧された通り一部ウェットコンディションという路面状況、各車インターミディエイトタイヤでスタートした。
1周約7キロという長いサーキットだが、まだすべてが完全なウェット路面とはなっていない。
Q1は終盤コンディションが改善、一部はミディアム(ドライ)での走行も混じってのものとなった。

最速タイムを記録したのはアロンソ(フェラーリ)、続いてハミルトン(メルセデス)、デル・ガルデ(ケータハム)、ロズベルグ(メルセデスAMG)、ライコネン(ロータス)、バトン(マクラーレン)、マッサ(フェラーリ)、ウェバー(レッドブル)、ヒュルケンバーグ(ザウバー)、ベッテル(レッドブル)、ビアンキ(マルシアF1)、ディ・レスタ(フォース・インディア)、ペレス(マクラーレン)、グロージャン(ロータス)、スーティル(フォース・インディア)、そしてチルトン(マルシアF1)までがQ2進出を果たした。

ここで脱落したのはマルドナド(ウィリアムズ)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、リカルド(トロ・ロッソ)、ボタス(ウィリアムズ)、グティエレス(ザウバー)、そしてピック(ケータハムF1)の6台。

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フリー走行3回目もベッテル(レッドブル)が最速タイム

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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ベルギーGPフリー走行3回目セッションは引き続きドライコンディションのもと、24日(土)スパフランコルシャン・サーキットで行われた。

ここでもトップとなったのは大本命レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルで、前日よりさらにタイムを短縮して1'48.327のベストタイムを記録した。
2番手は0.105秒の僅差でアロンソ(フェラーリ)、3番手ウェバー(レッドブル)、4番手ベルニュ(トロ・ロッソ)、5番手マッサ(フェラーリ)、6番手バトン(マクラーレン)、7番手にザウバーの新人グティエレス、8番手グロージャン(ロータス)、9番手ロズベルグ(メルセデスAMG)、そして10番手がライコネン(ロータス)。
トロ・ロッソのリカルドは11番手、ハミルトン(メルセデス)は12番手、ペレス(マクラーレン)は16番手だった。

注目のベルギーGP公式予選はこの後、現地時間午後2時(日本時間:午後9時)から行われるが、スパ・ウェザーと言われる天候の急変が危惧される。

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各チーム、ドライとウェットが混在するコンディション下で走行 (ピレリ)

セバスチャン・ベッテル (C)Pirelli Motorsport
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2013年ベルギーグランプリ フリー走行
2013年8月23日、スパ・フランコルシャン

Formula Oneの各チームは、壮大な全長7kmのスパ・フランコルシャンでの初日、ドライとウェットが混在するコンディションに遭遇しました。午前中のフリー走行1回目(FP1)は、ウェットコンディション下で開始され、その後は路面が乾いていきました。一方、午後のフリー走行2回目(FP2)は、完全にドライコンディションになり、気温は22℃まで上昇しました。各チームは、今週末用に選択されているP Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムの両スリックタイヤとともに、Cinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・フルウェットタイヤも使用しました。(フルウェットタイヤは、わずか数周の使用に留まりました。)

FP1では、コンディションが変化するセッション終盤、フェラーリのフェルナンド・アロンソが最速タイムを記録しました。本日の最速タイムは、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがミディアムタイヤを使用してFP2で記録した1分49秒331でした。チームメイトのマーク・ウェバーが2番手に続きました。ベッテルのタイムは、今週末再び遭遇する可能性があるウェットコンディションで記録された昨年のベンチマークよりも大幅に速いものでした。

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再び「タイヤ事故」のピレリタイヤ、釈明に懸命

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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束の間のインターバルを経て再開されたベルギーGPでは、初日の23日(金)よりによってタイトル争いを繰り広げるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)とフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の両者に揃ってタイヤバーストが起きるという椿事に見舞われた。

国際映像でも伝えられたベッテルの右リヤタイヤは、トレッド部分がショルダーから剥離してしたが、ピレリではこの原因をフロアパネルとリヤタイヤとの間に挟まったデブリ(破片)がタイヤ表面との摩擦で引き起こしたものと説明した。
一方画像では捉えられなかったアロンソのほうは、トレッド部分に何らかの原因で小さな穴が開いたため、としている。

いずれにせよ、イギリスGPで問題となった一連の「タイヤ事故」とはまったく別のものであるとピレリタイヤでは強調したが、一部ドライバーからは不安の声も聞かれていて、この週末、ピレリの緊張は解けないようだ。

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セルゲイ・シロトキン、すでに来季ザウバーでF1デビューの噂

Sergey Sirotkin (C)Sauber Motorsport
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深刻な資金難に悩むザウバー・チームがロシア企業からの支援を受けるのに合わせ、このほど関係者の子息セルゲイ・シロトキン(17歳:ロシア)がヒンヴィルのファクトリーでシート合わせを行っていると伝えられたが、さらにもうすでに来季F1デビューが決まったとの報道までオーストリア国内で伝えられた。

しかしまだ17歳に過ぎないシロトキンは、F1参戦に必要なスーパーライセンスを所持していないどころか日本では国内レースにすら参加できない年令。

まだチーム側からの正式発表はないうえに、周囲の噂ばかりが先行するロシアの新星、その実力はまったくの未知数のままだ。

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日本GP(鈴鹿サーキット)、2018年まで契約延長

鈴鹿サーキット 50th (C)Mobility Land
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複数の外国メディアが伝えたところによれば、日本GPを開催する鈴鹿サーキットの運営会社モビリティランドは、22日(木)にロンドンで新たに5年契約をFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏との間に結んだということだ。
これにより1987年にスタートした鈴鹿での日本GPは2018年まで開催が継続されることになる。

日本ではモビリティランドの親会社であるホンダが2015年シーズンから再びエンジン・サプライヤーとしてF1に復帰することが決まっているが、その効果はまだ先のことになるとの見通しを示している。
なお、日本GPは近年のF1グランプリとしては珍しく地方や日本政府の出資をまったく得ていないイベントだ。

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2013/08/23

ベルギーGPフリー2回目はレッドブル勢が1-2タイム

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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23日(金)午後のベルギーGPフリー走行2回目セッションは、すっかり雨も上がり完全なドライコンディションで行われた。
ここでベストタイムをマークしたのはレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル。
さらに2番手もチームメイトのマーク・ウェバーがつけ、この二人だけがベストタイムを1分49秒台に入れている。

これに続いたのはグロージャン(ロータス)、マッサ(フェラーリ)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、ライコネン(ロータス)、途中パンクに見舞われたアロンソ(フェラーリ)、ペレス(マクラーレン)、ロズベルグ(メルセデスAMG)、ディ・レスタ(フォース・インディア)ら。
メルセデスのハミルトンは12番手、マクラーレンのバトンは15番手。
またケータハムF1のデル・ガルデはコースアウトしてタイヤバリヤにクラッシュ、マシンは大きなダメージを負った模様。

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ベルギーGPフリー1回目はアロンソ最速もF・インディア勢好調

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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束の間の夏休みも終了。
いよいよ後半戦のベルギーGPを迎えたF1は、23日(金)初日の午前、フリー走行1回目セッションが行われた。
事前に降った雨のせいでウェット路面となったため、各車インターミディエイトを装着してのスタートとなった。
なお今回、ケータハムF1ではピックに代わって同チームのリザーブドライバーであるベテランのコバライネンがマシンを走らせている。

難しいコンディションの中、このセッションでトップタイムを記録したのはフェラーリのアロンソ。
ただ注目すべきは2-3番手になったフォース・インディア勢で、ディ・レスタがアロンソから0.026秒の僅差、スーティルも0.175秒というわずかな差でこれに続いてみせた。
以下、ペレス(マクラーレン)、ロズベルグ(メルセデスAMG)、ベッテル(レッドブル)、グティエレス&ヒュルケンバーグのザウバー勢、さらに注目のリカルド(トロ・ロッソ)、そしてウィリアムズのボタスというトップ10となった。

フェラーリのマッサは11番手、マクラーレンのバトンは14番手、またメルセデスのハミルトンは15番手、コバライネン(ケータハム)は16番手だった。
なおロータス勢は慎重を期したか、ライコネンが21番手、グロージャンも22番手と後方に。
午後の2回目セッションでコンディションが回復すれば、真の勢力図が窺えることだろう。

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コバライネン(ケータハム)、ベルギーGPフリー走行に出走

Heikki Kovalainen (C)Caterham F1 Team
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ケータハムF1チームでリザーブドライバーを務めるヘイキ・コバライネン(31歳:フィンランド)が、今日行われるベルギーGPのフリー走行1回目セッションに出走することがわかった。

今シーズン、コバライネンはバーレーンとスペインGPでもフリー走行でマシンを走らせており、ベテランらしい貴重なフィードバックをチームにもたらせている。

今回のマシンはシャルル・ピックのカーナンバー20号車になる見込み。
なお、コバライネンは次戦イタリアGPでも同じくフリー走行1回目に出走する予定で、こちらはギド・ヴァン・デル・ガルデの21号車になるということだ。

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ベッテル(レッドブル)、「ライコネンがチームメイトなら良かった」

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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まだチームから正式発表はないものの、レッドブル・レーシングのマーク・ウェバーの後任はダニエル・リカルド(トロ・ロッソ)の昇格ということで固まりつつあるが、有力な候補と言われてきたキミ・ライコネン(ロータス)について、同チームのセバスチャン・ベッテルは「ライコネンがチームメイトなら良かった」との注目すべき発言を行った。

「僕はドライバーの選定には何も関与していなかったし、メディアによる情報しかなかったからライコネンの噂がどの程度現実的なものかはわからないけれど、僕はウェルカムだったよ。
ただ、いろいろ差し障りがあるからこれ以上のことは話たくないな」

ベッテルがこう語ったのはベルギーGPの公式木曜会見でのことだが、これに当初ライコネンも参加要請されていたものの体調不良を理由に断ったという話も流れている。
なお、この会見の出席者はベッテル(レッドブル)、グロージャン(ロータス)、ベルニュ(トロ・ロッソ)、デル・ガルデ(ケータハム)、ピック(ケータハムF1)、ビアンキ(マルシアF1)の6人だった。

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今年のベルギーGPは2か所目のDRSゾーン設定

Spa Francorchamps (C)Mercedes Motorsports
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FIA(国際自動車連盟)は今週末のベルギーGPについて、予定通り2か所目のDRSゾーンの設定を明らかにした。

新たに設定されたのはメインストレート部分で、計測ポイントは18コーナーのバスストップシケイン手前に設置される。
ただこれまでの4コーナー(オー・ルージュ先)から5コーナーに掛けてのケメル・ストレート部分に比べて距離が短く、また先方に鋭角コーナーであるラ・スルスが控えているためその効果は不明だ。

今年、FIAは基本的にすべてのサーキットで2か所のDRSゾーン設定を明言している。
(例外はモンテカルロ&鈴鹿サーキットの予定)

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2013/08/22

ベルギーGPの競技審判はデレック・ワーウィック氏

Derek Warwick (C)Renault F1 UK
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるベルギーGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、ベテランのデレック・ワーウィック氏(58歳:イギリス)を宛てることを明らかにした。

元アロウズ等のF1ドライバー、デレック・ワーウィック氏は2010年のスペインGP、ハンガリーGP、2011年はトルコGP、アブダビGP、2012年のドイツGP、日本GP、アブダビGP、そして今年のマレーシアGPに続く通算9回目。

同氏は1981年サンマリノGPで当時のトールマンからF1デビュー、その後ルノー、ブラバム、アロウズ、ロータス、フットワークと渡り最高位は2位。
F1引退後はスポーツカーレースでも活躍し、1992年にはプジョーを駆ってル・マン24時間レースに勝利。
また2011年からイギリスGPを主催するBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)の代表も務めている。

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S.シロトキン、ザウバー・ファクトリーでシート合わせ

Sergey Sirotkin (C)Sauber Motorsport
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ロシア資本の支援と共に、ザウバー・チームで将来のF1ドライバーとして育成されることになったロシアのセルゲイ・シロトキン(17歳:ロシア)が、今週スイス・ヒンヴィルにある同チームファクトリーを初めて訪れた。

シロトキンはファクトリーのスタッフとの顔合わせや設備の見学と共に『C32』でのシート合わせも行った。
ザウバー・チームでは9月27日(金)にロシアGPの開催地であるソチでシロトキンによるプロモーション・イベントを計画していて、今回はそれに向けての第一歩と言える。

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ヨーロッパGP(バレンシア)、開催料大幅値下げに望み

Valencia Image (C)Mercedes Motorsports
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バレンシア市街地特設コースを舞台に2008年から昨年まで行われたヨーロッパGPだが、すでに来季の開催は絶望、バーニー・エクレストン氏との話し合いはすでに違約金の交渉に入っているとされる。

そんな中、スペイン国内メディアによれば、地元バレンシア州の副知事はまだ開催料の大幅な値引きがあれば2014年の開催に望みがあると主張しているという。
とはいえそれでなくても20戦以上の開催候補を抱えるエクレストン氏が、大幅値引きまでしてこれに応じるかどうかは疑問だ。

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2013/08/21

ピレリのハードとミディアムがスパ・フランコルシャンに登場

ベルギーグランプリ プレビュー: スパ・フランコルシャン 2013年 8月23-25日
2013年8月19日、ミラノ

(C)Pirelli Motorsport
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サマーブレイクの直前、Formula Oneの各チームは、カレンダー中で最も低速な常設サーキットであるハンガロリンクで戦い、そして今、アルデンヌ丘陵に位置する最も高速なサーキットのひとつ、スパ・フランコルシャンへと向かいます。ピレリは、レンジ中で最も硬い組み合わせであるP Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤを持ち込みます。この組み合わせは、高速コーナーや伝説的なオー・ルージュに代表される高速のコンプレッションが存在する高負荷のサーキットに完璧にマッチします。スパの鍵となる特徴のひとつは、変わりやすい天候であるため、レース週末を通して、Cinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・フルウェットタイヤが登場する可能性もあります。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「スパは偉大なサーキットであるだけではなく、我々のタイヤにとってシーズン中で最も大きなチャレンジの場でもあります。それは主に、オー・ルージュのような大きなコンプレッションによる縦方向の負荷と、ブランシモンのような高速コーナーでの横方向の負荷が、常にタイヤに襲いかかるためです。そして、タイヤには、しばしば同時に別方向への動きが課せられ、その負担が増幅します。したがって、スパでは特にラップが長いこともあり、タイヤのケアが非常に重要になります。スパでは多様な戦略を採ることが可能で、戦略が勝敗を決します。しかし、時に変わりやすい天候がスパを魅力的に演出するため、どんな戦略もフレキシブルである必要があります。過去の事例が物語るように、コンディションが急激に変わる可能性もあるため、インターミディエイトとフルウェットタイヤの使用方法が成功の鍵となります。我々の雨天用タイヤは、過去のレースを通してその性能を示しており、特にインターミディエイトタイヤは、ドライへ変わりつつあるコンディションに非常に適していることを示しています。我々のタイヤが提供する性能と耐久性は、豊富に存在する今週末のオーバーテイク機会を最大限に引き出すでしょう」

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残留確実のアロンソ(フェラーリ)、心配はモチベーションか

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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一時はポスト・ウェバー(レッドブル)のリストにも名前を連ねたフェラーリ・チームのエース、フェルナンド・アロンソだったが、どうやらダニエル・リカルドの昇格がほぼ決まりということでアロンソも残留が確定的だ。

もともとアロンソのフェラーリとの契約は2016年末まであるとされ、特筆すべきことではない筈なのだが、しばらく前にはフェラーリ陣営総帥のルカ・モンテツェモロ社長から「叱責」を受けたこともあり、今後の両者の確執もメディアからは「期待」されているようだ。

そのアロンソは、自身のツイッターでこの件について「勇気ある者はより高い目標を持っているから、つまらないことに動揺なんかしないもの」と、大人の対応で交わしているが、一向にタイトル獲得に手が届かない跳ね馬チームでの今後のモチベーションが気掛かりだ。

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レッドブル首脳、ベルギーGPでの発表を否定

M.Webber & H.Marko (C)RedBull Racing
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今季で離脱するマーク・ウェバーの後任について、レッドブル・レーシングでは今週のベルギーGPで行うとの見通しが広まったが、このきっかけを作った当人がこれを撤回している。

元々口を滑らせたのはレッドブル・グループでレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ氏だが、今は「この件についていずれ発表する時期は来るが、それがベルギーGPで、というのは残念ながら違う」と、否定している。

その背景は明らかでないが、いまのところダニエル・リカルドの起用そのものは動かないとみられている。

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パット・シモンズ氏、ウィリアムズでの仕事を開始

Pat Symonds (C)Marussia F1 Team
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今季途中でマルシアF1チームを離脱、ウィリアムズ・チームに加入することが決まっていたパット・シモンズ氏(元ルノー・チーム)だが、いよいよ今週のベルギーGPから新天地での仕事をスタートさせる。
ウィリアムズ・チームでのポジションは技術部門の責任者であるテクニカル・ディレクターというものとチーフ・テクニカル・オフィサーになるという説とがあり、まだ明確でない。

これについて同チームの副代表を務めるクレア・ウィリアムズさんは、「彼には来季マシンである『FW36』の開発だけでなく今季マシン『FW35』の改良にも力を貸して欲しいと思っていますが、550人ものスタッフがいる現代のF1チームにおいてたった一人の人間がわずかな期間で功を奏すことができると期待するほどナイーブではありません」と、その慎重な姿勢を崩していない。

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2013/08/20

ライコネンのレッドブル移籍破談をマネージャー認める

Steve Robertson (C)Ferrari S.p.A
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レッドブル・レーシングにおけるマーク・ウェバーの後任については、すでにダニエル・リカルド(トロ・ロッソ)の内部昇格が確定的となっているが、これにより同じく移籍の噂があったキミ・ライコネン(33歳:フィンランド)の可能性が消滅したことを、同選手のパーソナル・マネージャーであるスティーブ・ロバートソン氏が認めている。

これは、同氏がライコネンの母国フィンランドの『ツルン・サノマット』紙に語ったもの。
それによれば同氏は、「残念ながら、われわれとレッドブルとの話し合いはすでに終了している」と、交渉が打ち切られたことを明かしているという。

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続くザウバーの支払い遅れにフェラーリ態度硬化も

Sauber Team (C) Sauber Motorsport
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ザウバー・チームはロシア企業からの支援やセルゲイ・シロトキンの育成等が予定通り進捗していることを強調したが、独紙らり報道によれば依然として関係企業らへの支払いが遅れたままであるという。

中でも巨額のエンジン代金未納を抱えるフェラーリでは、態度を硬化。
今週のベルギーGPで「供給停止」などの強硬手段を取る可能性まで示唆しているという。

BMWから離れ、再び自身の参加となった2010年から現行のフェラーリ・エンジン搭載となっているザウバー・チームだが、これまでで最大の危機が迫ろうとしている。

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ライコネン(ロータス)、今度はフェラーリ復帰を視野

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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ロータスのライコネン、そしてフェラーリのアロンソまで名前が上がったレッドブル・レーシングのシートは、どうやらダニエル・リカルド(トロ・ロッソ)の昇格で決まりとみられる。
これを受け、メディアの次のターゲットはキミ・ライコネン(33歳:フィンランド)に移ったようだ。

フェラーリ・チームではフェリッペ・マッサが単年契約とみられ、毎年のように交代説がささやかれてきた。
現契約も今シーズン末までとみられることから、今度はマッサの後任としてライコネンの名前が浮上しているもの。
ライコネン自身のロータスとの契約も今年末までと言われていることから可能性はありそうだ。

なお、ライコネンはかつて2007年から2009年までの3年間フェラーリ・チームに在籍、2007年にはチャンピオンに輝いている。

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2013/08/19

トスト代表(トロ・ロッソ)、「リカルド昇格なら大きな賭け」

Sebastian Vettel (C)Scuderia Toro Rosso
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今季限りでF1から去るマーク・ウェバーのシートについては今週末行われるベルギーGPの会場で発表される見通しだが、同じレッドブル・グループであるトロ・ロッソのダニエル・リカルド昇格との見方が専らだ。
これについて同選手育成の親であるトロ・ロッソのフランツ・トスト代表は、次のようにブラジル『トータルレース』に語っている。

「もしも23歳のリカルドがレッドブルに昇格ということになれば、これは本人にとってもまたチームにとっても大きな賭けになることだろう。
私としてはできればもう1年トロ・ロッソで修行してからのほうが良いと考えていたからね。
彼の昇格を2008年のベッテルに例える人もいるが、ベッテルの時はまだレッドブル・チーム自体が発展途上だったんだ。
しかし今のレッドブルは堂々たるチャンピオン・チームで、ベッテルは現役のチャンピオンだ。
私はリカルドが重圧に潰されないことを祈るばかりだよ」

2007年、まだ19歳の時にF1デビューを果たしたベッテルは翌年トロ・ロッソで早くも優勝。
そして2009年にはは現在のレッドブル・レーシングに昇格、いきなり4勝を挙げ非凡なところをみせた。

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ニキ・ラウダ氏、アロンソのレッドブル加入を否定

Niki Lauda (C)Ferrari S.p.A
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レッドブル・レーシングにおけるマーク・ウェバーの後任については、すでにほぼダニエル・リカルド(現トロ・ロッソ)の昇格が確定と伝えられているが、一部に噂のあったフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の移籍について、かつて跳ね馬チームでタイトル獲得を果たしたことのあるニキ・ラウダ氏は明確にこれを否定した。

「レッドブルはいま完全にベッテルのチームとなりつつある。
そんな所にアロンソが言っても再び騒動が起きるだけだ。
(賢明な)レッドブルは、おそらく長期的視野に立ってもっと若いドライバーを選ぶことだろう」と、暗にリカルド昇格を示唆。

一方、同じくレッドブルの俎上に上がったキミ・ライコネン(ロータス)について、「ライコネンがレッドブルに行かないのなら、フェラーリは獲得に乗り出すべきだ。
このチームはもう6年のタイトルから遠ざかっているんだからね」と、独『アウトモーター・ウント・スポルト』誌に有力ドライバー起用の必要性を語っている。

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ピレリタイヤ、来季リヤタイヤの拡大を断念

Pirelli F1 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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現在F1タイヤを独占供給するピレリタイヤでは、来シーズンのタイヤについてサイズアップを計画、内々にチーム側に打診していた模様だが、結局これを断念したようだ。

それによれば2014年用のリヤタイヤは幅を現行のタイヤより20ミリ拡大して400ミリに、またタイヤの直径も現行の660ミリから690ミリへと大きくするというもの。
これにより来季もF1タイヤは今年と同じサイズに留まるとみられ、ピレリではこれを休み明けのベルギーGP(8月25日決勝)で各チームに通達するとみられる。

ただ、この段階においてもなおピレリタイヤとの来季供給契約は正式には締結されていないとされる。

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2013/08/18

レッドブル、ベルギーGPでウェバーの後任発表 リカルドか

Helmut Marko (C)RedBull Racing
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すでにマーク・ウェバーが今季限りでF1から引退することが確定しているレッドブル・レーシングだが、次戦ベルギーGP(8月25日決勝)の席上で後任を発表するとの見方が強まっている。

これは、レッドブル・グループでレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ氏がドイツの専門誌『スポルト・ビルト』で明らかにしたもの。
マルコ氏は後任の名前を明かしていないが、同誌は諸般の事情から現トロ・ロッソのドライバーであるダニエル・リカルド(24歳:オーストラリア)の昇格が確定的と伝えている。

「諸般の事情」とは、ベッテルに対し新しいドライバーがイコール・コンディションでないというものとみられ、これによりライコネン(ロータス)やアロンソ(フェラーリ)らの移籍はあり得ないことになる。

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カルプフェル氏(元BMWスポーツ代表)、バイク事故で死去

BMW Engine Factory (C)BMW Motorsports
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元BMWモータースポーツの代表だったカール・ハインツ・カルプフェル氏が、ブランズハッチ・サーキットでのバイク・レース中、アクシデントに見舞われて死去した。
享年63。

カルプフェル氏は1977年BMWに入社、1992年には市販車で戦われるDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の監督を務め、BMWモータースポーツの象徴である『Mスポーツ』の顔として活躍した。
またBMWがウィリアムズ・チームにエンジン供給してF1に参戦するとここでも責任者として活躍、さらにルマン24時間レースで勝利したマクラーレンF1のエンジン開発にも寄与したことで知られる。

2004年にBMWを去った後は、アルファロメオやマセラティでも責任者として活躍、最後はグループ・ロータスの経営委員会に名を連ねていた。

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「シルバーストーン・サーキット、身売り」との報道

Silverstone Image (C)Mercedes Motorsports
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モータースポーツ発祥の地とも言われ.るシルバーストーン・サーキットが売却され、新たなオーナーの手に渡ったとの報道が駆け巡って衝撃を与えている。
これは英『インディペンデント』紙が伝えたものだが新所有者の詳細は明らかにされていない。

イギリスGPの開催地でもある同サーキットも設備改修など多分に洩れず資金難に苦しんでいて、所有者であるBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)はこれまでサーキットの一部ないし全部を売却して資金を手当てすべく奔走してきたが、今回長期リースの権利の売却で合意したとみられる。
なお2027年まで有効のイギリスGP開催について、今回の売却による影響はないということだ。

F1を開催するサーキットの運営はいずれも厳しく、近年は各国政府が支援するケースが多い。
日本の場合では鈴鹿サーキットがホンダ、富士スピードウェイがトヨタなど、それぞれ大手自動車メーカーが支えているのが実情だ。

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セルゲイ・シロトキン(ザウバー)、来週にも工場訪問

Sergey Sirotkin (C)Auto GP Media
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ザウバー・チーム同様、セルゲイ・シロトキン(17歳:ロシア)も同チームによる育成計画が順調であることを主張している。

NIAT(ロシア国立航空技術研究所)所長であるオレグ・シロトキンの子息セルゲイは、同所によるザウバー・チームへのテクニカル・パートナーシップ契約により、将来同チームからF1ドライバーとしてデビューする前提で育成されると発表されていたが、その後メディアから同プロジェクトが頓挫したと伝えられていたもの。

情報によれば、シロトキンは来週にもスイス・ヒンヴィルにあるザウバー・チームのファクトリーを訪問、F1マシンのコクピットに座る予定ということだ。

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2013/08/17

ペレス(マクラーレン)、後半戦は「打倒! バトン」

McLaren Duo (C)McLaren Group
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ザウバー時代に一時非凡なところを見せたものの、依然としてその評価が分かれるマクラーレン・チームのセルジオ・ペレスは、これから始まる今年の後半戦で真価をみせると豪語している。

これは地元『ディアリオ・デ・メキシコ』紙に語ったもの。
その中でこのメキシコ人は、「開幕から想像した以上の不振で苦労したけれど、マシンはだいぶ改善されてきたよね。
でもまだトップ争いを繰り広げるにはいまいち競争力が及んでいないという感じ。
それでも後半戦で僕が果たすべきことは、チームメイトであるバトンを討ち負かすこと。
彼はその卓越したドライビングに定評があるし、何より世界チャンピオンだもの。
その彼より速いということになれば、自ずと僕自身への評価も定まってくることだろう」と、自信をみせる。

ただこれまでの10戦、予選は4勝6敗。
ポイントは18点(バトン:39点)、ランキングは12位(バトン:9位)に留まっている。

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「2位で甘んじる訳がない」と、ライコネン(ロータス)

Kimi Raikkonen (C)GP3 Media
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ワークスチームに比べ、明らかに非力な戦闘力にもかかわらず、目下シリーズ・ランキング2位と検討するロータス・チームのキミ・ライコネン(33歳:フィンランド)だが、これに満足していないことを強調した。

「夏休み前にまたランキング2位に戻れたのは良かったけれど、もちろんこれで満足している訳がない。
ハンガリーGPでは幸い(ランキング首位の)ベッテルより前の2位でフィニッシュして彼より多くのポイントを獲得できたからいいけれど、ほんとうに彼を倒すならレースに勝たなければならないよ。
いいかい、タイトルを獲得するためには、2位フィニッシュを続けて甘んじていてはいけないんだ。
本気でいくなら優勝。
そのためにはもっと予選のパフォーマンスを上げなくては、ね」

そのライコネンはこの夏休みになんとGP3マシンをテストしたことがわかった。
直接F1のためではないにせよ、怜悧なこの男らしい休みの過ごし方と言えるだろう。

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マルシアF1、パット・シモンズの後任選定急がず

Pat Symonds (C)Marussia F1 Team
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マルシアF1チームではエクゼクティブ・エンジニアリング・ディレクターを務めていたパット・シモンズ氏が離脱、ウィリアムズ・チームに移籍することが明らかとなったが、同チームはその後任選びについて急いでいないとしている。

同チームのグレーム・ロードン/スポーティング・ディレクターが英『オートスポーツ』に語ったところによれば、2014年マシンは新たにエンジン搭載が決まっているフェラーリの協力のもと順調に準備は進められていて、シモンズ氏の手を離れても開発に支障はないとしている。

しかし強弁とは別に、技術部門の責任者がいつまでも不在で問題がないはずはなく、早晩後任を獲得する必要に迫られるのは間違いない。

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2013/08/16

トロ・ロッソ、リカルド移籍ならダ・コスタ昇格有力

Antonio Felix da Costa (C)Redbull Racing
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レッドブル・レーシングの兄弟チームであるスクーデリア・トロ・ロッソでは、今季限りでレッドブルから離脱することが決まっているマーク・ウェバーの後任としてダニエル・リカルド(24歳:オーストラリア)の移籍が噂されているが、その場合には同チームのジュニア・ドライバーであるアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(21歳:ポルトガル)の昇格が有力のようだ。

これについて同チームのフランツ・トスト代表は、「われわれはあくまでもレッドブル・グループの一員だから、こちらから先に行動を起こすことはない。
まずは(兄貴分である)レッドブル・レーシングの動きをみて、それからということになるだろう。
ただもしも彼らがリカルドを選んだなら、当然われわれはその後任を当たらなければならない。
その場合、去年のマカオGPでも優勝しているダ・コスタの内部昇格は十分に可能性があることだね」と、語っている。

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フェラーリは否定、それでもくすぶるライコネン復帰説

K.Raikkonen&F.Alonso (C)Ferrari S.p.A
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またもフィンランド紙が伝えたキミ・ライコネンのフェラーリ復帰説だが、これまた以前と同じくフェラーリ・チームが再び否定している。

同チームのスポークスマンは英『BBCスポーツ』の取材に対し、「われわれは現在のドライバー・ラインナップに完全に満足していて、これを変更するという動きはない。
マッサに対する評価も何ら変わっていない」と明言。

しかしライコネンの地元であるフィンランド『イルタ・サノマット』紙らが伝えるのはライコネンがマッサの代役になるのではなく、エースであるアロンソの後任としてだ。
これには現在のチャンピオン・チームであるレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表がアロンソに秋波を送っているという背景がある。

2005年-2006年と当時のルノー・チームで連続タイトル獲得を果たしたアロンソだが、2010年に移籍したフェラーリではタイトルから遠ざかったままだ。

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ウィットマーシュ代表(マクラーレン)、「復活の方向見えた」

McLaren Duo (C)McLaren Group
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2013年シーズン、開幕から稀にみる不振に陥っているマクラーレン・チームだが、後半戦を迎えるにあたり「復活の方向が見えた」と、自信をみせている。

これは同チームのマーティン・ウィットマーシュ代表が語ったもので、同氏は「確かに冬のマシン開発の段階でいくつかの誤りをしたことは認める。
しかし時間は掛かったがそうした不具合を修正し、また新しい対策パーツを投入するなどしてハンガリーGPの時点ではかなりバージョンアップが功を奏している。
今後数戦で、向上したわれわれのパフォーマンスを間違いなく見せられることだろう。
マクラーレン・チームがこんな状況に甘んじていい筈がないからね」と、強調。

確かに不振を極めた二人のドライバーもここ2戦は揃って入賞するなど明るい兆しをみせている。

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2013/08/15

ファン・モントーヤに現役引退の危機?

Juan Montoya/NASCAR (C)Chip Ganassi Racing
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コロンビア人としてロベルト・ゲレーロに次ぐ2人目のF1ドライバーとして2000年代にウィリアムズやマクラーレン・チームなどF1で通算7勝を記録、その後アメリカで人気のNASCARで活躍していたファン・モントーヤ(37歳:コロンビア)だが、ついに現役引退の時期が迫ったかも知れない。

これについてチームも、またモントーヤ自身も言及していないが、すでに現場では今季限りでアーンハート・ガナッシ・レーシングから離脱することは確実、その後のことについてはまったく予定が決まっていないというもの。

モントーヤは世界3大レースのうち2000年にはインディ500(当時のCART)、また2003年にはF1モナコGP(ウィリアムズ)でも優勝している。
(もう一つはルマン24時間レース)

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ザウバー・チーム、ロシア支援問題で公式リリース

Sauber Team (C)Sauber Motorsport
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ロシア企業による支援が頓挫しているとの報道を受け、ザウバー・チームではわざわざこの件について公式リリースを発表、ネガティブな噂を完全否定した。

それによれば「ロシア企業からの最初の入金はすでにあったこと」、「ロシアの新人ドライバー、セルゲイ・シロトキンの育成プログラムは今も予定通りであること」、「NIAT(ロシア国立航空技術研究所)とは元々テクニカル・パートナーシップ契約であって財政関与は当初からないこと」などを主張、さらに「一部メディアが誤った報道や噂を流そうとしていることに驚いている」としているが、それが正しいかどうか証明されるのにそう時間は必要ないない筈だ。

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ウィリアムズ、また若手ドライバーと契約へ

Daniel Juncadella (C)Ferrari S.p.A
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新人ドライバーを見い出すことに長けたチームの一つであるウィリアムズ・チームが、また新たな才能を持った若手ドライバーと契約するようだ。

その名はマカオGPを制したことで知られるスペイン期待の星・ダニエル・ジュンカデラ(22歳)。
先に行われたシルバーストーン・サーキットでの若手ドライバー対象ではすでにウィリアムズのマシンをテストしている。
またF3ユーロシリーズを制した際にはご褒美のフェラーリF1テストをゲットしたこともある。

なお同チームにはすでに第3ドライバーとしてスージー・ウォルフがいるが、レースドライバーとしては現実的でない。

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2013/08/14

メルセデスAMGチーム、来季はエンジンで優位に立つ?

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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レギュレーションが安定したことからほぼイコール・コンディションになっているとみられる現在のF1エンジン戦争だが、既報のように来シーズンはエンジン規定が現行の2.4リッターV型8気筒から1.6リッターV型6気筒ターボへと大きく変わる。
そしてこれまでのところ、この開発で一歩先を行っているのがメルセデス・エンジンであるとされる。

これについて同チームのルイス・ハミルトンは、「確かにメルセデスが開発する新しいエンジンには期待しているよ。
幸い今シーズン、シャシー面ではかなり進化ができたと感じているんだ。
これで来年さらにパワーユニットについてもアドバンテージが得られるのなら、ドライバーとしてはうれしいことだからね。
ただ新しいレギュレーションではパワーだけでなく燃費や信頼性なんかも大きなカギになるだろうね」と、語っている。

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ロシア資金に翻弄されるザウバー・チーム

Sauber Team (C)Sauber Motorsport AG
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一時はロシア企業による支援で緊急事態を脱したと伝えられたザウバー・チームだったが、その後入金の遅れで再び窮地に追い込まれてしまっているようだ。

当初の報道では「ロシア国立航空技術研究所」、「北西ロシア連邦国家開発基金」、そして「インベストメント・コーポレーション・インターナショナル・ファンド」ら3社が出資、これと同時にロシア国立航空技術研究所の所長であるオレグ・シロトキンの子息セルゲイ・シロトキン(17歳:ロシア)のF1ドライバー育成まで発表されていたが、ロシア国内の承認に手間取り、いまだ入金がないことから同チームの創設者であるペーター・ザウバー氏や現代表であるモニシャ・カルテンボーン/CEOが夏休みを返上してロシア入りしたという。

同チームの負債はドライバーはじめサプライヤー、エンジン、タイヤなど多岐に渡るが、いま最も強行なのはエンジンを供給するフェラーリということで、最悪の場合今シーズンの終了を待たずしてエンジンを引き揚げるとまで伝えられている。
その場合、1993年から参戦するプライベート・チームの誇りであるザウバーの名前がF1のステージから消滅するかも知れない。

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バレンシア(ヨーロッパGP)「進むも地獄、退くも地獄」

Valencia Night (C)RedBull Racing
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2008年から昨年までヨーロッパGPの名称でスペイン2か所目のグランプリとして親しまれたバレンシア(市街地特設コース)は、すでにバルセロナ・サーキットとの交互開催の道も閉ざされ、復活を目指した2014年の開催も断念必至とみられている。

ところがスペインの『アス・ディアリオ』紙らが伝えるところでは、開催断念の場合、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)に対し違約金として3,300万ユーロ(約43億円)の支払いをバーニー・エクレストン氏から要求されているとのこと。

これについて地元バレンシアの州当局では、「法外な金額で、F1という高価なスポーツのために学校や病院を閉鎖することなど到底市民の理解を得られない」と頭を抱えているという。

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2013/08/13

JAF(日本自動車連盟)、2014年もF1日本GP(鈴鹿)を申請

2005 Japanese GP Stand (C)Renault F1 UK
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日本で唯一の4輪モータースポーツ統括団体であるJAF(日本自動車連盟)が、このほどFIA(国際自動車連盟)に2014年シーズンの国際スポーツカレンダーの登録申請を行った。

それによれば2014年もF1日本GPとして10月12日(日)に鈴鹿サーキットでの開催を申請していることがわかった。
実現すればこれで鈴鹿サーキットでのF1日本GPは1987年以来、25回目の開催となる。
(2007-8年は富士スピードウェイ)

なおこの他にも世界選手権戦としては、WEC(世界耐久選手権)が10月19日(日)に富士スピードウェイで、またWTCC(世界ツーリングカー選手権)が10月26日(日)にやはり鈴鹿サーキットでと、10月は立て続けの開催が申請されている。

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小林可夢偉へも給与未払いのまま? ザウバー・チーム

小林 可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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ロシア企業からの支援が報じられたにもかかわらず、依然として財政難が伝えられるザウバー・チームだが、昨年のドライバーである小林可夢偉に対しても給与未払いになっているということだ。

これはドイツの『ビルト・サンタグ』紙が伝えたもので、ザウバー・チームの未払いは今年のドライバーであるニコ・ヒュルケンバーグらばかりでなくサプライヤー、フェラーリ・エンジン、さらにピレリタイヤに対しても同様であるという。
小林可夢偉の場合、契約金は2,000万ユーロ(約2億6千万円)ないし2,500万ユーロ(約3億2千万円)とも言われるが、これも小林可夢偉に対する負債として残ったままとのことだ。

同紙は「最悪の場合、チーム株式を売却し身売りになることも」と、案じている。

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レッドブル・レーシング、ピットストップでも最速タイム

Redbull/Pit (C)RedBull Racing
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ドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が、今年前半のピットストップタイムを発表。
それによればベスト5をすべてレッドブル・レーシングが独占することがわかり、チャンピオン・チームの速さがコース上だけでなくピットストップにもあることが証明された。

今年の同チームのピットストップ・タイムは平均2.83秒。
2番目はフェラーリで平均2.90秒、3番手がメルセデスAMGで3.06秒だったという。
ただ、今年はピットストップ時の作業ミスによるタイヤ脱落事故も起きていて、今後は少し遅くなるとの見方もされているようだ。

順 位 ドライバー グランプリ Pストップタイム
 1 マーク・ウェバー マレーシアGP 2.13秒
 2 セバスチャン・ベッテル マレーシアGP 2.15秒
 2 セバスチャン・ベッテル スペインGP 2.15秒
 4 マーク・ウェバー マレーシアGP 2.16秒
 5 セバスチャン・ベッテル ドイツGP 2.20秒

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2013/08/12

ホンダ、スポーツカーレースにも新ターボ・エンジン投入

ホンダ『HR22T』エンジン (C)Honda Racing
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ホンダはすでに2015年からかつてのパートナーであるマクラーレン・チームに新F1ターボ・エンジンを供給することが決まっているが、一方スポーツカーレースを担当するアメリカ・ホンダでも新型のターボ・エンジンを投入することを明らかにした。

それによればこちらのエンジンは2.2リッターのV型6気筒ターボで現行のインディカー・エンジンがベース、小排気量の直噴ターボエンジンは新しいLMP1レギュレーションの下で、高い戦力を発揮すると自信をみせている。
『HR22T』と命名されたこのエンジンはWEC(世界耐久選手権)やALMS(アメリカン・ルマン・シリーズ)で使用される予定という。

なおF1のほうは同じV型6気筒ターボだがさらに小さい1.6リッターになる。

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ロス・ブラウン(メルセデス)、古巣フェラーリ復帰は否定

Ros Brawn (C)Brawn GP F1 Team
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本人の働きとは関係なく、周囲の圧力でそのポジションが追い詰められつつある(ようにみえる)メルセデスAMGチームのロス・ブラウン代表だが、一部に噂された古巣フェラーリ・チームへの復帰について、これを否定した。

これはイタリアのスポーツ紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えたもの。
その中でこのイギリス人は「タイトル獲得に向けてのわれわれの計画ではレギュレーションが大きく変更される2014年シーズンを焦点にしているが、しかしそれに先だってチャンスがあるのならこれを活かさない手はない。
とはいえ、今シーズンはすでに後半に差し掛かっているので、いまから(先行する)レッドブルを捉えて抜き去るというのは難しいことだろう。
いずれにせよ私はいまこのチームでタイトルを獲るべく全力を尽くしているのであって、フェラーリに舞い戻るなどと言う選択肢など持っていないよ」と、明言している。

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フェラーリ総帥、「F1は飛行機じゃない」

Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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フィアット/フェラーリ・グループの総帥ルカ・モンテツェモロ社長(65歳:イタリア)は、レッドブル・レーシングがリードするいまのF1について「エアロダイナミックスが最重要なものになっている」とし、来季はこれが変わってくことを期待した。

「現在のF1ではあまりにもエアロダイナミックスが突出している。
レッドブル・レーシングはこの分野で長けているため、このところの好成績に繋がっているんだ。
しかしわれわれは飛行機を造っている訳ではない。
F1はあくまでも地上を走る自動車なんだ。
来年のレギュレーション変更で、こうした面が改善されることを願っているよ」

ここ数年、フェラーリは風洞実験の解析に手間取っていて、それが足を引っ張っているとも伝えられている。

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2013/08/11

ロバート・クビサ、「WRCだってF1と同じくらい楽しい」

Robert Kubica (C)Citroen Sport
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現在WRC(世界ラリー選手権)で「シトロエンDS3」を駆り、2クラスで上位争いを繰り広げている元F1ドライバーのロバート・クビサ(28歳:ポーランド)が、ラリーというこれまでとは異なった舞台について語っている。

「これまで僕はシングルシーターのレースばかりやってきたから、ラリーという競技に身を置くのはとても新鮮なことだね。
ラリーのファンはすぐ身近にいて、そしてとてもフレンドリーなんだ。
どこの国に行ってもラリーはとても親しまれていて、人気があるよ。
WRCだってF1と同じくらい楽しい。
だから僕はいまこれを最大限楽しんでいるのさ」

クビサが復帰を熱望したF1だが、しかし補助具を必要とするクビサにとってコクピットの制約から実現は難しそうだ。

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ロータス・チーム/オーナー、財政難報道を否定

Gerard Lopez (C)Lotus F1 Team
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ロータス・チームの実質的なオーナーである投資企業『ジェニイ・キャピタル』は、いま伝えられているロータス・チームの財泉南について誤解であるとこれを否定した。

ジェラール・ロペス代表は英『オートスポーツ』に対し、「ロータス・チームが1億2千万ユーロ(約154億円)もの負債わ抱えているというのは正確でない。
この中の大半はいわゆる負債というものではなくローンに当たる。
チームがスタッフへの給与支払いを遅らせたということもないし、それは何よりいまの充実した活動を見てもらえば明白だ。
われわれがかつてのルノー・チームを購入した時より、いまのロータス・チームははるかに強くたくましいチームになっているよ」と、自信をみせている。

とはいえエースのキミ・ライコネンを残留させられるかどうかは微妙とみられている。

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故アイルトン・セナ選手の愛車『NSX』がオークションに

NSX Image (C)Honda
元F1チャンピオンである故アイルトン・セナ選手の愛車だった黒の『NSX』が、イギリスの著名オークション・サイト『イーベイ』に出品されていることがわかった。

故セナ選手は生前3台のNSXを所有していたとされるが、これはその中の1台で1993年製、購入後17年間大事に保管されてきたクルマという。

オークションの締め切りは17日(土)ということだが程度が良いことから相当な価格が付けられるものとみられている。

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2013/08/10

エリック・ブイユ代表(ロータス)、コスト削減を強く要望

Eric Boullier (C)Renault F1 UK
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ザウバー・チームに続き、ロータス・チームも深刻な資金難に見舞われていることが露呈したが、同チームのエリック・ブイユ代表はF1に徹底したコスト削減が必要であることを強く訴えた。

「現代のF1には信じられないほど莫大なコストが掛かるのが実情だ。
しかしそれを従来の方法で賄っていけているのはフェラーリやメルセデス、そしてレッドブルらホンの一部のチームに過ぎない。
だからF1にはコスト削減が不可欠になるのだが、これに全体の8割が賛成しているのにわずか2割のチームの反対で一向に進んでいないんだ。
このスポーツを健全に維持していくためにはこうした事態を打開する必要があるよ。
F1がわずか3チームやそこらで成立する筈がないんだから」

かつてルノー(フランス)のワークスだったこのチームも、いまはいちプライベート・チームに過ぎない。

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ヘルマン・ティルケ氏、ロシアGP「私の領域に問題ない」

Sochi Circuit (C)Sochi Circuit
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F1サーキットのデザインで知られるヘルマン・ティルケ氏(54歳:ドイツ)は、準備の遅れが話題になっている2014年ロシアGP(ソチ)について、「私の領域に問題はない」として、サーキット自体の準備は順調であることを強調した。

「確かに当初その質において指摘があったのは事実だが、その後の準備は予定通り順調に進んでいる。
少なくとも私が管轄する領域に何も問題ないと言えるよ。
もちろんロシアGPの開催は間違いないと確信している。
大丈夫だよ」

プーチン大統領の威信を賭けて開催するロシアGPだが、しかし同じソチで行われる冬季五輪についても準備の遅れが国内から指摘されている。

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来季のシーズン前テストは1月にスタート

Bahrain Circuit Image (C)Mercedes Motorsports
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このところ、スペイン国内を舞台にずっと2月中旬に始められていたF1シーズン前テストだが、来季は日程を早め1月中にもスタートする見通しになっていることがわかった。

それによれば時期はこれまでより半月以上早めた1月最終週、場所はこれまで通りスペイン国内を予定しているが、2-3回目のテストについてはバーレーン、あるいはアブダビなど中東のサーキットが予定されているという。

F1は来年エンジンがこれまでの2.4リッターV型8気筒から1.6リッターV型6気筒ターボになるなどレギュレーションが大きく変更されることから、これまでとは比べものにならないくらいシーズン前テストの重要性が指摘されている。

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2013/08/09

ピレリタイヤ首脳、「成績の明暗はタイヤ管理の妙」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンが先のハンガリーGPでポールTOウィンを飾ったことについて、新しく導入されたピレリタイヤが原因ではないか、との指摘があることについて、同タイヤのポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは「勝因はタイヤの使い方にある」と分析した。

「新しいタイヤがメルセデスのマシンに合っていたから勝ったというのは無責任な憶測に過ぎない。
彼らはわれわれのタイヤをよく理解し、優れた管理のものでレースを戦ったからこの結果が得られたのだ。
逆にいえば、同じメルセデス・エンジンのフォース・インディアでは、今回タイヤをうまく活かすことができなかったために低迷した。
いまのF1はそれだけタイヤをうまく使うことが重要ということの証明になる」

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ロス・ブラウン代表(メルセデス)、「引き継ぎは来年以降」

Ros Brawn (C)Mercedes Motorsports
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着々と体制一新を進めているとされるメルセデス・モータースポーツでは、新たにマクラーレン・チームからパディ・ロウ氏がテクニカル部門のエクゼクティブ・ディレクターというポジションで加入を果たしたが、同氏が将来のチーム代表と目されていることについて、現代表であるロス・ブラウン氏が次のように説明した。

「将来的には、いずれかの時点で私が現在受け持っている責任の一部がロウ氏に任されることになるだろう。
しかしそれはまだ先のことで、チームは決して急停止や急発進を望んではいない」と、牽制するブラウン氏。

さらにその具体的な時期を問われると、「最終であと18か月」と、来年末までのスパンで考えていることを明かした。

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ザウバー・チーム、ロシア資金の遅れで再び窮地か

Sauber Team Factory (C)Sauber Motorsport AG
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一時深刻な財政難に見舞われたザウバー・チームだが、その後ロシア企業からのスポンサー契約が成立、窮地を脱したと伝えられた。
しかしその後、こうした企業からの入金がいまだ行われず、チームに再び緊張が走っているという。

これはドイツの『ヴェルト』紙らが報じたもので、それによればこのため同チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOとチームの創設者であるペーター・ザウバー氏はこの夏休みにロシアへ行くことを余儀なくされているという。
ロシア国内の事情は複雑で、過去これまでもF1チームが煮え湯を飲まされたというニュースは聞かれている。

さしあたり、同チームでは搭載するフェラーリ・エンジンの支払いが今月後半に差し迫っているとみられる。

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2013/08/08

「ベッテルはお子様だから」と、ウェバー(レッドブル)

Redbull Duo (C)Redbull Racing
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今シーズン限りでF1引退することを表明したレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーが、英『BBCスポーツ』の番組で「因縁の」チームメイトであるセバスチャン・ベッテルについて言及した。

「ベッテルとの別れを惜しむかって。
残念ながらそんなことはまったくないだろうね。
こういう世界だから、同じチームのドライバーどうしであってもいろいろあるよ。
なんたって、お互い競争するために走っているんだから。
でも、マレーシア(ベッテルがチームの指示を無視してウェバーを抜き優勝した)での彼の振る舞いには正直頭に来たね。
レース後一発お見舞いしても良かったんだけれど、相手はお子様だったからね。
僕は子供に手出ししてはいけないと親から教わっていたんだよ」

これまで48戦に出走したウェバーに残されたF1は、あと9戦ということになった。

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ザウバーに留まるしかないニコ・ヒュルケンバーグ

Nico Hulkenberg (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームが深刻な財政難に陥っていることが発覚、同チームのドライバーであるニコ・ヒュルケンバーグ(25歳:ドイツ)は契約に定められた給与の支払いがないことからすでにチーム離脱の権利を手にしているとされるが、実際には打つ手がないのが実情のようだ。

かつてポールポジションを獲得したこともあるヒュルケンバーグ自身は「幸いロシア企業からの支援が決まり、チームの事情は上向いている。
他のチームはすでに今季の開発が終了したというけれど、ウチはこの夏休みにもその遅れを取り戻すべく士気が上がっているよ」と、すこぶる前向き姿勢。

ただシーズン真っ只中のこの時期、他チームへの移籍など実現性がないのが現実で、ヒュルケンバーグもいわば「飼い殺し」の状態だ。

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媚び?、エクレストン氏を賞讃するホーナー代表

Christian Horner (C)Redbull Racing
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目下3年連続のタイトル・ホルダーとして君臨するレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表が、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏を賞讃、関心を集めている。

これはイギリスの『デイリー・テレグラフ』紙が報じたもので、それによれば同代表は「ここまでF1を成功に導いたのはエクレストン氏の功績で、彼の切り拓いた運営や経営モデルは誰にも真似の出来ないものだった。
いま彼はドイツ検察当局との間で難しい状況にあるが、それについてわれわれが判断することは難しい。
いずれにせよ、彼のいないF1なんて想像がつかないし、誰にも代わりなど出来ないよ」と、讃えている。

その一方、ホーナー代表自身の名前がエクレストン氏の後継者として上がっているのも事実。
こうした賞讃はエクレストン氏への媚びなのかも知れない。

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2013/08/07

いまだ2014年タイヤ供給メーカーが決まらない不思議

S.Domenicali & P.Hembery (C)Ferrari S.p.A
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今シーズン、一時タイヤの安全性が問われるなど困難な状況に陥ったピレリタイヤだが、その後はこうした危機も脱出、すでに来季タイヤの開発にも力を傾注しているとされる。
しかし、公式にはまだ2014年のF1タイヤ供給メーカーは決まっていない。
すでに今シーズンも半ばを過ぎたこの段階で翌年のメーカーが決まっていないというのは極めて不自然なこと。
こうした状況については当事者であるピレリタイヤのポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターも首を傾げる有り様だ。

「F1がこんな異常な状況にあるということはみんな理解しなければならないよ。
個別のチームに対してはわれわれは同意を受けていて、すでに来年のタイヤについてその開発をスタートしているもの事実。
しかし依然として公式にはまだ来年の契約について正式合意はなされていない。
こんな不思議なことがF1ではまかり通っているんだ」

すでに他のタイヤメーカーに変更するタイミングは明らかに逸しているにも関わらず、不透明なままでF1の世界は推移している。

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実はロータス・チームも「火のクルマ」?

E.Boullier & K.Raikkonen (C)Lotus Team
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今シーズン、中堅ザウバー・チームの資金難が大きく伝えられたが、今季開幕戦で優勝、前戦も2位表彰台とワークスチームと渡り合う活躍をみせるロータス・チームも実は深刻な財政難に見舞われているという。

ドイツの専門誌である『アウトモーター・ウント・スポルト』によればチームの母体であるジェニイ・キャピタルが巨額の借金を抱えていて、今年の新規開発はすでに打ち切り。
そればかりかチームのエースであるキミ・ライコネンへの支払いが滞り始めたと伝えている。

ロータス・チームのエリック・ブイユ代表はライコネンの来季残留を希望しているが、問題はこの資金難で、ライコネンを引き留める障害になっているとのことだ。

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ウェバー(レッドブル)、F1ドライバーの質低下を憂慮

Mark Webber (C)Redbull Racing
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2002年から続けてきたF1グリッドを今シーズン限りで去ることを明らかにしているレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーが、最近のドライバーの質が低下していると憂いている。

「僕がミナルディでF1にデビューした頃のF1グリッドは、才能あふれるタレントで埋まっていたよ。
僕の周りはみんなF3000(当時のF1登竜門)で勝ったドライバーばかりで、その誰もが直ちに表彰台に上がれるほどレベルが高かったんだ。
でも今はすっかり様変わりしてしまったね。
幾人ものドライバーはスポンサー資金の持ち込みが頼りでF1シートを獲得している。
その一方でロビン・フラインス(21歳:オランダ)のような有能なドライバーはお金がないためにシートに恵まれていないのが事実。
来年はもう僕はここにいないけれど、願わくは資金難のチームでも「危険な」ドライバーは起用しないで欲しいものだよ」

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2013/08/06

ピレリ、再度のタイヤテスト必要訴え来季に意欲

Paul Hembery (C)Pirelli Motorsport
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このところF1はレギュレーションによりシーズン中のテストが禁じられてきたが、イギリスGPでの相次いだタイヤ事故を受け、シルバーストーンで緊急テストを敢行。
それもあってかその後ピレリタイヤに心配されるトラブルは起きていない。

これを受けポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは、「今シーズン、われわれは謂われのない非難を受け、困難な状況での参戦を強いられた。
しかしこのタイヤテストはとても有効だった。
これによりわれわれはもちろん、チーム側も一切の懸念を払拭できたことだろう。
来年のタイヤ仕様の発表もあり、できればまたタイヤテストを行いたいと考えているよ」と、語っている。

これは、取りも直さずまだ契約発表のない2014年シーズンもピレリがF1タイヤを支える意思を示したとも受け取れそうだ。

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混乱のロシアGP、主催者と連盟とが合意を強調

Sochi Image (C)Sochi Circuit
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2014年に初開催を予定するロシアGP(ソチ)は、主催者である『オメガ』とロシアの統括団体であるRAF(ロシア自動車連盟:Russian Automobile Federation)との間の齟齬からFIA(国際自動車連盟)が指定した期日に申請が間に合わないという椿事を引き起こしたが、この件について両者は5日(月)合意に達したと強調した。

これは地元ロシアのスポーツ紙『スポーツ・エクレスプレス』が報じたもので、それによれば両者はすでに最終合意に達していて、あとは一刻も早くこれを正式文書として形にし、FIA(国際自動車連盟)に送付する状況であるとのこと。

ただFIA内部ではすでに2014年のF1カレンダーがまとまりつつあり、事態は一刻の猶予も許さない状況とみられる。

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バレンシア、2014年の復活開催もならず

Valencia Image (C)Mercedes Motorsports
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2012年を最後に開催が途絶えているバレンシア市街地特設コースでのF1グランプリ(ヨーロッパGP)だが、当地が主張していた2014年の復活開催が叶わないことがわかった。

これはスペイン3大有力紙の1つ『エル・ムンド』が伝えたもので、これまで伝えられた『スペインGPをバルセロナ・サーキットとの間で交互開催する』という案は実現しないというもの。
一方のバルセロナはすでに来年の5月開催でチケット販売も進められているとのこと。

2008年にスタートしたバレンシアでのF1グランプリはわずか5年で途絶えたことになる。
なおF1は市街地特設コースで、モトGP等が行われているバレンシア・サーキットとは別物。

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2013/08/05

モニシャ・カルテンボーン/CEO(ザウバー)、代表辞任説を否定

Peter Sauber & Monisha Kaltenborn (C)Sauber Motorsport
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深刻な財政難に陥りながらも、ロシア企業による支援で参戦継続が可能になったと報じられたザウバー・チームだが、これに伴う代表辞任説を当のモニシャ・カルテンボーン/CEOは強く否定している。

「ザウバー・チームは確かに新たなスポンサー企業を迎え入れましたが、そうしたこととチーム運営は完全に別物です。
私たちがチームの株式を企業側に売り渡したという事実はありませんし、もちろん運営が変更されるということもありません。
代表辞任なんて、どこから出た話なんでしょう」と、このインド系オーストリア女性。

しかし同チームのニコ・ヒュルケンバーグには今も契約した給与が支払われてないと伝えられ、チーム運営に疑問が投げ掛けられている。

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エリック・ブイユ代表(ロータス)、ライコネンに100点満点

Kimi Raikkonen (C)Lotus F1 Team
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ロータス・チームのエリック・ブイユ代表は、今年ここまでのキミ・ライコネンの成績について、「100点満点だ」と、手離しでその力強いパフォーマンスを讃えた。

「いいかい、ライコネンは目下27戦連続でポイントを記録するという偉業を続けているんだ。
そしてその中にはアブダビやオーストラリアでの優勝を含む13回もの表彰台が含まれる。
彼はどんに困難な状況においてもわれわれのクルマをチェッカーフラッグまで押し上げる素晴らしいパフォーマンスをみせているんだ。
まさに100点満点だよ。
またグロージャンのほうも安定性を掴みつつあるので、ライコネンを目標としてさらに一段上のレベルに上がってくれれば言うことはない」

ロータス・チームは目下フェラーリにわずか11ポイント差のランキング4位。
そのチーム規模から考えれば驚異的と言える成績を挙げている。

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フェラーリ社長、マッサのパフォーマンスに不満示す

F.Massa & L.Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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レッドブル・レーシングのマーク・ウェバーが今季限りでの引退を表明したことから、いまF1ではトップチームの間でもドライバー移籍に関して喧しい状況となっている。
こうした中、フィアット/フェラーリ・グループの総帥であるルカ・モンテツェモロ社長(65歳:イタリア)は、同チームのフェリッペ・マッサについてパフォーマンスに納得していないことを明らかにした。

同社長は地元イタリアの『コリエレ・デラ・セラ』紙に対し、「一時の不振に比べれば、彼はずいぶんと競争力を回復したと言える。
しかし正直言って、われわれはまだ彼のパフォーマンスに満足していない。
彼がまた来年もウチで走りたいと思うならば、これからのレースでもっとその必要性を示さなければならないよ」と、語っている。

一時放出も噂されたマッサだが、なんとか今年も契約を延長。
しかし僚友アロンソが2016年までの長期契約であるのに対しマッサのそれはわずか1年契約であるとみられる。

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2013/08/04

C.ホーナー代表(レッドブル)、アロンソ(フェラーリ)との交渉認める

F.Alonso & M.Webber (C)Redbull Racing
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ハンガリーGPの会場でクリスチャン・ホーナー代表(レッドブル)がフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のマネージャーであるルイス・ガルシア・アバド氏と会談していることが伝えられたことが話題を呼んだが、これについて周辺は同じくアバド氏がマネージメントを務めるレッドブル・グループ傘下のカルロス・サインツJr.についてのものだという見方がされた。
しかしこれについて当のホーナー代表がアロンソについての階段だったことを認め、関心を集めている。

これはドイツの『スポルト・ビルト』紙が報じたもので、ホーナー代表は同紙の取材に対して「なんで私がわざわざそんなジュニア・ドライバーについて話をしなければならないのか」と一笑、階段がアロンソについてのものだったことを認めたという。

ただここでも2016年末まであるとされるアロンソとフェラーリ・チームとの契約が障害になったようだ。

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ゲルハルト・ベルガー氏、「アロンソには転機が必要」

Gerhard Berger (C)Scuderia Toro Rosso
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元フェラーリ等のF1ドライバーで、自身F1チームを率いた経験も持つゲルハルト・ベルガー(53歳:オーストリア)氏が、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)に対し「転機が必要」と提言している。

「私が考えるに、アロンソは行動を起こすべき時期に差し掛かっていると思うよ。
彼はもう3シーズンも跳ね馬チームで過ごしているが、しかしタイトルからはずっと遠ざかったままだ。
彼には彼に合った速いクルマが必要なんだ。
そしてそれを用意できるのはエイドリアン・ニューイだけだろう」と、このオーストリア人はレッドブル・レーシングへの移籍を勧めた。

ただ、アロンソとフェラーリ・チームとの間には2016年まで契約があると伝えられている。

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ロシアGP開催、FIA(国際自動車連盟)の『特例扱い』が頼り

Sochi Image (C)Sochi Circuit
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2014年にソチで初開催が決まっていたロシアGPだが、定められた期日までに開催申請がなされなかったという『異常事態』に、関係者は不安な面持ちを隠せない。

申請の責任者であるロシアの統括団体であるRAF(ロシア自動車連盟:Russian Automobile Federation)のイゴール・イェルミリン副会長は、「確かに申請が遅滞した責任はわれわれのほうにある。
しかしこれですべてが終わったとも考えていない。
頼みはFIA(国際自動車連盟)がわれわれの国内事情を斟酌して特例扱いしてくれるかどうかだ。
しかしロシアGP初開催については国を挙げて歓迎していることでもあり、事態は好転すると確信しているよ」

ロシアGPについてはFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏自身が積極的に推し進めてきた経緯もあり、最後は政治決着が付けられるとの見方が有力だ。

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2013/08/03

フラビオ・ブリアトーレ(元上司)、「アロンソに移籍の意思ない」

F.Alonso & F.Briatore (C)Renault F1 UK
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一向に成績が上向かないフェラーリ・チームだが、フェルナンド・アロンソが来季ウェバーの後任としてレッドブル・レーシングに移籍を考えているのではないか、という報道について、ルノー・チーム時代の元上司であるフラビオ・ブリアトーレ氏は「アロンソに移籍の意思はない」と、その気持ちを代弁した。

「アロンソにはフェラーリとの間に有効な契約があるし、彼自身いまは跳ね馬チームの下でタイトルを獲得すべく全力を挙げているところだ。
ドライバーというものは常に速いマシンを望むものだが、チームはそれに応えている。
またモンテツェモロ(フェラーリ社長)がアロンソを非難したとか伝えられているが、二人の間には強固な信頼関係があって少々のことではそれが揺るぐことなどないよ」

ただそれでも意表を突いた移籍があるというのもF1という世界ではある。

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ミハエル・シューマッハ、メルセデスの躍進を賞讃

Michael Schumacher (C)Mercedes Motorsports
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2010年から3年間、メルセデスF1復活のため尽力しながらも結局勝利を挙げることなく引退したミハエル・シューマッハだが、今シーズンすでにポールポジション7回、グランプリ勝利3回を記録するいまの躍進に「驚いている」と、その心情を地元ドイツの『ユーロスポーツ』に語った。

「昨シーズン、僕があれだけ苦しんだんだからね、それを考えると今年のメルセデスの活躍にはほんと驚かされるよ。
そうした意味で、彼ら(ロズベルグ&ハミルトン)の強さには感服させられる。
正直言って、去年の僕にはそれだけの強さがなかったんだろう。
F1で勝利するためには、ただ20レースを戦うことだけでなく、シーズンを通してチームと共に働き続けなければならないんだ。
だから今は素直に彼らを賞讃するよ」と、7回のF1チャンピオン。

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フェラーリ・チーム、財政的理由からスキーイベント中止に

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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毎年シーズンオフの1月にフェラーリ・チームが行っていた恒例のスキーイベント『Wrooom』が今年限りで中止となることがわかった。

これは地元イタリアの『コリエレ・デラ・セラ』紙が報じたもので、『マルホロ』で親しまれるフェラーリの主要スポンサー『フィリップモリス社』の経費削減が主な理由であるという。

『Wrooom』はイタリア北部の著名なスキー場であるマドンナを舞台に、実に23年間も続いたイベントだったが、近年のF1を囲む経済事情はこうしたイベントをも許さないものとなりつつあることを突きつけたようだ。

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2013/08/02

2014年ロシアGP、申請期日に間に合わず

FIA
2014年にソチで初開催が決まっているロシアGPだが、ロシア国内を統括するRAF(ロシア自動車連盟:Russian Automobile Federation)は、期日までに申請が間に合わなかったことを明らかにした。
翌年にF1開催を予定するグランプリは前年の7月31日までにその正式申請をFIA(国際自動車連盟)に対して行わなければならないことになっているが、今回ロシアはこれを怠ったことになる。

その背景にはRAFとグランプリ主催者との間でマーシャル等のトレーニングや関連する管理費用等の支払について合意しておらず、これを理由としてRAFは申請しなかったという。

本来であればこれにより当然2014年のロシアGP開催に黄信号が灯ることになるが、ロシアGPについてはバーニー・エクレストン氏とプーチン首相が直接合意するなど高度な政治背景があり、それでも開催は間違いないとの楽観的にみる向きが多そうだ。

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フェラーリ、ライコネンへのオファー報道否定

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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今季限りでF1を引退するウェバー(レッドブル)の後継に、現フェラーリ・チームのエース、フェルナンド・アロンソが浮上しているとの報道を受け、今度はそのアロンソの後任にライコネン(現ロータス)の名前が伝えられて騒動になっている。
しかしこれを受け、フェラーリ・チームのスポークスマンは「事実無根」とドイツ・メデイアの取材に言明、完全否定した。

これはそもそもハンガリーGPの会場でライコネンのマネージャーであるスティーブ・ロバートソン氏がフェラーリ・チームのモーターホームに入ることが目撃されたことによるものだが、F1の世界ではこうしたことは日常茶飯事であり、しばしばゴシップの元になっているのが現実だ。

ライコネンは2007年から3年間フェラーリで走って通算9勝を記録、2007年にはシリーズ・チャンピオンになっている。

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マルシアF1、「現在の体制維持が望ましい」

John Booth (C)Marussia F1 Team
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今季コスワース・エンジンで戦っているマルシアF1チームはエンジン規定が変更となる来シーズンからフェラーリに変更することがすでに決まっているが、ドライバー・ラインナップについてこれは関係しないとの見解を示している。

そう英『スカイスポーツ』に語るのは同チームのジョン・ブース代表で、「われわれは来年フェラーリ・エンジンにスイッチするが、それによるドライバー契約についての制限等はない。
われわれは現在のチルトン&ビアンキという二人のドライバーのパフォーマンスに満足していて、できればこれを継続したいと考えているよ」と述べている。

ジュール・ビアンキ(23歳:フランス)については元々フェラーリ・チームのジュニア・ドライバーだが、それが契約に関係していることはないというものだ。

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2013/08/01

インドGP主催者、「日程が延期になっただけ」

Redbull India Demo (C)RedBull Racing
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2011年にスタートしたばかりのインドGPだが、2014年の開催についてすでにFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表が中止を明言。
しかし、これを受け関係者は早くも2015年の開催に奔走、すでに一定の手応えを得ているとの姿勢をみせている。

インドGPの主催者であるJPSI(ジャイピー・スポーツ・インターナショナル)のサミール・ガウアー/マネージング・ディレクターは、「われわれは現地の天候や国民行事との兼ね合いから今のような10月、あるいは11月が適当と考えていたが、エクレストン氏は3月など早い時期の開催を望んでいたということ。
つまり、単に秋の開催が春に移行しただけ。
2015年3月の開催、それで何の問題もないんじゃないか」と、強気のコメント。
しかし、2014年に消滅したグランプリの2015年の復活など、誰も確信を持てる者はいないのがこの世界の現実だ。

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F.トスト代表(トロ・ロッソ)、「リカルド昇格は時期尚早」

D.Ricciardo & F.Tost (C)Redbull Racing
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今季末でのF1引退を表明したウェバー(レッドブル)の後継シートについては、他チームからの獲得の他、ダニエル・リカルドのトロ・ロッソからの「内部昇格」が有力と伝えられているが、これについてトロ・ロッソのフランツ・トスト代表が冷静なコメントをしている。

それによればリカルドの素質は認めたもの、まだ一度もレースに勝ったことがないばかりでなく表彰台にも上がっていないことを挙げ、チャンピオン・チームへの昇格にはまだ時期尚早であるというもの。
ただこれにはトロ・ロッソのマシンの競争力が低いことも理由であるとしている他、あくまでも個人的な見解であって実際に決めるのはレッドブル・レーシングの側であるとも強調している。

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フェラーリ、今週マニクールでテスト実施

Magny-Course (C)McLaren Group
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先週行われたハンガリーGPでは予選、決勝レースのいずれも良いところをみせることなく終わったフェラーリ・チームだが、これを挽回すべく今週フランスのマニクール・サーキットを舞台にプライベート・テストを行うことがわかった。

今年のレギュレーションではシーズン中のテストはできないことになっているが、このテストでは2011年仕様のマシン、タイヤも現行のものではなくピレリのデモンストレーション用のものを使うということで規則上問題はなくFIA(国際自動車連盟)の許可も得ているという。

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